JPH06104200B2 - 吸着シートの製造方法 - Google Patents
吸着シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH06104200B2 JPH06104200B2 JP1302627A JP30262789A JPH06104200B2 JP H06104200 B2 JPH06104200 B2 JP H06104200B2 JP 1302627 A JP1302627 A JP 1302627A JP 30262789 A JP30262789 A JP 30262789A JP H06104200 B2 JPH06104200 B2 JP H06104200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic amino
- amino acid
- activated carbon
- sheet
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は車両用あるいは家庭用空気清浄器の脱臭フィル
タ等として用いられ、特に、タバコの臭気の主要成分で
ある低級アルデヒド類の除去性能および保持性能に優れ
る吸着シートの製造方法に関する。
タ等として用いられ、特に、タバコの臭気の主要成分で
ある低級アルデヒド類の除去性能および保持性能に優れ
る吸着シートの製造方法に関する。
［従来の技術］ 従来より、空気中に含まれる臭気を除去し、浄化するた
めに、活性炭の有する物理吸着作用が広く利用されてお
り、例えば、活性炭を含有するシート材を作製し、これ
を加工して空気清浄器の脱臭フィルタに利用することが
行なわれている。
めに、活性炭の有する物理吸着作用が広く利用されてお
り、例えば、活性炭を含有するシート材を作製し、これ
を加工して空気清浄器の脱臭フィルタに利用することが
行なわれている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、活性炭はアセトアルデヒド、アンモニ
ア、硫化水素等、低分子量で極性を持つ臭気物質に対す
る吸着性能が低く、また、周囲の雰囲気によっては一旦
吸着した臭気物質を容易に再放出するという性質を有し
ている。
ア、硫化水素等、低分子量で極性を持つ臭気物質に対す
る吸着性能が低く、また、周囲の雰囲気によっては一旦
吸着した臭気物質を容易に再放出するという性質を有し
ている。
活性炭のこのような選択吸着性のため、例えば、喫煙時
に空気清浄器を作動させた場合、タバコの刺激臭は除去
されるが、甘い不快なにおいが残るといった問題があっ
た。この甘い不快なにおいは、タバコ煙中のアセトアル
デヒドが主原因と考えられており、活性炭単独では十分
な脱臭効果が得られない場合があった。また、経年使用
したフィルタよりこのアセトアルデヒドに起因する不快
臭が再放出されるという問題があり、これら臭気物質に
対し優れた吸着・除去性能を有する吸着フィルタの開発
が望まれている。
に空気清浄器を作動させた場合、タバコの刺激臭は除去
されるが、甘い不快なにおいが残るといった問題があっ
た。この甘い不快なにおいは、タバコ煙中のアセトアル
デヒドが主原因と考えられており、活性炭単独では十分
な脱臭効果が得られない場合があった。また、経年使用
したフィルタよりこのアセトアルデヒドに起因する不快
臭が再放出されるという問題があり、これら臭気物質に
対し優れた吸着・除去性能を有する吸着フィルタの開発
が望まれている。
しかして、本発明の目的は、特に、タバコ煙中のアセト
アルデヒドなど低級アルデヒド類に起因する臭気の除去
性能および保持性能に優れ、広範囲な臭気物質を吸着、
除去できるとともに、人体に安全で、廃棄処理も容易な
吸着シートの製造方法を提供することにある。
アルデヒドなど低級アルデヒド類に起因する臭気の除去
性能および保持性能に優れ、広範囲な臭気物質を吸着、
除去できるとともに、人体に安全で、廃棄処理も容易な
吸着シートの製造方法を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明では、活性炭、混抄
材、およびバインダを水に均一分散した紙料原液を調製
し、抄紙して活性炭シートを製作する工程と、芳香族ア
ミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類を溶媒に溶解して、
この溶液を芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類
の添着量が0.1〜30重量％の範囲となるように活性炭シ
ートに含浸、添着する工程と、溶液を含浸した活性炭シ
ートを乾燥する工程とにより吸着シートを製造するもの
である。
材、およびバインダを水に均一分散した紙料原液を調製
し、抄紙して活性炭シートを製作する工程と、芳香族ア
ミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類を溶媒に溶解して、
この溶液を芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類
の添着量が0.1〜30重量％の範囲となるように活性炭シ
ートに含浸、添着する工程と、溶液を含浸した活性炭シ
ートを乾燥する工程とにより吸着シートを製造するもの
である。
活性炭シートを製作する工程において、使用される活性
炭の形状は、粉末状、粒状または繊維状のいずれでもよ
く、これらの１種または２種以上を混合して使用するこ
とができる。
炭の形状は、粉末状、粒状または繊維状のいずれでもよ
く、これらの１種または２種以上を混合して使用するこ
とができる。
粉末状または粒状の活性炭としては、汎用されているヤ
