JP3835123B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電子機器に係り、特に各種データを表示することが可能な表示部を有する携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種情報を記録する情報記録媒体として磁気カードが知られている。この磁気カードは安価に製造することはできるが、大量の情報を記録することはできず、機密保持が困難であるという問題点があった。
近年ではこれを解決すべく、大容量の情報を記憶でき、機密保持も容易であるICカードが開発され、普及している。
このようなICカードのなかで非接触型のICカードは、電車乗車券、定期券、スキー場のリフトカードのようにリーダライタに近づけるだけでデータのやり取りを高速に行うことができる機能性やメンテナンスフリー性の観点から各種応用が望まれている。
【0003】
ここで、従来の非接触ICカードの構成について説明する。
図12に非接触ICカードの概要構成ブロック図を示す。
非接触ICカード100は、アンテナ102を介して入力される受信信号を受信するRF部121と、アンテナを介して入力される受信信号から駆動用電源を生成する電源部122と、非接触ICカード100全体を制御するマイクロプロセッサ123と、を備えて構成されている。
アンテナ102は、コイルLと、同調用コンデンサC1と、を備えて構成されている。
RF部121は、アンテナ102を介して入力された信号を整流し平滑コンデンサC2を介して直流電源(VDD、VSS)としてRF部121およびマイクロプロセッサ123に供給する整流回路131と、アンテナ102を介して入力されたアナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号として出力するA/Dコンバータ132と、受信データのフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとして出力するPSK復調部133と、マイクロプロセッサ123から入力される送信データのPSK変調を行って送信制御信号として出力するPSK変調部134と、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成するドライブ部135と、アンテナ102を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてクロック信号CLOCKを形成するクロック形成部136と、アンテナ102を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてリセット信号を生成するリセット信号RESETを生成するリセット信号生成部137と、を備えて構成されている。
【0004】
マイクロプロセッサ123は、マイクロプロセッサ123全体を制御するCPU141と、制御用プログラムや制御用データなどが格納されたROM142と、作業エリアとして一時的に各種データを格納するRAM143と、暗号処理に際しCPUに代わって各種処理を行う暗号処理コプロセッサ144と、受信データなどの不揮発性で記憶することが必要な各種データを格納するEEPROM145と、外部とのインターフェース動作を行うI/O部146と、を備えて構成されている。
【0005】
次に動作を説明する。
アンテナ102のコイルLおよび同調用コンデンサC1を介してアナログ受信信号(この時点ではキャリア信号のみ)が外部の図示しないカードリーダ/ライタから入力されると、整流回路131は、アナログ受信信号を整流し平滑コンデンサC2を介して直流電源(VDD、VSS)としてRF部121およびマイクロプロセッサ123に供給する。
アナログ受信信号の入力に伴って、クロック形成部136は、クロック信号CLOCK1を形成してマイクロプロセッサ123に出力する。
これにより非接触ICカード100は、整流回路131により供給される直流電源により駆動されることとなる。
【0006】
そしてキャリア信号の入来を検出してから所定時間が経過すると非接触ICカード100は、受信状態となる。、
これにより、A/Dコンバータ132は、アナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号としてPSK復調部133に出力する。
PSK復調部133は、ディジタル受信信号のフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとしてマイクロプロセッサ123に出力することとなる。
【0007】
そして、ディジタル受信信号の入力が終了すると、待機状態となる。
その後、CPU141は、外部のカードリーダ/ライタに対し、信号を送信すべく送信データをPSK変調部134に出力する。
これによりPSK変調部134は、CPU141により入力された送信データのPSK変調を行って送信制御信号としてドライブ部135に出力する。
ドライブ部135は、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成してアンテナ102に出力し、アンテナ102を介して外部の図示しないカードリーダ/ライタに信号を送信することとなる。
そして、送信データの出力が終了すると、非接触ICカード100は待機状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、上記従来の非接触型のICカードにおいては、ICカード単体でデータ内容を表示できるわけではなかった。
これは、従来の非接触型のICカードの仕様は、電源非搭載で外部とのデータのやり取りにおいて供給される電力に基づいて動作するように構成されていたからである。
