JP3494833B2 - ハザード表示装置 - Google Patents

ハザード表示装置

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JP3494833B2
JP3494833B2 JP33976796A JP33976796A JP3494833B2 JP 3494833 B2 JP3494833 B2 JP 3494833B2 JP 33976796 A JP33976796 A JP 33976796A JP 33976796 A JP33976796 A JP 33976796A JP 3494833 B2 JP3494833 B2 JP 3494833B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/46Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for giving flashing caution signals during drive, other than signalling change of direction, e.g. flashing the headlights or hazard lights

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両から送信され
る入力信号に基づき表示部を常に一定の点滅周期で表示
するハザード表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、各種の運転情報が車両
に搭載された各種計器あるいは表示装置に送信されて、
この表示装置に各種の情報が表示される。この場合、各
種情報を多重信号により表示装置内のCPUに送信し、
このCPUにより多重信号を処理して各種の装置を駆動
している。
【0003】このような表示装置の一つとして、故障等
で路上に駐車する車が危険防止上点滅するハザードラン
プ(非常点滅表示灯)を有するハザード表示装置があ
る。この表示装置は、図5に示すタイミングチャートに
従って点滅駆動を行なう。
【0004】まず、ハザードスイッチをオンすると、こ
のハザードスイッチからの信号を入力した主制御ユニッ
ト内のCPUは、多重ラインハザード信号及び多重ライ
ンハザード点滅信号を多重ラインに送出する。ここで、
多重ラインハザード点滅信号の周期Taは、例えば、7
00msである。
【0005】次に、多重ラインに接続されたエンジン制
御ユニットは、多重ラインからの多重ラインハザード信
号により、多重ライン点滅同期信号のタイミングに合わ
せて、自己のタイミングと多重ラインにおける割り込み
タイミングによって前ハザード出力信号を前ハザードラ
ンプに出力している。
【0006】一方、多重ラインに接続されたトランク制
御ユニットは、多重ラインからの多重ラインハザード信
号により、多重ライン点滅同期信号のタイミングに合わ
せて、自己のタイミングと多重ラインにおける割り込み
タイミングによって後ハザード出力信号を後ハザードラ
ンプに出力している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多重信
号を伝送しているため、それぞれのユニットのスピード
または多重ラインにおける割り込みタイミングによっ
て、前ハザード出力信号や後ハザード出力信号のオン及
びオフ時間が一定しない。
【0008】例えば、前ハザード出力信号の周期T1
1、前ハザード出力信号の周期T12、後ハザード出力
信号の周期T13、後ハザード出力信号の周期T14と
は相互に周期値が異なる。このため、前ハザードランプ
及び後ハザードランプが一定の点滅周期で表示されない
ため、視認性が悪かった。
【0009】本発明は、表示部を常に一定の点滅周期で
表示して、多重伝送装置に適用し得るハザード表示装置
を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、
車両側から多重ラインを介して送られてくる多重ライン
ハザード信号に基づきハザードランプを点滅駆動するハ
ザード表示装置において、前記多重ラインハザード信号
に基づき各周期毎にハザードランプの第1点灯時間を
