JP2010237014A - 無線機能付き時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナが確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供する。
【解決手段】電性の時計ケース胴体を有するハウジングと、ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナとを備えた無線機能付き時計であって、時計ケース胴体が、アンテナの開放端部近傍に少なくとも対向した箇所に肉厚を薄く形成した薄肉部または貫通孔を備えるとともに、時計ケース胴体の薄肉部の外側、または、貫通孔の外側または内部に装飾部材を配置した。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線機能付き時計、特に、所定の電波を受信できるアンテナと、アンテナを収容するための導電性のハウジングを備えた時計に関し、より詳細には、例えば、腕時計などにおいて、多面カットなどの装飾処理が施されたガラス部材を備えた時計、特に、時計ケース胴体の側面、上面の風防ガラスの部分に、装飾処理が施されたガラス部材を備えた装飾性の高い無線機能付き時計に関する。
従来、腕時計において、装飾性、デザインのバリエーションの拡大、高級感を向上するために、時計ケース胴体の側面にガラス部材を備えた腕時計が、特許文献1(特開昭55−047473号公報)、特許文献2(ヨーロッパ特許公報(EP−1084460B1))などにおいて既に提案されている。
これらの従来のガラス部材を備えた腕時計について、特許文献2の腕時計を模式的に示したのが、図28の平面図、図29の部分拡大断面図である。
なお、本明細書において、「上面」、「上方向」、「上方」、「表側」とは、時計の視認側を言い、「下面」、「下方向」、「下方」、「裏側」とは、時計の視認側と反対側を言う。
図28に示したように、従来の時計100は、時計ケース胴体102を備えており、時計ケース胴体102の側面104に、上方フランジ106が、周方向外側に突設されている。
一方、裏蓋108が、ネジなどの締結部材110によって、時計ケース胴体102の下面側に固定、この裏蓋108の外周側が周方向外側に突設する延設部112が形成されている。そして、時計ケース胴体102の上方フランジ106と、裏蓋108の延設部112によって、時計ケース胴体102の側面104に、側方収容凹部114が形成されている。この側方収容凹部114に、いわゆる多面カット処理が施された環状の側方ガラス部材116が嵌合されている。
なお、この側方ガラス部材116の上方隅角部分と、時計ケース胴体102の上方フランジ106との間には、環状のOリングパッキン118が介装されるとともに、側方ガラス部材116の下方部分と、裏蓋108の間にはパッキン120が介装されている。
また、図28、図29中、符号122は、風防ガラス、124は、防水パッキン、126は、表示板、128は、ムーブメント、130は、ムーブメント128を支持する支持枠、132は、バンドの連結部材、134は、バンド、136は、リューズなどの操作部材を示している。
一方、従来、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計は、すでに知られている。
このような無線機能付き時計として、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計も、また広く知られている。
これらの無線機能付き時計は、他の通信機器と同様に、所定の電波を受信するためのアンテナを備える必要がある。
このため、電波を受信する機能、すなわち、受信感度からすれば、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材から構成することが考えられる。
しかしながら、これら無線機能付き時計は、時計であるがために、他の通信機器と異なり、装飾品、または装身具としての美観や高級観が求められる。
このため、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材ではなく、導電性の素材、すなわち、金属製の素材を採用することが求められる。
これは、合成樹脂などのハウジングが、その質感、色調、または軽量さから、安価な外観と装着感とを使用者に与えるものであり、これに対して、金属製のハウジングが、高級感のある外観と装着感とを使用者に与えるためである。
この金属製のハウジングに対する要求は、ユーザーに携帯される装身具としての腕時計において、特に著しいものである。
しかしながら、アンテナを、導電性のハウジング、すなわち、金属製のハウジング内に収納した場合には、アンテナ近傍に発生する磁束が導電材料である金属製のハウジングに吸収され、共振現象が妨げられるため、アンテナが標準電波を受信する受信機能が著しく低下してしまうことになる。
このため、従来より、様々な受信感度向上のための提案がなされている。例えば、特許文献3(特開2004−286688号公報)では、金属製筐体である金属製のハウジングを備える電波時計、特に、電波腕時計が開示されている。
すなわち、特許文献3の電波時計を模式的に図示した断面図である図30に示したように、この電波時計200は、ハウジング202を備えている。このハウジング202は、金属製の枠体を構成する時計ケース胴体204と、時計ケース胴体204の下面開口部を覆うように密封状態で装着される金属製の裏蓋206と、この時計ケース胴体204の上面開口部を覆うように、密封状態で装着される風防(ガラス)208とを備えている。
このハウジング202内には、時計駆動部を構成するムーブメント210を備えており、ムーブメント210の上面側に、文字板212を備えている。このムーブメント210の側部下方には、標準電波を受信するためのアンテナ214が付設されている。
なお、図示しないが、ムーブメント210より突出して、文字板214を貫通する針軸に、分針216と時針218とが配置される。これら分針216と時針218とは、文字板214と風防208との間に位置して時刻を表示するようになっている。
そして、時計ケース胴体204のアンテナ214の軸線上に位置する部分を、その肉厚を電波が受信できる程度に薄くした薄肉部220が形成されている。この薄肉部220の内側に形成された凹部222に、この薄肉部220を補強する水熱合成セラミックス製の補強体224を配置している。
特開昭55−047473号公報 ヨーロッパ特許公報(EP−1084460B1) 特開2004−286688号公報
特許文献1、2に記載の従来の時計100では、例えば、図29の矢印で示したように、外周側から内向きに外力が加わった場合には、側方ガラス部材116は、時計ケース胴体102の側面104に保持された状態であるので、強度を保持することができる。これに対して、従来の時計100では、例えば、図28の矢印方向に、外力が加わった場合には、側方ガラス部材116を支持する部材が存在しない状態となるので、強度的に弱く、いわゆるチッピングが発生するなどして、破損損傷してしまい品質が低下することになる。
また、従来の時計100では、側方ガラス部材116は、環状で一体であるので、多面カット処理、製造が難しく、一部分でもカット処理のミスが発生した場合には、側方ガラス部材116を破棄しなければならず、コストが高くつくことになるとともに、資源の無駄使いとなっていた。
さらに、従来の時計100では、側方ガラス部材116は、環状で一体であるので、デザイン的にも単純なものであり、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得るにはまだまだ十分でなかった。
また、特許文献3の電波時計200では、金属製の時計ケース胴体204に形成した薄肉部220によって、アンテナ214の受信感度が向上しており、薄肉部220を補強体224で補強している。
しかしながら、この特許文献3の電波時計200では、金属製の時計ケース胴体204の外側に位置する薄肉部220を形成することにより、時計ケース胴体の強度が不十分であった。
また、特許文献3の電波時計200では、薄肉部220の内側に形成された凹部222に補強体224を設けるには、この凹部222に、射出または押し出しによって水熱合成セラミックを流し込んで凹部222に隙間無く充填し、この状態で加圧成形したものを、金属製の時計ケース胴体204の溶融温度以下の温度である固化温度で水熱合成することによって製造する必要があり煩雑な作業が必要であり、コストも高くつくことになる。
本発明は、このような現状に鑑み、側方ガラス部材の強度を保持することができ、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材を支持する部材が存在した状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することを目的とする。
