JP2002523576A - 低温フルオロカーボンエラストマ - Google Patents

低温フルオロカーボンエラストマ

Info

Publication number
JP2002523576A
JP2002523576A JP2000567586A JP2000567586A JP2002523576A JP 2002523576 A JP2002523576 A JP 2002523576A JP 2000567586 A JP2000567586 A JP 2000567586A JP 2000567586 A JP2000567586 A JP 2000567586A JP 2002523576 A JP2002523576 A JP 2002523576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
fluorocarbon polymer
polymer
fluorocarbon
perfluorinated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000567586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002523576A5 (ja
JP4570780B2 (ja
Inventor
アラン ティ. ウォーム,
アレクセーヴナ ヴォルコヴァ マルガリータ
ヴァシリーエヴィッチ ソコロフ セルゲイ
ウラジーミロヴィッチ ヴェレテンニコフ ニコライ
Original Assignee
ダイネオン エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=22269374&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002523576(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ダイネオン エルエルシー filed Critical ダイネオン エルエルシー
Publication of JP2002523576A publication Critical patent/JP2002523576A/ja
Publication of JP2002523576A5 publication Critical patent/JP2002523576A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4570780B2 publication Critical patent/JP4570780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • C08F214/22Vinylidene fluoride
    • C08F214/222Vinylidene fluoride with fluorinated vinyl ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F216/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • C08F216/12Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
    • C08F216/14Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F216/1408Monomers containing halogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式CF2=CFO−(CF2m−(O(CF2pn−ORf 1〔式中、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキル基であり、m=1〜4、n=0〜6、およびp=1〜2である。〕で表される1種以上の過フッ素化エーテルから誘導される繰り返し単位と、フッ化ビニリデンから誘導される繰り返し単位とを含み、しかも−50℃以下のガラス転移温度および少なくとも約0.2の対炭素酸素比を有するフルオロカーボンポリマ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、ペルフルオロエーテル単位、特に、ペルフルオロアルキルビニルエ
ーテル化合物から誘導される繰り返し単位を含有するフルオロカーボンポリマ物
質および硬化エラストマ物質(cured elastomeric materials)の調製に関する。
【0002】 発明の背景 フルオロカーボンエラストマは、高いフッ素含有率を有する合成のエラストマ
ポリマである。例えば、W.M.Grootaert et al.,“Flu
orocarbon Elastomers”,Kirk−Othmer,En
cyclopedia of Chemical Technology,Vo
l 8,pp.900−1005(4th ed.,John Wiley &
Sons,1993)を参照されたい。フルオロカーボンエラストマ、特に、
フッ化ビニリデン(VF2)と、C36(ヘキサフルオロプロピレンまたはHF
P)のような他のエチレン性不飽和ハロゲン化モノマとのコポリマは、シール、
ガスケット、ライニングなどの高温用途向けに一般的に好まれるポリマになって
きており、特に、その造形品が、溶剤、潤滑剤、酸化または還元条件などの浸食
的な環境または過酷な環境に暴露される恐れのある場合に選択される。例えば、
VF2と、テトラフルオロエチレン(TFE)と、共重合性炭化水素オレフィン
とから調製されるフルオロエラストマポリマが開示されている米国特許第4,9
12,171号(Grootaertら)を参照されたい。
【0003】 このようなフルオロカーボンエラストマから作製された造形品を適用する場合
に多く見られる主な欠点は、低温において満足に機能する能力が欠如しているこ
とであった。典型的には、0℃よりも僅かに低い温度において、VF2とHFP
とのコポリマから作製された造形品は、剛性を帯びて満足に性能を発揮できない
【0004】 米国特許第5,214,106号(Carlsonら)に記載されているよう
に、VF2エラストマの低温可撓性は、VF2/HFP/TFEコポリマ中のH
FPの代わりにペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)を使用することによっ
て改良される可能性がある。また、ペルフルオロビニルエーテルのポリマまたは
TFEとのコポリマが米国特許第3,817,960号(Resnick)に記
載されている。
【0005】 米国特許第5,268,405号(Ojakaarら)に記載されているよう
に、選択されたペルフルオロポリエーテルを従来の配合方法によりペルフルオロ
エラストマコンパウンド中に導入することによって低温特性の強化された硬化ペ
ルフルオロエラストマを得ることが可能である。米国特許第3,632,788
号(Stiversら)に記載されているように、相容性増量剤(a compatibili
ty extender)を用いることによって、このような添加剤の配合率を通常よりも高
くすることが可能である。これらの添加剤は、永久にポリマ中に取り込まれるわ
けではなく、後処理時および造形品の使用時に欠除される可能性がある。
【0006】 多くの他のフッ素化エーテルが文献に記載されている。一つのタイプは、ヘキ
サフルオロプロピレンオキサイドから得られる式−CF(CF3)CF2−O−の
繰り返し単位を有するいくつかのホモポリマセグメントまたはブロックのうちの
一つによって特性付けられる。もう一つのタイプは、テトラフルオロエチレンオ
キサイドから得られる式−CF2CF2−O−の繰り返し単位を有するブロックに
よって特性付けられるものである。酸素をテトラフルオロエチレンまたはヘキサ
フルオロプロピレンと反応させることによって得られる他のタイプは、−CF2
O−、−CF(CF3)CF2O−、または−CF(CF3)O−の繰り返し単位
を有する骨格、ランダムに分布した−CF2O−および−CF2CF2O−の単位
を有する骨格、−CF(CF3)CF2O−および−CF2CF2O−の単位ならび
に場合により−CF2O−および−CF(CF3)O−の単位を有する骨格によっ
て特性付けられる。フッ素化エーテルのもう一つのタイプは、光重合によって得
られる式−(CF2aO(CF2b−の骨格単位によって特性付けられるもので
ある。
【0007】 過酸化物加硫性フッ素含有エラストマは、米国特許第5,225,504号(
Tatsuら)に開示されているように、一般式:CF2=CFO(CF2CF(
CF3)O)m(CF2nX〔式中、Xは、臭素原子またはヨウ素原子であり、m
およびnは、それぞれ、1、2、または3である。〕によって表されるペルフル
オロ(ビニルエーテル)化合物を、一般式:RBrnm〔式中、Rは、フルオロ
炭化水素基、クロロフルオロ炭化水素基、クロロ炭化水素基、または炭化水素基
であり、nおよびmは、それぞれ、1または2である。〕で表されるヨウ素およ
び臭素含有化合物の存在下で、2〜8個の炭素原子を有するフッ素含有オレフィ
ンと共重合することによって得ることができる。
【0008】 しかしながら、これらの物質はいずれも、十分な低温可撓性をもっておらず、
特に、−50℃程度の低温またはそれよりも低い温度では可撓性をもたない。
【0009】 発明の概要 本発明は、式CF2=CFO−(CF2m−(O(CF2pn−ORf 1〔式中
、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキル基であり、m=1〜4、n=0〜6
、およびp=1〜2である。〕で表される1種以上の過フッ素化エーテルから誘
導される繰り返し単位と、フッ化ビニリデンから誘導される繰り返し単位とを含
み、しかも−50℃以下のガラス転移温度および少なくとも約0.2の対炭素酸
素比を有するフルオロカーボンポリマを提供する。好ましくは、上式において、
mが2または3であるとき、nは0でない。
【0010】 フルオロカーボンポリマには、好ましくは、式:a)CX2=CX(Z)〔式
中、(i)Xは、HまたはFであり、かつ(ii)Zは、Br、I、またはRf 2 U{式中、U=Br、I、またはCNであり、かつRf 2=場合によりO原子を含
有する過フッ素化二価連結基である。}である。〕およびb)Y(CF2qY〔
式中、(i)Yは、BrまたはIであり、かつ(ii)q=1〜6である。〕で
