JP2003015326A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

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JP2003015326A JP2001194767A JP2001194767A JP2003015326A JP 2003015326 A JP2003015326 A JP 2003015326A JP 2001194767 A JP2001194767 A JP 2001194767A JP 2001194767 A JP2001194767 A JP 2001194767A JP 2003015326 A JP2003015326 A JP 2003015326A
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JP2001194767A
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晃 ▲吉▼田
Akira Yoshida
Harunobu Ogaki
晴信 大垣
Hideki Anayama
秀樹 穴山
Hirotoshi Uesugi
浩敏 上杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高速プロセスでの安定化、より高画質、
より良好な寿命を持つ電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
体において、該電子写真感光体の表面層が、特定のジオ
ルガノポリシロキサン、フッ素原子含有樹脂微粒子、お
よび、特定の繰り返し単位を有するポリアリレート樹脂
を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、プ
ロセスカートリッジおよび電子写真装置に関し、詳しく
は、表面層にフッ素原子含有樹脂微粒子、特定のバイン
ダー樹脂および特定のポリシロキサンを含有する電子写
真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジおよび電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像保持部材の代表的なものの1つとして
電子写真感光体が挙げられる。電子写真技術は即時性、
高品質の画像が得られることなどから、近年では複写機
の分野にとどまらず、各種プリンターの分野でも広く使
われ応用されてきている。その中核となる感光体につい
ては、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛に代表される
無機系材料があるが、近年では無公害性、高生産性、材
料設計の容易性および将来性などの点から有機系材料の
開発がさかんに行われている。
【0003】これらの電子写真感光体には、当然ながら
適用される電子写真プロセスに応じた電気的、機械的さ
らには光学的特性など様々な特性が要求される。特に繰
り返し使用される感光体にあたっては、帯電、露光、現
像、転写、クリーニングといった電気的、機械的な力が
直接的または間接的に繰り返し加えられ、安定化した特
性を得るために耐久性が要求される。
【0004】さらに、現在から将来に向けて電子写真シ
ステムを用いた装置においては、高速化、高画質化、高
安定化がさらに要求されてくるため、無機系感光体に比
較して表面層の耐摩耗性が十分ではない有機系感光体で
は、表面層の耐摩耗性向上が特に必要となってくる。
【0005】また、電子写真システムとしては、多くの
要求項目があるが、その1つとしても高速プリント、複
写のための電子写真プロセスの高速化が挙げられてい
る。該システムの高速化により感光体は該システムの構
成要素である帯電、露光、現像、転写、クリーニングの
プロセスに高速での対応が要求され、さらにその構成部
品である一次帯電器、現像器、転写帯電器、クリーニン
グ装置などの接触部と高速状態で接触し、摺察されるこ
とによる感光体表面層の摩耗により感光体特性の変化を
引き起こすことから、表面層の強度や耐久性向上が強く
要求され、改善のための多くの試みがなされてきた。
【0006】その中で、耐摩耗性を向上させる手法とし
て、表面層に強度や潤滑性に優れるバインダー樹脂を用
いる手法、例えば特開平9−73183に示されるよう
に特殊構造のポリアリレート樹脂を用いる手法、さらに
は特開平9−319129に示されるようにフッ素原子
含有樹脂微粒子を含有させることによって、より良好な
強度や潤滑性を得る手法などが示されている。また、特
開2000−81715に示されるように、感光層中の
フッ素原子含有樹脂微粒子の分散性を向上させる材料の
試みもなされてきている。しかし、これらの試みは各一
定の課題に対して効果を示してはいるが、将来の電子写
真システムにおいて要望、要求されるさらなる高速化、
高画質化などにおいて、これらの手法を単に組み合わせ
るだけではより良い構成が得られないことが出てきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繰り
返し使用した際に良好な耐久性を持つ電子写真感光体を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、支
持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該電
子写真感光体の表面層が、少なくとも、下記式(1)で
示されるジオルガノポリシロキサン、フッ素原子含有樹
脂微粒子、および、下記式(2)で示される繰り返し単
位を少なくとも有するポリアリレート樹脂、を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体である。
【0009】
【外3】
【0010】(式中、R11〜R16は置換もしくは無
置換の炭化水素基を示し、Bはフルオロアルキル基を有
する置換もしくは無置換の有機基を示し、少なくとも1
つのDは末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしく
は無置換のポリスチレン鎮を有する基を示し、E11
よびE12はR11〜R16、BおよびDから選択され
る基を示し、xは0〜1,000の整数を示し、yおよ
びzは1〜1,000の整数を示す。)
【0011】
【外4】
【0012】(式中、R21〜R25は、水素原子、ハ
ロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基を示す。) また、本発明は、上記電子写真感光体を有するプロセス
カートリッジおよび電子写真装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】上記式(1)中、R11〜R16
の置換もしくは無置換の炭化水素基としては、炭素数1
〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基および
アリールアルケニル基などが挙げられる。アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
アルケニル基としては、エテニル基、プロペニル基、ア
リール基としては、フェニル基、トリル基、キシリル
基、アリールアルケニル基としては、フェニルエテニル
基が挙げられる。これらの中でもメチル基およびフェニ
ル基が好ましい。なお、R11〜R16は同一であって
も異なっていてもよい。
【0014】Bは、パーフルオロアルキル基を有する置
換もしくは無置換の有機基であるが、下記式(3)で示