消灯時間に対して短く設定しかつ前記第1点灯時間を
トリガ期間として用いる多重ライン点滅同期信号を発生
する点滅同期信号発生部と、前記多重ラインハザード信
号と前記多重ライン点滅同期信号に基づき前記多重ラ
イン点滅同期信号の前記トリガ期間内にハザードランプ
の点灯を開始させ各周期毎に第2点灯時間と第2消灯時
間とを等しく設定しかつ前記トリガ期間内の点灯開始時
から次のトリガ期間内の点灯開始時までの時間を前記
重ライン点滅同期信号の周期と同じに設定したハザード
出力信号を発生するハザード出力信号発生部と、このハ
ザード出力信号発生部で発生したハザード出力信号に基
づき前記ハザードランプを点滅駆動するランプ駆動部と
を備えることを特徴とする。
【0011】 この発明によれば、点滅同期信号発生部
は、多重ラインハザード信号に基づき各周期毎にハザー
ドランプの第1点灯時間を第1消灯時間に対して短く設
定しかつ前記第1点灯時間をトリガ期間として用いる
重ライン点滅同期信号を発生し、ハザード出力信号発生
部は、多重ラインハザード信号と多重ライン点滅同期信
に基づき多重ライン点滅同期信号のトリガ期間内に
ハザードランプの点灯を開始させ各周期毎に第2点灯時
間と第2消灯時間とを等しく設定しかつトリガ期間内の
点灯開始時から次のトリガ期間内の点灯開始時までの時
間を多重ライン点滅同期信号の周期と同じに設定したハ
ザード出力信号を発生するので、ランプ駆動部は、この
ハザード出力信号により一定の点滅周期でハザードラン
プを点滅駆動できる。
【0012】請求項2の発明において、前記ハザードラ
ンプは、車両の前部に設けられた前ハザードランプと、
車両の後部に設けられた後ハザードランプとからなり、
前記ハザード出力信号発生部は、前ハザード出力信号を
発生する前ハザード出力信号発生部と、前ハザード出力
信号の点灯開始時とは異なる点灯開始時を持つ後ハザー
ド出力信号を発生する後ハザード出力信号発生部とから
なり、前記ランプ駆動部は、前ハザード出力信号に基づ
き前ハザードランプを点滅駆動する第1の駆動部と、後
ハザード出力信号に基づき後ハザードランプを点滅駆動
する第2の駆動部とからなることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、前ハザード出力信号に
より前ハザードランプを点滅駆動できると共に、後ハザ
ード出力信号により後ハザードランプを点滅駆動でき
る。
【0014】 請求項3の発明は、前ハザード出力信号
及び後ハザード出力信号により前ハザードランプ及び後
ハザードランプが所定回数点滅を繰り返した後に前ハザ
ード出力信号と後ハザード出力信号とのタイミング差が
所定の時間を越えたかどうかを判定する前後ハザード信
号判定部と、前記タイミング差が所定の時間を越えたと
きには、その時刻から前後のハザード出力信号を前記多
重ライン点滅同期信号の前記次のトリガ期間内における
前後のハザード出力信号の点灯開始時まで消灯時間とす
るタイミング制御部とを備えることを特徴とする。
【0015】 この発明によれば、前後ハザード信号判
定部は、前ハザード出力信号と後ハザード出力信号との
タイミング差が所定の時間を越えたかどうかを判定し、
タイミング差が所定の時間を越えたときには、タイミン
グ制御部は、その時刻から前後のハザード出力信号を
重ライン点滅同期信号の次のトリガ期間内における前後
のハザード出力信号の点灯開始時まで消灯時間とするの
で、前ハザード出力信号と後ハザード出力信号とのタイ
ミングずれを調整することができる。
【0016】 請求項4の発明において、前記ハザード
出力信号発生部は、中央処理装置に設けられ、前記多重
ライン点滅同期信号の前記第1点灯時間と前記多重ライ
点滅同期信号の前記第1消灯時間との少なくとも一方
の時間を前記中央処理装置の信号処理速度に応じて設定
することを特徴とする。
【0017】 この発明によれば、ハザード出力信号発
生部は、多重ライン点滅同期信号の第1点灯時間と多重
ライン点滅同期信号の第1消灯時間との少なくとも一方
の時間を中央処理装置の信号処理速度に応じて設定する
ので、待機時間を小さくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハザード表示装置