表される1種以上の化合物から誘導される有効量(好ましくは、0.2〜5モル
%)の硬化部位部分(cure site moieties)が更に含まれる。
【0011】 本発明はまた、先に記載のフルオロカーボンポリマを含む架橋性組成物から調
製されるエラストマポリマを提供する。前記架橋性組成物には、過酸化物開始剤
のような遊離基開始剤、トリアリルイソシアヌレートのような共硬化剤(co-curi
ng agent)、および/または1種以上の充填剤が更に含まれる。エラストマポリ
マは、シール、ホース、ダイアフラム、コーティングなどを作製するために使用
することができる。
【0012】 本発明は更に、先に記載のエラストマポリマを調製する方法を提供する。好ま
しい方法には、(a)i)次の式(式I):CF2=CFO−(CF2m−(O
(CF2pn−ORf 1〔式中、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキル基で
あり、m=1〜4、n=0〜6、およびp=1〜2である。〕で表される1種以
上の過フッ素化エーテルから誘導される繰り返し単位と、ii)フッ化ビニリデ
ンから誘導される繰り返し単位と、iii)式:CX2=CX(Z)〔式中、X
は、HまたはFであり、かつZは、Br、I、またはRf 2U{式中、U=Br、
I、またはCNであり、かつRf 2=場合によりO原子を含有する過フッ素化二価
連結基である。}である。〕およびY(CF2qY〔式中、Yは、BrまたはI
であり、かつq=1〜6である。〕で表される1種以上の化合物から誘導される
0.2〜5モル%の硬化部位部分とを含有しかつ−50℃以下のガラス転移温度
および少なくとも約0.2の対炭素酸素比を有するフルオロカーボンポリマを含
んでなる架橋性組成物を提供することと、(b)架橋性組成物を、少なくとも部
分的に硬化させるのに有効な条件に付すこととが含まれる。好ましくは、架橋性
組成物を、少なくとも部分的に硬化させるのに有効な条件に付すステップには、
熱および圧力を加えることおよび/または組成物を放射線に暴露することが含ま
れる。
【0013】 発明の詳細な説明 本発明は、フルオロカーボンポリマ、特に、硬化部位を有する硬化性フルオロ
カーボンポリマ(curable fluorocarbon polymers)、硬化エラストマの調製、お
よびそれらを硬化させるプロセスに関する。これらの物質には様々な用途がある
。フルオロカーボンポリマを硬化させることによって、低温における性能特性、
特に可撓性の改良されたシール、ガスケット、ホース、ダイアフラム、ライニン
グ、および他の造形品に使用するためのフルオロカーボンエラストマを提供する
ことができる。それらはまたコーティングとして使用することもできる。たとえ
硬化させない場合であっても、これらの物質は、例えば、強化された低温特性を
提供すべく、コーキング材中でまたは熱可塑性物質用の希釈剤として使用するこ
とができる。
【0014】 好ましくは、フルオロカーボンポリマは、ペルフルオロアルキルビニルエーテ
ルとフッ化ビニリデンとから調製され、そして約−50℃未満、より好ましくは
約−60℃未満のTgを有する。本明細書中において、特に請求項において、T
gは、ASTM E1356−91(1995年再承認)を用いてポリマの示差
走査熱量計(DSC)分析から得られる曲線上の中点として定義される。実施例
のセクションに記載のいくつかの実施例に対するTg値は、この方法を用いてい
れば得られたであろう値よりも僅かに低い。これらの値は、5kg荷重下でサン
プルを解凍したときの変形の始まりをTgとして規定するRussion標準法
12254-66を用いて得られたものである。このような値は、典型的には、
ASTM法を用いていれば得られたであろう値よりも5〜10℃低い。
【0015】 本発明は、フッ化ビニリデンと、次の式(式I):CF2=CFO−(CF2 m −(O(CF2pn−ORf 1〔式中、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキ
ル基であり、m=1〜4(好ましくは、m=2〜4、より好ましくは、特定の実
施形態に対して2、他の実施形態に対して1〜2)、n=0〜6(好ましくは1
〜5、より好ましくは2〜4)、およびp=1〜2(好ましくは1)である。〕
で表される過フッ素化エーテルとから誘導される繰り返し単位(すなわち、イン
タポリマ化された単位)を含むフルオロカーボンポリマ(好ましくは、硬化性フ
ルオロカーボンエラストマ)を提供する。本発明の特定の態様では、m>2のと
き、nは好ましくは少なくとも1である。これらの過フッ素化エーテルは、本明
細書中において、ペルフルオロアルコキシアルキルビニルエーテル(「PAAV
E」)とも記されている。Izvestiya Akademii Nauk
SSSR,Seriya Khimicheskaya,No.10,pp.2
268−2272,October,1978から翻訳された「ヘキサフルオロ
プロピレンの液相酸化における反応器表面の役割」,S.V.Kartsov,
P.I.Valov,L.F.Sokolov,and S.V.Sokolo
v,Institute of Chemical Physics,Acad
emy of Sciences of the USSR,Moscow、な
らびに米国特許第3,817,960号(Resnick)および同第5,69
6,216号(Krugerら)には、式Iで表される化合物の製造に関して言
及されている。
【0016】 式Iで表される過フッ素化エーテルは、硬化物質の低温可撓性を損なう恐れの
あるペンダントアルキル基(例えば、−CF(CF3)−CF2−O−)をもたな
い。フルオロカーボンポリマはまた、少なくとも約0.2の対炭素酸素比を有す
る。この比は、最終的な硬化エラストマ物質の低温特性に対して重要な役割を果
たすことを見いだした。
【0017】 対炭素酸素比(O/C)は、ポリマ中の酸素の全モル数をポリマ中の炭素原子
の全モル数で割ることによって求められる。対炭素酸素比が高いほど、硬化エラ
ストマの低温特性は望ましいものになる。より詳細には、O/C比が高いほど、
ガラス転移温度(Tg)は低くなり、その結果、より低い温度においてポリマは
依然として弾性があり、しかもより低い温度において硬化エラストマは依然とし
て可撓性がある。しかしながら、O/C比を変化させる効果は、定性的であって
定量的ではない。なぜなら、Tgは多くの他の因子による影響を受ける可能性が
あるからである。このような因子としては、全体的な分子量、TFEのような任
意のコモノマの存在、およびコモノマの単位ブロックの長さが挙げられる。
【0018】 O/C比を変化させる方法は少なくとも二つあり、それらは組み合わせて使用
することが可能である。O/C比を増大させることのできる一つの方法は、酸素
原子の多いペルフルオロアルコキシフラグメントを付加することによって、ポリ
マの任意のペンダント基(典型的には酸素含有アルキル基)の長さを増大させる
ことである。もう一つの方法は、全組成物に対して、酸素原子の多いペルフルオ
ロアルコキシアリルビニルエーテルのモルパーセントを増大させることである。
しかしながら、O/C比を増大させる最も効果的な方法は、ビニルエーテル中の
ペルフルオロメチルビニルエーテル(−CF2O−)またはペルフルオロエチル
ビニルエーテル(−CF2CF2O−)のセグメントの量を増大させることである
。ペルフルオロプロピルビニルエーテルを使用することは、O/C比を増大させ
る上で効果は少ない。
【0019】 式Iで表される好適なフルオロカーボンポリマの例を、TgおよびO/C比(
m+n=1)と共に次の表1に列挙する。
【0020】
【表1】
【0021】 硬化させない本発明のフルオロカーボンポリマは、様々な用途に有用である。
しかしながら、それらが特に有利であるのは、硬化させることによって有意な低
温特性(例えば、可撓性)を有するエラストマを形成することができるからであ
る。それらは種々の手法によって硬化させることができる。しかしながら、好ま
しくは、ポリマには、分子内に、ハロゲン(典型的には、臭素およびヨウ素)硬
化部位またはニトリル硬化部位が含まれる。
【0022】 従って、好ましくはおよび有利には、フルオロカーボンポリマには、式CF2
=CFO−(CF2m−(O(CF2pn−ORf 1〔式中、Rf 1は、過フッ素
化(C1〜C4)アルキル基であり、m=1〜4、n=0〜6、およびp=1〜2
である。〕で表される過フッ素化エーテルから誘導される繰り返し単位と、フッ
化ビニリデンから誘導される繰り返し単位と、ハロゲンまたはニトリル部分を含
有する1種以上の化合物から誘導される有効量(すなわち、硬化エラストマを提
供するのに有効な量)の硬化部位部分とが含まれる。本発明で使用される硬化部
位部分は、所望により、アルキル部分のようなペンダント基を有していてもよい
。硬化部位部分を提供するのに有用なこうした化合物の例は、米国特許第5,6
96,216号(Krugerら)および同第5,679,851号(Saito
ら)に記載されている。好ましくは、硬化部位部分は、式:CX2=CX(Z)
〔式中、Xは、HまたはF(好ましくはF)であり、かつZは、Br、I、また
はRf 2U{式中、U=Br、I、またはCNであり、かつRf 2は場合によりO原
子を含有する過フッ素化二価連結基である。}である。〕およびY(CF2q
〔式中、Yは、BrまたはIであり、かつq=1〜6である。〕で表される1種
以上の化合物から誘導される。好ましくは、これらの硬化部位部分は約0.2〜
5モル%存在する。硬化部位部分の好ましい基としては、CF2=CFBr、C
2=CHBr、CF2=CHCF2CF2Br、ICF2CF2CF2CF2I、Br
CF2CF2Br、−CF2=CFO(CF23−OCF2CF2Brのような化合
物およびそれらの混合物から誘導されるものが挙げられる。このような化合物は
、米国特許第4,418,186号(Yamabeら)、同第5,225,50
4号(Tatsuら)、および同第5,214,106号(Carlsonら)
に記載されているように生成可能である。硬化部位部分のもう一つの好ましい基
としては、CF2=CFO(CF2rOCF(CF3)CN〔式中、r=2〜5。
〕のような化合物から誘導されるものが挙げられる。このような化合物は、米国
特許第5,679,851号(Saitoら)、同第5,717,037号(S
aitoら)、および同第5,736,614号(Saitoら)、ならびに「
フルオロ有機化合物の合成」モノマおよび中間生成物,Academician
I.L.Knunyanc and Prof.G.G.Yakobson,
