JP4366880B2 - 携帯型情報機器、携帯型情報機器の制御方法、記録媒体およびプログラム - Google Patents

携帯型情報機器、携帯型情報機器の制御方法、記録媒体およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型情報機器、携帯型情報機器の制御方法、携帯型情報機器の制御用プログラムを記録した記録媒体および携帯型情報機器の制御用のプログラムに係り、特にディジタル制御により各種情報を表示可能であり、外部とのデータ通信が可能な携帯型情報機器、携帯型情報機器の制御方法、携帯型情報機器の制御用プログラムを記録した記録媒体および携帯型情報機器の制御用のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種情報を記録する情報記録媒体として磁気カードが知られている。この磁気カードは安価に製造することはできるが、大量の情報を記録することはできず、機密保持が困難であるという問題点があった。
近年ではこれを解決すべく、大容量の情報を記憶でき、機密保持も容易であるICカードが開発され、普及している。
このようなICカードのなかで非接触型のICカードは、電車乗車券、定期券、スキー場のリフトカードのようにリーダライタに近づけるだけでデータのやり取りを高速に行うことができる機能性やメンテナンスフリー性の観点から各種応用が望まれている。
上記従来の非接触型のICカードにおいては、ICカード単体でデータ内容を表示できるわけではなかった。
小額電子マネーや電車乗車券などとして非接触ICカードを利用する場合には、使用タイミングにおいて、使用金額や残高確認が行えないというのは、使い勝手が悪い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、これを解決すべく、非接触ICカードと同一の機能を実現する非接触ICカード回路を携帯型情報機器に持たせ、さらに各種情報を表示する液晶ディスプレイや有機EL発光ディスプレイなどを設けることにより、使用金額や残高確認を行うようにすることが考えられる。
しかしながら、液晶ディスプレイや有機EL発光ディスプレイなどの表示装置のディジタル制御に起因する電磁ノイズにより非接触ICカード回路における通信感度が劣化し、通信距離が短くなったり、通信エラーが発生する可能性が生じることとなる。この場合において、ディジタル制御により各種情報を表示する表示装置から電磁ノイズが発生する原因は、種々存在するが、例えば、液晶ディスプレイや有機EL発光ディスプレイなどの表示パネルに交流波形が印加されることにより、あるいは、表示パネルの駆動電源を昇圧する昇圧回路のスイッチング動作のオン/オフによって発生することとなる。
【0004】
特にこの問題は、腕時計形状を有する携帯型情報機器などのように、機器が小型で液晶ディスプレイや有機EL発光ディスプレイなどの表示部と非接触ICカード回路のアンテナを離間して配置することが困難な携帯型情報機器において顕著に発生すると考えられる。
そこで、本発明の目的は、表示部と非接触ICカード回路のアンテナとを装置サイズの関係で離間して配置することが出来ない場合であっても、非接触ICカード回路の通信感度の劣化、通信距離の短縮化および通信エラーの発生を抑制することが可能な携帯型情報機器、携帯型情報機器の制御方法、携帯型情報機器の制御用プログラムを記録した記録媒体および携帯型情報機器の制御用のプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の構成は、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、前記無線通信部において、データ通信期間中、前記表示部における表示を禁止する表示禁止部と、を備えたことを特徴としている。
またアンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、前記無線通信部において、無線通信開始信号を受信した場合に、前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止する表示禁止部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、無線通信部はアンテナを介して外部装置との間で無線通信を行い、表示部はディジタル制御により各種情報を表示する。
そして、表示禁止部は、無線通信部においてデータ通信期間中、表示部における表示を禁止する。
【0006】
またアンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、前記無線通信部において、無線通信開始信号を受信した場合に、前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止する表示禁止部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、無線通信部はアンテナを介して外部装置との間で無線通信を行い、表示部はディジタル制御により各種情報を表示する。
表示禁止部は、前記無線通信部において無線通信開始信号を受信した場合に、前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止する。
【0007】
この場合において、前記無線通信部における前記データ通信と前記表示部における表示とを交互に行わせる制御部を備えるようにしてもよい。
【0008】
また、前記表示部は、実際に表示を行う表示パネル部と、前記表示パネル部を駆動する表示駆動部と、を備え、前記表示禁止部は、前記表示部における表示を禁止するに際し、前記表示駆動部の動作を停止する、ようにしてもよい。
【0009】
さらに前記表示部は、実際に表示を行う表示パネル部と、外部からの表示制御信号に基づいて前記表示パネル部を駆動する表示駆動部と、を備え、前記表示禁止部は、前記表示部における表示を禁止するに際し、前記表示制御信号の入力を禁止する、ようにしてもよい。この場合に、前記アンテナは、前記無線通信部を構成し、前記無線通信を行う回路が搭載された回路基板の前記表示パネル部側に設けられているようにしてもよい。
【0010】
さらにまた、前記無線通信部は、外部装置との間で双方向無線通信を行うようにしてもよい。
【0011】
また、計時処理を行う計時処理部と電源を供給する電池とを備え、前記表示部は、前記計時処理部の制御下で前記電池から電源供給により常時時計表示を行うように構成しても良い。
さらに、ユーザの腕に装着可能な腕時計形状を有しているようにしてもよい。
【0012】
さらにまた、表示部の背面側あるいは前面側に配置され、表示部の照明を行う照明部と、無線通信部においてデータ通信期間中、照明部による照明を禁止する照明禁止部と、備えるようにしてもよい。この場合において、照明部は、EL照明装置を有するようにしてもよい。
【0013】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器の制御方法において、前記無線通信部において、データ通信を行っている期間中、前記表示部における表示を禁止することを特徴としている。
上記構成によれば、無線通信部において、データ通信を行っている期間中、表示部における表示を禁止する。