また、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成され、多面カットなどの装飾処理、製造が簡単で、一部分でも多面カットなどの装飾処理のミスが発生した場合にも、その部分の側方ガラス部材だけを、新しい正常に装飾処理を施した側方ガラス部材に交換するだけで良く、コストを低減することができ、資源を効率よく利用できる時計を提供することを目的とする。
さらに、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成され、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することを目的とする。
また、本発明は、美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナが確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の無線機能付き時計は、
導電性の時計ケース胴体を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナとを備えた無線機能付き時計であって、
前記時計ケース胴体が、前記アンテナの開放端部近傍に少なくとも対向した箇所に、肉厚を薄く形成した薄肉部または貫通孔を備えるとともに、
前記時計ケース胴体の薄肉部の外側、または、貫通孔の外側または内部に装飾部材を配置したことを特徴とする。
このように構成することによって、アンテナの開放端部近傍に対向した箇所に、肉厚を薄く形成した薄肉部または貫通孔を備えるので、この薄肉部を介してまたは貫通孔、電波がアンテナの開放端部で受信され、導電性の時計ケースや裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
このため、導電性の時計ケース胴体や裏蓋を採用することができるので、美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナが確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供することができる。
また、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材を配置しているので、薄肉部または貫通孔が補強体として機能する装飾部材によって、機械的にも補強強度が向上し、しかも、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材によって、乱反射によって、または、装飾部材の材質によって、薄肉部または貫通孔が外から見えなくなり、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材が、観者に視認されることになるので、デザイン的にも時計ケース胴体が視認される単純なものでなく、装飾部材によってデザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得ることができる。
なお、本発明において、導電性の部材とは、「その部材の素材自体が導電性の部材であるもの」、または、「その部材に導電性の被膜が被覆されたもの」を言う。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であっても、導電性の素材であっても、または、非導電性の素材と導電性の素材の組み合わせであってもよい。
逆に、非導電性の部材とは、「その部材の素材自体が非電性の部材であるもの」、または、「その部材に非電性の被膜が被覆されたもの」を言う。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であっても、導電性の素材であっても、または、非導電性の素材と導電性の素材の組み合わせであってもよい。
時計ケース胴体を構成する導電性の材料としては、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金などが採用される。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどが採用されてもよい。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して配置された薄肉部または貫通孔から構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して配置された薄肉部または貫通孔を介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケース胴体や裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、アンテナの軸線の延長上に位置することを特徴とする。
このように構成することによって、アンテナの軸線の延長上に位置する薄肉部または貫通孔を介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケース胴体や裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、時計ケース胴体の全周にわたって形成されていることを特徴とする。
このように時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、時計ケース胴体の全周にわたって形成されていても、薄肉部または貫通孔を介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケースや裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
しかも、時計ケース胴体の全周にわたって、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材を配置することができるので、薄肉部または貫通孔が補強体として機能する装飾部材によって、機械的にも補強強度が向上し、しかも、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材が、観者に視認されることになるので、デザイン的にも時計ケース胴体が視認される単純なものでなく、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得ることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の水平方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの水平方向に沿った寸法より大きく形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の水平方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの水平方向に沿った寸法より大きく形成されているので、アンテナの開放両端部、すなわち、少なくともアンテナのコア周りに、薄肉部または貫通孔を介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケースや裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の上下方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの上下方向に沿った寸法より大きく形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の上下方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの上下方向に沿った寸法より大きく形成されているので、アンテナの開放両端部、すなわち、少なくともアンテナのコア周りに、薄肉部または貫通孔を介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケースや裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記装飾部材が、側方ガラス部材であることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に側方ガラス部材を配置しているので、薄肉部または貫通孔が補強体として機能する側方ガラス部材によって、機械的にも補強強度が向上し、しかも、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に側方ガラス部材が、観者に視認され、側方ガラスによって光が乱反射されることになるので、デザイン的にも時計ケース胴体が視認される単純なものでなく、側方ガラス部材によってデザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得ることができる。
さらに、装飾部材として、側方ガラス部材を配置しているので、側方ガラス部材を介して、電波がアンテナの端面に受信され易く(側方ガラス部材を介して電波が回り込み易く)なり、導電性の時計ケース胴体や裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、時計ケース胴体の側面にガラス部材を備えた無線機能付き時計であって、