Moscow,Izdatelstuo,“Chimia” 1997に記載さ
れているように生成可能である。
【0023】 好ましくは、本発明のフルオロカーボンポリマには、フッ化ビニリデンから誘
導される繰り返し単位が約50〜80モル%および過フッ素化エーテルから誘導
される繰り返し単位が約10〜50モル%含まれ、ハロゲン硬化部位は含まれて
いても含まれていなくてもよい。それらには、場合により、過フッ素化エーテル
およびフッ化ビニリデンを除くフルオロモノオレフィンから誘導される繰り返し
単位が約30モル%まで含まれていてもよい。このような他のフルオロモノオレ
フィンとしては、例えば、ヘキサフルオロプロペン、クロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン、1−ヒドロペンタフルオロプロペン、ペルフルオ
ロ(メチルビニルエーテル)、ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)、ペル
フロウロシクロブテン、およびペルフルオロ(メチルシクロプロペン)が挙げら
れる。場合により、前述の1種以上のフルオロモノオレフィンを、エチレンおよ
びプロピレンのようなフッ素非含有オレフィン系モノマと共重合させてもよい。
【0024】 好ましいエラストマは、フッ化ビニリデンと、式Iで表される化合物と、二重
結合された各炭素原子上に少なくとも1個のフッ素原子置換基を含有する少なく
とも1種の末端不飽和フルオロモノオレフィンとのコポリマである。但し、この
フルオロモノオレフィンの各炭素原子は、フッ素、塩素、水素、低級フルオロア
ルキル基、または低級フルオロアルコキシ基だけで置換されており、このフルオ
ロモノオレフィンとしては、特に、ヘキサフルオロプロペン、テトラフルオロエ
チレン、クロロトリフルオロエチレン、および1−ヒドロペンタフルオロプロペ
ンがある。テトラフルオロエチレン(TFE)のような他の共重合性モノマを含
有させ、しかも優れた低温特性を保持することが望まれる場合、実質的に低温特
性を変更させない量および単位ブロックでモノマを導入しなければならない。
【0025】 本発明はまた、上記の硬化性フルオロカーボンポリマを含む架橋性組成物から
調製されるエラストマポリマを提供する。ハライド硬化部位部分を含有する化合
物の場合、架橋性組成物に任意の遊離基開始剤および任意の共硬化剤を更に導入
することができる。このような添加剤は好ましいものではあるが、例えば、e−
ビーム放射線を用いて架橋を引き起こすこともできるため、必ずしも必要という
訳ではない。
【0026】 好ましくは、遊離基開始剤は過酸化物である。このような過酸化物硬化剤には
、有機または無機の過酸化物が包含される。有機過酸化物が好ましく、特に、動
的混合温度で分解しないものが好ましい。好適な過酸化物としては、ジクミルペ
ルオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、ジ−t−ブチルペルオキサイド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン−3、およびラウ
レルペルオキサイドが挙げられる。他の好適な過酸化物硬化剤は、米国特許第5
,225,504号(Tatsuら)に列挙されている。過酸化物硬化剤の使用
量は、一般的には、フルオロポリマガム(すなわち、フルオロカーボンポリマ)
100部あたり0.1〜5部、好ましくは1〜3部であろう。
【0027】 有機過酸化物を用いてフルオロカーボンポリマの過酸化物加硫を行う場合、し
ばしば、共硬化剤(例えば、助剤または共架橋剤)を導入することが望ましい。
このような共硬化剤の使用は、当業者に周知である。このような薬剤としては、
例えば、トリ(メチル)アリルイソシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
、トリ(メチル)アリルシアヌレート、N、N’−m−フェニレンビスマレイミ
ド、ジアリルフタレート、トリス(ジアリルアミン)−s−トリアジン、トリア
リルホスファイト、1,2−ポリブタジエン、エチレングリコールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレートなどが挙げられる。もう一つの有用な
共硬化剤は、式CH2=CH−Rf 1−CH=CH2〔式中、Rf 1は、先に記載した
通りである。〕で表すことが可能である。このような共硬化剤を用いると、最終
的な硬化エラストマの機械的強度が増大する。これらは、フルオロカーボンポリ
マ100部あたり1〜10部、好ましくは1〜5部の量で使用される。
【0028】 ニトリル硬化部位部分の場合、熱の影響下でニトリルを三量化することによっ
て、架橋性組成物に、トリアジン環の形成を促進することが知られている1種以
上の物質を更に導入することができる。こうした物質としては、米国特許第3,
470,176号(Zollingerら)および同第3,546,186号(
Gladdingら)に記載のヒ素、アンチモン、およびスズの有機金属化合物
、ならびに米国特許第3,523,118号(Emersonら)に記載の金属
酸化物が挙げられる。
【0029】 ニトリル硬化部位部分を含有しているフルオロカーボンポリマを加硫するため
に使用することのできる他の化合物としては、下記の式
【化1】 で表されるビス(アミノフェノール)、および下記の式
【化2】 〔式中、Aは、SO2、O、CO、(C1−R6)アルキル基、ペルフルオロ(C1 〜C10)アルキル基,または二つの芳香環を連結する炭素−炭素結合である。〕
で表されるテトラアミンが挙げられる。このような化合物は、米国特許第4,5
25,539号(Feiring)に開示されている。ニトリル硬化部位を有す
るフルオロカーボンポリマを含有してなる組成物中で使用することのできる他の
加硫剤または促進剤は、米国特許第4,005,142号(Evers)および
同第4,434,106号(Rosserら)に開示されている。
【0030】 架橋性組成物中のこのほかの任意の成分(ハライド硬化部位部分を含有する化
合物にとって好ましい成分)は、酸受容体である。酸受容体は、無機または有機
の化合物であってよい。有機の酸受容体としては、ステアリン酸ナトリウムおよ
びシュウ酸マグネシウムが挙げられる。しかしながら、酸受容体は、一般的には
、無機塩基であり、具体的には、酸化マグネシウム、酸化鉛、酸化カルシウム、
水酸化カルシウム、二塩基性亜リン酸鉛、酸化亜鉛、炭酸バリウム、水酸化スト
ロンチウム、炭酸カルシウムなどが挙げられる。好ましい酸受容体は、酸化亜鉛
および水酸化カルシウムである。酸受容体は、単独でまたは組み合わせて使用す
ることが可能であり、ポリマ100重量部あたり約1〜約25部の範囲の量で使
用される。
【0031】 また、架橋性組成物に充填剤および着色剤を導入することもできる。充填剤を
フルオロカーボンポリマと混合することによって、成形特性および他の性質を改
良することができる。充填剤を利用する場合、フルオロカーボンポリマ100重
量部あたり約100重量部までの量、好ましくはフルオロカーボンポリマ100
重量部あたり約15〜50部の量で加硫配合物に添加することができる。使用し
うる充填剤としては、限定されるものではないが、例えば、強化用サーマル等級
カーボンブラックあるいは粘土およびバライトのような比較的低い強化特性を有
する非黒色顔料が挙げられる。
【0032】 架橋性フルオロカーボンポリマ組成物は、密閉式ミキサ(例えば、バンバリー
ミキサ)、ロールミルなどのような通常のゴム混合装置のいずれを用いても、一
ステップまたは数ステップで配合または混合が可能である。最良の結果を得るた
めには、混合物の温度が約120℃を超えないようにしなければならない。有効
な硬化を行うために、混合中、成分および添加剤を全体にわたって一様に分布さ
せることが必要である。
【0033】 次に、例えば、押出(例えば、ホースもしくはホースライニングの形状で)ま
たは成形(例えば、Oリングシールの形態で)によって、混合物の加工および造
形が行われる。その後、造形品を加熱することによって、ゴム組成物を硬化させ
、硬化エラストマ物品を形成することができる。
【0034】 典型的には、配合混合物のプレス(すなわち、プレス硬化(press cure))は、
約95〜230℃、好ましくは約150〜205℃の温度において、約1分間〜
約15時間、通常は約1〜10分間にわたって行われる。組成物の成形時、約7
00〜20,000kPa、好ましくは約3400〜6800kPaの圧力が一
般に使用される。最初に、型を離型剤で被覆してプリベークしてもよい。
【0035】 その後、一般に、サンプルの断面厚さに応じて、約150〜315℃の温度、
好ましくは約200〜260℃の温度において、約2〜50時間またはそれ以上
にわたって、成形加硫物をオーブン中で後硬化させる。断面が厚い場合、通常、
後硬化時の温度を、その範囲の最低レベルから所望の最大の温度まで徐々に上昇
させる。使用最大温度は、好ましくは約260℃であり、約4時間以上にわたっ
てこの値に保持される。
【0036】 以下の詳細な実施例を参照しながら、本発明について更に説明する。これらの
実施例は、種々の特定の例示的な実施形態および手法を更に具体的に示すために
提示されたものである。しかしながら、本発明の範囲内において多くの変更およ
び修正を行いうるものと理解すべきである。
【0037】 実施例 以下の実施例により、本発明に係るペルフルオロエーテル単位含有エラストマ
コポリマ物質および硬化組成物の調製および評価について説明する。記載の結果
は、次の試験方法を用いて得られたものである。
【0038】 試験方法 ムーニー粘度は、ASTM1646−94(ML1+10@121℃)により
求めた。結果はムーニー単位で報告されている。
【0039】 硬化レオロジー試験は、未硬化の配合混合物を対象として、モンサント製の可
動ダイレオメータ(MDR)モデル2000を用いてASTM D 5289−
95に従って、177℃、予備加熱なし、経過時間12分間(他に記載のないか
ぎり)、および0.5°アークの条件で行った。最小トルク(ML)、最大トル
ク(MH)、すなわち、平坦部も最大も得られないときは所定の時間で到達した
最大のトルク、およびトルクの差ΔT、すなわち(MH−ML)を報告した。また
、ts2(トルクがMLから2単位増加するまでの時間)、t’50(トルクがM L +0.5[MH−ML]に達するまでの時間)、およびt’90(トルクがML
0.9[MH−ML]に達するまでの時間)についても報告した。
【0040】 物理的性質を調べるために、記載の値の時間および温度の条件において約6.
