JP2003014579A - レーザガイド装置 - Google Patents

レーザガイド装置

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JP2003014579A JP2001198553A JP2001198553A JP2003014579A JP 2003014579 A JP2003014579 A JP 2003014579A JP 2001198553 A JP2001198553 A JP 2001198553A JP 2001198553 A JP2001198553 A JP 2001198553A JP 2003014579 A JP2003014579 A JP 2003014579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ3の破断時に破断部から放出され
るレーザ光により溶断して光ファイバ3の破断を検知す
る断線検知部材15を光ファイバ3に沿って配置したレ
ーザガイド1において、その断線検知部材15を光ファ
イバ3の破断部からの放射レーザ光により確実にかつ瞬
時に溶断させるようにするとともに、溶断部が垂れ下が
るのを防止し、光ファイバ3の破断を信頼性よく検知で
きるようにする。 【解決手段】 光ファイバ3及び断線検知部材15を光
ファイバ3のスリーブ9外周面の周りに一体的に略密着
するように略全長に亘って被覆する被覆部材20とし
て、光ファイバ3及び断線検知部材15と共に一括押出
し成形されたものとする。光ファイバ3の破断部が不特
定であってもその破断部にある断線検知部材15に放出
レーザ光を瞬時に当てて、レーザ発振装置の発振作動を
素早く停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を光ファ
イバによって伝送するレーザガイド装置に関し、特に、
その光ファイバの破断の検知を断線検知部材により行う
ように構成したものに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、YAGレーザ等により高出力
のレーザ光を用いて金属を溶接や切断する等、被加工物
に対し各種の加工を行うようにしたレーザ加工装置は一
般によく知られている。このようなレーザ加工装置で
は、レーザ光を発振増幅するレーザ発振装置の出力部に
レーザガイドを入射側レンズ部を介して接続し、レーザ
発振装置から出力されたレーザ光をレンズ部の集光レン
ズで集光した後にレーザガイドの光ファイバに入射端部
から入射させてそのコア内を伝送させ、この光ファイバ
の出射端部から出射させて出射側レンズ部の集光レンズ
で集光した後に被加工物に照射することにより、その被
加工部を加工するようにしている。
【0003】そして、上記レーザガイドには、その光フ
ァイバの入射端部及び出射端部にレンズ部との接続を行
うための光コネクタが装着されている。このレーザ用光
コネクタは、例えば先端壁部(底壁部)にファイバ挿通
孔が開口された有底筒状の金属製スリーブを備え、この
スリーブ内に光ファイバの端部が嵌挿される。光ファイ
バの端部には、その先端から保護層を除去してコア及び
クラッドからなるファイバ心線を露出させた露出部が形
成されており、このファイバ心線の露出部及びそれに続
く保護層に亘って光ファイバ端部がスリーブ内に嵌挿さ
れる。そして、このスリーブ内に嵌挿された光ファイバ
のうち、ファイバ心線の露出部先端がスリーブのファイ
バ挿通孔に挿通され、保護層がスリーブ内に設けたチャ
ック機構等の固定部によりスリーブに固定保持されてい
る。
【0004】また、スリーブの先端壁部に貫通孔を形成
して、その貫通孔に、ファイバ挿通孔を有しかつスリー
ブとは別体のチップ部を嵌合固定する、換言すればファ
イバ挿通孔の周りをチップ部で構成することも行われて
いる。
【0005】このようなレーザ加工装置に用いられるレ
ーザガイドにおいては、その内部の光ファイバが何等か
の原因(例えば折損等)で破断すると、その破断部から
レーザ光が放出されて予期しない部分に照射される。こ
のため、従来、例えば特公平6―23803号公報等に
示されるように、レーザガイドの光ファイバに沿って例
えば低融点金属の細線等からなる断線検知部材を配置し
て、この断線検知部材で閉回路の断線検知回路を構成
し、光ファイバが破断して破断部からレーザ光が放出さ
れたときには、その放出レーザ光により断線検知部材を
溶断させて断線検知回路を遮断することにより、光ファ
イバの破断を検知し、レーザ発振装置の発振作動を停止
させるようにすることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記光ファ
イバに沿って配置される断線検知部材としては、光ファ
イバの破断に伴う放射レーザ光による溶断が短時間に行
われるようにするために、低融点金属からなる細線等を
用いることが好ましいが、その断線検知部材に全体的又
は部分的に光ファイバから離れている部分があると、そ
の離隔部分では放射レーザ光が確実かつ瞬時に当たり難
