JP2002533293A - シランを製造する方法と設備 - Google Patents

シランを製造する方法と設備

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Abstract

(57)【要約】 本発明によれば、トリクロロシランを触媒床中−20゜から50℃迄の範囲の温度で不均化することにより、連続法でシランが製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、トリクロロシランSiHCl3を触媒不均化して、SiH4と四塩化
ケイ素SiCl4を生成するシランSiH4を製造する連続的な方法に関する。更
に、本発明はこの方法を行う設備に関する。
【0002】 SiH4は、更なる精製の後、熱分解により半導体グレードの極高純度ケイ素
を堆積することが可能な極めて好適な出発材料である。高純度のケイ素に対する
需要、及び極高純度ケイ素の極めて好適なソースとして認識が高まり、使用され
ている高純度シランに対する需要は、極めて増大している。
【0003】 文献に記述されているシランの製造方法によれば、トリクロロシランの不均化
が経済的に有利である。液体の形(DE3 500 318)と例えば、固体担体
に結合した固体の形の双方において、アミン、特に3級アミンとこれらの塩酸塩
及び4級アンモニウムクロライドを触媒として使用することは、経済的に有利な
方法でトリクロロシランの不均化を加速することが知られている。それゆえ、固
体担体に結合したアミンの使用(US 4 701 430、US 5 026 53
3、DE 3 500 318、DE 3 311 650)は、反応するシラン/ク
ロロシラン気/液相のアミンによる汚染を回避することができるために好ましい
【0004】 他の現行のいくつかの方法で選択されている液体触媒の難点は、これらが反応
生成物から完全に分離することができないために、経時的に反応部からゆっくり
と排出されるということである。同伴される量の触媒は、系中のいずれかのポイ
ントで蓄積し、例えば、望まれない反応を触媒することがあるために、下流の工
程ステップにおいて、あるいは循環系において、また上流の工程ステップにおい
て問題を引き起こす。加えて、カラム中で液体触媒の極めて均一な分布を得るこ
とができず、むしろ触媒がその特定の蒸気圧力により局所的に濃縮する。DE
3 500 318で提案されているような、異なる沸点を持つ2つの触媒の使用
によっても、この問題は解決されず、たかだか軽減されるだけである。
【0005】 従来技術によれば、多段ステップ、例えば2ステップの工程である不均化を反
応型蒸溜の原理を適用した1ステップで行う試みが既に行われている。反応型蒸
溜は、反応と蒸留型分離を単一の装置、特にカラム中で組み合わせることを特徴
とする。各空間要素中で最低沸点成分を連続的に蒸留型除去することにより、平
衡状態と低沸点成分または最低沸点成分実際の含量の最適な差異が確実に維持さ
れ、最大の反応速度(JP−01 317 114)が得られる。DE 2 507
864は、反応媒体に不溶であり、炭素原子に結合した3級アミノあるいは4
級アンモニウム基を含むアニオン交換樹脂床中にトリクロロシランを導入し、ト
リクロロシランを不均化して、この床中で上昇する生成物と、凝縮し、カラムの
ボトムに向って流れる四塩化ケイ素を生成するのに充分な温度にこの樹脂床を維
持し、そして、床の上部をシランの沸点以上で、モノクロロシランの沸点以下の
温度に維持し、そして、この床から実質的にクロロシランを含まないシランを回
収する ことからなるシランを製造するもう一つの方法を開示している。
【0006】 この方法は、次の特徴により他の既知の方法と区別される。 (1)この方法は、単一の装置中で行われ得る。すなわち、所望の、富化された
生成物のシランと四塩化ケイ素を同じ装置の異なるポイントで取り出すことがで