従って、データの表示などは外部のデータリーダ表示器により残高確認や、使用履歴を確認することが前提となっていたのである。
【0009】
しかしながら、小額電子マネーや電車乗車券などとして非接触ICカードを利用する場合には、使用タイミングにおいて、使用金額や残高確認が行えないというのは、使い勝手が悪いという不具合があった。
また、従来の非接触型ICカードにおいては、受信信号の電力を整流して駆動電源としていたため、大きな電力を得ることができず、通信距離が短くなったり、ノイズに弱いという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、従来の非接触型ICの仕様を継承し、携帯性を損なうことなく、データ内容を表示することが可能であるとともに、通信距離を長くし、耐ノイズ性を高めることが可能な携帯型電子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の携帯型電子機器は、電源と、前記電源により駆動され、駆動モータによりアナログ指針を機械的に駆動する情報処理部と、外部装置から非接触でデータを受信する場合には、受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作し、前記情報処理部との間でデータのやり取りを行う場合には、前記電源から供給される電力により動作して前記外部装置あるいは前記情報処理部との間でデータのやり取りを行う非接触データ処理部と、前記外部装置との間で非接触でデータの送受信を行っている期間中、前記駆動モータに対する駆動信号出力を禁止するモータ駆動禁止部とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項1記載の携帯型電子機器において、前記非接触データ処理部のうち、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分と、前記電源により動作する装置部分との間で、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分の出力信号の電圧レベルを前記情報処理部の電圧レベルにシフトする電圧レベルシフト部をさらに備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項記載の携帯型電子機器において、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分は、前記外部の装置から非接触でデータを受信する際に無線信号の処理を行うRF部を含むことを特徴としている。
【0017】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器において、前記外部装置は、ユーザが通過可能なゲートに設けられており、前記ゲートを通過する際にデータの送受信を行うことを特徴としている。
【0018】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器において、各種情報を表示する表示部をさらに備え、前記情報処理部は、前記外部装置から非接触でデータを受信した場合に前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴としている。
【0019】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項記載の携帯型電子機器において、各種情報を表示する表示部をさらに備え、前記情報処理部は、前記ゲートを通過したことが検出されたタイミングに応じて前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴としている。
【0020】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項または記載の携帯型電子機器において、前記データの受信に対応する表示は当該受信のタイミングに対応する予め定めた所定期間の間行われることを特徴としている。
【0021】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項5または6に記載の携帯型電子機器において、前記情報処理部は、前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行っているタイミング以外のタイミングにおいて予め定めた所定の表示を前記表示部において行うことを特徴としている。
【0022】
請求項記載の携帯型電子機器は、請求項または記載の携帯型電子機器において、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分に対し、前記受信信号を整流して供給する整流部を備えたことを特徴としている。
【0023】
請求項10記載の携帯型電子機器は、請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器において、前記受信信号は交流信号であり、前記非接触データ処理部は、前記受信信号を整流して動作用の電力とする整流部を備えることを特徴としている。
【0024】
請求項11記載の携帯型電子機器は、前記情報処理部は、請求項1乃至10のいずれかに記載の携帯型電子機器において、各種情報を表示する表示部およびユーザが各種操作を行う操作部を有し、前記外部装置から非接触でデータを受信し、かつ、前記操作部において表示指示の操作がなされた場合に予め定めた所定期間の間、前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
[1] 第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
[1.1] 概要構成
図1に腕時計型情報機器の概要構成ブロック図を示す。