くなり、その分、レーザ発振装置の作動停止が遅れると
いう問題がある。
【0007】また、光ファイバ及び断線検知部材を例え
ば金属製の保護管内に配置収容している構造では、光フ
ァイバの破断部からの放射レーザ光により断線検知部材
が溶断しても、その溶断部分で断線検知部材が垂れ下が
って保護管内面に接触することがあり、このときには保
護管を経由して断線検知部材の溶断部が導通し、恰も断
線検知部材が溶断していない状態となり、信頼性が低下
する。
【0008】また、レーザガイドが曲げられたときに、
その曲がり部分において断線検知部材が保護管内面と擦
れることがあり、断線検知部材が絶縁膜で絶縁されてい
ても、その絶縁膜が剥がれて保護管に漏電する虞れもあ
る。
【0009】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記したレーザガイドにおける断線検
知部材の光ファイバに対する配置構造に改良を加えるこ
とで、その断線検知部材を光ファイバの破断部からの放
射レーザ光により確実にかつ瞬時に溶断させるようにす
るとともに、溶断部が垂れ下がるのを防止し、光ファイ
バの破断を信頼性よく検知できるようにすることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的の達成のた
め、この発明では、断線検知部材を光ファイバと共に被
覆材により一括して被覆するようにした。
【0011】具体的には、請求項1の発明では、レーザ
光を伝送する光ファイバと、この光ファイバに沿って配
置され、光ファイバの破断時に破断部から出たレーザ光
により溶断して光ファイバの破断を検知する断線検知部
材とを備えたレーザガイド装置が前提であり、上記光フ
ァイバ及び断線検知部材を、断線検知部材が光ファイバ
周りに一体的に略密着するように全長に亘って被覆する
被覆部材を設ける。
【0012】上記の構成によると、断線検知部材が光フ
ァイバ周りに一体的に略密着するように全長に亘って両
者が被覆部材により被覆されているので、光ファイバの
破断部が不特定であってもその破断部では密着状態にあ
る断線検知部材に放出レーザ光が瞬時に当たるようにな
り、レーザ発振装置の発振作動を素早く停止させて信頼
性を高めることができる。
【0013】また、断線検知部材が光ファイバと共に全
長に亘って被覆部材で被覆されて一体化されているの
で、この断線検知部材が保護管に接触したり、その溶断
部が垂れ下がったりすることはなく、さらに信頼性を高
めることができる。
【0014】さらに、被覆部材を絶縁材としておけば、
断線検知部材の溶断時に、たとえ光ファイバ及び断線検
知部材を被覆している被覆部材が完全に分断されずに一
部で繋がったままになったとしても、その被覆部材(絶
縁材)を経由して断線検知部材の溶断部同士が短絡する
こともない。
【0015】請求項2の発明では、光ファイバの端部に
取り付けられたコネクタと、このコネクタの温度を測定
する熱電対とを備えており、前記断線検知部材は上記熱
電対の素線を構成しているものとする。
【0016】こうすることで、断線検知部材を熱電対の
素線とを兼用して、光ファイバの断線の検知とコネクタ
の温度検出とを簡単な構造で同時に行うことができる。
【0017】請求項3の発明では、断線検知回路を構成
しかつ少なくとも一方が光ファイバと共に被覆部材によ
り被覆される1対の断線検知部材と、光ファイバの端部
に取り付けられ、レセプタクルに連結されるコネクタと
を備えており、上記コネクタには上記1対の断線検知部
材にそれぞれ接続された1対のコネクタ側接触端子が設
けられている一方、レセプタクルには、上記コネクタと
の連結時にコネクタ側接触端子にそれぞれ導通されて該
両コネクタ側接触端子同士を接続状態にする1対のレセ
プタクル側接触端子が設けられている構成とする。
【0018】このことで、コネクタがレセプタクルに連
結されているときには、レセプタクル側接触端子がそれ
ぞれコネクタ側接触端子に導通されて両コネクタ側接触
端子同士が接続状態になり、断線検知回路が閉じる。こ
の状態で光ファイバの破断を検知することができる。
【0019】一方、コネクタがレセプタクルから外れた
ときには、上記レセプタクル側接触端子による両コネク
タ側接触端子同士の接続状態が解除され、上記光ファイ
バの破断に伴う断線検知部材の溶断状態と同様に、断線
検知回路が遮断される。よって、光ファイバの破断とコ
ネクタのレセプタクルからの外れとの双方を同じ断線検
知回路により簡単な構成で検知することができる。
【0020】請求項4の発明では、上記請求項3の発明
と同様に、断線検知回路を構成しかつ少なくとも一方が
光ファイバと共に被覆部材により被覆される1対の断線
検知部材と、光ファイバの端部に取り付けられ、レセプ
タクルに連結されるコネクタとを備える。そして、上記
コネクタには上記1対の断線検知部材にそれぞれ接続さ
れた1対のコネクタ側接触端子が設けられている一方、
レセプタクルには、断線検知装置に接続されかつ上記コ
ネクタとの連結時にコネクタ側接触端子にそれぞれ導通
される1対のレセプタクル側接触端子が設けられている
構成とする。
