JP2002528105A - 気体成分の選択的除去のためのフィルター - Google Patents

気体成分の選択的除去のためのフィルター

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JP2002528105A JP2000579073A JP2000579073A JP2002528105A JP 2002528105 A JP2002528105 A JP 2002528105A JP 2000579073 A JP2000579073 A JP 2000579073A JP 2000579073 A JP2000579073 A JP 2000579073A JP 2002528105 A JP2002528105 A JP 2002528105A
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reactant
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ケント, ビー. コラー,
スーザン, イー. レン,
ウィリー, ジー., ジュニア ホーク,
ジョン, ビー. ザ サード ペイン,
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フィリップ・モーリス・プロダクツ・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 気流の気体成分と化学的に反応してそれを除去する反応体を有するエアーフィルター。反応体はフィルターに混入される不揮発性無機支持体に共有結合された官能基を含有する。フィルターはアルデヒドの如き気体成分を除去することができる。好ましい官能基はシリカゲルに共有結合された3−アミノプロピルシリル基(APSシリカゲル)である。反応体は1以上のフィルター要素に混入されるか又はフィルター中の空間に含められることができる。反応体はフィルター紙の如き紙の一部であるか又はその上に被覆されるか又は酢酸セルロース又はポリプロピレン繊維の如き繊維材料から形成された非紙フィルター要素に混入されることができる。他の好ましい反応体はアミノエチルアミノプロピルシリルシリカゲル(AEAPS)及びアミノエチルアミノエチルアミノプロピルシリルシリカゲル(AEAEAPS)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は一般にエアーフィルターの如きフィルターに関する。特に、本発明は
気体混合物からアルデヒドの如き気体成分を選択的に除去することができるフィ
ルター、フィルターの製造方法及び気体混合物から気体成分を除去する方法に関
する。
【0002】 2.関連技術の記述 幅広い種類の材料がタバコ煙のためのフィルターとして業界で提案されている
。かかるフィルター材料としては、綿、紙、セルロース、及び一定の合成繊維が
挙げられる。しかしながら、これらのフィルター材料はタバコ煙から粒子及び凝
縮可能な成分を除去するにすぎない。それらはタバコ煙から一定の気体成分、例
えばアルデヒドを除去するのにほとんど又は全く効果がない。
【0003】 これに照らして、多数の添加剤がフィルター材料の性能を補うために業界で提
案されている。添加剤の例は例えばUS特許No.2815761,28817
72,2968306,3003504及び3354886に述べられている。
業界で知られた添加剤の幾つかはタバコ煙から一定量の気体成分を除去するのに
有効である。しかしながら、それらの添加剤は様々な欠点を有する。
【0004】 例えばUS特許No.2968306はタバコ煙中のアルデヒドを除去するた
めにグリシンの如き一定のアミノ酸の使用を開示する。グリシンはタバコ煙中の
ホルムアルデヒドのレベルを減らすことができるが、紙巻きタバコフィルター製
造工程では安定していないことが発見されている。さらに、それは貯蔵中アンモ
ニア臭を放出する。
【0005】 US特許No.4604110及び4534775は室内空気から臭気を除去
するための空気処理フィルター要素を開示する。‘110及び‘775特許はフ
ィルター要素がゼオライト、活性炭及び/又はシリカゲルの如き吸着材料を微生
物の生長を阻止するための液体に接触することによって製造されることを開示す
る。
【0006】 US特許No.4892719はSO,SO,NO及びHSの如き酸
性気体又はホルムアルデヒドの如き室内汚染物質の除去のためファーネスフィル
ターを開示する。フィルターはホルムアルデヒド又はアクロレインと反応するた
めにポリアリルアミン又はポリビニルアミンの如き官能基を有する重合体被覆を
含む。
【0007】 US特許No.4227904,4374814,4547350及び472
4242は空気を浄化するためのフィルター配置を開示する。‘904特許はダ
クトのないレンジフード、ルームエアー清浄機、電子エアークリーナー、エアー
コンディショナー、及び加熱/換気システムの如き家用途のため及び燃料排気及
び/又は製造操作が二酸化硫黄、ホルムアルデヒド、フェノールなどの臭気物質
を発生する商業的/工業的用途のための気相透過性フィルターを開示する。臭気
除去フィルターは煙、ダスト、又は他の粒状物をも除去するフィルター配置に含
められることができる。臭気除去材料はフレーク、粒子、ペレット又は顆粒であ
ることができ、フィルター材料は活性炭フレーク又は顆粒又は含浸活性アルミナ
の如き他の物質であることができ、それらの両方が多孔質支持体に接着結合され
る。フィルターは互いに面する結合された粒子を二つのかかる支持体の縁のまわ
りのU形状フレームに与えることによって組み立てられる。‘350特許はポリ
エチレンイミンの如きポリマーイミンの薄層を含む連続気泡ポリウレタン又はガ
ラスファイバーの如きエアーフィルターを開示し、被覆はアルデヒド及び酸性ガ
スと反応するのに有効である。‘242特許は一酸化炭素、二酸化硫黄、オゾン
、アンモニア、酸化窒素及びホルムアルデヒドの如き気体を吸収するための連続
気泡フォーム石膏及び炭素質材料を開示し、フィルター材料はおむつ及び下着の
吸収粒子として使用される。‘814特許は1以上の多価水溶性ポリマー及び水
を含む組成物で多孔質又は繊維支持体を含浸するか又は中実支持体を被覆するこ
とによって作られる中実造形組成物でホルムアルデヒドを除去するためのフィル
ターを開示する。
【0008】 様々なフィルター配置が汚染物質の除去のために提案されているが、本発明の
目的は周囲空気からアルデヒドを選択的に除去することができる改良されたエア
ーフィルターを提供することである。
【0009】 本発明の目的はフィルター配置、特に気体混合物からアルデヒドの如き気体成
分を選択的に除去することができるエアーフィルターを提供することである。
【0010】 発明の概要 本発明は周囲空気の如き気体混合物からアルデヒドの如き気体成分の選択的除
去のために不揮発性無機支持体に共有結合された少なくとも一つの反応性官能基
を含む反応体を組み込むエアーフィルターの如きフィルターを提供する。反応体
は反応性官能基がアルデヒドと化学的に反応して気体混合物からそれを除去する
ように気体混合物に暴露されたフィルター要素に混入されることが好ましい。
【0011】 不揮発性無機支持体に共有結合された少なくとも一つの反応性官能基を含む反
応体が周囲空気の如き気体混合物からアルデヒドの如き気体成分を除去するのに
選択的であることが驚くべきことに発見された。好ましい例によれば、反応体は
エアーフィルターに混入され、そこでは反応性官能基は気流の気体成分と化学的
に反応して気流からそれを除去する。
【0012】 好ましい官能基は3−アミノプロピルシリル基の如きアミノプロピルシリル基
である。好ましい支持体は粒子形態であり、より好ましくはシリカゲルである。
最も好ましい官能基/支持体配置(反応体)はシリカゲルに結合された3−アミ
ノプロピルシリル基を含有する(以下“APSシリカゲル”として言及する)。
この反応体は周囲空気の如き気体混合物から極性化合物(例えばアルデヒド及び
シアン化水素)の如き気体成分を選択的に除去することができる。他の好ましい
反応体としては、アミノエチルアミノプロピルシリル(AEAPS)シリカゲル
及びアミノエチルアミノエチルアミノプロピルシリル(AEAEAPS)シリカ
ゲルが挙げられる。
【0013】 図面の簡単な記述 図1は紙巻きタバコ煙の一成分と化学的に反応する反応体を含有する折りたた
まれた紙が紙巻きタバコの管状フィルター要素の中空部分中に挿入される、本発
明の一例に従って構成された紙巻きタバコの透視的部分分解図である。
【0014】 図2は反応体が管状フィルター要素の中空部分中に挿入された折りたたまれた
紙に混入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0015】 図3は反応体がプラグ−空間−プラグフィルター要素に混入される、本発明の
別の例の透視的部分分解図である。
【0016】 図4は反応体が三つのプラグを有するスリーピースフィルター要素に混入され
る、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0017】 図5は反応体がプラグ−空間−プラグ配置及び中空スリーブを有するフォーピ
ースフィルター要素に混入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0018】 図6は反応体が二つのプラグ及び中空スリーブを有するスリーパートフィルタ
ー要素に混入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0019】 図7は反応体が二つのプラグを有するツーパートフィルター要素に混入される
