JP4661847B2 - 車両用ライト制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周囲の明るさを検出する照度センサからの出力に基づいて車両が備える各種ライトの点灯・消灯を制御する車両用ライト制御装置に関するものであり、自動車に用いて好適である。
車両、たとえば自動車において、車両外部の明るさを検出する照度センサからの出力に基づいて車両が備えるライトの点灯・消灯を制御する車両用ライト制御装置がある(特許文献1参照)。
特開平11−301342号公報
上述した従来の車両用ライト制御装置は、車両のライト、すなわち前照灯、車幅灯の点灯・消灯を切り替えるためのライトコントロールスイッチがオートポジションに操作されると、周囲の明るさを検出する照度センサからの出力に基づいて前照灯や車幅灯の点灯・消灯を自動的に切り替えるものである。たとえば、昼間のように車両の周囲が十分明るいときは、車幅灯および前照灯は消灯される。夕方になり周囲が薄暗くなると、先ず車幅灯が点灯される。夜になり周囲が暗くなると、車幅灯が点灯された状態でさらに前照灯が点灯される。一方、昼間であっても、車両がトンネル内等周囲の明るさが暗い場所に至ると車幅灯および前照灯が点灯される。車両がトンネルを抜け周囲が明るくなると、車幅灯および前照灯は消灯される。
ところで、車両用ライト制御装置において、ライトの点灯・消灯切り替え制御時の閾値としての車両周囲の明るさは、予め設定されている。しかし、運転者によっては、ライトの点灯・消灯切り替え制御時の閾値を変えたい人もいる。たとえば、夕方になり周囲が薄暗くなってきたときに、まだ明るいうちに車幅灯を点灯させたい人もいれば、かなり暗くなってから車幅灯を点灯させたい人もいる。このような、車両ユーザの好みに車両用ライト制御装置の制御動作を合致させるための手段の一つに、照度センサの感度を調節することがある。
照度センサの感度を高めると、同一明るさ時の照度センサからの出力レベルが大きくなり、たとえば、車幅灯が消灯状態から点灯状態へ切り替えられるときの周囲の明るさがより明るい側へ変化する。一方、照度センサの感度を下げると、同一明るさ時の照度センサからの出力レベルが小さくなり、たとえば、車幅灯が消灯状態から点灯状態へ切り替えられるときの周囲の明るさがより暗い側へ変化する。照度センサの感度調節可能とするために、たとえば、感度調整器を設けることが行われている。しかし、これは、部品点数増加するのに加えて、感度調整器を設置する場所、つまり運転者が容易に操作可能な場所を確保する必要がある。
このため、現状としては、感度調節手段を運転者から操作できない位置に設け、整備工場にて作業員が感度調節を行う構成としたものが大部分を占める。この場合、照度センサの感度を変更したいときには自動車を整備工場へ持ち込む必要があり不便である。他には、ナビゲーション装置に照度センサの感度調節機能を具備させる構成のものがある。これは、運転者がナビゲーションの画面を見ながら調節操作を行うものであるが、高価なナビゲーション装置を購入しなければならず、一般的ではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、新たに照度センサ感度調節器を設置したり、ナビゲーション装置を設置したりすることなく、運転者が随時容易に照度センサの感度調節することができる車両用ライト制御装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用ライト制御装置は、周囲の明るさを検出する照度センサを備え、照度センサからの出力に基づいて車両が備える各種ライトの点灯・消灯を制御する車両用ライト制御装置であって、車両のウィンドシールド上におけるワイパーブレードの払拭範囲に配置されてウィンドシールドに付着した雨滴量を検出する雨滴センサからの出力に基づいてワイパーブレードの払拭動作を制御するワイパー制御装置に設けられ雨滴センサの検出感度を調節する感度調整手段を用いて照度センサの検出感度を調整可能であることを特徴としている。
車両用ライト制御装置が備える照度センサ、およびワイパー制御装置が備える雨滴センサは、通常光学式センサとして構成されている。具体的には、照度センサは、受光量に応じた出力電圧を発生するフォトダイオードを備え、周囲の明るさをフォトダイオードへの受光量として検出している。一方、雨滴センサは、発光ダイオードおよびフォトダイオードを備え、発光ダイオードからの光をウィンドシールド表面で反射させこの反射光をフォトダイオードで受光している。雨が降っていないときはウィンドシールド表面に雨滴が無く、フォトダイオードの受光量が大きい。降雨時にウィンドシールド表面に雨滴が付着すると発光ダイオードからの光の一部が雨滴を介して外部へ出射するので、フォトダイオードの受光量が減少する。つまり、雨滴センサは、雨滴量を、照度センサと同様に、フォトダイオードへの受光量として検出している。
すなわち、両センサとも、検出対象をフォトダイオードへの受光量として検出している。このため、ワイパー制御装置が備える雨滴センサ感度調整手段を、照度センサの感度を調整する手段として利用することは、機能的に極めて容易に可能である。したがって、ワイパー制御装置が備える雨滴センサ感度調整手段を用いて照度センサの検出感度を調整可能な構成とすれば、新たに照度センサ感度調節器を設置したり、ナビゲーション装置を設置したりすることなく、運転者が随時容易に照度センサの感度調節することができる車両用ライト制御装置を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用ライト制御装置は、感度調整手段により検出感度調整される対象を選択する選択手段を備えることを特徴としている。