【0021】このことで、コネクタがレセプタクルに連
結されているときには、断線検知装置に接続されている
レセプタクル側接触端子がそれぞれコネクタ側接触端子
に導通されて、両コネクタ側接触端子がそれぞれレセプ
タクル側接触端子により断線検知装置に接続され、断線
検知回路が閉じ、光ファイバの破断を検知することがで
きる。
【0022】一方、コネクタがレセプタクルから外れた
ときには、上記レセプタクル側接触端子とコネクタ側接
触端子とが非接触状態となり、上記光ファイバの破断に
伴う断線検知部材の溶断状態と同様に、断線検知回路が
遮断される。よって、請求項3の発明と同様に、光ファ
イバの破断とコネクタのレセプタクルからの外れとの双
方を同じ断線検知回路により簡単な構成で検知すること
ができる。
【0023】しかも、レセプタクルにあるレセプタクル
側接触端子に断線検知装置が接続されているので、レー
ザガイド側で断線検知部材を断線検知装置に接続せずと
も済み、例えばレーザガイドのコネクタから断線検知装
置への接続配線を引き出す場合のように、そのレーザガ
イドの組立てが困難になることはなく、その組立作業が
容易になる。
【0024】請求項5の発明では、上記被覆部材は、光
ファイバ及び断線検知部材と共に一括押出し成形された
ものとする。また、請求項6の発明では、被覆部材は、
光ファイバ及び断線検知部材の周りに巻き付けられた押
え巻きテープからなるものとする。これらの発明による
と、被覆部材として望ましい構造が容易に得られる。
【0025】請求項7の発明では、上記請求項1、5又
は6の発明のレーザガイド装置において、光ファイバの
端部にコネクタが取り付けられ、このコネクタの温度を
測定する熱電対の素線が光ファイバ及び断線検知部材と
共に被覆部材により被覆されている構成とする。このこ
とで、断線検知部材と熱電対の素線との双方を被覆部材
で被覆して一体化でき、光ファイバの断線の検知とコネ
クタの温度検出とをコンパクトな構造で同時に行うこと
ができる。
【0026】請求項8の発明では、レーザ光は高出力レ
ーザ光とする。このことで、本発明の効果が有効に発揮
される。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図2は本発明の実
施形態1に係るレーザガイド装置Gの全体構成を示し、
このレーザガイド装置Gは、レーザガイド1と、このレ
ーザガイド1の両端部が接続される入射側及び出射側レ
セプタクル31A,31Bとからなる。上記レーザガイ
ド1は、ステンレス鋼等の金属からなる折曲げ可能な保
護管2と、この保護管2内に挿通されたレーザ用光ファ
イバ3と、その光ファイバ3におけるレーザ光の入射側
(図2で左側)及び出射側(同右側)の各端部にそれぞ
れ保護管2に取付固定された状態で接続された入射側及
び出射側のレーザ用光コネクタ8A,8Bとを備えてい
る。
【0028】上記入射側レセプタクル31Aは略筒状の
もので、YAGレーザ等の高出力のレーザ光を出力する
レーザ発振装置(図示せず)に接続されており、この入
射側レセプタクル31A内に上記入射側のコネクタ8A
の後述するスリーブ9が先端側から嵌挿されて位置決め
状態で連結される。
【0029】一方、出射側レセプタクル31Bも筒状の
もので、被加工物に対向するように配置せしめた加工用
ロボットの加工ヘッド(図示せず)に設けられており、
この出射側レセプタクル31Bに上記出射側のコネクタ
8Bのスリーブ9が先端側から嵌挿されて位置決め状態
で連結される。
【0030】上記レーザ用光ファイバ3は、図1に拡大
して示すように、レーザ発振装置からの高出力のレーザ
光を伝送するもので、コア4aとその周りに位置するク
ラッド4bとからなる例えば外径200μm〜1000
μmの石英ガラス系のファイバ心線4と、このファイバ
心線4に被覆された保護層としての樹脂製のジャケット
5とを有し、ファイバ心線4のコア4a内でレーザ光を
反射させながら伝送する。
【0031】上記レーザ用光ファイバ3の端部には、そ
のジャケット5を先端側から所定寸法だけ除去すること
で、ファイバ心線4が剥き出しになっている。
【0032】一方、レーザ用光ファイバ3の入射側及び
出射側端部にそれぞれ取り付けられているレーザ用光コ
ネクタ8A,8Bは本実施形態ではいずれも同様の構造
(異なる構造にしてもよい)のもので、保護管2の外径
よりも若干大径の有底円筒状の金属製スリーブ9を備え
ている。このスリーブ9の底壁部たる先端壁部の中心位
置には貫通孔10が形成され、この貫通孔10内には耐
光強度の高いサファイア等からなる円筒状のチップ部1
1が嵌合固定されている。このチップ部11の内部には
上記ファイバ心線4を挿通させるためのファイバ挿通孔
12が開口されている。そして、スリーブ9内に基端側
(先端壁部と反対側)の開口からレーザ用光ファイバ3
の端部が嵌挿されており、そのファイバ心線4の先端部
はスリーブ9の先端壁部におけるチップ部11のファイ
バ挿通孔12に先端がチップ部11の外面から突出した
状態で挿通されている。尚、スリーブ9内の基端側部分
にはスリーブ9内に光ファイバ3の端部をジャケット5