腕時計型情報機器10は、大別すると、ICカードの機能を実現するICカードチップ部11と、ICカードチップ部11に接続されたアンテナ12と、各種情報表示を行うための液晶ディスプレイ(LCD)17と、ICカードチップ部11にデータインターフェース13を介して接続され、腕時計型情報機器全体の制御、計時動作およびLCD17の表示制御を行うウオッチCPU14と、腕時計型情報機器10の電源を供給するバッテリー15と、ウオッチCPU14の制御下でICカードチップ部11に必要に応じてバッテリー15からの電源供給を制御するスイッチトランジスタ16と、を備えて構成されている。
ICカードチップ部11は、アンテナ12を介して入力される受信信号を受信するRF部21と、アンテナを介して入力される受信信号から駆動用電源を生成する電源部22と、ICカードチップ部11全体を制御するマイクロプロセッサ23と、を備えて構成されている。
【0037】
[1.2] 詳細構成
図2に腕時計型情報機器10の詳細構成ブロック図を示す。
[1.2.1] アンテナ
アンテナ12は、コイルLと、同調用コンデンサC1と、を備えて構成されている。
[1.2.2] RF部
RF部21は、アンテナ12を介して入力された信号を整流し平滑コンデンサC2を介して直流電源(VDD、VSS)として供給する整流回路31と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号として出力するA/Dコンバータ32と、受信データのフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとして出力するPSK復調部33と、マイクロプロセッサ23から入力される送信データのPSK変調を行って送信制御信号として出力するPSK変調部34と、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成するドライブ部35と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてクロック信号CLOCK1を形成するクロック形成部36と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてリセット信号を生成するリセット信号RESETを生成するリセット信号生成部37と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号にキャリアが含まれているか否かを検出しキャリア検出信号CRDETを出力するキャリア検出部38と、を備えて構成されている。
【0038】
[1.2.3] マイクロプロセッサ
マイクロプロセッサ23は、マイクロプロセッサ23全体を制御するCPU41と、制御用プログラムや制御用データなどが格納されたROM42と、作業エリアとして一時的に各種データを格納するRAM43と、暗号処理に際しCPUに代わって各種処理を行う暗号処理コプロセッサ44と、受信データなどの不揮発性で記憶することが必要な各種データを格納するEEPROM45と、ウオッチCPU14との間のインターフェース動作を行うI/O部46と、を備えて構成されている。
【0039】
[1.2.4] ウオッチCPU
ウオッチCPU14は、ウオッチCPU14全体を制御するCPU51と、各種特定処理を行うゲートアレイ部52と、マイクロプロセッサ23との間のインターフェース動作を行うI/O部53と、バッテリー15からマイクロプロセッサ23に電源を供給するか否かの制御を行う電源制御部54と、各種データを一時的に格納するRAM55と、制御用プログラムや制御用データが格納されたROM56と、外部接続された水晶発振器Xの発振周波数に基づいてクロック信号CLOCK2を生成し出力するとともに、計時動作を行う発振クロック部57と、液晶ディスプレイ(LCD)17を駆動するためのLCDドライバ58と、を備えて構成されている。
【0040】
[1.3] キャリア検出部
[1.3.1] 構成
次に、図3を参照してキャリア検出部の構成について説明する。
キャリア検出部38は、アンテナ12を構成するコイルLおよび同調用コンデンサC1を介して入力されるアナログ受信信号を増幅して増幅アナログ受信信号として出力するオペアンプ61と、増幅アナログ受信信号のダイオード検波を行い検波信号SD1を出力するダイオード検波部62と、ダイオード検波時にダイオード検波部62に蓄えられた電荷を放出するための放出用抵抗R1と、ダイオード検波部62の出力信号のバッファリングを行ってキャリア検出信号CRDETを出力するバッファ部63と、を備えて構成されている。
ダイオード検波部62は、オペアンプ61の出力端子にアノードが接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソード端子に一方の端子が接続され他方の端子が低電位側電源GNDに接続されたコンデンサと、を備えて構成されている。
バッファ部63はダイオードD1のカソードが入力端子に接続され、検波信号SD1を反転して反転検波信号/SD1として出力する第1NOT回路NOT1と、第1NOT回路NOT1の出力端子が入力端子に接続され、入力された反転検波信号/SD1を反転してキャリア検出信号CRDETとして出力する第2NOT回路NOT2と、を備えて構成されている。
【0041】
[1.3.2] 動作
ここで、キャリア検出部の動作を図4を参照して説明する。
アンテナ12を構成するコイルLおよび同調用コンデンサC1を介して入力されるアナログ受信信号は、例えば、そのキャリア信号は、周波数13.6MHzであり、図4(a)に示すようなものとなっている。
これにより、ダイオード検波部62により検波が行われると、図4(b)に示すように、キャリア信号のエンベロープにほぼ等しい波形を有する検波信号SD1がバッファ部63に出力される。