照度センサの検出感度調整および雨滴センサの検出感度調整を、共通の1個の感度調整手段で行う構成において、感度調整手段により検出感度調整される対象を選択する選択手段を備えれば、検出感度を調整する対象を確実且つ正確に選択してその感度調整を実施することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用ライト制御装置は、選択手段は、ライトの作動を切り替えるライトコントロールスイッチおよびワイパーブレードの払拭動作を切り替えるワイパーコントロールスイッチであって、ライトコントロールスイッチは、ライトが消灯されるライトオフポジションと、手動によりライトの点灯が制御されるライトマニュアルポジションと、照度センサからの出力に基づいてライトの作動が自動的に制御されるオートライトポジションとを備え、ワイパーコントロールスイッチは、ワイパーブレードの払拭動作が停止されるワイパーオフポジションと、手動によりワイパーブレードの払拭動作が制御されるワイパーマニュアルポジションと、雨滴センサからの出力に基づいてワイパーブレードの払拭動作が自動的に制御されるオートワイパーポジションとを備え、ライトコントロールスイッチからの操作ポジション信号およびワイパーコントロールスイッチからの操作ポジション信号に応じて、感度調整手段の操作により照度センサの検出感度および雨滴センサの検出感度のどちらか一方が調節可能となることを特徴としている。
ライトコントロールスイッチおよびワイパーコントロールスイッチは、車両であれば必ず備えている。さらに、各スイッチの操作ポジション信号を検出すれば、車両用ライト制御装置およびワイパー制御装置の作動状態、すなわち照度センサおよび雨滴センサの稼動状態を検出できる。言い換えると、検出感度調整が要求されるのはどちらのセンサであるかを判定することができる。
したがって、ライトコントロールスイッチおよびワイパーコントロールスイッチを選択手段として用いることにより、新規に選択手段としての部品を設けることなく、検出感度を調整する対象を確実且つ正確に選択してその感度調整を実施可能な車両用ライト制御装置を実現することができる。
本発明の請求項4に記載の車両用ライト制御装置は、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがワイパーオフポジションおよびワイパーマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、感度調整手段の操作により照度センサの検出感度が調節可能となり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、ライトコントロールスイッチがライトオフポジションおよびライトマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、感度調整手段の操作により雨滴センサの検出感度が調節可能となり、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであるときは、感度調整手段の操作により照度センサの検出感度が調節可能となり、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときは、感度調整手段の操作により雨滴センサの検出感度が調節可能となることを特徴としている。
車両用ライト制御装置において照度センサの検出感度調整が必要となるのは、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションに操作されているときであり、ワイパー制御装置において雨滴センサの検出感度調整が必要となるのは、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションに操作されているときである。
したがって、上述の構成によれば、ライトコントロールスイッチおよびワイパーコントロールスイッチのどちらか一方がオートポジションで他方がオートポジション以外であるときは、オートポジションが選択されている装置のセンサの検出感度が調整可能となるので、検出感度調整が必要なセンサを確実に感度調節可能とすることができる。
一方、ライトコントロールスイッチおよびワイパーコントロールスイッチの両方ともオートポジション、つまりオートライトポジションおよびオートワイパーポジションの両者が選択されている場合を考える。先ず、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであるときは、降雨量がほとんど0であるので雨滴センサの検出感度調整の必要性は低い。したがって、この場合は、感度調整手段により調整可能な対象として照度センサを選択すれば、運転者の感度調整ニーズに合致させることができる。次に、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モード以外のモードであるときは、降雨中でありワイパーブレードが払拭動作をしており雨滴センサの検出感度調整の必要性が高い。したがって、この場合は、感度調整手段により調整可能な対象として雨滴センサを選択すれば、運転者の感度調整ニーズに合致させることができる。このように、ライトコントロールスイッチがオートライトポジション且つワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションである場合には、検出感度調整の必要度が高いほうのセンサを感度調整手段により調整可能である対象として選択する構成としているので、一個の感度調整手段を用いることにより部品点数増加を抑制しつつ、運転者が随時容易に照度センサの感度調節することができる車両用ライト制御装置を提供することができる。