き、それゆえ、この方法は、装置とエネルギーの点で比較的低費用しか必要とし
ない。 (2)この方法は、更なる補助ユニットを必要とせずに、生成物のシラン(96
から98%の間のSiH4濃度)と四塩化ケイ素(70と80%の間のSiCl4 濃度)を比較的高濃度で得ることを可能とする。 (3)不溶性固体触媒(これ以降、触媒活性固体と呼ぶ)のために、触媒から反
応混合物中への不純物の導入が最少化され、可溶性液体触媒の場合よりも触媒の
分離が著しく容易となり、そしてカラムのある部分の中での揮発性液体触媒の蓄
積が厳密に回避される。そして、 (4)反応型整流の原理により、不均化の個別の平衡段階において生成するシラ
ンまたはクロロシランの分離に必要とされるエネルギーの量が最少化される。
【0007】 DE 2 507 864に記述されているこの方法の重大な難点は、凝縮温度
に適合した極めて低い温度レベルでシランまたはクロロシランの分離に使用され
るエネルギー量を完全に除去しなければならないということである。事実、DE
2 507 864は、カラムの頂部での温度がモノクロロシランSiH3Clの
凝縮温度以下であること、そしてトリクロロシランSiHCl3供給ゾーン中の
温度がトリクロロシランを蒸発することができるような温度であることを必要と
している。このように、カラムの個別の部分の中で種々のクロロシランとシラン
を蒸発するのに必要とされるエネルギーは、モノクロロシランの凝縮温度以下の
温度、すなわち、−50℃から−120℃で実際に除去される。しかしながら、
低温度レベルでの熱除去は、高コストであることが既知であり、追加のエネルギ
ーを必要とし、そして事実、冷媒に設定される温度が低い程、必要とされる追加
エネルギーの量が多くなる。
【0008】 トリクロロシランを触媒不均化して、シランと四塩化ケイ素を生成するシラン
を製造する連続的な方法と設備であって、不均化が触媒活性固体上で反応型/蒸
留型の方式で進行し、シランと四塩化ケイ素が比較的高濃度で回収され、そして
不均化された生成物が最少の費用で分離、濃縮される方法と設備を提供すること
が本発明の目的である。極めて容易に到達し得る温度を持つ冷媒を使用すること
ができる温度レベルで熱が基本的に除去され、生成物の凝縮熱を除去するために
、冷凍に必要とされる装置とエネルギーが低減される。
【0009】 1から50バールの圧力で触媒床中で生成した低沸点生成物混合物を−25℃
から50℃迄の範囲の温度で中間凝縮にかけ、中間凝縮で凝縮しないSiH4
有生成物混合物をオーバーヘッドコンデンサー中で凝縮することを特徴とする、
反応型/蒸留型反応ゾーン中にSiHCl3を導入し、触媒床中で生成した低沸
点のSiH4含有の生成物を取り出し、オーバーヘッドコンデンサー中で凝縮し
、最終生成物として排出し、そしてSiCl4を高沸点ボトム生成物として生成
することからなる触媒活性固体の触媒床を含んでなる反応型/蒸留型反応ゾーン
中でトリクロロシランSiHCl3を触媒不均化して、SiH4と四塩化ケイ素S
iCl4を生成するシランSiH4を製造する連続的な方法が提供される。
【0010】 好適な触媒活性固体は、また、DE 2 507 864で公知であり、記述さ
れている。例えば、これらは、ジビニルベンゼン架橋ポリスチレンの骨格の上に
、クロライド対イオンを持ち、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチル
アミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジ−2−クロロエ
チルアミノ、ジ−2−クロロプロピルアミノ基及びこれらのハイドロクロライド
等のアミノあるいはアルキレンアミノ基、またはメチル化、エチル化、プロピル
化、ブチル化、ヒドロキシエチル化またはベンジル化により生成するトリアルキ