シガラ活性炭や石炭系活性炭が、繊維状の活性炭として
は、セルロース系、フェノール樹脂系、アクリロニトリ
ル系、芳香族ポリアミド系、石油ピッチ系活性炭等、種
々の原料から得られたものを使用することができる。
シガラ活性炭や石炭系活性炭が、繊維状の活性炭として
は、セルロース系、フェノール樹脂系、アクリロニトリ
ル系、芳香族ポリアミド系、石油ピッチ系活性炭等、種
々の原料から得られたものを使用することができる。
混抄材として、これら活性炭に混抄される他の繊維とし
ては、パルプ等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、あ
るいはポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリオレフィン等の合成繊維の短繊維等が挙げられ
る。なかでも、十分に叩解されたパルプが、抄紙性、接
着性等に優れるため好ましい。
ては、パルプ等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、あ
るいはポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリオレフィン等の合成繊維の短繊維等が挙げられ
る。なかでも、十分に叩解されたパルプが、抄紙性、接
着性等に優れるため好ましい。
活性炭シートの製作は、通常に製紙方法と同じ手法を用
いて行なうことができる。例えば、混抄材となる繊維を
水中に懸濁させ、次いで活性炭およびバインダを混合し
て均一に撹拌し、紙料原液を調製する。バインダはシー
トの強度を向上させるためのもので、具体的には、例え
ばポリビニルアルコール等が使用される。その後、流下
式、円網式、長網式、短網式等のいずれかの方法で抄紙
することによりシート化する。また、紙料原液に、シー
トの地合いを良好にするため、あるいは活性炭と混抄材
の分散を均質にするための粘剤、例えばポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリルアミドや、乾燥機からのシート
離れを良好にするためのフッ素系の助剤などを添加して
もよい。
いて行なうことができる。例えば、混抄材となる繊維を
水中に懸濁させ、次いで活性炭およびバインダを混合し
て均一に撹拌し、紙料原液を調製する。バインダはシー
トの強度を向上させるためのもので、具体的には、例え
ばポリビニルアルコール等が使用される。その後、流下
式、円網式、長網式、短網式等のいずれかの方法で抄紙
することによりシート化する。また、紙料原液に、シー
トの地合いを良好にするため、あるいは活性炭と混抄材
の分散を均質にするための粘剤、例えばポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリルアミドや、乾燥機からのシート
離れを良好にするためのフッ素系の助剤などを添加して
もよい。
得られた活性炭シートは、次いで、芳香族アミノ酸また
は芳香族アミノ酸の塩類の含浸、添着工程に供する。
は芳香族アミノ酸の塩類の含浸、添着工程に供する。
低級アルデヒド類系の臭気の除去に対し、有効成分とな
る芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類として
は、ｏ−、ｍ−、ｐ−アミノ安息香酸、ｐ−アミノサリ
チル酸、ｍ−アミノサリチル酸等の芳香族アミノ酸、お
よびこれらのナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩類、
硫酸塩、硝酸塩等の無機塩類等が挙げられる。特に、作
業性、安全性、コストおよび除去性能等を考慮すると、
ｏ−、またはｐ−アミノ安息香酸、およびそのナトリウ
ム塩またはカリウム塩を用いるのが好ましい。これらの
芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類は１種で、
あるいはそれ以上、組合わせて使用することができる。
る芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類として
は、ｏ−、ｍ−、ｐ−アミノ安息香酸、ｐ−アミノサリ
チル酸、ｍ−アミノサリチル酸等の芳香族アミノ酸、お
よびこれらのナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩類、
硫酸塩、硝酸塩等の無機塩類等が挙げられる。特に、作
業性、安全性、コストおよび除去性能等を考慮すると、
ｏ−、またはｐ−アミノ安息香酸、およびそのナトリウ
ム塩またはカリウム塩を用いるのが好ましい。これらの
芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類は１種で、
あるいはそれ以上、組合わせて使用することができる。
芳香族アミノ酸またはその塩類を活性炭シートに添着す
る場合には、これらを適当な溶媒に溶解し、その溶液を
活性炭シートに含浸され、添着する。具体的な方法は特
に問わないが、活性炭シートを溶液中に含浸させるか、
あるいは溶液を活性炭シートに撒布、噴霧または塗布す
る方法等を用いることができる。
る場合には、これらを適当な溶媒に溶解し、その溶液を
活性炭シートに含浸され、添着する。具体的な方法は特
に問わないが、活性炭シートを溶液中に含浸させるか、
あるいは溶液を活性炭シートに撒布、噴霧または塗布す
る方法等を用いることができる。
このよう溶液状で使用することにより、芳香族アミノ酸
またはその塩類を活性炭シートに均一に分散させること
ができ、これらの有する臭消性能を最大限に発揮させる
ことができる。また、活性炭自身の有する広範な吸着性
能を低下させることがない。