本発明の請求項5に記載の車両用ライト制御装置は、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがワイパーオフポジションおよびワイパーマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、感度調整手段の操作により照度センサの検出感度が調節可能となり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、ライトコントロールスイッチがライトオフポジションおよびライトマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、感度調整手段の操作により雨滴センサの検出感度が調節可能となり、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであり、照度センサにより検出された明るさが所定の明るさ以下であるときは、感度調整手段の操作により照度センサの検出感度が調節可能となり、ライトコントロールスイッチがオートライトポジションにあり、ワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションにあり、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときは、感度調整手段の操作により雨滴センサの検出感度が調節可能となることを特徴としている。
すなわち、本発明の請求項5に記載の車両用ライト制御装置は、先に説明した本発明の請求項4に記載の車両用ライト制御装置に対して、ライトコントロールスイッチがオートライトポジション且つワイパーコントロールスイッチがオートワイパーポジションである場合における、感度調整手段により検出感度調整される対象を選択する判定方法を変更したものである。
つまり、本発明の請求項4に記載の車両用ライト制御装置では、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであると、直ちに、感度調整手段により検出感度調整される対象として照度センサを選択しているが、本発明の請求項5に記載の車両用ライト制御装置では、雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであり且つ照度センサにより検出された明るさが所定の明るさ以下であるときに、感度調整手段により検出感度調整される対象として照度センサを選択している。
通常、照度センサの感度調整は、周囲の明るさが、車両用ライト制御装置によりライトの点灯・消灯が切り替えられる明るさ、すなわち或る程度くらい状態のときに行われる。たとえば、昼間で十分明るい場合には、感度調整は行われない。したがって、本発明の請求項5に記載の車両用ライト制御装置の構成とすれば、運転者が、照度センサの感度調整が必要と感じる状況においてのみ、感度調整手段により検出感度調整される対象として照度センサを選択するので、それ以外の状況、つまり十分明るいときに不用意に感度を変更することを防止できる。
本発明の請求項6に記載の車両用ライト制御装置は、感度調整手段を雨滴センサの検出感度を高めるように操作すると照度センサの検出感度も高められ、感度調整手段を雨滴センサの検出感度を低めるように操作すると照度センサの検出感度も低められることを特徴としている。
一般に、雨滴センサの感度を高めると、より少ない雨滴付着量のときに、より払拭頻度の高い払拭モード、たとえばワイパーブレードの往復払拭動作間隔時間がより短い払拭モードに切り替えられることになる。ワイパーブレードによるウィンドシールドの払拭動作は、運転者の自動車前方視界を良好に維持するための動作である。したがって、運転者が雨滴センサの感度を高める操作をするのは、運転者が自動車前方視界を良好に維持したい、という欲求を感じたときである。一方、照度センサの感度を高めると、周囲の明るさがより明るいときに、自動車のライトが消灯状態から点灯状態に切り替えられることになる。自動車におけるライト点灯の目的は、自車の存在を他車や歩行者から早期に確実に認めてもらうこと、および運転者の自動車前方視界を良好に維持することである。したがって、運転者が照度センサの感度を高める操作をするのは、運転者が自動車前方視界を良好に維持したい、という欲求を感じたときである。
このように、雨滴センサの感度を高める操作および照度センサの感度を高める操作をする運転車の動機は同一である。したがって、本発明の請求項6に記載の車両用ライト制御装置のような構成とすれば、1つの感度調整手段を雨滴センサの検出感度調整用途および照度センサの検出感度調整用に兼用しつつ、感度調整の動機が同一の場合、感度調整手段の操作方向、たとえば回転式ノブの場合の回転方向は同一となり、運転者の欲求感覚と極自然に合致することになる。これにより、一個の感度調整手段を用いることにより部品点数増加を抑制しつつ、照度センサの感度調節操作感覚をより運転者の欲求感覚に合致したものであるような車両用ライト制御装置を提供することができる。
以下、本発明にかかる車両用ライト制御装置の実施の形態について、自動車70に搭載された車両用ライト制御装置1に適用した場合を例に図1〜図5を参照して説明する。
自動車70には、ワイパー制御装置21も搭載されている。ワイパー制御装置21は、ワイパーコントロールスイッチ23の操作ポジションに応じて、フロントウィンドシールド71に付着した雨滴を払拭するようにワイパー装置25を駆動制御するものである。車両用ライト制御装置1およびワイパー制御装置21は、図1に示すように、自動車70の通信ライン8に電気的に接続されている。
