JP2003012588A - 含フッ素化合物、その製造方法、含フッ素重合体および撥水撥油剤組成物 - Google Patents

含フッ素化合物、その製造方法、含フッ素重合体および撥水撥油剤組成物

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JP2003012588A
JP2003012588A JP2001201020A JP2001201020A JP2003012588A JP 2003012588 A JP2003012588 A JP 2003012588A JP 2001201020 A JP2001201020 A JP 2001201020A JP 2001201020 A JP2001201020 A JP 2001201020A JP 2003012588 A JP2003012588 A JP 2003012588A
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Takashige Maekawa
隆茂 前川
Kazuya Oharu
一也 大春
Takashi Seki
隆司 関
Sannashi Shindo
三奈子 新道
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な含フッ素化合物、溶剤への溶解性に優れ
た含フッ素重合体、および、環境への負荷が少なく撥水
撥油性に優れた撥水撥油剤組成物の提供。 【解決手段】ZCHCF(CF)[OCFCF
(CF)]OR(ZはHO−またはCH=CR
COO−。Rは水素原子またはメチル基。Rは炭
素数4〜20のポリフルオロアルキル基。nは0〜10
の整数。)で表される含フッ素化合物、該化合物を重合
した含フッ素重合体、および、該重合体を含む撥水撥油
剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規含フッ素化合
物、その製造方法、含フッ素重合体および撥水撥油剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル酸エステルのエステル
部分にポリフルオロアルキル基を有する化合物として
は、CH=CRCOOCHCHR’、CH
CRCOOCHCHNRSOR’(R’はポ
リフルオロアルキル基、Rは水素原子またはメチル
基、Rは水素原子、メチル基またはエチル基。)等の
化合物が知られている。そして、該化合物を重合させた
重合体は、潤滑剤、離型剤、界面活性剤、撥水撥油剤、
防霧剤、消泡剤等として有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CH=CR
COOCHCHR’の重合単位を有する重合体
は、有機溶媒に対する溶解性が低く、容易に沈殿を生
じ、潤滑性が低い欠点があった。また、CH=CR
COOCHCHNRSOR’の重合単位を有す
る重合体は、撥水撥油性能が低い欠点があった。
【0004】また、従来提案されている重合体の大部分
は、溶剤に対する溶解性が低いため、該重合体を有機溶
剤に溶解する場合には、塩素系溶剤を含む有機溶剤が用
いられていた。しかし、これらの溶剤は環境に与える負
荷が大きい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の欠
点を克服するために鋭意検討した結果、新規な重合性単
量体を見出した。そして該単量体の重合単位を有する含
フッ素重合体とすると、非塩素系溶剤(塩素原子を含ま
ない有機溶剤)にも溶解することを見出した。さらに、
該含フッ素重合体は、潤滑性や撥水撥油性においても高
い性能を発揮しうることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、下式1で表される含フ
ッ素化合物(以下、化合物1とも記す。他の化合物につ
いても同様に記す。)を提供する。 ZCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1 ただし、本明細書において式中の記号は以下の意味を示
す。 Z:HO−またはCH=CRCOO−。 R:水素原子またはメチル基。 R:炭素数4〜20のポリフルオロアルキル基。n:
0〜10の整数。
【0007】また、本発明は、下式1bで表される含フ
ッ素(メタ)アクリレートの重合単位を20質量%以上
有する重合体であり、かつ、質量平均分子量が1万〜2
百万である含フッ素重合体を提供する。 CH2=CR1COOCH2CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]nORf・・・式1b