【0014】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器の制御方法において、前記無線通信部において無線通信開始信号を受信した場合に、前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止することを特徴としている。
上記構成によれば、無線通信部において無線通信開始信号を受信した場合に、無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、表示部における表示を禁止する。
【0015】
これらの場合において、前記データ通信と前記表示とを交互に行わせるようにしてもよい。
また、前記表示部における表示を禁止するに際し、表示駆動動作を停止させるようにしてもよい。
さらに前記表示部における表示を禁止するに際し、前記表示部に対する外部からの表示制御信号の入力を禁止するようにしてもよい。
さらにまた、無線通信部においてデータ通信期間中、表示部の照明を禁止するようにしてもよい。
【0016】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムを記録した記録媒体において、前記無線通信部においてデータ通信を行っているか否かをコンピュータに判別させ、前記無線通信部においてデータ通信を行っている期間中、前記表示部における表示を禁止させるためのプログラムを記録したことを特徴としている。
【0017】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムを記録した記録媒体において、前記無線通信部において無線通信開始信号を受信したか否かをコンピュータに判別させ、前記無線通信部において、無線通信開始信号を受信した場合に前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止させるためのプログラムを記録したことを特徴としている。
【0018】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムであって、前記無線通信部においてデータ通信を行っているか否かをコンピュータに判別させ、前記無線通信部においてデータ通信を行っている期間中、前記表示部における表示を禁止させる、ことを特徴としている。
【0019】
また、アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムであって、前記無線通信部において無線通信開始信号を受信したか否かをコンピュータに判別させ、前記無線通信部において、無線通信開始信号を受信した場合に前記無線通信開始信号に対応するデータ通信期間中、前記表示部における表示を禁止させる、ことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
[1]第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
[1.1]データ通信システムの構成
まず、図1を参照してデータ通信システムの概要構成について説明する。以下の説明においては、データ通信システムとして、入退場管理を行うためのデータ通信システムについて説明する。
データ通信システム10は、大別すると、非接触ICカード機能を内蔵する腕時計11と、腕時計11との間でデータ通信を行う外部送受信装置12と、を備えて構成されている。
外部送受信装置12は、外部送受信装置12全体を制御する制御装置13と、制御装置13の制御下で送信制御信号を生成し出力する送信回路14と、後述の高周波回路16から入力される受信信号を復調して受信データとして制御装置13に出力する受信回路15と、送信制御信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ17を介して腕時計11に送信するとともに、アンテナ17を介して腕時計11から受信した原受信信号から受信信号を生成して受信回路15に出力する高周波(RF)回路16と、を備えて構成されている。
【0021】
[1.2]外部送受信装置の配置
図2に外部送受信装置12を入退場を容易に管理するためのゲートに設置した場合のゲートの外観斜視図を示す。
図2に示すように、ゲートG内には、外部送受信装置12が設置され、ゲートGの一部に、データ通信を行うためのループアンテナとして形成されたアンテナ17が内蔵、配置され、ゲートGを通過する際にICカード機能を有する腕時計11をユーザが近づけることにより、双方向データ通信を行うように構成されている。
この場合において、搬送波(キャリア信号)の周波数としては、一般的に13.56[MHz]や125[kHz]が使用されており、その出力が制限された微弱無線通信であるため通信距離は数センチ程度であり、双方向データ通信を行う場合には、ユーザは時計11をアンテナ17に近接させる必要がある。
【0022】
[1.3]腕時計の概要構成
図3に腕時計型情報機器の概要構成ブロック図を示す。
腕時計11は、アンテナ21と、切換回路22と、受信回路23と、送信回路24と、中央制御回路25と、を備えて構成されている。
切換回路22は、アンテナ21を受信回路23と送信回路24との間で接続切換する。
受信回路23は、アンテナ21を介して受信した外部送受信装置12からの信号を後述の送信回路からの発振信号SVCOに基づいて復調して受信データDRXとして中央制御回路25に出力する。
送信回路24は、中央制御回路25から入力されたシンセイサイザ制御信号SSYに基づいて中央制御回路25から入力された送信データDTXを変調してアンテナ21を介して外部送受信装置12へ送信する。
中央制御回路25は、腕時計11全体を制御する。
【0023】
さらに腕時計11は、鳴音部26と、駆動回路26Dと、振動報知部27と、駆動回路27Dと、発光報知部28と、駆動回路28Dと、表示部29と、駆動回路29Dと、外部操作入力部30と、発振子31と、基準信号作成回路32と、不揮発性メモリ33と、電池34と、を備えて構成されている。
鳴音部26は、中央制御回路25の制御下で駆動回路26Dにより駆動され、ブザーや電子音により各種状態をユーザに告知する。
振動報知部27は、中央制御回路25の制御下で駆動回路27Dにより駆動され、振動により各種状態をユーザに告知する。
発光報知部28は、LEDなどの発光素子を備え、中央制御回路25の制御下で駆動回路28Dにより駆動されて光により各種状態をユーザに告知する。
表示部29は、液晶ディスプレイパネルなどで構成され、中央制御回路25の制御下で駆動回路29Dにより駆動されて各種情報を表示する。
外部操作部は、ボタン、タッチパネルなどにより構成され、ユーザが各種操作を行う。
基準信号作成回路32は、発振子31が生成した源発振信号に基づいて各種基準信号を作成し出力する。
不揮発性メモリ33は、各種データを不揮発状態で記憶する。
電池34は、腕時計型情報機器12に電源を供給する。
【0024】
この場合において、腕時計11の電源は、通常は電池34から供給されるが、外部送受信装置12との間でデータ通信を行っている場合には、一般的な非接触ICカードと同様に外部送受信装置12から送信される搬送波(キャリア信号)を整流して駆動電源とすることも可能である。
また、中央制御回路25には、必要に応じてデータを暗号化する暗号化回路を内蔵することも可能である。
さらに不揮発性メモリ33は、EEPROMやフラッシュメモリなどで構成され、当該腕時計11固有のID番号および受信データなどの各種データが記憶されている。