、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0020】 図8は反応体が電気喫煙装置で使用される紙巻きタバコのフィルター要素に混
入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【0021】 図9は本発明に使用される反応体を調製するための代表的な方法の開始材料、
中間生成物、及び最終的なAPSシリカゲル反応体の化学構造を示す。
【0022】 図10は典型的なSi−O−Si結合角が145°であり、SiO結合長が約
1.62Åであり、典型的なSi−Si距離が約3.06Åである、シリカゲル
のグラフィック表示を示す。
【0023】 図11は典型的なSi−O−Si結合角が145°であり、SiO結合長が約
1.62Åであり、典型的なSi−Si距離が約3.06Åである、APSシリ
カゲルのグラフィック表示を示す。
【0024】 図12はAEAPSシリカゲル及びそのシランプリカーサを示す。
【0025】 図13はAEAEAPSシリカゲル及びそのシランプリカーサを示す。
【0026】 図14は紙巻きタバコ煙がAPSシリカゲルと接触するときにホルムアルデヒ
ドがどのようにしてAPSシリカゲルに化学的に結合されることができるかにつ
いての化学式表示を示す。
【0027】 図15は周囲空気からアルデヒドを除去するためのアミノ変性シリカゲルを含
む本発明によるエアーフィルターを示す。
【0028】 図16は本発明によるフィルターのために使用されることができる繊維材料中
にアミノ変性シリカゲルを混入させるための処理ラインの概略図を示す。
【0029】 図17は様々なタイプのアミノ変性シリカゲルが気流からホルムアルデヒドを
除去するために使用された試験の結果を示すグラフである。
【0030】 発明の詳細な記述 本発明は気体成分と反応体を化学的に反応させることによって紙巻きタバコ煙
を含有する気流又は周囲空気の如き気体混合物の一成分を除去するのに有効なフ
ィルター配置を提供する。反応体は好ましくは少なくとも一つの反応性官能基を
含む。反応体又は目的気体成分とのその反応生成物が気体混合物中に戻るように
運ばれることを防止するために、官能基は無機不揮発性支持体に共有結合される
。かかる配置は気体成分が気体混合物から吸収、吸着、又はそうでなければ非化
学的に除去されるフィルター配置より有利である。かかる非化学的に除去される
成分は一時的にだけ除去されてもよく、気流の如き気体混合物に再侵入すること
ができるか、又はもし揮発性反応体と反応されるなら、それ自体揮発性である生
成物を与えて気体混合物に再侵入することができるだろう。本発明によれば、反
応性官能基は支持体に共有結合されているので、いったん気体成分が反応体と化
学的に反応すると、除去された成分(およびその反応生成物)は気体混合物に再
侵入することが防止されることができる。
【0031】 本発明はまず紙巻きタバコフィルターで説明される。最も好ましい例では反応
体はAPSシリカゲルの如きアミノ変性シリカゲルである。しかし、いかなる好
適なアミノ変性シリカゲルも本発明に従って使用されることができる。理論によ
って拘束されることを望まないが、APSシリカゲルは第1アミン基を含有する
と考えられている。通常の喫煙条件下では、第1アミン基はタバコ煙中のアルデ
ヒドと化学的に反応してそれに共有結合する。アルデヒドはタバコ煙から選択的
に除去される。さらに、反応性官能基及びアルデヒドとの反応から生じるそれら
の生成物は不揮発性のシリカゲルに共有結合されているので、主流タバコ煙はA
PSシリカゲル並びにそれに結合されるアルデヒドを本質的に含有しない。
【0032】 本発明の反応体によって選択的に除去されることができるタバコ煙中のアルデ
ヒドはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アクロレイン、マロンアルデヒド
、クロトンアルデヒドなどを含むが、これらに限定されない。
【0033】 第1の好ましい例では、APSシリカゲルの如き反応体は紙巻きタバコのフィ
ルター部分に沿って位置される紙の如き支持体(例えばチッピング紙)中に又は
その上に混入される。当業者によって認識されているように、かかる紙は例えば
紙巻きタバコのフィルター部分中のライナー又はラッパーとして使用されること
ができる。APSシリカゲルの如き反応体は紙巻きタバコフィルターの中空部分
中に挿入される軽く又はきつく折りたたまれた紙の如き支持体上に添加されるこ
ともできる。支持体はクレープ紙、フィルター紙、又はチッピング紙の如きシー
ト材料の形であることが好ましい。しかしながら、有機又は無機の紙巻きタバコ
と混和性のある材料の如き他の好適な支持体材料も使用することができる。
【0034】 図1はタバコロッド4、フィルター部分6、及びマウスピースフィルタープラ
グ8を有する紙巻きタバコ2を示す。示されているように、APSシリカゲル反
応体はフィルター部分6の一部を形成する自由流スリーブ12の内部の如き中空
キャビティ中に挿入された折りたたまれた紙10上に添加されることができる。
【0035】 図2はタバコロッド4及びフィルター部分6を有する紙巻きタバコ2を示し、
そこでは折りたたまれた紙10はマウスピースフィルター8と第2自由流スリー
ブ15の間に位置される第1自由流スリーブ13の中空キャビティに位置される
。紙10は折りたたまれた紙以外の形で使用されることができる。例えば、紙1
0は1以上の個別のストリップ、巻かれたロールなどとして展開されることがで
きる。どのような形でも、所望量のAPSシリカゲルの如き反応体が反応体の被
覆量/紙の面積及び/又はフィルターに使用される被覆された紙の全面積の組合
せによって紙巻きタバコフィルター部分において与えられることができる(例え
ば高い量のAPSシリカゲルは単に被覆された紙の大部分を使用することによっ
て与えられることができる)。図1及び2に示された紙巻きタバコでは、タバコ
ロッド4とフィルター部分6はチッピング紙14で一緒に接合される。両方の紙
巻きタバコにおいて、フィルター部分6はフィルターオーバーラップ11によっ
て一緒に保持されてもよい。
【0036】 APSシリカゲルの如き反応体は多数の方法でフィルター紙中に混入されるこ
とができる。例えば、APSシリカゲルは水と混合されてスラリーを形成するこ
とができる。スラリーは次いで予備成形されたフィルター紙上に被覆され、乾燥
させられることができる。フィルター紙は次いで図1及び2に示された方法で紙
巻きタバコのフィルター部分中に混入されされることができる。あるいは、乾燥
された紙は包まれてプラグ形状にされ、紙巻きタバコのフィルター部分中に挿入
されることができる。例えば、紙は包まれてプラグ形状になり、ポリプロピレン
又は酢酸セルローススリーブの如き自由流フィルター要素の内部中にプラグとし
て挿入されることができる。別の配置では、紙はかかる自由流フィルター要素の
内部ライナーを含むことができる。
【0037】 あるいは、より好ましくは、APSシリカゲルの如き反応体は抄紙工程中にフ
ィルター紙に添加される。例えば、APSシリカゲルはバルクセルロースと混合
されてセルロースパルプ混合物を形成することができる。その混合物は次いで公
知の方法に従ってフィルター紙に成形されることができる。
【0038】 本発明の別の好ましい例では、APSシリカゲルの如き反応体は紙巻きタバコ
フィルター部分自体の繊維材料中に混入される。かかるフィルター材料は紙、酢
酸セルロース繊維、及びポリプロピレン繊維を含む繊維フィルター材料を含むが
、それに限定されない。この例は図3に示され、それはマウスピースフィルター
8、プラグ16、及び空間18を有するプラグ−空間−プラグフィルターの形の
フィルター部分6及びタバコロッド4から構成される紙巻きタバコ2を示す。プ
ラグ16はポリプロピレン又は酢酸セルロース繊維の如き材料の管状又は中実部
分を含むことができる。タバコロッド4及びフィルター部分6はチッピング紙1
4で一緒に接合される。フィルター部分6はフィルターオーバーラップ11を含
んでもよい。フィルターオーバーラップ11は伝統的な繊維フィルター材料を含
み、APSシリカゲルの如き反応体は例えば上部に被覆することによってフィル
ターオーバーラップ11中に又はその上に混入されることができる。あるいは、
APSシリカゲルはマウスピースフィルター8に、プラグ16に、及び/又は空
間18に混入されることができる。さらに、APSシリカゲルは紙巻きタバコの
フィルター部分のいずれかの要素に混入されることができる。例えば、フィルタ
ー部分はマウスピースフィルター8だけからなってもよく、APSシリカゲルは
マウスピースフィルター8に及び/又はチッピング紙14に混入されることがで
きる。
【0039】 図4はタバコロッド4及びフィルター部分6から構成される紙巻きタバコ2を
示す。この配置は空間18がAPSシリカゲルを含有する繊維ポリプロピレン又
は酢酸セルロースの如き材料から作られたプラグ15又はAPSシリカゲルの顆
粒で満たされている以外、図3のそれと同じである。前の例のように、プラグ1
6は中空または中実であることができ、タバコロッド4とフィルター部分6はチ
ッピング紙14で一緒に接合される。フィルターオーバーラップ11もある。
【0040】 図5はタバコロッド4及びフィルター部分6から構成される紙巻きタバコ2を
示し、そこではフィルター部分6はマウスピースフィルター8、フィルターオー
バーラップ11、タバコロッド4及びフィルター部分6を接合するためのチッピ
