JP5227255B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドウガラスを払拭するワイパの動作を自動制御するオートモードを備えたワイパ装置に関する。
従来より、オートモードを備えたワイパ装置としては、例えば、ウインドウガラスに対する水滴の付着状態をレインセンサで検出し、このレインセンサの検出結果に基づいてワイパ制御を行う水滴感応式ワイパ装置が知られている。この種のワイパ装置に用いられるレインセンサは、一般に、発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)等の発光素子と、フォトダイオード(FD)等の受光素子とを備えて構成されている。そして、レインセンサは、オートモードの選択時に、発光素子からウインドウガラスに向けて出射した光の反射光を受光素子で受光することにより、ウインドウガラスの表面側に付着した水滴量を検出する。
ところで、LEDやLD等の発光素子は、一般に、高温となるにつれて発光効率が低下する。従って、レインセンサにおいては、発光素子に供給する駆動電流を、温度情報等に基づいてフィードバック制御する等の対策が必要となる。
その一方で、例えば、発光素子に過剰な駆動電流を供給した場合、レインセンサの内部素子等の破損を招く虞がある。そこで、例えば、特許文献1には、ワイパ装置のオートモード選択時におけるフェールセーフの1つとして、発光素子への駆動電流の値が周囲温度に換算して高温設定温度を超える値まで異常上昇している場合には発光素子への駆動電流の供給を停止し、これに伴い、オートモードでのワイパの駆動を停止する技術が開示されている。
特開平11−183370号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術のように、レインセンサのフェールが判定されたときワイパを停止する構成では、例えば、雨天走行中に、何らかの要因でレインセンサ内の周囲温度が上昇する等してフェールが判定された場合等に、ドライバの意図に反してワイパの動作が停止されてしまう虞がある。
これに対処し、最低限のワイパの動作を保証すべく、例えば、自動制御中にレインセンサのフェールが判定された際には予め設定された一定の動作パターンに従ってワイパを動作させることも考えられる。しかしながら、このような構成を採用すると、例えば、雨天時にオートモードを選択したままイグニッションオフして降車した乗員が、炎天下の車内に再び乗車してイグニッションオンした場合等に、高温な車室内温度に起因してレインセンサのフェール判定がなされ、ワイパが誤動作して乗員に違和感を与える虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、レインセンサのフェールが判定された場合にも乗員に違和感を与えることなく、適切なワイパの動作制御を行うことができるワイパ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によるワイパ装置は、ヘッドライトに対する点灯制御のモードとして、デイタイムランニングモードにて走行可能状態であるとき、車速が設定車速未満である場合にヘッドライトを消灯し、車速が設定車速以上である場合に前記ヘッドライトをデイタイムランニングモードにて点灯させる点灯制御手段を備えた車両に適用され、ウインドウガラスに対する水滴の付着状態を検出するレインセンサと、オートモードの選択時に、前記水滴の付着状態に応じた可変の動作パターンでワイパの動作制御を行うワイパ制御手段と、予め設定された温度条件に基づいて前記レインセンサのフェール判定を行うフェール判定手段と、を備え、前記ワイパ制御手段は、前記オートモードの選択時に前記フェール判定手段によってフェールが判定されているとき、車速が設定車速未満である場合に前記ワイパの動作を禁止し、車速が設定車速以上である場合に予め設定された固定の動作パターンで前記ワイパを動作させるものであり、前記オートモードの選択時に前記フェール判定手段によってフェールが判定されているときの前記ワイパ制御に供する前記設定車速を、前記デイタイムランニングモードで走行可能時に前記ヘッドライトの点灯制御に供する前記設定車速と一致させたものである。
本発明のワイパ装置によれば、レインセンサのフェールが判定された場合にも乗員に違和感を与えることなく、適切なワイパの動作制御を行うことができる。
ワイパ装置の概略構成図 レインセンサの概略構成図 ワイパ制御ルーチンを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1はワイパ装置の概略構成図、図2はレインセンサの概略構成図、図3はワイパ制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1に示すワイパ装置1は、車両のウインドウガラス(例えば、フロントガラス)100に付着する雨滴等の水滴を払拭するワイパブレード5aを備えた一対のワイパ5を有して構成されている。各ワイパ5は、ワイパモータ6によって扇状に揺動してウインドウガラス100を払拭する。