【0025】
[1.4]受信回路および送信回路の構成
ところで、上述したアンテナ21、切換回路22、受信回路23および送信回路24は、外部送受信装置12における送信回路14、受信回路15、高周波回路16およびアンテナ17と同等の機能を実現するものである。
そこで、アンテナ21、切換回路22、受信回路23および送信回路24についてより詳細に説明する。
図4にアンテナ、切換回路、受信回路および送信回路の概要構成ブロック図を示す。
アンテナ21は、アンテナ本体21Aと、アンテナフィルタ21Bと、を備えて構成されている。
アンテナフィルタ21Bは、アンテナ21から入力される信号あるいはアンテナ21へ出力される信号のうち、不要な成分を除去する。
受信回路23は、RFアンプ23Aと、バッファアンプ23Bと、ミキサ23Cと、バンドパスフィルタ23Dと、IFアンプ23Eと、復調回路23Fと、ベースバンドアンプ23Gと、検波回路23Hと、を備えて構成されている。
【0026】
RFアンプ23Aは、アンテナ21から入力された信号の高周波増幅を行ってミキサ23Cに出力する。
バッファアンプ23Bは、発振信号SVCOの増幅を行いミキサ23Cに出力する。
ミキサ23Cは、RFアンプ23Aの出力信号に増幅された発振信号SVCOを混合してバンドパスフィルタ23Dに出力する。
バンドパスフィルタ23Dは、ミキサ23Cの出力信号のうち、所望の周波数帯域の信号のみを通過させ、IFアンプ23Eに出力する。
IFアンプ23Eは、バンドパスフィルタ23Dの出力信号の中間周波増幅を行い、ベースバンドアンプ23Gに出力する。
復調回路23Fは、IFアンプ23Eの出力信号を復調して、ベースバンドアンプ23Gに出力する。
ベースバンドアンプ23Gは、復調回路23Fの出力信号のベースバンド増幅を行い検波回路23Hに出力する。
【0027】
検波回路23Hは、ベースバンドアンプ23Gの出力信号の検波を行って受信データDRXとして中央制御回路25に出力する。
送信回路24は、PLL回路24Aと、ローパスフィルタ24Bと、IFアンプ24Cと、ローパスフィルタ24Dと、電圧制御発振器(VCO)24Eと、パワーアンプ24Fと、を備えて構成されている。
PLL回路24Aは、中央制御回路25からのシンセイサイザ制御信号SSYに基づいて所定周波数のキャリア信号を生成してローパスフィルタ24Bに出力する。
ローパスフィルタ24Bは、PLL回路24Aの出力したキャリア信号の低域成分のみを通過させて電圧制御発振器24Eに出力する。
IFアンプ24Cは、中央制御回路25からの送信データDTXの中間周波増幅を行ってローパスフィルタ24Dに出力する。
【0028】
ローパスフィルタ24Dは、IFアンプ24Cの出力信号の低域成分のみを通過させて電圧制御発振器24Eに出力する。
電圧制御発振器24Eは、ローパスフィルタ24Bの出力信号およびローパスフィルタ24Dの出力信号に基づいて送信データDTXの変調を行ってパワーアンプ24Fに出力する。
パワーアンプ24Fは、電圧制御発振器24Eの出力信号を増幅して切換回路22およびアンテナ21を介して送信信号として出力する。
【0029】
[1.5]表示部周辺の構成
図5に表示部周辺の構成を示す。図5(a)は表示部周辺構成の正面図、図5(b)は表示部周辺構成の側面図である。
表示部周辺には、導通端子29Bにより回路基板40と接続され、表示部を構成する液晶表示パネル29Aと、液晶表示パネル29Aを裏面側から照明するEL(electro luminescent)シート29Cと、回路基板40上に液晶表示パネル29Aを囲むようにループアンテナとして形成され、配置されたアンテナ21と、受信回路23、送信回路24、中央制御回路25および駆動回路26D、27D、28D、19D、不揮発性メモリ33等を内蔵したIC41と、回路基板40の裏面側に配置された電池34と、が配置されている。
この場合において、回路基板40上に液晶表示パネル29Aを囲むようにアンテナ21を配置しているのは、ループアンテナは開口面積が大きいほどアンテナゲインが向上するため、より腕時計11の外周部側に形成するのが好ましいからである。
【0030】
さらに上述したように、通信距離が短いため、アンテナ21は、回路基板40に対して時計の文字板側、すなわち、液晶表示パネル29Aが配置されている側(以下、便宜上、文字板側と称する。)に配置されるのが好ましく、液晶表示パネル29Aとアンテナ21とは、近接配置されることとなっている。
ここで、ループアンテナのターン数は、13.56[MHz]の短波帯の周波数を通信に使った場合は、数ターン程度、125[kHz]や134[kHz]の長波帯を使った場合は数十ターンとなる。
長波帯を使用した場合のようにターン数を数十ターンとする場合は回路基板40上に銅箔パターンでループアンテナを構成するのは面積上困難であるので、図6(a)および図6(b)にアンテナ21Aとして示すように、銅線などを巻いてループアンテナを立体的に構成する。
【0031】
[1.6]第1実施形態の動作
次に第1実施形態の動作について説明する。
まず、概要動作について図7のタイミングチャートを参照して説明する。
外部送受信装置12は、所定タイミング毎にポーリング信号(通信要求)を送信しており(ステップS101)、通信圏内に腕時計11が入った場合には、腕時計11は、表示を停止するとともに、通信を開始し、相互認証のためのデータを外部送受信装置12に送信する(ステップS102)。
これにより相互認証期間に移行し、外部送受信装置12は、自己の通信圏内に腕時計11が入ったことを検出し、相互認証のためのデータを腕時計11に送信する(ステップS103)。
外部送受信装置12から相互認証のためのデータを受信した腕時計11は、相互認証が完了した旨の応答データを外部送受信装置12に送信する(ステップS104)。
【0032】
この結果、読み込み期間に移行し、外部送受信装置12は、腕時計11からデータを読み込むべく、読込要求データを送信する(ステップS105)。
これにより、腕時計11は、読み込み要求データに対応する不揮発性メモリのメモリアドレスから対応するデータを読み出し、外部送受信装置12に送信する(ステップS106)。
この結果、外部送受信装置12は、判定期間に移行し、送られたデータから乗車券、プリペイドカードなどのデータ種類や有効期間などを認識し、判定する(ステップS107)。
そして、外部送受信装置12は、書き込み期間に移行し、残高データなどの更新が必要なデータを腕時計11に送信する(ステップS108)。
これにより腕時計11は、データを受信した旨に相当する応答データを外部送受信装置12に送信する(ステップS109)。
【0033】
これにより、通信は完了し、腕時計11は、内部処理期間に移行し、不揮発性メモリの対応するメモリアドレスに書き込みを行い、外部送受信装置12は、腕時計11に対するデータの送信が完了したことを確認し、次のポーリング処理に備えることとなる(ステップS110)。
この場合において、相互認証期間、読み込み期間、判定期間、書き込み期間および内部処理期間において、腕時計11の表示は停止されたままである。
図8により具体的な処理フローチャートを示す。
この場合において、腕時計11は、自発的に信号送信を開始するわけではなく、外部送受信装置12からポーリング信号を受信して初めて返信のための送信を行うように構成されているものとする。
