JP2008189216A - 車両のウィンカー制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪天候時の車線変更時においても、周囲からの視認性がより高くなる車両のウィンカー制御装置を提供する。
【解決手段】車両が走行時の降雨状態を検出し、車線変更操作が行われた場合、その降雨状態に応じてウィンカー点滅回数を多くし、さらに車速に応じた点滅回数とする車両のウィンカー制御装置として提供可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のウィンカー制御装置に関するものである。
ターンシグナルランプとも呼ばれる車両のウィンカーは、右左折時に点滅して周囲にその動きを予め知らせるための方向指示を行うものである。また、ウィンカーは車線変更時にも使用される。このウィンカーのスイッチは、通常操舵ハンドルの車両前方側に水平に突き出したレバーとして取り付けられていて、そのレバーを軽く上或いは下に押すと半押し状態(以下、半押しという)となってウィンカーは点滅し、さらに強く押すとレバーから手を離してもスイッチがオン状態となったまま(以下、全押しという)で、ウィンカーは点滅し続ける。即ち、半押しでスイッチの接点が接触し、全押しでその接触状態が固定保持される。半押し状態から手を離すとスイッチがオフ状態となって、ウィンカーの点滅が停止する。一方、全押し状態では、スイッチをオフ状態とするためにはレバーを反対方向に押すか、操舵ハンドルをウィンカーが点滅している側に所定の角度以上回してから戻す必要がある。右左折時には、後者のように操舵ハンドルを回すだけで全押し状態からウィンカーのスイッチがオフ状態となるが、車線変更のときには、操舵ハンドルの回し角度が小さいので、全押しでスイッチをオン状態としたら、スイッチをオフ状態とするには前者のように再度レバーを反対側に押す必要があり、もう一つの方法としては半押し状態を維持するために手でレバーを押さえておき、車線変更が終わったら手を離すということが行われている。
しかしながら、他の車両を追い越すときに、上記のようにウィンカーのスイッチを全押し状態として短時間点滅させた後、再度レバーを押してオフ状態とする、または半押し状態に保ったまま追い越すのは、片手で操舵ハンドルを扱う操作であるので、安全面から見ると好ましくない。
そこで、ワンタッチのスイッチ操作のみで設定された時間ウィンカーを駆動して停止させる車両のウィンカー制御装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−291720号公報
特許文献1では、車速に応じてウィンカーの点滅時間を変化させているが、点滅時間が短いと、ウィンカーが1回点灯しただけという状態も考えられ、周囲の車両が視認できないこともある。
道路運送車両法の保安基準には、方向指示器(ウィンカー)の点滅回数が「毎分60回以上120回以下で一定の周期で点滅」のように規定されている。方向指示器の点滅周期は車両によって異なるので、点滅時間を変化させる方法では、車両毎に車速と点滅時間との関係を定義する必要があり、汎用性に欠けるという問題がある。
また、特許文献1では、降雨時のように視認性が晴天時よりも低下する場合の、ウィンカーの点滅については開示されていない。
上記問題を背景として、本発明の課題は、悪天候時の車線変更時においても、周囲からの視認性がより高くなる車両のウィンカー制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両のウィンカー制御装置は、車両のウィンカーの点滅駆動操作が行われるウィンカー点滅駆動操作手段と、点滅駆動操作に基づいて、車両のウィンカーの点滅駆動を行うウィンカー点滅駆動手段と、点滅作動操作において、予め定められた第一操作が行われたときに、予め定められた点滅停止操作が行われるまで車両のウィンカーが連続点滅する通常動作モード、あるいは予め定められた第二操作が行われたときに、予め定められたパターンで点滅動作後に自動終了する一時動作モードのいずれかにより、車両のウィンカーを点滅駆動を制御するウィンカー点滅駆動制御手段と、車両の走行環境情報を取得する走行環境情報取得手段と、一時動作モードにより車両のウィンカーの点滅駆動が行われるとき、取得された走行環境情報に反映された走行環境が、予め定められた切換条件を満たさない場合は、予め定められた第一点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させる一方、予め定められた切換条件を満たす場合は、ウィンカーの視認性を強調するための、第一点滅パターンとは異なる、予め定められた第二点滅パターンに切り換えて車両のウィンカーを点滅させる点滅強調切換手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、例えば車線変更時に、従来の一律の点滅パターンあるいは車速のみで点滅パターンが変化するのではなく、他の条件でも点滅パターンを切り換えることができ、周囲の視認性も高くなる。