ング紙14、空間18、プラグ16、及び中空スリーブ20を含む。APSシリ
カゲルはフィルター部分6の1以上の要素中に混入されることができる。例えば
、APSシリカゲルはスリーブ20中に混入されることができるか又はAPSシ
リカゲルの顆粒はスリーブ20内の空間中に満たされることができる。もし望む
なら、プラグ16及びスリーブ20はAPSシリカゲルを含有する繊維ポリプロ
ピレン又は酢酸セルロースの如き材料から作られることができる。前の例のよう
に、プラグ16は中空または中実であることができる。
【0041】 図6及び7はフィルター部分6のさらなる変形を示す。図6では、紙巻きタバ
コ2はタバコロッド4及びフィルター部分6から構成される。フィルター部分6
はマウスピースフィルター8、フィルターオーバーラップ11、プラグ22、及
びスリーブ20を含み、APSシリカゲルはこれらのフィルター要素の1以上に
混入されることができる。図7では、フィルター部分6はマウスピースフィルタ
ー8及びプラグ24を含み、APSシリカゲルはこれらのフィルター要素の1以
上に混入されることができる。プラグ16のように、プラグ22及び24は中空
又は中実であることができる。図6及び7に示された紙巻きタバコでは、タバコ
ロッド4及びフィルター部分6はチッピング紙14によって一緒に接合される。
【0042】 APSシリカゲルの如き反応体をフィルター繊維又は他の支持体に適用するた
めに様々な技術を使用することができる。例えば、APSシリカゲルはフィルタ
ー繊維がフィルターカートリッジ、例えば紙巻きタバコのための先端に成形され
る前にフィルター繊維に添加されることができる。APSシリカゲルは公知の方
法によって例えば乾燥粉末又はスラリーの形でフィルター繊維に添加されること
ができる。もしAPSシリカゲルがスラリーの形で適用されるなら、繊維はフィ
ルターカートリッジに成形される前に乾燥される。
【0043】 別の好ましい例では、APSシリカゲルの如き反応体は紙巻きタバコフィルタ
ーの中空部分に使用される。例えば、幾つかの紙巻きタバコフィルターはプラグ
が繊維フィルター材料を含み空間が二つのフィルタープラグ間の単なる空隙であ
るプラグ/空間/プラグ構成を有する。この空隙は本発明のAPSシリカゲルで
満たされることができる。この具体例は図3に示されている。APSシリカゲル
は顆粒形態であることができ又は繊維又は糸の如き好適な支持体上に添加される
ことができる。
【0044】 本発明の別の例では、APSシリカゲルの如き反応体はUS特許No.569
2525に記載されているような喫煙装置で使用するための紙巻きタバコのフィ
ルター部分に使用される。その特許の全内容は参考としてここに組み入れられる
。図8は電気喫煙装置で使用されることができる紙巻きタバコ100の構成の一
タイプを示す。示されているように、紙巻きタバコ100はチッピング紙64に
よって接合されたタバコロッド60及びフィルター部分62を含む。フィルター
部分62は好ましくは管状自由流フィルター要素102及びマウスピースフィル
タープラグ104を含む。自由流フィルター要素102及びマウスピースフィル
タープラグ104は組み合わされたプラグ110としてプラグラップ112で一
緒に接合されてもよい。タバコロッド60は次のアイテムの1以上を組み込む様
々な形を有することができる:オーバーラップ71、別の管状自由流フィルター
要素74、好ましくはプラグラップ84に包まれた円柱形タバコプラグ80、ベ
ースウエブ68及びタバコフレーバ材料70を含むタバコウエブ66、及び空隙
空間91。自由流フィルター要素74は構造的限定を与え、タバコロッド60の
先端72で支持する。タバコロッド60の自由端78において、タバコウエブ6
6はオーバーラップ71とともに円柱形タバコプラグ80のまわりに包まれる。
本発明の反応体を混入するかかる紙巻きタバコのためのフィルター配置に様々な
変形をなすことができる。
【0045】 かかる紙巻きタバコでは、APSシリカゲルの如き反応体は様々な方法で、例
えば管状自由流フィルター要素102の通路中に適合される紙又は他の支持体材
料上に添加されることによって混入されることができる。それは管状自由流フィ
ルター要素102の内部のライナー又はプラグとして展開されてもよい。あるい
は、APSシリカゲルの如き反応体は管状自由流フィルター要素102自体の繊
維壁部分中に混入されることができる。例えば、管状自由流フィルター要素又は
スリーブ102はポリプロピレン又は酢酸セルロース繊維の如き好適な材料から
作られることができ、APSシリカゲルの如き反応体はスリーブ成形工程の一部
として又はその前にかかる繊維と混合されることができる。
【0046】 別の例では、APSシリカゲルの如き反応体は要素102中の代わりにマウス
ピースフィルタープラグ104中に混入されることができる。しかしながら、前
述の例のように、本発明によれば、APSシリカゲルの如き反応体は例えばマウ
スピースフィルタープラグ104中に及び管状自由流フィルター要素102中に
混入されることによってフィルター部分の1以上の成分中に混入されてもよい。
【0047】 図8のフィルター部分62は空隙空間を作るように変更されることもでき、そ
の空間中に顆粒APSシリカゲルの如き反応体を挿入することができる。
【0048】 上で説明したように、APSシリカゲルは様々な支持体材料に混入されること
ができる。APSシリカゲルがフィルター紙に使用されるとき、シリカゲルビー
ズ又は粒子は10〜100μm、好ましくは40〜50μmの平均粒径を有して
もよい。APSシリカゲルがフィルター繊維又は他の機械的支持体に使用される
とき、より大きなシリカゲル粒子を使用してもよい。かかる粒子は好ましくは1
4〜60メッシュサイズ、より好ましくは35〜60メッシュサイズを有する。
シリカゲル粒子は好ましくは約40〜約250Å、より好ましくは約150Åの
平均孔径を有する。
【0049】 フィルター紙及び/又はフィルター繊維の如き好適な支持体上の混入によって
紙巻きタバコフィルターに使用されるAPSシリカゲルの量はタバコ煙中のアル
デヒドの量及び除去されることが望まれるアルデヒドの量に依存する。一例とし
て、フィルター紙及びフィルター繊維は10〜50重量%のAPSシリカゲルを
含有してもよい。
【0050】 いかなる商業的に入手できるAPSシリカゲル、例えば J.T. Baker Chemical
Co., Philipsburg, New Jerseyから入手可能なものを本発明に使用することが
できる。J.T. Baker製品は“キャプされている(capped)”ことに注意されるべ
きである。これは自由シリカゲル表面、即ちAPSシリカゲル基に共有結合され
ていない表面が疎水性基での被覆によって非極性にされていることを意味する。
【0051】 APSシリカゲルは例えば水及びエタノール溶媒においてシリカゲルとアミノ
プロピルトリエトキシシラン、好ましくは3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンを混合することによって作られることができる。トルエンの如き他の溶媒も使
用することができる。混合物は数時間加熱され、3−アミノプロピルトリエトキ
シシランをシリカゲル表面と反応させそれに化学的に結合する。反応混合物は次
いでAPSシリカゲルを含む反応生成物を得るためにデカントされる。反応生成
物は溶媒で連続的にリンスされ、例えば100℃以上の高温でオーブンで乾燥さ
れる。リンス及び乾燥工程は任意であるが、乾燥工程が好まれる。J.T. Baker製
品と違って、この方法によって作られたAPSシリカゲルは“キャプされていな
い”。
【0052】 上記パラグラフは3−アミノプロピルトリメトキシシランの如き他のアミノプ
ロピルトリアルコキシシランで実施されてもよい工程ルーチンを記載する。
【0053】 APSシリカゲルは下記の特定の手順によって作られることもできる。選択さ
れたシリカゲルの懸濁液は水及びエタノールの溶液において迅速に撹拌される。
その混合物に3−アミノプロピルトリアルコキシシラン化合物、好ましくは3−
アミノプロピルトリエトキシシランを添加する。3−アミノプロピルトリアルコ
キシシランは加熱前、中又は後に添加されることができる。3−アミノプロピル
トリアルコキシシランは無水エタノールで予め希釈されることが好ましい。生じ
た混合物は次いで好ましくは沸点まで加熱される。最も好ましい例では、エタノ
ールは蒸留され、水と置換される。固形物は濾過の如き手順によって単離され、
任意の溶媒で、好ましくは水でリンスされる。固形物は次いで水損失が周囲との
平衡に到達するまでオーブンで加熱される。典型的な例では約105℃での一晩
加熱を伴う。
【0054】 図9は3−アミノプロピルトリエトキシシラン及びシリカゲルが開始材料とし
て使用されるときにAPSシリカゲルの製造で生じる反応の最も起こりうる機構
を示す。この機構は他の3−アミノプロピルトリアルコキシシランにも適用可能
である。示されているように、3−アミノプロピルトリエトキシシランが適切な
条件下で水と接触するとき、エトキシ基はヒドロキシルで置換され、かくして3
−アミノプロピルトリヒドロキシシラン中間体が得られる。その中間体は図9に
示されているようにシリカゲルと反応する前に(水性媒体で使用されることがで
きるためにモノマー形態を十分に安定化する)配座変化を受けると考えられてい
る。図9は3−アミノプロピルトリヒドロキシシラン及びシリカゲルの中間反応
生成物の構造をさらに示す。図9は硬化後の架橋されたAPSシリカゲル製品を
最後に示す。硬化はヒドロキシル基の損失を起こし、反応性基に対して少なくと
も二重に結合されたシリコンアンカーを生じる。