の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1に
ハザード表示装置の実施の形態の構成ブロック図を示
す。
【0019】図1に示すハザード表示装置において、多
重ライン1に主制御ユニット2、エンジン制御ユニット
3、トランク制御ユニット4が接続され、多重ライン1
を介して多重信号がユニット間で転送される。
【0020】エンジン制御ユニット3及びトランク制御
ユニット4の出力側には、信号ライン5が接続され、こ
の信号ライン5には前ハザードランプ6a,6b及び後
ハザードランプ7a,7bが接続されている。
【0021】主制御ユニット2にはハザードスイッチ8
が接続され、このハザードスイッチ8は、前ハザードラ
ンプ6a,6b及び後ハザードランプ7a,7bを非常
点滅する際にオンされる。
【0022】主制御ユニット2は、各スイッチからの信
号を入力して信号を処理する中央処理装置(CPU)2
1、点滅同期信号発生部23、タイマ25、インターフ
ェイス(I/F)27を備える。
【0023】タイマ25は車両内の時間を管理する。点
滅同期信号発生部23は、ハザードスイッチ8のオンに
よる多重ラインハザード信号に基づき多重ライン点滅同
期信号を発生する。多重ライン点滅同期信号は点灯時間
T1が周期Ta(例えば、700ms)に対して短く、
トリガーをかけるための信号であり、点灯時間T1がト
リガ期間となっている。
【0024】CPU21は、多重ラインハザード信号
と、点滅同期信号発生部23からの多重ライン点滅同期
信号とをI/F27を介して多重ライン1に転送する。
【0025】エンジン制御ユニット3は、エンジンルー
ム内の各負荷の制御を行なうもので、I/F31、CP
U32、ランプ駆動部33を備える。CPU32は、前
ハザード出力信号発生部34、カウンタ35、前後ハザ
ード信号判定部36、タイミング制御部37を備える。
【0026】CPU32にはセンサ38及び負荷39が
接続され、センサ38からのセンサ信号によりCPU3
2が負荷39を駆動するようになっている。
【0027】前ハザード出力信号発生部34は、多重ラ
イン1から転送されてくる多重ラインハザード信号と多
重ライン点滅同期信号とに基づき前ハザード出力信号を
発生し、この前ハザード出力信号をランプ駆動部33に
出力する。
【0028】前ハザード出力信号は、多重ライン点滅同
期信号のオン期間T1中にオンし、CPU32の処理速
度に応じた周期(半周期がT2で1周期が2T2であ
る。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返し、多重ライ
ン点滅同期信号の次の周期におけるオン期間T1中にオ
ンする信号である。
【0029】前ハザード出力信号のオンする時刻から多
重ライン点滅同期信号の次の周期における前ハザード出
力信号のオンする時刻までの時間は、多重ライン点滅同
期信号の周期Taと同一時間となっている。
【0030】カウンタ35は、前ハザード出力信号のオ
ンする時刻から多重ライン点滅同期信号の次の周期にお
ける前ハザード出力信号のオンする時刻までの時間、す
なわち、多重ライン点滅同期信号の周期Taをカウント
して、多重ライン点滅同期信号の次の周期における前ハ
ザード出力信号のオンする時刻で、カウント値をリセッ
トする。
【0031】前後ハザード信号判定部36は、前ハザー
ド出力信号発生部34で発生した前ハザード出力信号
と、後述する後ハザード出力信号発生部46で発生した
後ハザード出力信号とのタイミングが大きく違うかどう
かを判定する。
【0032】前後ハザード信号判定部36は、例えば、
これら前後のハザード出力信号の一方の信号がオンであ
り、他方の信号がオフであり、しかもそのオフ期間がオ
ン期間の半分を越えたかどうかを判定する。
【0033】タイミング制御部37は、オフ期間がオン
期間の半分を越えた場合には、前後のハザード出力信号
を多重ライン点滅同期信号の次の周期におけるハザード
出力信号のオンする時刻までオフ(待機)させる。ラン
プ駆動部33は、入力された前ハザード出力信号により
前ハザードランプ6a,6bを駆動して前ハザードラン
プ6a,6bを点滅させる。
【0034】トランク制御ユニット4は、トランクルー