またはその塩類を活性炭シートに均一に分散させること
ができ、これらの有する臭消性能を最大限に発揮させる
ことができる。また、活性炭自身の有する広範な吸着性
能を低下させることがない。
添着方法としては、例えば、芳香族アミノ酸またはその
塩類を粉末のまま添着させることも可能であるが、均一
に分散させることが難しく、除去性能が低下する。ま
た、活性炭シートの製作時に芳香族アミノ酸またはその
塩類を添加する方法はコスト高となり実用的ではない。
塩類を粉末のまま添着させることも可能であるが、均一
に分散させることが難しく、除去性能が低下する。ま
た、活性炭シートの製作時に芳香族アミノ酸またはその
塩類を添加する方法はコスト高となり実用的ではない。
芳香族アミノ酸またはその塩類を溶解する溶媒として
は、水、メタノール、エタノール、アセトンの他、クロ
ロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチル等が使用で
き、これら溶媒の１種、またはそれ以上の組合わせで使
用する。
は、水、メタノール、エタノール、アセトンの他、クロ
ロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチル等が使用で
き、これら溶媒の１種、またはそれ以上の組合わせで使
用する。
芳香族アミノ酸またはその塩類を前記溶媒に溶解する方
法は、速やかに溶解できる方法であればよく、例えばプ
ロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶解すればよい。
法は、速やかに溶解できる方法であればよく、例えばプ
ロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶解すればよい。
活性炭シートへの芳香族アミノ酸またはその塩類の添着
量は、0.1〜30重量％の範囲とするのが好ましい。添着
量が0.1重量％未満であると低級アルデヒド類による臭
気の除去効果が小さく、30重量％を越えると活性炭シー
トへの分散性が悪くなり、低級アルデヒド類による臭気
の除去性能も低下するばかりか、活性炭シート自身の各
種ガス吸着性能も低下する。より好ましくは0.5〜10重
量％の範囲で添着するのがよい。
量は、0.1〜30重量％の範囲とするのが好ましい。添着
量が0.1重量％未満であると低級アルデヒド類による臭
気の除去効果が小さく、30重量％を越えると活性炭シー
トへの分散性が悪くなり、低級アルデヒド類による臭気
の除去性能も低下するばかりか、活性炭シート自身の各
種ガス吸着性能も低下する。より好ましくは0.5〜10重
量％の範囲で添着するのがよい。
芳香族アミノ酸またはその塩類の溶液を含浸した活性炭
シートは、続いて乾燥工程において、溶媒を蒸発、乾燥
させる。活性炭シートを乾燥させる手段は特に問わない
が、例えば回転乾燥ドラム、加熱乾燥炉等を用いて加熱
乾燥させるのが通常である。あるいは他の乾燥手段、例
えば自然乾燥、天日乾燥、または冷風乾燥装置によって
もよい。
シートは、続いて乾燥工程において、溶媒を蒸発、乾燥
させる。活性炭シートを乾燥させる手段は特に問わない
が、例えば回転乾燥ドラム、加熱乾燥炉等を用いて加熱
乾燥させるのが通常である。あるいは他の乾燥手段、例
えば自然乾燥、天日乾燥、または冷風乾燥装置によって
もよい。
［作用］ 本発明では、アセトアルデヒドなどの低級アルデヒド類
に起因する臭気の除去のための有効成分として、芳香族
アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類を用いる。芳香族
アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類は低級アルデヒド
類と化学的に反応し、複数の分子量の大きい物質に変化
する。このため、低級アルデヒド類を確実に吸着・除去
することができ、再放出量を著しく低減させる。
に起因する臭気の除去のための有効成分として、芳香族
アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類を用いる。芳香族
アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩類は低級アルデヒド
類と化学的に反応し、複数の分子量の大きい物質に変化
する。このため、低級アルデヒド類を確実に吸着・除去
することができ、再放出量を著しく低減させる。
そして、本発明においては、予め活性炭と基材とするシ
ートを作製し、このシートに芳香族アミノ酸またはその
塩類を溶液状態で添着しているので、有効成分である芳
香族アミノ酸またはその塩類を活性炭シートに均一に分
散させることができ、活性炭シート自身の各種臭気物質
の吸着性能を低下させることなく、芳香族アミノ酸また
はその塩類の有する除去性能を最大限に発揮することを
可能にする。
ートを作製し、このシートに芳香族アミノ酸またはその
塩類を溶液状態で添着しているので、有効成分である芳
香族アミノ酸またはその塩類を活性炭シートに均一に分
散させることができ、活性炭シート自身の各種臭気物質
の吸着性能を低下させることなく、芳香族アミノ酸また
はその塩類の有する除去性能を最大限に発揮することを
可能にする。
［実施例］ 以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はその要旨を越えない限りこれら実施例により何等限定
されるものではない。
はその要旨を越えない限りこれら実施例により何等限定
されるものではない。
実施例１ 繊維長5mm、繊度1.5デニールの活性炭素繊維75重量部、
繊維長6mm、繊度４デニールのレーヨンパルプ20重量
部、ポリビニルアルコール繊維５重量部とをパルパーで