ユーザがゲートG(図2参照)を通過するに際し、腕時計11の文字板側をループアンテナ17に近接させる(ステップS1)。
一方、腕時計11は、所定タイミング毎に外部送受信装置12のアンテナ17から調歩同期プロトコルにより送信されているポーリング信号を受信したか否かを判別している(ステップS2)。
【0034】
より具体的には、外部送受信装置12の制御装置13は、送信回路14にポーリング信号を生成させ、高周波回路16およびアンテナ17を介してポーリング信号を送信し続けている。
一方、腕時計11は、アンテナ21のアンテナ本体21A、アンテナフィルタ21Bおよび切換回路22を介してポーリング信号が受信回路23に入力される。
受信回路23のRFアンプ23Aは、アンテナ21から入力された信号の高周波増幅を行ってミキサ23Cに出力する。
一方、バッファアンプ23Bは、発振信号SVCOの増幅を行ってミキサ23C出力する。
これらの結果、ミキサ23Cは、RFアンプ23Aの出力信号に増幅された発振信号SVCOを混合してバンドパスフィルタ23Dに出力し、バンドパスフィルタ23Dは、ミキサ23Cの出力信号のうち、所望の周波数帯域の信号のみを通過させてIFアンプ23Eに出力する。
【0035】
IFアンプ23Eは、バンドパスフィルタ23Dの出力信号の中間周波増幅を行って復調回路23Fに出力し、復調回路23Fは、IFアンプ23Eの出力信号を復調してベースバンドアンプ23Gに出力する。
ベースバンドアンプ23Gは、復調回路23Fの出力信号のベースバンド増幅を行って検波回路23Hに出力する。
これにより検波回路23Hは、ベースバンドアンプ23Gの出力信号の検波を行ってポーリング信号に対応する受信データDRXとして中央制御回路25に出力する。
この結果、中央制御回路25は、ポーリング信号を受信したと判別できることになる。
上述した手順により、ステップS2の判別において、ポーリング信号を受信しなかった場合には(ステップS2;No)、待機状態となり、液晶表示パネル29Aには、時刻表示がなされている。
図9に液晶表示パネル29Aをスタティック駆動する場合の駆動信号例を示す。
より詳細には、図9に示すように、時刻t1に至るまでは、制御信号Sは“L”レベルであり、駆動回路29Dから出力される共通電極の電圧波形は、0[V]と+E[V]の間で遷移する矩形パルス波形となっている。
【0036】
また、セグメント電極の電圧波形は、同様に0[V]と+E[V]の間で遷移する矩形パルス波形となっており、その位相は共通電極の電圧波形と180[゜]ずれている。
すなわち、スタティック駆動の場合、液晶表示パネル29Aの共通電極−セグメント電極間に印加される電位差が所定の電位差以上である場合にセグメントは点灯される。この場合において、液晶は直流電圧を印加し続けると電気化学反動が起きて特性が劣化してしまうため図9に示すように交流波形が印加されているのである。しかしながら、交流波形を印加しているため、液晶表示パネル29Aの充放電電流や駆動回路29Dに内蔵される昇圧回路から電磁ノイズが発生し、このノイズがデータ通信を並行して行った場合には悪影響を与えることとなるのである。
【0037】
上述したように、共通電極の電圧波形の位相と、セグメント電極の電圧波形の位相とは、180[゜]ずれているので、時刻t1に至るまでは、共通電極とセグメント電極との間に印加される電圧の電圧波形は、−E[V]と+E[V]の間で遷移する矩形パルス波形となっており、液晶表示パネル29Aのセグメントは点灯して、時刻表示がなされることとなる。
また、ステップS2の判別において、ポーリング信号を受信した場合には(ステップS2;Yes)、中央制御回路25は、駆動回路29Dに出力している制御信号Sを“L”レベルとし、時計表示を停止させる(ステップS3)。
より詳細には、図9に示すように、時刻t1に至った後は、制御信号Sは“H”レベルとなり、駆動回路29Dから出力される共通電極の電圧波形は、0[V]となっている。
【0038】
また、セグメント電極の電圧波形も、同様に0[V]となっており、この結果、時刻t1に至った移行は、共通電極とセグメント電極との間に印加される電圧の電位差がなくなり、0[V]に固定される。
この結果、液晶表示パネル29Aには、時刻表示がなされなくなる。
続いて外部送受信装置12と腕時計11とは、相互認証を行い、外部送受信装置12は腕時計11のID番号NIDを確認する(ステップS4)。
より具体的には、外部送受信装置12の制御装置13は、腕時計11のID番号NIDを送信するように腕時計11に依頼することとなる。
すなわち、外部送受信装置12の制御装置13は、送信回路14、高周波回路16およびアンテナ17を介して、送信信号としてID情報要求信号を腕時計11に送信することとなる。
一方、腕時計11は、アンテナ21のアンテナ本体21A、アンテナフィルタ21Bおよび切換回路22を介してID情報要求信号が受信回路23に入力される。
これにより受信回路23のRFアンプ23Aは、アンテナ21から入力された信号の高周波増幅を行ってミキサ23Cに出力する。
【0039】
一方、バッファアンプ23Bは、発振信号SVCOの増幅を行ってミキサ23C出力する。
これらの結果、ミキサ23Cは、RFアンプ23Aの出力信号に増幅された発振信号SVCOを混合してバンドパスフィルタ23Dに出力し、バンドパスフィルタ23Dは、ミキサ23Cの出力信号のうち、所望の周波数帯域の信号のみを通過させてIFアンプ23Eに出力する。
IFアンプ23Eは、バンドパスフィルタ23Dの出力信号の中間周波増幅を行って復調回路23Fに出力し、復調回路23Fは、IFアンプ23Eの出力信号を復調してベースバンドアンプ23Gに出力する。
ベースバンドアンプ23Gは、復調回路23Fの出力信号のベースバンド増幅を行って検波回路23Hに出力する。
これにより検波回路23Hは、ベースバンドアンプ23Gの出力信号の検波を行ってID情報要求信号に対応する受信データDRXとして出力中央制御回路25に出力する。
【0040】
この結果、中央制御回路25は、不揮発性メモリ33からID番号NIDを読み出し、ID番号NIDに対応する送信データDTXをIFアンプ24Cに出力する。IFアンプ24Cは、送信データDTXの中間周波増幅を行い、ローパスフィルタ24Dに出力する。ローパスフィルタ24Dは、IFアンプ24Cの出力信号の低域成分のみを通過させ電圧制御発振器24Eに出力する。
また、中央制御回路25は、シンセイサイザ制御信号SSYをPLL回路24Aに出力する。PLL回路24Aは、シンセイサイザ制御信号SSYに基づいて所定周波数のキャリア信号を生成してローパスフィルタ24Bに出力する。ローパスフィルタ24Bは、PLL回路24Aの出力したキャリア信号の低域成分のみを通過させ、電圧制御発振器24Eに出力する。
これらの結果、電圧制御発信器24Eは、ローパスフィルタ24Bの出力信号およびローパスフィルタ24Dの出力信号に基づいて送信データDTXの変調を行い、パワーアンプ24Fに出力する。
パワーアンプ24Fは、電圧制御発振器24Eの出力信号を増幅して切換回路22およびアンテナ21を介して送信信号としてID番号NIDに対応する応答信号を外部送受信装置12に送信することとなる。
【0041】
これらの結果、腕時計IDが外部送受信装置12側で確認されると、入退場者確認に要する実際のデータの送受信を上述した場合と同様の手順で行うこととなる(ステップS5)。
