JP2002525238A - 自動車のハザードランプの順調な作動を診断する方法および装置 - Google Patents
自動車のハザードランプの順調な作動を診断する方法および装置Info
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Abstract
Description
。
ランプは車の方向変更指示ランプ(左ウィンカーと右ウィンカー)の周期的な同
時点灯を特色とする。
立往生の状態(危険な駐車、故障など)を近辺にいる車に知らせるときに用いる
ためのものである。
とは有益である。すなわち、ドライバーがハザードランプをつけようと決めるの
は、危険をはらむ状況を他のドライバーに知らせるためであり、ハザードランプ
が本来の機能を果たすために正しく作動することは是非とも必要である。
的のためには、1つでもランプに欠陥があるかどうか確かめるにはウィンカーの
給電回路を通る電流を読み直しさえすればよかった。実際、正常な作動状態で、
点滅しているとき、左と右の経路は互いに独立している。したがって、左の経路
だけに給電すると左のウィンカー(前後)が作動する。右の経路についても同じ
である。その結果、2つの経路を通る電流を足した電流の読み直しを行い、また
、給電されている経路にだけ行った測定値を参照すれば、どちら側に使用不能の
ランプがあるか自動的に確かめられる。次に、欠陥ランプ側に接続された計器盤
上の点滅表示ランプが小刻みに点滅して、この情報がドライバーへ伝えられる。
このように、左側で欠陥ランプが探知されると、左側表示ランプの点滅度数が倍
増する。
断が前提になるので、ハザードランプを診断するにはウィンカーの診断を用いる
のが適切である。つまり、そうすることで補足的な装置を追加せずにすむ。残念
ながら、ウィンカーの診断は両側の回路を通る電流をただ読み直すだけであるし
、また、両側の回路は同時に給電されるので(ハザードランプの場合)、ハザー
ドランプの診断をするためにウィンカー機能の診断を使うという単純なやり方で
は対処できない。つまり、この場合、欠陥ランプはどちら側にあるのか確かめら
れず、さらに重大な点は、ランプ全体の周期的な給電による内部抵抗の変化が、
欠陥ランプから生じる内部抵抗の変化より大きいことである。その結果、ハザー
ドランプの診断を行うためにウィンカーの診断装置を使うことはできない。
装置によって、ハザードランプの診断を行うことを目的とする。
対象とする。この方法は以下の内容を特徴とする: 車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間を交互にずらす、 この時間的ずれにおいてハザードランプの給電回路を通る電流を測定する、 基準値と測定値を比べる、それにより一方のランプが使用不能かどうか結論を
出し、使用不能の場合はドライバーにそれを知らせる。
れている瞬間にその回路内を通過する電流を測定できる。その結果、1つでも欠
陥ランプが探知されると、車のどちら側にこの欠陥ランプがあるのか明らかにで
きる。そのうえ、一方の指示ランプが給電されているときに(片側のみ)、しか
もランプの点灯終了のときのみ(すなわち電流がランプ内部で低レベルで安定し
ているとき)、この電流測定を実施するので、点灯開始のときの呼出し電流によ
るランプの抵抗変化を避けることができ、その結果、測定された電流の変化は直
接、欠陥ランプを表すことになる。
車の一方のランプを通る電流が明確になり、2回目の測定により他方のランプを
通る電流が明確になることである。
の結果、左右のウィンカーは、同時に点灯し同時に消灯するように見える(車の
観察者にとって)。しかし実際には点灯は同時であるが消灯は相次いで行われる
。
ある。有利には、15msのオーダーである。
れる。したがって、ハザードランプの順調な作動の診断を常時行える。
だしこの記述は一例であり、限定的なものではない。また、記述内容は添付され
た図を参照されたい。図の内容は次のとおりである。
方法は、(第1段階において)車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間
を交互にずらすことである。
ンプを作動させる瞬間をt0とする。図1に表示する上方の線は右側ウィンカー
の点灯時間を示し、下方の線は同様に左側ウィンカーの点灯時間を示す。ハザー
ドランプを起動したとき(t0)、左右のウィンカーは同時に給電される。
。この呼出し電流は強度を急速に失い、すぐに値iCのあたりで安定する。
左側ウィンカーの方は瞬間t2で止められる。この時間間隔dは左右の方向変更
指示ランプ(ウィンカー)の点灯終了の時間的ずれを表す。
ザードランプ全体を通過する電流の強度の読取りが従来どおり実施される。左側
のランプだけ給電されているので、測定された強度の値を基準値と比べ、測定値