前記時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設する複数の側方支持部と、
前記隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部と、
前記側方収容凹部に装着された側方ガラス部材とを備え、
前記側方ガラス部材の側面が、隣接する側方支持部によって支持されていることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設する複数の側方支持部のうち、隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部に、側方ガラス部材が装着され、側方ガラス部材の側面が、隣接する側方支持部によって支持されていることになる。
従って、平面方向において、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材が側方支持部によって支持されている状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
また、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成され、多面カットなどの装飾処理、製造が簡単で、一部分でも多面カットなどの装飾処理のミスが発生した場合にも、その部分の側方ガラス部材だけを、新しい正常に装飾処理を施した側方ガラス部材に交換するだけで良く、コストを低減することができ、資源を効率よく利用できる時計を提供することができる。
さらに、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成されるので、異なる種類の側方ガラス部材、例えば、異なる色の組み合わせ、フラットの通常のガラスと、多面カットガラスの組み合わせ、ヘアーラインなどの目付け模様などの異なるガラスの組み合わせなどを選択することによって、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
この場合、本明細書で、「ガラス」とは、例えば、強化ガラス、白板ガラス、青板ガラスなどの無機ガラス、高純度のアルミナを巨大結晶させたサファイアガラスなどの強化ガラス、プラスチックなどの強化ガラスなどのガラスを全て含む意味であり、特に限定されるものではない。
また、これらのガラスは、透明、半透明であっても良く、また、色つきのもの、異なる色を組み合わせたものであっても良い。さらに、これらのガラスは、その表面に、例えば、旭光模様、ヘアーラインなどの目付け模様、刻印、マークなど、その他のいかなる装飾処理を施したものであっても良い。
また、本明細書において「ガラス」として、ダイヤモンドやルビーなどの貴石を用いることによって、より装飾性に富み、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
さらに、隣接する側方支持部の間に形成された複数の側方収容凹部に全てのうち、側方ガラス部材を装着することもできるが、少なくとも1つの側方収容凹部に装着すれば良く、側方ガラス部材の装着数、装着位置を種々選択することによって、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
なお、この場合、側方収容凹部に側方ガラス部材を装着する方法としては、特に限定されるものではなく、嵌合、圧入、かしめなどの機械的な接合、粘着剤または接着剤による接合、ゴム、樹脂などのパッキンを幅方向に圧縮しての固定方法などを用いることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記側方支持部の間に支持された側方ガラス部材が、時計ケース胴体の側面の外周に配置されていることを特徴とする。
このように側方支持部の間に支持された側方ガラス部材が、時計ケース胴体の側面の外周に配置されているので、デザインバリエーションの拡大が図れるとともに、平面方向において、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材が環状に側方支持部によって全て支持されている状態となり、強度的にさらに強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記時計ケース胴体の裏面に装着される裏蓋が、前記側方支持部に係止部材によって係止されていることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース胴体の裏面に裏蓋を、側方支持部に、例えば、ネジなどの係止部材によって係止することができるので、裏蓋を、時計ケース胴体の裏面に確実に固定することができる。
また、本発明の時計は、前記側方支持部の上面に、凹部が形成されており、前記凹部に側方ガラス部材が装着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、側方収容凹部に側方ガラス部材が装着されているだけでなく、側方支持部の上面に形成された凹部にも、側方ガラス部材が装着されているので、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部内に、前記時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設して、前記側方ガラス部材の下面を支持する下方支持部を備えていることを特徴とする。
このように構成することによって、側方ガラス部材の下面が、下方支持部によって支持されていることになる。
従って、上下方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材が側方支持部によって支持されている状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
本発明によれば、アンテナの開放端部近傍に対向して配置された時計ケース胴体の肉厚を薄く形成した薄肉部または貫通孔を備えるので、この薄肉部を介してまたは貫通孔、電波がアンテナの開放端部に受信され、導電性の時計ケースや裏蓋を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
このため、導電性の時計ケース胴体や裏蓋を採用することができるので、美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナが確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供することができる。
また、時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材を配置しているので、薄肉部または貫通孔が補強体として機能する装飾部材によって、機械的にも補強強度が向上し、しかも、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材によって、乱反射したり、装飾部材の材質によって、薄肉部または貫通孔が外から見えなくなり、この時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の外側に装飾部材が、観者に視認されることになるので、デザイン的にも時計ケース胴体が視認される単純なものでなく、装飾部材によってデザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得ることができる。
また、本発明によれば、時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設する複数の側方支持部のうち、隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部に、側方ガラス部材が装着され、側方ガラス部材の側面が、隣接する側方支持部によって支持されていることになる。
従って、平面方向において、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材が側方支持部によって支持されている状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
また、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成され、多面カットなどの装飾処理、製造が簡単で、一部分でも多面カットなどの装飾処理のミスが発生した場合にも、その部分の側方ガラス部材だけを、新しい正常に装飾処理を施した側方ガラス部材に交換するだけで良く、コストを低減することができ、資源を効率よく利用できる時計を提供することができる。