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書では、ポリフルオロアル
キル基をR基と記す。また、本明細書では、アクリレ
ートとメタクリレートとを総称して(メタ)アクリレー
トといい、(メタ)アクリル酸等の表現も同様とする。
基は、アルキル基の水素原子の2個以上がフッ素原
子に置換された基であある。R基は、フッ素原子以外
の他のハロゲン原子を有していてもよく、他のハロゲン
原子としては、塩素原子が好ましい。さらに、R基の
炭素−炭素結合間には、エーテル性の酸素原子またはチ
オエーテル性の硫黄原子が挿入されていてもよい。
【0009】R基の炭素数は4〜20であり、4〜1
6が好ましい。R基は直鎖状であっても分岐状であっ
てもよく、直鎖状が好ましい。分岐状の構造である場合
には、分岐部分がR基の末端部分に存在し、かつ分岐
部分の炭素数は1〜3程度の短鎖であるのが好ましい。
【0010】R基中のフッ素原子の数は、(R基中
のフッ素原子の数)/(R基と同一炭素数の対応する
アルキル基中の水素原子の数)×100(%)で表現す
ると、60%以上が好ましく、特に80%以上が好まし
い。さらにR基は、アルキル基の水素原子の全てがフ
ッ素原子に置換された基(以下、ペルフルオロアルキル
基と記す。)であることが好ましい。ペルフルオロアル
キル基の炭素数は4〜16が好ましい。ペルフルオロア
ルキル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、
直鎖状が好ましい。ペルフルオロアルキル基はF(CF
−(mは4〜20であり、4〜16が好まし
い。)で表される基が好ましい。
【0011】R基の具体例を以下に挙げるが、これら
に限定されない。 F(CF−、F(CF−、F(CF
−、F(CF−、F(CF−、F(C
−、F(CF10−、F(CF
−、F(CF12−、F(CF13−、F
(CF14−、F(CF17−、H(CF
−、(CFCF(CF−、(CF
CF(CF−、(CFCF(CF10
−、Cl(CF −。
【0012】前記化合物1において、Rは水素原子ま
たはメチル基であり、nは0〜10の整数を示し、0〜
4が好ましく、特に0〜2が好ましい。
【0013】本発明の化合物1において、ZがHO−で
あるのが下式1aで表される含フッ素アルコールであ
り、ZがCH=CRCOO−であるのが下式1bで
表される含フッ素(メタ)アクリレートである。
【0014】 ZCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1 HOCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1a CH2=CR1COOCH2CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]nORf・・・式1b 上記化合物1aは、下記化合物2と還元剤とを反応させ
ることにより製造できる。 FCOCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式2 また、前記化合物1bは、前記化合物1aと、下記化合
物5または下記化合物6とを反応させることにより製造
できる。 CH=CRCOOH・・・式5 CH=CRCOX・・・式6 Xはハロゲン原子であり、塩素原子が好ましい。還元剤
としては、LiAlH 、NaBH等の金属水素化物
が好ましく挙げられる。
【0015】化合物1aと化合物5との反応は、酸エス
テル化反応により実施できる。該反応の条件、操作、手
段、装置等については、特に限定されない。反応温度は
60〜130℃が好ましく、特に70〜100℃が好ま
しい。反応圧力は常圧が好ましく、減圧、自生圧力、加
圧等も採用できる。
【0016】また、該反応においては、重合禁止手段を
採用するのが好ましい。たとえば酸素の導入、ヒドロキ
ノン等の重合禁止剤の添加等が採用できる。該重合禁止
剤は、化合物5に添加して反応系に導入してもよく、還
流を行いながら反応を実施するときは還流物に添加して
おいてもよい。
【0017】該反応は平衡反応であるため、副生する水
を反応系外に分離除去することにより、化合物1bをよ
り多く生成できる。そのため、副生する水を反応系外に
分離除去できる条件、操作等を採用することが好まし
い。
【0018】該反応は、通常は無溶媒で実施するのが好
ましい。溶媒を用いる場合には、該反応が脱水反応であ
ることから、活性水素を有しない、水より沸点の高い溶
媒または水と共沸する溶媒を採用するのが好ましい。溶