バッファ部63は、実効的に検波信号SD1の波形整形を行って、図4(c)に示すようなキャリア検出信号CRDETとして出力することとなる。
【0042】
[1.4] 全体動作
次に図5を参照して腕時計型情報機器10の全体動作について説明する。
時刻t1において、アンテナ12のコイルLおよび同調用コンデンサC1を介して図5(a)に示すようなアナログ受信信号(この時点ではキャリア信号のみ)が外部の図示しないカードリーダ/ライタから入力されると、整流回路31は、アナログ受信信号を整流し平滑コンデンサC2を介して直流電源(VDD、VSS)としてマイクロプロセッサ23に供給される。
アナログ受信信号の入力に伴って、クロック形成部36は、図5(a)に示すように、キャリア信号のエンベロープの波形整形を行い、キャリア信号が入力されている間(時刻t1〜t5)、“H”レベルとなる信号を形成し、この信号の“H”レベルをゲート信号として、生成した図5(b)に示すようなクロック信号CLOCK1をマイクロプロセッサ23に出力する。
一方、キャリア検出部38は、図5(f)に示すように、時刻t1においてキャリア検出信号CRDETを“H”レベルに遷移させる。この“H”レベルのキャリア検出信号CRDETはウオッチCPU14に出力され、CPU51は、電源制御部54を制御し、スイッチトランジスタ16をオフ状態として、バッテリー15からのICカードチップ部11に対する電源供給を停止する。
【0043】
すなわち、ICカードチップ部11は、整流回路31により供給される直流電源(VDD、VSS:図5(m)中キャリア整流電源と記載)により駆動されることとなる。 そしてキャリア信号の入来を検出してから所定時間が経過した時刻t2において、ICカードチップ部11は、図5(c)に示すように受信モード状態信号を“H”レベルとし、受信状態となる。
これにより、A/Dコンバータ32は、アナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号としてPSK復調部33に出力する。
PSK復調部33は、図5(e)に示すように、ディジタル受信信号のフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとしてマイクロプロセッサ23に出力することとなる。
そして、時刻t3において、ディジタル受信信号の入力が終了すると、受信モード状態信号を“L”レベルとし、待機状態となる(図5(c)参照)。
【0044】
その後、時刻t4において、CPU41は、図5(d)に示すように、送信モード状態信号を“H”レベルとするとともに、外部のカードリーダ/ライタに対し、信号を送信すべく送信データをPSK変調部34に出力する。
これによりPSK変調部34は、CPU41により入力された送信データのPSK変調を行って送信制御信号としてドライブ部35に出力する。
ドライブ部35は、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成してアンテナ12に出力し、アンテナ12を介して外部の図示しないカードリーダ/ライタに信号を送信することとなる。
そして、時刻t5において、送信データの出力が終了すると、CPU41は、図5(d)に示すように、送信モード状態信号を“L”レベルとする。
その後、時刻t6において、図5(f)に示すように、アンテナ12から入力されるキャリア信号がなくなり、キャリア検出部38において、キャリア検出信号CRDETが“L”レベルとなると、I/O部46を介して制御信号CTRLとしてのトリガ信号(図5(g)参照)を“H”レベルとする。
【0045】
これにより、ウオッチCPU14の発振クロック部57は、図5(h)に示すように、外部接続された水晶発振器Xの発振周波数に基づいてクロック信号CLOCK2を生成しマイクロプロセッサ23に出力する。また、電源制御部54は、スイッチトランジスタ16をオン状態として、ICカードチップ部11にバッテリー15からの電源供給を行う(図5(m)参照)。さらに、図5(i)に示すように、ウオッチCPU14は、ICカードチップ部11をデータ伝送モードとする。
そして、時刻t7になると、マイクロプロセッサ23のCPU41は、EEPROM45から表示を行うためのデータを読み出し、I/O部46を介してウオッチCPU14のRAM55にデータを伝送する(図5(j)参照)。
CPU41によりデータの伝送が行われ、時刻t8においてデータ電送が終了すると(図5(j)参照)、ウオッチCPUは、時刻t9においてデータ伝送モードを解除する(図5(i)参照)。これと同時に、電源制御部54は、スイッチトランジスタ16オフ状態として、ICカードチップ部11に対するバッテリー15からの電源供給を停止する(図5(m)参照)。
【0046】
時刻t10になると、ウオッチCPU14のCPU51は、RAM55に格納されたICカードチップ部11からのデータに対するフォーマット変換処理などの各種処理を行う(図5(k)参照)。
そして、時刻t11において、ICカードチップ部11からのデータに対する処理が終了すると(図5(k)参照)、CPU51は、処理後のデータをLCDドライバ58に転送しつつ、LCDドライバ58を制御し、図5(l)に示すように、時刻t12から時刻t13までの期間にLCD17にデータ表示を行う。この場合において、LCD17の駆動電源としてはバッテリ15が用いられている。
【0047】
図6および図7にデータ表示動作の一例を示す。
図6は、腕時計型情報機器10であるアナログ電子時計の保護ガラス側に透過型のLCDを配置した場合の表示例であり、ICカードチップ部11をプリペイドカードとして機能させる場合のものである。