以下に、車両用ライト制御装置1のシステム構成について、ワイパー制御装置21を含めて説明する。
先ず、ワイパー制御装置21のシステム構成について簡単に説明する。ワイパー制御装置21は、図2に示すように、雨滴センサ22、ワイパー装置25、ワイパーコントロールスイッチ23、ワイパーコントロールスイッチ23からの信号および雨滴センサ22からの信号に基づきワイパー装置25を駆動するワイパー駆動ECU24等から構成されている。車両用ライト制御装置1は、自動車70のイグニションスイッチ(図示せず)を介して自動車70のバッテリ(図示せず)から電力が供給されている。
ワイパー装置25は、ワイパーモータ25aが発生する駆動トルクによりリンク機構25bを介して駆動されてフロントウィンドシールド71上において往復払拭動作を行うワイパーブレード25cを備えている。ワイパーブレード25cの往復払拭動作は、ワイパー駆動ECU24からワイパーモータ25aに対し駆動指示信号が出力されることで実行される。
ワイパーコントロールスイッチ23は、車室の運転席に設置されている。ワイパーコントロールスイッチ23は、ワイパーブレード25cの往復払拭動作が停止するOFFポジション、ワイパーブレード25cの往復払拭動作が低速で行われるLOポジション、ワイパーブレード25cの往復払拭動作が高速で行われるHIポジション、ワイパーブレード25cの往復払拭動作が雨滴量に応じて自動制御されるAUTOポジションの4ポジションを備えている。ワイパーコントロールスイッチ23は、たとえばロータリスイッチから構成され、運転者の手動操作により上述の4ポジションの1つが選択されると、その選択されたポジションについての情報を後述するワイパー駆動ECU24へ出力している。ワイパーコントロールスイッチ23は、たとえば、ステアリングコラム(図示せず)に設置されている。
感度調整手段である感度調整器26は、ワイパーコントロールスイッチ23のAUTOポジション(自動制御モード)が選択されているときに、雨滴センサ22の検出感度を調整する機能を有している。運転者は、感度調整器26を操作することにより、ワイパー装置25の払拭モードの切り替え閾値となる雨滴量が変更することができる。これにより、ワイパー装置25の払拭モードが切り替えられる時の雨滴量を自分の好みに調節することができる。感度調整器26は、たとえば、ポテンショメータ等から構成されている。感度調整器26は、ワイパーコントロールスイッチ23と同様に、車室の運転席に設置されている。感度調整器26は、ワイパーコントロールスイッチ23と一体的に構成されていても良いし、あるいは、ワイパーコントロールスイッチ23とは独立して設けられていても良い。感度調整器26は、車両用ライト制御装置1が備える、後述する照度センサ2の検出感度調整にも用いられる。
雨滴センサ22は、後述する照度センサ2とともに、一つのセンサモジュールS内に組み込まれている。センサモジュールSは、図2に示すように、フロントウィンドシールド71におけるワイパーブレード25cの払拭領域A内且つ車室内に設置されている。雨滴センサ22は、図3に示すように、フロントウィンドシールド71の検出領域Adに向かって例えば赤外光を発光する発光ダイオードなどの発光素子22aと、該発光素子22aから発光されてフロントウィンドシールド71により反射された光の受光量に応じた出力値を出力するフォトダイオードなどの受光素子22bとを有して構成されている。発光素子22aは、ワイパー駆動ECU24によってその点消灯が制御される。受光素子22bは、検出した雨滴量に応じた検出信号を、CPU6を介してワイパー駆動ECU24に出力している。このように構成されることで、検出領域Adに雨滴が付着していないときにあっては、発光素子22aから発光された赤外光は、図3中の実線矢印で示すように進行し、そのほとんどがフロントウィンドシールド71によって反射され、受光素子22bで受光される。しかし、検出領域Adに雨滴Dが付着しているときにあっては、発光素子22aから発光された赤外光の一部は、検出領域Adに付着した雨滴Dを介して図3中の破線矢印で示すように進行しフロントウィンドシールド71外へ出射する。そのため、受光素子22bにより受光される光の量が減少することとなる。このように、検出領域Adに付着する雨滴の量と受光素子22bによる受光量に基づき、検出領域Adに付着する雨滴量が光学的に検出されている。
ワイパー駆動ECU24は、CPU、各種プログラムやデータを保存するための読み取り専用メモリ(ROM)や書き込み可能なメモリ(RAM)等のメモリを含む記憶装置、A/D変換器等の入力回路、出力回路、及び電源回路等の機能を含んで構成されている。ワイパーコントロールスイッチ23のAUTOポジション(自動制御モード)が選択されると、ワイパー駆動ECU24は、雨滴センサ22からの検出信号に基づいて雨滴センサ22の検出領域Adに付着した雨滴量を算出し、算出した雨滴量に基づいてワイパー装置25の払拭モード、すなわちワイパーブレード25cの往復払拭動作感覚時間を判定する。そして、判定した払拭モードが実行されるようにワイパーモータ25aを駆動する。一方、ワイパーコントロールスイッチ23のOFFポジション、LOポジション、HIポジションのいずれかが選択されると、ワイパー駆動ECU24は、選択されたポジションに対応した動作をするようにワイパーモータ25aに信号を出力する。
次に、車両用ライト制御装置1のシステム構成について説明する。車両用ライト制御装置1は、図2に示すように、照度センサ2、ライト5としてのヘッドランプ51、クリアランスランプ52およびテールランプ53、ライトコントロールスイッチ3、ライトコントロールスイッチ3からの信号および照度センサ2からの信号に基づきランプ5を駆動するライト駆動ECU4等から構成されている。車両用ライト制御装置1は、自動車70のイグニションスイッチ(図示せず)を介して自動車70のバッテリ(図示せず)から電力が供給されている。
ライト5としては、ヘッドランプ51、クリアランスランプ52およびテールランプ53が設けられている。クリアランスランプ52は、図2に示すように、自動車70の前端に前照灯であるヘッドランプ51の外側、つまり自動車70における幅方向の両端に設置されている。テールランプ53は、図2中には示されないが、自動車70の後端において、自動車70における幅方向の両端に設置されている。
ライトコントロールスイッチ3は、車室の運転席に設置されている。ライトコントロールスイッチ3は、全てのライト5が消灯されるOFFポジション、自動車70の周囲の明るさに応じて各種ライトの店頭・消灯が自動制御されるAUTOポジション、クリアランスランプ52およびテールランプ53が点灯されるTAILポジション、クリアランスランプ52、テールランプ53およびヘッドランプ51が点灯されるTAILポジション、クリアランスランプ52およびテールランプ53にくわえてヘッドランプ51が点灯されるHEADポジションの4ポジションを備えている。ライトコントロールスイッチ3は、たとえばロータリスイッチから構成され、運転者の手動操作により上述の4ポジションの1つが選択されると、その選択されたポジションについての情報を後述するライト駆動ECU24へ出力している。ライトコントロールスイッチ23は、たとえば、ステアリングコラム(図示せず)に設置されている。
照度センサ2は、雨滴センサ22とともに、一つのセンサモジュールS内に組み込まれている。照度センサ2は、図に示すように、受光素子であるフォトダイオード2a、フォトダイオード2aを覆うように設けられたフィルタ2bを備えている。照度センサ2では、フィルタ2bを通過してフォトダイオード2aに入射する光量をフォトダイオード2aにより検出することにより周囲の明るさを検出している。フォトダイオード2aからの検出出力は、CPU6を介してライト駆動ECU4に入力される。CPU6から出力される明るさの信号電圧は、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1においては、一定の照度までは照度に比例してリニアに電圧が変化し、それ以上の照度においては、照度が変化しても明るさの信号電圧は一定で変化しないようになっている。また、センサモジュールS内には、図1に示すように、不揮発メモリ7が設けられ、感度調整器26の設定値を記憶するようになっている。これにより、自動車のイグニッションスイッチがOFFされても、それ以前に設定された感度調整器26の設定値は記憶され続ける。そして、次にイグニッションスイッチがONされて自動車が作動状態になると、前回イグニッションスイッチがOFFされたときにおける感度調整器26の設定値が、ライト制御およびワイパー制御に適用される。
次に、照度センサ2の検出感度調整が必要となった場合の処置について説明する。本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1では、感度調整手段としては、ワイパー制御装置21が備える感度調整器26のみを備えている。したがって、照度センサ2の検出感度調整も雨滴センサ22の検出感度調整と同様に、感度調整器26を操作することにより実施される。つまり、一個の感度調整器26により2種類のセンサである照度センサ2および雨滴センサ22の検出感度調整を行っている。このため、感度調節器26を操作して検出感度調整を行う対象を選択する選択手段が必要である。本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1では、選択手段として、ライトコントロールスイッチ3およびワイパーコントロールスイッチ23を用いている。詳しくは、両スイッチ3、23それぞれにおいて選択されているポジションに基づいて、調整対象となるセンサを選択するようにしている。以下に、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1における、照度センサ2の検出感度調整および雨滴センサ22の検出感度調整方法について説明する。
ライトコントロールスイッチ3は、図1に示すように、OFF、TAIL、HEAD、AUTOの4ポジションを備えている。ワイパーコントロールスイッチ23は、図1に示すように、OFF、LO、HI、AUTOの4ポジションを備えている。したがって、両スイッチ3、23それぞれのポジションの組み合わせは、4×4=16通りになる。図5は、これをマトリクス表にしたものである。図5において、「×」は感度調整が実行されないことを、「照度」は照度センサ2を、「雨滴」は雨滴センサ22をそれぞれ意味している。照度センサ2の検出感度調整は、図5に示すように、ライトコントロールスイッチ3がAUTOポジションであり、且つワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション以外であるときであり、且つ車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさが閾値K以下であるときに実行可能となっている。
ここで、上述の明るさの閾値Kについて説明する。明るさの閾値Kは、たとえば、夕方等周囲が薄暗くなったときの明るさであり、運転者がライトコントロールスイッチ3をTAILポジションに切り替えて、クリアランスランプ52およびテールランプ53を点灯させようと感じるような明るさである。すなわち、このような明るさのときには、運転者は、クリアランスランプ52およびテールランプ53が自動点灯される明るさが自分の好みに合うように、照度センサ2の検出感度を調整することができる。周囲の明るさがこの閾値Kを超えるほど明るいときには、通常自動車70の灯火類は消灯しているので、照度センサ2の感度を調整する必要もないし、調整自体不可能である。そして、明るさが閾値Kよりもさらに暗くなると、運転者は、クリアランスランプ52およびテールランプ53の点灯状態とクリアランスランプ52、テールランプ53およびヘッドランプ51の点灯状態とが切り替わるときの明るさを自分の好みに合うように、照度センサ2の検出感度を調整することができる。
一方、雨滴センサ22の検出感度調整は、図5に示すように、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジションであり、且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジション以外であるときに実行可能となっている。
次に、ライトコントロールスイッチ3およびワイパーコントロールスイッチ23の両方ともAUTOポジションである場合における検出感度調整対象を選択する選択方法について説明する。
この場合は、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさ、およびワイパー制御装置21において選択されている払拭モードに基づいて、感度調整対象となるセンサが判別される。本発明の一実施形態においては、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジションのときにワイパー制御装置21により選択される払拭モードとしては、停止、停止待機、間歇7.0秒、間歇3.5秒、間歇1.6秒、間歇0.6秒、LO、HIの8種類がある。図6は、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさと、ワイパー制御装置21の払拭モードとをマトリクス表にしたものである。図5において、「×」は感度調整が実行されないことを、「照度」は照度センサ2を、「雨滴」は雨滴センサ22をそれぞれ意味している。照度センサ2の検出感度調整は、図6に示すように、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさが閾値K以下であり且つワイパー制御装置21の払拭モードが停止モードであるときにのみ実行可能である。これは、ワイパー制御装置21の払拭モードが停止モードであるときは、雨が止んでいる状態であり雨滴センサ22の感度調整の必要性は低いのに対して、周囲の明るさが閾値K以下、つまり暗い状態であるため照度センサ2の感度調整の必要性が高いことによる。周囲の明るさが所定の閾値Kを超え且つワイパー制御装置21の払拭モードが停止モードであるときには、照度センサ2および雨滴センサ22ともに、その感度調整の必要性は非常に低いので感度調整は実行不可である。一方、雨滴センサ22の検出感度調整は、図6に示すように、ワイパー制御装置21の払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときに、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさ如何にかかわらず実行可能となる。これは、ワイパー制御装置21の払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときは、雨が降っており、ワイパーブレードの払拭動作による運転者の前方視界確保が安全走行上重要であり、したがって、雨滴センサ22の感度調整を照度センサ2の感度調整よりも優先させたことによる。
次に、以上説明した、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1における照度センサ2の検出感度調整および雨滴センサ22の検出感度調整の具体的な処理手順について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
自動車70のイグニッションスイッチ(図示せず)がONされると、車両用ライト制御装置1およびワイパー制御装置21が作動を開始する。それにより、照度センサ2の検出感度調整および雨滴センサ22の検出感度調整処理が開始される。ここで、車両用ライト制御装置1のライト駆動ECU4およびワイパー制御装置21のワイパー駆動ECU24は通信ライン8を介してつながっており、データのやり取りが可能である。したがって、図7に示すフローチャートに基づく処理は、ライト駆動ECU4およびワイパー駆動ECU24のどちらに組み込まれていてもよい。
先ず、ステップ100で、照度センサ2の検出感度および雨滴センサ22の検出感度をすでに設定されている値にセットする。つまり、前回イグニッションスイッチがOFFされた時点で不揮発メモリ7に記憶されている値を読み出す。続いて、ステップ101で初期化を行う。
次に、ステップ102で、感度調整器26が操作されたかどうかを判定する。感度調整器26の操作が無い場合は、感度調整処理を終了する。感度調整器26の操作が有った場合は、ステップ103へ進み、ライトコントロールスイッチ3のAUTOポジションが選択され且つワイパーコントロールスイッチのAUTOポジションが選択されているかどうか判定する。