されることが好ましい。 −R31−(CF−F (3) (式中、R31はアルキレン基またはアルキレンオキシ
アルキレン基を示し、aは3以上の整数を示す。) R31のアルキレン基としては、エチン基およびプロピ
レン基などが挙げられ、アルキレンオキシアルキレン基
としては、エチレンオキシエチレン基、エチレンオキシ
プロピレン基およびプロピレンオキシプロピレン基など
が挙げられる。
【0015】Dの置換もしくは無置換のポリスチレン鎖
を有する基は下記式(4)で示されることが好ましい。 一W41−(SiR4142−W42 (4) (式中、R41、R42は置換もしくは無置換のアルキ
ル基、または、置換もしくは無置換のアリール基であ
り、W41は炭化水素基を示し、bは0または1を示
し、W42は末端が封鎖された重合度3以上の置換もし
くは無置換のポリスチレン鎖を示す。) R41、R42のアルキル基としては、メチル基、エチ
ル基およびプロピル基などが挙げられ、アリール基とし
てはフェニル基などが挙げられる。R41およびR42
は同一でも異なっていても良い。
【0016】W41の炭化水素基としては、メチレン
基、エチレン基およびプロピレン基などのアルキレン基
が挙げられ、炭素数1〜10であることが好ましい。
【0017】E11およびE12はR11〜R16、B
およびDから選択される基であり、同一でも異なってい
てもよい。
【0018】上述の基が有してもよい置換基としては、
フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン
原子、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアル
キル基、およびフェニル基などのアリール基などが挙げ
られる。
【0019】Xは0〜1,000の整数であるが、5〜
200の整数であることが好ましい。
【0020】Yは1〜1,000の整数であるが、5〜
200の整数であることが好ましい。
【0021】Zは1〜1,000の整数であるが、5〜
200の整数であることが好ましい。
【0022】X+Y+Zは2〜2,000であることが
好ましく、特には5〜1,000、さらには20〜50
0であることが好ましい。
【0023】Y+Zは20〜100であることが好まし
い。
【0024】本発明において、X、YおよびZが2以上
である場合、R11〜R14、BおよびDはそれぞれ2
種類以上であってもよい。例えば、Yが3のとき、3つ
のBがすべて同じものでも、2つのBが同じで1つのB
が異なるものでも、3つのBが異なるものでもよい。
【0025】また、本発明においては、便宜上、R11
およびR12を有するシロキサンユニットの数をX、R
13およびBを有するシロキサンユニットの数をY、R
14およびDを有するシロキサンユニットの数をZとし
て式(1)に示したが、これらのユニットは混在しても
よい。すなわち、R11およびR12を有するシロキサ
ンユニットとR13およびBを有するシロキサンユニッ
トが交互に存在していてもよい。例えば、以下のように
結合していてもよい。
【0026】
【外5】
【0027】(f,g,h,iは整数を示す。) 以下に式(1)で示されるジオルガノポリシロキサンの
例を挙げる。これらは一例であり、本発明を限定するも
のではない。
【0028】
【外6】
【0029】
【外7】
【0030】
【外8】
【0031】これらの中では、(1−1)、(1−
2)、(1−3)および(1−7)が好ましく、特に
は、(1−1)および(1−3)が好ましい。
【0032】本発明に用いられるジオルガノポリシロキ
サンの重量平均分子量は1,000〜1,000,00
0であることが好ましく、10,000〜100,00
0であることがより好ましい。
【0033】また、ジオルガノポリシロキサン中のフッ
素原子を持つユニットの含有量はジオルガノポリシロキ
サン全質量に対して、1〜70質量%であることが好ま
しく、5〜50質量%であることがさらに好ましい。フ
ッ素原子を持つユニットの含有量が1質量%未満ではフ
ッ素原子含有樹脂微粒子の分散安定機能が十分に発揮さ
れにくくなり、溶解性、分散性などの特性から、扱いや
すい比率としては50質量%未満までが好ましいが、分
散性などを重視するなら70質量%程度までは可能であ
る。しかし、70質量%を超えるとバインダー樹脂との
相溶性、該ポリシロキサン自体の溶媒への溶解性が悪く
なりやすい。
【0034】上記式(2)中、R21〜R25のアルキ
ル基は炭素数が1〜5であることが好ましく、アリール
基としては、フェニル基、トリル基、キシリル基が挙げ
られ、アルコキシ基は炭素数1〜5であることが好まし
く、ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素が挙げ
られる。R21〜R24のうち少なくとも1つがメチル
基であることが好ましい。
【0035】式(2)で示されるポリアリレート樹脂が
有する繰り返し単位の具体的な例として次に示すが、こ
れらは一例であり、本発明を限定するものではない。
【0036】
【外9】
【0037】
【外10】
【0038】この中で、(2−2)、(2−3)、(2
−4)および(2−7)が好ましく、特には、(2−
2)および(2−3)が好ましい。
【0039】本発明においては、溶媒への溶解性、電荷
輸送物質との相溶性などを目的として、ポリアリレート
樹脂を、式(2)で示される繰り返し単位と下記式
(5)で示される繰り返し単位とを有する共重合体とす
ることが好ましい。
【0040】本発明は、上に示した繰り返し単位を少な
くとも含むことで効果を示し、式(5)で示されるポリ
アリレートと共重合して用いることもできる。
【0041】
【外11】
【0042】(R51〜R54は、水素原子、ハロゲン
原子、置換もしくは無置換のアルキル基、アリール基、
アルコキシ基を示す。また、R55、R56は水素原
子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、
アリール基およびR55とR56が結合することによっ
て形成するアルキリデン基を示す。) 式(5)で示される繰り返し単位の具体的な例として次
に示す。
【0043】
【外12】
【0044】
【外13】
【0045】式(2)で示されるポリアリレートと式
(5)で示されるポリアリレートとが共重合する場合、
式(5)で示されるポリアリレートの繰り返し単位は、
(5−2)、(5−3)、(5−6)が好ましい。ま
た、共重合比率(質量)は、{式(2)で示されるポリ
アリレート/式(5)で示されるポリアリレート}=1
/9〜8/2が好ましく、特には2/8〜7/3が好ま
しい。また、共重合の際に、式(5)の中、または、異
なるビスフェノール構造類の中から2種類以上を用い
て、多元共重合体とすることもできる。また、共重合の
際に、式(2)の比率は、樹脂全質量を10質量部とし
たときに1質量部以上であることが好ましい。
【0046】本発明に用いられるポリアリレート樹脂の
重量平均分子量は、100,000以上であることが好
ましい。
【0047】フッ素原子含有樹脂微粒子としては、四フ
ッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ
化エチレン六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビ
ニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチ
レン樹脂およびこれらの共重合樹脂などの粒子が挙げら
れる。これらの中では、特に四フッ化エチレン樹脂(ポ
リテトラフルオロエチレン)が好ましい。
【0048】また、粒径は体積平均粒径で0.05〜
0.5μmであることが好ましく、特には0.1〜0.