そしてデータ送受信が完了すると、中央制御回路25は、入退場に際し、必要なフラグの変更やプリペイド料金の精算処理後のデータを不揮発性メモリ33に書き込むこととなる(ステップS6)。
そして、データ書き込みが終了すると、中央制御回路25は、再び制御信号Sを“H”レベルとして液晶ディスプレイパネル29Aを点灯状態とする(ステップS7)。
上述したように液晶ディスプレイパネル29Aが消灯状態にあり、時計表示が停止していた場合であっても、中央制御回路25は、計時動作を継続しており、直ちに正確な時刻が表示されることとなる。
上述の例として挙げた入退場管理システムの場合、ポーリング信号受信から腕時計の不揮発性メモリへのデータ書き込みまでの一連のデータ通信処理の要する時間は、およそ200[msec]以内であり、実用上支障が生じることはない。
【0042】
[1.7]第1実施形態の効果
以上の説明のように、本実施形態によれば、データ通信を行っているタイミングでは、表示部における表示を停止しているので、表示部からでるノイズによりデータ通信が影響を受けることがなく、非接触ICカード回路の通信感度の劣化、通信距離の短縮化および通信エラーの発生を抑制することが可能となる。
【0043】
[2]第2実施形態
次に本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態においては、データ通信システムの構成については、第1実施形態と同様であるので、腕時計の構成を主として説明する。
[2.1]腕時計の概要構成
図10に腕時計型情報機器の概要構成ブロック図を示す。
腕時計70は、アンテナ71と、電源回路72と、キャリア検出回路73と、ASK(Amplitude Shift keying)復調回路74と、ASK変調回路75と、クロック生成回路76と、ICカード制御回路77と、不揮発性メモリ78と、を備えている。
ここで、ASK(Amplitude Shift keying)復調回路74、ASK変調回路75、クロック生成回路76、ICカード制御回路77および不揮発性メモリ78は、ICカード部79を構成している。
電源回路72は、受信した電波による電流を整流してICカード部79の送受信動作時の駆動電源として供給する。
キャリア検出回路73は、外部からの電波として所定の周波数を有するキャリア信号が検出されたか否か、すなわち、当該腕時計70に対する送信がなされているか否かを検出する。
【0044】
ASK復調回路74は、外部から受信した信号を復調して受信データDRXとして出力する。
ASK変調回路75は、送信データDTXを振幅変調して送信信号として出力する。
クロック生成回路76は、受信した電波のキャリア信号の周波数から高周波クロック信号を作成して出力する。
ICカード制御回路77は、ICカード部79全体の制御を行うとともに、暗号化および復号化を行う暗号処理回路77Aを備え、暗号化されている受信データの復号化および送信するデータの暗号化を行う。
不揮発性メモリ78は、各種データを不揮発的に記憶する。この場合において、セキュリティを確保するため、金銭的価値を有するデータ(いわゆるバリュー)や重要なデータについては、暗号化したまま保存し、処理時においてのみ暗号処理回路77Aにおいて復号化されるようになっている。
さらに腕時計70は、鳴音部26と、駆動回路26Dと、振動報知部27と、駆動回路27Dと、発光報知部28と、駆動回路28Dと、表示部29と、駆動回路29Dと、外部操作入力部30と、発振子30と、基準信号作成回路32と、電池34と、時計用制御回路35と、を備えて構成されている。
【0045】
ここで、駆動回路26D、駆動回路27D、駆動回路28D、駆動回路29D基準信号作成回路32および時計用制御回路35は、報知/計時制御部80を構成している。
鳴音部26は、時計用制御回路35の制御下で駆動回路26Dにより駆動され、ブザーや電子音により各種状態をユーザに告知する、
振動報知部27は、時計用制御回路35の制御下で駆動回路27Dにより駆動され、振動により各種状態をユーザに告知する。
発光報知部28は、時計用制御回路35の制御下で駆動回路28Dにより駆動され光により各種状態をユーザに告知する。
表示部29は、時計用制御回路35の制御下で駆動回路29Dにより駆動され、各種情報を表示する。
外部操作入力部30は、ユーザが各種操作を行い、操作状態を時計用制御回路に通知する。
基準信号作成回路32は、発振子31により生成された発振信号に基づいて各種基準信号を作成し時計用制御回路35に出力する。
電池34は、報知/計時制御部80、鳴音部26、振動報知部27、発光報知部28、表示部29および外部操作入力部30に駆動用の電源を供給する。
【0046】
[2.2]第2実施形態の動作
次に第2実施形態の動作について説明する。概要動作については、第1実施形態と同様であるので、具体的な処理について再び図8を参照して説明する。
この場合において、腕時計70のICカード部79には、通常電源が供給されていないので、外部送受信装置12からポーリング信号を受信して初めて電源回路72から電源が供給され、送信を開始するように構成されている。
ユーザがゲートG(図2参照)を通過するに際し、腕時計70の文字板側をループアンテナ17に近接させる(ステップS1)。
このとき、時計用制御回路35は、キャリア検出回路73によりキャリア信号が検出されたか否かにより、外部送受信装置12のアンテナ17から調歩同期プロトコルにより送信されているポーリング信号を受信したか否かを判別している(ステップS2)。
ステップS2の判別において、ポーリング信号を受信しなかった場合には(ステップS2;No)、待機状態となり、液晶表示パネル29Aには、時刻表示がなされている。
【0047】
また、ステップS2の判別において、ポーリング信号を受信した場合には(ステップS2;Yes)、中央制御回路25は、駆動回路29Dに出力している制御信号Sを“L”レベルとし、時計表示を停止させる(ステップS3)。
この結果、液晶表示パネル29Aには、時刻表示がなされなくなる。
一方、外部送受信装置12と腕時計11とは、相互認証を行い、外部送受信装置12は腕時計11のID番号NIDを確認する(ステップS4)。
より具体的には、外部送受信装置12の制御装置13は、腕時計11のID番号NIDを送信するように腕時計11に依頼することとなる。
すなわち、外部送受信装置12の制御装置13は、送信回路14、高周波回路16およびアンテナ17を介して、送信信号としてID情報要求信号を腕時計11に送信することとなる。
一方、電源回路72は、受信した電波の電力により流れる交流電流を整流し、ICカード部79に供給する。
これによりASK復調回路74は、ID情報要求信号を復調し、対応する受信データDRXをICカード制御回路77に出力する。
この結果、ICカード制御回路77は、不揮発性メモリ78からID番号NIDを読み出し、ID番号NIDに対応する送信データDTXをASK変調回路75に出力する。ASK変調回路75は、送信データDTXの振幅変調を行いアンテナ71を介して送信信号としてID番号NIDに対応する応答信号を外部送受信装置12に送信することとなる。
【0048】
これらの結果、腕時計IDが外部送受信装置12側で確認されると、入退場者確認に要する実際のデータの送受信を上述した場合と同様の手順で行うこととなる(ステップS5)。
そしてデータ送受信が完了すると、中央制御回路25は、入退場に際し、必要なフラグの変更やプリペイド料金の精算処理後のデータを不揮発性メモリ78に書き込むこととなる(ステップS6)。