水中に分散、混合し、全繊維濃度が１％の紙料原液を調
製した。これを長網式抄紙機により抄紙して、活性炭シ
ートを得た。得られた活性炭シートは、厚み0.5mm、坪
量80g/m2であり、通気抵抗は通気線速度が3cm/sで5mmH2
Oであった。
繊維長6mm、繊度４デニールのレーヨンパルプ20重量
部、ポリビニルアルコール繊維５重量部とをパルパーで
水中に分散、混合し、全繊維濃度が１％の紙料原液を調
製した。これを長網式抄紙機により抄紙して、活性炭シ
ートを得た。得られた活性炭シートは、厚み0.5mm、坪
量80g/m2であり、通気抵抗は通気線速度が3cm/sで5mmH2
Oであった。
次に、以下１〜６の各種芳香族アミノ酸またはその塩類
を秤量し、それぞれ水10kgを入れた25l容器に入れた。
を秤量し、それぞれ水10kgを入れた25l容器に入れた。
1.o−アミノ安息香酸204g、 2.p−アミノ安息香酸204g、 3.o−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素ナトリウム118
g、 4.p−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素ナトリウム118
g、 5.o−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素カリウム140
g、 6.p−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素カリウム140、 これらをそれぞれプロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶解し
て、ｏ−アミノ安息香酸（試料No.1）、ｐ−アミノ安息
香酸（試料No.2）、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウム（試
料No.3）、ｐ−アミノ安息香酸ナトリウム（試料No.
4）、ｏ−アミノ安息香酸カリウム（試料No.5）、およ
びｐ−アミノ安息香酸カリウム（試料No.6）の２重量％
水溶液をそれぞれ調製した。
g、 4.p−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素ナトリウム118
g、 5.o−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素カリウム140
g、 6.p−アミノ安息香酸176gおよび炭酸水素カリウム140、 これらをそれぞれプロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶解し
て、ｏ−アミノ安息香酸（試料No.1）、ｐ−アミノ安息
香酸（試料No.2）、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウム（試
料No.3）、ｐ−アミノ安息香酸ナトリウム（試料No.
4）、ｏ−アミノ安息香酸カリウム（試料No.5）、およ
びｐ−アミノ安息香酸カリウム（試料No.6）の２重量％
水溶液をそれぞれ調製した。
次に、このようにして調製した各種水溶液を、それぞれ
上記活性炭シートに含浸させ、添着した。この添着方法
を第１図で説明すると、まず、芳香族アミノ酸または芳
香族アミノ酸の塩類の水溶液12を液槽13内に入れ、含浸
ローラ14によって活性炭シート11に含浸させた。その
後、溶液を含浸した活性炭シート11を、ガイドローラ15
を経て温度200℃に設定したドラム乾燥機16に通し、加
熱乾燥して、本発明の吸着シートを得た（試料No.1〜
６）。なお、各種芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸
の塩類の添着量は、いずれも2.5重量％であった。
上記活性炭シートに含浸させ、添着した。この添着方法
を第１図で説明すると、まず、芳香族アミノ酸または芳
香族アミノ酸の塩類の水溶液12を液槽13内に入れ、含浸
ローラ14によって活性炭シート11に含浸させた。その
後、溶液を含浸した活性炭シート11を、ガイドローラ15
を経て温度200℃に設定したドラム乾燥機16に通し、加
熱乾燥して、本発明の吸着シートを得た（試料No.1〜
６）。なお、各種芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸
の塩類の添着量は、いずれも2.5重量％であった。
得られた各吸着シートについて、アセトアルデヒドに対
する除去性能試験を次のようにして行なった。まず、吸
着シートを直径約47mmに切出してこれを第２図に示した
脱臭試験装置の脱臭カラム21に入れた。次に、臭気物質
気化器23を用いて所定量のアセトアルデヒド水溶液を気
化させながら25lの容器22内に導入した。アセトアルデ
ヒドの初期濃度は、3ppmとなるように適宜濃度を調節し
た。第１表に示す条件で、循環ポンプ24を用いて系内の
ガスを循環し、採気口25からマイクロシリンジによりガ
スを所定量採取して、ガスクロマトグラフでガス濃度の
変化を調べた。第２表にガスクロマトグラフの測定条件
を、測定結果を第３表に示した。なお、第２図中、26は
恒温恒湿槽、27は流量計、28はマノメータである。
する除去性能試験を次のようにして行なった。まず、吸
着シートを直径約47mmに切出してこれを第２図に示した
脱臭試験装置の脱臭カラム21に入れた。次に、臭気物質
気化器23を用いて所定量のアセトアルデヒド水溶液を気
化させながら25lの容器22内に導入した。アセトアルデ
ヒドの初期濃度は、3ppmとなるように適宜濃度を調節し
た。第１表に示す条件で、循環ポンプ24を用いて系内の