にて固定保持する固定部(図示せず)が設けられてい
る。
【0033】上記保護管2の内部には1対の断線検知部
材15,15が光ファイバ3に沿って配置されて挿通さ
れている。この各断線検知部材15は、光ファイバ3の
破断時にその破断部から放出されたレーザ光を受けて短
時間で溶断するよう低融点の細い金属線からなり、例え
ばエナメル線、銀やアルミニウム等の細線が用いられ
る。尚、断線検知部材15として、上記金属線の他、同
様の材料からなる金属テープや電線等を使用することも
できる。
【0034】上記1対の断線検知部材15,15の一端
部同士は互いに接続されている一方、他端部はそれぞれ
接続配線16,16に接続され、両接続配線16,16
は一方、例えば加工用ロボットの作動によって移動しな
い側の入射側コネクタ8A(尚、出射側コネクタ8Bで
もよい)の孔から引き出されて断線検知装置18に入力
されている。そして、上記1対の断線検知部材15,1
5及び接続配線16,16により閉ループの断線検知回
路17が構成されており、この断線検知回路17に例え
ば常時微弱電流を流しておき、光ファイバ3の破断時に
その破断部から出たレーザ光により各断線検知部材15
のいずれかの部分が溶断して断線検知回路17の閉ルー
プが遮断されたときに、そのことを断線検知装置18で
判定して光ファイバ3の破断を検知し、レーザ発振装置
の発振作動を強制的に停止させるようにしている。
【0035】上記1対の断線検知部材15,15のうち
の一方(図2で上側のもの)は、保護管2内に光ファイ
バ3から離れたフリー状態で挿通配置され、この断線検
知部材15は被覆されている。これに対し、他方の断線
検知部材15は光ファイバ3と共にその全長に亘って一
体的に略密着している。すなわち、図1に拡大して示す
ように、この断線検知部材15は光ファイバ3に対し長
さ方向に縦沿い状態又は巻付き状態で配置され、これら
断線検知部材15と光ファイバ3とは、断線検知部材1
5が光ファイバ3のジャケット5外周面の周りに一体的
に略密着するように略全長に亘って電気絶縁性の樹脂か
らなるチューブ状の被覆部材20により被覆され、この
被覆部材20は、光ファイバ3及び断線検知部材15と
共に一括押出し成形されてなる。尚、被覆部材20とし
ては、この他、光ファイバ3及び断線検知部材15の周
りに巻き付けられた押え巻きテープで構成することもで
きる。
【0036】したがって、この実施形態においては、高
出力のレーザ光をレーザガイド1の光ファイバ3により
伝送して被加工物を加工する際、レーザ発振装置から出
力されたレーザ光が入射側集光レンズ(図示せず)で集
光された後、入射側レセプタクル31A及び該レセプタ
クル31Aに連結されているレーザガイド1の入射側光
コネクタ8Aを介して光ファイバ3におけるファイバ心
線4のコア4a内に入射端部から入射される。このレー
ザ光はファイバ心線4のコア4a内で反射しながら伝送
されて光ファイバ3の出射端部から出射し、出射側コネ
クタ8B及び該コネクタ8Bに連結されている出射側レ
セプタクル31Bを介して出射側集光レンズ(図示せ
ず)に入り、該集光レンズで集光された後に被加工物に
照射される。このことにより、その被加工部に対し溶接
や切断等の加工が行われる。
【0037】このような被加工部の加工中、上記レーザ
ガイド1の光ファイバ3が例えば外力により大きく曲げ
られて生じる折損等により破断したとき、その破断部か
らレーザ光が放出される。そして、この放出されたレー
ザ光がレーザガイド1の保護管2内にある1対の断線検
知部材15,15のいずれかに当たると、その断線検知
部材15が溶断し、この断線検知部材15の溶断に伴い
断線検知回路17の閉ループが遮断されて微弱電流が流
れなくなる。この状態が断線検知装置18で判定されて
光ファイバ3の破断したことが検知され、断線検知装置
18の出力信号を受けてレーザ発振装置の発振作動が強
制的に停止される。
【0038】そのとき、一方の断線検知部材15と光フ
ァイバ3とは断線検知部材15が光ファイバ3周りに一
体的に略密着するように略全長に亘って被覆部材20に
より被覆されているので、この光ファイバ3外周に密着
状態にある断線検知部材15に上記光ファイバ3の破断
部において放出レーザ光が瞬時に当たるようになり、こ
のことで光ファイバ3の破断時のレーザ発振装置の発振
作動を素早く停止させて信頼性を高めることができる。
【0039】また、断線検知部材15が光ファイバ3と
共に略全長に亘って被覆部材20で被覆されて一体化さ
れているので、この断線検知部材15が保護管2内面に
接触して導通し、断線検知装置18が誤作動状態となっ
たり、断線検知部材15が光ファイバ3の破断部からの
放出レーザ光により溶断した後に、その溶断部が垂れ下
がって保護管2内面に接触し、この保護管2への接触に
より断線検知回路17が閉じループのままに保たれたり
することはなく、信頼性をより一層高めることができ
る。
【0040】また、断線検知部材15が溶断した際に、
光ファイバ3と断線検知部材15とを一括被覆している
樹脂製被覆部材20が完全に分断されずに一部で繋がっ