【0055】 図9に示されているように、シリカゲルの各シリコン原子は四つの酸素原子に
よって四面配座され、それらの酸素原子は二つのシリコン原子に又はシリコン及
びプロトン(OH)に単独で結合されている。(図9において環として表示され
る)孔のサイズは変化することができるが、典型的には約150Åの直径である
【0056】 3−アミノプロピルトリエトキシシランはDow Corning Corp.から商業的に得
られることができる。シリカゲルはW.R. Grace & Co.のGrace Davison Division
から商業的に得られることができる。
【0057】 実 験 例 APSシリカゲル材料の調製 Grace Davison646(35×60メッシュ、150オングストローム孔径)
シリカゲル(約1700〜2000グラム)を12リットルのPyrexガラスケッ
トル中に置いた。蒸留水(4リットル)及び95%エタノール(2リットル;1
00%エタノールも許容される)を添加した。クランプオンヘッドは撹拌棒のた
めの中央ネック、及び反応添加及び蒸気出口のための三つの周囲ネックを持って
いた。ステンレス鋼櫂形撹拌機は高トルク(50インチ−ポンド)デジタル制御
撹拌機に取り付けられている。高トルク撹拌機は頑強なラックシステムにダブル
クランプされるために必要であり、ケットルに対する基準点として作用した。後
者は“Lab-Jacks”のシステムによって上下され、固定した撹拌棒に対して正確
に位置された。撹拌ブレードはケットル底にかなり近くする必要があるが、接触
する必要はない。ブレードはフラスコ/ケットルのリバウンドを誘発する“バン
ピング”中であっても決して底に接触してはいけない。フラスコは避けることが
できないが撹拌が最小になる“バンピング”中の動きを防止するために制止され
ることが必要である。プラスチックベアリングが有利であることがわかった。な
ぜならばステンレス鋼ベアリングは故障しやすく、ガラスベアリングは破損しや
すいからである。混合物は200〜300RPMで撹拌され、加熱された(12
リットルマントル、二重加熱ゾーン、各ゾーン100ボルト)。100%エタノ
ール(1リットル、リンスを含む)で希釈された3−アミノプロピルトリエトキ
シシラン(1×500グラム瓶)をできるだけ早く撹拌された加熱混合物に添加
した(高いレベルのAPS官能基混入は使用された反応体の量を増加することに
よって達成されることができるだろう)。
【0058】 エタノールは蒸留された。約2リットルの水性エタノール蒸留物が収集される
と、水(2リットル)は反応体に加えられて元の体積に戻された。さらに2リッ
トルの蒸留物が収集され、さらに2リットルの置換水を加えた。加熱が遮断され
、バンピングが停止するまで撹拌が続けられた。混合物は一晩冷却させられた。
装置は取りはずされ、固形物の除去を完了するためにリサイクルした上澄み液を
使用して、シリカは手動で渦をまかれ4リットルのプラスチックビーカー中に捨
てられた。固形物は大きい(18〜24cm直径)ブフナー漏斗上に濾別された
。最小の水でリンスされた(最大二、三百ミリリットル)。吸引がほとんどの液
体を除去した後、湿潤した固形物がステンレス鋼トレーに移され、オーブン中で
105℃で一晩乾燥された。
【0059】 開始シリカゲルに対して、使用される3−アミノプロピルトリエトキシシラン
の量に依存して、乾燥した製品は約8%〜約24%の範囲の呼称重量増加を示し
た。以下の実施例で使用されるバッチの一つは上述の一般的な条件下ではGrace
Division Silica Gel 646の1692.4グラム及び3−アミノプロピルトリ
エトキシシランの500.1グラムから作られた。乾燥後、1891グラムのA
PSシリカを得た。試料はC,H及びNについて分析された。実測値:C 4.
21%、H 1.37%、N 1.58%。窒素分析に基づいて、シリカの3−
アミノプロピル含有量は生成物全体の6.55重量%であった。
【0060】 紙巻きタバコ試験 従来の手段と比較した、タバコ煙からアルデヒドを除去するための本発明の紙
巻きタバコフィルターの能力を決定するために幾つかの試験を行った。試験は紙
巻きタバコが完全に喫煙された後の全煙流から除去されるアルデヒドの量を測定
した。WSは全ての煙が収集及び分析された後の全煙流から除去されるアルデヒ
ドの量(%)を表す。TPMは紙巻きタバコのフィルター部分に収集される粒状
材料の量(mg/紙巻きタバコ)を表す。
【0061】 以下の試験において、使用されたシリカゲルは上で述べられた製造工程中に元
のシリカゲルから約8〜25%の呼称重量増加を示した。以下の試験に基づいて
、好ましい重量増加は約8〜16、好ましくは10〜15重量%である。この重
量増加はアルデヒドを除去する結果としての重量増加に言及しないことに注目す
ることが重要である。それはAPS官能基の如き官能基をシリカゲルに添加する
反応からの重量増加に関する。本発明に従って使用されるときに特に有効である
APSシリカゲルは好ましくは約1〜3重量%の範囲、より好ましくは約1.5
〜2.1重量%の範囲の窒素含有量を示す。
【0062】 実 施 例 1 紙巻きタバコのフィルター区域は図1に従って及び図8のタバコロッド区域に
従って構成された。試料2として識別される本発明に従って構成されるフィルタ
ー区域は管状フィルター12の中空部分に挿入されるフィルター紙10(17m
m×23mm)の折りたたまれた部分上に16.5mgのAPSシリカゲルを含
有していた。試料3として識別される本発明に従って構成される別のフィルター
区域は管状フィルター12の中空部分中に挿入されるフィルター紙10(22m
m×23mm)の折りたたまれた部分上に21mgのAPSシリカゲルを含有し
ていた。管状フィルターの中空部分中に適合される(APSシリカゲルを全く有
さない)フィルター紙(17mm×23mm)の折りたたまれた部分を使用する
比較フィルター区域はコントロールとして構成され、試料1として識別された。
試料2及び3に対して、15個の紙巻きタバコがTPM測定のために作られ、9
個がWS測定のために作られた。コントロール試料1に対して、15個の紙巻き
タバコがTPM測定のために作られ、15個がWS測定のために作られた。結果
は以下の表1に示される。
【0063】
【表1】
【0064】 実 施 例 2 実施例1で試験されたものと同じ紙巻きタバコはAPSシリカゲルを含有する
、より短い区域を含んでいた。試料1−3では、フィルター区域は図2に従って
構成され、16mmスリーブ13、7mmスリーブ12及び7mmフィルタープ
ラグ8を含んでいた。スリーブ12はAPSシリカゲル被覆又は未被覆紙の折り
たたまれたシート(7mm×75mm)を含んでいた。コントロール試料1(未
被覆紙)、試料2(11mgAPSシリカゲルで被覆された紙)、及び試料3(
22mgAPSシリカゲルで被覆された紙)として識別される三つの試料を試験
した。各試料の15個の紙巻きタバコがTPM測定のために作られ、9個がWS
測定のために作られた。結果は以下の表2に示される。
【0065】
【表2】
【0066】 実 施 例 3 紙巻きタバコは図2に示されたようなタバコロッドおよび従来のフィルター要
素を有する一般的な紙巻きタバコに従って構成された。試料1はAPSシリカゲ
ルを有しないコントロール試料であり、試料2はフィルター要素に50mgAP
Sシリカゲルを含有していた。WSは各々について測定され、結果は表3に示さ
れる。
【0067】
【表3】
【0068】 実 施 例 4 マウスピースフィルターにAPSシリカゲルを含有させた紙巻きタバコが図8
に従って構成された。試料1はAPSシリカゲルを含まないコントロール試料で
あり、試料2及び3は7mm長さのマウスピースフィルター104にAPSシリ
カゲルを含有していた。試料はポリプロピレンから構成されかつ23mm長さの
マウスピースフィルターに隣接するスリーブ102を含んでいた。試料3では、
11mgAPSシリカゲルは7mmの長さを有する追加のポリプロピレンスリー
ブ74に含められ、フィルター要素に隣接してタバコロッドの端に位置された。
WSは各々について測定され、結果は表4に示される。
【0069】
【表4】
【0070】 実 施 例 5 様々なフィルター要素にAPSシリカゲルを含有させた紙巻きタバコが図8に
従って構成された。紙巻きタバコはWS及びTPMレベルについて試験され、結
果は以下の表5に示される。
【0071】
【表5】
【0072】 全ての試料はフィルター部分における23mm長さのスリーブ102及び7m
m長さのマウスピースフィルター104を有していた。試料2では、APSシリ
カゲルを含有する第2スリーブ74はフィルター部分に隣接するタバコロッドに
位置され、4.0mmの内径を有していた。試料3−5では、試料2と同様であ
るが、APSシリカゲルを有しない第2スリーブ74は3.5mmの内径を有し
ていた。
【0073】 実 施 例 6 図5に示されたプラグ−空間−プラグの例に従って紙巻きタバコは構成された
。各紙巻きタバコにおいて、管状自由流フィルター要素20は13mm長さであ
り、フィルタープラグ8は5mm長さであり、フィルタープラグ16は7mm長
さであり、空隙空間18は5mm長さであった。コントロール試料1及び3は空
隙空間18にAPSシリカゲルを全く含まずに50mgのシリカゲルを含有し、
試料2及び4は空隙空間18に50mgのAPSシリカゲル粒子を含有していた
。WSが測定され、結果は以下の表6に示される。
【0074】
【表6】
【0075】 実 施 例 7 以下の表7の試料2及び3のために使用された紙巻きタバコはそれぞれ図6及
び7に示された例に従って構成された。試料2では、管状フィルター要素20は