媒としては、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グライ
ム等が好ましい。溶媒は脱水したものが好ましく、反応
雰囲気も乾燥窒素等の無水雰囲気下が好ましい。
【0019】さらに、該反応は適当な触媒の存在下に行
ってもよい。触媒としては、硫酸、硝酸、塩酸等の無機
強酸、スルホン酸、カルボン酸等の有機酸、アルミニウ
ム、チタン等の金属のアルコキシド等が好ましく挙げら
れる。触媒の量は、化合物1aの1モルに対して0.0
1〜0.2モルが好ましい。
【0020】該反応の反応様式としては、回分式、半連
続式、連続式等が採用できる。得られた化合物1bは、
必要に応じて精製を行ってもよい。
【0021】化合物1aと化合物6との反応は、エステ
ル化反応により実施できる。該反応の条件、操作、手
段、装置等については特に限定されない。反応温度は、
0〜100℃が好ましく、特に30〜70℃が好まし
い。反応圧力は常圧が好ましく、減圧、自生圧力、加圧
等も採用できる。
【0022】また、該反応においても前記の化合物1a
と化合物5との反応と同様の重合禁止手段を採用するの
が好ましい。該反応は無溶媒でも進行するが、溶媒の存
在下に実施してもよい。溶媒としては、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、塩化メチレン等が好ましく挙げられ
る。
【0023】また、反応系中にはアミン類を除酸剤とし
て存在させるのが好ましい。除酸剤としてはピリジン、
トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等が好ま
しく挙げられる。得られた化合物1bは、必要に応じて
精製を行ってもよい。
【0024】本発明の化合物1bは、重合性の不飽和結
合を有するため、重合体を製造できる。すなわち、化合
物1bの1種を重合させた重合体、化合物1bの2種以
上を共重合させた共重合体、化合物1bと化合物1b以
外の重合性単量体(以下、他の単量体と記す。)を重合
させた共重合体を製造できる。
【0025】本発明の含フッ素共重合体は、化合物1b
の重合単位(a)のみからなる重合体(以下、重合体
(A)と記す。)、または、化合物1bの重合単位
(a)と他の単量体の重合単位(a)との共重合体
(以下、重合体(A)と記す。)が好ましい。
【0026】重合体(A)は、重合単位(a)の1
種のみからなる単独重合体であっても、重合単位
(a)の2種以上からなる共重合体であってもよい。
該共重合体は、ブロック重合体であってもランダム重合
体であってもよく、合成のしやすさの点からランダム重
合体であるのが好ましい。また、該共重合体において、
重合単位(a)は、R基部分の炭素数が異なる2種
以上の化合物1bの重合単位を含むのが好ましい。
【0027】重合体(A)において、重合単位
(a)または重合単位(a)は、それぞれ1種であ
っても2種以上であってもよい。また、重合体(A
はブロック重合体、ランダム重合体またはグラフト重合
体のいずれであってもよく、合成のしやすさの点からラ
ンダム重合体であるのが好ましい。
【0028】本発明の含フッ素重合体において、重合単
位(a)の割合は5質量%以上が好ましく、特に20
質量%以上が好ましく、とりわけ50質量%以上が好ま
しい。特に重合体(A)においては、重合単位
(a)の割合は0.1質量%以上が好ましく、特に
0.1〜75質量%が好ましい。
【0029】さらに、含フッ素重合体の質量平均分子量
は1万〜2百万が好ましく、特に5万〜150万が好ま
しい。該質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィにより測定できる。
【0030】本発明の含フッ素重合体は、化合物1bの
重合単位(a)を20質量%以上有する重合体であ
り、かつ、質量平均分子量が1万〜2百万である含フッ
素重合体が好ましい。
【0031】重合体(A)における他の単量体として
は、ラジカル重合性の不飽和結合を有する化合物であれ
ば特に限定されない。他の単量体としては以下の化合物
が好ましく挙げられる。
【0032】(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、
(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸
イソボルニル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル
酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸4−シアノフェニル。