ルアンモニウム基を含む固体である。4級アンモニウム塩またはプロトン化され
たアンモニウム塩の場合には、本発明の工程中に他のアニオン、例えば水酸化物
、硫酸塩、硫酸水素塩、炭酸塩を含む触媒活性固体を経時的に導入することも勿
論可能であるが、これらは、反応条件下で塩化物の形に変換されるのが不可避的
である。これは、また、有機ヒドロキシル基にも当てはまる。
【0011】 他の好適な固体は、例えばトリアルキルベンジルアンモニウムがアルキル基に
より結合しているポリアクリル酸骨格、特にポリアクリルアミド骨格から構成さ
れるものである。
【0012】 本発明の方法に好適である触媒活性固体のもう一つの基は、カチオンとして3
級あるいは4級アンモニウム基によりバランスされている、ジビニルベンゼン架
橋ポリスチレン骨格に結合しているスルホネート基を持つものである。
【0013】 巨大多孔性あるいは中間多孔性交換樹脂は、通常、ゲル樹脂よりも更に好適で
ある。他の好適な触媒活性固体は、シリカまたはゼオライト等の固体無機骨格に
結合している、上述のタイプの有機アミノ基を持つもの、例えば、3−シロキシ
プロピル−ジメチルアミノ基を持つものである(US 4 701 430)。好
適な触媒活性固体は、通常、ビーズの形で使用される。
【0014】 これらの触媒用の多数の好適な活性化及び前処理方法は、文献に記載されてい
る。
【0015】 本発明の方法の好ましい態様においては、SiH4濃度を増大するために、S
iH4含有生成物混合物は、最終のSiH4生成物の凝縮に先立って混合物中に存
在する高沸点クロロシランから分離される。好ましくは、中間凝縮で使用される
圧力よりも高い圧力でこの分離を行い、そこではSiH4の濃縮を高温レベルで
行うことができ、そのために、更に少量の生成物を高SiH4濃度で凝縮するで
けでよい。この分離で得られるクロロシランを反応型/蒸留型反応ゾーンに戻す
のが好都合である。
【0016】 この方法と相当する実施例を行う設備を引用しながら、下記に本発明及びこの
態様を例示する。
【0017】 図1は、トリクロロシランSiHCl3を触媒不均化するための反応型/蒸留
型反応ゾーン2を持つ基本的に垂直な反応カラム1を含んでなるシランSiH4
の連続製造用設備のフローチャートを示す。反応ゾーン2での不均化は、触媒活
性固体の固形体のランダムに充填した層でできていて、中を不均化生成物が流動
することができる触媒床2’中で行われる。ランダムに充填した層の代りに、こ
の反応ゾーンは、また、構造を持つ充填物の触媒物体を含んでもよい。触媒活性
固体は、好ましくは上述したようにDE 2 507 864に記述されているも
のである。
【0018】 SiHCl3は、適当な点でカラム中に開口している入口3経由で反応カラム
1中に導入される。反応ゾーン2において、SiHCl3の不均化は、反応ゾー
ンを上昇するSiH4含有生成物混合物と反応ゾーンを下降するSiCl4含有凝
縮物を生成する。
【0019】 反応カラム1において、反応ゾーンから出るSiCl4含有凝縮物は、反応型
/蒸留型反応ゾーン2の下部に配設される蒸留型ストリッピング部4中に導入さ
れる。ストリッピング部の下部に配設されるボトム蒸発器5から、四塩化ケイ素
SiCl4が流出口13によりボトム生成物として排出される。SiHCl3の不
均化に必要とされる熱量は、熱交換器5により反応カラム中に導入される。
【0020】 反応ゾーンの上部では、反応ゾーン2を上昇するSiH4含有生成物混合物の
ために中間コンデンサー6が設けられる。このコンデンサーの中で、生成物混合
物中のSiH4濃度は、−25℃と50℃の間の、好ましくは−5℃と40℃の
間の温度で高沸点成分を部分的に凝縮することにより増大する。凝縮熱は、中間
コンデンサー6を流れる冷媒により放散される。中間コンデンサー6中で凝縮し
ない低沸点生成物留分は、中間コンデンサーの下流に上昇する生成物留分の流れ