ム内の各負荷の制御を行なうもので、I/F41、CP
U42、ランプ駆動部43を備える。CPU42は、後
ハザード出力信号発生部44、カウンタ45、前後ハザ
ード信号判定部46、タイミング制御部47を備える。
【0035】CPU42にはセンサ48及び負荷49が
接続され、センサ48からのセンサ信号によりCPU4
2が負荷49を駆動するようになっている。
【0036】後ハザード出力信号発生部44は、多重ラ
イン1から転送されてくる多重ラインハザード信号と多
重ライン点滅同期信号とに基づき後ハザード出力信号を
発生し、この後ハザード出力信号をランプ駆動部43に
出力する。
【0037】後ハザード出力信号は、多重ライン点滅同
期信号のオン期間T1中にオンし、CPU42の処理速
度に応じた周期(半周期がT3で1周期が2T3であ
る。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返し、多重ライ
ン点滅同期信号の次の周期におけるオン期間T1中にオ
ンする信号である。
【0038】後ハザード出力信号のオンする時刻から多
重ライン点滅同期信号の次の周期における後ハザード出
力信号のオンする時刻までの時間は、多重ライン点滅同
期信号の周期Taと同一時間となっている。
【0039】カウンタ45は、後ハザード出力信号のオ
ンする時刻から多重ライン点滅同期信号の次の周期にお
ける後ハザード出力信号のオンする時刻までの時間、す
なわち、多重ライン点滅同期信号の周期Taをカウント
して、多重ライン点滅同期信号の次の周期における後ハ
ザード出力信号のオンする時刻で、そのカウント値をリ
セットする。
【0040】前後ハザード信号判定部46は、前後ハザ
ード信号判定部36とほぼ同一構成であり、タイミング
制御部37は、タイミング制御部47とほぼ同一構成で
あるので、その詳細は省略する。
【0041】(実施例1)次に、このように構成された
実施の形態のハザード表示装置の実施例1の動作をタイ
ミングチャートを参照して説明する。図2に示すように
多重ライン点滅同期信号の周期がTaであり、前ハザー
ド出力信号の転送周期に対して後ハザード出力信号の周
期が短い場合について説明する。
【0042】まず、ハザードスイッチ8を時刻t1でオ
ンすると、主制御ユニット2では、CPU21が多重ラ
インハザード信号及び多重ライン点滅同期信号を時刻t
2で多重ライン1に出力する。
【0043】すると、エンジン制御ユニット3におい
て、前ハザード出力信号発生部34は、多重ラインハザ
ード信号及び多重ライン点滅同期信号により前ハザード
出力信号を発生する。発生した前ハザード出力信号は、
多重ライン点滅同期信号のオン期間T1中の時刻t3で
オンし、CPU32の処理速度に応じた周期(半周期が
T2で1周期が2T2である。)でオン・オフを所定回
数だけ繰り返す。
【0044】このように、半周期T2が相互に等しい前
ハザード出力信号により、ランプ駆動部33が前ハザー
ドランプ6a,6bを駆動するので、前ハザードランプ
6a,6bを常に一定の点滅周期で表示できる。
【0045】ここで、カウンタ35は、前ハザード出力
信号のオンする時刻t3からカウントを開始し、多重ラ
イン点滅同期信号の次の周期における前ハザード出力信
号のオンする時刻T8までの時間、すなわち、多重ライ
ン点滅同期信号の周期Ta(例えば、700ms)をカ
ウントしていくことになる。
【0046】一方、トランク制御ユニット4において、
後ハザード出力信号発生部44は、多重ラインハザード
信号及び多重ライン点滅同期信号により後ハザード出力
信号を発生する。発生した後ハザード出力信号は、多重
ライン点滅同期信号のオン期間T1中の時刻t4でオン
し、CPU42の処理速度に応じた周期(半周期がT3
で1周期が2T3である。)でオン・オフを所定回数だ
け繰り返す。
【0047】このように、半周期T3が相互に等しい後
ハザード出力信号により、ランプ駆動部43が後ハザー
ドランプ7a,7bを駆動するので、後ハザードランプ
7a,7bを常に一定の点滅周期で表示できる。
【0048】また、カウンタ45は、後ハザード出力信
号のオンする時刻t4からカウントを開始し、多重ライ
ン点滅同期信号の次の周期における後ハザード出力信号
のオンする時刻T9までの時間、すなわち、多重ライン