【0033】酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、オクタ
ン酸ビニル、ドデカン酸ビニル、オクタデカン酸ビニ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、フッ化ビニル、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビ
ニリデン、塩化ビニリデン、ヘプタン酸アリル、オクタ
ン酸アリル、ヘキサン酸アリル、ビニルメチルケトン、
ビニルエチルケトン、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、イソ
プレン、マレイン酸ジオクチル、(ポリオキシアルキレ
ンジオール)ジ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリ
ル酸ポリフルオロアルキル、(メタ)アクリル酸アジリ
ジニル。
【0034】これらのうち、他の単量体としては、(メ
タ)アクリル酸メチルまたは(メタ)アクリル酸オクタ
デシルが好ましい。
【0035】本発明の含フッ素重合体は公知の方法によ
り製造できる。たとえば、含フッ素化合物を含む単量体
を、溶液重合、乳化重合または塊状重合等の重合反応を
行うことにより製造できる。該重合反応は、溶液重合ま
たは乳化重合が好ましい。重合反応においては、重合開
始源は特に限定されない。該重合開始源としては、有機
過酸化物、アゾ化合物、過硫酸塩等の重合開始剤または
γ線等の電離放射線等が好ましく挙げられる。
【0036】溶液重合における重合媒体としては、エチ
ルアルコール、ブチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチル、コハク酸ジエチル、アジピン酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、ミネラルスピ
リット、ミネラルターペン、ジクロロペンタフルオロプ
ロパン、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロ
ジフルオロエタン、ヘキサフルオロメタキシレン、ペン
タフルオロプロパノール、ヘキサフルオロイソプロピル
アルコール等が好ましく挙げられる。これらの溶媒は、
単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
【0037】乳化重合における重合媒体としては、水系
媒体が好ましい。水系媒体は、水のみ、または、水と水
溶性有機溶剤からなるのが好ましい。水溶性有機溶剤と
しては、ケトン類、エステル類、グリコール類、グリコ
ールエーテル類等が好ましく挙げられる。水溶性有機溶
剤の割合は、水に対して、5〜50質量%が好ましい。
【0038】乳化重合は、界面活性剤を存在させて行う
のが好ましい。界面活性剤としては、ノニオン性界面活
性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
両性界面活性剤または高分子界面活性剤が好ましく挙げ
られる。該界面活性剤としては特に限定されず、異なる
界面活性剤を2種以上組み合わせて用いてもよい。界面
活性剤の使用量は、含フッ素化合物を含む単量体の総量
に対して、1〜20質量%が好ましく、特に3〜10質
量%が好ましい。
【0039】本発明の含フッ素共重合体は、塩素原子を
含まない有機溶剤への溶解性に優れる。特に、フッ素系
溶剤への溶解性に優れる。
【0040】本発明の含フッ素重合体を必須成分として
含む撥水撥油剤組成物は、撥水撥油性を有する被膜を形
成できる。すなわち、該撥水撥油剤組成物を用いて繊維
等の基材に塗布等の処理を行うことにより、基材の表面
に撥水撥油性を付与できる。また本発明の撥水撥油剤組
成物は、樹脂等に練り込むことにより樹脂等に撥水撥油
性を付与できる。
【0041】撥水撥油剤組成物における含フッ素重合体
の割合は、0.1〜40質量%が好ましい。また、撥水
撥油剤組成物には有機溶剤を含んでいてもよい。撥水撥
油剤組成物における有機溶剤の割合は、60〜99.9
質量%が好ましい。撥水撥油剤組成物において、含フッ
素重合体は溶解していてもよく、一部が分散していても
よい。
【0042】前記有機溶剤としては、従来の含フッ素重
合体を溶解しにくかった、塩素原子を含まない有機溶剤
が好ましく、特にイソプロピルアルコール等のアルコー
ル類、酢酸エチル等のエステル類等が好ましい。また、
ヘキサフルオロイソプロピルアルコール、ペンタフルオ