の方向で配設された精留部7中に導入され、更に濃縮される。図1の態様におい
ては、精留部7が中間コンデンサー6の上部に挿入され、反応カラム1中に集積
化される。あるいは、精留部を反応カラムの外側に配設することができる。精留
部7からの生成物混合物は、反応カラムの頂部で出口8経由で最終的に取り去ら
れ、オーバーヘッドコンデンサー9中に導入され、そこで、最終SiH4生成物
として液体の形でSiH4生成物ライン1経由で凝縮、排出される。回収された
SiH4の一部は、分岐ライン11経由で反応カラム1の頂部に戻される。分岐
ライン11は、精留部7上部のカラム中に開口している。
【0021】 SiH4凝縮時にオーバーヘッドコンデンサー9中で得られた残存不活性ガス
留分は、オーバーヘッドコンデンサーから不活性ガスライン12経由で排出され
る。本発明によれば、図1の態様においては、オーバーヘッドコンデンサー9中
で反応カラムの頂部で取り去られた生成物の凝縮は、好ましくは>90%、特に
好ましくは>98%の濃度でシランを生成する。反応型/蒸留型反応ゾーン2中
でのSiHCl3の不均化に続いて、反応ゾーンから反応カラム1の頂部に上昇
する低沸点のSiH4含有生成物は、中間凝縮にかけられる。上記の態様に述べ
た一つの中間コンデンサーの代りに、複数の中間コンデンサーを挿入することが
できる。中間コンデンサー6を、−25℃と50℃の間で、好ましくは−5℃と
40℃の間で冷媒による凝縮熱の除去がなお可能である温度で運転し、そこでS
iH4含有生成物混合物のかなり少量の、非凝縮留分のみをトレー及びパッキン
グ等の慣用の蒸溜用詰め物を備えた精留部7に移送し、最終ステップで精留部か
ら出る気体留分のみを極低温でオーバーヘッドコンデンサー9中で凝縮すればよ
い。
【0022】 更には、連携されたオーバーヘッドコンデンサー9を含む精留部7を反応カラ
ム1の外で外部に配設することもできる。
【0023】 1から50バール、好ましくは1から10バールの慣用の圧力とシラン生成物
の所望の純度によれば、オーバーヘッドコンデンサー9は、<−40℃以下の、
大多数の場合、<−60℃以下もの凝縮温度で運転されなければならない。純粋
に蒸留型の分離部分を最終シラン生成物の凝縮の上流に設置し、蒸留型ストリッ
ピング部4をボトム蒸発器5の上部に配設することにより、導入されたエネルギ
ーは、(1)シランを精留部7で精製、濃縮し、(2)各局所条件下で低沸点で
あるこれらの中間物または生成物を装置中で連続的に蒸留除去し、このようにし
て反応型/蒸留型反応ゾーン2中での反応速度を増大し、そして(3)反応カラ
ムの下部でSiCl4を精製するために、数回使用される。DE 2 507 86
4に開示されている方法に比較しての更なる利点は、蒸留型ストリッピング部4
から生じ、下流のSiCl4精製カラムを無くすることができ、それによりこの
工程ステップに必要とされるエネルギーを低減することができるために、ボトム
で排出されるSiCl4を精製する可能性が得られる。
【0024】 もう一つの態様が図2に示される。この態様においては、反応カラム1aの構
造は、図1の反応カラム1の設計に類似している。それゆえ、図1と2の部分の
類似によって設計されたすべての装置部分は、同一参照符号で示されるが、区別
のために「a」というインデックスを付けて表わされる。
【0025】 図2の態様においては、分離カラム14は、精留部7aと分離カラム14の間
に位置するコンデンサー9aの下流に配設されている。コンデンサー9aにおい
ては、出口8a経由で精留部7aから出る非凝縮のSiH4含有生成物混合物の
全部または一部は、分離カラム14に入るのに先立って凝縮され、そこでSiH 4 の更に濃縮された生成物混合物が分離カラム14中に導入される。コンデンサ
ー9aで得られる凝縮物の一部は、分岐ライン11a経由で、その精留部7aの
上部の反応カラム1aに戻される。凝縮物の残りの部分は、液体ポンプ15によ
