JP2003291720A - 車両のウィンカー制御装置 - Google Patents
車両のウィンカー制御装置Info
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Abstract
時間ウィンカーを駆動して停止させる車両のウィンカー
制御装置を提供する。 【解決手段】 ウィンカーレバー11を右接点12或い
は左接点13に短時間、接触させてパルス信号を発生さ
せる。タイマー回路3がそのパルス信号を受けて、出力
回路2に車速センサー4からの車速の検出信号に応じた
設定時間の分だけ第一の信号が出される。この第一の信
号が出されている間、出力回路2がフラッシャー制御回
路6に第二の信号を出力して、ウィンカー8を点滅さ
せ、第一の信号が出されなくなったらウィンカー8の点
滅を停止させる。
Description
制御装置に関する。
ランプとも呼ばれ、右左折時に点滅して周りにその動き
を予め知らせるための方向指示灯である。ウィンカーは
また、車線変更時にも使用される。このウィンカーのス
イッチは、通常ステアリングホイールの車両前方側に水
平に突き出したレバーとして取り付けられていて、その
レバーを軽く上或いは下に押すと半押し状態(以下、半
押しという)となってウィンカーは点滅し、さらに強く
押すとレバーから手を離してもスイッチがONになった
まま(以下、全押しという)で、ウィンカーは点滅し続
ける。即ち、半押しでスイッチの接点が接触し、全押し
でその接触状態が固定保持される。半押し状態から手を
離すとスイッチがOFFになって、ウィンカーの点滅が
停止する。一方、全押し状態では、スイッチをOFFに
するためにはレバーを反対方向に押すか、ステアリング
ホイールをウィンカーが点滅している側に所定の角度以
上回してから戻す必要がある。右左折時には、後者のよ
うにステアリングホイールを回すだけで全押し状態から
ウィンカーのスイッチがOFFとなるが、車線変更のと
きには、ステアリングホイールの回し角度が小さいの
で、全押しでスイッチONとしたら、スイッチをOFF
にするには前者のように再度レバーを反対側に押す必要
があり、もう一つの方法としては半押し状態のままで手
でレバーを押さえておいて車線変更が終わったら手を離
すということが行われている。
路において追い越し等をするときに、上記のようにウィ
ンカーのスイッチを全押しにして短時間点滅させた後、
再度レバーを押してOFFにする、または半押しに保っ
たまま追い越し等をするのは安全面から見ると好ましく
ない。即ち、高速道路において、このようにステアリン
グホイールから2回手を離してスイッチを押す、または
手を離してレバーを押し続けるというのは、片手でステ
アリングホイールを扱う操作であり、ステアリング操作
を誤る可能性があるため改善の余地がある。
ものであり、その目的とするところは、ワンタッチのス
イッチ操作のみで設定された時間ウィンカーを駆動して
停止させる車両のウィンカー制御装置を提供することに
ある。
めに、スイッチからのパルス信号によりウィンカーを一
定時間だけ駆動させるように制御することにした。
ーの作動スイッチとウィンカーを駆動する電力ユニット
とに接続された車両のウィンカー制御装置を対象とす
る。
発したときに、該パルス信号を受けて設定された時間の
間第一の信号を出力する出力時間設定手段と、上記第一
の信号を受けている間は上記電力ユニットに第二の信号
を出力してウィンカーを作動させる信号出力手段と、を
備えているものとする。
は作動スイッチをワンタッチするだけで、設定された時
間だけウィンカーを点滅させることができ、ウィンカー
点滅を停止させるためのスイッチ操作をする必要がな
い。このように作動スイッチをワンタッチすることで、
パルス信号が発せられる。作動スイッチとしては、例え
ば、ウィンカーのスイッチであるレバーをそのまま用い
れば、そのレバーを一度、短時間半押しすることにより
パルス信号が発せられるので、ウィンカー点滅中にレバ
ーを押し続けたり、点滅停止のために再度レバーを押す
操作が不要となり、運転中の、特に高速運転中の操作の
安全性が高まる。ここで、設定された時間とは、例え
ば、車線変更のためにウィンカーを点滅させておく時間
であって、1〜3秒間ぐらいである。なお、レバーを全
押しにして連続的な信号が入力されたときには、設定さ
れた時間だけではなく信号が継続している間はウィンカ
ーが点滅し続けるよう、信号は電力ユニットを作動させ
る。
いはタイマーの機能を備えた電子素子や回路等を挙げる
ことができる。信号出力手段は、例えば、信号出力回路
を挙げることができ、また、出力時間設定手段と信号出
力手段とを一つの電子素子としたり一つの回路としても
構わない。
て、既存の自動車設備にこの装置を容易に後付けでき
る。
て、出力時間設定手段は、車両に設けられた該車両の車
速検出手段に接続されていて、該車速検出手段の検出信
号を受けて、車速に応じて第一の信号を出力する設定時
間を変更するものとする。
適なウィンカーの点滅時間を選択して、ウィンカーを駆
動できるため、その車の運転者やウィンカー信号を見る
こととなる周りの車の運転者は、快適に運転することが
できる。車速の検出信号は既設の車速検出手段である車