16mm長さであり、フィルタープラグ8は7mm長さであり、中実プラグ22
は7mm長さであり、APSシリカゲルとポリプロピレン繊維のハンドロールさ
れた混合物から構成された。試料3では、プラグ24は23mm長さであり、A
PSシリカゲルとポリプロピレン繊維のハンドロールされた混合物から構成され
、フィルタープラグ8は7mm長さであった。試料1はコントロール紙巻きタバ
コであった。測定はTPM及びWSについてなされた。結果は以下の表7に示さ
れる。
【0076】
【表7】
【0077】 本発明によれば、シリカゲルの表面は化学的に変性されて所望の選択的フィル
ター特性を達成することができる。APSシリカゲルの場合には、アミノプロピ
ルシリル基は1以上の共有シリコン−酸素−シリコン結合によってシリカゲル骨
格に結合される。アミノプロピルシリル基の(暴露された又は自由な)末端の第
1アミン基はアルデヒド及びケトンとすぐに反応する。第1アミンはアルデヒド
と反応してイミン及び/又はアルデヒドの他の共有結合された誘導体を形成する
。イミン基又はアルデヒドの他の共有結合された誘導体はシリカゲルに固定され
たままであり、かくしてかかる誘導体の形成が紙巻きタバコ煙からのアルデヒド
及びケトン及びそれらの反応生成物を有効に除去するのに役立つ。第1アミン基
は酸塩基反応を通してシアン化水素と反応し、紙巻きタバコ煙中のこの化合物の
レベルを低下する。
【0078】 シリカゲルは珪酸ナトリウムの溶液から酸による沈殿によって作られることが
できる“珪酸”とも呼ばれる二酸化珪素の変化可能な水和形態である。シリカゲ
ルは3次元構造全体の架橋の変化可能な性質によって形成される、全体に広がる
様々な孔径を有するシート、リボン、鎖及び骨組を形成する、シロキサン四面体
の多孔質無秩序3次元ポリマーとして特徴づけられることができる。各シリコン
原子は四面体のコーナーの四つの酸素原子に結合される。酸素原子はほとんど二
つのシリコン原子に結合されるが、幾つかは単一のシリコン原子及び一つの水素
原子に結合されて“シラノール”官能を発生することができる。酸素原子の大多
数は二つのシリコン原子に結合される“シロキサン”酸素原子である。“根源の
(germinal)”シランジオールと称される幾つかのシリコン原子は二つのシラノ
ール酸素に結合される。大多数のシラノール基は一つのヒドロキシル基及び三つ
のシロキサン酸素を伴うシリコン原子からなる。かかるシラノールは互いに分離
されてもよいが、隣接するとき互いに“ビシナル(vicinal)”シラノール(オ
キソ−ビス−シラノール)と称される。かかるシラノール官能は3−アミノプロ
ピルシリルの如き誘導基のための結合点を与える。図10は典型的なSi−O−
Si結合角が145°であり、SiO結合長が約1.62Åであり、典型的なS
i−Si距離が約3.06Åであるシリカゲルのグラフィック表示を示す。
【0079】 APSシリカゲルは多孔質シリカゲル骨組に3−アミノプロピルシリル(AP
S)基を永久に結合する誘導反応体3−アミノプロピルトリエトキシシランによ
ってヒドロキシル基の幾つかにおいて変性されたシリカゲルとして特徴づけるこ
とができる。結合した3−アミノプロピルシリル基は目的カルボニル基を含有す
る支持体と反応することができる。図11は典型的なSi−O−Si結合角が1
45°であり、SiO結合長が約1.62Åであり、典型的なSi−Si距離が
約3.06ÅであるAPSシリカゲルのグラフィック表示を示す。3−アミノプ
ロピルシリル基は主流紙巻きタバコ煙からシアン化水素の如き酸を除去できる点
で塩基として考えられることができる。かかるAPSシリカゲルを作る際には、
シリカゲルは大きな平均孔径を有することが好ましい。例えば、“乾燥”シリカ
ゲルは20Åのオーダーの孔径を有し、APSシリカゲルのための好ましい孔径
は60〜150Åのオーダーである。大孔径シリカゲルはW.R. Grace & Company
, Baltimore, MarylandのDavison Chemical Divisionから入手されることができ
る。
【0080】 かかる大孔径シリカゲルを製造するための一つの技術は珪酸ナトリウム溶液を
希硫酸と混合し、経時的に溶液をゲルにし、(数日間)水で洗浄し、シリカゲル
を乾燥及び粉砕することである。シリカゲルをAPSシリカゲルに変換する際、
所望の粒径のシリカゲルは水、エタノール、トルエンなどの溶媒において誘導反
応体3−アミノプロピルトリエトキシシランと加熱されることができ、反応生成
物を加熱乾燥して製品を“硬化する”ことができる。未使用の反応体はAPSシ
リカゲルの他のバッチの製造中にリサイクルされることができる。
【0081】 APSシリカゲルは他の誘導反応体を使用して製造されることができる。例え
ば、使用可能な別の誘導反応体は製造工程中メタノールを発生する3−アミノプ
ロピルトリメトキシシランである。それに対して、3−アミノプロピルトリエト
キシシランはエタノールを発生する。さらに、シリカゲルはAPSに加えてまた
はその代わりに基を混入して変性されることができる。例えば、シリカゲルは誘
導反応体としてN−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−エチルジアミン
(Chemical Abstracts Service Registry No. 1760-24-3)を使用して作ること
ができるアミノエチルアミノプロピルシリル(AEAPS)シリカゲルを形成す
るために変性されることができる。図12は開始シラン及び最終AEAPSシリ
カゲルの化学構造を示す。あるいは、シリカゲルは誘導半導体としてN−[3
−(トリメトキシシリル)プロピル]−ジエチレントリアミン(Chemical Abstr
acts Service Registry No. 35141-30-1)を使用して作ることができるアミノエ
チルアミノエチルアミノプロピルシリル(AEAEAPS)シリカゲルを形成す
るために変性されることができる。図13は開始シラン及び最終AEAEAPS
シリカゲルの化学構造を示す。上述のAPS,AEAPS及びAEAEAPS表
面変性シリカゲルは経済的な製造条件で商業的な量で作られることができる。追
加のアミン官能との同族体又は類似体の如きシリカに結合されるいかなる共有結
合アミン基も本発明による紙巻きタバコフィルターの如きエアーフィルターの一
成分として使用されることができると考えられる。
【0082】 濾過中、APSシリカゲルは主流タバコ煙の如き空気流から気体成分を選択的
に永久除去することができる。例えば、APSシリカゲルを紙巻きタバコフィル
ター、紙巻きタバコ紙、タバコフィラー及び/又は紙巻きタバコのタバコ含有シ
ート材料に混入することによって、APSシリカゲルはタバコ煙からホルムアル
デヒドを選択的に除去するために使用されることができる。図14は紙巻きタバ
コ煙がAPSシリカゲルと接触するときにホルムアルデヒドがどのようにしてA
PSシリカゲルに化学結合されることができるかについての化学式表示を示す。
【0083】 本発明はここまで紙巻きタバコフィルターに関して記載されているが、本発明
は周囲空気の如き気体混合物を反応体と化学的に反応させることによってそれら
の一成分を除去するのに有効なフィルターも提供する。上記紙巻きタバコフィル
ターの場合のように、エアーフィルターの反応体は少なくとも一つの反応性官能
基を含むことが好ましい。いったん目的周囲空気成分が反応体と化学的に反応す
ると、反応体又はその反応生成物は気体混合中に戻ることはできない。なぜなら
ば官能基は無機不揮発性支持体に共有結合されているからである。
【0084】 好ましい例によれば、反応体はダクトのないレンジフード、ルームエアー清浄
機、電子エアークリーナー、エアーコンディショナー、及び加熱/換気システム
の如き家用途のための気相透過性フィルターに含められる。フィルターは燃料排
気及び/又は製造操作が二酸化硫黄、ホルムアルデヒド、フェノールなどの如き
臭気物質を発生する商業的/工業的用途にも使用されることができる。本発明に
よるフィルターは煙、ダスト、又は他の粒状物も除去するフィルター配置に含め
られることができる。フィルターはフレーク、粒子、ペレット又は顆粒の形の臭
気除去材料を含むことができる。フィルターは活性炭フレーク又は顆粒の如き公
知のフィルター材料又は含浸活性アルミナの如き他の物質を含めることができる
。フィルターの気相透過性部分はガラスファイバー又は連続気泡ポリウレタンの
如き様々な材料から作られることができる。本発明による反応体は様々な技術に
よってかかるフィルターに含めさせることができ、その幾つかは紙巻きタバコと
関連して上述されているが、追加の技術を以下に記載する。好ましい例では、反
応体は紙巻きタバコと関連して上で述べられたAPS,AEAPS又はAEAE
APSの如きアミノ変性シリカゲルを含む。
【0085】 本発明の一つの例によれば、アミノ変性シリカゲルはエアーフィルターの支持
体形成部分上に被覆される。例えば、アミノ変性シリカゲルはエアーフィルター
の空気透過性部分上に被覆されることができる。あるいは、アミノ変性シリカゲ
ルは綿、ガラスウール、ロックウール、細断したポリオレフィン、ナイロン、ポ
リエステル、レーヨン及び他の繊維などの繊維材料上に被覆されるか又はそれら
に伴わせることができる。繊維材料は有機又は合成材料のフィラメント、糸、リ
ボン、シートなどの形であることができる。繊維材料のストランドを被覆する好
ましい方法はストランドを接着剤に通過させ、次いでアミノ変性シリカゲル粒子
の床に通過させ、アミノ変性シリカゲル粒子をストランドに付着することである