り圧縮され、圧力ライン16経由で分離カラム14に移送される。精留部7aか
ら出る生成物混合物の一部のみがコンデンサー9a中で凝縮される場合には、残
りの部分は、コンプレッサー17により出口12a経由で吸出され、圧縮され、
圧力ライン16’経由で分離カラム14中に導入される。あるいは、流れ12a
を仕上げステップに移送することができる。
【0026】 出口18は、分離カラム14の頂部からオーバーヘッドコンデンサー19に至
り、そこから、凝縮されたシランがSiH4生成物ライン20に排出される。液
体シランの一部は、分岐ライン21中の分離カラム14に戻される。オーバーヘ
ッドコンデンサー中で得られる不活性ガスは、不活性ガスライン22経由で排出
される。
【0027】 分離カラム14のボトム生成物は、ボトム出口24経由で分離カラムのボトム
23から排出される。ボトム生成物の一部は、分岐ライン25経由で反応カラム
1aに戻り、もう一つの部分は、熱交換器27中で蒸発した後、戻りライン26
経由で分離カラム14のボトムゾーンに戻され、もう一つの部分は、不純物を除
去するために、プラントから完全にブリードオフ(28)される。
【0028】 図2の態様においては、図1の態様に比較した還流を低減し、コンデンサー9
a中の完全あるいは部分凝縮を低減して、オーバーヘッドコンデンサー9a中の
凝縮温度を高くし、極低温で除去すべき凝縮エネルギーを更に低減することによ
り、25%と90%の間の低シラン純度を持つ液体または気体状のオーバーヘッ
ド生成物が製造される。次に、このオーバーヘッド生成物を、下流の分離カラム
14での分離により更に精製し、そこでは、同じ圧力または好ましくは反応カラ
ム1aよりも高い圧力、好ましくは15バールから100バールを設定し、分離
カラム14を同一組成基準で反応カラム1aよりも高い温度で運転する。このバ
リエーションにおいては、また、別な分離カラム14のボトム生成物は、選ばれ
た運転条件に依って、高い割合のトリクロロシラン、ジクロロシラン及びモノク
ロロシランを含んでもよい。ボトム生成物の全部または一部は、出口24に接続
された分岐ライン25経由で反応カラム1aに戻される。必要ならば、部分−流
れをブリードオフすることにより、系から不純物を除去(28)することができ
る。
【0029】 予備反応器中での予備的な反応の後、所望ならば、入口3、3a及び25経由
で、反応カラム中に導入されるフィードが、各組成に依って、ストリッピング部
4、4a中に、あるいは反応型/蒸留型反応ゾーン2、2aとストリッピング部
の間に、あるいは反応型−蒸留型反応ゾーン中に、あるいはオーバーヘッドコン
デンサー6、6a中に導入される。
【0030】 本発明の方法は、反応型/蒸留型反応ゾーン中で1から50バール、好ましく
は1から10バール、特に好ましくは2.8から5バールの圧力で触媒活性固体
を用いて行われる。系中の温度は、圧力により変えられる。不均化が起こる反応
型/蒸留型反応部のその部分の温度は、30℃と180℃の間、好ましくは50
℃と110℃の間である。各場合に設定されるべき温度は、触媒活性固体が安定
である範囲に依存する。
【0031】 反応に随伴する高純度シランの蒸留型分離について以前に述べられた方法の難
点は、一定の圧力でのシランの凝縮温度、例えば−50℃から−120℃で除去
されるべき大量の熱である。上述のように、これらの温度での凝縮は、経済的に
極めて不利である。中間コンデンサー無しでの運転時に除去されるべき熱量は、
反応カラムのボトムで導入される熱量と同じオーダーであるので、熱除去のコス
トは、熱導入コストよりもかなり高い。これは、本発明の中間凝縮により大部分
回避される。中間凝縮に25℃の温度を持つ冷媒を使用して、中間コンデンサー
の上部から出る気体の流れを40℃迄冷却する場合、系圧力に依って、例えば、
60%から97%の凝縮熱を除去することができるので、3%から40%の凝縮