ワイパモータ6を駆動するモータ駆動回路7は、例えば、統合ユニット10からの制御信号に従ってワイパモータ6へ駆動信号を出力する。この統合ユニット10は、周知のCPU、ROM、RAM、タイマ(何れも図示せず)等を備えたマイクロコンピュータを主体に構成され、入力側には、例えば、ステアリングコラムに配設されたワイパコンビネーションスイッチ11と、ウインドウガラス100に対する水滴の付着状態を検出するレインセンサ12とが接続されている。また、統合ユニット10には、トランスミッション制御ユニット15やエンジン制御ユニット16等がCAN等の信号線を介して接続され、これらの車載制御ユニット等から、例えば、車速V、セレクトレバーによるパーキングレンジの選択時にONするPレンジスイッチ信号、パーキングブレーキの操作時にONするパーキングブレーキスイッチ信号等の各種情報が入力される。
ワイパコンビネーションスイッチ11には、スイッチポジションとして、例えば、OFFポジション11a、AUTOポジション11b、INT(間欠)ポジション11c、LOポジション11d、HIポジション11e、及び、MISTポジション11fが設定されている。この中で、各ポジション11a〜11eは、ワイパコンビネーションスイッチ11に設けられている操作レバーを上下方向に傾倒させることで選択することができる。また、MISTポジション11fは、操作レバーを手前に引く等、上述した5ポジションとは異なる方向へ操作することでON操作することができる。
図1,2に示すように、レインセンサ12は、一対の回折格子21a,21bが形成されたガラス基板21と、ガラス基板21上の一方の回折格子21aの近傍に配設された発光モジュール22と、他方の回折格子21bの近傍に配設された受光モジュール23とを備えて構成されている。このレインセンサ12は、例えば、ウインドウガラス100の車室側の面上において、ワイパ5の払拭領域に対応する領域内に、ガラス基板21が透明接着剤24を介して貼着されることにより保持されている。
発光モジュール22は、例えば、発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)等の発光素子31と、発光素子31に対して駆動電流制御を行う駆動回路32と、を備えて構成されている。そして、駆動回路32から供給される駆動電流に応じて所定周波数に変調された光が発光素子31から出射されると、当該出射光は、回折格子21aを介してウインドウガラス100に入射される。ここで、発光素子31の光軸は、ウインドウガラス100に水滴等が付着していない状態において、ウインドウガラス100に入射した光を当該ウインドウガラス100内で全反射させる角度に設定されている。
また、発光モジュール22には、発光素子31からの出力光の一部を受光するフォトダイオード(FD)等の受光素子33と、受光素子33の出力信号から変調成分に対応する信号を検出する検出回路34とが設けられている。そして、駆動回路32は、検出回路34からの出力信号に基づいて駆動電流をフィードバック制御することにより、発光素子31からの発光出力を所望値に維持する。
受光モジュール23は、ウインドウガラス100内で反射された発光素子31からの出力光を回折格子21bを介して受光するPD等の受光素子36と、受光素子36の出力信号から発光素子31の駆動回路32による変調成分に対応する信号を検出する検出回路37と、検出回路37の出力信号を増幅する増幅回路38と、増幅回路38の出力信号を演算処理して複数種類の出力信号D(例えば、第1〜第3の出力信号D1〜D3)を出力する制御回路39とを有する。ここで、第1の出力信号Dは、例えば、降雨状態が霧雨或いは小雨であるときのように、ウインドウガラス100に付着する水滴量が比較的少量であるときHIレベルとなる。また、第2の出力信号D2は、例えば、降雨状態が中程度であるときのように、ウインドウガラス100に付着する水滴量が中程度であるときHIレベルとなる。また、第3の出力信号D3は、例えば、降雨状態が大雨であるときのように、ウインドウガラス100に付着する水滴量が比較的大量であるときHIレベルとなる。
統合ユニット10は、ワイパ制御手段としての機能を有し、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションに応じた制御信号をモータ駆動回路7に出力する。