さらに、従来の腕時計のように、側方ガラス部材が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材から構成されるので、異なる種類の側方ガラス部材、例えば、異なる色の組み合わせ、フラットの通常のガラスと、多面カットガラスの組み合わせ、ヘアーラインなどの目付け模様などの異なるガラスの組み合わせなどを選択することによって、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
図1は、本発明の時計を腕時計に適用した実施例の腕時計の斜視図である。 図2は、図1の腕時計の上面図である。 図3は、図1の腕時計の下面図である。 図4は、図2のA−A線での断面図である。 図5は、図2のB−B線での断面図である。 図6は、図6は、図2のC−C線での断面図である。 図7は、時計ケース胴体の斜視図である。 図8は、時計ケース胴体の上面図である。 図9は、時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図である。 図10は、図1の腕時計の分解斜視図である。 図11は、図1の腕時計の作用を模式的に示す断面図である。 図12は、本発明の別の実施例の腕時計を示す上面図である。 図13は、本発明の別の実施例の腕時計を模式的に示す図7と同様な時計ケース胴体の斜視図である。 図14は、本発明の別の実施例の腕時計を模式的に示す断面図である。 図15は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図16は、図15の腕時計の図6と同様な断面図である。 図17は、図15の腕時計の図9と同様な時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図である。 図18は、本発明の別の実施例の時計の図1と同様な斜視図である。 図19は、図18の腕時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図20は、図18の腕時計の図9と同様な時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図である。 図21は、本発明の別の実施例の時計の図11と同様な断面図である。 図22は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図23は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図24は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図25は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図26は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図27は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。 図28は、従来のガラス部材を備えた腕時計の平面図である。 図29は、従来のガラス部材を備えた部分拡大断面図である。 図30は、従来の電波時計を模式的に図示した断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の無線機能付き時計を腕時計に適用した実施例の腕時計の斜視図、図2は、図1の腕時計の上面図、図3は、図1の腕時計の下面図、図4は、図2のA−A線での断面図、図5は、図2のB−B線での断面図、図6は、図2のC−C線での断面図、図7は、時計ケース胴体の斜視図、図8は、時計ケース胴体の上面図、図9は、時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図、図10は、図1の腕時計の分解斜視図、図11は、図1の腕時計の作用を模式的に示す断面図である。
図1〜図11において、符号10は、全体で本発明の無線機能付き時計を腕時計に適用した実施例の腕時計を示している。
なお、本発明で言う「無線機能付き時計」とは、例えば、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計、これらの無線機能のいずれかを組み合わせて構成した時計を含むものであり、その他の無線機能を含んでもよいことは勿論である。
本発明の無線機能付き時計10は、ハウジングの一部を構成する時計ケース胴体12を備えており、この時計ケース胴体12は、図7、図8に示したように、平面視で略井桁形状である。そして、複数の三角柱形状の側方支持部16が、この実施例では、平面視で4つの隅角部に、時計ケース胴体12の側面14から、平面方向外側に上下方向に突設するように、側方支持部16が形成されている。
これらの隣接する側方支持部16の間に、複数の側方収容凹部20、この実施例では、4つの側方収容凹部20が形成されている。これらの側方収容凹部20に、側方ガラス部材22が装着されており、これにより、側方ガラス部材22の側面が、隣接する側方支持部16によって支持されている。
このように構成することによって、時計ケース胴体12の側面14から、平面方向外側に突設する複数の側方支持部16のうち、隣接する側方支持部16の間に形成された側方収容凹部20に、側方ガラス部材22が装着され、側方ガラス部材22の側面が、隣接する側方支持部16によって支持されていることになる。
従って、例えば、図2の矢印で示したように、平面方向において、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材22が側方支持部16によって支持されている状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
また、従来の腕時計のように、側方ガラス部材22が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材22から構成され、多面カットなどの装飾処理、製造が簡単で、一部分でも多面カットなどの装飾処理のミスが発生した場合にも、その部分の側方ガラス部材22だけを、新しい正常に装飾処理を施した側方ガラス部材22に交換するだけで良く、コストを低減することができ、資源を効率よく利用できる時計を提供することができる。
さらに、従来の腕時計のように、側方ガラス部材22が、環状で一体でなく、複数の側方ガラス部材22から構成されるので、異なる種類の側方ガラス部材22、例えば、異なる色の組み合わせ、フラットの通常のガラスと、多面カットガラスの組み合わせ、ヘアーラインなどの目付け模様などの異なるガラスの組み合わせなどを選択することによって、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
この場合、「ガラス」とは、例えば、強化ガラス、白板ガラス、青板ガラスなどの無機ガラス、高純度のアルミナを巨大結晶させたサファイアガラスなどの強化ガラス、プラスチックなどの強化ガラスなどのガラスを全て含み意味であり、特に限定されるものではない。
また、これらのガラスは、透明、半透明であっても良く、また、色つきのもの、異なる色を組み合わせたものであっても良い。さらに、これらのガラスは、その表面に、例えば、旭光模様、ヘアーラインなどの目付け模様、刻印、マークなど、その他のいかなる装飾処理を施したものであっても良い。
また、「ガラス」として、ダイヤモンドやルビーなどの貴石を用いることによって、より装飾性に富み、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
なお、この場合、側方収容凹部20に側方ガラス部材22を装着する方法としては、特に限定されるものではなく、嵌合、圧入、かしめなどの機械的な接合、粘着剤または接着剤による接合、ゴム、樹脂などのパッキンを幅方向に圧縮しての固定方法などを用いることができる。
さらに、本発明の無線機能付き時計10では、図2に示したように、側方支持部16の間に支持された側方ガラス部材22が、時計ケース胴体12の側面14の外周に環状に配置されている。
このように側方支持部16の間に支持された側方ガラス部材22が、時計ケース胴体12の側面14の外周に環状に配置されているので、デザインバリエーションの拡大が図れるとともに、平面方向において、いかなる方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材22が環状に側方支持部16によって全て支持されている状態となり、強度的にさらに強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
なお、図2に示したように、隣接する側方支持部16の間に形成された複数の側方収容凹部20に全てのうち、側方ガラス部材22を装着することもできるが、少なくとも1つの側方収容凹部20に装着すれば良く、側方ガラス部材22の装着数、装着位置を種々選択することによって、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
また、隣接する側方支持部16の間に形成された複数の側方収容凹部20内に、時計ケース胴体12の側面14から、平面方向外側に水平方向に突設して、側方ガラス部材22の下面を支持する下方支持部24を備えている。