そして、データ書き込みが終了すると、ICカード制御回路77は、待機状態となる。
一方、データの送受信が完了すると、キャリア検出回路73によりキャリア信号が検出されなくなるので、時計用制御回路35は、再び制御信号Sを“H”レベルとして液晶ディスプレイパネル29Aを点灯状態とする(ステップS7)。
そして、必要に応じて時計用制御回路35は、電源およびクロック信号CLKをICカード部79に供給し、不揮発性メモリ78から暗号処理回路77Aを含むICカード制御回路77を介してデータの送受信に伴って更新されたデータを読み出し、時計用制御回路35内の図示しないRAMに格納する。
そして読み出したデータに基づいて駆動回路29Dを制御し、表示部29に更新後のデータを表示することとなる。
【0049】
[2.3]第2実施形態の効果
以上の説明のように、本第2実施形態によっても、データ通信を行っているタイミングでは、表示部における表示を停止しているので、表示部からでるノイズによりデータ通信が影響を受けることがなく、非接触ICカード回路の通信感度の劣化、通信距離の短縮化および通信エラーの発生を抑制することが可能となる。
また、ICカード部におけるデータ送受信は、外部外部送受信装置12から送信される電波の電力を用いて行うので、消費電力を低減して腕時計全体の動作寿命を延ばすことが可能となる。
【0050】
[2.4]第2実施形態の変形例
[2.4.1]第1変形例
以上の説明においては、ICカード部79がデータの送受信を行っていることをキャリア検出回路73を介して検出し、表示部において更新されたデータを表示する構成を採っていたが、外部操作入力部30に設けられたデータ表示ボタンの操作を行った場合にのみ、電源をICカード部79に供給し、不揮発性メモリ78からデータを読み出して表示を行う構成とすることも可能である。
【0051】
[2.4.2]第2変形例
以上の説明においては、ICカード部79がデータの送受信を行っていることをキャリア検出回路73を介して検出する構成を採っていたが、ICカード制御回路77が動作を開始したことをICカード制御回路77および時計用制御回路35間を接続している入出力端子(I/O)の所定信号ラインの電圧レベルにより判定し、表示を停止する構成とすれば、キャリア検出回路73を設ける必要が無くなり、回路構成を簡略化することができる。この場合においても、外部操作入力部30に設けられたデータ表示ボタンの操作を行った場合にのみ、電源をICカード部79に供給し、不揮発性メモリ78からデータを読み出して表示を行うようにすればよい。
【0052】
[3]実施形態の変形例
[3.1]第1変形例
上記の説明のように、本実施形態では、腕時計11を腕にはめたままデータ通信を行っているので、腕時計11の表示が消えるタイミングでは、ユーザは表示部29をみることはできず、ユーザが不具合を感じることはない。このため時刻表示の再開をデータの不揮発性メモリへの書き込み終了後としていた。
しかしながら、通信データ量が多く、送受信時間が長くなるようなシステムにおいては、時刻表示の再開を不揮発性メモリへの書き込み前とするように構成することも可能である。
【0053】
[3.2]第2変形例
上記説明においては、時計表示の停止をすべてのデータ送受信およびメモリへの書き込み終了まで行っていたが、通信データ量が多く、送受信時間が長くなるようなシステムにおいては、データ通信とデータの非表示とを交互に繰り返す用に構成することも可能である。
より具体的には、図11の処理フローチャートに示すように、ユーザがゲートG(図2参照)を通過するに際し、腕時計11の文字板側をループアンテナ17に近接させる(ステップS11)。
一方、腕時計11は、所定タイミング毎に外部送受信装置12のアンテナ17から調歩同期プロトコルにより送信されているポーリング信号を受信したか否かを判別している(ステップS12)。
ステップS12の判別において、ポーリング信号を受信しなかった場合には(ステップS12;No)、待機状態となり、液晶表示パネル29Aには、時刻表示がなされている。
【0054】
また、ステップS12の判別において、ポーリング信号を受信した場合には(ステップS12;Yes)、中央制御回路25は、駆動回路29Dに出力している制御信号Sを“H”レベルとし、時計表示を停止させる(ステップS13)。
そして、データの一部の送受信を行う(ステップS14)。
そして当該データの一部のデータ送受信が完了すると、中央制御回路25は、当該データを不揮発性メモリ33に書き込むこととなる(ステップS15)。
そして、データ書き込みが終了すると、中央制御回路25は、再び制御信号Sを“H”レベルとして液晶ディスプレイパネル29Aを点灯状態とし、時計表示を再開する(ステップS16)。
そしてすべてのデータの受信が完了したか否かを判別し(ステップS17)、すべてのデータの受信が完了した場合には(ステップS17;Yes)、処理を終了する。
また、ステップS17の判別において、すべてのデータの受信が完了していない場合には(ステップS17;No)、再び処理をステップS13に移行し同様の処理を繰り返すこととなる。
この結果、ユーザは、データ転送による時計表示の停止に気がつくことなく、データ通信を行うことができる。
【0055】
[3.3]第3変形例
図12に実施形態の第3変形例を示す。
本第3変形例が図3の実施形態と異なる点は、非接触型ICカード機能を実現するICカード機能部の駆動電源を外部送受信装置からの受信信号のキャリア信号を整流することにより得ている点およびデータの暗号化処理を行う暗号処理回路を設けた点である。
腕時計11のICカード機能部50は、アンテナ21と、同調コンデンサ51と、整流回路52と、復調部54と、変調部55と、基準信号作成回路56と、パラレル/シリアル双方向変換部(SP/PS変換部)57と、無線部中央制御回路58と、不揮発性メモリ59と、暗号処理回路60と、を備えて構成されている。
【0056】
アンテナ21は、ループアンテナとして形成されている。
同調用コンデンサ51は、アンテナ21と協働してタンク(tank)回路として機能する。
整流回路52は、外部送受信装置12から受信した受信信号のキャリア信号を整流して被電力供給部53に電源として供給する。
復調部54は、アンテナ21を介して入力されたディジタル変調されている受信信号の復調を行いシリアル形式の受信データDSRXとしてパラレル/シリアル双方向変換部57に出力する。
変調部55は、入力されたシリアル形式の送信データDSTXをディジタル変調してアンテナ21を介して外部送受信装置12に送信する。
基準信号作成回路56は、キャリア信号に同期した基準信号(基準クロック信号)を生成しパラレル/シリアル双方向変換部57および無線部中央制御回路58に出力する。
【0057】
パラレル/シリアル双方向変換部57は、、基準信号に基づいて受信データDSRXをシリアル/パラレル変換してパラレル形式の受信データDPRXとして無線部中央制御回路58に出力するとともに、無線部中央制御回路58から入力されたパラレル形式の送信データDPTXをパラレル/シリアル変換してシリアル形式の送信データDSTXとして変調部55に出力する。
無線部中央制御回路58は、ICカード機能部50全体を制御するとともに、腕時計11全体を制御する中央制御回路25との間で受信データDRXおよび送信データDTXを含む各種データのやりとりを行う。