ガスを循環し、採気口25からマイクロシリンジによりガ
スを所定量採取して、ガスクロマトグラフでガス濃度の
変化を調べた。第２表にガスクロマトグラフの測定条件
を、測定結果を第３表に示した。なお、第２図中、26は
恒温恒湿槽、27は流量計、28はマノメータである。
また、比較のため、無添着の活性炭シートを用いて、同
様にしてアセトアルデヒドに対する除去性能試験を行な
った。結果を試料No.C1として第３表に併記する。
様にしてアセトアルデヒドに対する除去性能試験を行な
った。結果を試料No.C1として第３表に併記する。
表に明らかなように、本発明の吸着シート（試料No.1〜
６）の30分後におけるアセトアルデヒド濃度は1.0ppm前
後と大幅に低下している。これに対し、比較例の試料N
o.C1では2.7ppmと、初期濃度の3ppmからほとんど低下し
ておらず、本発明の吸着シートがアセトアルデヒドに対
し優れた除去性能を有することがわかる。
６）の30分後におけるアセトアルデヒド濃度は1.0ppm前
後と大幅に低下している。これに対し、比較例の試料N
o.C1では2.7ppmと、初期濃度の3ppmからほとんど低下し
ておらず、本発明の吸着シートがアセトアルデヒドに対
し優れた除去性能を有することがわかる。
実施例２ 水10kgを25l容器に入れ、この容器にｏ−アミノ安息香
酸ナトリウム204gを加えてプロペラ撹拌器で撹拌、溶解
して、2.5重量％のｏ−アミノ安息香酸ナトリウムの水
溶液を調製した（試料No.7）。また、同様にして、2.5
重量％のｏ−アミノ安息香酸ナトリウムのメタノール溶
液（試料No.8）、エタノール溶液（試料No.9）、および
アセトン溶液（試料No.10）をそれぞれ調製した。
酸ナトリウム204gを加えてプロペラ撹拌器で撹拌、溶解
して、2.5重量％のｏ−アミノ安息香酸ナトリウムの水
溶液を調製した（試料No.7）。また、同様にして、2.5
重量％のｏ−アミノ安息香酸ナトリウムのメタノール溶
液（試料No.8）、エタノール溶液（試料No.9）、および
アセトン溶液（試料No.10）をそれぞれ調製した。
次に、実施例１で作製したのと同じ活性炭シートに、こ
れらの溶液を同様の方法で含浸させ、ｏ−アミノ安息香
酸を添着して本発明の吸着シートを得た（試料No.7〜1
0）。
れらの溶液を同様の方法で含浸させ、ｏ−アミノ安息香
酸を添着して本発明の吸着シートを得た（試料No.7〜1
0）。
得られた吸着シートについて、実施例１と同様にしてア
セトアルデヒドに対する除去性能試験を行ない、結果を
第４表に示した。また表には上記比較例（試料No.C1）
の結果を併せ示した。
セトアルデヒドに対する除去性能試験を行ない、結果を
第４表に示した。また表には上記比較例（試料No.C1）
の結果を併せ示した。
表に明らかなように、本発明の吸着シート（試料No.7〜
10）の30分後におけるアセトアルデヒド濃度は1.0ppm前
後と大幅に低下しており、比較例に対し優れた除去性能
を有することがわかる。
10）の30分後におけるアセトアルデヒド濃度は1.0ppm前
後と大幅に低下しており、比較例に対し優れた除去性能
を有することがわかる。
実施例３ 実施例１で作製した本発明の吸着シート（試料No.1〜
６）について、アセトアルデヒドに対する保持性能試験
を次のようにして行なった。
６）について、アセトアルデヒドに対する保持性能試験
を次のようにして行なった。
まず、吸着シートを直径約47mmφに切出して前記第２図
の脱臭カラム21に入れた。次に臭気物質気化器23を用い
て、所定量のアセトアルデヒド水溶液を気化させながら
25lの容器22内に導入した。アセトアルデヒドの初期濃
度は、10ppmとなるように適宜濃度を調節した。
の脱臭カラム21に入れた。次に臭気物質気化器23を用い
て、所定量のアセトアルデヒド水溶液を気化させながら
25lの容器22内に導入した。アセトアルデヒドの初期濃
度は、10ppmとなるように適宜濃度を調節した。
第１表の条件で、循環ポンプ24を用いてアセトアルデヒ
ドの濃度がは5ppmになるまで系内のガスを循環し、吸着
シートに一定量のアセトアルデヒドを吸着させた。続い
て、容器22内のガスを清浄空気と入替え50℃に加熱し
た。再度第１表の条件で系内ガスを循環して、吸着シー
トから脱離する容器22内のアセトアルデヒドの濃度変化
を求め、保持性能を評価した。なお、アセトアルデヒド
の分析条件は実施例１と同じである。
ドの濃度がは5ppmになるまで系内のガスを循環し、吸着
シートに一定量のアセトアルデヒドを吸着させた。続い
て、容器22内のガスを清浄空気と入替え50℃に加熱し
た。再度第１表の条件で系内ガスを循環して、吸着シー
トから脱離する容器22内のアセトアルデヒドの濃度変化
を求め、保持性能を評価した。なお、アセトアルデヒド
の分析条件は実施例１と同じである。
また、比較例である試料No.C1の無添着シートについて
も同様の保持性能試験を行い、これらの結果を第５表に
示した。
も同様の保持性能試験を行い、これらの結果を第５表に
示した。
第５表より、本発明の吸着シートを用いた場合には、容
器22内のアセトアルデヒド濃度が低く、アセトアルデヒ
ドの脱離が少ないこと、すなわち、保持性能が優れてい
ることがわかる。
器22内のアセトアルデヒド濃度が低く、アセトアルデヒ
ドの脱離が少ないこと、すなわち、保持性能が優れてい
ることがわかる。
実施例４ 第６表に示す量のｏ−アミノ安息香酸ナトリウムおよび
水を25l容器に入れ、プロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶
解し、各種濃度のｏ−アミノ安息香酸ナトリウム水溶液
を調製した（試料No.11〜16、C2〜C4）。