速センサーより受けることになる。ウィンカーの点滅時
間は、車速が大きくなるほど短くなるのが好ましい。
に基づいて説明する。
ィンカー装置の構成(図1参照)は、従来のウィンカー
装置の構成(図4参照)に制御装置1及び車速センサー
4が加えられたものである。従来の構成では、図4に示
すように、作動スイッチ5であるウィンカーレバー11
を押して右接点12或いは左接点13に接触させると、
電源7に接続されたフラッシャー制御回路6に信号が入
力し、フラッシャー制御回路6が右或いは左のウィンカ
ー8を駆動し点滅させる。ここで電源7とフラッシャー
制御回路6とが電力ユニットに当たる。一方、本実施形
態の制御装置1は、作動スイッチ5からパルス信号が入
ってきたときに作動する。制御装置1は、タイマー回路
(出力時間設定手段)3と出力回路(信号出力手段)2
とからなり、タイマー回路3は外部の車速センサー4と
接続しており、車速の検出信号を受けている。
を一度、短時間半押しにすることにより発せられる。即
ち、ウィンカーレバー11を手で軽く押して右接点12
或いは左接点13にごく短時間接触させ、すぐに手を離
すことでパルス信号が発せられる。このようなパルス信
号は、通常0.5秒以下の信号長さを有している。この
パルス信号がタイマー回路3に入力すると、車速の検出
信号に応じて予め設定された出力時間の分だけ出力回路
2に第一の信号が出される。この第一の信号が出されて
いる間、出力回路2がフラッシャー制御回路6に第二の
信号を出力してウィンカー8を点滅させる。
えば60km/h未満のときは3秒、60〜80km/
hのときは2.5秒、80〜100km/hのときは2
秒、100km/hよりも速いときは1.5秒のよう
に、高速になるほど短時間とすれば、周囲の車両に車線
変更の意思表示を円滑に行うことができ、周囲の車両の
運転者も車速に応じた適当な点滅時間であるため心地よ
く感じられる。
点滅している途中に、事情により点滅を停止したいとき
には、ウィンカーレバー11を点滅しているのとは反対
側に半押しにして逆方向のパルス信号を送ると、タイマ
ー回路3がキャンセル信号として受け取ってウィンカー
8の点滅を途中で停止させる。
て連続的に信号が入力してきたときには、タイマー回路
3は第一の信号を出すことをせず、この信号はフラッシ
ャー制御回路6に入力して、信号が継続している間ウィ
ンカー8を点滅させる。
れば、ウィンカーレバー11を一度、短時間半押しにす
るだけで、設定された時間だけウィンカー8が点滅する
ので、ステアリングホイールから手を一度だけ短時間離
す操作だけで済み、高速時の片手運転という安全面で好
ましくない状態を最小限にすることができる。また、車
速に応じた適当な点滅時間を設定しているので、快適に
運転できる。また、このようなウィンカー制御ができる
ようにするためには、既存のウィンカー装置にタイマー
回路3と出力回路2とからなる簡単な構成の制御装置1
を取り付けるだけなので、容易に後付ができる。
は、図2に示すように、制御装置1に専用の作動スイッ
チ9が接続されている。なお、制御装置1の作動スイッ
チ9以外の部分は第一の実施形態と同じであるので、説
明を省略する。
ッチ14であって、右接点15或いは左接点16に接触
した後に自動的に中立の状態に戻るスイッチであり、右
或いは左を示すパルス信号を発生する。このスイッチ9
は、ステアリングホイールから手を離さなくても操作で
きるように、ステアリングホイールに取り付けられてい
る。本実施形態では、パルス信号は第一の実施形態より
も時間的に長い信号、例えば1秒の信号であっても構わ
ない。また、本実施形態でも、パルス信号を送ってウィ
ンカー8が点滅している途中に、事情により点滅を停止
したいときには、レバースイッチ14を点滅しているの
とは反対側に押して逆方向のパルス信号を送ると、タイ
マー回路3がキャンセル信号として受け取ってウィンカ
ー8の点滅を途中で停止させる。
れば、専用の作動スイッチ9をステアリングホイールに
備えているので、手をステアリングホイールから離さず
に操作でき、運転時の安全性がより高くなる。他の作用
効果については、第一の実施形態と同様である。
は、図3に示すように、第一の実施形態と同じ制御装置
1が本制御装置1専用のフラッシャー制御回路17を備
えている。このフラッシャー制御回路17の電源7は、
通常のウィンカーの制御用の電源7を共用している。こ
の専用のフラッシャー制御回路17と制御装置1とをセ
ットで自動車に取り付けることで、通常のウィンカー制
御装置を流用することなく、本発明のウィンカー制御を
行うことができる。他の作用効果については、第一の実
施形態と同様である。
の形態は、本発明の例示のとおりであり本発明はこれら
の実施形態に限定されない。例えばタイマー回路3と出
力回路2とを一つのMPUとしても良いし、さらに最初
からフラッシャー制御回路6に制御装置1を組み込んで
おいてもよい。また、車速センサー4とタイマー回路3
とを接続せず、車速に応じて点滅時間を変えなくても良
い。専用の作動スイッチ9は、押しボタン式スイッチで
もどのようなスイッチでも良く、また、その設置場所も
ステアリングホイールの近辺であればよい。専用の作動
スイッチ9の操作時に、ステアリングホイールから手が
離れるような位置に作動スイッチ9を取り付けても構わ
ない。ウィンカーの点滅時間の設定も、特に限定されな
い。
施され、以下に述べる効果を奏する。
定された時間だけウィンカーを点滅させるので、ワンタ
ッチ操作で車線変更のウィンカー操作ができ、運転操作
を安全に行うことができる。出力時間設定手段と信号出
力手段とから構成された簡単な装置であるので、既存の
設備に容易に後付けできる。
ある。
ある。
ある。
ロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ウィンカーの作動スイッチとウィンカー
を駆動する電力ユニットとに接続された車両のウィンカ
ー制御装置であって、 上記作動スイッチがパルス信号を発したときに、該パル
ス信号を受けて設定された時間の間第一の信号を出力す
る出力時間設定手段と、 上記第一の信号を受けている間は上記電力ユニットに第
二の信号を出力してウィンカーを作動させる信号出力手
段と、を備えていることを特徴とする車両のウィンカー
制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 出力時間設定手段は、車両に設けられた該車両の車速検
出手段に接続されていて、該車速検出手段の検出信号を
受けて、車速に応じて第一の信号を出力する設定時間を
変更することを特徴とする車両のウィンカー制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002100850A JP2003291720A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 車両のウィンカー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002100850A JP2003291720A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 車両のウィンカー制御装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007292447A Division JP2008105674A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 車両のウィンカー制御装置 |
JP2007292461A Division JP4224114B2 (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 車両のウィンカー制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003291720A true JP2003291720A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29241527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002100850A Pending JP2003291720A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 車両のウィンカー制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003291720A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006117047A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 旋回方向指示装置 |
JP2008189216A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Denso Corp | 車両のウィンカー制御装置 |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002100850A patent/JP2003291720A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006117047A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 旋回方向指示装置 |
JP4496915B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2010-07-07 | パナソニック株式会社 | 旋回方向指示装置 |
JP2008189216A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Denso Corp | 車両のウィンカー制御装置 |
JP4656439B2 (ja) * | 2007-02-07 | 2011-03-23 | 株式会社デンソー | 車両のウィンカー制御装置 |
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