図7(a)に示すように、ユーザUが改札口のゲートに至る時刻t21までは、腕時計型情報機器10は、図7(b)に示すように時刻表示状態(時刻表示モード)となっており、図6(b)に示すように、LCD17には何も表示されておらず、LCD17を透過して後ろに配置された文字盤71、時針72、分針73および秒針74が見えている。
そして、ユーザUがゲートGに至ると、上述したような手順によりゲートGに内蔵された図示しないカードリーダ/ライタからアナログ受信信号が入力され、バッテリー15からのICカードチップ部11に対する電源供給が停止される。
【0048】
これによりICカードチップ部11は、整流回路31により供給される直流電源により駆動され、受信状態となる。
そして、ICカードチップ部11は、受信したアナログ受信信号を受信データとしてマイクロプロセッサ23に出力することとなる。
そして、ディジタル受信信号の入力が終了すると、ICカードチップ部は、プリペイドカードの残金データの更新を行い、更新完了後、ゲートG内の図示しないカードリーダ/ライタに残金データの更新完了の旨を送信することとなる。
そして、時刻t22になると、図6(a)に示すように、最後の利用料およびプリペイドカードの残金が表示されるデータ表示状態(自動データ表示モード)となる。
【0049】
より具体的には、「Central」駅から「North」駅までの乗車料金(利用料)$5および残金$95が表示されることとなる。
そして、時刻t22からデータの確認のために予め設定された自動データ表示時間TDISPが経過した時刻t23になると、再び時刻表示状態(時刻表示モード)に移行し、図6(b)に示したように、LCD17には何も表示されておらず、LCD17を透過して後ろに配置された文字盤71、時針72、分針73および秒針74が見える状態となる。
この状態において、時刻t24において、ユーザが表示ボタン75を押し下げると、データ表示状態(マニュアルデータ表示モード)となり、LCD17には、図6(a)に示すように、最後の利用料およびプリペイドカードの残金が表示される。
そして、予め設定された表示時間が経過し、あるいは、ユーザがデータ表示中に表示ボタン75を再び押し下げた時刻t25において、再び時刻表示状態(時刻表示モード)に移行することとなる。
【0050】
[1.5] 第1実施形態の変形例
上記説明においては、アナログ電子時計の場合について説明したが本変形例は、ディジタル電子時計に適用した場合のものである。
すなわち、図8は、ディジタル電子時計の保護ガラス側に透過型のLCDを配置した場合の表示例であり、図6と同様に、ICカードチップ部11をプリペイドカードとして機能させる場合のものである。
時刻表示状態においては、図8(b)に示すように、LCD17には現在の日付および曜日(4月3日、日曜日)と現在時刻(12時37分46秒)が表示されている。
この状態において、ユーザが表示ボタン75を押し下げると、LCD17には、図8(a)に示すように、日付、曜日および現在時刻の表示に代えて、最後の利用料(「Central」駅から「North」駅までの乗車料金$5)およびプリペイドカードの残金($95)が表示される。
【0051】
[1.6] 第1実施形態の効果
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、従来の非接触型ICの仕様を継承しつつ、携帯性を損なうことなく、格納したデータ内容をその場で表示することが可能となり、使い勝手が向上することとなる。
また、外部とのデータのやり取りを行う場合に、ICカードチップ部11が送信側として機能する場合には、バッテリーの電力で駆動されるため、送信電力あるいは変調度を大きくすることができ、より離れた位置まで確実にデータ送信を行うことができる。
【0052】
特に携帯型電子機器の一つであるウェアラブル電子機器の電池などの電源および表示機能を有効活用することにより、非接触ICカード機能の残金額、使用履歴などのデータ内容をICカードアクセス時から一定時間もしくはスイッチ操作によりいつでも必要な時に表示させることが可能となり、使用者の利便性を著しく向上させることが可能となる。
また、ウェアラブル電子機器として腕時計型電子機器を構成する場合に、時刻表示用指針と透過型表示素子とを組み合わせることは、デザイン的な外観面と表示視認性との調和を図ることができる。特に透過型発光表示素子との組み合わせは使用時の視認性が向上し、効果が大きくなる。
【0053】
[2] 第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
[2.1] 概要構成
図9に第2実施形態の腕時計型情報機器10Aの概要構成ブロック図を示す。図9において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
図9において、図1の第1実施形態と異なる点は、アンテナ12を介して入力される受信信号から駆動用電源を生成してICカードチップ部11全体に供給する電源部22に代えて、アンテナ12を介して入力される受信信号から駆動用電源を生成してRF部21に供給する電源部22Aを備えた点、RF部21の出力信号の電圧レベルをマイクロプロセッサ23側の電圧レベルに合わせるレベルシフタ63を備えた点、ICカードチップ部11に必要に応じてバッテリー15からの電源供給を制御するスイッチトランジスタ16をなくした点並びにレベルシフタ63およびマイクロプロセッサ23にバッテリー15から電源供給を行っている点である。
【0054】
[2.2] 全体動作
次に腕時計型情報機器10Aの全体動作について説明する。以下の説明においては、アナログ送信信号の送信時の動作、ICカードチップ部11Aのマイクロプロセッサの動作およびウオッチCPUの動作については、第1実施形態と同様であるので、アナログ受信信号の入力時のICカードチップ部11Aの動作を主として説明する。