たままであったとしても、その樹脂製被覆部材20は絶
縁材からなっているので、樹脂製被覆部材20を経由し
て、溶断された断線検知部材15同士が短絡することは
ない。
【0041】尚、この実施形態においては、1対の断線
検知部材15,15の一方のみを光ファイバ3と共に被
覆部材20で被覆しているが、1対の断線検知部材1
5,15の双方を光ファイバ3と共に被覆部材20で被
覆するようにしてもよく、保護管2内に光ファイバ3と
別体に配置される断線検知部材15が不要となり、スペ
ース上有利となる。
【0042】(実施形態2)図3は本発明の実施形態2
を示し(尚、以下の各実施形態では、図1及び図2と同
じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する)、1対の断線検知部材15,15を熱電対の素
線としたものである。
【0043】すなわち、この実施形態では、上記実施形
態1の構成において、1対の断線検知部材15,15の
一方、例えば光ファイバ3と別体となっている断線検知
部材15は熱電対22の一方の素線であるクロメル線か
らなっている。また、他方の断線検知部材15、例えば
光ファイバ3と一体的に被覆部材20により被覆されて
いる断線検知部材15は熱電対22の他方の素線である
アルメル線からなっている。
【0044】そして、上記両断線検知部材15,15の
一端部同士は例えば出射側(入射側でもよい)のコネク
タ8Bのスリーブ9内に溶着や半田付け等で接合固定さ
れて測定部23とされている一方、他端部はそれぞれ接
続配線16,16を介して断線検知装置18に入力され
ている。この断線検知装置18は温度測定装置を兼ねて
おり、両断線検知部材15,15の接合部たる測定部2
3の起電力により、その測定部23つまり出射側コネク
タ8Bの温度を測定するようにしている。このコネクタ
8Bの温度を測定する理由は、例えば光ファイバ3の出
射側端部からレーザ光が漏れたときに、そのことをコネ
クタ8Bの温度上昇によって早期に検知できるようにす
るためである。その他の構成は上記実施形態1と同様で
ある。
【0045】したがって、この実施形態においても上記
実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。ま
た、両断線検知部材15,15は出射側コネクタ8Bの
温度を測定する熱電対22の素線を構成しているので、
各断線検知部材15をそれぞれ熱電対22の各素線とを
兼用することができ、光ファイバ3の断線の検知のみな
らず、コネクタ8Bの温度検出をも簡単な構造で同時に
行うことができる。
【0046】(実施形態3)図4は実施形態3を示し、
レーザガイド1のコネクタ8A,8Bとレセプタクル3
1A,31Bとの連結遮断状態をも併せて検知できるよ
うにしたものである。
【0047】すなわち、この実施形態では、上記実施形
態1と同様に、レーザガイド1の保護管2内に、光ファ
イバ3と、断線検知回路17を構成する1対の断線検知
部材15,15とが挿通され、その一方の断線検知部材
15が光ファイバ3と共に被覆部材20により被覆され
ている。
【0048】そして、レーザガイド1における入射側コ
ネクタ8Aのスリーブ9基端側には他の部分よりも大径
のフランジ部9aが形成され、このフランジ部9aの先
端側に1対のコネクタ側接触端子27,27がスリーブ
9と電気絶縁された状態で取付固定され、この一方のコ
ネクタ側接触端子27は上記一方の断線検知部材15の
一端部に直接に接続され、他方のコネクタ側接触端子2
7は他方の断線検知部材15の一端部に接続配線16,
16を介して間接的に接続されている。
【0049】また、入射側レセプタクル31Aの前面
(入射側コネクタ8Aとの対向面)には、入射側コネク
タ8Aを連結したときにそのコネクタ側接触端子27,
27にそれぞれ導通状態に接触する1対のレセプタクル
側接触端子32,32が他の部分と電気絶縁された状態
で取付固定されている。これら両レセプタクル側接触端
子32,32同士は図外の電気接続線により互いに接続
されていて常時導通状態にあり、入射側コネクタ8Aを
入射側レセプタクル31Aに連結したときには、コネク
タ側接触端子27,27にそれぞれレセプタクル側接触
端子32,32が導通されて両コネクタ側接触端子2
7,27同士が電気接続線により接続状態(短絡状態)
となるようにしている。
【0050】一方、出射側のコネクタ8Bにもそのスリ
ーブ9におけるフランジ部9aの先端面に1対のコネク
タ側接触端子27,27がスリーブ9と電気絶縁された
状態で取付固定され、これらのコネクタ側接触端子2
7,27はそれぞれ上記1対の断線検知部材15の他端
部に接続されている。
【0051】また、出射側レセプタクル31Bの前面
(出射側コネクタ8Bとの対向面)には、出射側コネク
タ8Bを連結したときにそのコネクタ側接触端子27,
27にそれぞれ導通状態に接触する1対のレセプタクル
側接触端子32,32が他の部分と電気絶縁された状態
で取付固定されている。これら両レセプタクル側接触端
子32,32同士は電気接続線(図示せず)により互い