。ストランドは当業者に明らかな様々な技術によってフィルター要素に含められ
ることができ、例えばストランドはフィルター要素を形成するために他の材料と
混合される細片に切断されることができ又はストランドはフィルター要素に含め
られる織布又は不織布に成形されることができる。しかしながら、フィルター要
素はAPSシリカゲルの溶液で浸漬又はスプレーされることができ、例えばアミ
ノ変性シリカゲルの溶液は紙、ポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、レー
ヨン、ガラスファイバーウエブの如き不織材料、織布又は織物又はカーテン地を
含むスクリーン材料又は有機又は無機材料のネット上にスプレーされるか又はそ
の上に広げられることができる。アミノ変性シリカゲルがエアーフィルターに含
められることができるいかなる技術も本発明の範囲内と考えられる。
【0086】 アミノ変性シリカゲルは開放空気内につるされたり、壁上に掛けられたり、棚
上に支持されたり、エアーコンディショニング又はヒーティングシステムから入
来する気流に設置されることができる透過性バッグ又は有孔容器の如き空気透過
性包囲物に含有された固定していない粒子として使用されることもできる。しか
しながら、アミノ変性シリカゲル粒子はエアーフィルターの一部として支持体の
積み重ね中に又は単独で使用されることができる空気透過性支持体の片側又は両
側に結合されることもできる。別の可能性はアミノ変性シリカゲル粒子を互いに
結合してエアーフィルターの別の部分によって自己支持又は被支持される3次元
エアーフィルター要素を形成することである。
【0087】 好ましい例によれば、アミノ変性シリカゲルは交換可能なエアーフィルター要
素に含められる。例えば、かかるエアーフィルターは携帯用エアーフィルトレー
ションシステム又はヒーティング/エアーコンディショニングユニットの交換可
能なフィルターカートリッジ又はパネルの一部であることができる。エアーフィ
ルターは家、オフィス、病院、学校、官庁又は商業用ビル、大学、製造工場など
に使用されうると考えられる。フィルターは新しく構成又は再設計された工場の
空気を処理する際に特に有用であり、そこではホルムアルデヒドはパーティクル
ボード又は合板に使用される樹脂からの気体放出によって又は建造物又は家具構
造に使用されるウレアーホルムアルデヒドフォームインシュレーションによって
生成される不快な汚染物質である。即ち、合板/パーティクルボード及びフォー
ムインシュレーションに一般に使用されるウレアーホルムアルデヒド樹脂は汚染
物質にさらされる一定の人々に対して炎症又は深刻な医療問題さえも起こすのに
十分な量で周囲空気中に気体のホルムアルデヒドを放出することができる。本発
明によるアミノ変性シリカゲルは周囲空気中のホルムアルデヒドを除去するのに
極めて有利である。
【0088】 本発明の一例によれば、アミノ変性シリカゲルは大孔径シリカゲルからなり、
それはそれに対する3−アミノプロピルシリル基の共有化学結合によって変性さ
れている(即ち、APSシリカゲル)。APSシリカゲルは周囲アルデヒドを不
可逆的に結合し、不揮発性の形でシリカゲルに(化学的反応後)それらを永久に
固定するために有効である。従って、気体成分との妨げのない反応の目的のため
に、3−アミノプロピル置換基のアミノ基は反応体を誘導することによってさら
に変性される代わりに“自由な”ままである。最小圧力低下で適当な接触時間を
与えるために十分な深さの適度に粗い顆粒APSシリカゲルの充填床は有効な方
法で大体積の周囲空気からアルデヒドを有効に濾過するために使用されることが
できる。
【0089】 第1の好ましい例では、APSシリカゲルの如き反応体は16インチ×20イ
ンチ×1インチガラスファイバーエアーフィルターの如きエアーフィルターに含
められる。エアーフィルターはガラスファイバー以外の気相透過性支持体材料か
ら作られることができ、エアーフィルターはアルデヒド以外の気流成分を選択的
に除去するための成分を含むことができる。例えば、APSシリカゲルの如き反
応体は活性炭、アルミナ、織布又は不織布、ポリウレタンフォーム、ポリマー、
セラミック、金属、及び酢酸セルロースの如き有機材料の如き支持体上に添加さ
れることができる。支持体はシート又はマットの材料又は固定されていない又は
結合された粒子の複合体の形であることが好ましい。図15はAPSシリカゲル
を含有する空気透過性フィルター要素32及びそのフィルター要素を包囲するフ
レーム34を有するフィルター30を示す。
【0090】 図16は繊維材料のストランド42が接着剤の浴44を通過され、次いでAP
Sシリカゲル粒子の床46を通過され、それによってAPSシリカゲル粒子がス
トランド42に付着される処理ライン40を示す。前に示したように、ストラン
ドは細片に切断されて単独で使用されるか又はフィルター要素の一部として他の
材料と混合されることができ、例えば細断された繊維はガラスファイバーと混合
され、繊維混合物は図15に示されたフィルター要素32の如きフィルター要素
に成形されることができる。
【0091】 アミノ変性シリカゲルを含有されるフィルター要素を成形するための別の技術
は抄紙技術であり、そこではアミノ変性シリカゲル粒子は紙を成形するために使
用されるパルプと混合され、又はアミノ変性シリカゲルは成形後に紙への被覆と
して適用されることができる。紙被覆技術は例えばフィルターに使用される被覆
紙の全面積及び/又は反応体の被覆量/紙の面積を制御することによってフィル
ター要素における所望量のアミノ変性シリカゲルを達成する際の利点を提供する
(例えば高い量のアミノ変性シリカゲルは単に紙上の多い被覆又は被覆される紙
の大部分を使用することによって与えられることができる)。
【0092】 アミノ変性シリカゲルの如き反応体は多数の方法でフィルター紙に含められる
ことができる。例えば、アミノ変性シリカゲルは水と混合されてスラリーを形成
することができる。スラリーは次いで予め成形されたフィルター紙上に被覆され
、乾燥されることができる。フィルター紙は次いでフィルター紙が複合体の外又
は内層である多層複合体の一部として又は単一層としてエアーフィルターに含め
られることができる。あるいは、乾燥された紙は3次元形状に成形されるか又は
空気透過性円柱形形状に包まれることができる。別の配置では、紙はエアーフィ
ルターのライナーを含むことができる。もしアミノ変性シリカゲルが抄紙工程中
、フィルター紙の成分に添加されるなら、アミノ変性シリカゲルはバルクセルロ
ースと混合されてセルロースパルプ混合物を成形することができ、混合物は次い
で公知の方法に従ってフィルター紙に成形されることができる。
【0093】 アミノ変性シリカゲルの如き反応体をフィルター繊維又は他の支持体に適用す
るために様々な技術が使用されることができる。例えば、アミノ変性シリカゲル
はフィルター繊維がフィルター要素に成形される前にフィルター繊維に添加され
ることができる。例えばアミノ変性シリカゲルは例えば公知の方法によって乾燥
粉末又はスラリーの形でフィルター繊維に添加されることができる。もしアミノ
変性シリカゲルがスラリーの形で適用されるなら、繊維はフィルター要素に成形
される前に乾燥されてもよい。
【0094】 別の好ましい例では、アミノ変性シリカゲルの如き反応体は空気透過性包囲物
中の多量の粒子として使用される。しかしながら、アミノ変性シリカゲルの粒子
は空気から他の成分を濾過する物質の如き他の材料と混合されることができる。
アミノ変性シリカゲルは顆粒形態であることができ又は紙、有機又は無機粒状材
料、繊維、糸などの支持体材料上に添加されることができる。
【0095】 上で説明したように、アミノ変性シリカゲルは様々な支持体材料に含められる
ことができる。アミノ変性シリカゲルがフィルター紙に使用されるとき、シリカ
ゲルビーズ又は粒子は10〜100μm、好ましくは40〜50μmの平均粒径
を有してもよい。アミノ変性シリカゲルがフィルター繊維又は他の機械的支持体
に使用されるとき、より大きなシリカゲル粒子を使用してもよい。かかる粒子は
好ましくは14〜60、より好ましくは35〜60メッシュサイズを有する。シ
リカゲル粒子は好ましくは約40〜約250Å、より好ましくは約150Åの平
均孔径を有する。本発明によるAPSシリカゲル反応体の利点はホルムアルデヒ
ドが周囲空気から選択的かつ永続的に除去されることである。逆に未変性シリカ
ゲル(即ち、APSを有しないシリカゲル)の如きフィルター材料によって気流
から除去されるホルムアルデヒドは化学的に反応するよりむしろ吸収する。結果
として、かかる未変性シリカゲルによって吸収されるホルムアルデヒドはホルム
アルデヒドを気流中に戻すように放出することができる。
【0096】 図17は様々なアミノ変性シリカゲルのホルムアルデヒド吸収能力を決定する
ために実施される試験の結果を示す。図17に示された結果では、曲線Aは式:
≡Si−CH−CH−CH−SHに相当するメルカプトプロピルシランM
PSを表し、曲線Bは式:≡Si−CH−CH−CH−NH−CH−C
−NH−CH−CH−NHに相当するAEAEAPSを表し、曲線C
は式:≡Si−CH−CH−CH−NH−CH−CH−NHに相当
するAEAPSを表し、曲線Dは式:≡Si−CH−CH−CH−NH に相当する35×60メッシュAPSを表し、曲線Eは14×40メッシュAP
Sを表し、曲線Fは追加のAPS試料を表す。試験中、30mgのアミノ変性シ
リカゲルは酢酸セルロースフィルターが試料のためのホルダーとして使用される
プラグ−空間−プラグ構成において非充填状態で添加された。フィルター床の長
さはアミノ変性シリカゲル試料の充填密度及びホルダーの直径に基づいて計算さ