アンテナ12のコイルLおよび同調用コンデンサC1を介してアナログ受信信号(この時点ではキャリア信号のみ)が外部の図示しないカードリーダ/ライタから入力されると、整流回路31は、アナログ受信信号を整流し平滑コンデンサC2を介して直流電源(VDD、VSS)としてRF部21に供給される。
そしてキャリア信号の入来を検出してから所定時間が経過するとICカードチップ部11Aは受信状態となり、受信データをレベルシフタ63に出力する。
レベルシフタ63は受信データの電圧レベルをマイクロプロセッサ23側の電圧レベルに合わせてマイクロプロセッサ23に出力することとなる。
これによりマイクロプロセッサ23は、バッテリー15から供給された電源により動作し、受信データに対応する各種処理を行うこととなる。
そして、ディジタル受信信号の入力が終了すると、待機状態となる。
【0055】
[2.3] 第2実施形態の効果
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、ICカードチップ部11Aのマイクロプロセッサ23は、常にバッテリー15からの電源供給により動作しているので、より安定に動作させることが可能となる。
また、非動作時のリーク電流が比較的大きなRF部は外部から送信される電磁波キャリアを整流した電源を使用し、非動作時のリーク電流が比較的小さなICカードチップ部のマイクロプロセッサは時計表示用の電源を使用しているので、簡単な構成でリーク電流を抑制し、かつ、電磁波キャリアを整流した電源がない状態でウオッチCPUへのデータ電送を行うことが可能となる。
【0056】
[3] 第3実施形態
つづいて、本発明の第3実施形態について説明する。
[3.1] 概要構成
図10に第3実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図を示す。
腕時計型情報機器10Bは、大別すると、ICカードの機能を実現するICカードチップ部11Bと、ICカードチップ部11Bに接続されたアンテナ12と、各種情報表示を行うための液晶ディスプレイ(LCD)17と、ICカードチップ部11Bにデータインターフェース13を介して接続され、腕時計型情報機器全体の制御、計時動作およびLCD17の表示制御を行うウオッチCPU14と、腕時計型情報機器10Bに電源を供給するバッテリー15と、後述のキャリア検出部からの制御信号に基づいてICカードチップ部11Bにバッテリー15からの電源供給を制御するスイッチトランジスタ66と、を備えて構成されている。
ICカードチップ部11Bは、アンテナ12を介して入力される受信信号を受信するRF部21と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号のキャリア検出を行うキャリア検出部65と、ICカードチップ部11B全体を制御するマイクロプロセッサ23と、を備えて構成されている。
【0057】
[3.2] 詳細構成
図11に腕時計型情報機器10Bの詳細構成ブロック図を示す。
図11において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本第3実施形態においては、RF部21には、動作時にはバッテリー15から電源が供給される。
また、RF部21は、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号のキャリア検出を行うキャリア検出部65と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号として出力するA/Dコンバータ32と、ディジタル受信信号のフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとして出力するPSK復調部33と、マイクロプロセッサ23から入力される送信データのPSK変調を行って送信制御信号として出力するPSK変調部34と、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成するドライブ部35と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてクロック信号CLOCK1を形成するクロック形成部36と、アンテナ12を介して入力されたアナログ受信信号に基づいてリセット信号を生成するリセット信号RESETを生成するリセット信号生成部37と、を備えて構成されている。
【0058】
この場合において、キャリア検出部65の構成は、図3に示したキャリア検出部38と同様の構成となっている。
これらの構成のうち、キャリア検出部65には、常時バッテリー15から電源が供給されているが、A/Dコンバータ32、PSK復調部33、PSK変調部34、ドライブ部35、クロック形成部36、リセット信号生成回路37には、キャリア検出部65によりキャリアが検出され、キャリア検出信号が“L”レベルとなって、スイッチトランジスタ66がオン状態となった場合にバッテリー15から電源が供給される。
【0059】
[3.3] 全体動作
次に腕時計型情報機器10Bの全体動作について説明する。
アンテナ12のコイルLおよび同調用コンデンサC1を介してアナログ受信信号(この時点ではキャリア信号のみ)が外部の図示しないカードリーダ/ライタから入力されると、キャリア検出部65は、キャリア信号を検出して“L”レベルのキャリア検出信号CRDETを出力する。
これにより、スイッチトランジスタ66はオン状態となり、A/Dコンバータ32、PSK復調部33、PSK変調部34、ドライブ部35、クロック形成部36、リセット信号生成回路37にバッテリー15から電源が供給されて動作状態となる。
これによりアナログ受信信号の入力に伴って、クロック形成部36は、キャリア信号が入力されている間クロック信号CLOCK1を形成してマイクロプロセッサ23に出力する。