9×103kPaで加圧することにより、プレス硬化サンプル(他に記載のない
かぎり、150×75×2.0mmのシート)を作製した。
【0041】 後硬化サンプルは、プレス硬化サンプルを空気循環オーブン中に入れることに
よって作製した。オーブンを232℃に保持し、サンプルを16時間にわたって
処理した。
【0042】 ASTMダイDで2.0mmシートからカットしたサンプルに対して、AST
M D 412-75を用いて、破断点引張強度、破断点伸び、および100%
伸び率におけるモジュラスを求めた。メガパスカル(MPa)単位で報告されて
いる。
【0043】 硬度は、ASTM D 2240-85方法Aを用いてタイプA−2ショアジ
ュロメータにより求めた。ポイント単位で報告されている。
【0044】 より低い温度における収縮(TR−10)は、エタノールを冷却媒体としてA
STM D1329−88(1993年再承認)を用いて求めた。℃単位で報告
されている。
【0045】 圧縮永久歪は、200℃で70時間圧縮した0.139インチ(3.5mm)
のOリングを用いてASTM D 395−89方法Bにより求めた。結果は%
で報告されている。
【0046】 ガラス転移温度 ガラス転移温度は、ASTM E1356−91(1995年再承認)によっ
て、または以下に簡潔に説明されているRussian標準法12254-66
によって求めた。この測定は静荷重を用いて行った。予測されるガラス転移温度
よりも10〜20度低い温度まで1〜5度/分の速度でゴム円柱体を冷却した。
サンプルが凍結するまでこの温度を保持した。典型的には、凍結するまで約10
分間かかった。次に、5kgの荷重を加え、1度/分の速度で加熱した。1分ご
とに温度および歪みを記録した。変形の規則的増加が始まる温度をガラス転移温
度とした。5〜10回の測定の平均を求めた。
【0047】 コポリマ1 磁気駆動式攪拌機(3000rpm)、反応成分供給用精密バルブ2個、サン
プル採取用サイホン、熱電対、真空計、およびサーモスタット制御式ジャケット
を備えた1リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ1を調製した。反応器を減
圧し、脱イオン水225グラムを仕込んだ。その後、次の成分、すなわち、92
グラムのCF2=CFOCF2CF2(OCF24OCF3(エーテル)、2.0グ
ラムのCF2=CFOCF2CF2CF2OCF2CF2Br(ハロゲン硬化部位)を
ガラスアンプルから添加し、更に、0.45グラムの開始剤[CF3CF2CF2
OCF(CF3)COO]2を含む6.9グラムのフレオン113溶液を反応器に
仕込んだ。次に、攪拌しながら、23.8グラムのTFEモノマおよび30.1
グラムのVF2モノマを金属シリンダから供給した。仕込んだモノマVF2/T
FE/エーテル/ハロゲン硬化部位のモル比は、それぞれ、53.6/26.7
/19.2/0.5であった。
【0048】 反応器を24℃まで加熱したところ、反応器の圧力は16atmまで上昇した
。重合は、21〜22℃で行った。重合が進むにつれて、圧力は低下した。そし
て、圧力が一定値1.3atmに達したときに、プロセスを停止させた。反応器
を室温まで冷却し、攪拌を停止し、そしてガス状物質をパージした。反応器を開
放し、すべて重合中に凝結したコポリマを分離した。熱水でコポリマを充分に洗
浄し、次いでエタノールで1回洗浄し、そして60℃で乾燥させた。130グラ
ムの収量でコポリマが得られた。コポリマ1の性質は、表2に示されている。
【0049】 コポリマ2 磁気駆動式攪拌機(3000rpm)、反応成分供給用精密バルブ2個、サン
プル採取用サイホン、熱電対、真空計、およびサーモスタット連結型ジャケット
を備えた1リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ2を調製した。反応器を減
圧し、脱イオン水230グラムを仕込んだ。その後、次の成分、すなわち、93
.6グラムのCF2=CFOCF2CF2(OCF24OCF3(エーテル)、1.
98グラムのCF2=CFOCF2CF2CF2OCF2CF2Br(ハロゲン硬化部
位)をガラスアンプルから反応器中に仕込み、更に、0.45グラムの開始剤[
CF3CF2CF2OCF(CF3)COO]2を含む6.9グラムのフレオン11
3溶液を反応器に仕込んだ。次に、攪拌しながら、24.0グラムのTFEモノ
マおよび30.7グラムのVF2モノマを金属シリンダから供給した。仕込んだ
モノマVF2/TFE/エーテル/ハロゲン硬化部位のモル比は、それぞれ、5
3.6/26.7/19.2/0.5であった。
【0050】 反応器を24℃まで加熱したところ、反応器の圧力は17atmまで上昇した
。重合は、21〜24℃で行った。重合が進むにつれて、圧力は低下した。そし
て、圧力が一定値2.6atmに達したときに、プロセスを停止させた。反応器
を室温まで冷却し、攪拌を停止し、そしてガス状物質をパージした。反応器を開
放し、すべて重合中に凝結したコポリマを分離した。熱水でコポリマを充分に洗
浄し、次いでエタノールで1回洗浄し、そして減圧下において60℃で乾燥させ
た。110グラムの収量でコポリマが得られた。コポリマ2の性質は、表2に示
されている。
【0051】 コポリマ3 耐圧40kg/cm2の安全弁、温度制御用ジャケット、180〜220rp
mで回転する攪拌機、モノマ仕込み用サイホン、熱電対、真空計、および底部排
出バルブを備えた40リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ3を調製した。
反応器を減圧し、22.1kgの脱イオン水、1.4kgのフレオン113、お
よび、8.0グラムの[CF3CF2CF2OCF(CF3)COO]2を含む39
グラムのフレオン113を仕込んだ。次に、攪拌しながら、3.25kgのVF 2 と、1.55kgのTFEと、7.27kgのCF2=CFOCF2CF2(OC
23OCF3と、0.065kgのCF2=CFBrとの混合物を、1時間にわ
たってステンレス鋼シリンダから添加した。その間、温度を30℃、圧力を17
.5atmに保持した。仕込んだモノマVF2/TFE/エーテル/ハロゲン硬
化部位のモル比は、それぞれ、61.7/19.1/18.7/0.5であった
。圧力が1atmに低下するまで、所定の温度で反応を進行させた。全反応時間
は19時間であった。
【0052】 反応器を室温まで冷却し、そしてガス状物質をパージした。反応器を開放し、
すべて重合中に凝結したコポリマを分離した。熱水(70℃)でコポリマを充分
に洗浄し、次いで減圧下において60℃で乾燥させた。7.7kgの収量でコポ
リマが得られた。コポリマ3の性質は、表2に示されている。
【0053】 コポリマ4 耐圧40kg/cm2の安全弁、温度制御用ジャケット、180〜220rp
mで回転する攪拌機、モノマ仕込み用サイホン、熱電対、真空計、および底部排
出バルブを備えた40リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ4を調製した。
反応器を減圧し、22.1kgの脱イオン水、1.4kgのフレオン113、お
よび、8.0グラムの[CF3CF2CF2OCF(CF3)COO]2を含む39
グラムのフレオン113を仕込んだ。次に、攪拌しながら、3.25kgのVF 2 と、1.55kgのTFEと、7.27kgのCF2=CFOCF2CF2(OC
23OCF3と、0.065kgのCF2=CFBrとの混合物を、1時間にわ
たってステンレス鋼シリンダから添加した。その間、温度を35℃、圧力を17
.5atmに保持した。仕込んだモノマVF2/TFE/エーテル/ハロゲン硬
化部位のモル比は、それぞれ、61.7/19.1/18.7/0.5であった
。圧力が1atmに低下するまで、所定の温度で反応を進行させた。全反応時間
は16時間であった。
【0054】 反応器を室温まで冷却し、そしてガス状物質をパージした。反応器を開放し、
すべて重合中に凝結したコポリマを分離した。熱水(70℃)でコポリマを充分
に洗浄し、次いで減圧下において60℃で乾燥させた。9.7kgの収量でコポ
リマが得られた。コポリマ4の性質は、表2に示されている。
【0055】
【表2】
【0056】 実施例1〜4 以下の実施例において、組成は、コポリマ100部を基準にしたものである。
硬化剤および他の添加剤は、ゴムまたはコポリマ100部あたりの部(phr)
として記されている。処方および試験結果は、表3にまとめられている。
【0057】
【表3】
【0058】 コポリマ5 耐圧40kg/cm2の安全弁、温度制御用ジャケット、180〜220rp
mで回転する攪拌機、モノマ仕込み用サイホン、熱電対、真空計、および底部排
出バルブを備えた40リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ5を調製した。
反応器を減圧し、13kgの脱イオン水、ならびに界面活性剤を合計で190グ
ラム含有する重量比60/40のアンモニウムペルフルオロヘプタノエート/ア
ンモニウムペルフルオロオクタノエートの水溶液を仕込んだ。次に、過硫酸アン
モニウム13グラムの水溶液を添加した。その後、攪拌しながら、2.1kgの
VF2と、4.27kgのCF2=CFOCF2CF2(OCF22OCF3と、0
.17kgのCF2=CFO(CF23OCF(CF3)CNとの混合物を、ステ
ンレス鋼シリンダから添加した。仕込んだモノマVF2/エーテル/ニトリル硬
化部位のモル比は、それぞれ、75.3/23.7/1.0であった。次に、温
度を60℃まで上昇させたところ、圧力は28.7atmになった。圧力が1a
tmに低下するまで、反応を進行させた。全反応時間は12時間であった。
【0059】 反応器を室温まで冷却し、そしてガス状物質をパージした。底部排出バルブか