熱のみをシランの凝縮温度で除去すればよい。それにも拘らず、好ましくは90
%以上の、特に好ましくは98%以上のSiH4含量を与えるシランの精製は、
中間コンデンサーの直上に置かれた分離カラム中の、及び/または別な分離カラ
ムの中の中間コンデンサーの上部で可能であり、分離カラムのヘッドでシランを
凝縮するためのコンデンサーは、シランの凝縮温度以下の冷媒温度で運転される
【0032】 反応型/蒸留型反応ゾーン中の反応領域中の条件は、中間凝縮によっても、中
間コンデンサー無しの反応カラムに比較して本質的に変わらないままであり、そ
こで、生成した中間物と生成物を生成後に蒸溜によりなお効率的に分離すること
ができる。蒸気と液体の流れが系の他の部分に比較して著しく低下するのは、中
間コンデンサーの上部においてのみである。しかしながら、反応カラムのボトム
生成物のSiCl4に比較して少量で存在し、沸点が残存成分とかなり異なるシ
ランを、頂部に配設された分離カラム中または別な分離カラム中で濃縮して、>
50%、特に好ましくは>98%の純度を確実に得るには、これらは充分である
【0033】 本発明の設備の反応カラム中で使用される好ましい詰め物は、気相と液相の間
の激しい物質移動を確保し、同時に固体触媒との激しい接触を可能とさせるもの
である。物質移動と反応の組み合わせで、生成した生成物を迅速に分離すること
により、反応型/蒸留型反応ゾーン中で各反応の平衡からの距離が充分に確保さ
れるので、この反応は常に高い反応速度で進行する。このようなカラムの詰め物
の例は、例えば、次の刊行物に記述されているように、トレー、不均一触媒を導
入する構造を与えられたパッキング、またはランダムパッキングである。EP
670 178、EP 461 855、US 5 026 459、US 4 536
373、WO94/08 681、WO94/08 682、WO94/08 6
79、EP 470 655、WO97/26 971、US 5 308 451、
EP 755 706、EP 781 829、EP 428 265、EP 448
884、EP 640 385、EP 631 813、WO90/02 603、
WO97/24 174、EP 665 041、EP 458 472、EP 47
6 938及び独逸実用新案298 07 007.3。あるいは、この固体触媒
をそのまま、あるいは塊の形で蒸溜トレー上に薄く塗ることができる。この方法
を行う場合、反応ゾーンにおける滞留時間、触媒容積及び蒸留型分離の効果は、
反応の動力学と物質移動の動力学、選ばれた触媒、物質系及び選ばれた圧力と温
度条件等の境界条件に強く依存するパラメーター最適値に適合される。
【0034】 あるいは、反応カラムから反応器に、そして物質分離のために、反応器からカ
ラムへと液相の移液を交互に切り替えて、場合によっては温度調節された外部の
反応器中にこの触媒を導入することができる。しかしながら、この場合には、一
般に上述のトレー、構造化を与えられたパッキング及びランダムパッキングの場
合におけるように生成した生成物を生成後迅速に蒸溜により分離することができ
ないのが不利である。カラムと反応器の間の材料の流れを温度調節することによ
り、カラムの中と外部の反応中の異なる温度の切り離しを行うことができる。
【0035】 図3は、外部反応器を持つ態様に対して図1及び2の蒸留型/反応型反応ゾー
ン2、2aを示す。蒸留型部29から流出する液体混合物は、場合によっては熱
回収ユニット及び温度調節用ユニット31経由で、下方流または上方流のモード
で運転される反応器32に入り、以降の蒸留型部の中に移される。各頂部の上に
「蒸留型部分/温度調節用ユニット/反応器」のシーケンスを任意の回数繰り返
し重ねることができる。
【0036】 本発明によれば、反応カラムの反応ゾーンで起こる不均化は、純粋に蒸留型の