に接続されていて常時導通されており、出射側コネクタ
8Bを出射側レセプタクル31Bに連結したときに、コ
ネクタ側接触端子27,27にそれぞれレセプタクル側
接触端子32,32が導通されて両コネクタ側接触端子
27,27同士が電気接続線を介して接続状態(短絡状
態)になるようにしている。その他の構成は上記実施形
態1と同様である。
【0052】したがって、この実施形態においては、入
射側コネクタ8Aが入射側レセプタクル31Aに、また
出射側コネクタ8Bが出射側レセプタクル31Bにそれ
ぞれ適正に連結されているときには、各レセプタクル3
1A,31Bのレセプタクル側接触端子32,32がそ
れぞれ対応する各コネクタ8A,8Bのコネクタ側接触
端子27,27に導通され、両コネクタ側接触端子2
7,27同士が両レセプタクル側接触端子32,32及
びそれらを接続している電気接続線により接続状態にな
り、断線検知回路17が閉ループに保たれる。この状態
で上記した説明と同様にして、光ファイバ3の破断を検
知することができる。
【0053】そして、入射側コネクタ8Aが入射側レセ
プタクル31Aから外れたとき、出射側コネクタ8Bが
出射側レセプタクル31Bから外れたとき、又は両コネ
クタ8A,8Bがそれぞれレセプタクル34A,31B
から外れたときには、その連結が外れた側のコネクタ接
触端子27,27とレセプタクル側接触端子32,32
との導通がなくなり、両レセプタクル側接触端子32,
32による両コネクタ側接触端子27,27同士の接続
状態が解除される。このため、上記光ファイバ3の破断
に伴って断線検知部材15が溶断したときと同様に、断
線検知回路17の閉ループが遮断された状態となり、そ
のコネクタ8A,8Bのレセプタクル31A,31Bか
らの連結の外れを検知して、レーザ発振装置の発振作動
を停止させることができる。
【0054】これらによって、光ファイバ3の破断とコ
ネクタ8A,8Bのレセプタクル31A,31Bからの
外れとの双方を同じ断線検知回路17により簡単な構成
で検知することができる。
【0055】(実施形態4)図5は実施形態4を示し、
断線検知装置18に対する接続をレーザガイド1ではな
くレセプタクル31Aで行うようにしたものである。
【0056】この実施形態では、上記実施形態3(図4
参照)の構成において、断線検知部材15,15にそれ
ぞれ接続される接続配線16,16はレーザガイド1の
例えば入射側コネクタ8Aから引き出されておらず、そ
の入射側コネクタ8Aの一方のコネクタ側接触端子27
は上記一方の断線検知部材15の端部に、他方のコネク
タ側接触端子27は他方の断線検知部材15の端部にそ
れぞれ直接に接続されている。
【0057】そして、例えば加工用ロボットの作動中に
移動しない側の入射側レセプタクル31A(尚、出射側
レセプタクル31Bであってもよい)の1対のレセプタ
クル側接触端子32,32同士は上記実施形態3のよう
に電気接続線により互いに接続されておらず、これらの
レセプタクル側接触端子32,32にそれぞれ接続配線
16,16の各一端部が接続され、両接続配線16,1
6の各他端部は断線検知装置18に入力されている。そ
の他は実施形態3と同様の構成である。
【0058】したがって、この実施形態の場合、入射側
コネクタ8Aが入射側レセプタクル31Aに、また出射
側コネクタ8Bが出射側レセプタクル31Bにそれぞれ
連結されているときには、断線検知装置18に接続され
ている、入射側レセプタクル31Aの1対のレセプタク
ル側接触端子32,32がそれぞれ入射側コネクタ8A
のコネクタ側接触端子27,27に導通され、両コネク
タ側接触端子27,27がそれぞれレセプタクル側接触
端子32,32及び接続配線16,16により断線検知
装置18に接続され、これら接続配線16,16、入射
側レセプタクル31Aのレセプタクル側接触端子32,
32、入射側コネクタ8Aのコネクタ接触端子27,2
7、保護管2内の断線検知部材15,15、出射側コネ
クタ8Bのコネクタ接触端子27,27、出射側レセプ
タクル31Bのレセプタクル側接触端子32,32及び
その電気接続線により断線検知回路17が閉ループとな
り、光ファイバ3の破断を検知することができる。
【0059】一方、一方のコネクタ8A,8B又は両方
のコネクタ8A,8Bがレセプタクル31A,31Bか
ら外れたときには、そのレセプタクル側接触端子32,
32とコネクタ側接触端子27,27とが非接触状態と
なり、上記光ファイバ3の破断に伴う断線検知部材15
の溶断状態と同様に、断線検知回路17が遮断される。
このことによって、上記実施形態3と同様に、光ファイ
バ3の破断とコネクタ8A,8Bのレセプタクル31
A,31Bからの外れとの双方を同じ断線検知回路17
により簡単な構成で検知することができる。
【0060】特に、この実施形態の場合、入射側レセプ
タクル31Aにあるレセプタクル側接触端子32,32
に接続配線16,16を介して断線検知装置18が接続
されているので、実施形態3のようにレーザガイド1側
で断線検知部材15を断線検知装置18に接続せずとも
済み、その入射側コネクタ8Aから断線検知装置18へ