らラテックスを取り出し、MgCl2溶液を用いて凝結させ、熱水(70℃)で
洗浄し、そして減圧下において60℃で乾燥させた。4.0kgの収量でポリマ
が得られた。コポリマ5の性質は、表4に示されている。
【0060】 コポリマ6 耐圧40kg/cm2の安全弁、温度制御用ジャケット、180〜220rp
mで回転する攪拌機、モノマ仕込み用サイホン、熱電対、真空計、および底部排
出バルブを備えた40リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ6を調製した。
反応器を減圧し、13kgの脱イオン水、ならびに界面活性剤を合計で190グ
ラム含有する重量比60/40のアンモニウムペルフルオロヘプタノエート/ア
ンモニウムペルフルオロオクタノエートの水溶液を仕込んだ。次に、過硫酸アン
モニウム13グラムの水溶液を添加した。その後、攪拌しながら、2.0kgの
VF2と、4.1kgのCF2=CFOCF2CF2(OCF22OCF3と、0.
24kgのCF2=CFO(CF23OCF(CF3)CNとの混合物を、ステン
レス鋼シリンダから添加した。仕込んだモノマVF2/エーテル/ニトリル硬化
部位のモル比は、それぞれ、74.8/23.7/1.5であった。次に、温度
を60℃まで上昇させたところ、圧力は23.6atmになった。圧力が1at
mに低下するまで、反応を進行させた。全反応時間は19時間であった。
【0061】 反応器を室温まで冷却し、そしてガス状物質をパージした。底部排出バルブか
らラテックスを取り出し、MgCl2溶液を用いて凝結させ、熱水(70℃)で
洗浄し、そして減圧下において60℃で乾燥させた。3.9kgの収量でポリマ
が得られた。コポリマ6の性質は、表4に示されている。
【0062】 コポリマ7 耐圧40kg/cm2の安全弁、温度制御用ジャケット、180〜220rp
mで回転する攪拌機、モノマ仕込み用サイホン、熱電対、真空計、および底部排
出バルブを備えた40リットルステンレス鋼反応器中でコポリマ7を調製した。
反応器を減圧し、21kgの脱イオン水、ならびに界面活性剤を合計で315グ
ラム含有する重量比60/40のアンモニウムペルフルオロヘプタノエート/ア
ンモニウムペルフルオロオクタノエートの水溶液を仕込んだ。次に、過硫酸アン
モニウム21グラムの水溶液を添加した。その後、攪拌しながら65℃の温度で
、2.6kgのVF2と、1.1kgのTFEと、6.5kgのCF2=CFOC
2CF2(OCF22OCF3と、0.39kgのCF2=CFO(CF23OC
F(CF3)CNとの混合物を、ステンレス鋼シリンダから連続的に添加した。
仕込んだモノマVF2/TFE/エーテル/ニトリル硬化部位のモル比は、それ
ぞれ、59.4/16.1/23.0/1.5であった。モノマの添加速度を調
節することによって、重合時の圧力を4atmに保持した。すべてのモノマを添
加し、圧力が1atmに低下した後、反応を停止させた。全反応時間は57時間
であった。
【0063】 反応器を室温まで冷却し、そしてガス状物質をパージした。底部排出バルブか
らラテックスを取り出し、MgCl2溶液を用いて凝結させ、熱水(70℃)で
洗浄し、そして減圧下において60℃で乾燥させた。6.0kgの収量でポリマ
が得られた。コポリマ7の性質は、表4に示されている。
【0064】
【表4】
【0065】 実施例5〜7 以下の実施例において、組成は、コポリマ100部を基準にしたものである。
硬化剤および他の添加剤は、ゴムまたはコポリマ100部あたりの部(phr)
として記されている。処方および試験結果は、表5にまとめられている。
【0066】
【表5】
【0067】 表3および5の結果から分かるように、本発明の組成物を用いて有用な硬化サ
ンプルを作製することが可能である。
【0068】 本明細書中で引用されているすべての特許、特許資料、および出版物の全開示
内容はいずれも、この明細書中に具体的に記載されたものとする。以上の詳細な
これらによってなんら制限されるものではないことを理解すべきである。当業者
説明および実施例は、単に明瞭に理解できるようにすべく提示されたものである
。に自明な変更は、特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲内に含まれる
であろう。従って、本発明は、提示および説明された詳細な内容そのものに限定
されるわけではない。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月23日(2000.11.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、ペルフルオロエーテル単位、特に、ペルフルオロアルキルビニルエ
ーテル化合物から誘導される繰り返し単位を含有するフルオロカーボンポリマ物
質および硬化エラストマ物質(cured elastomeric materials)の調製に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 フルオロカーボンエラストマは、高いフッ素含有率を有する合成のエラストマ
ポリマである。例えば、W.M.Grootaert et al.,“Flu
orocarbon Elastomers”,Kirk−Othmer,En
cyclopedia of Chemical Technology,Vo
l 8,pp.900−1005(4th ed.,John Wiley &
Sons,1993)を参照されたい。フルオロカーボンエラストマ、特に、
フッ化ビニリデン(VF2)と、C36(ヘキサフルオロプロピレンまたはHF
P)のような他のエチレン性不飽和ハロゲン化モノマとのコポリマは、シール、
ガスケット、ライニングなどの高温用途向けに一般的に好まれるポリマになって
きており、特に、その造形品が、溶剤、潤滑剤、酸化または還元条件などの浸食
的な環境または過酷な環境に暴露される恐れのある場合に選択される。例えば、
VF2と、テトラフルオロエチレン(TFE)と、共重合性炭化水素オレフィン
とから調製されるフルオロエラストマポリマが開示されている米国特許第4,9
12,171号(Grootaertら)を参照されたい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 過酸化物加硫性フッ素含有エラストマは、米国特許第5,225,504号(
Tatsuら)に開示されているように、一般式:CF2=CFO(CF2CF(
CF3)O)m(CF2nX〔式中、Xは、臭素原子またはヨウ素原子であり、m
およびnは、それぞれ、1、2、または3である。〕によって表されるペルフル
オロ(ビニルエーテル)化合物を、一般式:RBrnm〔式中、Rは、フルオロ
炭化水素基、クロロフルオロ炭化水素基、クロロ炭化水素基、または炭化水素基
であり、nおよびmは、それぞれ、1または2である。〕で表されるヨウ素およ
び臭素含有化合物の存在下で、2〜8個の炭素原子を有するフッ素含有オレフィ
ンと共重合することによって得ることができる。 米国特許第5,292,216号(Krugerら)には、フッ化ビニリデン
と、フッ素化されたプロペン及びフッ素化されたエーテル、並びに、任意にテト
ラフルオロエチレン及び架橋性活性反応部位とを重合させることにより得られる
ペルオキサイド架橋性フルオロポリマが開示されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 しかしながら、これらの物質はいずれも、十分な低温可撓性をもっておらず、
特に、−50℃程度の低温またはそれよりも低い温度では可撓性をもたない。 欧州特許0290828(Okaら)には、エチレン性不飽和化合物と共重合
され、低いTg及び改良された低温特性を提供する、ペルフルオロアルキル基を
含有するフルオロビニルエーテルが開示されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明は、式CF2=CFO−(CF2m−(O(CF2pn−ORf 1〔式中
、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキル基であり、m=1〜4、n=0〜6
、およびp=1〜2である。〕で表される1種以上の過フッ素化エーテルから誘
導される繰り返し単位と、フッ化ビニリデンから誘導される繰り返し単位とを含
み、しかも−50℃以下のガラス転移温度および少なくとも約0.2の対炭素酸
素比を有するフルオロカーボンポリマを提供する。好ましくは、上式において、
mが2または3であるとき、nは0でない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明は、フルオロカーボンポリマ、特に、硬化部位を有する硬化性フルオロ
カーボンポリマ(curable fluorocarbon polymers)、硬化エラストマの調製、お
よびそれらを硬化させるプロセスに関する。これらの物質には様々な用途がある
。フルオロカーボンポリマを硬化させることによって、低温における性能特性、
特に可撓性の改良されたシール、ガスケット、ホース、ダイアフラム、ライニン
グ、および他の造形品に使用するためのフルオロカーボンエラストマを提供する
ことができる。それらはまたコーティングとして使用することもできる。たとえ
硬化させない場合であっても、これらの物質は、例えば、強化された低温特性を
提供すべく、コーキング材中でまたは熱可塑性物質用の希釈剤として使用するこ
とができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 好ましくは、フルオロカーボンポリマは、ペルフルオロアルキルビニルエーテ
ルとフッ化ビニリデンとから調製され、そして約−50℃未満、より好ましくは
約−60℃未満のTgを有する。本明細書中において、特に請求項において、T
gは、ASTM E1356−91(1995年再承認)を用いてポリマの示差
走査熱量計(DSC)分析から得られる曲線上の中点として定義される。実施例
のセクションに記載のいくつかの実施例に対するTg値は、この方法を用いてい
れば得られたであろう値よりも僅かに低い。これらの値は、5kg荷重下でサン
プルを解凍したときの変形の始まりをTgとして規定するRussian標準法
12254-66を用いて得られたものである。このような値は、典型的には、
ASTM法を用いていれば得られたであろう値よりも5〜10℃低い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルガリータ アレクセーヴナ ヴォルコ ヴァ ロシア連邦 198017 サンクトペテルブル ク エム. トレーズ プロスペクト エ イチ. 94. ビルド.2, アパートメ ント.46 (72)発明者 セルゲイ ヴァシリーエヴィッチ ソコロ フ ロシア連邦 198217 サンクトペテルブル ク ダーチヌィ プロスペクト エイチ. 19. ビルド.1, アパートメント. 222 (72)発明者 ニコライ ウラジーミロヴィッチ ヴェレ テンニコフ ロシア連邦 191014 サンクトペテルブル ク サルダーツキー ペルクロク エイ チ. 6. アパートメント.5 Fターム(参考) 3J040 FA07 HA06 3J045 AA09 BA03 4J027 AC09 BA04 4J100 AC24P AC26R AC37S AE38Q AE38S BA02Q BA02S BA07Q BA40S BB03S BB12Q BB18Q BB18S CA04 CA05 CA06 DA25 DA28 JA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)下記の式(式I): CF2=CFO−(CF2m−(O(CF2pn−ORf 1 〔式中、Rf 1は、過フッ素化(C1〜C4)アルキル基であり、m=1〜4、n=
    0〜6、およびp=1〜2である。〕 で表される1種以上の過フッ素化エーテルから誘導される繰り返し単位と、 b)フッ化ビニリデンから誘導される繰り返し単位と、場合により、 c)下記の式: i)CX2=CX(Z) 〔式中、 (i)Xは、HまたはFであり、かつ (ii)Zは、Br、I、またはRf 2U{式中、U=Br、I、またはC
    Nであり、かつRf 2=場合によりO原子を含有する過フッ素化二価連結基である
    。}である。〕 および ii)Y(CF2qY 〔式中、 (i)Yは、BrまたはIであり、かつ (ii)q=1〜6である。〕 で表される1種以上の化合物から誘導される有効量の硬化部位部分と、 を含み、しかも −50℃以下のガラス転移温度および少なくとも約0.2の対炭素酸素比を有
    するフルオロカーボンポリマ。
  2. 【請求項2】 前記硬化部位部分を0.2〜5モル%含む、請求項1に記載
    のフルオロカーボンポリマ。
  3. 【請求項3】 フッ化ビニリデンから誘導される前記繰り返し単位を50〜
    80モル%および式Iの過フッ素化エーテルから誘導される前記繰り返し単位を
    10〜50モル%含む、請求項1または2に記載のフルオロカーボンポリマ。
  4. 【請求項4】 フッ化ビニリデンおよび式(I)の過フッ素化ビニルエーテ
    ルを除くフルオロモノオレフィンから誘導される繰り返し単位を30モル%以下
    含む、請求項1または2に記載のフルオロカーボンポリマ。
  5. 【請求項5】 前記フルオロモノオレフィンがテトラフルオロエチレンであ
    る、請求項4に記載のフルオロカーボンポリマ。
  6. 【請求項6】 前記硬化部位部分が、CF2=CFBr、ICF2CF2CF2 CF2I、BrCF2CF2Br、CF2=CFO(CF23−OCF2CF2Br、
    CH2=CHCF2CF2Br、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる1
    種以上の化合物から、ならびに式CF2=CFO(CF2rOCF(CF3)CN
    〔式中、r=2〜5。〕で表される1種以上の化合物から誘導される、請求項2
    に記載のフルオロカーボンポリマ。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のフルオロカーボンポリマと、遊離基開始剤
    と、場合により共硬化剤とを含む架橋性組成物から調製されるエラストマポリマ
  8. 【請求項8】 前記遊離基開始剤が過酸化物開始剤を含み、かつ前記共硬化
    剤がトリアリルイソシアヌレートを含む、請求項7に記載のエラストマポリマ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のエラストマポリマを含む物品であって、シ
    ール、ホース、ダイアフラム、または被覆基材の形態である物品。
  10. 【請求項10】 エラストマポリマを調製する方法であって、 (a)請求項2に記載のフルオロカーボンポリマと、場合により遊離基開始剤
    と、場合により共硬化剤とを含む架橋性組成物を提供するステップと、 (b)該架橋性組成物を、少なくとも部分的に硬化させるのに有効な条件に付
    すステップと、 を含む方法。
  11. 【請求項11】 ステップ(b)が、熱および圧力を加えることを含むか、
    または前記組成物を放射線に暴露することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも部分的に架橋された請求項1または2に記載の
    フルオロカーボンポリマを含むエラストマポリマ。
JP2000567586A 1998-08-31 1999-07-21 低温フルオロカーボンエラストマ Expired - Fee Related JP4570780B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9846198P 1998-08-31 1998-08-31
US60/098,461 1998-08-31
PCT/US1999/016561 WO2000012574A1 (en) 1998-08-31 1999-07-21 Low temperature fluorocarbon elastomers

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002523576A true JP2002523576A (ja) 2002-07-30
JP2002523576A5 JP2002523576A5 (ja) 2008-12-25
JP4570780B2 JP4570780B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=22269374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000567586A Expired - Fee Related JP4570780B2 (ja) 1998-08-31 1999-07-21 低温フルオロカーボンエラストマ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6294627B1 (ja)
EP (1) EP1117710B1 (ja)
JP (1) JP4570780B2 (ja)
CN (1) CN1147514C (ja)
CA (1) CA2341460A1 (ja)
DE (1) DE69913550T2 (ja)
RU (1) RU2261871C2 (ja)
WO (1) WO2000012574A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117745A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Three M Innovative Properties Co フルオロエラストマー含有組成物からなるシール材料
JP2009523877A (ja) * 2006-01-19 2009-06-25 ソルヴェイ ソレクシス エス.ピー.エー. フルオロエラストマー
JP2013506752A (ja) * 2009-10-06 2013-02-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 非常に低いガラス転移温度を有する、トリアジン含有フルオロポリエーテルエラストマー、これらを含む組成物及びこれらの製造方法
JP2017507223A (ja) * 2014-03-06 2017-03-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 高フッ素化エラストマー

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6255536B1 (en) 1999-12-22 2001-07-03 Dyneon Llc Fluorine containing vinyl ethers
JP2003527468A (ja) * 1999-12-29 2003-09-16 ハイドロ−ケベック 低いTgを有し、ビニリデンフルオライドを主成分とし、かつテトラフルオロエチレンもシロキサン基も含まないフルオロエラストマー
IT1318488B1 (it) 2000-04-21 2003-08-25 Ausimont Spa Fluorovinileteri e polimeri da essi ottenibili.
IT1318487B1 (it) * 2000-04-21 2003-08-25 Ausimont Spa Fluoroelastomeri.
US7534845B2 (en) 2000-04-21 2009-05-19 Solvay Solexis S.P.A. Fluorovinyl ethers and polymers obtainable therefrom
US7351471B2 (en) 2000-12-06 2008-04-01 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer coating compositions with multifunctional fluoroalkyl crosslinkers for anti-reflective polymer films
CA2328433A1 (fr) * 2000-12-20 2002-06-20 Hydro-Quebec Elastomeres nitriles fluorosulfones reticulables a faible tg a base de fluorure de vinylidene et ne contenant ni du tetrafluoroethylene ni de groupement siloxane
US6730760B2 (en) * 2001-01-31 2004-05-04 3M Innovative Properties Company Perfluoroelastomers having a low glass transition temperature and method of making them
US6890995B2 (en) * 2001-01-31 2005-05-10 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions
US6794457B2 (en) * 2001-04-30 2004-09-21 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer curing system containing a nitrogen cure site monomer
US7060772B2 (en) * 2001-09-20 2006-06-13 3M Innovative Properties Company Fluoropolymers from tetrafluoroethylene and perfluoro(alkoxyalkyl vinyl) ether
ITMI20012164A1 (it) * 2001-10-18 2003-04-18 Ausimont Spa Fluoroelastomeri
ITMI20012165A1 (it) * 2001-10-18 2003-04-18 Ausimont Spa Perfluoroelastomeri
US6995121B1 (en) * 2002-06-24 2006-02-07 Seagate Technology Llc Stability polymeric lubricants and thin film recording media comprising same
WO2004024788A1 (en) * 2002-09-12 2004-03-25 3M Innovative Properties Company Fluoroelastomers with improved permeation resistance and method for making the same
US6846542B1 (en) 2002-09-30 2005-01-25 Seagate Technology Llc UV treatment for improving performance of lubricated thin film recording media and media obtained thereby
CN100471877C (zh) * 2003-12-30 2009-03-25 3M创新有限公司 含氟聚合物的凝聚方法及组合物
ITMI20041573A1 (it) * 2004-07-30 2006-01-31 Solvay Solexis Spa Fluoroelastomeri
US20060105285A1 (en) * 2004-11-17 2006-05-18 Naiyong Jing Nonelastomeric dental article with a protective fluoropolymer layer
US20060105179A1 (en) * 2004-11-17 2006-05-18 Hofman Gerald R A Elastomeric dental article with a protective fluoropolymer layer
US20060104806A1 (en) * 2004-11-18 2006-05-18 Giesler William L Low friction O-ring for use in a carbon face seal
US7402630B2 (en) * 2004-12-16 2008-07-22 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
US7300985B2 (en) * 2004-12-21 2007-11-27 3M Innovative Properties Company Fluoropolymers having pendant amidoxime or amidrazone structures
US7323514B2 (en) 2004-12-30 2008-01-29 3M Innovative Properties Company Low refractive index fluoropolymer coating compositions for use in antireflective polymer films
DE102005039145A1 (de) * 2005-05-20 2006-11-23 Grünenthal GmbH Substituierte benzokondensierte Cyclohexanon-Derivate und deren Verwendung zur Herstellung von Arzneimitteln
US7294677B2 (en) * 2005-08-25 2007-11-13 3M Innovative Properties Company Catalyst for making fluoroelastomer compositions and methods of using the same
US20070088143A1 (en) * 2005-10-19 2007-04-19 Ming-Hong Hung Alpha, alpha-dihydrofluorovinyl ethers, homopolymers and copolymers thereof
DE112006002940T5 (de) 2005-11-05 2008-12-11 3M Innovative Properties Co., St. Paul Optische Filme, umfassend einen hohen Brechungsindex aufweisende und antireflektierende Beschichtungen
CA2647510C (en) * 2006-03-27 2015-05-12 Essilor International(Compagnie Generale D'optique) Edging process of lens using transparent coating layer for protecting lens
EP2135889B1 (en) 2007-04-06 2012-12-19 Unimatec Co., Ltd. Fluorinated polyether compound, process for producing the same, and curable composition containing the same
JP5439915B2 (ja) 2009-04-09 2014-03-12 ユニマテック株式会社 硬化性含フッ素ポリエーテル組成物
US8906821B2 (en) 2009-06-25 2014-12-09 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
EP2278325A1 (en) * 2009-07-13 2011-01-26 Spark Holland B.V. Flow through cartridge for selecting an analyte online with high performance liquid chromatography
BR112012026325A2 (pt) 2010-04-16 2019-09-24 Flex Lighting Ii Llc dispositivo de iluminação compreendendo um guia de luz baseado em película
US9273164B2 (en) 2011-11-09 2016-03-01 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
JP2016524520A (ja) 2013-04-18 2016-08-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 埋められた粘土/ナノシリカ静電気散逸性コーティング
US20150073111A1 (en) * 2013-09-10 2015-03-12 E I Du Pont De Nemours And Company Fluoroelastomers having secondary cyano group cure sites
WO2016094280A1 (en) 2014-12-08 2016-06-16 3M Innovative Properties Company Acrylic polyvinyl acetal films, composition, and heat bondable articles
US10717795B2 (en) 2015-02-12 2020-07-21 3M Innovative Properties Company Tetrafluoroethylene/hexafluoropropylene copolymers having pendant sulfonyl groups
CN107223139B (zh) 2015-02-12 2020-06-30 3M创新有限公司 包含全氟烷氧基烷基侧基的四氟乙烯/六氟丙烯共聚物及其制备和使用方法
CN107223140A (zh) 2015-02-12 2017-09-29 3M创新有限公司 包含全氟烷氧基烷基侧基的四氟乙烯/六氟丙烯共聚物
WO2016160252A1 (en) 2015-03-30 2016-10-06 3M Innovative Properties Company Microstructured optical film comprising low refractive index layer disposed on base film substrate
EP3337844A1 (en) 2015-08-20 2018-06-27 3M Innovative Properties Company Functionalized polyester polymers and film articles
WO2017053563A1 (en) 2015-09-23 2017-03-30 3M Innovative Properties Company Method of making a copolymer of tetrafluoroethylene having sulfonyl pendant groups
CN108137880A (zh) 2015-10-13 2018-06-08 3M创新有限公司 含氟聚合物加工添加剂、组合物和方法
US10557031B2 (en) 2015-10-23 2020-02-11 3M Innovative Properties Company Composition including amorphous fluoropolymer and fluoroplastic particles and methods of making the same
WO2017083688A1 (en) 2015-11-13 2017-05-18 3M Innovative Properties Company Compositions including a bimodal blend of amorphous fluoropolymers and their uses
WO2017112453A2 (en) 2015-12-22 2017-06-29 3M Innovative Properties Company Acrylic polyvinyl acetal films comprising a second layer
KR20180108599A (ko) 2015-12-22 2018-10-04 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 접착제 층을 포함하는 아크릴 폴리비닐 아세탈 필름
EP3393797B1 (en) 2015-12-22 2023-08-16 3M Innovative Properties Company Acrylic polyvinyl acetal graphic films
WO2017112468A2 (en) 2015-12-22 2017-06-29 3M Innovative Properties Company Acrylic films comprising a structured layer
US11148361B2 (en) 2016-01-21 2021-10-19 3M Innovative Properties Company Additive processing of fluoroelastomers
TW201815845A (zh) 2016-05-17 2018-05-01 3M新設資產公司 包括二氟亞乙烯與四氟乙烯的共聚物之組成物及其使用方法
EP3559105B1 (en) 2016-12-20 2020-11-18 3M Innovative Properties Company Filament based on a composition including fluoropolymer and inorganic filler and method of making a three-dimensional article
US20200199259A1 (en) 2017-09-14 2020-06-25 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer dispersion, method for making the fluoropolymer dispersion, catalyst ink and polymer electrolyte membrane
CN111511711A (zh) 2017-12-21 2020-08-07 3M创新有限公司 制备多官能多氟化合物的方法
RU2018141773A (ru) 2018-11-27 2020-05-27 3М Инновейтив Пропертиз Компани Композиции полимерных процессинговых добавок и изделия, полученные с использованием указанных композиций
TW202033573A (zh) 2018-12-17 2020-09-16 美商3M新設資產公司 包括可固化氟聚合物及固化劑之組成物及製造及使用其之方法
WO2020183306A1 (en) 2019-03-12 2020-09-17 3M Innovative Properties Company Dispersible perfluorosulfonic acid ionomer compositions
CN113906038A (zh) 2019-06-04 2022-01-07 3M创新有限公司 多官能氟化化合物、由该化合物制成的氟化聚合物以及相关方法
US20220282079A1 (en) 2019-09-05 2022-09-08 3M Innovative Properties Company Composition and Article Including Fluoropolymer and Branched Silsesquioxane Polymer
