JPH03198532A - ブレスレット型非接触記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａｌ産業上の利用分野 この発明は、直接手首に装着して、外部装置との間で非
接触データ通信を行うブレスレット型非接触記録媒体に
関する。

（ｂｌ従来の技術 入退場や通行を自動管理する装置として個人識別データ
などが記録されたＩＤカードや有効期限が記録された定
期券等が従来より用いられている。例えば入退室を管理
する装置であれば、入退室口に設けられたＩＤカードリ
ーグは予め許可されたＩＤコードが記録されたＩＤカー
ドを読み込んだときにのみ入退室口のロックを解除する
。

また、近年、所謂プリペイドカード（料金前払いカード
）が広く使用されている。プリペイドカードは使用可能
な残り度数が書き込まれる磁気カードであり、このプリ
ペイドカードを受は入れて処理を行う装置には、残り度
数から使用度数を減算した値を新たな残り度数としてデ
ータを書き換える手段が設けられている。

このように施設や装置の利用を自動管理する装置には一
般に磁気カードが記録媒体として用いられている。

（Ｃ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、このようにＩＤコードや残り度数が磁気
記録により書き込まれたものでは、使用に際してカード
をカードリーダ／ライタに装着する手間がかかる問題が
あった。例えば、スキー場のリフト管理に用いる場合に
、利用者は通常手袋をしていて且つストックを持ってい
るので、リフトゲートでカードを取り出し、カードリー
ダ／ライタに装着して抜き取ることは極めて手間のかか
る動作となった。

また、このような従来のカード媒体では、常に取り出し
易い場所に収納・携帯しなければならず、そのためにカ
ードフォルダなどのケースとポケットまたはバッグなど
が必要である。

本発明は上記の問題点に鑑みてなしたもので、手首に直
接装着して、利用する機器に接近するだけで、その機器
との間でデータ通信を行えるようにし、しかも記録媒体
自体を腕時計としても使用できるようにしたブレスレッ
ト型非接触記録媒体を提供することを目的とする。

ｆｄ）課題を解決するための手段 この発明は、このような目的を達成するために、外部装
置との間で非接触によりデータの送信および／または受
信を行う通信制御手段と、データを記憶するメモリと、
このメモリの記憶内容またはその記憶内容と受信データ
から送信データを作成するデータ処理手段と、現在時刻
を計時する計時手段と、少なくとも上記計時内容を表示
する表示部とをブレスレット型のケース内に設けた。

（ｅ）作用 この発明のプレスレット型非接触記録媒体によれば、通
信制御手段は外部装置との間で非接触によりデータの送
信および／または受信を行い、メモリは所定のデータを
’ｍ続的に記憶し、データ処理手段はメモリの記憶内容
またはこの記憶内容と受信データから送信すべきデータ
を作成する。また、計時手段は現在時刻を計時し、表示
部は上記計時内容を表示する。そして、これらの各手段
がブレスレット型のケース内に設けられている。従って
このプレスレット型非接触記録媒体を手首に装着したま
ま、利用すべき外部装置に接近するだけで、その外部装
置との間で所定のデータ通信を行うことができる。また
、上記表示部には計時内容すなわち現在時刻が表示され
るため、このブレスレット型非接触記録媒体を腕時計と
しても使用することができる。これにより常時携帯する
ことの不快感を和らげることができる。

ｆｆ）実施例 この発明の実施例であるブレスレット型非接触記録媒体
の外観および内部構造を第１図および第２図に示す。

第１図において符号１は内部に制御回路が組み込まれた
本体であり、その上面に表示部１２、側面に押ボタンス
イッチ１３ａ、１３ｂが設けられている。また、符号２
ａ、２ｂは本体１にそれぞれ取り付けられたベルトであ
る。

第２図において、符号５は本体ｌの樹脂ケースである。

この樹脂ケース５内に、回路基板上にいくつかの電子部
品が実装されてなる制御回路３が組み込まれている。ま
た、樹脂ケース５の上部に液晶表示パネルなどからなる
表示部１２が組み込まれている。また、ベルト２ａ、２
ｂ内にそれぞれフレキシブル配線基板からなるシートコ
イル４ａ、４ｂがそれぞれ埋めこまれていて、本体内の
制御回路３に接続されている。