例えば、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションがINTポジション11cにセットされると、統合ユニット10は、間欠モードを実行し、モータ駆動回路7を通じたワイパモータ6の制御により、ワイパ5を間欠動作させる。
また、操作レバーがLOポジション11dにセットされると、統合ユニット10は、低速連続モードを実行し、モータ駆動回路7を通じたワイパモータ6の制御により、ワイパ5を低速で連続動作させる。
また、操作レバーがHIポジション11eにセットされると、統合ユニット10は、高速連続モードを実行し、モータ駆動回路7を通じたワイパモータ6の制御により、ワイパ5を高速で連続動作させる。
また、操作レバーが手前に引かれてMISTポジション11fがONされると、統合ユニット10は、モータ駆動回路7を通じたワイパモータ6の制御により、MISTポジション11fがON操作される都度にワイパ5を設定回数だけ揺動動作させる。
さらに、操作レバーがAUTOポジション11bにセットされると、当該AUTOポジション11bのセットに連動してレインセンサ12が起動され、統合ユニット10は、レインセンサ12からの信号に基づいてオートモードを実行する。このオートモードが実行されると、統合ユニット10は、モータ駆動回路7を通じたワイパモータ6の制御により、レインセンサ12で検出される水滴の付着状態に応じた可変の動作パターンでワイパ5を動作させる。
ここで、オートモード実行中のフェールセーフの1つとして、予め設定された温度範囲外でのレインセンサ12の動作を禁止するため、レインセンサ12の発光モジュール22内には、発光素子31と駆動回路32とを電気的に接続または遮断するスイッチ回路35が併設されている。
このスイッチ回路35は、例えば、レインセンサ12内における周囲温度に応じて変動する発光素子31の駆動電流を計測することで周囲温度Tを検出する温度検出部35aと、温度検出部35aで検出された周囲温度Tに基づいてレインセンサ12のフェール判定を行うフェール判定手段としてのフェール判定部35bと、フェール判定部35bでフェールが判定されたとき駆動回路32から発光素子31への通電を遮断するスイッチ部35cとを有して構成されている。
本実施形態において、フェール判定部35bには判定閾値として低温設定温度RL(例えば、RL=−15℃)と高温設定温度RH(例えば、RH=80℃)とが設定されており、フェール判定部35bは、周囲温度Tが低温設定温度RL以下或いは高温設定温度RH以上であるとき、レインセンサ12のフェールを判定する。
すなわち、周囲温度Tが低温設定温度RL以下となるような環境下において、例えば、降雪があった場合にはウインドウガラス100に付着した雪は融解されて水滴となることなくそのまま保持されることが予想される。このような場合、ウインドウガラス100の表面に水滴が付着したときのような反射率の変化が期待できないため、レインセンサ12は、乗員の視界を遮るウインドウガラス100への水滴(雪)の付着状態を好適に検出することが困難となる。そこで、フェール判定部35bは、周囲温度Tが低温設定温度RL以下である場合にレインセンサ12のフェールを判定し、スイッチ部35cを通じて駆動回路32から発光素子31への駆動電流の通電を遮断する。
一方、周囲温度Tが高温設定温度RH以上である場合、発光素子31に供給される駆動電流が増加してレインセンサ12の内部素子等の破損が懸念される。そこで、フェール判定部35bは、周囲温度Tが高温設定温度RH以上である場合にレインセンサ12のフェールを判定し、スイッチ部35cを通じて駆動回路32から発光素子31への駆動電流の通電を遮断する。
そして、このようなレインセンサ12のフェールがフェール判定部35bにおいて判定されているとき、統合ユニット10は、オートモードを中断し、フェールセーフ制御を実行する。このフェールセーフ制御の実行時において、統合ユニット10は、現在の車速Vを参照し、車速Vが予め設定された車速V0(例えば、V0=5Km/h)未満である場合にワイパ5の動作を禁止する。一方、車速Vが設定車速V0以上である場合、統合ユニット10は、予め設定された固定の動作パターンでワイパ5を動作させる。この場合の動作パターンは、ワイパ5を低速で動作させる動作パターンであることが望ましく、本実施形態においては、制御を簡素化するため、例えば、間欠モードでの動作パターンがそのまま適用される。
次に、統合ユニット10で実行されるワイパ制御について、図3に示すワイパ制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは設定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、統合ユニット10は、先ず、ステップS101において、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションがOFFポジション11aであるか否かを調べる。そして、OFFポジション11aであると判定した場合、統合ユニット10は、そのままルーチンを抜ける。