また、本発明の車両のウィンカー制御装置における点滅強調切換手段は、第二点滅パターンにおける車両のウィンカーの点滅回数を、第一点滅パターンより多くなるように構成することもできる。
上記構成によって、周囲の視認性をより高くすることができる。また、点滅時間ではなく点滅回数を変える(多くする)構成であるため、車両によってウィンカーの点滅周期が異なっても、同じ回数だけ点滅させることができ、汎用性は損なわれない。
また、本発明の車両のウィンカー制御装置における走行環境情報取得手段は、車両の周囲の天候状態を反映した天候反映情報を取得する天候反映情報取得手段を含み、点滅強調切換手段は、取得された天候反映情報が予め定められた天候状態を反映するものとなっていた場合に、第二点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させるように構成することもできる。
上記構成によって、視認性が低下する天候状態において、ウィンカー点滅回数を多くすることで、周囲からの視認性をより高くすることができる。
また、本発明の車両のウィンカー制御装置における天候反映情報取得手段は、車両のワイパの動作状態を天候反映情報として検出するワイパ動作状態検出手段を備え、点滅強調切換手段は、ワイパが動作している場合に、第二点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させるように構成することもできる。
ワイパが動作しているということは、降雨,降雪等により視認性が低下していると考えられる。また、ワイパは大抵の車両に装備されている。上記構成によって、新たな装置を追加することなく天候反映情報を取得でき、その天候反映情報に応じた点滅パターンでウィンカーを点滅させることができる。
また、本発明の車両のウィンカー制御装置における天候反映情報取得手段は、車両に対する降雨状態を天候反映情報として検出する降雨状態検出手段を含み、点滅強調切換手段は、降雨状態が検出された場合に、第二点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させるように構成することもできる。
フロントガラスに付着した水滴をレインセンサにより検出し、その検出状態に基づいてワイパを自動的に作動させるオートワイパが普及しつつある。つまり、レインセンサにより降雨(あるいは降雪)状態を検出することができる。上記構成によって、視認性が低下していると考えられる降雨状態においても、その降雨状態に応じた点滅パターンでウィンカーを点滅させることができる。
また、本発明の車両のウィンカー制御装置における走行環境情報取得手段は、車両の車速を走行環境情報として検出する車速検出手段を含み、ウィンカー点滅パターン制御手段は、車両の車速が予め定められた車速閾値を下回った場合に、第二点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させるように構成することもできる。
上記構成によって、天候反映情報と車速情報の両方により、走行環境に応じた最適な点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させることができ、周囲からの視認性をより高くすることができる。
以下、本発明の車両のウィンカー制御装置(以下、ウィンカー制御装置と略称する)を、図面を参照しながら説明する。図1にウィンカー制御装置1の構成を示す。ウィンカー制御装置1は、ターンシグナル作動スイッチ13,ワイパスイッチ21,ワイパ駆動装置22,レインセンサ23,車速センサ24,ターンシグナル状態検出部26,フラッシャ制御回路27,ターンシグナル(28,29),およびこれらの接続された制御回路8等を備えている。
車両のウィンカーの点滅駆動操作を行うターンシグナル作動スイッチ13は、例えばレバースイッチとして構成され、ウィンカーレバー10,右折のための右ターンシグナル用スイッチ11,左折のための左ターンシグナル用スイッチ12,右車線への車線変更を行うための右レーンチェンジ用スイッチ14,左車線への車線変更を行うための左レーンチェンジ用スイッチ15を含んで構成される。
ウィンカーレバー10を軽く上或いは下に押す、本発明の第二操作を行うと半押し状態となり、右レーンチェンジ用スイッチ14あるいは左レーンチェンジ用スイッチ15の接点と接触する。また、ウィンカーレバー10をさらに押す、本発明の第一操作を行うと全押し状態となり、右ターンシグナル用スイッチ11あるいは左ターンシグナル用スイッチ12の接点と接触し、その接触状態が固定保持される。なお、ターンシグナル作動スイッチ13が本発明のウィンカー点滅駆動操作手段に相当する。
右レーンチェンジ用スイッチ14あるいは左レーンチェンジ用スイッチ15を、ターンシグナル作動スイッチ13に含まない構成としてもよい。
ターンシグナル作動スイッチ13の状態はフラッシャ制御回路27に入力され、その状態に基づいて、本発明のウィンカーである右折用のターンシグナル(R)28あるいは左折用のターンシグナル(L)29の点滅駆動が制御される。なお、フラッシャ制御回路27が本発明のウィンカー点滅駆動手段に相当する。
ウィンカーレバー10が半押し状態である場合には、オートレーンチェンジ指示状態(後述)となり、レーンチェンジ用スイッチ(14および15)の状態が制御回路8に入力され、その状態に基づいて、点滅制御指令がフラッシャ制御回路27に送られ、ターンシグナル(R)28あるいはターンシグナル(L)29は、予め定められたパターンで点滅動作後に自動終了する(本発明の一時動作モード)。
ウィンカーレバー10が全押し状態である場合には、ターンシグナル用スイッチ(11および12)の状態がフラッシャ制御回路27に入力され、その状態に基づいて、ターンシグナル(R)28あるいはターンシグナル(L)29を連続点滅させる(本発明の通常動作モード)。そして、ウィンカーレバー10を反対方向に押すか、操舵ハンドルをウィンカーが点滅している側に所定の角度以上回してから戻す点滅停止操作を行うと、ウィンカーは消灯する。なお、フラッシャ制御回路27が本発明のウィンカー点滅駆動手段に相当する。
ワイパスイッチ21はワイパの駆動指示を行うためのもので、例えばステアリングコラムにレバースイッチとして取り付けられている。ワイパスイッチ21では、例えば、OFF,INT(間欠動作),Lo(低速動作),Hi(高速動作)の4つの動作モードを選択することができ、その動作モードに応じてワイパ駆動装置22がワイパ(図示せず)の動作制御を行う。なお、ワイパスイッチ21が本発明の走行環境情報取得手段,天候反映情報取得手段,ワイパ動作状態検出手段に相当する。
レインセンサ23は、例えばルームミラーの裏側に取り付けられ、フロントガラスに付着した水滴(雨滴)を検出する。レインセンサ23は、図12のように、発光ダイオード(LED)23aなどの発光素子を、一定の周期で点灯し、LED23aから光Aをフロントガラス30に照射する。LED23aからの光Aは、レンズ23bおよびプリズム23cを経て、フロントガラス30の表面で反射され、プリズム23cおよびレンズ23dを経て、フォトダイオード23eなどの受光素子に入射する。そして、フォトダイオード23eの出力信号(パルス信号)を制御回路8に取り込み、反射光量(パルス数)に基づいて雨滴の検出や雨滴の付着量の検出を行って、最終的に降雨レベルを測定している。なお、レインセンサ23が本発明の走行環境情報取得手段,天候反映情報取得手段,降雨状態検出手段に相当する。
車速センサ24は、周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路8に送るものである。制御回路8では、その車輪の回転数を車両の速度に換算する。なお、車速センサ24が本発明の走行環境情報取得手段,車速検出手段に相当する。
制御回路8には、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84,A/D変換部86,フラッシュメモリ90,およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、ROM82に記憶された制御プログラム82pおよびデータにより制御を行う。なお、制御回路8が本発明のウィンカー点滅駆動制御手段,点滅強調切換手段に相当する。
A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば上記の各センサ(23,24)等から制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。
フラッシュメモリ90は電気的に書き換え可能な半導体記憶媒体で、ワイパ制御装置1の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、フラッシュメモリ90は、ウィンカー制御装置1がオフ状態になっても記憶内容が保持されるようになっている。
図2を用いて、オートレーンチェンジ制御処理について説明する。なお、本処理は制御プログラム82pに含まれ、制御プログラム82pの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、ターンシグナル作動スイッチ13の情報を取得する(S11)。右レーンチェンジ用スイッチ14あるいは左レーンチェンジ用スイッチ15がオン状態(すなわち、半押し状態)となって、オートレーンチェンジ指示状態である場合(S12:Yes)、天候情報反映処理(S13,後述),車速情報反映処理(S14,後述),ウィンカー点滅制御処理(S15,後述)を順次実行する。
図3を用いて、図2のステップS13に相当する天候情報反映処理について説明する。まず、本発明の天候反映情報である、ワイパスイッチ21の情報を取得する(S31)。ワイパスイッチ21がオフ状態ではなくワイパが動作中の場合、すなわち本発明の切換条件を満たした場合(S32:Yes)、ワイパの動作状態に応じた点滅補正回数Kwsを算出する(S33)。ワイパが動作中でない場合(S32:No)、点滅補正回数Kwsはゼロとする(S38)。
図4に、ワイパスイッチ21の情報と、点滅補正回数Kwsとの関係の一例を示す。これは、ROM82あるいはフラッシュメモリ90に予め記憶されている。ワイパスイッチ21の状態に応じて点滅補正回数Kwsが定められ、ワイパの動作が高速になるにつれて点滅補正回数Kwsも大きくなる。間欠動作モード(INT)の場合は、点滅補正回数Kwsを固定値としてもよいし、スイッチ操作により間欠動作の周期を可変とすることが可能である場合は、その周期に応じた値を設定してもよい。
ワイパスイッチ21の状態を取得する代わりに、ワイパ駆動装置22から情報を取得してもよい。すなわち、ワイパはモータにより駆動されるので、そのモータの回転数を検出する。そして、ROM82あるいはフラッシュメモリ90に予め記憶されている、モータの回転数と点滅補正回数Kwsとの関係から、点滅補正回数Kwsを取得する。この場合、モータの回転数が多くなるにつれて点滅補正回数Kwsも多くなる。モータに印加される電圧を検出して、その電圧値から点滅補正回数Kwsを取得する構成としてもよい。
図3に戻り、続いて、本発明の天候反映情報,降雨状態である、レインセンサ23の情報を取得する(S34)。レインセンサ23が水滴を検出した場合、すなわち本発明の切換条件を満たした場合(S35:Yes)、レインセンサ情報に応じた点滅補正回数Krsを算出する(S36)。水滴を検出しなかった場合(S35:No)、点滅補正回数Krsをゼロとする(S39)。
図5に、レインセンサ23により検出された水滴量(図5では水滴検出量と表記)と、点滅補正回数Krsとの関係の一例を示す。この関係に基づいて、点滅補正回数Krsに対応する水滴量の範囲が定義されたものが、ROM82あるいはフラッシュメモリ90に予め記憶されている。水滴量は例えば単位時間あたりの検出量である。
また、レインセンサ23により検出された水滴量から降雨レベル(すなわち天候)を測定し、その降雨レベルに応じて点滅補正回数Krsを算出する構成としてもよい。図6に、降雨レベルと点滅補正回数Krsとの関係の一例を示す。降雨レベルが高くなるにつれて点滅補正回数Krsが多くなっている。
最後に、ワイパの動作状態に応じた点滅補正回数Kwsとレインセンサ情報に応じた点滅補正回数Krsとの和を、天候補正回数Kwとして算出する(S37)。
天候補正回数Kwは、ワイパの動作状態に応じた点滅補正回数Kwsあるいはレインセンサ情報に応じた点滅補正回数Krsのいずれか一方のみを用いる構成としてもよい。ワイパの動作状態に応じた点滅補正回数Kwsのみを用いる場合は、図3のステップS34〜S36,S39はスキップされる。同様に、レインセンサ情報に応じた点滅補正回数Krsのみを用いる場合は、ステップS31〜S33,S38はスキップされる。