このように構成することによって、側方ガラス部材22の下面が、下方支持部24によって支持されている。
従って、上下方向から外力が加わった場合にも、側方ガラス部材22が側方支持部16によって支持されている状態となり、強度的に強く、いわゆるチッピングが発生することなく、破損損傷せず、品質が低下することのない時計を提供することができる。
また、側方ガラス部材22は、多面カットが施された側方ガラス部材であるのが好ましい。
このように側方ガラス部材22が、多面カットが施されているので、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
なお、この場合、多面カットとは、複数の面が様々な角度で交わった面を有するような処理を言い、特に限定されるものではない。
また、図4〜図7に示したように、時計ケース胴体12の内面に見返し部を構成するフランジ26が形成されており、このフランジ26の上面に段部28が形成され、この段部28の上面に、風防ガラスを構成する上方ガラス部材30が支持されており、これにより、上方ガラス部材30が時計ケース胴体12の上面に装着されている。
この時計ケース胴体12の上面に装着される風防ガラスは、多面カットが施された上方ガラス部材であるのが望ましい。
このように、時計ケース胴体12の上面に装着される風防ガラスを、多面カットが施された上方ガラス部材30から構成することによって、側方収容凹部20に装着された側方ガラス部材22と組み合わさって、デザインバリエーションのさらに拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
すなわち、この実施例では、図7〜図10に示されているように、上方ガラス部材30は、いわゆる五面カットが施されており、矩形形状の上面30aの4つの辺から三角形形状の4つの斜面30bが下方に傾斜して形成されており、これらの斜面30bにより4つの略三角形の側面30cが形成されている。
図9に示したように、これらの側面30cの三角形に合致するような形状に、時計ケース胴体12の側面14の形状が構成されている。
そして、図1、図10に示したように、この実施例では、側方ガラス部材22の三角形の斜面22aの頂点と、上方ガラス部材30の斜面30bの間の境界線30dとが合致して立体幾何学的に美麗なデザインを構成するようになっている。
また、時計ケース胴体12の裏面に装着される裏蓋32が、側方支持部16に、ネジなどの係止部材34によって係止されている。
このように構成することによって、時計ケース胴体12の裏面に裏蓋32を、側方支持部16に、例えば、ネジなどの係止部材34によって係止することができるので、裏蓋32を、時計ケース胴体12の裏面に確実に固定することができる。
なお、図5の矢印で示したように、側方ガラス部材22の下面は、裏蓋32に覆われていない状態となっているので、下方より側方ガラス部材22内に光が入り、上方、側方などに通過して多面カット面で散乱されることになるので、キラキラした輝きを増す効果もある。
なお、図4〜図6中、符号38は、表示板、40は、ムーブメント、42は、ムーブメント40を支持する支持枠、44は、防水パッキン、46は、時針、48は、分針を示している。
さらに、図7〜図10に示したように、時計ケース胴体12の側面14には、例えば、リューズなどの操作部材50を装着するための突設部52が形成されており、この突設部52に対応して、側方ガラス部材22に、時計の操作部材用の開口部54が形成されている。
図5、図10に示したように、時計ケース胴体12の突設部52の開口部52aに、パイプ18、パッキン36を介して、リューズなどの操作部材50が、ムーブメント40の操作棒部材40aに連結するように装着されており、操作部材50の操作部分50aが、側方ガラス部材22の操作部材用の開口部54を介して露出し、これにより操作ができるようになっている。
このように側方ガラス部材22に、時計の操作部材用の開口部54が形成されているので、この開口部54を介して、例えば、リューズなどの操作部材50を操作して、時計の時刻合わせ、日付、曜日合わせなど各種の操作を容易に行うことができる。
また、図4〜図5に示したように、側方ガラス部材22の時計ケース胴体12側の表面に、内面被膜56が形成されているのが望ましい。
なお、この場合、内面被膜56としては、有色被膜や反射被膜とすることができる。
また、内面被膜56は、印刷、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装などにより形成した、例えば、メラミン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂を被覆することによって形成することができる。
さらに、内面被膜56は、印刷、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装などにより形成した、例えば、有機顔料若しくは無機顔料を含む、インクまたは塗料を、被覆することによって形成することができる。
さらに、内面被膜56は、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、クロムなどの金属から選択した少なくとも1種の金属、またはこれらの少なくとも1種の金属の合金を、例えば、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVDなどの化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングなどのドライメッキ処理、溶射など、さらには、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法で、非常に薄い金属膜を形成しても良い。
また、上記した各種の内面被膜56を組み合わせることもでき、模様を形成するようにすることも可能である。
さらに、内面被膜56は、側方ガラス部材22自体の時計ケース胴体12側の表面に形成しても良いが、時計ケース胴体の表面に形成しても良い。
このように内面被膜56として、金属被膜、合成樹脂被膜により形成することによって、側方ガラス部材を介して、内面被膜56が視認されることになるので、例えば、内面被膜56が、金属被膜などの反射性を有するものであり、側方ガラス部材に多面カットが施されていれば、内面被膜56のキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
また、内面被膜56が、合成樹脂被膜によって形成した場合、例えば、この合成樹脂被膜に着色を施しておけば、金属被膜と同様に、着色されたキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
また、図示しないが、側方ガラス部材22の側方支持部16側の表面に、内面被膜を形成することもできる。
なお、この場合、内面被膜としては、上記の側方ガラス部材22の時計ケース胴体12側の表面に形成した内面被膜56と同様な内面被膜を用いることができる。
このように構成することによって、側方ガラス部材22を介して斜めから視認した場合にも、内面被膜のキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
また、図示しないが、側方ガラス部材22の下方支持部24側の表面に、内面被膜を形成することもできる。
なお、この場合、内面被膜としては、上記の側方ガラス部材22の時計ケース胴体12側の表面に形成した内面被膜56と同様な内面被膜を用いることができる。
このように構成することによって、側方ガラス部材22を介して上方から視認した場合にも、内面被膜のキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
また、図2、図4〜図6に示したように、上方ガラス部材30の時計ケース胴体12側の一部の表面に、この実施例では、外周部分に、内面被膜58が形成されているのが望ましい。
なお、この場合、内面被膜58としては、上記の側方ガラス部材22の時計ケース胴体12側の表面に形成した内面被膜56と同様な内面被膜を用いることができる。
このように構成することによって、上方ガラス部材30を介して上方から視認した場合、内面被膜58のキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインを、風防ガラスに実現することができる。
また、図1、図3〜図5に示したように、裏蓋32の下面に、時計バンド60の連結部62が形成されており、この連結部62の連結孔62aに、連結棒64を介して、時計バンド60が脱着自在に連結されている。
このように裏蓋32の下面に、時計バンド60の連結部62が形成されたタイプの無線機能付き時計10を得ることができる。
ところで、本発明の時計ケース胴体12は、強度、高級感、装飾性などを考慮して、導電性の材料から構成されており、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金などが採用される。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどが採用される。