ロプロパノール等のフッ素系アルコールを併用すると、
含フッ素重合体の溶解性がさらに向上するため好まし
い。なお有機溶剤におけるフッ素系アルコールの割合
は、5〜60質量%が好ましい。
【0043】撥水撥油剤組成物を用いて基材を処理する
方法としては、パディング処理、スプレー処理または浸
漬処理等が好ましく挙げられる。基材としては、特に限
定されないが、天然繊維、合成繊維またはその混紡繊維
等からなる繊維製品、金属、樹脂成形体、樹脂フィル
ム、ガラス等が好ましく挙げられる。
【0044】本発明の撥水撥油剤組成物は、環境への影
響が少ない優れた撥水撥油剤組成物である。本発明の撥
水撥油剤組成物を用いて形成された被膜は、低表面張力
性、低粘着性に優れる。そのため、該撥水撥油剤組成物
は、潤滑剤、離型剤等の表面改質剤としても有用であ
る。
【0045】
【実施例】以下に本発明を実施例(例1〜6)および比
較例(例7、8)により具体的に説明するが、本発明は
これらに限定されない。
【0046】[例1]撹拌機、温度計を備えた2Lのオ
ートクレーブに、フッ化セシウムの24.5gおよびモ
レキュラーシーブで乾燥したテトラグライムの137g
を仕込み、真空ポンプでオートクレーブを脱気した。減
圧下において、C11COFの866gを導入し
た。
【0047】次にオートクレーブを−5℃に冷却し、激
しく撹拌しながらヘキサフルオロプロペンオキシド(以
下、HPと記す。)を逐次的に導入した。約6時間かけ
てHPの458gを導入した。この間、反応器内の温度
は−5℃から0℃の間に保った。
【0048】下層(フルオロカーボン層)をガスクロマ
トグラフィーを用いて分析(以下同様。)した結果、原
料の反応率は95%、HPの1モル付加物への選択率は
86%、HPの2モル付加物への選択率は13%であっ
た。
【0049】フルオロカーボン層を分離して蒸留精製を
行い、純度99%以上のC13OCF(CF)C
OF(bp.83.1℃/200torr)(以下、C
6Fと記す。)を862g得た。収率は65.2%であ
った。また、その後留として、C13OCF(CF
)CFOCF(CF)COF(bp.108℃/
100torr)(以下、C6F2と記す)208gを
得た。
【0050】次に撹拌機、温度計を備えた500mLガ
ラス製反応器に、モレキュラーシーブで脱水したジオキ
サン180gと水素化ホウ素ナトリウムの25gを仕込
み、室温で撹拌しながら懸濁させた。
【0051】そこへC6Fの187gを発熱に注意しな
がら徐々に滴下した。反応液が70℃から80℃の間に
なるようにコントロールし、滴下終了後さらに6時間撹
拌を続けた。得られた反応液を多量の水に徐々に滴下
し、過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解した。
【0052】有機層を回収し、数回水洗した後に蒸留精
製を行い、C13OCF(CF )CHOH(b
p.90℃/27torr)(以下、COHと記す。)
を129g得た。収率は68%であった。得られたCO
HのNMRの結果を以下に示す。
【0053】H−NMR(δppm,CDCl):
4.16(dq,2H,CFCH),2.33(1
H,OH)。19 F−NMR(δppm,CDCl3):−81.0
(3F,CF),−83.0(3F,CFCF),
−80.3(2F,CFO),−122.6(4
F),−125.9(4F),−135.4(1F,C
CF)。
【0054】[例2]C6F2の208g、ジオキサン
の150gおよび水素化ホウ素ナトリウムの22gを用
いた以外は例1と同様にして反応および精製を行った。
13OCF(CF)CFOCF(CF)C
OH(bp.93℃/3torr)を148g得
た。収率は73%であった。
【0055】[例3]撹拌機、温度計を備えた500m
Lガラス製反応器に、アクリル酸の20g、ハイドロキ
ノンの0.2g、触媒としてp−トルエンスルホン酸の
4g、例1で得られたCOHの100gおよび共沸脱水
のためのベンゼンの100mLを仕込み、還流および共
沸脱水を行いながら、20時間反応を行った。
【0056】反応後の反応液を分析したところ、COH
の反応率は99.8%であった。反応液を水洗して未反
応のアクリル酸を除去した後、蒸留精製を行い、C
13OCF(CF)CHOCOCH=CH(b
p.66℃/4torr)(以下、FAと記す。)を7
0.5g得た。収率は63%であった。得られたFAの
NMRの結果を以下に示す。
【0057】H−NMR(δppm,CDCl):
4.73(dq,2H,CFCH),5.97(d
d,1H,trans=CH),6.15(dd,1
H,=CH),6.50(dd,1H,cis=C
)。19 F−NMR(δppm,CDCl3):−81.0
(3F,CF),−83.0(3F,CFCF),
−80.3(2F,CFO),−122.6(4
F),−125.9(4F),−135.4(1F,C
CF)。
【0058】[例4]100mLのガラス製アンプル
に、例3で得られたFAの18g、AK−225の42
gおよびアゾビスイソブチロニトリルの0.18gを仕
込み、液体窒素で凍結脱気を3回繰り返した後、60℃
で12時間重合反応を行った。
【0059】反応終了後の反応液からは、未反応のFA
は実質的に検出されなかった。得られた重合体の質量平
均分子量は4.8万であった。
【0060】[例5]FAを12.6g用い、メチルメ
タクリレートの5.4gを加えた以外は例4と同様にし
て重合反応を行った。反応終了後の反応液からは、未反
応のFAは実質的に検出されなかった。得られた重合体
の質量平均分子量は9.6万であった。
【0061】[例6]100mLガラス製重合アンプル
に、FAの8.11g、ステアリルアクリレートの1
2.25g、ヒドロキシエチルアクリレートの0.42
g、ポリオキシアルキレングリコールモノメタクリレー
トの0.3g、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテルの1.68g、ステアリルトリメチルアンモニウ
ムクロライドの0.42g、水の26.20g、アセト
ンの10.5g、分子量調整剤としてステアリルメルカ
プタンの0.11gおよび開始剤として2,2’−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩の0.
04gを入れた。
【0062】その後、窒素置換を行い、55℃で12時
間重合反応を行ったところ、固形分濃度38.9%のエ
マルションを得た。得られた重合体の質量平均分子量は
5.6万であった。
【0063】[例7]FAの代わりにF(CF
CHOCOCH=CH(pは、6、8、10、
12の混合物。p平均値は9。)の18gを用いた以外
は、例4と同様にして重合反応を行った。反応終了後の
反応液からは未反応のFAは実質的に検出されなかっ
た。得られた重合体の質量平均分子量は11.2万であ
った。
【0064】[例8]FAの代わりにF(CF
N(CHCHCH)CHCHOCOCH
=CH(qは、6、8、10、12の混合物。qの平
均値は9。)の18gを用いた以外は、例4と同様にし
て重合反応を行った。反応終了後の反応液からは未反応
のFAは実質的に検出されなかった。得られた重合体の
質量平均分子量は1.2万(ポリスチレン換算)であっ
た。
【0065】[接触角の評価]ペンタフルオロプロパノ
ールの20質量部とイソプロピルアルコールの80重量
部を含む溶液に、例4〜8において得られた重合体を5
質量%となるように加えた組成物を調製した。得られた
組成物を、1.5cm×7cmのポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムに塗布した後、110℃にて
1時間熱処理を行った。PETフィルムの表面の水に対
する接触角(単位:度)を測定した結果を表1に示す。
【0066】[有機溶剤に対する重合体の溶解性の評
価]例4〜8で得られた重合体を、該重合体の約10倍
の質量のメタノールを用いて沈殿させ回収した。ペンタ
フルオロイソプロパノールの10質量部とイソプロピル
アルコールの90質量部を含む溶液に、該重合体を5質
量%となるように加え、5分間超音波をかけた。室温に
て静置して、目視での観察により、沈殿の有無を確認し
た。溶解したものを○、沈殿が生じているもの(溶解し
なかったもの)を×として評価した結果を表1に示す。
【0067】[繊維処理時の撥水性および撥油性の評
価]例6で得られたエマルションを、固形分濃度が2%
となるようにイオン交換水にて希釈して試験溶液とし
た。この試験溶液を用いて、ポリエステル布に浸漬塗布
し、ウェットピックアップが90%となるように絞っ
た。110℃で1分間乾燥し、170℃で1分30秒間
キュアリングを行った。得られたポリエステル布につい
て、撥水性および撥油性を評価した。結果を表1に示
す。
【0068】なお、撥水性の評価はJIS−L−109
2に記載される方法にしたがって行い、撥油性の評価
は、AATCC−118−1978に記載される方法に
したがって行った。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明の含フッ素化合物は、潤滑剤、離
型剤、界面活性剤、撥水撥油剤、防霧剤、消泡剤等に使