の接続配線16,16を引き出す場合に比べて、レーザ
ガイド1の組立作業が容易になる。
【0061】(実施形態5)図6及び図7は実施形態5
を示し、レーザガイド1の保護管2内に各断線検知部材
15とは別個に熱電対22を設けたものである。すなわ
ち、この実施形態では、図6に示すように、上記実施形
態4(図5参照)の構成において、光ファイバ3の周り
に一方の断線検知部材15と、熱電対22の両素線2
4,24(例えばクロメル線及びアルメル線)とが配置
され、図7に拡大して示す如く、これら両素線24,2
4、光ファイバ3及び断線検知部材15は共に被覆部材
20により被覆されている。
【0062】そして、上記熱電対22の両素線24,2
4の一端部同士は出射側(入射側でもよい)のコネクタ
8Bのスリーブ9内に溶着や半田付け等で固定されて測
定部23とされている一方、他端部は入射側コネクタ8
Aの孔から引き出されて温度測定装置25に入力されて
おり、この温度測定装置25により、熱電対22の測定
部23つまりコネクタ8Bの温度を測定するようにして
いる。その他の構成は上記実施形態4と同様である。
【0063】したがって、この実施形態においては、断
線検知部材15と熱電対22の素線24,24との双方
を被覆部材20で被覆して一体化でき、光ファイバ3の
断線の検知とコネクタ8Bの温度検出とをコンパクトな
構造で同時に行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、レーザガイドにおける光ファイバの破断時に破
断部から放出されるレーザ光により溶断して光ファイバ
の破断を検知する断線検知部材を光ファイバに沿って配
置したレーザガイド装置において、光ファイバ及び断線
検知部材を断線検知部材が光ファイバ周りに一体的に略
密着するように全長に亘って被覆する被覆部材を設けた
ことにより、光ファイバの破断部が不特定であってもそ
の破断部にある断線検知部材に放出レーザ光を瞬時に当
てて、レーザ発振装置の発振作動を素早く停止させるこ
とができるとともに、断線検知部材の周りの保護管との
接触やその溶断部の垂下がりを防いで、レーザガイド装
置の信頼性の向上を図ることができる。
【0065】請求項2の発明によると、光ファイバの端
部に取り付けられたコネクタの温度を測定する熱電対の
素線を断線検知部材で構成したことにより、光ファイバ
の断線の検知とコネクタの温度検出とを簡単な構造で同
時に行うことができる。
【0066】請求項3の発明によると、断線検知回路を
構成する1対の断線検知部材と、光ファイバの端部に取
り付けられるコネクタとを設け、コネクタには上記1対
の断線検知部材にそれぞれ接続された1対のコネクタ側
接触端子を設ける一方、コネクタが連結されるレセプタ
クルには、コネクタとの連結時にコネクタ側接触端子に
それぞれ導通されて両接触端子同士を接続状態にする1
対のレセプタクル側接触端子を設けたことにより、光フ
ァイバの破断とコネクタのレセプタクルからの外れとの
双方を同じ断線検知回路により簡単な構成で検知するこ
とができる。
【0067】請求項4の発明によると、上記請求項3の
発明と同様に、断線検知回路を構成する1対の断線検知
部材と、光ファイバの端部に取り付けられるコネクタと
を設け、コネクタには1対の断線検知部材にそれぞれ接
続された1対のコネクタ側接触端子を設ける一方、コネ
クタが連結されるレセプタクルには、断線検知装置に接
続されかつコネクタとの連結時にコネクタ側接触端子に
それぞれ導通される1対のレセプタクル側接触端子を設
けたことにより、光ファイバの破断とコネクタのレセプ
タクルからの外れとの双方を同じ断線検知回路により簡
単な構成で検知することができるとともに、断線検知部
材の断線検知装置への接続をレーザガイド側で不要とし
て、そのレーザガイドの組立作業を容易化することがで
きる。
【0068】請求項5の発明では、上記被覆部材は、光
ファイバ及び断線検知部材と共に一括押出し成形された
ものとした。また、請求項6の発明では、被覆部材は、
光ファイバ及び断線検知部材の周りに巻き付けられた押
え巻きテープからなるものとした。従って、これらの発
明によると、被覆部材として望ましい構造が容易に得ら
れる。
【0069】請求項7の発明によると、光ファイバの端
部に取り付けられるコネクタの温度を測定する熱電対の
素線を光ファイバ及び断線検知部材と共に被覆部材によ
り被覆したことにより、光ファイバの断線の検知とコネ
クタの温度検出とをコンパクトな構造で同時に行うこと
ができる。
【0070】請求項8の発明によると、レーザ光を高出
力レーザ光としたことにより、本発明の効果を有効に発
揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るレーザガイド装置に
おいてレーザガイドの要部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図2】レーザガイド装置の全体構成を概略的に示す断
面図である。
【図3】実施形態2に係るレーザガイド装置の要部を拡
大して示す断面図である。