点滅同期信号の周期Taをカウントしていくことにな
る。
【0049】前後ハザード信号判定部36は、前ハザー
ド出力信号及び後ハザード出力信号が所定回数オン・オ
フを繰り返した後に、前ハザード出力信号がオンであ
り、後ハザード出力信号がオフであり、しかもそのオフ
期間がオン期間の半分を越えたかどうかを判定する。
【0050】ここで、時刻t6でオフ期間がオン期間の
半分を越えるので、タイミング制御部37は、前ハザー
ド出力信号を時刻t6からハザード出力信号のオンする
時刻T8までオフ(待機)させ、後ハザード出力信号を
時刻t5からハザード出力信号のオンする時刻T9まで
オフ(待機)させる。
【0051】これにより、前ハザード出力信号と後ハザ
ード出力信号とのタイミングずれを調整することができ
る。
【0052】そして、カウンタ35は、多重ライン点滅
同期信号の次の周期における前ハザード出力信号のオン
する時刻t8で、カウント値(周期Ta)をリセット
し、次のカウントを開始する。また、カウンタ45は、
多重ライン点滅同期信号の次の周期における前ハザード
出力信号のオンする時刻t9で、カウント値(周期T
a)をリセットし、次のカウントを開始する。
【0053】(実施例2)次に、図3のタイミングチャ
ートを参照してハザード表示装置の実施例2を説明す
る。ここでは、多重ライン点滅同期信号の周期がTbで
あり、前ハザード出力信号の転送周期に対して後ハザー
ド出力信号の周期がさらに短い場合について説明する。
【0054】ここで、前後のハザード出力信号の周期T
bは周期Taよりも短く、多重ライン点滅同期信号のオ
ン期間T1及びオン・オフ繰り返し期間、すなわち、周
期Tbは、CPU32,42の処理速度に応じて任意に
設定される。
【0055】まず、前ハザード出力信号発生部34で発
生した前ハザード出力信号は、多重ライン点滅同期信号
のオン期間T1中の時刻t3でオンし、CPU32の処
理速度に応じた周期(半周期がT2で1周期が2T2で
ある。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返す。
【0056】このように、半周期T2が相互に等しい前
ハザード出力信号により、ランプ駆動部33が前ハザー
ドランプ6a,6bを駆動するので、前ハザードランプ
6a,6bを常に一定の点滅周期で表示できる。
【0057】ここで、カウンタ35は、前ハザード出力
信号のオンする時刻t3からカウントを開始し、多重ラ
イン点滅同期信号の次の周期における前ハザード出力信
号のオンする時刻T13までの時間、すなわち、多重ラ
イン点滅同期信号の周期Tb(例えば、500ms)を
カウントしていくことになる。
【0058】一方、後ハザード出力信号発生部44で発
生した後ハザード出力信号は、多重ライン点滅同期信号
のオン期間T1中の時刻t4でオンし、CPU42の処
理速度に応じた周期(半周期がT4で1周期が2T4で
ある。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返す。
【0059】このように、半周期T4が相互に等しい後
ハザード出力信号により、ランプ駆動部43が後ハザー
ドランプ7a,7bを駆動するので、後ハザードランプ
7a,7bを常に一定の点滅周期で表示できる。
【0060】また、カウンタ45は、後ハザード出力信
号のオンする時刻t4からカウントを開始し、多重ライ
ン点滅同期信号の次の周期における後ハザード出力信号
のオンする時刻T14までの時間、すなわち、多重ライ
ン点滅同期信号の周期Tbをカウントしていくことにな
る。
【0061】前後ハザード信号判定部36は、前ハザー
ド出力信号及び後ハザード出力信号が所定回数オン・オ
フを繰り返した後に、前ハザード出力信号がオンであ
り、後ハザード出力信号がオフであり、しかもそのオフ
期間がオン期間の半分を越えたかどうかを判定する。
【0062】ここで、時刻t11でオフ期間がオン期間
の半分を越えるので、タイミング制御部37は、前ハザ
ード出力信号を時刻t11からハザード出力信号のオン
する時刻T13までオフ(待機)させ、後ハザード出力
信号を時刻t10からハザード出力信号のオンする時刻
T14までオフ(待機)させる。
【0063】そして、カウンタ35は、多重ライン点滅
同期信号の次の周期における前ハザード出力信号のオン
する時刻t13で、カウント値(周期Tb)をリセット
し、次のカウントを開始する。また、カウンタ45は、
多重ライン点滅同期信号の次の周期における前ハザード
出力信号のオンする時刻t14で、カウント値(周期T
b)をリセットし、次のカウントを開始する。
【0064】このように、前後のハザード出力信号の周
期Tbを周期Taよりも短く設定し、多重ライン点滅同
期信号のオン期間T1及びオン・オフ繰り返し期間、す
なわち、周期TbをCPU32,42の処理速度に応じ
て任意に設定することで、無駄な待機時間が少なく、常
に一定の点滅周期で表示できる。
【0065】(実施例3)次に、図4のタイミングチャ
ートを参照してハザート表示装置の実施例3を説明す
る。多重ライン点滅同期信号の周期がTaであり、前ハ
ザード出力信号の転送周期と後ハザード出力信号の周期
とが共に等しい場合について説明する。
【0066】まず、前ハザード出力信号発生部34で発
生した前ハザード出力信号は、多重ライン点滅同期信号
のオン期間T1中の時刻t3でオンし、CPU32の処
理速度に応じた周期(半周期がT2で1周期が2T2で
ある。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返す。そし
て、時刻t6から時刻t8までの時間T6が半周期T2
に近い場合には、時刻t6から時刻t8までの期間をオ
フとする。
【0067】一方、後ハザード出力信号発生部44で発
生した後ハザード出力信号は、多重ライン点滅同期信号
のオン期間T1中の時刻t4でオンし、CPU42の処
理速度に応じた周期(半周期がT2で1周期が2T2で
ある。)でオン・オフを所定回数だけ繰り返す。そし
て、時刻t7から時刻t9までの時間T6が半周期T2
に近い場合には、時刻t7から時刻t9までの期間をオ
フとする。
【0068】このように、半周期T2が相互に等しい前
ハザード出力信号及び後ハザード出力信号により、前ハ
ザードランプ6a,6b及び後ハザードランプ7a,7
bを常に一定の点滅周期で表示できる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、点滅同期信号発生部
は、多重ラインハザード信号に基づき各周期毎にハザー
ドランプの第1点灯時間を第1消灯時間に対して短く設
定しかつ前記第1点灯時間をトリガ期間として用いる
重ライン点滅同期信号を発生し、ハザード出力信号発生
部は、多重ライン点滅同期信号のトリガ期間内にハザー
ドランプの点灯を開始し各周期毎に第2点灯時間と第2
消灯時間とを等しく設定しかつトリガ期間内の点灯開始
時から次のトリガ期間内の点灯開始時までの時間を多重
ライン点滅同期信号の周期と同じに設定したハザード出
力信号を発生するので、ランプ駆動部は、このハザード
出力信号により一定の点滅周期でハザードランプを点滅
駆動できる。
【0070】また、前ハザード出力信号により前ハザー
ドランプを点滅駆動できると共に、後ハザード出力信号
により後ハザードランプを点滅駆動できる。
【0071】 また、前後ハザード信号判定部は、前ハ
ザード出力信号と後ハザード出力信号とのタイミング差
が所定の時間を越えたかどうかを判定し、タイミング差
が所定の時間を越えたときには、タイミング制御部は、
その時刻から前後のハザード出力信号を多重ライン点滅
同期信号の次のトリガ期間内における前後のハザード出
力信号の点灯開始時まで消灯時間とするので、前ハザー
ド出力信号と後ハザード出力信号とのタイミングずれを
調整することができる。
【0072】 また、ハザード出力信号発生部は、多重
ライン点滅同期信号の第1点灯時間と多重ライン点滅同
期信号の第1消灯時間との少なくとも一方の時間を中央
処理装置の信号処理速度に応じて設定するので、待機時
間を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハザード表示装置の実施の形態の構成
ブロック図である。
【図2】実施の形態のハザード表示装置における実施例
1の動作をタイミングチャートである。
【図3】実施の形態のハザード表示装置における実施例
2の動作をタイミングチャートである。
【図4】実施の形態のハザード表示装置における実施例
3の動作をタイミングチャートである。
【図5】従来のハザード表示装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 多重ライン 2 主制御ユニット 3 エンジン制御ユニット 4 トランク制御ユニット 5 信号ライン 6a,6b 前ハザードランプ 7a,7b 後ハザードランプ 8 ハザードスイッチ 21,32,42 CPU 23 点滅同期信号発生部 25 タイマ 27,31,41 I/F 33,43 ランプ駆動部 34 前ハザード出力信号発生部 44 後ハザード出力信号発生部 35,45 カウンタ 36,46 前後ハザード信号判定部 37,47 タイミング制御部 38,48 センサ 39,49 負荷

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側から多重ラインを介して送られて
    くる多重ラインハザード信号に基づきハザードランプを
    点滅駆動するハザード表示装置において、 前記多重ラインハザード信号に基づき各周期毎にハザー
    ドランプの第1点灯時間を第1消灯時間に対して短く設
    定しかつ前記第1点灯時間をトリガ期間として用いる
    重ライン点滅同期信号を発生する点滅同期信号発生部
    と、前記多重ラインハザード信号と 前記多重ライン点滅同期
    信号に基づき前記多重ライン点滅同期信号の前記トリ
    ガ期間内にハザードランプの点灯を開始させ各周期毎に
    第2点灯時間と第2消灯時間とを等しく設定しかつ前記
    トリガ期間内の点灯開始時から次のトリガ期間内の点灯
    開始時までの時間を前記多重ライン点滅同期信号の周期
    と同じに設定したハザード出力信号を発生するハザード
    出力信号発生部と、 このハザード出力信号発生部で発生したハザード出力信
    号に基づき前記ハザードランプを点滅駆動するランプ駆
    動部と、を備えることを特徴とするハザード表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ハザードランプは、車両の前部に設
    けられた前ハザードランプと、車両の後部に設けられた
    後ハザードランプとからなり、 前記ハザード出力信号発生部は、前ハザード出力信号を
    発生する前ハザード出力信号発生部と、前ハザード出力
    信号の点灯開始時とは異なる点灯開始時を持つ後ハザー
    ド出力信号を発生する後ハザード出力信号発生部とから
    なり、 前記ランプ駆動部は、前ハザード出力信号に基づき前ハ
    ザードランプを点滅駆動する第1の駆動部と、後ハザー
    ド出力信号に基づき後ハザードランプを点滅駆動する第
    2の駆動部とからなることを特徴とする請求項1記載の
    ハザード表示装置。
  3. 【請求項3】 前ハザード出力信号及び後ハザード出力
    信号により前ハザードランプ及び後ハザードランプが所
    定回数点滅を繰り返した後に前ハザード出力信号と後ハ
    ザード出力信号とのタイミング差が所定の時間を越えた
    かどうかを判定する前後ハザード信号判定部と、 前記タイミング差が所定の時間を越えたときには、その
    時刻から前後のハザード出力信号を前記多重ライン点滅
    同期信号の前記次のトリガ期間内における前後のハザー
    ド出力信号の点灯開始時まで消灯時間とするタイミング
    制御部と、を備えることを特徴とする請求項2記載のハ
    ザード表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ハザード出力信号発生部は、中央処
    理装置に設けられ、前記多重ライン点滅同期信号の前記
    第1点灯時間と前記多重ライン点滅同期信号の前記第1
    消灯時間との少なくとも一方の時間を前記中央処理装置
    の信号処理速度に応じて設定することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれか1項記載のハザード表示装
    置。
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