従って、アンテナを収納する時計ケース胴体12に導電性の素材、すなわち、金属製の素材を採用した場合、すなわち、金属製のハウジング内に収納した場合には、アンテナ近傍に発生する磁束が導電材料である金属製のハウジングに吸収され、共振現象が妨げられるため、アンテナが標準電波を受信する受信機能が著しく低下してしまうことになる。
この実施例の時計ケース胴体12では、図5、図11に示したように、時計ケース胴体12の内部に、すなわち、ムーブメント40の側部下方の小径部40aには、標準電波を受信するためのアンテナ11が付設されている。
なお、この実施例では、アンテナ11は、コアとなる棒状の磁芯部材11cと、この磁芯部材の外周に巻かれたコイル11dとより成るバーアンテナとして図示しているが、その他の構成のアンテナ部材から構成することも勿論可能である。
そして、時計ケース胴体12の側面14には、アンテナ11の端面11a、11bの近傍に少なくとも対向箇所に、時計ケース胴体12の肉厚を薄く形成した薄肉部13(13a、13b)を備えている。
この実施例では、図7に示したように、この薄肉部13は、アンテナ11の端面11a、11bに対向するように、矩形形状に形成されている。
また、この実施例では、薄肉部13を矩形形状としたが、アンテナ11の端面11a、11bに対向する形状であれば、円形、楕円形、多角形など様々な形状を採用することができる。
このように構成することによって、アンテナ11の端面11a、11bの近傍に対向して配置された時計ケース胴体12の肉厚を薄く形成した薄肉部13を備えるので、この薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
このため、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用することができるので、美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナ11が確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供することができる。
また、時計ケース胴体12の薄肉部13の外側に装飾部材である側方ガラス部材22を配置、すなわち、薄肉部13を覆うように装飾部材である側方ガラス部材22を配置しているので、薄肉部13が補強体として機能する側方ガラス部材22によって、機械的にも補強強度が向上する。
さらに、時計ケース胴体12の外側に薄肉部13を形成しているので、時計ケース胴体12の内側に薄肉部を形成する場合と比較して、容易に加工することができる。
さらに、装飾部材として、側方ガラス部材22を配置しているので、側方ガラス部材22を介して、電波がアンテナの端面11a、11bに受信され易く(側方ガラス部材を介して電波が回り込み易く)なり、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
さらに、このように構成される時計ケース胴体12では、図11に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13の外側に装飾部材である側方ガラス部材22が配置されており、外部からの光が、図11の矢印のように入射して、下方支持部24、時計ケース胴体12の側面14を介して乱反射されて、観者に視認されることになるので、反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
この場合、この実施例では、時計ケース胴体12の薄肉部13が、アンテナ11の両端面11a、11bに対向して配置された2つの薄肉部13a、13bから構成したが、図12に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13が、アンテナ11の少なくとも一方の端面、例えば、図12の実施例のように、アンテナ11の両端面11aに対向して配置された薄肉部13aから構成しても良い。
このように構成することによって、アンテナ11の少なくとも一方の端面11aに対向して配置された薄肉部13aを介して、電波がアンテナ11の端面11aに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
この場合、図2、図11に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13が、アンテナ11の軸線Dの延長上に位置するのが望ましい。
このように構成することによって、アンテナ11の軸線Dの延長上に位置する薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計では、図2に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13の水平方向に沿った寸法Iが、少なくともアンテナ11の水平方向に沿った寸法K、すなわち、コアとなる棒状の磁芯部材11cと、この磁芯部材の外周に巻かれたコイル11dを合わせた水平方向に沿った寸法より大きく形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、時計ケース胴体12の薄肉部13の水平方向に沿った寸法Iが、少なくともアンテナの水平方向に沿った寸法Kより大きく形成されているので、この大きく形成された薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bにさらに良好に受信され、導電性の時計ケース12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度がさらに向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計では、図2に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13の水平方向に沿った寸法Iが、少なくともアンテナ11のコアの水平方向に沿った寸法K,すなわち、コアとなる棒状の磁芯部材11cに対応する水平方向に沿った寸法Jより大きく形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、時計ケース胴体12の薄肉部13の水平方向に沿った寸法Iが、少なくともアンテナ11のコアの水平方向に沿った寸法Kより大きく形成されているので、アンテナの両端面11a、11b、すなわち、少なくともアンテナのコア周りに、薄肉部13を介して、電波がアンテナの端面に受信され、導電性の時計ケース12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度がさらに向上することになる。
なお、図13に示したように、本発明の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12の薄肉部13が、時計ケース胴体12の全周にわたって形成することもできる。
このように時計ケース胴体12の薄肉部13が、時計ケース胴体12の全周にわたって形成されていても、薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
しかも、時計ケース胴体12の全周にわたって、時計ケース胴体12の薄肉部13の外側に装飾部材である側方ガラス部材22を配置することができるので、薄肉部13が補強体として機能する装飾部材によって、機械的にも補強強度が向上する。
しかも、この時計ケース胴体12の薄肉部13の外側に装飾部材が、観者に視認されることになるので、デザイン的にも時計ケース胴体12が視認される単純なものでなく、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を得ることができる。
また、時計ケース胴体12の薄肉部13の大きさとしては、図11に示したように、時計ケース胴体の薄肉部の上下方向に沿った寸法Hが、少なくともアンテナ11の上下方向に沿った寸法E、すなわち、コアとなる棒状の磁芯部材11cと、この磁芯部材の外周に巻かれたコイル11dを合わせた上下方向に沿った寸法Eより大きく形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、時計ケース胴体の薄肉部の上下方向に沿った寸法Hが、少なくともアンテナ11の上下方向に沿った寸法Eより大きく形成されているので、この大きく形成された薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bにさらに良好に受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度がさらに向上することになる。
また、時計ケース胴体12の薄肉部13の大きさとしては、図14に示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13の上下方向に沿った寸法Hが、少なくともアンテナ11のコアの上下方向に沿った寸法F、すなわち、コアとなる棒状の磁芯部材11cに対応する上下方向に沿った寸法Fより大きく形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、時計ケース胴体12の薄肉部13の上下方向に沿った寸法Hが、少なくともアンテナ11のコアの上下方向に沿った寸法Fより大きく形成されているので、アンテナの両端面、すなわち、少なくともアンテナのコア周りに、薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
なお、以下の実施例においても、上記の時計ケース胴体12の薄肉部13の大きさは同様である。
また、時計ケース胴体12の薄肉部13の厚さは、例えば、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計などの無線機能によって、薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに効率良く受信するように設定すれば良く、特に限定されるものではない。
例えば、電波時計として用いる場合には、時計ケース胴体12の薄肉部13の厚さは、500μm〜3000μm、時計ケース胴体12の強度および時計ケース胴体12の電波受信可能な厚さを考慮すると800μm〜2500μmである。ただし、アンテナの位置や受信性能によって好ましい厚さが変わるのは言うまでもない。
また、上記の実施例では、装飾部材として、側方ガラス部材22を用いたが、装飾性と補強機能を有するものであれば、装飾部材としては、特に限定されるものではなく、側方ガラス部材22の代わりに、例えば、貴石、合成樹脂、白蝶貝などの貝、セラミックスなどが使用可能である(以下の実施例においても同様である)。
さらに、この実施例では、図示していないが、例えば、表示板38ともムーブメント40の間にソーラーセルを配置して、表示板38を、発電に寄与する波長の外光を、少なくともムーブメント40の駆動に足るだけ透過させる透光機能を有するものとして、光によってムーブメントを駆動するソーラー時計に適用することも可能である(以下の実施例においても同様である)。
図15は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図、図16は、図15の腕時計の図6と同様な断面図、図17は、図15の腕時計の図9と同様な時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図14に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、側方支持部16の上面に、凹部65が形成されており、この凹部65に側方ガラス部材66が装着されている。
なお、図16に示されているように、この側方ガラス部材66の時計ケース胴体12側の表面(この実施例では、側面14側と下方側)にも、内面被膜56と同様な内面被膜65が形成されており、側方ガラス部材22と同様にキラキラした反射効果による輝きを有する斬新なデザインを、風防ガラスに実現することができるようになっている。
このように構成することによって、側方収容凹部20に側方ガラス部材22が装着されているだけでなく、側方支持部16の上面に形成された凹部65にも、側方ガラス部材66が装着されているので、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
図18は、本発明の別の実施例の時計の図1と同様な斜視図、図19は、図18の腕時計の図2と同様な腕時計の上面図、図20は、図18の腕時計の図9と同様な時計ケース胴体と、側方ガラス部材と、上方ガラス部材を示す分解斜視図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図15〜図17に示した実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、側方支持部16が延設された延設部68を有し、この延設部68に時計バンドの連結部70が形成されている。
このように構成することによって、側方支持部16が延設された延設部68を有し、この延設部68に時計バンド60の連結部70が形成されているタイプの腕時計を得ることができる。
図21は、本発明の別の実施例の時計の図11と同様な断面図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図14に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12の側面14には、アンテナ11の端面11a、11bの近傍に少なくとも対向箇所に、時計ケース胴体12に上記の実施例1の薄肉部13(13a、13b)に対応する箇所を、薄肉部の代わりに、貫通孔15(15a、15b)を形成している。
そして、時計ケース胴体12の貫通孔15の外側に装飾部材である側方ガラス部材22の一部が、この貫通孔15内に嵌合するように、嵌合部22bが形成されている。
このように貫通孔15内に、ガラス部材22の嵌合部22bを配置、すなわち、貫通孔15を覆うように装飾部材である側方ガラス部材22を配置していることになるので、薄肉部13が補強体として機能する側方ガラス部材22によって、機械的にも補強強度が向上する。
しかも、アンテナ11の端面11a、11bの近傍に対向して配置された時計ケース胴体12に貫通孔15を備え、この貫通孔15にガラス部材22の嵌合部22bを配置しているので、このガラス部材22の嵌合部22b、貫通孔15を介して、電波がアンテナ11の端面11a、11bに受信され易く(ガラス部材22の嵌合部22bを介して電波が回り込み易く)なり、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナ11の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ11の受信感度が向上することになる。
また、上記の実施例と同様に、内面被膜56を形成するとともに、このガラス部材22の嵌合部22bの時計ケース胴体12側の表面に、内面被膜55を形成することもできる。
このようにガラス部材22の嵌合部22bの時計ケース胴体12側の表面に、内面被膜55を形成することによって、キラキラした反射効果による輝きを得る効果以外にも、外部からの光が、図21の矢印のように入射して、下方支持部24、ガラス部材22の嵌合部22bの内面被膜55を介して乱反射されて、観者に視認されることになるので、反射効果による輝きを有する斬新なデザインが得られることになる。
この場合、上記実施例1の薄肉部13と同様に、貫通孔15は、アンテナ11の端面11a、11bの近傍に少なくとも対向箇所に(図7、図8参照)形成することも、図13の実施例の薄肉部13と同様に、貫通孔15を、時計ケース胴体12の全周にわたって形成することもできる。
また、この実施例では、貫通孔15全体にガラス部材22の嵌合部22bを嵌合させるようにしたが、図示しないが、貫通孔15の一部に、ガラス部材22の嵌合部22bを嵌合させるようにすることももちろん可能である。
図22は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図14に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12が、平面視で三角形の形状であり、時計ケース胴体12の側面14の平面視で頂点の一部分に、側方支持部16が形成されている。
また、この実施例では、1つの側方支持部16に、例えば、いわゆるナス環などの止め具76が設けられており、これにより、バッグなどに取り付けるアクセサリーなどの時計付き装身具として使用できるようになっており、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
図23は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図10に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12が、平面視で矩形の形状であり、時計ケース胴体12の側面14の平面視で頂点の部分から、略45°の角度で、時計ケース胴体12の側面14から、平面方向外側に、上下方向に突設する側方支持部16が形成されている。
これにより、異なる形状の複数の側方ガラス部材22となり、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
図24は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図14に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12が、平面視で多角形の形状であり、この実施例では、12角形となっている。これらの12角形の頂点からそれぞれ、平面方向外側に、上下方向に突設する側方支持部16が形成されており、十二時間表示の時字78に対応して、側方ガラス部材22が配置されている。