そしてキャリア信号の入来を検出してから所定時間が経過するとICカードチップ部11Bは、受信状態となる。、
【0060】
これにより、A/Dコンバータ32は、アナログ受信信号をアナログ/ディジタル変換してディジタル受信信号としてPSK復調部33に出力する。
PSK復調部33は、ディジタル受信信号のフェイズシフトキーイング(PSK)復調を行って受信データとしてマイクロプロセッサ23に出力することとなる。
そして、ディジタル受信信号の入力が終了すると、待機状態となる。
その後、CPU41は、外部のカードリーダ/ライタに対し、信号を送信すべく送信データをPSK変調部34に出力する。
これによりPSK変調部34は、CPU41により入力された送信データのPSK変調を行って送信制御信号としてドライブ部35に出力する。
ドライブ部35は、送信制御信号に基づいてアナログ送信信号を生成してアンテナ12に出力し、アンテナ12を介して外部の図示しないカードリーダ/ライタに信号を送信することとなる。
【0061】
その後、アンテナ12から入力されるキャリア信号がなくなり、キャリア検出部65において、キャリア検出信号CRDETが“H”レベルとなると、スイッチトランジスタ66はオフ状態となり、A/Dコンバータ32、PSK復調部33、PSK変調部34、ドライブ部35、クロック形成部36、リセット信号生成回路37にバッテリー15から電源供給が停止されて非動作状態となる。
そして、マイクロプロセッサ23のCPU41は、EEPROM45から表示を行うためのデータを読み出し、I/O部46を介してウオッチCPU14のRAM55にデータを伝送する。
CPU41によりデータの伝送が行われ、データ電送が終了すると、データ伝送モードを解除する。
さらに、ウオッチCPU14のCPU51は、RAM55に格納されたICカードチップ部11からのデータに対するフォーマット変換処理などの各種処理を行う。
そして、ICカードチップ部11Bからのデータに対する処理が終了すると、CPU51は、処理後のデータをLCDドライバ58に転送しつつ、LCDドライバ58を制御し、LCD17にデータ表示を行う。
【0062】
[3.4] 第3実施形態の効果
本第3実施形態によれば、外部からのキャリア信号入来を検出してRF部に時計表示用のバッテリーから電源を供給するので、不必要な消費電力の増大を抑制することができるとともに、データの変調時にバッテリーからの電源を用いることができるので、変調度あるいは、送信電力を大きくすることができるので、通信距離を大きくすることができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、ICカードチップ部からデータ表示のためにデータをウオッチCPUなどに読み込む場合にのみ、ICカードチップ部に時計表示用の電源を供給するようスイッチトランジスタを介して電源制御を行っているので、ICカードチップ部の非動作時に時計表示用の電源からのリーク電流を阻止することが可能となる。
【0063】
さらにICカードチップ部のうち、少なくともキャリア検出回路は時計表示用電源により連続的あるいは間欠的に動作させ、キャリアが検出された時点でICカードチップ部の他の部分に時計表示用の電源から電源を供給することにより、非動作時におけるICカードチップ部におけるリーク電流を抑制することが可能となる。この場合において、キャリア検出回路はウオッチ用回路IC技術を応用することにより、動作電流をμA(マイクロアンペア)オーダーにすることが可能となっている。
【0064】
また、さらにキャリア検出回路により電磁波キャリアの有無を検出してICカードチップ部の動作モードの切換を行っているので、容易、かつ、適切なタイミングで動作モードの切換が可能となる。この場合において、キャリア検出状態からキャリア非検出状態に移行したタイミングでICカードチップ部のマイクロプロセッサとウオッチCPUなどのICカードチップ部外との間でデータインターフェースを行うので、ICカードチップ部と外部の装置との間の通信を妨げることがない。
【0065】
[4] 実施形態の変形例
[4.1] 第1変形例
上記各実施形態では、腕時計型情報機器の場合について説明したが、表示部および表示部用の独立した電源(バッテリー)を有する小型の携帯型電子機器であれば、本発明の適用が可能である。
【0066】
[4.2] 第2変形例
小型の携帯型電子機器としては、電卓、PDA(Personal Digital Assistant)、翻訳機、万歩計、携帯型血圧計などが挙げられ、ネックレス型、ペンダント型などさまざまな態様が可能である。
【0067】
[4.3] 第3変形例
以上の説明においては、ステッピングモータによりアナログ指針を駆動するアナログ電子時計の動作と外部からのキャリア信号検出時、すなわち、外部からデータ信号受信した場合の関係については、述べなかったが、外部からデータ信号受信している場合にステッピングモータの動作を停止させ、データ受信の完了後に停止した期間に相当するステップ数分動作させるように構成することも可能である。
これにより、ステッピングモータの駆動に伴う電磁ノイズの発生を抑制することができ、より安定なデータ受信を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯性を損なうことなく、格納したデータ内容をその場で表示することが可能となり、使い勝手が向上する。また、外部とのデータのやり取りを行う場合に送信側として機能する場合に、送信電力あるいは変調度を大きくすることができ、より離れた位置まで確実にデータ送信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図である。