れることができる。シリカゲルの密度として、22ポンド/フート(5775
mg/in)を使用して、30mg試料の体積は0.0052inとして計
算され、気流の測定流速(窒素中のホルムアルデヒドの予め決められた量)は1
60cm/minであり、接触時間は32msとして計算された。曲線A及び
Bは約48ppmのホルムアルデヒド濃度に相当する約0.016吸収単位(Ab
sorbance Units (AU))で終わると推定され、曲線C及びDは約42ppm
のホルムアルデヒド濃度に相当する約0.014AUで終わると推定され、曲線
Eは約39ppmのホルムアルデヒド濃度に相当する約0.013AUで終わる
と推定される。米国環境保護機関によれば、0.1ppmの低いホルムアルデヒ
ドレベルでも“水のような目、目およびのどの強い刺激、ある人には吐き気、呼
吸困難”を生じうる。図17に示された結果はこのような低いホルムアルデヒド
レベルで行われていないが、結果は本発明によるアミノ変性シリカゲルを含有す
るエアーフィルターが周囲空気から低いレベルのホルムアルデヒドを除去するこ
とができることを示す。例えば、標準的な部屋サイズの空気浄化のために本発明
によるエアーフィルターを適応する際、本発明による15インチ×9.5インチ
のエアーフィルターを通して空気を濾過するために30ft/minの気流速
度が使用されることができる。
【0097】 前述の試験結果から1molのAEAPSは2molのホルムアルデヒド気体
を捕捉すると推定される。図17の曲線の形状に関して、曲線が長く低くとどま
るほど(即ち、曲線が0 AUに近いほど)、濾過剤の能力は高い。試験結果に
基づくと、AEAPS及びAEAEAPSはこの点に関して最良の挙動を示すよ
うである。
【0098】 実験は窒素がキャリヤガスである気流からホルムアルデヒドを除去するのにア
ミノ変性シリカゲルが有効であることを示す。かかる結果はアミノ変性シリカゲ
ルが特にタバコ煙を含有する気流である紙巻きタバコ煙からのアルデヒドの除去
に関する上述の結果に照らして、周囲空気からアルデヒドを除去することを示唆
する。さらに、本発明によるフィルターは工業的方法で廃気流の如き非空気流か
ら気体成分を選択的に除去するために使用されることができる。従って、本発明
によるフィルターは濾過用途の幅広い各種組合せのために使用されることができ
る。
【0099】 本発明は好ましい例を参照して記載されたが、当業者に明らかなような変形及
び修正をなしうることが理解されなければならない。かかる変形及び修正は添付
の特許請求の範囲に規定されているような発明の範囲内で考えなければならない
。例えば、図9に描かれた環構造は高無秩序シリカゲル構造内で存在する広い範
囲の環サイズの代表例であり、この特許出願によってカバーされる方法の成分と
して他のサイズの環を考慮からはずすことを意図していない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 紙巻きタバコ煙と化学的に反応する反応体を含有する折りたたまれた紙が紙巻
きタバコの管状フィルター要素の中空部分中に挿入される、本発明の一例に従っ
て構成された紙巻きタバコの透視的部分分解図である。
【図2】 反応体が管状フィルター要素の中空部分中に挿入された折りたたまれた紙に混
入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【図3】 反応体がプラグ−空間−プラグフィルター要素に混入される、本発明の別の例
の透視的部分分解図である。
【図4】 反応体が三つのプラグを有するスリーピースフィルター要素に混入される、本
発明の別の例の透視的部分分解図である。
【図5】 反応体がプラグ−空間−プラグ配置及び中空スリーブを有するフォーピースフ
ィルター要素に混入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【図6】 反応体が二つのプラグ及び中空スリーブを有するスリーパートフィルター要素
に混入される、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【図7】 反応体が二つのプラグを有するツーパートフィルター要素に混入される、本発
明の別の例の透視的部分分解図である。
【図8】 反応体が電気喫煙装置で使用される紙巻きタバコのフィルター要素に混入され
る、本発明の別の例の透視的部分分解図である。
【図9】 本発明に使用される反応体を調製するための代表的な方法の開始材料、中間生
成物、及び最終的なAPSシリカゲル反応体の化学構造を示す。
【図10】 典型的なSi−O−Si結合角が145°であり、SiO結合長が約1.62
Åであり、典型的なSi−Si距離が約3.06Åである、シリカゲルのグラフ
ィック表示を示す。
【図11】 典型的なSi−O−Si結合角が145°であり、SiO結合長が約1.62
Åであり、典型的なSi−Si距離が約3.06Åである、APSシリカゲルの
グラフィック表示を示す。
【図12】 AEAPSシリカゲル及びそのシランプリカーサを示す。
【図13】 AEAEAPSシリカゲル及びそのシランプリカーサを示す。
【図14】 紙巻きタバコ煙がAPSシリカゲルと接触するときにホルムアルデヒドがどの
ようにしてAPSシリカゲルに化学的に結合されることができるかについての化
学式表示を示す。
【図15】 周囲空気からアルデヒドを除去するためのアミノ変性シリカゲルを含む本発明
によるエアーフィルターを示す。
【図16】 本発明によるフィルターのために使用されることができる繊維材料中にアミノ
変性シリカゲルを混入させるための処理ラインの概略図を示す。
【図17】 様々なタイプのアミノ変性シリカゲルが気流からホルムアルデヒドを除去する
ために使用された試験の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ホーク, ウィリー, ジー., ジュニ ア 米国, ヴァージニア 23235, リッチ モンド, レイク フォレスト ドライヴ 7753 (72)発明者 ペイン, ジョン, ビー. ザ サード 米国, ヴァージニア 23225, ミドロ シアン, トライリソン ロード 13630 Fターム(参考) 4B045 BB01 BC02 BC15 BC16 4D019 AA01 BA13 BB03 BC05 CA03 CB04 4G066 AA22C AC02C AC13C AD10B AD20B BA02 BA03 BA16 BA20 CA52 DA03 EA20 FA15

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性無機支持体に共有結合された少なくとも一つの反応
    性官能基から本質的になる反応体を含むフィルターであって、前記反応体が気体
    流の気体成分と化学的に反応して前記気体流から前記気体成分を除去するフィル
    ター。
  2. 【請求項2】 反応体がフィルター要素上の被覆又はフィルター要素を形成
    する繊維材料のストランド上の被覆又はシリカゲルの如き粒子又は造形物品から
    なる請求項1に記載のフィルター。
  3. 【請求項3】 官能基が3−アミノプロピルシリル基又はN−[2−アミノ
    エチル]−3−アミノプロピルシリル基又はN−[3−アミノエチル]−3−ア
    ミノプロピルシリル基又はN−[N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチル
    ]−3−アミノプロピルシリル基の如きアミノプロピルシリル基である請求項1
    に記載のフィルター。
  4. 【請求項4】 支持体がフィルター繊維を含み、反応体が好ましくは10〜
    50重量%の量でフィルター繊維に共有結合されている請求項1に記載のフィル
    ター。
  5. 【請求項5】 除去される気体成分がアルデヒドの如き極性である請求項1
    に記載のフィルター。
  6. 【請求項6】 反応体が所望によりフィルター中の隣接層として配置される
    か又は3次元形状に折りたたまれているか又はフィルター中の単一層として配置
    されるフィルター紙に混入されている請求項1に記載のフィルター。
  7. 【請求項7】 反応体が酢酸セルロース繊維及び/又はポリプロピレン繊維
    と混合されている請求項1に記載のフィルター。
  8. 【請求項8】 反応体がフィルターのキャビティに混入されているか又は反
    応体がカーペット又は織物材料に混入されている請求項1に記載のフィルター。
  9. 【請求項9】 フィルターがエアーベンチレーションシステムの交換可能な
    フィルター要素を含む請求項1に記載のフィルター。
  10. 【請求項10】 アミノ変性シルカゲルを含むフィルターであって、官能基
    がアミノプロピルシリル基又は1以上のアミノアルキル又はポリ(アミノアルキ
    ル)官能基によって窒素上にさらに置換されたアミノプロピルシリル基であるフ
    ィルター。
  11. 【請求項11】 フィルターがエアーベンチレーションシステムに含められ
    ている請求項10に記載のフィルター。
  12. 【請求項12】 アミノ変性シリカゲルがシリカゲルに共有結合されたアミ
    ノプロピルシリル基を含む請求項11に記載のフィルター。
  13. 【請求項13】 官能基が3−アミノプロピルシリル基又はN−[2−アミ
    ノエチル]−3−アミノプロピルシリル基又はN−[3−アミノエチル]−3−
    アミノプロピルシリル基又はN−[N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチ
    ル]−3−アミノプロピルシリル基を含む請求項12に記載のフィルター。
  14. 【請求項14】 アミノ変性シリカゲルがフィルター要素上の被覆又はフィ
    ルター要素を形成する繊維材料のストランド上の被覆又はシリカゲルの如き粒子
    又は造形物品からなる請求項10に記載のフィルター。
  15. 【請求項15】 アミノ変性シリカゲルが所望によりフィルター中の隣接層
    として配置されるか又は3次元形状に折りたたまれているか又はフィルター中の
    単一層として配置されるフィルター紙に混入されている請求項10に記載のフィ
    ルター。
  16. 【請求項16】 アミノ変性シリカゲルが酢酸セルロース繊維及び/又はポ
    リプロピレン繊維と混合されている請求項10に記載のフィルター。
  17. 【請求項17】 アミノ変性シリカゲルがフィルターのキャビティに混入さ
    れているか又は反応体がカーペット又は織物材料に混入されている請求項10に
    記載のフィルター。
  18. 【請求項18】 フィルターがエアーベンチレーションシステムの交換可能
    なフィルター要素を含む請求項10に記載のフィルター。
  19. 【請求項19】 アミノ変性シリカゲルが少なくとも10μmの平均粒径を
    有するか又はアミノ変性シリカゲルが少なくとも60のメッシュサイズを有する
    粒子の形である請求項10に記載のフィルター。
  20. 【請求項20】 アミノ変性シリカゲルの全窒素含有量が約1〜3重量%、
    好ましくは1.5〜2.1重量%の範囲である請求項10に記載のフィルター。
  21. 【請求項21】 下記工程を含む、気体混合物の気体成分を除去するために
    有用なフィルターの製造方法: − 不揮発性無機支持体に共有結合された少なくとも一つの反応性官能基を含
    む反応体を調製する;及び − フィルターに反応体を混入する(反応体は気体混合物の気体成分と化学的
    に反応して気体混合物から気体成分を除去する)。
  22. 【請求項22】 反応体が気体混合物からアルデヒドの如き極性気体成分を
    除去するのに有効である請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 官能基が3−アミノプロピルシリル基又はN−[2−アミ
    ノエチル]−3−アミノプロピルシリル基又はN−[3−アミノエチル]−3−
    アミノプロピルシリル基又はN−[N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチ
    ル]−3−アミノプロピルシリル基を含むように反応体が調製される請求項21
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 3−アミノプロピルトリエトキシシラン又は3−アミノプ
    ロピルトリメトキシシラン又はN−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−
    エチレンジアミン又はN−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−ジエチ
    レントリアミンを含有する水性又は非水性溶液とシリカゲルを反応することによ
    って反応体が調製される請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 官能基が3−アミノプロピルシリル基の如きアミノプロピ
    ルシリル基である請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 反応体がフィルター要素上に反応体を被覆するか又はフィ
    ルター要素を形成する繊維材料のストランド上に反応体を被覆することによって
    フィルターに混入される請求項21に記載の方法。
  27. 【請求項27】 支持体がフィルター繊維を含み、反応体が好ましくは10
    〜50重量%の量でフィルター繊維に共有結合されている請求項21に記載の方
    法。
  28. 【請求項28】 反応体が所望によりフィルター中の隣接層として配置され
    るか又は3次元形状に折りたたまれているか又はフィルター中の単一層として配
    置されるフィルター紙に混入されている請求項21に記載の方法。
  29. 【請求項29】 反応体が酢酸セルロース繊維及び/又はポリプロピレン繊
    維と混合されている請求項21に記載の方法。
  30. 【請求項30】 反応体がフィルターのキャビティに混入されているか又は
    反応体がカーペット又は織物材料に混入されている請求項21に記載の方法。
  31. 【請求項31】 フィルターがエアーベンチレーションシステムの交換可能
    なフィルター要素を含む請求項21に記載の方法。
  32. 【請求項32】 反応体が少なくとも10μmの平均粒径を有するアミノ変
    性シリカゲルを含むか又は反応体が少なくとも60のメッシュサイズを有する粒
    子の形のアミノ変性シリカゲルを含む請求項21に記載の方法。
  33. 【請求項33】 アミノ変性シリカゲルの全窒素含有量が約1〜3重量%、
    好ましくは1.5〜2.1重量%の範囲である請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 反応体が気体混合物の気体成分と化学的に反応して気体混
    合物から気体成分を除去するように不揮発性無機支持体に共有結合された少なく
    とも一つの反応性官能基を含む反応体を含むフィルターと接触して気体混合物を
    通過させることを含む気体混合物の気体成分の除去方法。
  35. 【請求項35】 除去される気体混合物の成分が反応体と化学的に反応され
    かつ気体流に再侵入することが防止されるように気体混合物を発生させかつ気体
    混合物を含む気体流をフィルターと接触するように向ける工程をさらに含む請求
    項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 官能基が気体混合物からアルデヒド成分を除去するために
    有効なアミノプロピルシリル基であり、アルデヒド成分が気体混合物から除去さ
    れるように気体混合物が反応体と接触して通過される請求項34に記載の方法。
  37. 【請求項37】 官能基が気体混合物からホルムアルデヒドを除去するため
    に有効な3−アミノプロピルシリル基であり、ホルムアルデヒドが気体混合物か
    ら除去されるように気体混合物が反応体と接触して通過される請求項34に記載
    の方法。
  38. 【請求項38】 反応体が1以上のフィルター要素に位置されるアミノ変性
    シリカゲルを含み、気体混合物が1以上のフィルター要素と接触して通過される
    請求項34に記載の方法。
  39. 【請求項39】 支持体が粒子又は造形物品を含み、気体混合物が多量の粒
    子と接触して又は造形物品と接触して通過される請求項34に記載の方法。
  40. 【請求項40】 反応体が所望により3次元形状に成形されたフィルター紙
    に混入されているか又は反応体がフィルター要素に成形される繊維と組み合わさ
    れ、気体混合物がフィルター紙又はフィルター要素と接触して通過される請求項
    34に記載の方法。
  41. 【請求項41】 反応体が空気透過性フィルター体と組み合わされ、反応体
    が気体成分と化学的に反応して気体混合物から気体成分を除去するように気体混
    合物がフィルター体と接触して通過される請求項34に記載の方法。
  42. 【請求項42】 支持体がポリプロピレン及び/又は酢酸セルロース繊維の
    如きフィルター繊維を含み、反応体が10〜50重量%の量でフィルター繊維に
    共有結合され、気体成分が反応体と反応して気体成分が気体混合物から除去され
    るように気体混合物がフィルター繊維と接触して通過される請求項34に記載の
    方法。
  43. 【請求項43】 官能基が3−アミノプロピルシリル基又はN−[2−アミ
    ノエチル]−3−アミノプロピルシリル基又はN−[3−アミノエチル]−3−
    アミノプロピルシリル基又はN−[N−(2−アミノエチル)−2−アミノエチ
    ル]−3−アミノプロピルシリル基を含み、気体混合物が反応体と接触して通過
    される請求項34に記載の方法。
  44. 【請求項44】 反応体が約1〜3重量%、好ましくは1.5〜2.1重量
    %の範囲の全窒素含有量を有するアミノ変性シリカゲルを含み、気体混合物が反
    応体と接触して通過される請求項34に記載の方法。
  45. 【請求項45】 反応体がフィルターのキャビティに混入されているか又は
    反応体がカーペット又は織物材料に混入されており、気体混合物が反応体と接触
    して通過される請求項34に記載の方法。
  46. 【請求項46】 フィルターがエアーベンチレーションシステムの交換可能
    なフィルター要素を含み、気体混合物がフィルター要素と接触して通過される周
    囲空気を含む請求項34に記載の方法。
  47. 【請求項47】 反応体が少なくとも10μmの平均粒径を有するアミノ変
    性シリカゲル又は少なくとも60のメッシュサイズを有する粒子の形のアミノ変
    性シリカゲルを含み、気体混合物が反応体と接触して通過される請求項34に記
    載の方法。
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