図7を用いて、図2のステップS14に相当する車速情報反映処理について説明する。まず、車速センサ24から、本発明の走行環境情報である車速情報を取得する(S91)。次に、車速情報に応じた速度補正回数Kvを算出する(S92)。
図8に、車速情報と速度補正回数Kvとの関係の一例を示す。これは、ROM82あるいはフラッシュメモリ90に予め記憶されている。車速(V)が遅くなるにつれて、車線変更時間が長くなるので、速度補正回数Kvが多くなっている。
図9を用いて、図2のステップS15に相当するウィンカー点滅制御処理について説明する。まず、上述の天候情報反映処理で算出された天候補正回数Kwを取得する(S111)。次いで、上述の車速情報反映処理で算出された速度補正回数Kvを取得する(S112)。
次に、天候補正回数Kwと速度補正回数Kvとの和を点滅補正回数Ktとして算出する(S113)。そして、例えば3回のような、予め定められる本発明の第一点滅パターンである、オートレーンチェンジ時のデフォルトの点滅回数に点滅補正回数Ktを加えたものをウィンカー点滅回数K(本発明の第二点滅パターン)として算出する(S114)。
図10に、車速とウィンカー点滅回数Kとの関係の一例を示す。図8と同様の車速情報と速度補正回数Kvとの関係を表したものに、天候に応じて定められる天候補正回数Kwが加えられている。無論、車速(V)が遅くなるにつれて、車線変更時間が長くなるので、ウィンカー点滅回数Kが多くなっている。
図9に戻り、制御回路8からフラッシャ制御回路27に、ウィンカーすなわちターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29の点滅を開始するよう指令を送る(S115)。フラッシャ制御回路27は、ターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29を予め定められる点滅周期で点滅させる。
ウィンカーの点滅中は、制御回路8はターンシグナル状態検出部26により、ターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29の点滅状態を検出する。図11のように、フラッシャ制御回路27からターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29に対して、点滅周期に対応したパルス信号が出力される。そして、ターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29は、そのパルス信号の状態(ON/OFF)に応じて点灯/消灯を繰り返す。
ターンシグナル状態検出部26では、図11のパルス信号の、OFFからONに変化する立上り信号と、ONからOFFに変化する立下り信号を検出し、その情報を制御回路8に送る。
図9に戻り、制御回路8は、取得したパルス信号の立上り/立下り信号に基づいてウィンカー点滅回数を算出する(S116)。すなわち、図11のように、点滅開始指令を送った後に、最初に検出された立上り信号に続いて立下り信号を検出した場合に点滅回数を1回とカウントする。以降、同様に立上り信号と立下り信号のペアを検出したときに点滅回数をインクリメントし、点滅回数がウィンカー点滅回数Kと一致した場合(S117:Yes)、制御回路8からフラッシャ制御回路27に、ウィンカーすなわちターンシグナル(R)28,ターンシグナル(L)29の点滅を終了するよう指令を送る(S118)。そして、フラッシャ制御回路27はウィンカーへの出力をOFFとする。
ウィンカー点滅回数を多くする方法の他に、ウィンカーの点滅時の輝度を変える方法を用いてもよい。これは、ワイパ動作中や水滴検出時にウィンカーの輝度を通常時よりも明るくするものである。ワイパの動作が高速になるにつれて、あるいは水滴検出量すなわち降雨量が多くなるにつれて輝度は大きく(明るく)なる。車速が速くなるにつれて輝度を大きくしてもよい。さらに、点滅回数と明るさの両方を変える方法を用いてもよい。
また、車速による補正を行わない構成としてもよい。この場合。図2のステップS14(図7の処理),および図9のステップS112はスキップされる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
車両のウィンカー制御装置の構成を示すブロック図。 オートレーンチェンジ制御処理を説明するフロー図。 天候情報反映処理を説明するフロー図。 ワイパスイッチの情報と点滅補正回数Kwsとの関係の一例を示す図。 水滴検出量と点滅補正回数Krsとの関係の一例を示す図。 降雨レベルと点滅補正回数Krsとの関係の一例を示す図。 車速情報反映処理を説明するフロー図。 車速情報と速度補正回数Kvとの関係の一例を示す図。 ウィンカー点滅制御処理を説明するフロー図。 車速とウィンカー点滅回数Kとの関係の一例を示す図。 ウィンカーの点滅状態を示す図。 レインセンサの構成を示す図。
符号の説明
1 ウィンカー制御装置
8 制御回路(ウィンカー点滅駆動制御手段,点滅強調切換手段)
10 ウィンカーレバー
11 右ターンシグナル用スイッチ
12 左ターンシグナル用スイッチ
13 ターンシグナル作動スイッチ(ウィンカー点滅駆動操作手段)
14 右レーンチェンジ用スイッチ
15 左レーンチェンジ用スイッチ
21 ワイパスイッチ(走行環境情報取得手段,天候反映情報取得手段,ワイパ動作状態検出手段)
22 ワイパ駆動装置
23 レインセンサ(走行環境情報取得手段,天候反映情報取得手段,降雨状態検出手段)
24 車速センサ(走行環境情報取得手段,車速検出手段)
26 ターンシグナル状態検出部
27 フラッシャ制御回路(ウィンカー点滅駆動手段)
28 ターンシグナル(R)(ウィンカー)
29 ターンシグナル(L)(ウィンカー)

Claims (6)

  1. 車両のウィンカーの点滅駆動操作が行われるウィンカー点滅駆動操作手段と、
    前記点滅駆動操作に基づいて、前記車両のウィンカーの点滅駆動を行うウィンカー点滅駆動手段と、
    前記点滅作動操作において、予め定められた第一操作が行われたときに、予め定められた点滅停止操作が行われるまで前記車両のウィンカーが連続点滅する通常動作モード、あるいは予め定められた第二操作が行われたときに、予め定められたパターンで点滅動作後に自動終了する一時動作モードのいずれかにより、前記車両のウィンカーを点滅駆動を制御するウィンカー点滅駆動制御手段と、
    前記車両の走行環境情報を取得する走行環境情報取得手段と、
    前記一時動作モードにより前記車両のウィンカーの点滅駆動が行われるとき、取得された前記走行環境情報に反映された走行環境が、予め定められた切換条件を満たさない場合は、予め定められた第一点滅パターンで車両のウィンカーを点滅させる一方、予め定められた前記切換条件を満たす場合は、前記ウィンカーの視認性を強調するための、前記第一点滅パターンとは異なる、予め定められた第二点滅パターンに切り換えて前記車両のウィンカーを点滅させる点滅強調切換手段と、
    を備えることを特徴とする車両のウィンカー制御装置。
  2. 前記点滅強調切換手段は、前記第二点滅パターンにおける前記車両のウィンカーの点滅回数を、前記第一点滅パターンより多くする請求項1に記載の車両のウィンカー制御装置。
  3. 前記走行環境情報取得手段は、前記車両の周囲の天候状態を反映した天候反映情報を取得する天候反映情報取得手段を含み、
    前記点滅強調切換手段は、取得された前記天候反映情報が予め定められた天候状態を反映するものとなっていた場合に、前記第二点滅パターンで前記車両のウィンカーを点滅させる請求項1または請求項2に記載の車両のウィンカー制御装置。
  4. 前記天候反映情報取得手段は、前記車両のワイパの動作状態を前記天候反映情報として検出するワイパ動作状態検出手段を備え、
    前記点滅強調切換手段は、前記ワイパが動作している場合に、前記第二点滅パターンで前記車両のウィンカーを点滅させる請求項3に記載の車両のウィンカー制御装置。
  5. 前記天候反映情報取得手段は、前記車両に対する降雨状態を前記天候反映情報として検出する降雨状態検出手段を含み、
    前記点滅強調切換手段は、前記降雨状態が検出された場合に、前記第二点滅パターンで前記車両のウィンカーを点滅させる請求項3または請求項4に記載の車両のウィンカー制御装置。
  6. 前記走行環境情報取得手段は、前記車両の車速を前記走行環境情報として検出する車速検出手段を含み、
    前記ウィンカー点滅パターン制御手段は、前記車両の車速が予め定められた車速閾値を下回った場合に、前記第二点滅パターンで前記車両のウィンカーを点滅させる請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両のウィンカー制御装置。
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