一方、ステップS101において、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションがOFFポジション11a以外であると判定すると、統合ユニット10は、ステップS102に進み、スイッチポジションがAUTOポジション11bであるか否かを調べる。
そして、ステップS102において、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションがAUTOポジション11b以外(スイッチポジションがINTポジション11c、Loポジション11d、Hiポジション11e、或いは、MISTポジション11fの何れか)であると判定すると、統合ユニット10は、ステップS103に進み、現在のポジションに応じた動作パターンに従ってワイパ5を動作させた後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS102において、ワイパコンビネーションスイッチ11のスイッチポジションがAUTOポジション11bであると判定すると、統合ユニット10は、ステップS104に進み、例えば、レインセンサ12のスイッチ回路35内のフェール判定部35bにおいてフェールが判定されているか否かを調べる。
そして、ステップS104において、フェール判定部35bでフェールが判定されていないと判定すると、統合ユニット10は、ステップS105に進み、レインセンサ12からの信号に基づいてオートモードでのワイパ5を動作させた後、ルーチンを抜ける。すなわち、レインセンサ12内の周囲温度Tが、低温設定温度RL≦T≦高温設定温度RHであり、正常な温度範囲内にあるとの判定がフェール判定部35bにおいてなされているとき、統合ユニット10は、ステップS105に進み、レインセンサ12で検出された水滴量に応じた可変の動作パターンに従ってワイパ5を動作させた後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS104において、フェール判定部35bでフェールが判定されていると判定すると、統合ユニット10は、ステップS106に進み、現在の車速Vが設定車速V0未満であるか否かを調べる。すなわち、レインセンサ12内の周囲温度Tが、低温設定温度RL>T、或いは、T>高温設定温度RHであり、正常な温度範囲内にない(フェールである)との判定がフェール判定部35bにおいてなされているとき、統合ユニット10は、ステップS106に進む。
そして、ステップS106において、車速Vが設定車速V0未満であると判定すると、統合ユニット10は、ステップS107に進み、ワイパ5の停止制御を行った後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS106において、車速Vが設定車速V0以上であると判定すると、統合ユニット10は、ステップS108に進み、予め設定された固定の動作パターン(例えば、間欠モードでの動作パターン)に従ってワイパ5を動作させた後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、オートモードの選択時において、予め設定された温度条件に基づいてレインセンサ12のフェールが判定されているとき、車速Vが設定車速V0未満である場合にワイパ5の動作を禁止し、車速Vが設定車速V0以上である場合に予め設定された固定の動作パターンでワイパ5を動作させることにより、フェールが判定された場合にも乗員に違和感を与えることなく、適切なワイパ5の動作制御を行うことができる。
すなわち、オートモードが選択されている設定車速V0以上での雨天走行中等において、何らかの要因でレインセンサ12のフェールが判定された場合には、予め設定された固定の動作パターンでワイパ5を動作させることにより、フェールが判定されている場合であっても最低限のワイパ5の動作を保証して、乗員の視界確保を実現することができる。すなわち、例えば、ウインドウガラスに対する水滴(雪等)の付着状態を適正に検出することが困難となる寒冷地走行時等において、レインセンサ12のフェールが判定された場合にも、最低限のワイパ5の動作を保証して、乗員の視界確保を実現することができる。その一方で、例えば、オートモードを選択したまま降車した乗員が炎天下の車室内に再び乗車した場合、車室内温度に起因してレインセンサ12のフェールが判定される可能性があるが、このような場合、乗員は車両の走行を開始するまでの間に換気やエアコンの投入等によって室内温度を降下させることが一般的であり、このような室内温度の降下によってレインセンサ12のフェールは解消することが期待できるので、ワイパ5の誤作動を好適に抑制することができる。
また、フェールを判定するための温度条件として、レインセンサ12の周囲温度Tが、当該レインセンサ12を保護する上で許容される温度の上限値(高温設定温度RH)を上回ったこと、或いは、ウインドウガラス100に対する水滴の付着状態をレインセンサ12によって適正に検出可能な温度の下限値(低温設定温度RL)を下回ったこと、を設定することにより、レインセンサ12を好適に保護しつつ、ウインドウガラス100に対する水滴の付着状態を精度良く検出することができる。
ここで、周囲が明るく、DRL(デイタイムランニングランプ)モードで走行可能状態のとき、自車の車速Vが設定車速V1以上である場合にヘッドライト17をDRLモードにて点灯させ、設定車速V1未満である場合にヘッドライト17を消灯させるモードを含む点灯制御手段としての機能を統合ユニット10等が備えた車両においては、設定車速V0と設定車速V1とを一致させることが望ましい。このように構成することにより、ワイパ5に対する制御とヘッドライト17に対する制御とを一部共通化して制御の効率化を図ることができる。
なお、上述の実施形態において、統合ユニット10は、オートモードの選択時にフェール判定部35bによってフェールが判定されているとき、車速Vが設定車速V0未満である場合にワイパ5の動作を禁止する構成について説明したが、当該ワイパ5の動作を禁止するための条件として、例えば、セレクトレバーによるパーキングレンジの選択によってPレンジスイッチ信号がONされたこと、パーキングブレーキの牽引操作によってパーキングブレーキスイッチ信号がONされたこと等を適宜付加することも可能である。
1 … ワイパ装置
5 … ワイパ
5a … ワイパブレード
6 … ワイパモータ
7 … モータ駆動回路
10 … 統合ユニット(ワイパ制御手段、点灯制御手段)
11 … ワイパコンビネーションスイッチ
11a … OFFポジション
11b … AUTOポジション
11c … INTポジション
11d … LOポジション
11e … HIポジション
11f … MISTポジション
12 … レインセンサ
15 … トランスミッション制御ユニット
16 … エンジン制御ユニット
17 … ヘッドライト
21 … ガラス基板
21a,21b … 回折格子
22 … 発光モジュール
23 … 受光モジュール
24 … 透明接着剤
31 … 発光素子
32 … 駆動回路
33 … 受光素子
34 … 検出回路
35 … スイッチ回路
35a … 温度検出部
35b … フェール判定部(フェール判定手段)
35c … スイッチ部
36 … 受光素子
37 … 検出回路
38 … 増幅回路
39 … 制御回路
100 … ウインドウガラス

Claims (2)

  1. ヘッドライトに対する点灯制御のモードとして、デイタイムランニングモードにて走行可能状態であるとき、車速が設定車速未満である場合にヘッドライトを消灯し、車速が設定車速以上である場合に前記ヘッドライトをデイタイムランニングモードにて点灯させる点灯制御手段を備えた車両に適用され、
    ウインドウガラスに対する水滴の付着状態を検出するレインセンサと、
    オートモードの選択時に、前記水滴の付着状態に応じた可変の動作パターンでワイパの動作制御を行うワイパ制御手段と、
    予め設定された温度条件に基づいて前記レインセンサのフェール判定を行うフェール判定手段と、を備え、
    前記ワイパ制御手段は、前記オートモードの選択時に前記フェール判定手段によってフェールが判定されているとき、車速が設定車速未満である場合に前記ワイパの動作を禁止し、車速が設定車速以上である場合に予め設定された固定の動作パターンで前記ワイパを動作させるものであり、前記オートモードの選択時に前記フェール判定手段によってフェールが判定されているときの前記ワイパ制御に供する前記設定車速を、前記デイタイムランニングモードで走行可能時に前記ヘッドライトの点灯制御に供する前記設定車速と一致させたことを特徴とするワイパ装置。
  2. 前記フェール判定部は、前記レインセンサの周囲温度が、当該レインセンサを保護する上で許容される温度の上限値を上回ったとき、或いは、ウインドウガラスに対する水滴の付着状態を前記レインセンサによって適正に検出可能な温度の下限値を下回ったとき、フェールであることを判定することを特徴とする請求項1記載のワイパ装置。
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