不揮発性メモリ59は、各種データを記憶する。
暗号処理回路60は、無線部中央制御回路58から入力された各種データに対し、暗号処理を施し、不揮発性メモリ59に格納するとともに、無線部中央制御回路58などで処理が必要なデータを不揮発性メモリ59から読み出して復号化して出力する。
【0058】
次に概要動作を説明する。
ICカード機能部50の整流回路52は、外部送受信装置12から受信した受信信号のキャリア信号を整流して被電力供給部53に電源として供給し、この結果、被電力供給部53は動作を開始することとなる。
電源が供給されると基準信号作成回路56は、キャリア信号に同期した基準信号(基準クロック信号)を生成しパラレル/シリアル双方向変換部57および無線部中央制御回路58に出力する。
また、復調部54は、外部送受信装置12から誘導磁界として送られてくるASK(Amplitude Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Keying)などの変調方式でディジタル変調されたポーリング信号(通信要求信号)を復調し、シリアル形式の受信データDSRXとしてパラレル/シリアル双方向変換部57に出力する。
パラレル/シリアル双方向変換部57は、入力された基準信号に基づいて受信データDSRXをシリアル/パラレル変換してパラレル形式の受信データDPRXとして無線部中央制御回路58に出力する。
【0059】
無線部中央制御回路58は、ポーリング信号に対応する受信データDPRXを受け取ると、パラレル/シリアル双方向変換部57、変調部55、アンテナ21および復調部54を介して外部送受信装置12との間で相互認証を行った後、外部送受信装置12により指定された不揮発性メモリ59のメモリアドレスからデータを暗号処理回路60を介して読み出す。この場合、当該データは外部送受信装置へ送信するためのものであるため、暗号処理回路60は復号化は行わない。読み出されたデータは、無線部中央制御回路58により基準信号に同期して、送信データDPTXとしてパラレル/シリアル双方向変換部57に出力される。パラレル/シリアル双方向変換部57は、送信データDPTXをパラレル/シリアル変換してシリアル形式の送信データDSTXとして変調部55に出力する。
変調部55は、送信データDSTXに基づいてアンテナ21および同調コンデンサ51で構成されるタンク回路の共振状態を変化させるように制御し、外部送受信装置12側にデータを送信することとなる。
【0060】
[3.4]第4変形例
上記説明においては、表示部における表示を停止するに際し、駆動回路の動作を停止していたが、駆動回路を制御するための駆動制御信号の入力を禁止するように中央制御は、マイクロプロセッサユニット(MPU)を用い、RAM、ROMなどのメモリに格納されている制御用プログラムで制御を行うように構成することも可能である。また、駆動回路の昇圧回路部の昇圧クロックの入力を禁止するように構成することも可能である。
【0061】
[3.5]第5変形例
上記説明においては、双方向無線通信の方式については言及していなかったが、1m〜10m程度の局地的な通信が行えるものであればかまわない。例えば、2.45GHzの無線周波数帯域を使う「BlueTooth」などの通信プロトコルを利用すればよい。
【0062】
[3.6]第6変形例
以上の説明においては、携帯型無線通信装置として腕時計型情報機器を例として説明したが、ネックレス型、ペンダント型などユーザが装着可能なものであれば、さまざまな態様が可能である。
【0063】
[3.7]第7変形例
以上の説明においては、各外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器の制御用プログラムはあらかじめROMあるいはRAMにインストールされているものとして説明していた。
しかしながら、半導体メモリ、CD、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−R(DVD−Rewritable)、DVD−RAM(DVD−Random Access Memory)等の光ディスク、MO(Magneto-Optical)、MD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、ハードディスク、フレキシブルディスクなどの磁気ディスクを含む制御用プログラムを記録可能な記録媒体に制御用プログラムを格納し、対応するドライブ装置を介して外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器のメモリ(書換可能なROMあるいはRAM)にインストールし、外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器を制御するMPU(Micro Processor Unit)が制御プログラムに基づいて動作を行うように構成することも可能である。
【0064】
また、制御用プログラムをインターネット、専用線(無線および有線)、公衆回線(無線および有線)を含むネットワークを介して外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器に配信することも可能である。この場合において、外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器のメモリ(書換可能なROMあるいはRAM)に配信された制御用プログラムをインストールし、外部送受信装置あるいは腕時計型情報機器を制御するMPUが制御プログラムに基づいて動作を行うようにすればよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、データ通信を行っているタイミングでは、表示部における表示を停止しているので、表示部からでるノイズによりデータ通信が影響を受けることがなく、通信感度の劣化、通信距離の短縮化および通信エラーの発生を抑制することができ、安定した通信特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のデータ通信システムの概要構成ブロック図である。
【図2】 外部送受信装置を入退場を容易に管理するためのゲートに設置した場合のゲートの外観斜視図である。
【図3】 第1実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図である。
【図4】 受信回路と送信回路の概要構成ブロック図である。
【図5】 表示部周辺の構成説明図である。
【図6】 表示部周辺の他の構成説明図である。
【図7】 実施形態のデータ通信システムの概要タイミングチャートである。
【図8】 実施形態の処理フローチャートである。
【図9】 液晶表示パネルをスタティック駆動する場合の駆動信号例である。
【図10】 第1実施形態の腕時計型情報機器の概要構成ブロック図である。
【図11】 実施形態の第2変形例の処理フローチャートである。
【図12】 実施形態の第3変形例の概要構成ブロック図である。
【符号の説明】
10……データ通信システム
11、70……腕時計
12……外部送受信装置
13……制御装置
14……送信回路
15……受信回路
16……高周波回路
17……アンテナ
21、71……アンテナ
22……切換回路
23……受信回路
24……送信回路
25……中央制御回路
26……鳴音部
26D……駆動回路
27……振動報知部
27D……駆動回路
28……発光報知部
28D……駆動回路
29……表示部
29D……駆動回路
30……外部操作入力部
31……発振子
32……基準信号作成回路
33……不揮発性メモリ
34……電池
72……電源回路
73……キャリア検出回路
74……ASK復調回路
75……ASK変調回路
76……クロック作成回路
77……ICカード制御回路
77A……暗号処理回路
78…不揮発性メモリ
79……ICカード部
80……報知/計時制御部

Claims (14)

  1. アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、
    前記無線通信部により前記外部装置から受信されたキャリアを検出するキャリア検出部と、
    ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出された場合に、当該検出をトリガとして前記表示部における表示を禁止し、前記キャリア検出部によるキャリアの検出が停止した場合に前記表示部における表示を再開する表示禁止部と
    を備えたことを特徴とする携帯型情報機器。
  2. 請求項1記載の携帯型情報機器において、
    前記無線通信部における前記データ通信と前記表示部における表示とを交互に行わせる制御部を備えたことを特徴とする携帯型情報機器。
  3. 請求項1または請求項2記載の携帯型情報機器において、
    前記表示部は、実際に表示を行う表示パネル部と、
    前記表示パネル部を駆動する表示駆動部と、を備え、
    前記表示禁止部は、前記表示部における表示を禁止するに際し、前記表示駆動部の動作を停止する、
    ことを特徴とする携帯型情報機器。
  4. 請求項1または請求項2記載の携帯型情報機器において、
    前記表示部は、実際に表示を行う表示パネル部と、
    外部からの表示制御信号に基づいて前記表示パネル部を駆動する表示駆動部と、を備え、
    前記表示禁止部は、前記表示部における表示を禁止するに際し、前記表示制御信号の入力を禁止する、
    ことを特徴とする携帯型情報機器。
  5. 請求項記載の携帯型情報機器において、
    前記アンテナは、前記無線通信部を構成し、前記無線通信を行う回路が搭載された回路基板の前記表示パネル部側に設けられていることを特徴とする携帯型情報機器。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯型情報機器において、
    前記無線通信部は、外部装置との間で双方向無線通信を行うことを特徴とする携帯型情報機器。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯型情報機器において、
    計時処理を行う計時処理部と電源を供給する電池とを備え、
    前記表示部は、前記計時処理部の制御下で前記電池から電源供給により常時時計表示を行うことを特徴とする携帯型情報機器。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯型情報機器において、
    ユーザの腕に装着可能な腕時計形状を有していることを特徴とする携帯型情報機器。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯型情報機器において、
    前記表示部の背面側あるいは前面側に配置され、前記表示部の照明を行う照明部と、
    前記無線通信部においてデータ通信期間中、前記照明部による照明を禁止する照明禁止部と、
    を備えたことを特徴とする携帯型情報機器。
  10. アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、
    前記無線通信部により前記外部装置から受信されるキャリアを検出するキャリア検出部と、
    ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出された場合に、当該検出をトリガとして前記表示部における表示を禁止し、前記キャリア検出部によるキャリアの検出が停止した場合に前記表示部における表示を再開する表示禁止部と、
    前記表示部の背面側あるいは前面側に配置され、前記表示部の照明を行う照明部
    を有し、
    前記表示禁止部は、前記無線通信部においてデータ通信期間中、前記照明部による照明を禁止する
    ことを特徴とする携帯型情報機器。
  11. 請求項または請求項10記載の携帯型情報機器において、
    前記照明部は、EL照明装置を有することを特徴とする携帯型情報機器。
  12. アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、前記無線通信部により前記外部装置から受信されるキャリアを検出するキャリア検出部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器の制御方法において、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出されたか否かを判別し、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出された場合に、当該検出をトリガとして前記表示部における表示を禁止し、前記キャリア検出部によるキャリアの検出が停止した場合に前記表示部における表示を再開することを特徴とする携帯型情報機器の制御方法。
  13. アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、前記無線通信部により前記外部装置から受信されるキャリアを検出するキャリア検出部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムを記録した記録媒体において、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出されたか否かをコンピュータに判別させ、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出された場合に、当該検出をトリガとして前記表示部における表示を禁止させ、前記キャリア検出部によるキャリアの検出が停止した場合に前記表示部における表示を再開させるためのプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  14. アンテナを介して外部装置との間で無線通信を行うことが可能な無線通信部と、前記無線通信部により前記外部装置から受信されるキャリアを検出するキャリア検出部と、ディジタル制御により各種情報を表示する表示部と、を備えた携帯型情報機器を制御するためのプログラムであって、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出されたか否かをコンピュータに判別させ、
    前記キャリア検出部によってキャリアが検出された場合に、当該検出をトリガとして前記表示部における表示を禁止させ、前記キャリア検出部によるキャリアの検出が停止した場合に前記表示部における表示を再開させる
    ことを特徴とするプログラム。
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