CN114761445B (zh) 2019-12-02 2024-08-30 3M创新有限公司 全氟磺酸离聚物的可分散颗粒
US20230015548A1 (en) * 2019-12-17 2023-01-19 The Chemours Company Fc, Llc Ultra-low temperature elastomeric fluoropolymer compositions and processes for preparing the same
WO2021127346A1 (en) 2019-12-20 2021-06-24 3M Innovative Properties Company Fluorinated copolymer and compositions and articles including the same
EP4081498A1 (en) 2019-12-23 2022-11-02 3M Innovative Properties Company Process of making fluoroolefins by thermal decomposition of fluorinated ionomers
CN114846066A (zh) 2019-12-30 2022-08-02 3M创新有限公司 包括含氟聚合物、过氧化苯甲酰和交联剂的组合物及相关制品和方法
EP4133542A1 (en) 2020-04-09 2023-02-15 3M Innovative Properties Company Composite including fluorinated polymer and salt nanoparticles and articles including the same
WO2021214664A1 (en) 2020-04-21 2021-10-28 3M Innovative Properties Company Particles including polytetrafluoroethylene and process for making a three-dimensional article
EP4162550A1 (en) 2020-06-08 2023-04-12 3M Innovative Properties Company Process for recycling a solid article including a fluorinated polymer
WO2022180547A1 (en) 2021-02-26 2022-09-01 3M Innovative Properties Company Process for making a fluoropolymer and fluoropolymer made therefrom
WO2022189938A1 (en) 2021-03-10 2022-09-15 3M Innovative Properties Company Branched silsesquioxane polymer and compositions and articles including the same
WO2023057926A1 (en) 2021-10-07 2023-04-13 3M Innovative Properties Company Composite including fluorinated polymer and lithium fluoride nanoparticles and articles including the same
WO2023111750A1 (en) 2021-12-13 2023-06-22 3M Innovative Properties Company Process for recycling a solid article including a fluorinated polymer
WO2023224824A1 (en) 2022-05-17 2023-11-23 Dupont Specialty Products Usa, Llc Method of making halo (alkyl vinyl) ether monomers and fluorinated polymers made with the halo (alkyl vinyl) ether monomer
WO2024158733A1 (en) 2023-01-27 2024-08-02 Dupont Specialty Products Usa, Llc Fluoropolymer compositions and articles made therefrom

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718710A (en) * 1980-07-08 1982-01-30 Asahi Glass Co Ltd Copolymer capable of giving elastomer containing fluorine having improved cold and oil resistance
JPS6150486A (ja) * 1984-08-20 1986-03-12 Victor Co Of Japan Ltd 円盤状情報信号記録媒体再生装置
JPS6452733A (en) * 1987-04-25 1989-02-28 Daikin Ind Ltd Novel fluorovinyl ether and copolymer thereof
JPH08157539A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Daikin Ind Ltd 低温シール性に優れたフッ素ゴム共重合体及びその硬化用組成物
JPH09286824A (ja) * 1995-11-15 1997-11-04 Bayer Ag パーオキサイド架橋性フルオロゴム、それらの製造方法およびそれらの使用
JP2001508105A (ja) * 1997-01-06 2001-06-19 ダイネオン エルエルシー 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3450684A (en) * 1963-07-24 1969-06-17 Du Pont Fluorocarbon polyethers
GB1145445A (en) 1966-02-16 1969-03-12 Du Pont Fluorinated perfluorovinylethers, their preparation and copolymers thereof
US3470176A (en) 1967-03-10 1969-09-30 Minnesota Mining & Mfg Catalyzed nitrile trimerization process
US3523118A (en) 1967-05-01 1970-08-04 Hooker Chemical Corp Perfluoroalkyl-s-triazines
US3632788A (en) 1968-11-25 1972-01-04 Minnesota Mining & Mfg Perfluoro olefin vinylidene fluoride elastomer product and process
CA950923A (en) 1971-03-29 1974-07-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymers of perfluorovinyl ethers
US4005142A (en) 1975-09-04 1977-01-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Fluorocarbon ether bis(o-aminophenol) compounds
JPS57109810A (en) 1980-12-26 1982-07-08 Asahi Glass Co Ltd Copolymer giving fluorine-containing elastomer with cold and alcohol resistance
US4434106A (en) 1982-04-06 1984-02-28 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Process for preparing perfluorotriazine elastomers and precursors thereof
US4525539A (en) 1982-12-02 1985-06-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Vulcanizable nitrile-containing perfluoroelastomer
US4529784A (en) * 1983-07-11 1985-07-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluorinated copolymers with improved cure site
DE3863965D1 (de) 1987-04-25 1991-09-05 Daikin Ind Ltd Fluorierte vinylaether.
US4912171A (en) 1988-04-01 1990-03-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluoroelastomer curing process with phosphonium compound
US5214106A (en) 1991-05-22 1993-05-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cured fluoroelastomer compositions
JP3259317B2 (ja) 1992-02-14 2002-02-25 日本メクトロン株式会社 パ−オキサイド加硫可能な含フッ素エラストマ−の製造方法
US5268405A (en) 1993-03-31 1993-12-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Low temperature perfluoroelastomers
JP3599390B2 (ja) 1994-11-04 2004-12-08 日本メクトロン株式会社 パーフルオロ不飽和ニトリル化合物およびその製造法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718710A (en) * 1980-07-08 1982-01-30 Asahi Glass Co Ltd Copolymer capable of giving elastomer containing fluorine having improved cold and oil resistance
JPS6150486A (ja) * 1984-08-20 1986-03-12 Victor Co Of Japan Ltd 円盤状情報信号記録媒体再生装置
JPS6452733A (en) * 1987-04-25 1989-02-28 Daikin Ind Ltd Novel fluorovinyl ether and copolymer thereof
JPH08157539A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Daikin Ind Ltd 低温シール性に優れたフッ素ゴム共重合体及びその硬化用組成物
JPH09286824A (ja) * 1995-11-15 1997-11-04 Bayer Ag パーオキサイド架橋性フルオロゴム、それらの製造方法およびそれらの使用
JP2001508105A (ja) * 1997-01-06 2001-06-19 ダイネオン エルエルシー 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117745A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Three M Innovative Properties Co フルオロエラストマー含有組成物からなるシール材料
JP2009523877A (ja) * 2006-01-19 2009-06-25 ソルヴェイ ソレクシス エス.ピー.エー. フルオロエラストマー
JP2013506752A (ja) * 2009-10-06 2013-02-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 非常に低いガラス転移温度を有する、トリアジン含有フルオロポリエーテルエラストマー、これらを含む組成物及びこれらの製造方法
JP2017507223A (ja) * 2014-03-06 2017-03-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 高フッ素化エラストマー

Also Published As

Publication number Publication date
CN1321170A (zh) 2001-11-07
CA2341460A1 (en) 2000-03-09
EP1117710B1 (en) 2003-12-10
JP4570780B2 (ja) 2010-10-27
CN1147514C (zh) 2004-04-28
US6294627B1 (en) 2001-09-25
DE69913550T2 (de) 2004-09-23
WO2000012574A1 (en) 2000-03-09
EP1117710A1 (en) 2001-07-25
DE69913550D1 (de) 2004-01-22
RU2261871C2 (ru) 2005-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4570780B2 (ja) 低温フルオロカーボンエラストマ
JP4134283B2 (ja) 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー
JP5808893B2 (ja) 窒素含有硬化部位を有するフルオロプラスチックポリマー
JP5844733B2 (ja) 低温硬化性非晶質フルオロポリマー
CN110214155B (zh) 衍生自腈固化位点单体的氟化嵌段共聚物
WO1997024381A1 (fr) Copolymeres elastiques contenant du fluor, composition durcissable les contenant et materiau d'etancheite prepare a l'aide de ces copolymeres
JPH0780976B2 (ja) フルオロカーボンエラストマーゴムの製造方法
EP1589046B1 (en) Fluoroelastomers
EP1068248A1 (en) Perfluoroelastomer compositions
JP2007517964A (ja) 低温特性の改良されたフルオロエラストマーおよびその製造方法
WO2007103318A2 (en) Fluoropolymer curing compositions
US20050171257A1 (en) Perfluoroelastomer composition for use in vulcanization and method for making a molded perfluoroelastomer product
KR101022727B1 (ko) 내투과성이 향상된 플루오로엘라스토머 및 이의 제조 방법
US4774302A (en) Process for producing peroxide-vulcanizable, fluorine-containing elastomer
JP2004527596A (ja) 低いガラス転移温度を有するペルフルオロエラストマーおよびそれらの製造方法
WO2009086068A2 (en) Low temperature curable amorphous fluoropolymers
TWI699395B (zh) 包含唑之全氟彈性體組成物
KR102669338B1 (ko) 경화성 플루오르화 중합체 조성물
CN112638988A (zh) 包含氟化内增塑剂的过氧化物可固化的高度氟化聚合物以及由其制得的制品
JPS5952645B2 (ja) 含フツ素エラストマ−を製造する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060721

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091221

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees