JP2005233900A - 腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置 - Google Patents

腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の腕時計用アンテナは、コアがフェライト等により形成されて比較的重量があり又割れ易い等の理由で、時計ケース内部に接着剤等を用いて直接固着された構造になっているのが一般的である。このため、従来のアンテナを装着した時計は、バンド取り付け部が大きくなり、また、アンテナのみが不良となっても時計ケースごと処分あるいは交換する必要がある。この問題を解決するために、周辺の電子部品の搭載を考慮しつつ、腕時計の小型化を図るために小型でかつ感度の高い腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 上記目的を達成するために、本願発明の腕時計用アンテナは、絶縁用接着部材を平面アンテナとで挟む位置に配置した平面状の磁性体と、を含み、平面アンテナのらせん又はループの中を平面アンテナに垂直方向に貫く時計針軸用の孔を設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腕時計用アンテナに関し、特に受信機が時刻信号を受け時刻の修正を行う腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置に関する。
自動的に時刻の修正を行う自動時刻修正時計が知られている。この自動時刻修正時計のうち電波を用いる電波時計は、ラジオ局から発せられる所定周波数、例えば日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準時刻電波(JG2AS)を受信し、この受信信号に基づいていわゆる帰零等を行なうものである。従って、この種の電波修正時計は標準時刻電波を受信するためのアンテナを備えている。
このうち、従来の電波時計として置き時計を考えた場合には比較的アンテナの大きさや厚さには制限がないが、腕時計を電波時計として構成しようとすると腕時計用のアンテナとしては小型化又は薄型化の要請が強い。
従来の腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナを搭載した腕時計の例を説明する。従来の腕時計用アンテナを図12に示す。図12には、棒状のフェライト等からなるコア122及びこのコアの外周に巻き線を施したコイル124により形成されるアンテナ120が示されている。このようなアンテナは、さらに、アンテナと並列に接続された共振コンデンサ等(図示せず)により構成されており、ラジオ局から発せられる所定周波数に対して最大の受信感度が得られるように、コア122とコイル124との相対的な位置が予め調整され固定された構造になっている。
この点、上記従来の電波時計のアンテナにおいては、コアがフェライト等により形成されて比較的重量があり又割れ易い等の理由で、時計ケース内部に接着剤等を用いて直接固着された構造になっているのが一般的である。
従来のアンテナが内蔵された腕時計を図13に示す。図13には、従来のアンテナ120が腕時計本体132に内蔵された腕時計130が示されている。時計の大きさと厚さの制限から、従来のアンテナ120は、時計ケース本体ではなくバンド取り付け部に装着されている。しかも、接着剤等を用いて直接固着されている。
このため、従来のアンテナを装着した時計は、バンド取り付け部が大きくなり、また、アンテナのみが不良となっても時計ケースごと処分あるいは交換する必要がある。さらに、組み立て後においてアンテナ装置の微調整が必要になった場合に、その微調整が行なえない等の問題点がある。この問題を解決するために、アンテナそのものが不良の場合でもその他の構成部品を有効に利用でき、又、組み立て後においても受信感度を容易に調整できるようにコアとコイルとの相対的な位置を調整する位置調整手段を有する腕時計用アンテナがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、使用者が常時携帯する腕時計に非接触ICカード機能を内蔵した製品が実用化されている。この腕時計は、非接触ICカードが内蔵された構造、すなわち、アンテナと、このアンテナを介して外部と非接触データ通信を行う送受信手段とを備えた非接触データ通信部を腕時計のケース体内に組み込んだものである。このような腕時計においては、アンテナとしてループアンテナが用いられるものがある。ループアンテナを用いると、腕時計の平面形状が小さくなるため、アンテナの受信感度を決定する面積(ループアンテナにおいては開口面積)を小さくすることができる。そこで、通信感度が低下するという問題点や、アンテナの開口面積を増大させると、腕時計のケースが大型化してしまうという問題点を解決するために、表示板に対してアンテナを絶縁性の接着材で取り付けた腕時計がある(例えば、特許文献2参照)。
この腕時計によればアンテナの視認側に導電性素材が配置されないように構成できるので、受信感度を高め、受信距離を増大させることができる。また、表示部の一部を構成する表示板にアンテナが取り付けられているので、アンテナが時計内の表示部の側に配置されていることとなるため、受信感度及び受信距離を向上させることができる。
さらに、非接触にてICカードからデータの読み出しを行うことが可能なカードリーダの分野では、ICカードからの電波の放射規制に適合させなければならない必要上から、カードへのデータ通信と電力供給を行うためのアンテナ部を備えたカードリーダであって、アンテナ部に磁性部材を備え、アンテナ部のアンテナがループアンテナである事を特徴とするカードリーダがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2000−214275号公報 特開2003−66169号公報 特開2001−319192号公報
しかし、特許文献1記載の技術によってもフェライトによるコアにソレノイドコイルを巻いてアンテナを構成することには変わりなく、コアが割れやすく、なお、対衝撃性の向上が必要である。そして、コア近傍には金属材料を配置することができず、コアを配置するケースも金属で構成することができない。さらに、アンテナを構成する棒状のコアは、例えば、長さが3センチ近くあったり、直径も周りの部材を含めると7ミリ程度あったりするため、棒状コアにてアンテナを構成しようとしても腕時計そのものが大きくならざるを得ず、周辺の電子部品の搭載を考慮しつつ、電波時計としての腕時計のさらなる小型化が望まれていた。
また、特許文献2記載の、表示板に絶縁性接着剤を介してアンテナを取り付け、アンテナの接着されている領域部分が絶縁材で構成された腕時計は、例えば駅の改札の通過のためのデータの送受信といった近傍の通信のための用途としては十分ではあっても、日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準時刻電波(JG2AS)を受信し、この受信信号に基づいていわゆる帰零等を行なう腕時計用のアンテナとしては必要なインダクタンスが十分にとれないという問題があった。
さらに、特許文献3記載のループアンテナに磁性部材を備えた技術は非接触ICカードリーダからカードへのデータ通信及び電力供給を行うための技術であり、標準時刻電波を受信する腕時計としての用途に用いても上記と同様に十分な感度がとれないという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明に係る腕時計用アンテナは、基板の表面にらせん状又はループ状の導体層が形成された平面アンテナと、前記平面アンテナの導体層側の面に配置された平面状の絶縁用接着部材と、前記絶縁用接着部材上に配置され、前記絶縁用接着部材を前記平面アンテナとで挟む位置に配置した平面状の磁性体と、を含み、前記平面アンテナのらせん又はループの中を前記平面アンテナに垂直方向に貫く時計針軸用の孔を設けた。
本発明の腕時計用アンテナは、平面状の磁性体と平面アンテナを主要部とするため、薄型化、小型化が可能となる。また、平面アンテナの中心に設けた孔に時計針軸を装着することができるため、時計文字盤としても利用することができる。さらに、磁性体の時計針軸を装着すれば、磁性体により平面アンテナの感度を向上させることができる。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナは、平面状の磁性体と、前記磁性体の両面側にそれぞれ平行して配置され、複数の基板の片面又は両面にらせん状又はループ状の導体層が形成された複数の平面アンテナと、前記磁性体と前記平面アンテナとの間、又は/及び前記平面アンテナ同士の間に配置された平面状の絶縁用接着部材と、を含む。
本発明の腕時計用アンテナは、複数の平面アンテナが磁性体を共用できるため、相互インダクタンス効果により平面アンテナの感度を向上させることができる。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナは、平面状の磁性体と、前記磁性体の片面側に平行して配置され、基板の片面又は両面にらせん状又はループ状の導体層が形成された平面アンテナと、前記磁性体と前記平面アンテナとの間、又は/及び前記平面アンテナ同士の間に配置された平面状の絶縁用接着部材と、を含む。
本発明の腕時計用アンテナは、複数の平面アンテナが磁性体を共用できるため、相互インダクタンス効果により平面アンテナの感度を向上させることができる。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナは、前記平面アンテナのらせん又はループの中を前記平面アンテナに垂直方向に貫く時計針軸用の孔を設けている。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナは、さらに、前記時計針軸用の孔に、磁性体よりなる時計針軸を設けている。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナは、さらに、前記腕時計用アンテナを構成する前記基板の外側面に、電子部品を搭載している。
また、本発明に係る腕時計用アンテナ装置は、前記いずれかの腕時計用アンテナの周囲を取り巻く平面の位置に環状の太陽電池を配置し、前記腕時計用アンテナ又は/及び前記太陽電池の上面に文字盤を配置している。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナ装置は、前記いずれかの腕時計用アンテナと環状の太陽電池を重ねて配置し、前記太陽電池の上面に文字盤を配置している。
また、本発明に係る他の腕時計用アンテナ装置は、前記太陽電池の環部を横切るスリットを設けている。
本発明により、感度が良く、かつ小型の腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置を実現することができる。
(実施の形態1)
本発明の腕時計用アンテナの実施形態について説明する。図1は、本発明に係る腕時計用アンテナ10の断面図である。図1には、平面アンテナ12と、平面アンテナ12の導体層側の面に配置された平面状の絶縁用接着部材16と、絶縁用接着部材16上に配置され、絶縁用接着部材16を平面アンテナ12とで挟む位置に配置した平面状の磁性体18とを含み、らせん状又はループ状の導体層24によって形成された平面アンテナ12のらせん又はループの中を平面アンテナ12に垂直方向に貫く時計針軸用の孔28を設けた腕時計用アンテナ10が開示されている。
平面状の絶縁用接着部材16は、平面アンテナ12と磁性体18とを絶縁しつつ接着して固定する。絶縁用接着部材16は、2つの部材の絶縁状態を保ちながら取り付けることのできるものであればいかなるものでもよい。例えば、絶縁性の合成樹脂を基材とする接着剤や、絶縁性シートの両面に粘着表面を有する両面テープでもよい。
また、平面状の磁性体18は透磁率が真空より高くアンテナの磁界強度を向上させる材料であればいかなる磁性体でもよい。例えば、アモルファスが好ましいが、これに限定されず、Mn−Zn、Ni−Zn、Mg−Znフェライトに代表される各種フェライト等の従来公知の磁性材料を用いることもできる。
時計針軸用の孔28は、らせん状又はループ状の平面アンテナ12のらせん又はループの中を平面アンテナ12に垂直方向に貫いている。時計針軸をこの時計針軸用の孔28に設けることができる。時計針軸用の孔28はらせん又はループの中であればよく、中心である必要はない。
本実施の形態によれば、薄型かつ小型のアンテナを構成することができる。また、時計針軸用の孔の存在により、腕時計用アンテナを文字盤として利用することができる。さらに、時計針軸用の孔に磁性体の時計針軸を装着すれば、磁性体により平面アンテナの感度を向上させることができる。
図2は、本発明に係る腕時計用アンテナのうち、平面アンテナ12を示す図である。図2(a)は、平面アンテナ12の平面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるA−A’線における断面図である。図2(a)には、基板22の表面にらせん状に導体25が配置された平面アンテナ12が示されている。スルーホール26は、給電のために受信機(図示せず)等に接続するためのものである。時計針軸用の孔28は、時計針軸を設けるためのものである。
図2(b)には、平面アンテナ12は、基板22の表面にらせん状又はループ状の導体が層状に積層された導体層24が形成されている様子が示されている。平面アンテナ22の中心には時計針軸用の孔28が設けられている。
図2(a)、図2(b)において、基板22は必要に応じてガラス繊維やガラス織布などで強化されたエポキシ樹脂やフェノール樹脂等からなるプリント配線基板やポリイミド樹脂等からなるフレキシブル配線基板などで構成される。また時計の文字盤に相当する部分に組み込むことを考えると、基板22は円環状としてもよいが、形状は限定されない。
基板22上にはループ状に導体25が形成されている。この導体25は、基板22上に固着された銅箔などの導電パターンによって構成されている。らせん状又はループ状のアンテナは、開口面積が大きい程感度が向上するため、基板22上に構成する導体25は、基板22の最外周を描くようなパターンが好ましいが、これに限定されない。
図2(a)に示された平面アンテナ22は、導体25をらせん状のパターンとして構成しているが、実際にはループ状のパターンでもよく、具体的なパターン形状及び巻き数は任意である。らせん状又はループ状の導体25のパターンは、時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。
また、平面アンテナ12には、同調用コンデンサが必要となり、また、基板22に設けられた導体25からスルーホール26を介して受信機が接続されることになるが、その説明は省略する。同調用コンデンサ等の電子部品は平面アンテナ12の基板22に搭載してもよい。搭載する面は、例えば、図2(b)における導体層24が積層された面でもよいし、導体層24が積層された面と反対の面でもよい。以下の実施の形態でも同様である。
この平面アンテナによれば、シート状の磁性体で感度の向上を図ることができ、時計針軸用の孔に設ける磁性体の針軸によってさらなる感度の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
本発明の腕時計用アンテナの他の実施形態について説明する。図3は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ30の断面図である。図3において、図1及び図2における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。
図3には、平面状の磁性体18と、磁性体の両面側にそれぞれ平行して配置され、複数の基板の片面にらせん状又はループ状の導体層が形成された複数の平面アンテナ12と、磁性体18と平面アンテナ12との間に配置された平面状の絶縁用接着部材16と含む腕時計用アンテナ30が開示されている。
図3において、磁性体18の両面に対して絶縁用接着シート16を介して平面アンテナ12がそれぞれ配置されている。平面アンテナ12の例としては、図2(a)、図2(b)で説明した平面アンテナを適用することができる。
本実施の形態によれば、磁性体18の両面に平面アンテナ12を配置することで、磁性体18がそれぞれの平面アンテナ12の共通の磁性体として機能するため、相互インダクタンス効果が得られ、片面のみに比較して約2.2倍の感度の向上を図ることができる。
また、平面アンテナ12のらせん又はループの中を平面アンテナ12に垂直方向に貫く時計針軸用の孔28を設けることも本発明に含まれる。時計針軸用の孔28はらせん又はループの中であればよく、中心である必要はない。1の平面アンテナにおいて、らせん状又はループ状の導体層のパターン形状は時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。また、磁性体18を挟んだ2つの平面アンテナ間では、導体層のパターン形状は、時計針軸用の孔28に対して電流が反対方向に流れるように巻かれていればよい。
本実施の形態によれば、薄型かつ小型のアンテナを構成することができる。また、時計針軸用の孔の存在により、腕時計用アンテナを文字盤として利用することができる。さらに、時計針軸用の孔に磁性体の時計針軸を装着すれば、磁性体により平面アンテナの感度を向上させることができる。
(実施の形態3)
本発明の腕時計用アンテナの他の実施形態について説明する。図4は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ40の断面図である。図4において、図1から図3における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。
図4には、平面状の磁性体18と、磁性体の両面側にそれぞれ平行して配置され、複数の基板22の表面にらせん状又はループ状の導体層24が形成された複数の平面アンテナ14と、磁性体18と平面アンテナ14との間に配置された平面状の絶縁用接着部材16と含む腕時計用アンテナ40が開示されている。
図4においては、磁性体18の両面に平面アンテナ14を配置しているため、磁性体18の片面に平面アンテナ14を配置するよりも相互インダクタンス効果により感度は約2.2倍となる。さらに、基板22の両面に導体層24を形成しているため、相互インダクタンス効果によりさらなる感度の向上が図られる。ここでは、平面アンテナ14を両側に配置しているが、さらに、平面アンテナ14を次々と積層していくことも可能である。
また、平面アンテナ14のらせん又はループの中を平面アンテナ14に垂直方向に貫く時計針軸用の孔28を設けることも本発明に含まれる。時計針軸用の孔28はらせん又はループの中であればよく、中心である必要はない。1の平面アンテナの片面において、らせん状又はループ状の導体層のパターン形状は、時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。
図5は、図4における腕時計用アンテナ40の全体構成を示す斜視図である。図1で示したスルーホール(図示せず)を介してそれぞれの導体25が接続される様子が示されている。基板22の両側の導体間では、導体25のパターン形状は、時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。また、磁性体18の両側の2つの平面アンテナ間では、導体のパターン形状は、時計針軸用の孔28に対して電流が反対方向に流れるように巻かれていればよい。このように本実施形態においては、磁性体を平面アンテナの磁性体を共通化することで改善している。
本実施の形態によれば、薄型かつ小型のアンテナを構成することができる。また、時計針軸用の孔の存在により、腕時計用アンテナを文字盤として利用することができる。さらに、時計針軸用の孔に磁性体の時計針軸を装着すれば、磁性体により平面アンテナの感度を向上させることができる。
(実施の形態4)
本発明の腕時計用アンテナの他の実施形態について説明する。図6は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ60の断面図である。図6において、図1から図5における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。
図6には、平面状の磁性体18と、磁性体18の片面側に平行して配置され、基板22の片面又は両面にらせん状又はループ状の導体層24を形成した平面アンテナ12又は平面アンテナ14と、磁性体18と平面アンテナ14との間に配置され、及び、平面アンテナが複数ある場合(ここでは、平面アンテナ12と14)には、平面アンテナ間に配置された平面状の絶縁用接着部材16とを含む腕時計用アンテナ60が示されている。
図6には磁性体18の上面に絶縁用接着シート16を配置し、さらに平面アンテナ14、絶縁用接着シート16、平面アンテナ12を順に配置した腕時計用アンテナ60が示されているが、平面アンテナ14の代わりに平面アンテナ12を配置してもよい。また、平面アンテナ12の代わりに平面アンテナ14を配置してもよい。理論的にはさらに感度の向上を図るためには、磁性体18の片面側に平面アンテナ12及び平面アンテナ14のいずれか又は双方を次々と積層していくことも可能である。
また、平面アンテナ12のらせん又はループの中を平面アンテナ12に垂直方向に貫く時計針軸用の孔28を設けることも本発明に含まれる。時計針軸用の孔28はらせん又はループの中であればよく、中心である必要はない。1の平面アンテナにおいて、らせん状又はループ状の導体層のパターン形状は、時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。
磁性体18の片面側にある平面アンテナ間では、パターン形状は時計針軸用の孔28に対して電流が同じ方向に流れるように巻かれていればよい。このように本実施形態においては、磁性体を平面アンテナの磁性体を共通化することで改善している。
本実施の形態によれば、薄型かつ小型のアンテナを構成することができる。また、時計針軸用の孔の存在により、腕時計用アンテナを文字盤として利用することができる。さらに、時計針軸用の孔に磁性体の時計針軸を装着すれば、磁性体により平面アンテナの感度を向上させることができる。
(実施の形態5)
本発明の腕時計用アンテナの他の実施形態について説明する。図7は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ70の断面図である。図7において、図1から図6における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。ここでは、図3に示した腕時計用アンテナ30に、さらに磁性体よりなる時計針軸72を設けた腕時計用アンテナ70が示されている。腕時計用アンテナ30に代えて、(実施の形態1)から(実施の形態4)で説明した腕時計用アンテナのいずれであってもよい。
図7において、平面状の磁性体18と、磁性体の両面側にそれぞれ平行して配置され、複数の基板22の片面にらせん状又はループ状の導体層24が形成された複数の平面アンテナ12と、磁性体18と平面アンテナ12との間に配置された平面状の絶縁用接着部材16と含む腕時計用アンテナであって、平面アンテナのらせん又はループの中を平面アンテナに垂直方向に設けた孔に時計針軸72を備えている。
時計針軸72には、その先端に短針74、長針76、秒針78が接続されており他端に接続された時計針駆動用モータを含む時計針駆動部(図示せず)により、時刻を表示する。ここで図7上部にある平面アンテナ12を構成する基板22の最上面を文字盤として使用することもできる。時計針軸72を構成する磁性体は、磁性体18と同じ材料を用いることができるが、真空よりも透磁率の高い磁性体であればその材質は問われない。
本実施の形態によれば、前述した実施の形態の腕時計用アンテナの特徴に加え、この時計針軸72が磁性体で構成されているので、磁性体18と相まって相互インダクタンス効果により腕時計用アンテナの感度向上に寄与することができる。
(実施の形態6)
図8は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ80の断面図である。図8において、図1から図7における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。図8には、平面アンテナ12を構成する基板の外側面に電子部品82を搭載した腕時計用アンテナ80が示されている。
平面アンテナ12はアンテナ面が片側にあるのみなので、電子部品82を搭載するために反対側の面を用いることができる。これにより一層の小型化を図ることができる。基板の面に導体層が形成されていても、導体層の形成されていない領域に電子部品を搭載してもよい。
また、図9は、本発明に係る他の腕時計用アンテナ90の断面図である。図9において、図1から図8における符号と同じものは同じ要素であることを意味する。図9には、平面アンテナ14を構成する基板の外側面にアンテナ用の導体層25が存在しているため、さらに絶縁用接着部材16を介して配置した基板22の外側面に電子部品82を搭載した腕時計用アンテナ90が示されている。これにより、アンテナと近い場所に電子部品を搭載でき、一層の小型化を図ることができる。
(実施の形態7)
次に、本発明に係る腕時計用アンテナ装置を説明する。図10は腕時計用アンテナ装置であって、図10(a)は平面図、図10(b)は図10(a)におけるA−A’線における断面図である。
図10には、図1から図9までに示した腕時計用アンテナ102に、さらに腕時計用アンテナ周囲を取り巻く平面の位置に環状の太陽電池104を配置し、腕時計用アンテナ102及び太陽電池104の上面に文字盤が配置され、上面には透明シート106が配置された腕時計用アンテナ装置100が示されている。透明シート106は接着剤などを使用して貼り付けることができる。文字盤は、腕時計用アンテナ102又は太陽電池104のいずれかの上面に直接配置してもよいし、透明シート106の上面でもよい。
太陽電池を用いて時計を駆動する場合には必ずしも時計文字盤の全面につけなくてもよい場合がある。すなわち、外側の文字盤の部分に対応させて配置することで十分な起電力を確保できる場合がある。その場合には、文字盤の外側部分にのみ太陽電池を配置する。太陽電池の材料としてはシリコンが好ましいが、硫化カドミウム、砒化ガリウム、アモルファス等のいずれにも限定されない。光から電気への変換効率で光エネルギーを何パーセント電気エネルギーに変換できるかを表す数値である太陽電池の変換効率は、例えば、現在の効率は実用レベルでシリコン太陽電池の場合、単結晶タイプ15〜20%、多結晶タイプ12〜17%、アモルファスタイプが8〜12%である。かかる太陽電池104を腕時計の前面に環状に配置し、太陽電池104を文字盤として使用しつつ、その中心部分に腕時計用アンテナ102を配置することで、アンテナ感度を落とさずに薄型化、小型化が実現できる。
本発明に係る他の腕時計用アンテナ装置を説明する。図11は腕時計用アンテナ装置であって、図11(a)は平面図、図11(b)は図11(a)におけるA−A’線における断面図である。
図11には、図1から図9までに示した腕時計用アンテナ102と太陽電池104を重ねて配置し、太陽電池104の上面に文字盤を配置した腕時計用アンテナ装置110が開示されている。平面アンテナ102の開口面を広くとりつつ、太陽電池104を文字盤として利用できる。
図10及び図11において、腕時計用アンテナ102に含まれる平面アンテナのらせん又はループの中を平面アンテナに垂直方向に貫く方向に時計針軸用の孔28を設けている。この時計針軸用の孔28には磁性体よりなる時計針軸を設けることができる。本実施の形態によれば、前述した実施の形態の腕時計用アンテナの特徴に加え、この時計針軸を磁性体で構成すると、腕時計用アンテナ102に配置された磁性体と相まって相互インダクタンス効果により腕時計用アンテナの感度向上に寄与することができる。
図10及び図11には、環状の太陽電池104の環部を横切るスリットが設けられている。これにより、太陽電池に生ずる渦電流を防止してアンテナ感度の劣化を防止することができる。
本発明の腕時計用アンテナ及び腕時計用アンテナ装置は、携帯型の時計のみならず、薄型化、小型化を実現する電波時計に利用することができる。
本発明に係る腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る腕時計用アンテナのうち、平面アンテナを示す図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの全体構成を示す斜視図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナの断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナ装置の平面図及び断面図である。 本発明に係る他の腕時計用アンテナ装置の平面図及び断面図である。 従来の腕時計用アンテナを示す図である。 従来の腕時計用アンテナを格納した腕時計を示す図である。
符号の説明
10 腕時計用アンテナ
12 平面アンテナ
14 平面アンテナ
16 絶縁用接着部材
18 磁性体
22 基板
24 導体層
25 導体
26 スルーホール
28 時計針軸用の孔
30 腕時計用アンテナ
40 腕時計用アンテナ
60 腕時計用アンテナ
72 時計針軸
74 短針
76 長針
78 秒針
82 電子部品
92 絶縁用接着シート
100 腕時計用アンテナ装置
102 腕時計用アンテナ
104 太陽電池
106 透明シート
108 スリット
120 従来の腕時計用アンテナ
122 コア
124 コイル
130 腕時計
132 本体

Claims (9)

  1. 基板の表面にらせん状又はループ状の導体層が形成された平面アンテナと、
    前記平面アンテナの導体層側の面に配置された平面状の絶縁用接着部材と、
    前記絶縁用接着部材上に配置され、前記絶縁用接着部材を前記平面アンテナとで挟む位置に配置した平面状の磁性体と、を含み、
    前記平面アンテナのらせん又はループの中を前記平面アンテナに垂直方向に貫く時計針軸用の孔を設けた腕時計用アンテナ。
  2. 平面状の磁性体と、
    前記磁性体の両面側にそれぞれ平行して配置され、複数の基板の片面又は両面にらせん状又はループ状の導体層が形成された複数の平面アンテナと、
    前記磁性体と前記平面アンテナとの間、又は/及び前記平面アンテナ同士の間に配置された平面状の絶縁用接着部材と、を含む腕時計用アンテナ。
  3. 平面状の磁性体と、
    前記磁性体の片面側に平行して配置され、基板の片面又は両面にらせん状又はループ状の導体層が形成された平面アンテナと、
    前記磁性体と前記平面アンテナとの間、又は/及び前記平面アンテナ同士の間に配置された平面状の絶縁用接着部材と、を含む腕時計用アンテナ。
  4. 前記平面アンテナのらせん又はループの中を前記平面アンテナに垂直方向に貫く時計針軸用の孔を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の腕時計用アンテナ。
  5. さらに、前記時計針軸用の孔に、磁性体よりなる時計針軸を設けたことを特徴とする請求項1又は4に記載の腕時計用アンテナ。
  6. さらに、前記腕時計用アンテナを構成する前記基板の外側面に、電子部品を搭載したことを特徴とする請求項1から5に記載のいずれかの腕時計用アンテナ。
  7. 請求項1から6に記載のいずれかの腕時計用アンテナの周囲を取り巻く平面の位置に環状の太陽電池を配置し、前記腕時計用アンテナ又は/及び前記太陽電池の上面に文字盤を配置した腕時計用アンテナ装置。
  8. 請求項1から6に記載のいずれかの腕時計用アンテナと環状の太陽電池を重ねて配置し、前記太陽電池の上面に文字盤を配置した腕時計用アンテナ装置。
  9. 前記太陽電池の環部を横切るスリットを設けたことを特徴とする請求項7又は8に記載の腕時計用アンテナ装置。


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