が基準値より低ければ、左側の少なくとも1つのランプが使用不能という結論が
出る。この場合、例えばウィンカーの左側表示ランプの点滅頻度を倍増すること
で、ドライバーにそのことを知らせる。この点滅表示ランプは車の計器盤に従来
どおり配置されている表示ランプである。
、次に右ウィンカーへの給電を止める。今度はこれに代わって、1つの経路(右
)の給電を止め、次にもう一方の経路(左)の給電を止める。次のサイクルでは
その逆にする。
ンプ内を流れる電流の強度を測定する。そこでも、測定値が基準値より低ければ
、右側のランプが使用不能との結論が出て、ドライバーにそのことが知らされる
。今度は、点滅頻度が倍増するのはウィンカーの右側表示ランプである。
これらのランプの同時点灯が終わったときである。そのために、ランプを流れる
電流の強度が安定するのを待ってから測定が実施できる。その結果、その瞬間に
分かる電流の変化は直接、ランプの作動の欠陥を示すことになる。この時間的ず
れをランプへの給電の瞬間に実行すれば、呼出し電流i0の変化がランプの作動
欠陥を覆い隠し、そのときのハザードランプ診断はまったく不可能であろう。
状態であることは留意すべきである。したがって、見ている者は、一方の経路が
他方の経路より先だと気づくことはないだろう。そのために、この時間的ずれd
は50msを超えないようにする。有利には、この時間的ずれは15msのオー
ダーである。このようなずれによって、ハザードランプ制御装置に接続されてい
る中央計算ユニット(図示なし)は、電流の強度を正確に測定し、それを比較し
、ドライバーに作動障害を知らせることができる。
の内容を特徴とする: − 車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間を交互にずらす、 − この時間的ずれにおいて上記ハザードランプの給電回路を通る電流を測定
する、 − それによって、1つでも使用不能のランプがあるかどうかの結論を出し、
ある場合はそのことをドライバーに知らせる。
れを明らかにするように適合されているのみならず、使用不能のランプが車のど
ちら側にあるかもつきとめ、それをドライバーに知らせる点である。
ものを含む: − 車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間を交互にずらす手段、 − この時間的ずれにおいてハザードランプの給電回路を通る電流を測定する
手段、 − 電流の測定値を基準値と比較する手段、 − それによって1つでも使用不能のランプがあるかどうかの結論を出すよう
に適合された計算手段、 − 少なくとも1つでも使用不能のハザードランプがあればそれをドライバー
に知らせる手段。
く、専門家の理解できるすべての類型を包含する。例えば、交互に時間をずらす
ことによって、電流の強度以外の量を測定できる。ただし、この量がハザードラ
ンプの作動欠陥を表示する場合に限る。
Claims (7)
- 【請求項1】 自動車のハザードランプの順調な作動を診断する方法におい
て、 車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間を交互にずらし、 該時間的ずれにおいて、上記ランプの給電回路を通る電流を測定し、 前記測定値を基準値と比べ、そこから、1つでも使用不能のランプがあるかど
うかの結論を出し、 使用不能ランプがある場合は、ドライバーにそのことを知らせることを特徴と
する方法。 - 【請求項2】 前記点灯終了のずれは最大で50msである、請求項1によ
る方法。 - 【請求項3】 有利には前記ずれは15msのオーダーである、請求項2に
よる方法。 - 【請求項4】 ハザードランプの作動中ずっと連続して実施される、請求項
1から3のいずれか1項による方法。 - 【請求項5】 使用不能のランプが車のどちら側にあるか明確にするように
適合され、ドライバーにそれを知らせる、請求項1から4のいずれか1項による
方法。 - 【請求項6】 前記左と右のランプの点灯終了の間にあたる時間的ずれが肉
眼で見分けられない、請求項1から5のいずれか1項による方法。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項による方法を実行に移す診断
装置において、 車の左と右の方向変更指示ランプの点灯終了時間を交互にずらす手段、 前記時間的ずれにおいて、ハザードランプの給電回路を通る電流を測定する手
段、 電流測定値を基準値と比較する手段、 そこから、1つでも使用不能のランプがあるかどうかの結論を出すように適合
された計算手段、 1つでも使用不能のハザードランプがあるとき、それをドライバーに知らせる
手段を有することを特徴とする装置。
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