【図4】実施形態3に係るレーザガイド装置を示す図2
相当図である。
【図5】実施形態4に係るレーザガイド装置を示す図2
相当図である。
【図6】実施形態5に係るレーザガイド装置を示す図2
相当図である。
【図7】実施形態5に係るレーザガイド装置においてレ
ーザガイドの要部を拡大して示す図1相当図である。
【符号の説明】
G レーザガイド装置 1 レーザガイド 2 保護管 3 光ファイバ 4 ファイバ心線 8A,8B 光コネクタ 15 断線検知部材 17 断線検知回路 18 断線検知装置 20 被覆部材 22 熱電対 23 測定部 24 素線 27 コネクタ側接触端子 31A,31B レセプタクル 32 レセプタクル側接触端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 武史 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2G086 CC01 CC06 2H001 FF01 FF07 KK19 KK22 MM10 2H050 AC90 AD08 AD11 BC00 4E068 CA05 CA18 CE08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を伝送する光ファイバと、 上記光ファイバに沿って配置され、光ファイバの破断時
    に破断部から出たレーザ光により溶断して光ファイバの
    破断を検知する断線検知部材とを備えたレーザガイド装
    置において、 上記光ファイバ及び断線検知部材を、断線検知部材が光
    ファイバ周りに一体的に略密着するように全長に亘って
    被覆する被覆部材が設けられていることを特徴とするレ
    ーザガイド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のレーザガイド装置において、 光ファイバの端部に取り付けられたコネクタと、 上記コネクタの温度を測定する熱電対とを備えており、 前記断線検知部材は上記熱電対の素線を構成しているこ
    とを特徴とするレーザガイド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のレーザガイド装置において、 断線検知回路を構成しかつ少なくとも一方が光ファイバ
    と共に被覆部材により被覆される1対の断線検知部材
    と、 光ファイバの端部に取り付けられ、レセプタクルに連結
    されるコネクタとを備えており、 上記コネクタには上記1対の断線検知部材にそれぞれ接
    続された1対のコネクタ側接触端子が設けられている一
    方、 レセプタクルには、上記コネクタとの連結時にコネクタ
    側接触端子にそれぞれ導通されて該両コネクタ側接触端
    子同士を接続状態にする1対のレセプタクル側接触端子
    が設けられていることを特徴とするレーザガイド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1のレーザガイド装置において、 断線検知回路を構成しかつ少なくとも一方が光ファイバ
    と共に被覆部材により被覆される1対の断線検知部材
    と、 光ファイバの端部に取り付けられ、レセプタクルに連結
    されるコネクタとを備えており、 上記コネクタには上記1対の断線検知部材にそれぞれ接
    続された1対のコネクタ側接触端子が設けられている一
    方、 レセプタクルには、断線検知装置に接続されかつ上記コ
    ネクタとの連結時にコネクタ側接触端子にそれぞれ導通
    される1対のレセプタクル側接触端子が設けられている
    ことを特徴とするレーザガイド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つのレーザガ
    イド装置において、 被覆部材は、光ファイバ及び断線検知部材と共に一括押
    出し成形されたものであることを特徴とするレーザガイ
    ド装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1つのレーザガ
    イド装置において、 被覆部材は、光ファイバ及び断線検知部材の周りに巻き
    付けられた押え巻きテープからなることを特徴とするレ
    ーザガイド装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、5又は6のレーザガイド装置
    において、 光ファイバの端部にコネクタが取り付けられており、 上記コネクタの温度を測定する熱電対の素線が光ファイ
    バ及び断線検知部材と共に被覆部材により被覆されてい
    ることを特徴とするレーザガイド装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つのレーザガ
    イド装置において、 レーザ光は高出力レーザ光であることを特徴とするレー
    ザガイド装置。
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