このように構成することによって、例えば、平面視で、三角形、四角形、六角形、十二角形などに側方ガラス部材22を配置することができ、特に、この実施例のように十二角形に配置すれば、十二時間表示の時字78に対応して、側方ガラス部材22を配置することができ、時刻の把握が容易になるとともに、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
図25は、本発明の別の実施例の時計の図2と同様な腕時計の上面図である。
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図10に示した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース胴体12が、平面視で円形の形状であり、所定の中心角度で離間して、この実施例では、中心角度αが60°で、時計ケース胴体12の側面14から、平面方向外側に、上下方向に突設する側方支持部16が形成されており、各側方収容凹部20に略扇形状の側方ガラス部材22が装着されている。
なお、この中心角度αは、特に限定されるものではなく、デザインに応じて、適宜選択することができる。
このように構成することによって、円形形状に所定の中心角度で側方ガラス部材22を配置することができ、特に、中心角度60°で配置すれば、十二時間表示の時字78に対応して、側方ガラス部材22を配置することができ、時刻の把握が容易になるとともに、デザインバリエーションの拡大が図れ、高級感のある斬新なデザインの時計を提供することができる。
このような円形の時計ケース胴体12の場合にも、図25で示したように、アンテナ11の開放両端部11a、11bの近傍に対向して配置された、時計ケース胴体12の肉厚を薄く形成した薄肉部13(13a、13b)を備えることができる。
また、図26で示したように、時計ケース胴体12の薄肉部13が、アンテナ11の少なくとも一方の開放端部、例えば、図26の実施例のように、アンテナ11の開放両端部11aに対向して配置された薄肉部13aから構成しても良い。
さらに、図27に示したように、アンテナ11の軸線Dが、アンテナ11が円弧形状である場合、アンテナ11の開放両端部11a、11bを結ぶ弦Dであるのが望ましい。
このようにアンテナ11の軸線Dが、アンテナ11が円弧形状である場合、アンテナの開放両端部分11a、11bを結ぶ弦Dであれば、アンテナ11が円弧形状である場合であっても、時計ケース胴体12の薄肉部13が、アンテナ11の軸線Dの延長上に位置することになる。
このように構成することによって、アンテナ11の軸線Dの延長上に位置する薄肉部13を介して、電波がアンテナ11の開放端部11a、11bに受信され、導電性の時計ケース胴体12や裏蓋32を採用した場合にも、アンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
なお、図26〜図27のような、アンテナ11と時計ケース胴体12の薄肉部13の位置関係は、図24〜図25の実施例にも適用されることは勿論である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、本発明の時計を、腕時計に適用したが、置時計、時計付き装身具などにも用いることもでき、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、無線機能付き時計、特に、所定の電波を受信できるアンテナと、アンテナを収容するための導電性のハウジングを備えた無線機能付き時計に好適である。
10 無線機能付き時計
11 アンテナ
11a、11b 開放端部
11c 磁芯部材
11d コイル
12 時計ケース胴体
13 薄肉部
13a、13b 薄肉部
14 側面
15 貫通孔
16 側方支持部
18 パイプ
20 側方収容凹部
22 側方ガラス部材
22a 斜面
24 下方支持部
26 フランジ
28 段部
30 上方ガラス部材
30a 上面
30b 斜面
30c 側面
30d 境界線
32 裏蓋
34 係止部材
36 パッキン
38 表示板
40 ムーブメント
40a 操作棒部材
40a 小径部
42 支持枠
44 防水パッキン
46 時針
48 分針
50 操作部材
50a 操作部分
52 突設部
52a 開口部
54 開口部
55 内面被膜
56 内面被膜
58 内面被膜
60 時計バンド
62 連結部
62a 連結孔
64 連結棒
65 凹部
66 側方ガラス部材
68 延設部
70 連結部
76 止め具
78 時字
100 無線機能付き時計
102 時計ケース胴体
104 側面
106 上方フランジ
108 裏蓋
110 締結部材
112 延設部
114 側方収容凹部
116 側方ガラス部材
118 リングパッキン
120 パッキン
122 風防ガラス
124 防水パッキン
126 表示板
128 ムーブメント
130 支持枠
132 バンドの連結部材
134 バンド
136 操作部材
128 ムーブメント
200 電波時計
202 ハウジング
204 時計ケース胴体
206 裏蓋
208 風防
210 ムーブメント
212 文字板
214 アンテナ
214 文字板
214 アンテナ
216 分針
218 時針
220 薄肉部
222 凹部
224 補強体

Claims (11)

  1. 導電性の時計ケース胴体を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナとを備えた無線機能付き時計であって、
    前記時計ケース胴体が、前記アンテナの開放端部近傍に少なくとも対向した箇所に、肉厚を薄く形成した薄肉部または貫通孔を備えるとともに、
    前記時計ケース胴体の薄肉部の外側、または、貫通孔の外側または内部に装飾部材を配置したことを特徴とする無線機能付き時計。
  2. 前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して配置された薄肉部または貫通孔から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
  3. 前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔が、時計ケース胴体の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
  4. 前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の水平方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの水平方向に沿った寸法より大きく形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  5. 前記時計ケース胴体の薄肉部または貫通孔の上下方向に沿った寸法が、少なくともアンテナのコアの上下方向に沿った寸法より大きく形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  6. 前記装飾部材が、側方ガラス部材であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  7. 時計ケース胴体の側面にガラス部材を備えた無線機能付き時計であって、
    前記時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設する複数の側方支持部と、
    前記隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部と、
    前記側方収容凹部に装着された側方ガラス部材とを備え、
    前記側方ガラス部材の側面が、隣接する側方支持部によって支持されていることを特徴とする請求項6に記載の無線機能付き時計。
  8. 前記側方支持部の間に支持された側方ガラス部材が、時計ケース胴体の側面の外周に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の無線機能付き時計。
  9. 前記時計ケース胴体の裏面に装着される裏蓋が、前記側方支持部に係止部材によって係止されていることを特徴とする請求項7から8のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  10. 前記側方支持部の上面に、凹部が形成されており、前記凹部に側方ガラス部材が装着されていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  11. 前記隣接する側方支持部の間に形成された側方収容凹部内に、前記時計ケース胴体の側面から、平面方向外側に突設して、前記側方ガラス部材の下面を支持する下方支持部を備えていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の無線機能付き時計。
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