次に、上記制御部のブロック図および主要部の回路図を
第３図および第４図に示す。

第３図は制御部のブロック図である。同図において符号
６はＲＯＭ７に予め書き込まれているプログラムを実行
して制御部全体を統括するＣＰＵ、８は書き込み可能な
不揮発性メモリまたはプログラマブルＲＯＭ等からなる
メモリである。上記不揮発性メモリとしては電源遮断時
にもデータを保持するタイプのメモリ、または電池によ
り長時間バックアップされるＣ−ＭＯＳタイプのメモリ
を用いることができる。また、プログラマブルＲＯＭと
しては電気的書込消去可能なＦＲＯＭ　（ＥＥＦＲＯＭ
）等を用いることができる。電源部９は制御部全体に電
源電圧を供給する回路である。

このブレスレット型非接触記録媒体が外部装置に接近し
た際、コイル４はその外部装置から非接触により電力を
受給して、その電力が外部装置との間で通信制御を行う
際の電源として用いられる。

送信回路１０および受信回路１）はコイル４を介して外
部装置との間で非接触によりデータ通信を行う。コイル
４は第２図に示したようにシートコイルなどを用い、外
部装置に設けられているコイルとの間で電磁界結合によ
り信号の送受信および電力の受給を行う。表示部１２に
は表示用メモリが設けられていて、ＣＰＵ６が、その表
示用メモリにデータを書き込むことによって表示を行う
。

また、ＣＰＵ６は入力部１３の操作を読み込む。

時計部１４は現在時刻を計時する回路であり、必要に応
じてＣＰＵ６はこの時計部１４の内容の読み出し、また
は書き込みを行う。電池１５はコイル４からの電力受給
がないときに制御部全体に電源電圧を供給する。

第４図はプレスレット型非接触記録媒体の制御部の主要
部の回路図であり、符号２０は１チツプマイクロプロセ
ツサであり、第３図に示したＣＰＵ６、ＲＯＭ７および
場合によってメモリ８を含む。また、第４図において符
号４ａ、４ｂはベルト内に設けたコイルであり、このコ
イル４ａ、４ｂに誘起された電圧がダイオードＤＩ、Ｄ
２および抵抗Ｒ１により検波されてマイクロプロセッサ
２０のデータ端子りに与えられる。また、この検波信号
はダイオードＤ３を通してコンデンサＣ１に充電され、
抵抗Ｒ２とツェナーダイオードＺＤにより定電圧化され
てマイクロプロセッサ２０の電源電圧Ｖｌｌｌ＋として
与えられる。また、ＶＤで示す回路はコンデンサＣＩの
充電電圧を検出して、一定電圧未満のときマイクロプロ
セッサ２０にリセット信号を与え、一定電圧以上のとき
リセット解除を行う電圧検出回路である。

次に、外部装置に設けられる制御回路のブロック図を第
５図に示す。

第５図において発振回路３１は常に例えばＩＭＨｚの信
号を発生し、変調回路３２はマイクロプロセッサ３０か
ら出力される信号によって発振回路３１による発振出力
の振幅を変調するとともにコイル３３へ給電する。コイ
ル３３はこの信号により電磁界を発生する。一方、変化
分抽出回路３４はコイル３３に誘起される電圧または電
流の信号レベルの変化を検出し、データ復調回路３５は
その信号レベルの変化を論理レベルの０，１に変換して
マイクロプロセッサ３０へ与える。

プレスレット型非接触記録媒体からの信号を受信する際
、変調回路３２はコイル３３に対し常に例えばＩＭＨｚ
の連続信号を供給する。第４図に示したプレスレット型
非接触記録媒体は、そのマイクロプロセッサ２０のデー
タ端子りの入力インピーダンスを変化させることにより
、外部装置のコイル３３と非接触記録媒体のコイル４と
の結合係数を変化させる。したがって第５図に示した変
化分抽出回路３４およびデータ復調回路３５はプレスレ
ット型非接触記録媒体におけるマイクロプロセッサ２０
のデータ端子りのオン／オフを、コイル３３に対する供
給電圧または供給電流の変化として検出し、復調するこ
とができる。