用できる重合体の原料として有用である。本発明の含フ
ッ素重合体は、潤滑剤、離型剤、界面活性剤、撥水撥油
剤、防霧剤、消泡剤等として有用である。該含フッ素重
合体は、フッ素系溶剤への溶解性に優れる。また本発明
の撥水撥油剤組成物は、繊維等の基材に塗布等の処理を
行うことにより、基材の表面に優れた撥水性および撥油
性を付与できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 311/04 C07C 311/04 C08F 20/28 C08F 20/28 290/06 290/06 C09D 133/14 C09D 133/14 C09K 3/18 102 C09K 3/18 102 (72)発明者 新道 三奈子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AA03 AB46 AB68 BM10 BM71 FE11 FE71 FE74 4H020 BA12 BA13 4J027 AC06 AC09 BA04 BA05 BA07 BA08 BA09 BA13 BA14 BA19 CB02 CB03 CB09 CB10 CC03 CD08 4J038 CD021 CD111 CE051 CF011 CF071 CF091 CG141 CG171 CH031 CH041 CH051 CH071 CH171 CH221 CH251 CJ031 CJ061 CJ081 CJ101 CJ131 DB221 MA14 NA07 PC02 PC08 PC10 4J100 AL03Q AL08P BA02P BA07P BB11P BB18P CA04 FA03 FA17 JA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式1で表される含フッ素化合物。 ZCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1 ただし、式1中の記号は以下の意味を示す。 Z:HO−またはCH=CRCOO−。 R:水素原子またはメチル基。 R:炭素数4〜20のポリフルオロアルキル基。 n:0〜10の整数。
  2. 【請求項2】下式2で表される化合物と還元剤とを反応
    させることを特徴とする、下式1aで表される含フッ素
    アルコール化合物の製造方法。 FCOCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式2 HOCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1a ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 R:炭素数4〜20のポリフルオロアルキル基。 n:0〜10の整数。
  3. 【請求項3】下式1aで表される含フッ素アルコール化
    合物と、下式5で表される化合物または下式6で表され
    る化合物とを反応させることを特徴とする、下式1bで
    表される含フッ素(メタ)アクリレートの製造方法。 HOCHCF(CF)[OCFCF(CF)]OR・・・式1a CH2=CR1COOCH2CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]nORf・・・式1b CH=CRCOOH・・・式5 CH=CRCOX・・・式6 ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 R:水素原子またはメチル基。 R:炭素数4〜20のポリフルオロアルキル基。 n:0〜10の整数。 X:ハロゲン原子。
  4. 【請求項4】下式1bで表される含フッ素(メタ)アク
    リレートの重合単位を20質量%以上有する重合体であ
    り、かつ、質量平均分子量が1万〜2百万である含フッ
    素重合体。 CH2=CR1COOCH2CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]nORf・・・式1b ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 R:水素原子またはメチル基。 R:炭素数4〜20のポリフルオロアルキル基。 n:0〜10の整数。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の含フッ素重合体を必須成
    分として含むことを特徴とする撥水撥油剤組成物。
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