水を25l容器に入れ、プロペラ撹拌機を用いて撹拌、溶
解し、各種濃度のｏ−アミノ安息香酸ナトリウム水溶液
を調製した（試料No.11〜16、C2〜C4）。
実施例１で作製した活性炭シートに、これら各種濃度の
ｏ−アミノ安息香酸ナトリウム水溶液を含浸させ、添着
した。添着には第３図に示す装置を用い、試料No.11〜1
6、C2〜C4の各種溶液32を液槽33内に入れ、活性炭シー
ト31をガイドローラ34を用いて溶液32に浸漬した。溶液
を含浸させた活性炭シート31は、続いて絞りローラ35に
より余分な溶液を絞り取り、その後温度200℃に設定し
たドラム乾燥機36を通し、加熱乾燥して添着量の異なる
各種吸着シートを得た（試料No.11〜16、C2〜C4）。活
性炭シートに添着されたｏ−アミノ安息香酸ナトリウム
の固形分量（添着量）は第７表に示す通りであった。
ｏ−アミノ安息香酸ナトリウム水溶液を含浸させ、添着
した。添着には第３図に示す装置を用い、試料No.11〜1
6、C2〜C4の各種溶液32を液槽33内に入れ、活性炭シー
ト31をガイドローラ34を用いて溶液32に浸漬した。溶液
を含浸させた活性炭シート31は、続いて絞りローラ35に
より余分な溶液を絞り取り、その後温度200℃に設定し
たドラム乾燥機36を通し、加熱乾燥して添着量の異なる
各種吸着シートを得た（試料No.11〜16、C2〜C4）。活
性炭シートに添着されたｏ−アミノ安息香酸ナトリウム
の固形分量（添着量）は第７表に示す通りであった。
得られた吸着シートについて、アセトアルデヒドおよび
トルエンの除去性能試験を次のようにして行なった。吸
着シート（No.11〜16、C2〜C4）をそれぞれ1g秤量し、5
l容量のガス非透過性の袋に入れた。この袋に50％アセ
トアルデヒド水溶液10μｌ（または純トルエン60μｌ）
を臭気物質気化器で気化させて5lの空気とともに導入し
て密封し、室温で24時間放置した。その後、袋中の残留
アセトアルデヒド濃度（または残留トルエン濃度）をガ
スクロマトグラフで測定した。測定条件は実施例１と同
様とした。
トルエンの除去性能試験を次のようにして行なった。吸
着シート（No.11〜16、C2〜C4）をそれぞれ1g秤量し、5
l容量のガス非透過性の袋に入れた。この袋に50％アセ
トアルデヒド水溶液10μｌ（または純トルエン60μｌ）
を臭気物質気化器で気化させて5lの空気とともに導入し
て密封し、室温で24時間放置した。その後、袋中の残留
アセトアルデヒド濃度（または残留トルエン濃度）をガ
スクロマトグラフで測定した。測定条件は実施例１と同
様とした。
アセトアルデヒドおよびトルエンの残留濃度、これら臭
気物質の除去率、各吸着シートのアセトアルデヒドおよ
びトルエン吸着量を第７表に示す。さらに、試料No.C1
の無添着のシートについても同様にアセトアルデヒドお
よびトルエンの除去性能試験を行なって結果を第７表に
併記した。
気物質の除去率、各吸着シートのアセトアルデヒドおよ
びトルエン吸着量を第７表に示す。さらに、試料No.C1
の無添着のシートについても同様にアセトアルデヒドお
よびトルエンの除去性能試験を行なって結果を第７表に
併記した。
なお、試料除去率は下記（１）式により求めた。
ここでブランク濃度は、吸着シートを袋に入れないで同
様の処理を行なった場合の残留濃度であり、アセトアル
デヒドのブランク濃度は381.0ppm、トルエンのブランク
濃度は889.2ppmであった。
様の処理を行なった場合の残留濃度であり、アセトアル
デヒドのブランク濃度は381.0ppm、トルエンのブランク
濃度は889.2ppmであった。
また、吸着量は、ブランク濃度とこの残留濃度から下記
（２）式に基づいて計算で求めた。
（２）式に基づいて計算で求めた。
Mw:アセトアルデヒド（トルエン）の分子量 V :容器の容量（ｌ） CA：ブランク濃度（ppm） CB：残留濃度（ppm） w :試料重量（ｇ） この結果、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウムの添着によ
り、アセトアルデヒドの残留濃度の低減が認められ、特
に、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウムの添着量を0.1重量
％以上とした場合に、無添着の試料No.C1に対し明らか
な効果が見られる。一方、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウ
ムの添着量が30重量％を越えるとトルエンの除去率が低
下し、添着量50重量％の試料No.C4ではトルエンの除去
率19.4％と、アセトアルデヒド以外のガス吸着性能が著
しく低下する。以上より、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウ
ムの添着量は、0.1重量％〜30重量％の範囲が有効であ
るといえる。
り、アセトアルデヒドの残留濃度の低減が認められ、特
に、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウムの添着量を0.1重量
％以上とした場合に、無添着の試料No.C1に対し明らか
な効果が見られる。一方、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウ
ムの添着量が30重量％を越えるとトルエンの除去率が低
下し、添着量50重量％の試料No.C4ではトルエンの除去
率19.4％と、アセトアルデヒド以外のガス吸着性能が著
しく低下する。以上より、ｏ−アミノ安息香酸ナトリウ
ムの添着量は、0.1重量％〜30重量％の範囲が有効であ
るといえる。
［発明の効果］ 以上のように、本発明の方法によって得られる吸着シー