次に、プレスレット型非接触記録媒体の処理手順の例を
第６図に示す。先ず、上記コイル４からの電力受給の有
無または押しボタンの操作を待つ（ｎｌ、ｎ３）。この
プレスレット型非接触記録媒体が外部装置に接近して、
コイルから電力を受給したなら、予めメモリ８に書き込
まれている２つのデータ（内容（１），（２））を送信
する（ｎｌ→ｎ２）。これにより外部装置は内容（１）
，（２１のデータを受信することができる。例えば、こ
の記録媒体がプリペイド記録媒体として用いられるので
あれば、内容（１）として識別データ、内容（２）とし
て残度数等が記憶されている。

モード変更ボタン（第１図中１３ａ）が操作されたなら
、表示モードを変更する（ｎ３−ｎ４）。変更後の表示
モードが時計表示モードであれば、日付および時刻を時
計部１４から読み出し、表示用データを作成してこれを
表示部１２の表示用メモリへ書き込む（ｎ　５−ｎ　６
−ｎ　７）。これにより現在の日付および時刻が表示さ
れる。変更後の表示モードが内容（１）の表示モードで
あれば、内容（１）を読み出し、その表示データを表示
部１２の表示用メモリに書き込む（ｎ８−ｎ９→ｎ１０
）、これにより内容（１）が表示される。また、変更後
の表示モードが内容（２）の表示モードであれば、内容
（２）を読み出し、その表示用データを表示部１２の表
示用メモリに書き込む（ｎ　１）−ｎ　１０）　。

これにより内容（２）が表示される。もし、時計表示モ
ードにおいて時刻修正ボタン（第１図中１３ｂ）が操作
されたなら、日付および時刻の修正処理が行われる（ｎ
　３−ｎ　Ｉ　２−ｎ　Ｉ　３）。

なお、実施例では外部装置からデータを受信できるよう
にし、また書き込み可能なメモリを用いたが、例えば予
めＲＯＭにデータを固定させておき、そのデータを必要
な時点で、又は常に送信するだけの機能を持つものにも
本発明は適用させることができる。

（幻発明の効果 この発明によれば、ブレスレット型非接触記録媒体を所
有する者が、その記録媒体に対するデータの書き込みま
たは読み出しなどを行う外部装置の側を通過するだけで
両者間でデータ通信が行われるようになる。これにより
記録内容の読み出し又は書き込み処理に手間をかけるこ
とがなくなる。また、ブレスレット型であって、手首に
装着した状態で使用するため、外部装置に対し容易に近
接させることができる。更に、ブレスレット型非接触記
録媒体単独で腕時計として用いることができ、常時携帯
による不快感も解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の実施例であるブレスレ
ット型非接触記録媒体の外観図およびその内部構造を表
す図である。第３図および第４図は同ブレスレフト型非
接触記録媒体の制御部のブロック図および主要部の回路
図である。第５図は外部装置に設けられる主要部のブロ
ック図である。第６図はブレスレット型非接触記録媒体
の処理手順を表すフローチャートである。 ｌ−本体、 ２ａ、２ｂ−ベルト、 ３−制御回路、 ４　（４ａ、４ｂ）−コイル、 １２−表示部、 １３　（１３ａ、１３ｂ）−人力部（押しボタンスイッ
チ）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）外部装置との間で非接触によりデータの送信およ
   び／または受信を行う通信制御手段と、データを記憶す
   るメモリと、このメモリの記憶内容またはその記憶内容
   と受信データから送信データを作成するデータ処理手段
   と、現在時刻を計時する計時手段と、少なくとも上記計
   時内容を表示する表示部とをブレスレット型のケース内
   に設けたことを特徴とするブレスレット型非接触記録媒
   体。