4μmであることが好ましい。
【0049】式(1)で示されるジオルガノポリシロキ
サンは、フッ素原子含有樹脂微粒子およびバインダーと
混合して、あらかじめ分散することが好ましい。ジオル
ガノポリシロキサンの含有量は、フッ素原子含有樹脂微
粒子100質量部に対して0.1から30質量部である
ことが好ましく、特には3〜15質量部が好ましい。含
有量が少なすぎると本発明の効果が得られにくく、多す
ぎるとキャリヤトラップの原因となり電位変動が生じや
すくなる。また、あらかじめジオルガノポリシロキサン
とフッ素原子含有樹脂微粒子と少なくとも式(2)で示
されるポリアリレートを含むバインダー樹脂で分散する
場合は、フッ素原子含有樹脂微粒子の質量部に対しバイ
ンダー樹脂の質量部を等量以下においても分散は可能で
あるが、好ましくは等量以上、さらに好ましくは1.5
倍以上にするとより良好な分散状態が得られる。
【0050】表面層におけるフッ素原子含有樹脂微粒子
の含有量は表面層の全体100質量部に対して、0.5
〜30質量部が好ましい。0.5質量部未満では、耐摩
耗性の効果が少なく、30質量部を超えると光の透過性
の低下、散乱などが生じて電子写真特性に悪影響を与え
る。しかし、本発明ではより良好なフッ素原子樹脂微粒
子分散性が得られているため25質量部程度では悪い影
響は生じておらず、30質量部以下なら実用上で問題が
無いことも特徴である。本発明で述べる表面層とは、通
常の負帯電型積層感光体なら電荷輸送層であり、さらに
その上に形成される保護層でも良い。
【0051】以下、本発明に用いられる電子写真感光体
の構成について説明する。本発明における電子写真感光
体は、支持体上に感光層を有する。感光層は電荷輸送物
質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型であって
も、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と電荷発生物質
を含有する電荷発生層を有する積層型でも良いが、電子
写真特性からは、積層型が好ましい。
【0052】支持体は導電性を有するものであれば良
く、アルミニウム、ステンレスなどの金属、あるいは導
電層を設けた金属、紙およびプラスチックなどが挙げら
れ、形状はシート状および円筒状が挙げられる。
【0053】本発明においては、支持体と感光層の間
に、干渉縞を防止すること、また、支持体の傷を被服す
ることを目的とした導電層を設けても良い。この導電層
はカーボンブラックや金属粒子などの導電性粒子をパイ
ンダー樹脂に分散させて形成することができる。さらに
干渉縞を抑制するためにシリカ微粒子を適量添加するこ
とも効果的である。導電層の膜厚は好ましくは2〜40
μm、より好ましくは5〜25μmが適当である。ま
た、干渉縞抑制のために支持体表面を切削、疎面化、ア
ルマイト処理などを行うこともできる。
【0054】支持体または導電層の上に、層の接着機能
および電荷バリヤー機能を有する中間層を設けても良
い。中間層の材料としては、ポリアミド、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、
カゼイン、ポリウレタンおよびポリエーテルウレタンな
どが挙げられる。これらは適当な溶媒に溶解して塗布さ
れる。中間層の膜厚は好ましくは、0.05μm〜5μ
m、より好ましくは0.3〜1.5μmが適当である。
【0055】本発明に用いられる電荷発生物質としては
特に限定はないが、例えば、セレン−テルル、ピリリウ
ムおよびチアピリリウム系の染料、フタロシアニン、ア
ントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、
シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリド
ンおよび非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられる。
【0056】機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷
発生物質を質量比で0.3〜4倍量のバインダー樹脂お
よびアトライター、ロールミルおよび液衝突型高速分散
機などの方法で分散される。分散液を塗布、乾燥するこ
とによって感光層が形成される。ただし、電荷発生物質
の特性によってはバインダー樹脂を溶剤と電荷発生物質
で分散した後に投入したり、バインダー樹脂を使用しな
かったりすることも可能である。電荷発生層の膜厚は、
好ましくは5μm以下、より好ましくは0.1〜2μm
が適当である。
【0057】電荷輸送層は主として、電荷輸送物質とバ
インダー樹脂、電荷輸送層が表面層である場合はさらに
式(1)で示されるジオルガノポリシロキサンとを溶剤
中に溶解し、さらにフッ素原子含有樹脂微粒子を分散す
ることにより得られた塗料を塗工、乾燥することによっ
て形成する。用いられる電荷輸送物質としては、トリア
リールアミン系化合物、ヒドラジン系化合物、スチルベ
ン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合
物、トリアリルメタン系化合物およびチアゾール系化合
物が挙げられる。
【0058】電荷輸送層および表面層に用いられるバイ
ンダーとしては、式(2)の構造を少なくとも持つもの
であるが、発明の効果が得られる範囲において、つぎの
樹脂を混合して用いることもできる。フェノキシ樹脂、
ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
他構造のポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリ
アミド樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、メ
タクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂ある
いはこれらの樹脂の繰り返し単位のうち2つ以上を含む
共重合体、例えばスチレン−ブタジエンコポリマー、ス
チレン−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−マレ
イン酸コポリマーなどを上げることができる。また、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン
およびポリビニルビレンなどの有機光導電性ポリマーか
らも選択できる。
【0059】電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜50
μm、より好ましくは10〜30μmである。電荷輸送
物質とバインダー樹脂との比率(質量)は5/1〜1/
5、好ましくは3/1〜1/3程度である。なお、塗布
する方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、ブレード
塗布およびロール塗布など一般的な方法が挙げられる。
【0060】フッ素原子含有樹脂微粒子の分散には、ホ
モジナイザー、ラインミキサー、ウルトラディスパーサ
ー、ホモミキサー、液衝突型高速分散機および超音波分