ステップ103の判定の結果、両スイッチ3、23ともにAUTOモードが選択されている場合は、ステップ104へ進み、ワイパー駆動ECU24により判定されている払拭モードが停止モードであるか否かを判定する。払拭モードが停止モードである場合は、ステップ105へ進み、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさが閾値K以下であるかどうかを判定する。この判定の結果、周囲の明るさが閾値K以下である場合は、ステップ106において、照度センサ2の検出感度をステップ102で判別した感度調整器26の設定値に対応する値に変更する。続いて、変更された照度センサ2の検出感度をステップ107で不揮発メモリ6に記憶させる。一方、周囲の明るさが閾値Kを上回る場合は、感度調整処理を終了する。
ステップ103の判定の結果、両スイッチ3、23がAUTOである状態ではない、すなわち、少なくともどちらか一つがAUTOポジション以外のポジションである場合は、ステップ110へ進み、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジション以外であるかどうかを判定する。その結果、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジション以外であるときは、ステップ111において、雨滴センサ22の検出感度をステップ102で判別した感度調整器26の設定値に対応する値に変更する。続いて、変更された雨滴センサ22の検出感度をステップ112で不揮発メモリ6に記憶させる。一方、ステップ110の判定の結果、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジションではない場合は、ステップ113へ進み、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション以外且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジションであるかどうかを判定する。その結果、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション以外且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジションである場合は、ステップ114へ進み、車両用ライト制御装置1の照度センサ2により検出された周囲の明るさが閾値K以下であるかどうかを判定する。この判定の結果、周囲の明るさが閾値K以下である場合は、ステップ115において、照度センサ2の検出感度をステップ102で判別した感度調整器26の設定値に対応する値に変更する。続いて、変更された照度センサ2の検出感度をステップ116で不揮発メモリ6に記憶させる。一方、周囲の明るさが閾値Kを上回る場合は、感度調整処理を終了する。ステップ113も判定の結果、ワイパーコントロールスイッチ23がAUTOポジション以外且つライトコントロールスイッチ3がAUTOポジションである状態ではない場合は、感度調整処理を終了する。
ステップ104の判定の結果、払拭モードが停止モード以外である場合は、ステップ108において、雨滴センサ22の検出感度をステップ102で判別した感度調整器26の設定値に対応する値に変更する。続いて、変更された雨滴センサ22の検出感度をステップ109で不揮発メモリ6に記憶させる。
以上説明した、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1においては、照度センサ2の検出感度調整を行うための感度調整手段として、ワイパー制御装置1が備えている、雨滴センサ22の検出感度調整を行うための感度調整器26を用いている。これにより、新たに照度センサ2専用の感度調節器を設置したり、ナビゲーション装置を設置したりすることなく、運転者が随時容易に照度センサ2の感度調節することができる車両用ライト制御装置1を実現することができる。
さらに、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1においては、感度調節器26を操作して検出感度調整を行う対象を選択する選択手段として、ライトコントロールスイッチ3およびワイパーコントロールスイッチ23を用いている。これにより、新たに照選択手段を設置することなく、検出感度調整の対象を確実に選択することができる。
なお、上記実施形態では、照度センサ2、雨滴センサ22、CPU6および不揮発メモリ7を一つの部品であるセンサモジュールSとして一体化しているが、この構成に限定する必要は無く、照度センサ2と雨滴センサ22とを別々とするとともに、CPU6および不揮発メモリ7を、照度センサ2および雨滴センサ22のどちらか一方に組み込む構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ワイパー制御装置21においてAUTOポジション時に選択される払拭モードの中の間歇モードを4種類としているが、4種類である必要はなく、いくつでもかまわない。
車両用ライト制御装置1の全体構成を示すブロック図である。 車両用ライト制御装置1が自動車70に搭載された状態を示す模式図である。 雨滴センサ22の構成を説明する断面図であり、図2中のIII−III線断面図である。 照度センサ2の構成を説明する断面図であり、図2中のIV−IV線断面図である。 ライトコントロールスイッチ3およびワイパーコントロールスイッチ23の各ポジションと感度調整対象との関係を示すマトリクス表である。 ワイパー制御装置21における払拭モードおよび周囲の明るさと感度調整対象との関係を示すマトリクス表である。 照度センサ2および雨滴センサ22の検出感度調整処理の具体的な処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 車両用ライト制御装置
2 照度センサ
2a フォトダイオード
2b フィルタ
3 ライトコントロールスイッチ
4 ライト駆動ECU
5 ライト
51 ヘッドランプ
52 クリアランスランプ
53 テールランプ
6 CPU
7 不揮発メモリ
8 通信ライン
21 ワイパー制御装置
22 雨滴センサ
22a 発光素子
22b 受光素子
23 ワイパーコントロールスイッチ
24 ワイパー駆動ECU
25 ワイパー装置
25a ワイパーモータ
25b リンク機構
25c ワイパーブレード
26 感度調整器(感度調整手段)
70 自動車(車両)
71 フロントウィンドシールド(ウィンドシールド)
D 雨滴
S センサモジュール

Claims (6)

  1. 周囲の明るさを検出する照度センサを備え、前記照度センサからの出力に基づいて車両が備える各種ライトの点灯・消灯を制御する車両用ライト制御装置であって、
    車両のウィンドシールド上におけるワイパーブレードの払拭範囲に配置されて前記ウィンドシールドに付着した雨滴量を検出する雨滴センサからの出力に基づいてワイパーブレードの払拭動作を制御するワイパー制御装置に設けられ前記雨滴センサの検出感度を調節する感度調整手段を用いて前記照度センサの検出感度を調整可能であることを特徴とする車両用ライト制御装置。
  2. 前記感度調整手段により検出感度調整される対象を選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用ライト制御装置。
  3. 前記選択手段は、前記ライトの作動を切り替えるライトコントロールスイッチおよび前記ワイパーブレードの払拭動作を切り替えるワイパーコントロールスイッチであって、
    前記ライトコントロールスイッチは、前記ライトが消灯されるライトオフポジションと、手動により前記ライトの点灯が制御されるライトマニュアルポジションと、前記照度センサからの出力に基づいて前記ライトの作動が自動的に制御されるオートライトポジションとを備え、
    前記ワイパーコントロールスイッチは、前記ワイパーブレードの払拭動作が停止されるワイパーオフポジションと、手動により前記ワイパーブレードの払拭動作が制御されるワイパーマニュアルポジションと、前記雨滴センサからの出力に基づいて前記ワイパーブレードの払拭動作が自動的に制御されるオートワイパーポジションとを備え、
    前記ライトコントロールスイッチからの操作ポジション信号および前記ワイパーコントロールスイッチからの操作ポジション信号に応じて、前記感度調整手段の操作により前記照度センサの検出感度および前記雨滴センサの検出感度のどちらか一方が調節可能となることを特徴とする請求項2に記載の車両用ライト制御装置。
  4. 前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記ワイパーオフポジションおよび前記ワイパーマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、前記感度調整手段の操作により前記照度センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記ライトコントロールスイッチが前記ライトオフポジションおよび前記ライトマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、前記感度調整手段の操作により前記雨滴センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであるときは、前記感度調整手段の操作により前記照度センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときは、前記感度調整手段の操作により前記雨滴センサの検出感度が調節可能となることを特徴とする請求項3に記載の車両用ライト制御装置。
  5. 前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記ワイパーオフポジションおよび前記ワイパーマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、前記感度調整手段の操作により前記照度センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記ライトコントロールスイッチが前記ライトオフポジションおよび前記ライトマニュアルポジションのどちらか一方にあるときは、前記感度調整手段の操作により前記雨滴センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モードであり、前記照度センサにより検出された明るさが所定の明るさ以下であるときは、前記感度調整手段の操作により前記照度センサの検出感度が調節可能となり、
    前記ライトコントロールスイッチが前記オートライトポジションにあり、前記ワイパーコントロールスイッチが前記オートワイパーポジションにあり、前記雨滴検出装置により選択された払拭モードが停止モード以外の払拭モードであるときは、前記感度調整手段の操作により前記雨滴センサの検出感度が調節可能となることを特徴とする請求項3に記載の車両用ライト制御装置。
  6. 前記感度調整手段を前記雨滴センサの検出感度を高めるように操作すると前記照度センサの検出感度も高められ、前記感度調整手段を前記雨滴センサの検出感度を低めるように操作すると前記照度センサの検出感度も低められることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の車両用ライト制御装置。
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