JP2008032565A - 無線機能付き時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線機能付き時計であって、ハウジングと、ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、ハウジング内に配置された文字板と、文字板上に配置された導電性の環状部材と、環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットとを備える。
【選択図】図1
Description
このような無線機能付き時計として、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計も、また広く知られている。
このため、電波を受信する機能、すなわち、受信感度からすれば、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材から構成することが考えられる。
このため、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材ではなく、導電性の素材、すなわち、金属製の素材を採用することが求められる。
しかしながら、アンテナを、導電性のハウジング、すなわち、金属製のハウジング内に収納した場合には、アンテナ近傍に発生する磁束が導電材料である金属製のハウジングに吸収され、共振現象が妨げられるため、アンテナが標準電波を受信する受信機能が著しく低下してしまうことになる。
例えば、特許文献1(特開2002−341057号公報)では、金属製筐体である金属製のハウジングを備える電波時計、特に、電波腕時計が開示されている。
なお、本明細書中、「上下方向」とは、図26、または図2において、上下方向を意味する。従って、上面とは、腕時計を手首に装着した状態において、外方に露出する面であり、下面とは、同状態において手首と相対する面である。
なお、図示しないが、ムーブメント110より突出して、ソーラーセル112と文字板114とを貫通する針軸に、分針と時針とが配置される。これら分針と時針とは、文字板114と風防108との間に位置して時刻を表示するようになっている。
ところで、このような金属製外装が採用された電波時計100においては、アンテナ116が電波を受信する際に、金属製の時計ケース104において、その環状壁の周方向に沿った渦電流が誘導電流として流れることになる。
このような現象を回避するために、この特許文献1の電波時計100においては、時計ケース104の環状壁には、時計ケース104を周方向に分断するスリット122を備えている。
従って、このスリット122を備える電波時計100では、アンテナ116が電波を受信する際に、時計ケース104の環状壁の周方向に沿った渦電流が流れないので、導電性である金属製の時計ケース104を採用した場合にも、アンテナ116の受信が確保されるようになっている。
無線機能付き時計であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
前記ハウジング内に配置された文字板と、
前記文字板に配置された導電性の環状部材と、
前記環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、を備えることを特徴とする。
また、環状部材は、外部から密閉されたハウジング内に配置された文字板上に配置されるため、環状部材にスリットを形成した場合にも、ハウジング自体の防水性は低下しない。
このようにスリットを、アンテナの上方近傍に配置することによって、アンテナ上方には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。
隙間して配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、環状部材がハウジングと接触すると、ハウジングと環状部材との間に誘導電流が流れて受信感度が低下するが、環状部材がハウジングと接触しないので、このような接触による受信感度の低下を防止することができる。
このように構成することによって、環状部材にスリットを設けた場合にも、文字板の美観が損なわれないようになっている。例えば、スリットを、1時から12時までの時刻表示位置に合致するように配置すれば、観察者にとっては不自然に見えず、文字板の美観が損なわれない。
このように文字板上に、例えば、時刻表示などの時計の機能表示を示す指標部がスリット内に配置されていることによって、観察者にとっては不自然に見えず、文字板の美観が損なわれない。
このようにスリット内に、例えば、12の時刻表示をする指標である指標部材を配置することによって、指標部材が極めて視認されやすくなる。
このようにスリットの間に、文字板を上下に貫通する指標窓部を配置するとともに、文字板の下に表示機構を配置することによって、指標窓部を通して、例えば、日付を表示する日付表示部や、曜日を表示する曜日表示部を視認することができる。
このように構成することによって、文字板上に配置した導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成され、このスリット内に絶縁部材が配置されているので、この絶縁部材によって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
さらに、絶縁部材は、外部から密閉されたハウジング内に配置されるため、絶縁部材を配置した場合にも、ハウジング自体の耐衝撃性、耐磨耗性、耐薬品性は低下しない。
絶縁部材は、非導電性の素材から成る部材であっても、導電性の素材に非導電性の被膜が被覆された部材であってもよい。非導電性の素材としては、例えば、合成樹脂、ゴム、またはセラミックなどが採用される。導電性の素材としては、上述した環状部材の素材が採用される。
ン))などのように、後述する環状部材と時計ケースとの間、時計ケースとベゼルとの間、またはベゼルと環状部材との間に配置される絶縁領域としてのる絶縁被膜が採用されても良い。
絶縁部材は、不用意に抜脱しないように環状部材に固定されることが好ましい。この固定手段としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成型など、機械的な係合手段が採用される。絶縁部材と環状部材とを接合する接合層としては、例えば、接着剤、粘着剤、または両面テープなどが用いられる。これら接合層は、非導電性の絶縁層であることが好ましい。
このように絶縁部材を、非導電性の合成樹脂から構成することによって、環状部材をスリットの部分で確実に絶縁することができ、スリットの大きさや形状に合わせた絶縁部材を、例えば、一体成形などで容易に製造することができる。
このように、絶縁部材の視認面の色調を、環状部材の視認面と同色色調となるように構成することによって、絶縁部材が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上することになる。
また、ここで、「同色色調」とは、環状部材と絶縁部材との色調とが、共に同じ色調と認識され得る範囲内にあることを意味し、その色調の濃淡や明暗など、色調の外観上の風合いが完全に一致することに限定されない。例えば、濃い金色、薄い金色、明るい金色、
または暗い金色は、ここではすべて金色の同色色調とされる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈することを特徴とする。
導電性素材より成る環状部材と同じような金属外観を得るために、例えば、絶縁部材は、環状部材と同色色調のメタリック塗装による塗装被膜に被覆されてもよい。このメタリック塗装被膜として、例えば、メタリック顔料が混入された塗装被膜が採用される。
また、例えば、金色を得るためには、銅、亜鉛、鉄などを成分とするブロンズ顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
これら以外にも、パール顔料や、グラファイト顔料、フタロシャニンフレークなど、様々な顔料が採用されても良い。
先ず、絶縁部材の外表面上に下地塗装被膜が被覆される。次いで、この下地塗装被膜の上にメタリック塗装被膜が被覆される。さらに、このメタリック塗装被膜の上に、透明、または半透明な合成樹脂層であるクリアコートが被覆される。このクリアコートにより、メタリック塗装被膜に金属が含有されている場合にも、塗装された絶縁部材の最外表面は、非導電性を維持する。
採用される。
このように、絶縁部材の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この絶縁部材の部分を、美観上、または、何らかの情報を、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする。
環状部材が金属色調を呈するのであれば、例えば、絶縁部材は、赤、オレンジ、黄色などの目立つ色調を呈することができる。絶縁部材の視認面の色調とは、絶縁部材の素材そのものの色調であっても、絶縁部材に被覆された被膜の色調であってもよい。この被膜としては、例えば、塗装被膜、印刷被膜、または乾式めっき被膜などが挙げられる。
前記絶縁部材が、導電性の付加部材を保持し、
前記付加部材が、外方から視認され得るように、かつ環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されていることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする。
このように、付加部材の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この付加部材の部分を、美観上、または、何らかの情報を、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
ることを特徴とする。
このように、付加部材を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材と絶縁部材と付加部材の視認面が、略同一平面を形成していることを特徴とする。
また、環状部材が、文字板上に配置された装飾用リング、または、文字板上に配置された機能表示を示す指標を備える計測リングである場合に、これらのリングの上面から文字板に向けて下方に延びる傾斜面は、時計の機能表示を示す指標を配置する指標面として機能する。
このように構成することによって、環状部材と絶縁部材との境界が、付加部材の覆い部で隠されて視認されなくなるので、環状部材の美観と高級観がさらに向上する。
このように構成することによって、環状部材と絶縁部材との境界を越えて延びた、導電性の付加部材の覆い部が、絶縁部材の延出部に妨げられて、導電性の環状部材に接触しないことになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材が、絶縁部材に形成された凹部内に配置されていることを特徴とする。
また、付加部材と絶縁部材の視認面とが略同一平面を形成するように、絶縁部材の凹部内に付加部材を配置することができ、環状部材と絶縁部材と付加部材とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
このように構成することによって、付加部材が2つの絶縁部材の間に確実に固定することができる。
前記係合凸部と係合孔部との係合によって、付加部材が絶縁部材に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、文字板上面に延出する指標部を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、付加部材を、時計の機能表示を示す指標として用いられる場合、文字板上面に延出する指標部が、時計の機能表示を明確に指示することになり、時計の携帯者などの観察者が、時計の機能表示を視認しやすくなる。
このように構成することによって、絶縁部材に、例えば、宝石や貴石などの輝石からなる装飾部材を備えることによって、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
このように文字板に、複数の径の異なる環状部材が配置されていることによって、装飾性が向上するとともに、異なる機能表示を個々の環状部材に付与することができる。
このように文字板に、複数の径の異なる環状部材が相互に離間して配置されていることによって、さらに装飾性が向上するとともに、異なる機能表示を個々の環状部材に付与し、視認し易くすることができる。
装飾用リングは、文字板上方に配置される環状体であり、文字板下方に配置されるアンテナとの上下方向に沿った距離も短い。従って、導電性の装飾用リングに周方向に沿った
渦電流が生じれば、アンテナの受信感度の低下も大きい。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材が、文字板に配置された機能表示を示す指標を備える計測リングであることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材と文字板のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを備え、
前記係合凸部と係合孔部との係合によって、環状部材が文字板上に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材が、圧入、カシメ、溶接、ロー付、接着剤、粘着剤の中の少なくとも1つの手段によって、文字板上に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材が、文字板上に配置されていることを特徴とする。
このように、環状部材は、文字板上に配置することも、文字板内に埋設状態で配置することもできる。
このように構成することによって、文字板を構成する複数の文字板部分(板状部分)の間に介装されることになり、文字板のデザインの多様化が図れるとともに、例えば、金属などの導電性材料で環状部材を作製することによって、文字板自体の機械的強度を向上することができる。
また、本発明によれば、文字板に配置した導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成され、このスリット内に絶縁部材が配置されているので、この絶縁部材によって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
また、このようにスリット内に絶縁部材が配置されているので、環状部材の強度が維持されることにもなる。
(実施例1)
図1は、本発明の無線機能付き時計の実施例の分解斜視図、図2は、図1の無線機能付き時計の組み立てた状態のA−A線方向の部分拡大断面図である。
なお、本発明で言う「無線機能付き時計」とは、例えば、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計、これらの無線機能のいずれかを組み合わせて構成した時計を含むものであり、その他の無線機能を含んでもよいことは勿論である。
このハウジング12は、金属製の略円筒形状の枠体を構成する時計ケース14と、時計ケース14の下面開口部を覆うように密封状態で装着される金属製の裏蓋16と、この時計ケースの上面開口部を覆うように、密封状態で装着される風防(ガラス)18とを備えている。
なお、この実施例では、アンテナ26は、コアとなる棒状の磁芯部材と、この磁芯部材の外周に巻かれたコイルとより成るバーアンテナとして図示しているが、その他の構成のアンテナ部材から構成することも勿論可能である。
なお、ムーブメント20より突出して、ソーラーセル22と文字板24とを貫通する針軸31には、図示しないが、分針と時針とが配置される。これら分針と時針とは、文字板24と風防18との間に位置して時刻を表示するようになっている。
されており、このフランジ部32の内周側に、文字板24上に、導電性の環状部材を構成する装飾用リング36が装着されている。
このように構成することによって、装飾用リング36が時計ケース14と接触すると、時計ケース14と装飾用リング36との間に誘導電流が流れて受信感度が低下するが、装飾用リング36が時計ケース14と接触しないので、このような接触による受信感度の低下を防止することができる。
この装飾用リング36は、図2に示したように、文字板24上に配置される装飾用リング本体部38を備えており、この装飾用リング本体部38から、装飾用リング本体部38の下面に係合凸部38aが形成されている。そして、この係合凸部38aに対応して、文字板24に上下方向に貫通する係合孔部24aが形成されており、係合凸部38aと係合孔部24aとの係合によって、装飾用リング36が文字板24に取り付けられるようになっている。なお、この場合、係合孔部24aの代わりに、係合用の凹部とすることも可能である。
一方、裏蓋16には、内側に突設する中子部材48が形成されており、この中子部材48の外周側には、離間して形成された複数の係合突設部50が突設されている。そして、時計ケース14の下端近傍の内周側には、この裏蓋16の中子部材48の係合突設部50が嵌合する係合用凹部52が形成されている。
このように構成することによって、裏蓋16の中子部材48の係合突設部50を、時計ケース14の下端近傍の内周側の係合用凹部52に係合することによって、時計ケース14の内周側に形成されたフランジ形状のフランジ部32と、裏蓋16の中子部材48の上端部との間で、支持枠54を介して、ムーブメント20、ソーラーセル22、文字板24が、時計ケース14の内部に固定され、収容されるようになっている。
計ケース14がステンレスのような導電性材料からなる場合は、支持枠54は、導電性の時計ケース14とアンテナ26との平面方向に沿った隙間を確保し、アンテナ26の受信性能を高く維持する。
なお、環状部材である装飾用リング36を構成する導電性の材料としては、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを採用することもできる。
このような現象を回避するために、本発明の無線機能付き時計10においては、装飾用リング36の環状壁には、装飾用リング36を周方向に分断するスリット56が形成されている。
なお、図示しないが、このスリット56を、文字板24の時計の機能表示を示す指標位置に対応して配置するのが望ましい。
このようにスリット56を、アンテナ26の上方近傍に配置することによって、アンテナ26の上方には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材である装飾用リング36が存在しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。
このように文字板24の上に、複数の径の異なる装飾用リング36が配置されていることによって、装飾性が向上するとともに、異なる機能表示を個々の環状部材に付与することができる。
(実施例2)
図7は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の文字板24と文字板24上に配置した装飾用リング36を示す部分拡大斜視図である。
説明を省略する。
すなわち、この実施例の無線機能付き時計10では、12時の時刻表示位置に合致するようにスリット56が配置されているとともに、スリット56内に時計の機能表示を示す指標部である指標部材60が配置されている。
すなわち、観察者が環状部材である装飾用リング36を見る場合、観察者の視点は、装飾用リング36に沿って周方向に動き、装飾用リング36上の特定の点に停止しにくくなるが、このように装飾用リング36にスリットがあると、その視点は、装飾用リング36の開放端に留まるので、指標部材60が極めて視認されやすくなるからである。
(実施例3)
図8は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の文字板24と文字板24上に配置した装飾用リング36を示す部分拡大斜視図である。
すなわち、スリット56の間に、文字板24を上下に貫通する指標窓部62を配置するとともに、文字板24の下に、図示しないが、表示機構を配置することによって、指標窓部62を通して、例えば、日付を表示する日付表示部や、曜日を表示する曜日表示部を視認することができる。
(実施例4)
図9は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の文字板24と文字板24上に配置した装飾用リング36を示す部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材64を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図10は、図9の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材64を装着した状態を説明する部分拡大斜視図である。
である。
すなわち、図9に示したように、絶縁部材64は、その断面が、装飾用リング36の断面と略同一形状となっており、スリット56内に装着することができるようになっている。
また、このようにスリット56内に絶縁部材64が配置されているので、装飾用リング36の強度が維持されることにもなる。
また、装飾用リング36の上面36aから文字板24に向けて下方に延びる傾斜面36bは、時計の機能表示を示す指標を配置する指標面として機能する。
の場合、絶縁部材64を構成する導電性材料としては、装飾用リング36を構成する導電性の材料と同様に、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを採用することもできる。
・DLC(Diamond Like Carbon(ダイヤモンドの様なカーボン))などのCVD被膜、
・アクリル系材料、ウレタン系材料、または、セルロース系材料などの有機材料の絶縁被膜、
・クロム化合物を含むクロム化合物系被膜、または、酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜、
などを採用することができる。
この場合、絶縁部材64が、非導電性の合成樹脂であれば、装飾用リング36をスリット56の部分で確実に絶縁することができ、スリット56の大きさや形状に合わせた絶縁部材64を、例えば、一体成形などで容易に製造することができる。
このように、絶縁部材64の視認面の色調を、装飾用リング36の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、絶縁部材64が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上することになる。なお、「視認面」とは、外面のうち、観察者に視認される領域を言う。
このように、絶縁部材64の視認面の色調を、装飾用リング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この絶縁部材64の部分を、美観上、または、何らかの情報を、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
部材64の素材そのものの色調であっても、装飾用リング36と絶縁部材64に被覆された被膜の色調であってもよい。
さらに、絶縁部材64を、時計の機能表示を示す指標とすることもできる。
この場合、絶縁部材64の数、形成位置としては、図1〜図2の実施例のスリット56と同様に、
・図3に示した実施例のように、絶縁部材64を、アンテナ26の上方近傍に配置する方法、
・図4に示した実施例のように、絶縁部材64を、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つの絶縁部材64から構成する方法、
・図5に示した実施例のように、絶縁部材64を、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された絶縁部材64から構成する方法、
などを採用することができる。
(実施例5)
図11は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図10と同様な部分拡大斜視図で、2つのスリット56の間に導電性のパーツ部材65を介装した状態を説明する部分拡大斜視図である。
なお、この絶縁部材66、66としては、上記の実施例3と同様な絶縁部材から構成することができる。また、この絶縁部材66、66としては、パーツ部材65と装飾用リング36とを接合するための非導電性の接合層とすることができる。
されて、装飾用リング36から切り離されたような形状とするのが好ましい。すなわち、装飾用リング36に2つの絶縁部材66、66を介して、パーツ部材65を組み合わせた際に、装飾用リング36と、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65が、一体の環状の装飾用リング36として視認されるため、環装飾用リング36の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになるからである。
この場合、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65の視認面の色調が、装飾用リング36の視認面の色調と同色色調とすることができる。
このように、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65の視認面の色調が、装飾用リング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65の部分を、美観上、または、何らかの情報を、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
すなわち、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
また、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65の視認面に、このような指標が形成されてもよい。また、2つの絶縁部材66、66と、パーツ部材65は、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどの商品表示部材であってもよい。
なお、この実施例では、2つのスリット56、56に、2つの絶縁部材66、66を装着したが、上記の実施例1と同様に、2つの絶縁部材66、66を装着せずに、2つのスリット56、56の状態のままとすることも可能である。
(実施例6)
図12は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の文字板24と文字板24上に配置した装飾用リング36を示す部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図13は、図12の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着した状態を説明する部分拡大断面図である。
本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
このように、付加部材70の視認面の色調が、装飾用リング36の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、付加部材70が視認されにくくなり、装飾用リング36の美観、時計自体の美観が向上することになる。
このように、付加部材70の視認面の色調が、装飾用リング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この付加部材70の部分を、美観上、または、何らかの情報を、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
すなわち、付加部材70を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
また、付加部材70の視認面に、このような指標が形成されてもよい。また、付加部材70は、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどの商品表示部材であってもよい。
このように構成することによって、絶縁部材68に、例えば、宝石や貴石などの輝石からなる装飾部材74を備えることによって、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
また、特に、装飾用リング36の視認面の色調と異色色調の付加部材70を指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
このように構成することによって、装飾用リング36と絶縁部材68と付加部材70とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
従って、装飾用リング36と絶縁部材68と付加部材70のそれぞれ傾斜面36b、68b、70bが略同一平面を形成していれば、装飾用リング36に平滑な指標面が形成されるので、指標を読み取りやすくなる。さらに、指標面に指標を印刷して形成する場合、平滑な指標面に極めて容易に指標を印刷することができる。
(実施例7)
図17は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図9と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図18は、図17の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着した状態を説明する部分拡大断面図である。
このように構成することによって、付加部材70が2つの絶縁部材68、78の間に確実に固定することができる。
(実施例8)
図19は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図7と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図20は、図19の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材68、付加部材70を装着した状態を説明する部分拡大斜視図である。
なお、この場合、絶縁部材68と付加部材70のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを係合することによって、付加部材70を絶縁部材68に取り付ければよく、付加部材に80に係合孔部を設け、絶縁部材68に係合凸部を設けることも可能である。
このように構成することによって、装飾用リング36と絶縁部材68との境界80を越えて延びた、導電性の付加部材70の覆い部70cが、絶縁部材68の延出部68eに妨げられて、導電性の装飾用リング36に接触しないことになる。
(実施例9)
図21は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図7と同様な部分拡大斜視図である。
なお、この計測リング82は、機能表示を示す指標を備えるものであって、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標である。
なお、この実施例の無線機能付き時計10では、図9の実施例と同様に、環状部材である装飾用リング36のスリット56内に配置された絶縁部材64を備えているが、上記の実施例1〜7と同様に、スリット56だけにする、指標部材60を配置するなどその態様を変更できることはもちろんである。
(実施例10)
図22は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の部分分解斜視図、図23は、図22の組み立てた状態の部分拡大断面図である。
。
さらに、外周側文字板88の上面には、環状凹部88aが形成されており、この環状凹部88a内に、外周側環状部材94が装着されている。
このように外周側環状部材94の上面が、文字板24の上面から突出するようにすることによって、外周側環状部材94が指標などとして機能する場合に、観察者にとって環状部材を視認し易くなる。
さらに、内周側環状部材92の下面と、外周側文字板88の下面とが、略同一平面を形成している。このように内周側環状部材92の下面が、文字板24の下面と略同一平面であれば、文字板24の下面に凹凸が存在しないので、文字板24をソーラーセルなどの駆動機構の上面に配置しやすくなる。
はなく、例えば、上記実施例では、環状部材として、装飾用リング36、計測リング82について説明したが、文字板に配置された導電性の環状部材であれば、これにスリットが設けられれば、環状部材の渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が回避されるので、装飾用リング36、計測リング82に限定されるものではなない。
12 ハウジング
14 時計ケース
14 時計ケース内
16 裏蓋
18 風防
20 ムーブメント
20a 小径部
20b 大径部
22 ソーラーセル
24 文字板
24a 係合孔部
26 アンテナ
26a 開放端部
28 バンド取り付け部
30 脚部
31 針軸
32 フランジ部
36a 上面
36b 傾斜面
36 装飾用リング
38 装飾用リング本体部
38a 係合凸部
42 テーパー面
46 パッキン
48 中子部材
50 係合突設部
52 係合用凹部
54 支持枠
56 スリット
56a スリット
60 指標部材
62 指標窓部
64 絶縁部材
65 パーツ部材
66 絶縁部材
68 絶縁部材
68c 凹部
68d 係合孔部
68e 延出部
70 付加部材
70c 覆い部
70d 係合凸部
71 時刻表示部材
72 指標
74 装飾部材
78c 凹部内
80 境界
82 計測リング
84 スリット
86 絶縁部材
88 外周側文字板
88a 環状凹部
88b フランジ部
90 内周側文字板
90a 外周部分
92 内周側環状部材
92a 内周側段部
92b 外周側段部
92c、94c スリット
94 外周側環状部材
96、98 絶縁部材
100 電波時計
102 ハウジング
104 時計ケース
106 裏蓋
108 風防
110 ムーブメント
112 ソーラーセル
114 文字板
116 アンテナ
118 バンド取り付け部
120 脚部
122 スリット
Claims (40)
- 無線機能付き時計であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
前記ハウジング内に配置された文字板と、
前記文字板に配置された導電性の環状部材と、
前記環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、を備えることを特徴とする無線機能付き時計。 - 前記スリットが、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
- 前記スリットが、アンテナの開放両端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された2つのスリットから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
- 前記スリットが、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置されたスリットから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材が、ハウジングに対して平面方向に隙間して配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記スリットが、文字板の時計の機能表示を示す指標位置に対応して配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板上に、スリット内に配置された時計の機能表示を示す指標部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記スリット内に配置された時計の機能表示を示す指標部が、指標部材であることを特徴とする請求項7に記載の無線機能付き時計。
- 前記スリット内に配置された時計の機能表示を示す指標部が、文字板に形成された指標窓部であることを特徴とする請求項7に記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材のスリット内に配置された絶縁部材を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材が、非導電性の合成樹脂であることを特徴とする請求項10に記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする請求項10から11のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈することを特徴とする請求項12に記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする請求項10から11のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材が、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする請求項10から14のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材が、導電性の付加部材を保持し、
前記付加部材が、外方から視認され得るように、かつ環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されていることを特徴とする請求項10から15のいずれかに記載の無線機能付き時計。 - 前記付加部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする請求項16に記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする請求項11に記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材が、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする請求項16から18のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材と絶縁部材と付加部材の視認面が、略同一平面を形成していることを特徴とする請求項16から19のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材が、環状部材と絶縁部材との境界の少なくとも一部を覆う覆い部を備えることを特徴とする請求項16から20のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材の覆い部と環状部材との間に、絶縁部材より延出する延出部が形成されていることを特徴とする請求項21に記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材が、絶縁部材に形成された凹部内に配置されていることを特徴とする請求項16から22のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記スリット内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材の間に、付加部材が配置されていることを特徴とする請求項16から23のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材と付加部材のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを備え、
前記係合凸部と係合孔部との係合によって、付加部材が絶縁部材に取り付けられていることを特徴とする請求項16から24のいずれかに記載の無線機能付き時計。 - 前記絶縁部材が、文字板上面に延出する指標部を備えることを特徴とする請求項10から25のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記付加部材が、文字板上面に延出する指標部を備えることを特徴とする請求項16から26のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記絶縁部材が、装飾部材を備えることを特徴とする請求項10から27のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板に、複数の径の異なる環状部材が配置されていることを特徴とする請求項1から28のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板に、前記複数の径の異なる環状部材が、相互に離間して配置されていることを特徴とする請求項29に記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材が、文字板に配置された装飾用リングであることを特徴とする請求項1から30のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材が、文字板に配置された機能表示を示す指標を備える計測リングであることを特徴とする請求項1から30のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材と文字板のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを備え、
前記係合凸部と係合孔部との係合によって、環状部材が文字板上に取り付けられていることを特徴とする請求項1から32のいずれかに記載の無線機能付き時計。 - 前記環状部材が、圧入、カシメ、溶接、ロー付、接着剤、粘着剤の中の少なくとも1つの手段によって、文字板上に取り付けられていることを特徴とする請求項1から32のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材が、文字板上に配置されていることを特徴とする請求項1から34のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記環状部材が、文字板内に埋設状態で配置されていることを特徴とする請求項1から35のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板内に埋設状態で配置された環状部材の少なくとも一方の表面が、文字板の表面と略同一平面となるように配置されていることを特徴とする請求項36に記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板内に埋設状態で配置された環状部材の少なくとも一方の表面が、文字板の表面から突出するように配置されていることを特徴とする請求項36に記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板内に埋設状態で配置された環状部材が、文字板の厚さ方向に貫通するように配置されていることを特徴とする請求項36から38のいずれかに記載の無線機能付き時計。
- 前記文字板内に埋設状態で文字板の厚さ方向に貫通するように配置された環状部材で区画された文字板部分が、相互に異なる材料から構成されていることを特徴とする請求項39に記載の無線機能付き時計。
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