分離と反応カラムの頂部とボトムで排出されるシラン−あるいは四塩化ケイ素−
含有生成物の精製により補われる。この蒸留型分離は、トレー、構造を与えられ
たパッキング及びランダムパッキング等の純粋な蒸溜で慣用される詰め物により
行われる。出口の高沸点のSiCl4成分に対しては、反応カラムのボトム部で
の反応型/蒸留型反応ゾーンの下部での純粋に蒸留型な分離により、70%以上
のSiCl4、好ましくは95%以上のSiCl4、特に好ましくは99%のSi
Cl4を含む実質的に濃縮された四塩化ケイ素ボトム生成物を生成させ、反応カ
ラムのボトムでこの生成物を取り出すことが好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反応型/蒸留型反応ゾーンと、中間コンデンサーと、集積化された精留部と、
そして精留部の下流のシランを凝縮するための外部のオーバーヘッドコンデンサ
ーとを含んでなるシランの製造用の設備を示す。
【図2】 反応型/蒸留型反応ゾーンと、中間コンデンサーと、集積化された精留部及び
精留部の下流の外部のコンデンサーと、コンデンサーの下流の分離カラムと、そ
して分離カラムに接続された、シランを凝縮するためのオーバーヘッドコンデン
サーとを含んでなるシランの製造用の設備を示す。
【図3】 外部の反応器を持つ態様を示す。参照番号のリスト 反応カラム 1,1a 反応型/蒸留型反応ゾーン 2,2a 触媒床 2',2a' SiHCl3入口 3,3a 蒸留型ストリッピング部 4,4a ボトム蒸発器 5,5a 中間コンデンサー 6,6a 中間コンデンサー 7,7a 蒸気出口 8,8a オーバーヘッドコンデンサー 9,9a SiH4生成物ライン 10,l0a 分岐ライン 11,lla 不活性ガスライン 12,12a SiCl4流出口 13,13a 分離カラム 14 液体ポンプ 15 圧力ライン 16 コンプレッサー 17 出口 18 オーバーヘッドコンデンサー 19 SiH4生成物ライン 20 分岐ライン 21 不活性ガスライン 22 ボトム 23 ボトム出口 24 分岐ライン 25 戻りライン 26 熱交換器 27 ブリード−オフ 28 蒸溜部 29 熱回収ユニット 30 温度調節用ユニット/熱交換器 31 反応器 32
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ミユラー,デイルク ドイツ・デー−51465ベルギツシユグラー トバツハ・ベルクシユトラーセ27 (72)発明者 シエフアー,ヨハネス−ペーター ドイツ・デー−51515キユルテン・ビツペ ルフユルターシユトラーセ368アー (72)発明者 ロンゲ,ゲオルク ドイツ・デー−40277デユツセルドルフ・ ゾネンシユトラーセ89 Fターム(参考) 4G072 AA06 AA14 GG01 GG03 HH09 MM01 MM09 RR02 UU01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1から50バールの圧力で触媒床中で生成した低沸点生成物
    混合物を−25℃から50℃迄の範囲の温度で中間凝縮にかけ、中間凝縮で凝縮
    しないSiH4含有生成物混合物をオーバーヘッドコンデンサー中で凝縮するこ
    とを特徴とする、反応型/蒸留型反応ゾーン中にSiHCl3を導入し、触媒床
    中で生成した低沸点のSiH4含有生成物を取り出し、オーバーヘッドコンデン
    サー中で凝縮し、最終生成物として排出し、そしてSiCl4を高沸点ボトム生
    成物として生成することからなる、触媒活性固体の触媒床を含んでなる反応型/
    蒸留型反応ゾーン中でトリクロロシランSiHCl3を触媒不均化して、SiH4 と四塩化ケイ素SiCl4を生成するシランSiH4を製造する連続的な方法。
  2. 【請求項2】 触媒床中の圧力が1から10バールであることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 中間凝縮が−5℃と40℃の間の範囲の温度で行われること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 オーバーヘッドコンデンサー中で得られる生成物混合物が中
    間凝縮で使用される圧力よりも高い圧力で分離されることを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 クロロシランの全部または一部が反応型/蒸留型反応ゾーン
    に戻されることを特徴とする請求項3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つの中間コンデンサー(6,6a)が反応型/
    蒸留型反応ゾーン(2,2a)とオーバーヘッドコンデンサー(9,9a)の間
    に配設され、中間コンデンサーが−25℃から50℃迄の範囲の温度で運転され
    ることを特徴とする、触媒活性固体の固形体からできていて、不均化生成物とト
    リクロロシランが流動できる触媒床(2',2a')と、反応ゾーン中にSiHC
    3を導入する入口(3,3a)と、生成するSiH4含有生成物を凝縮させるた
    めの、反応カラムに接続したオーバーヘッドコンデンサー(9,9a)と、オー
    バーヘッドコンデンサーで凝縮されたSiH4用の出口(10,10a)と、そ
    してボトム生成物として得られる反応カラムのSiCl4用の流出口(13,1
    3a)とを含んでなる反応型/蒸留型反応ゾーン(2,2a)を持つ反応カラム
    (1,la)の中で、トリクロロシランSiHCl3を触媒不均化して、SiH4 と四塩化ケイ素SiCl4を生成する、請求項1に記載の方法を行うためのシラ
    ンSiH4の連続製造用の設備。
  7. 【請求項7】 −5℃から40℃迄の範囲の温度が中間コンデンサー(6,
    6a)で設定されることを特徴とする請求項6に記載の設備。
  8. 【請求項8】 中間コンデンサー(6,6a)が触媒床(2',2a')の上
    部に配設されていることを特徴とする請求項6または7に記載の設備。
  9. 【請求項9】 生成物混合物中のSiH4濃度を増加させるための精留部(
    7,7a)が中間コンデンサー(6,6a)の下流に中間コンデンサーからの低
    沸点生成物混合物の流れの方向で配設されていることを特徴とする請求項6、7
    または8に記載の設備。
  10. 【請求項10】 高沸点のクロロシラン成分からのSiH4含有生成物留分
    を分離するための分離カラム(14)が中間コンデンサー(6a)の下流に中間
    コンデンサーからの低沸点生成物混合物の流れの方向で配設されていることを特
    徴とする請求項6、7または8に記載の設備。
  11. 【請求項11】 分離カラム(14)が精留部(7a)の下流に配設されて
    いることを特徴とする請求項9及び10に記載の設備。
  12. 【請求項12】 コンデンサー(9a)が精留部(7a)と分離カラム(1
    4)の間に配設されていることを特徴とする請求項11に記載の設備。
  13. 【請求項13】 分離カラム(14)が中間コンデンサー(6,6a)中の
    圧力よりも高い圧力で運転され、分離カラム(14)に導かれる生成物が圧縮さ
    れることを特徴とする請求項10から12のいずれか一つに記載の設備。
  14. 【請求項14】 反応カラム(1a)の反応型/蒸留型反応ゾーン(2a)
    中に開口する分岐ライン(25)が分離カラム(14)のボトム出口(24)に
    接続されていることを特徴とする請求項9から15のいずれか一つに記載の設備
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