トは、アセトアルデヒドなど低級アルデヒド類による臭
気の除去性能に優れ、従来の脱臭材では困難であったタ
バコによる甘い不快臭の除去に著しい効果を示す。しか
も、吸着した臭気物質の保持性能にも優れるので、臭気
物質が再放出することを防止する。
トは、アセトアルデヒドなど低級アルデヒド類による臭
気の除去性能に優れ、従来の脱臭材では困難であったタ
バコによる甘い不快臭の除去に著しい効果を示す。しか
も、吸着した臭気物質の保持性能にも優れるので、臭気
物質が再放出することを防止する。
さらに、芳香族アミノ酸またはその塩類を溶液状で添着
させたので、基材である活性炭シートに均一に分散させ
ることができ、またその添着量を所定範囲としたので、
基材である活性炭シート自身の除去性能を低下させるこ
となく、芳香族アミノ酸またはその塩類の有する特性を
最大限に発揮することができる。従って、家庭あるいは
車室内等において発生する種々の臭気物質の除去に有効
であり、広範な用途に使用可能である。また、人体に対
し安全で、廃棄処理も容易であるなどの効果を有する。
させたので、基材である活性炭シートに均一に分散させ
ることができ、またその添着量を所定範囲としたので、
基材である活性炭シート自身の除去性能を低下させるこ
となく、芳香族アミノ酸またはその塩類の有する特性を
最大限に発揮することができる。従って、家庭あるいは
車室内等において発生する種々の臭気物質の除去に有効
であり、広範な用途に使用可能である。また、人体に対
し安全で、廃棄処理も容易であるなどの効果を有する。
第１図は本発明実施例１における吸着シートの製造工程
を示す図、第２図は本発明実施例１で使用した脱臭試験
装置の全体構成図、第３図は本発明実施例４における吸
着シートの製造工程を示す図である。
を示す図、第２図は本発明実施例１で使用した脱臭試験
装置の全体構成図、第３図は本発明実施例４における吸
着シートの製造工程を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 正治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の１ 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 赤土 肇 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 加藤 健一 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 亀田 康寿 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本電 装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−48138（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−129054（ＪＰ，Ａ)
Claims (4)
- 【請求項１】活性炭、混抄材、およびバインダを水に均
一分散した紙料原液を調製し、抄紙して活性炭シートを
製作する工程と、芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸
の塩類を溶媒に溶解して、この溶液を芳香族アミノ酸ま
たは芳香族アミノ酸の塩類の添着量が0.1〜30重量％の
範囲となるように活性炭シートに含浸、添着する工程
と、溶液を含浸した活性炭シートを乾燥する工程とを有
することを特徴とする吸着シートの製造方法。 - 【請求項２】芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩
類が、ｏ−、またはｐ−アミノ安息香酸およびその塩類
から選ばれる少なくとも一種である請求項１記載の吸着
シートの製造方法。 - 【請求項３】芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸の塩
類が、ｏ−、またはｐ−アミノ安息香酸およびそのナト
リウム塩またはカリウム塩から選ばれる少なくとも一種
である請求項１記載の吸着シートの製造方法。 - 【請求項４】芳香族アミノ酸または芳香族アミノ酸を溶
解する溶媒が、水、メタノール、エタノール、またはア
セトンから選ばれる少なくとも一種である請求項１記載
の吸着シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1302627A JPH06104200B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 吸着シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1302627A JPH06104200B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 吸着シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03161050A JPH03161050A (ja) | 1991-07-11 |
| JPH06104200B2 true JPH06104200B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=17911259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1302627A Expired - Lifetime JPH06104200B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 吸着シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06104200B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3309428B2 (ja) * | 1992-06-24 | 2002-07-29 | 株式会社デンソー | 脱臭剤及びその製造方法 |