散機などの各種乳化機や分散機、ミキサーなどの混合装
置が使用できる。
【0061】図1に本発明の電子写真感光体を有する電
子写真装置の概略構成を示す。
【0062】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光4
を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形
成されていく。
【0063】形成された静電潜像は、次いで、現像手段
5によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、
不図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光
体1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、
転写手段6により順次転写されていく。
【0064】像転写を受けた転写材7は、感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外ヘプリントアウ
トされる。
【0065】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、さらに、前露光手段(不図示)からの前露光光
10により除電処理された後、繰り返し像形成に使用さ
れる。なお、図のように、一次帯電手段3が帯電ローラ
ーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
【0066】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手
段9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカー
トリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカ
ートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの
電子写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。
例えば、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニン
グ手段9の少なくとも1つを感光体1とともに一体に支
持してカートリッジ化して、装置本体のレール12など
の案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカー
トリッジ11とすることができる。
【0067】また、露光光4は、電子写真装置が複写機
やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、こ
の信号にしたがって行われるレーザービームの走査、L
EDアレイの駆動および液晶シャッターアレイの駆動な
どにより照射される光である。
【0068】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0069】なお、本発明の効果は、電子写真プロセス
スピード(上述の、電子写真感光体を帯電し、露光によ
る潜像形成、トナーによる現像、紙などへの転写後に、
感光体表面をクリーニングするというプロセスの稼動速
度。)が速い系(135mm/S以上)や、クリーニン
グ手段にクリーニングブレードを用いた系において顕著
に現れる。
【0070】また、重量平均分子量(Mw)は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー装置HLC8120
GPC(東ソー(株))を用い、標準ポリスチレン換算
で示される値で示した。
【0071】
【実施例】以下、実施例に従って説明する。なお、
「部」とあるのは質量部を意味する。まず、本発明で用
いるジオルガノポリシロキサンは、以下の例のごとく合
成することができる。以下に合成例を示す。
【0072】<合成例1> ジオルガノポリシロキサンの合成 下記式で示されるポリシロキサン3.23g、塩化白金
酸20ppm(5%イソプロピルアルコール溶液)、
【0073】
【外14】
【0074】アリル官能ポリスチレンとして、 CH=CHCH(C25 を13.4g、およびm−キシレンヘキサフルオライド
80gを混合し、徐々に加熱した。さらに、80℃で6
時間反応を続けた。次いで、140℃の条件下で20T
orrまで減圧して、溶媒や低沸点成分を除去した。こ
の様にして得られた反応生成物を29Si−NMR、
13C−NMRおよびFT−IRにより分析したとこ
ろ、次式で示されるジオルガノポリシロキサン(上記式
(1−1))であることが判明した。
【0075】
【外15】
【0076】(1−2)から(1−12)をはじめ、他
のジオルガノポリシロキサンも同様な方法により合成す
ることができる。
【0077】<合成例2> 特定ポリアリレートの合成 式(2−3)/式(5−2)=5/5の合成例を以下に
示す。
【0078】各々の式に由来するビスフェノールモノマ
ーを各0.3mol、分子量調整剤としてp−t−ブチ
ルフェノール0.012mol、水酸化ナトリウム65
gをイオン交換水2リットルに溶解した後、相間移動触
媒であるトリブチルベンジルアンモニウムクロライドを
添加し溶解させた(水相)。別にテレフタル酸クロライ
ドとイソフタル酸クロライドの1:1混合物0.64m
olを1リットルのジクロロメタンに溶解した(有機
相)。反応容器を20℃に保ち、強攪拌において水相に
有機相を添加し、4時間の界面重合を行った。有機相に
生成したポリマーが存在しているが、触媒のポリマー中
への混入を抑えるために、この有機相をイオン交換水で
十分に洗浄した。さらに、有機相をメタノールに滴下し
て、ポリマーを再沈殿させて単離した。得られたポリマ
ーの分子量はMw=115,000であった。他のポリ
アリレートも同様な手法で合成できる。
【0079】(実施例1−1)直径30mm×長さ35
7mmのアルミシリンダーを水系洗浄剤を用いて超音波
洗浄した後、80℃のイオン交換水に浸漬し次いで引き
上げることによって乾燥した清浄な面を得た。この基盤
上に、以下の材料より構成される塗料を浸漬塗布法にて
塗布し、140℃で30分熱硬化することにより、膜厚
が15μmの導電層を形成した。 導電性顔料:SnOコート処理硫酸バリウム 10部 抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部 レベリング剤:シリコーンオイル 0.001部 溶剤:メタノール、メトキシプロパノール 0.2/
0.8 20部 次に、この導電層上に、N−メトキシメチル化ナイロン
3部および共重合ナイロン3部をメタノール65部およ
びn−ブタノール30部の混合溶剤に溶解した溶液を浸
漬塗布法で塗布し、90℃で10分間、乾燥することに
よって、膜厚が0.5μmの中問層を形成した。
【0080】次に、下記構造で示される電荷発生物質
(CGM−1)4部、テトラヒドロフラン70部を直径
1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で10時間
分散し、その後にポリビニルブチラール樹脂(エスレッ
クBLS、積水化学製)2部をテトラヒドロフラン20
部に溶解した溶液を加え、さらに2時間分散をした。さ
らにガラスビーズを分離し、シクロヘキサノン100部
を加え電荷発生層用の分散液を作製した。この分散液を
中間層上に浸漬塗布して、80℃、10分間乾燥し、膜
厚0.1μmの電荷発生層を形成した。
【0081】
【外16】
【0082】次に、電荷輸送層を形成するために電荷輸
送層の塗料を調製した。まず、ポリアリレート樹脂とし
て式(2−3)/式(5−2)=5/5の共重合体(M
w=115,000)10部をクロロベンゼン100部
に溶解し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子(ル
ブロンL−2:ダイキン工業製)5部、合成例1で示し
た式(1−1)で示されるジオルガノポリシロキサン1
部を添加した。この混合物を液衝突分散機(ナノマイザ
ー・分散圧600bar)を用い2回分散することによ
って、フッ素原子含有樹脂微粒子分散液を調製した。分
散したフッ素原子含有樹脂微粒子はテトラヒドロフラン
中において、溶媒粘度0.51cP、溶媒密度0.89
g/cm、サンプル密度2.17g/cmとして粒
度分布測定器(CAPA700、堀場製作所製)を用い
て測定したところ、体積平均粒径として0.21μmで
あった。
【0083】次に、下記式で示されるCTM−1/CT
M−2/ポリアリレート樹脂/ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂微粒子/ジオルガノポリシロキサンが、9/1
/10/2.5/0.25であり、溶剤が80になるよ
うに、塗料を調製した。
【0084】
【外17】
【0085】
【外18】
【0086】ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子
は、先に分散したフッ素原子含有樹脂微粒子分散液を用
いた。なお、溶剤は最終比率でモノクロロベンゼン:ジ
クロロメタン=1:1になるように調製した。この塗料
を浸漬塗布法で塗布して、120℃で1時間乾燥するこ
とによって膜厚30μmの電荷輸送層を形成した。
【0087】次に、評価について説明する。
【0088】装置はキヤノン(株)製複写機NP603
5(電子写真感光体に接触配置された帯電部材から直流
電圧のみを印加して該感光体を帯電するプロセス、ハロ
ゲンランプによる原稿からの反射光によるアナログ露
光、正現像方式:プロセススピード200mm/s:ウ
レタン製クリーニングブレードをカウンター方向に設
定)を用い、評価を行う室内は23℃/50%RHとし
て、暗部電位Vd=−650Vとして、明部電位V1=
−200Vとした。さらにA4サイズの普通紙を1枚複
写ごとに1度停止する間欠モード(10秒/枚の複写間
隔)にて、印字比率2%の画像を30,000枚の複写
を行った。
【0089】その後、文字画像および反射濃度D=0.
4(Macbeth反射濃度計RD914にて、zer
o adjust va1ue=0.06、ca1ib
1ation adjust va1ue=1.73)
の中間調画像の複写を行った。中問調画像については、
画像中の任意の20点について反射濃度を測定し、最大
濃度/最小濃度の差を画像濃度ムラとした。初期と3
0,000枚繰り返し複写後に表面電位を測定し、明部
電位の差(ΔV1)を調べた。なお、(30,000枚
後の明部電位の絶対値)−(初期の明部電位の絶対値)
をもってΔV1とする。また、耐久前の膜厚から耐久後
の膜厚の差から摩耗量を求めた。
【0090】(実施例1−2)実施例1−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、式(1−2)で示
されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施
例1−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0091】(実施例1−3)実施例1−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、式(1−3)で示
されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施
例1−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0092】(実施例1−4)ポリアリレートの分子量
をMw=55,000とした以外は、実施例1−1と同
様に感光体を作製し、評価した。
【0093】(実施例1−5)ポリアリレートの分子量
をMw=75,000とした以外は、実施例1−1と同
様に感光体を作製し、評価した。
【0094】(比較例1−1)実施例1−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、下記式(C−1)
で示されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、
実施例1−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0095】
【外19】
【0096】(比較例1−2)実施例1−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、下記式(C−2)
で示されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、
実施例1−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0097】
【外20】
【0098】(比較例1−3)本発明のジオルガノポリ
シロキサンを用いなかった以外は実施例1−1と同様に
感光体を作製し、評価した。
【0099】(比較例1−4)ポリアリレートをビスフ
ェノールA型のみから構成される市販ポリアリレート
(U−100、ユニチカ(株))とした以外は、実施例
1−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0100】評価結果を表1に示した。
【0101】
【表1】
【0102】表1に示したように、実施例では良好な画
像が得られたが、比較例1−1、1−2は本発明のジオ
ルガノポリシロキサンの構造から、一部の側鎖が除かれ
たものであるが、フッ素原子樹脂微粒子の分散が良好で
はなく、電荷輸送層中において露光光を散乱させてしま
い、特に中問調画像では濃度不均一(ムラ)が強調され
たガサツキ画像となってしまった。
【0103】すなわち、比較例1−1ではポリスチレン
側鎖を有しないためポリアリレート樹脂との親和性が低
下しており、比較例1−2ではフルオロアルキル鎖を有
しないため、フッ素原子含有樹脂微粒子との親和性が低
下して、フッ素原子含有樹脂微粒子のポリアリレート樹
脂中における分散安定性が低下したものと推定される。
【0104】また、比較例1−3においては、ジオルガ
ノポリシロキサンを用いなかったことからフッ素原子樹
脂微粒子の分散がされずに粒子が複数集まった凝集塊を
作り電荷輸送中に存在されてしまった。この感光体を用
いて画像を出すことにより、感光体に接触している電子
写真プロセスの部材(接触帯電器、クリーナーなど)
が、該塊と接触して感光層表面に多数の傷を形成してし
まい、画像上に濃度ムラに加えて黒線として現れてしま
った。また、ポリアリレート樹脂を異なる構造としたと
ころ、フッ素原子含有樹脂微粒子の分散、および感光体
の作製は可能ではあったが、表面層におけるフッ素原子
樹脂微粒子の分布濃度に偏り(不均一)が見られ、電荷
輸送層中における良好なフッ素原子含有樹脂微粒子の分
散が十分では無い点が見られた。
【0105】また、実施例1−4,1−5では分子量を
やや低めとした例を示したが、フッ素原子含有樹脂微粒
子の分散性がやや低下傾向にあり、文字画像の複写にお
いては十分な画質が得られたが、中間調の画像などの複
写においては、より高分子量なものを用いることが好ま
しい。すなわち、従来における汎用レベルの電子写真装
置およびそれから得られる画像の画質においては大きな
問題ではないといえるが、高画質を要求する装置および
その画像の画質ではより高分子量の系が好ましい。
【0106】また、比較例では、耐久使用による感光層
の摩耗量が実施例よりも多く、画質が許される程度であ
っても感光体の寿命が短くなってしまった。これは、フ
ッ素原子含有樹脂微粒子の均一分散性が実施例のものよ
り劣ることから、フッ素原子樹脂微粒子による耐摩耗
性、潤滑性の機能の発現が十分にされなかったと考えら
れる。言い換えれば、実施例においてはフッ素原子樹脂
微粒子の機能をより効率的に発現できたといえる。
【0107】さらに、本発明では、良好なフッ素原子含
有樹脂微粒子の分散が達成されているため、感光層に潜
像を形成する際の露光の妨げや凝集塊による傷要因とは
ならないため、フッ素原子含有樹脂微粒子の量を多め
(表面層中に10質量%以上)に添加できる。そのた
め、さらに耐摩耗性を向上することが可能となる。
【0108】すなわち、本実施例は良好な画像と良好な
耐摩耗性を示した。一方、比較例に示すようにバインダ
ー樹脂、ジオルガノポリシロキサンなど本発明の条件か
ら1つでも外れることにより良好な特性が得られなくな
ってしまった。
【0109】(実施例2−1)実施例1−1と同様なア
ルミシリンダー上に導電層を形成した。次に、この導電
層上に、N−メトキシメチル化ナイロン3部および共重
合ナイロン3部をメタノール65部およびn−ブタノー
ル30部の混合溶剤に溶解した溶液を浸漬塗布法で塗布
し、乾燥することによって、膜厚が1.1μmの中間層
を形成した。
【0110】次に、下記構造で示される電荷発生物質
(CGM−2)4部、テトラヒドロフラン70部を直径
1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で10時間
分散し、その後にポリビニルブチラール樹脂(エスレッ
クBLS、積水化学製)2部をテトラヒドロフラン20
部に溶解した溶液を加え、さらに2時間分散をした。さ
らにガラスビーズを分離し、シクロヘキサノン100部
を加え電荷発生層用の分散液を作製した。この分散液を
中間層上に浸漬塗布して、80℃、10分間乾燥し、膜
厚0.1μmの電荷発生層を形成した。
【0111】
【外21】
【0112】次に、バインダー樹脂として、式(2−
2)/式(5−2)=5/5の共重合体(Mw:13
0,000)10部をクロロベンゼン100部に溶解
し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子(ルブロン
L−2:ダイキン工業製)5部、合成例1で示した手法
と同様な手法により合成されたで式(1−5)示される
ジオルガノポリシロキサン1部を添加した。この混合物
を液衝突分散機(ナノマイザー・分散圧300bar)
を用い3回分散することによって、フッ素原子含有樹脂
微粒子分散液を調製した。分散したフッ素原子含有樹脂
微粒子は、前述した条件において粒度分布測定器(CA
PA700、堀場製作所製)を用いて測定したところ、
体積平均粒径として0.19μmであった。
【0113】次に、CTM−1/CTM−3/ポリアリ
レート樹脂/ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子/
ジオルガノポリシロキサン
【0114】
【外22】
【0115】が、最終比率で、9/1/10/2.5/
0.25であり、溶剤が80になるように、塗料を調製
した。ポリテトラフルオロエチレン徴脂微粒子は、先に
分散したフッ素原子含有樹脂微粒子分散液を用いた。な
お、溶剤は最終比率でモノクロロベンゼン:ジクロロメ
タン=1:1になるように調製した。この塗料を浸漬塗
布法で前述した電荷発生層上に塗布して、120℃で1
時間乾燥することによって膜厚30μmの電荷輸送層を
形成した。
【0116】評価する装置として、キヤノン(株)製複
写機GP−40(電子写真感光体に接触配置された帯電
部材から直流および交流電圧を印加して該感光体を帯電
するプロセス、780nmレーザー光によるデジタル露
光、反転現像、プロセススピードを210mm/s、複
写速度=A4横40枚/分)とした。評価用の感光体に
交換して初期電位を測定した。暗部電位Vd=−700
Vとして、明部電位V1=−200Vとした。さらに、
A4サイズの普通紙を1枚複写ごとに1度停止する間欠
モード(10秒/枚の複写問隔)にて、印字比率6%の
画像を23℃/55%RHの雰囲気環境において30,
000枚の複写を行い、電位の測定をした。また、実施
例1−1と同様に文字画像および中問調画像の複写を行
い、評価した。
【0117】(実施例2−2)実施例2−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、式(1−6)で示
されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施
例2−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0118】(実施例2−3)実施例2−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、式(1−7)で示
されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施
例2−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0119】(実施例2−4)実施例2−1で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、式(2−1)/式(2−3)
/式(5−3)=2/3/5、Mw=130,000で
あるバインダー樹脂を用いた以外は、実施例2−1と同
様に感光体を作製し、評価した。
【0120】(実施例2−5)実施例2−1で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、式(2−2)/式(5−3)
=5/5、Mw:140,000であるバインダー樹脂
を用いた以外は、実施例2−1と同様に感光体を作製
し、評価した。
【0121】(比較例2−1)実施例2−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、式(C−1)で示
されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施
例2−1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0122】(比較例2−2)実施例2−1で用いたジ
オルガノポリシロキサンの代わりに、フッ素アルキル側
鎖を持つアクリル樹脂(GF300、東亜合成製)を用
いた以外は、実施例2−1と同様に感光体を作製し、評
価した。
【0123】(比較例2−3)ジオルガノポリシロキサ
ン用いなかった以外は、実施例2−1と同様に感光体を
作製した。
【0124】(比較例2−4)実施例2−1で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、市販ポリアリレート(U−1
00、ユニチカ製)を用いた以外は、実施例2−1と同
様に感光体を作製し、評価した。
【0125】(比較例2−5)実施例2−1で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、下記式で示される繰り返し単
位を有するポリカーボネート(ユーピロンZ200、三
菱ガス化学製)を用いた以外は、実施例2−1と同様に
感光体を作製し、評価した。
【0126】
【外23】
【0127】評価結果を表2に示した。
【0128】
【表2】
【0129】表2に示したように、実施例では比較的多
めのフッ素原子樹脂微粒子含有量(表面層中に10質量
%以上)であるが、良好な画像が得られた。しかし、比
較例においては、先に示した表1での結果と同様にバイ
ンダー樹脂、ジオルガノポリシロキサンなど本発明の条
件から1つでも外れることにより良好な特性が得られな
かった。
【0130】特に比較例2−1においては、初期から濃
度ムラがあり、さらに、繰り返し使用において表面層の
膜厚が不均一に摩耗した。すなわちフッ素原子含有樹脂
微粒子が表面層中に均一に分散されていないことから耐
摩耗差が生じて起きたと推測される。比較例2−2では
フッ素原子樹脂微粒子分散剤としてフッ素側鎖のアクリ
ル樹脂を用いたところ、粒子の分散は良好であったが、
繰り返し使用によって濃度ムラは他の比較例より悪化し
なかったが、明部電位の上昇が見られ、画像として濃度
低下が生じた。さらに本発明の系では特定ポリシロキサ
ンが塗料中において副次的に消泡(抑泡)効果を示すこ
とから感光層中に気泡の混入を避けることができたが、
比較例2−2では感光層中に微細な気泡を含有してしま
い、そのまま塗工に用いると表面層に泡が付着してしま
い、それを起因とした傷が生じてしまう。通常は、数日
間、静置保管して気泡を抜くが、特にバインダー樹脂の
重量平均分子量が100,000以上では、塗料の粘度
が高くなるため、混入した気泡は容易には脱泡していか
ないため、本発明の系において特定のポリシロキサンを
用いることは効果的である。また、ここの例において
も、汎用レベルの装置およびその画質や寿命では大きな
問題ではないといえるが、写真画像の複写や高画質を要
求する装置およびその画質、寿命としては十分ではなか
った。
【0131】(実施例3−1)実施例1−1と同様にア
ルミシリンダー上に導電層を形成した。次に、この導電
層上に、N−メトキシメチル化ナイロン3部および共重
合ナイロン3部をメタノール65部およびn−ブタノー
ル30部の混合溶剤に溶解した溶液を浸漬塗布法で塗布
し、乾燥することによって、膜厚が0.6μmの中間層
を形成した。
【0132】次に、CuKα特性X線回折におけるブラ
ック角2θ±0.2°の9.0°、14.2°、23.
9°、27.1°に強いピークを有するオキシチタニウ
ムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラール(商品
名:エスレックBX−1、積水化学製)2部およびシク
ロヘキサノン60部を直径1mmのガラスビーズを用い
たサンドミル装置で4時間分散した後、酢酸エチル10
0部を加えて電荷発生層用分散液を調整した。この分散
液を中間層上に浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによ
って、膜厚が0.1μmの電荷発生層を形成した。実施
例2−1で示した電荷輸送層を同様に形成した。
【0133】評価する装置として、実施例2−1に示し
たキヤノン(株)製複写機GP−40(プロセススピー
ド210mm/s)とした。暗部電位Vd=−700V
として、明部電位V1=−200Vとした。さらにA4
サイズの普通紙を1枚複写ごとに1度停止する間欠モー
ド(10秒/枚のプリント間隔)にて、印字比率6%の
画像を30,000枚のプリントを行った。30,00
0枚後に、実施例1−1と同様に文字画像および中間調
画像の複写を行い、評価した。
【0134】(実施例3−2)実施例3−1で用いたキ
ヤノン(株)製複写機GP−40のプロセススピードを
178.5mm/sに改造した以外は、実施例3−1と
同様に評価した。
【0135】(実施例3−3)実施例3−1で用いたキ
ヤノン(株)製複写機GP−40の代わりに、キヤノン
(株)製複写機GP−55(プロセススピード150m
m/s:780nmレーザー光によるデジタル露光、反
転現像)を用いた以外は、実施例3−1と同様に評価し
た。
【0136】(実施例3−4)実施例3−3で用いたキ
ヤノン(株)製複写機GP−55のプロセススピードを
172.5mm/sに改造した以外は、実施例3−3と
同様に評価した。
【0137】(実施例3−5)実施例3−3で用いたキ
ヤノン(株)製複写機GP−55のプロセススピードを
135mm/sに改造した以外は、実施例3−3と同様
に評価した。
【0138】(比較例3−1)実施例3−1で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、ポリアリレートA(U−10
0:ユニチカ(株)製)を用いた以外は、実施例3−1
と同様に感光体を作製し、評価した。
【0139】(比較例3−2)実施例3−2で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、ポリアリレートA(U−10
0:ユニチカ(株)製)を用いた以外は、実施例3−2
と同様に感光体を作製し、評価した。
【0140】(比較例3−3)実施例3−3で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、ポリアリレートA(U−10
0:ユニチカ(株)製)を用いた以外は、実施例3−3
と同様に感光体を作製し、評価した。
【0141】(比較例3−4)実施例3−4で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、ポリアリレートA(U−10
0:ユニチカ(株)製)を用いた以外は、実施例3−4
と同様に感光体を作製し、評価した。
【0142】(比較例3−5)実施例3−5で用いたバ
インダー樹脂の代わりに、ポリアリレートA(U−10
0:ユニチカ(株)製)を用いた以外は、実施例3−5
と同様に感光体を作製し、評価した。
【0143】評価結果を表3に示した。
【0144】
【表3】
【0145】表3に示したように、本発明の系は、電子
写真システムのプロセススピードに対して効果の差が見
られた。本発明の感光体では、プロセススピードに寄ら
ず良好な画像が得られたが、比較例に見られるような従
来の系では、高速(135mm/Sを超える)になるに
したがい、中間調画像の濃度ムラが顕著になった。この
理由については厳密には解明できていないが、レーザー
光強度×照射時間で示される単純な光量ではなく、感光
層の単位面積あたりに照射されるレーザー光の時間が短
くなること、表面層中のフッ素原子樹脂微粒子の分散状
態の差によるレーザー光の散乱の差、さらに、高速稼動
における感光体表面の摩耗の程度、形状の差など多くの
要因が影響して、画像への差と現れていると推定され
る。
【0146】
【発明の効果】以上のように、本発明は特定のジオルガ
ノポリシロキサン、特定のポリアリレート、フッ素原子
樹脂微粒子を感光体の表面層に用いることにより、良好
な耐久性が得られ、さらに良好な画像も得ることができ
た。特に、その効果は電子写真プロセスが高速である系
において顕著であり、高速、高画質、高耐久を要求する
次世代の電子写真装置に適する感光体を提供ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有する電子写真装置
の概略構成の例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ 12 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴山 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 上杉 浩敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA03 AA06 AA13 AA14 BB27 BB31 BB32 BB52 2H134 GA01 GB02 HD00 KF04 KG08 KH01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
    体において、該電子写真感光体の表面層が、少なくと
    も、 下記式(1)で示されるジオルガノポリシロキサン、 フッ素原子含有樹脂微粒子、および、 下記式(2)で示される繰り返し単位を少なくとも有す
    るポリアリレート樹脂、を含有することを特徴とする電
    子写真感光体。 【外1】 (式中、R11〜R16は置換もしくは無置換の炭化水
    素基を示し、Bはフルオロアルキル基を有する置換もし
    くは無置換の有機基を示し、少なくとも1つのDは末端
    が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポ
    リスチレン鎖を有する基を示し、E11およびE12
    11〜R16、BおよびDから選択される基を示し、
    xは0〜1,000の整数を示し、yおよびzは1〜
    1,000の整数を示す。) 【外2】 (式中、R21〜R25は、水素原子、ハロゲン原子、
    置換もしくは無置換のアルキル基、アリール基、アルコ
    キシ基を示す。)
  2. 【請求項2】 前記ポリアリレート樹脂の重量平均分子
    量(Mw)が100,000以上である請求項1に記載
    の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記ポリアリレート樹脂のR21〜R
    24のうち少なくとも1つがメチル基である請求項1ま
    たは2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記ジオルガノポリシロキサンのR11
    〜R16のうち少なくとも1つがメチル基またはフェニ
    ル基である請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感
    光体。
  5. 【請求項5】 前記ジオルガノポリシロキサンのBのフ
    ルオロアルキル基を有する置換もしくは無置換の有機基
    が下記式(3)で示される請求項1〜4のいずれかに記
    載の電子写真感光体。 −R31−{CF−F (3) (式中、R31はアルキレン基またはアルキレンオキシ
    アルキレン基を示し、aは3以上の整数を示す。)
  6. 【請求項6】 前記ジオルガノポリシロキサンのDの置
    換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する基が下記式
    (4)で示される請求項1〜5のいずれかに記載の電子
    写真感光体。 −W41−(SiR4142−W42 (4) (式中、R41およびR42は置換もしくは無置換のア
    ルキル基または置換もしくは無置換のアリール基を示
    し、W41は炭化水素基を示し、W42は末端が封鎮さ
    れた重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレ
    ン鎖を示し、bは0または1を示す。)
  7. 【請求項7】 ブレードクリーニング手段を有する電子
    写真装置用である請求項1〜6のいずれかに記載の電子
    写真感光体。
  8. 【請求項8】 プロセススピードが135mm/s以上
    の電子写真装置用である請求項1〜7のいずれかに記載
    の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子写
    真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手
    段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段とを一
    体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記クリーニング手段がブレードクリ
    ーニング手段である請求項9に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  11. 【請求項11】 プロセススピードが135mm/s以
    上の電子写真装置用である請求項9または10に記載の
    プロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子
    写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段
    およびクリーニング手段を有することを特徴とする電子
    写真装置。
  13. 【請求項13】 前記クリーニング手段がブレードクリ
    ーニング手段である請求項12に記載の電子写真装置。
  14. 【請求項14】 プロセススピードが135mm/s以
    上である請求項12または13に記載の電子写真装置。
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