【図2】 第1実施形態の腕時計型情報機器の詳細構成ブロック図である。
【図3】 キャリア検出部の構成例の説明図である。
【図4】 キャリア検出部の動作説明図である。
【図5】 第1実施形態の腕時計型情報機器の動作説明図である。
【図6】 第1実施形態の表示例の説明図である。
【図7】 第1実施形態の具体的動作例の説明図である。
【図8】 第1実施形態の変形例の表示例の説明図である。
【図9】 第2実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図である。
【図10】 第3実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図である。
【図11】 第3実施形態の腕時計型情報機器の詳細構成ブロック図である。
【図12】 従来の非接触型ICカードの概要構成ブロック図である。
【符号の説明】
10、10A、10B……腕時計型情報機器
11……ICカードチップ部
12……アンテナ
14……ウオッチCPU
15……バッテリー
16……スイッチトランジスタ
17……LCD
21……RF部
22……電源部
23……マイクロプロセッサ
31……整流回路
32……A/Dコンバータ
33……PSK復調部
34……PSK変調部
35……ドライブ部
36……クロック形成部
37……リセット信号生成部
38……キャリア検出部
41……CPU
42……ROM
43……RAM
44……暗号処理コプロセッサ
45……EEPROM
46……I/O部
51……CPU
52……ゲートアレイ部
53……I/O部
54……電源制御部
55……RAM
56……ROM
57……発振計時部
58……LCDドライバ
G……ゲート
U……ユーザ

Claims (11)

  1. 電源と、
    前記電源により駆動され、駆動モータによりアナログ指針を機械的に駆動する情報処理部と、
    外部装置から非接触でデータを受信する場合には、受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作し、前記情報処理部との間でデータのやり取りを行う場合には、前記電源から供給される電力により動作して前記外部装置あるいは前記情報処理部との間でデータのやり取りを行う非接触データ処理部と、
    前記外部装置との間で非接触でデータの送受信を行っている期間中、前記駆動モータに対する駆動信号出力を禁止するモータ駆動禁止部と
    を備えたことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記非接触データ処理部のうち、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分と、前記電源により動作する装置部分との間で、前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分の出力信号の電圧レベルを前記情報処理部の電圧レベルにシフトする電圧レベルシフト部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分は、前記外部の装置から非接触でデータを受信する際に無線信号の処理を行うRF部を含むことを特徴とする請求項記載の携帯型電子機器。
  4. 前記外部装置は、ユーザが通過可能なゲートに設けられており、前記ゲートを通過する際にデータの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器。
  5. 各種情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記情報処理部は、前記外部装置から非接触でデータを受信した場合に前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器。
  6. 各種情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記情報処理部は、前記ゲートを通過したことが検出されたタイミングに応じて前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴とする請求項記載の携帯型電子機器。
  7. 前記データの受信に対応する表示は当該受信のタイミングに対応する予め定めた所定期間の間行われることを特徴とする請求項または記載の携帯型電子機器。
  8. 前記情報処理部は、前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行っているタイミング以外のタイミングにおいて予め定めた所定の表示を前記表示部において行うことを特徴とする請求項5または6に記載の携帯型電子機器。
  9. 前記受信信号の入来に伴って得られる電力に基づいて動作する装置部分に対し、前記受信信号を整流して供給する整流部を備えたことを特徴とする請求項または記載の携帯型電子機器。
  10. 前記受信信号は交流信号であり、
    前記非接触データ処理部は、前記受信信号を整流して動作用の電力とする整流部を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の携帯型電子機器。
  11. 前記情報処理部は、各種情報を表示する表示部およびユーザが各種操作を行う操作部を有し、前記外部装置から非接触でデータを受信し、かつ、前記操作部において表示指示の操作がなされた場合に予め定めた所定期間の間、前記データの受信に対応する表示を前記表示部において行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の携帯型電子機器。
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