| JPH09271662A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Aguri Create:Kk | 炭素入り包装用資材 |
| JP2008188251A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Suminoe Textile Co Ltd | アルデヒド類消臭フィルターとその製造方法 |
| JP5618518B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-11-05 | 株式会社キャタラー | 脱臭シート、繊維状脱臭材及びその製造方法 |
| US8500880B2 (en) * | 2009-11-24 | 2013-08-06 | Corning Incorporated | Amino acid salt articles and methods of making and using them |
| JP5559719B2 (ja) * | 2011-02-14 | 2014-07-23 | 田中製紙工業株式会社 | 脱臭用シート |
| JP7288647B2 (ja) * | 2018-11-14 | 2023-06-08 | ユニチカ株式会社 | フィルタ |
| EP3760237A4 (en) | 2018-02-28 | 2021-12-01 | Unitika Ltd. | ACTIVE CARBON SHEET FOR AIR PURIFICATION |
| JP6511557B1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-05-15 | ユニチカ株式会社 | 空気清浄用湿式混抄シート |
| CN114045530B (zh) * | 2021-11-30 | 2022-12-30 | 广东先导稀材股份有限公司 | 一种从硫酸铟电解液中净化除锡的方法 |
| CN115518618B (zh) * | 2022-11-02 | 2023-09-19 | 江西省科学院应用化学研究所 | 一种氮掺杂多孔碳材料及其制备方法和应用 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1302627A patent/JPH06104200B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03161050A (ja) | 1991-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6790095B2 (ja) | グラフェン吸着材、その製造方法とその適用、及びタバコフィルターとタバコ | |
| JP2002528105A (ja) | 気体成分の選択的除去のためのフィルター | |
| CN106000316B (zh) | 一种石墨烯吸附材料、其制备方法及其应用和卷烟过滤嘴 | |
| JPH06104200B2 (ja) | 吸着シートの製造方法 | |
| WO2019167975A1 (ja) | 空気清浄用活性炭シート | |
| CN107537439B (zh) | 一种石墨烯吸附材料、其制备方法及其应用和卷烟过滤嘴 | |
| JPH02115020A (ja) | 低級アルデヒド類の除去剤 | |
| JP3407748B2 (ja) | 吸着性シート | |
| JP2008132089A (ja) | タバコ消臭フィルターとその製造方法 | |
| JP5229784B2 (ja) | タバコ消臭フィルター | |
| JPH0549922A (ja) | 空気浄化剤 | |
| JP2950683B2 (ja) | 空気浄化剤及び空気浄化装置 | |
| JPH06196B2 (ja) | 空気浄化剤 | |
| JPH11285633A (ja) | 低級脂肪族アルデヒド類の吸着除去剤 | |
| JPS589670B2 (ja) | アセテ−トフイルタ− | |
| JPH0417696B2 (ja) | ||
| JP7103642B2 (ja) | 脱臭材及び脱臭シート | |
| JPH0947623A (ja) | 吸着性シート及びその製造方法 | |
| JPS5843942Y2 (ja) | 吸着用濾紙 | |
| JP2002166167A (ja) | 低級アルデヒド類吸着用活性炭シートとその製造方法 | |
| JPS62360A (ja) | 消臭フイルタ− | |
| JP2001198457A (ja) | 吸着剤、その製造方法およびフィルター材料 | |
| JPH0625998A (ja) | イオン消臭紙 | |
| WO2009031248A1 (ja) | アミノ化合物とシリカゲルとを含む組成物およびたばこフィルタ | |
| JPS60202734A (ja) | ペースト状組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221 Year of fee payment: 15 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |