JPH09286824A - パーオキサイド架橋性フルオロゴム、それらの製造方法およびそれらの使用 - Google Patents
パーオキサイド架橋性フルオロゴム、それらの製造方法およびそれらの使用Info
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- JPH09286824A JPH09286824A JP8318781A JP31878196A JPH09286824A JP H09286824 A JPH09286824 A JP H09286824A JP 8318781 A JP8318781 A JP 8318781A JP 31878196 A JP31878196 A JP 31878196A JP H09286824 A JPH09286824 A JP H09286824A
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Abstract
の製造方法およびそれらの使用。 【解決手段】 本発明は、フッ化ビニリデン、少なくと
も1種のフッ素置換プロペンおよび/またはフッ素置換
メチルビニルエーテル、少なくとも1種のパーフルオロ
−(ポリオキサアルキルビニルエーテル)および任意の
テトラフルオロエチレンの重合単位および架橋活性反応
部位で出来ているパーオキサイド架橋性フルオロゴム、
それらの製造方法およびそれらの使用に関する。
Description
1種のフッ素置換プロペンおよび/またはフッ素置換メ
チルビニルエーテル、少なくとも1種のパーフルオロ−
(ポリオキサアルキルビニルエーテル)および任意のテ
トラフルオロエチレンの重合単位および架橋活性反応部
位で出来ているパーオキサイド架橋性(peroxid
e crosslinkable)フルオロゴム、それ
らの製造方法およびそれらの使用に関する。
(VDF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)と任
意にテトラフルオロエチレン(TFE)を基とするフル
オロゴムは200℃を充分に越える温度に及ぶ温度にお
ける用途で良好な膨潤および老化特性を示す。しかしな
がら、これらが低温範囲で示す弾性特性は満足されるも
のでない。そのようなパーオキサイド架橋性フルオロゴ
ムが示すガラス転移温度は0℃から−20℃(最も好ま
しい場合において)の範囲である。
閾値は−30℃以下の温度である。従って、フルオロエ
ラストマー類が低温で示す柔軟性を改良する目的で多大
な研究が行われてきた。
(アルキルビニルエーテル)単位(CF2=CF−O−
RF)[ここで、RFは、例えば完全フッ素置換アルキル
残基、例えば−CF3、−C2F5または−C3F7などで
あってもよい]で部分的もしくは完全に置き換える方法
である。これに関連して引用することができる文献は、
ドイツ特許出願公開第1 240 670号、ドイツ特
許出願公開第2 457 102号、ヨーロッパ特許出
願公開第525 685号、ヨーロッパ特許出願公開第
525 687号、フランス特許第2 347 389
号および米国特許第4 035 565号である。
フルオロゴムが示すガラス転移温度(Tg)は、そのよ
うに高価なパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共
重合単位の含有量を可能な限り最大にしたとしても、上
述した目的で使用するに充分なほどには下がらない。
ロ(ビニルエーテル)単位、いわゆるパーフルオロ(ポ
リオキサアルキルビニルエーテル)単位は、フルオロゴ
ムが低温で示す柔軟性を改良することに関して、より明
白な作用を示すことから、これを上記パーフルオロ(ア
ルキルビニルエーテル)類の代わりに用いることができ
る。この場合、分枝していないパーフルオロ(ポリオキ
サアルキルビニルエーテル)単位の方が分枝している単
位よりもTgを下げることに関して有効である。このよ
うなパーフルオロ(ポリオキサ−アルキルビニルエーテ
ル)単位を含有するフルオロゴムで引用することができ
る文献はヨーロッパ特許出願公開第0077 998号
およびヨーロッパ特許出願公開第0 290 848号
である。
ロゴムに持たせるには、そのように高価なパーフルオロ
(ポリオキサアルキルビニルエーテル)単位をそのフル
オロゴム中に完成フルオロゴムを基準にして非常に高い
比率で存在させる必要があることから、製造コストが非
常に高くなってしまう。更に、このパーフルオロ(ポリ
オキサアルキルビニルエーテル)単位と一緒にVDFま
たはTFEを共重合させようとしても共重合性が劣るこ
とから、反応時間が長くなるか或は収率が低くなってし
まう。これに関しても再びヨーロッパ特許出願公開第0
077 998号およびヨーロッパ特許出願公開第0
290 848号を引用することができる。
F/HFP/TFEゴム)とは対照的に高価な改質用コ
モノマー構造単位の使用量を可能な限り少量のみにする
一方で有意に低下したガラス転移温度を示すパーオキサ
イド架橋性フルオロゴムを提供することにある。
置換プロペンおよび/またはフッ素置換メチルビニルエ
ーテルと、式(I) CF2CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか、或はm=2でn=
1−4である)であるか、或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CnF2q+1 (ここで、p=1−4でq=1または2である)であ
る]で表される少なくとも1種のパーフルオロ−(ポリ
オキサアルキルビニルエーテル)と、フッ化ビニリデン
と任意にテトラフルオロエチレンを重合単位として特定
の比率で含有すると共に架橋活性反応部位を有するパー
オキサイド架橋性フルオロゴムを用いると上記目的を達
成することができることを確認した。
しそしてフッ化ビニリデン、任意のテトラフルオロエチ
レン、少なくとも1種のフッ素置換プロペンおよび/ま
たはメチルビニルエーテルおよび少なくとも1種のパー
フルオロ(ポリオキサアルキルビニルエーテル)の重合
単位を含むパーオキサイド架橋性フルオロゴムを提供
し、ここでは、このゴムに、 a)フッ化ビニリデンを65−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換プロペンおよび/また
はフッ素置換メチルビニルエーテルを12−23モル
%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CnF2q+1 (ここで、p=1−4でq=1または2である)であ
る]で表される少なくとも1種のパーフルオロ(ポリオ
キサアルキルビニルエーテル)を0.3−6モル%、お
よび e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含め、
ここで、この成分全部の合計が100モル%であること
を特徴とする。
イド架橋性フルオロゴムにテトラフルオロエチレンを含
めない。本発明の好適な別の態様では、本発明に従うフ
ルオロゴムにテトラフルオロエチレンを5−12モル%
含める。
c)は、好適には式C3HnF6-n[式中、n=0−5]
で表される化合物、特に好適にはヘキサフルオロプロペ
ンに加えて1−ヒドロ−および2−ヒドロペンタフルオ
ロプロペンである。本発明の目的で、フッ素置換メチル
ビニルエーテル類c)は、好適には式C3HnF6-nO
[式中、n=0−3]で表される化合物、特に好適には
メチルトリフルオロビニルエーテル、トリフルオロメチ
ルビニルエーテルおよびパーフルオロメチルビニルエー
テルである。
プロペン、ペンタフルオロプロペンおよび/またはパー
フルオロメチルビニルエーテルを含む群の少なくとも1
種の化合物である。
サアルキルビニルエーテル)類d)は、式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4であり、ここでは、m=2とn=1−4の組み合わ
せおよびm=3とn=0の組み合わせが好適である)で
あるか或は RF=−(CF2−CF2−O)pCnF2q+1 (ここで、p=1−4でq=1または2、好適にはp=
1−4でq=1である)である]で表される化合物であ
る。
化合物を包含する: CF2=CF-O-(CF2)m-OCF3 (m=3でn=0) (Ia) CF2=CF-O-CF2-CF2-(OCF2)n-OCF3 (n=1−4でm=2) (Ib) CF2=CF-O-(CF2O)p-CF3 (p=1−4でn=1) (Ic)および CF2=CF-O-(CF2-CF2O)p-CF2-CF3 (p=1−4でn=2) (Id) 式(Ia)および(Ib)で表される化合物が成分d)
として特に好適である。式(I)で表されるパーフルオ
ロ(ポリオキサアルキルビニルエーテル)類の製造に関
しては、米国特許第3 321 532号、米国特許第
3 326 984号、米国特許第3 450 684
号、米国特許第3 692 843号およびヨーロッパ
特許出願公開第290 848号を参照のこと。
は、好適にはC=C二重結合および/または臭素もしく
はヨウ素残基であり、これらは、C=C二重結合を少な
くとも2つ有する化合物、例えばトリアリルイソシアヌ
レートなどの存在下で重合を行うことで導入可能である
か、或は米国特許第5 247 036号または米国特
許第5 214 115号に記述されているように導入
可能であり、そして/または臭素および/またはヨウ素
を有するオレフィンおよび/または飽和化合物、例えば
ブロモトリフルオロエチレン、ブロモテトラフルオロブ
テン、ジフルオロブロモエチレン、パーフルオロ−(2
−ブロモエチルビニルエーテル)およびジヨードメタン
など、またはドイツ特許出願公開第4 023 657
号、米国特許第4 943 622号、ヨーロッパ特許
出願公開第208 314号または米国特許第4 97
3 634号に記述されている如き化合物などを用いて
導入可能であり、そして/またはドイツ特許第4 44
0 201.5またはドイツ特許第19 530 63
6.8号に記述されているように導入可能である。
イド架橋性フルオロゴムに、 a)フッ化ビニリデンを70−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換メチルビニルエーテル
を16−23モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)m−CF3 (ここで、m=1−4である)、好適には RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)である]で表される少なくとも1種のパー
フルオロ−(ポリオキサアルキルビニルエーテル)を
0.3−5モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含め
る。
キサイド架橋性フルオロゴムに、 a)フッ化ビニリデンを65−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換プロペンを12−20
モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)m−CF3 (ここで、m=1−4である)、好適には RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)である]で表される少なくとも1種のパー
フルオロ−(ポリオキサアルキルビニルエーテル)を1
−6モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含め
る。
℃におけるML1+10)は、好適には≦120である。
架橋性フルオロゴムの製造方法も提供し、この方法に従
い、成分a)、c)からe)および任意にb)を溶液、
懸濁液またはエマルジョン中で加圧下0℃から120℃
でフリーラジカル共重合させる。
ーラジカル開始剤系を用いて、成分a)、c)からe)
および任意にb)を完全フッ素置換乳化剤存在下の水分
散液中で≧2バールの圧力下20から80℃の温度で共
重合させる。
法、例えば塊状、溶液および乳化重合などで製造可能で
ある。水乳化重合方法を用いた製造が好適である。フッ
素含有乳化剤を単独で用いるか、シードラテックス(s
eed latex)を単独で用いるか、或はシードラ
テックスとフッ素置換乳化剤から成る混合物を用いて、
この分散液を安定にする。完全フッ素置換乳化剤、例え
ばC6−C12パーフルオロカルボン酸もしくはパーフル
オロスルホン酸の水溶性塩類、またはヘキサフルオロプ
ロピレンオキサイドのオリゴマー類を基とするパーフル
オロアルキルカルボン酸の水溶性塩類などを好適に用い
る。例として挙げることができる化合物は、パーフルオ
ロカプリル酸のナトリウムもしくはアンモニウム塩、パ
ーフルオロ−(2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノ
ナン酸)のナトリウムもしくはアンモニウム塩、および
パーフルオロオクチルスルホン酸のリチウム塩などであ
る。この乳化剤を水相を基準にして好適には0.05か
ら2重量%、特に好適には0.1から1.5重量%の濃
度で用いる。この乳化剤は重合開始前の液体に添加可能
であるか、或はまた任意に分割してその重合過程期間に
渡って連続的に添加可能である。シードラテックスを用
いる場合、これに平均粒子サイズが≦60nmのフルオ
ロポリマー粒子を含め、これを上記乳化剤1種以上で安
定化する。
当該反応媒体に適合する公知化合物を用いて開始させ
る。このように、溶液および懸濁重合の場合、油溶性の
有機パーオキサイド類、例えばベンゾイルパーオキサイ
ド、トリフルオロアセチルパーオキサイドなど(またこ
れらはフッ素置換されていてもよい)、または可溶有機
アゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリルなどを
用いるのが好適である。乳化重合(本発明に従うパーオ
キサイド架橋性フルオロゴムの製造ではこれが好適であ
る)の場合、水溶性の過化合物、例えば過硫酸塩、過ホ
ウ酸塩、過炭酸塩などを一般にそれらのナトリウム塩ま
たはアンモニウム塩形態で開始剤として用いる。
および該開始剤の崩壊定数に応じて、崩壊促進剤、一般
に還元剤を追加的に用いる。この目的で使用可能な化合
物の例は、硫黄化合物、例えば亜硫酸ナトリウム、ピロ
亜硫酸ナトリウムまたはRongalite C(ホル
ムアミジンスルフィン酸ナトリウム)などに加えて有機
還元剤、例えばアスコルビン酸など、金属塩、例えば鉄
(II)またはコバルト(II)塩、有機金属化合物な
どである。
のマンガン化合物から成るか或は2種以上のマンガン化
合物の混合物から成る開始剤系を任意に還元剤、例えば
カルボン酸、ジカルボン酸、多価アルコール類およびヒ
ドロキシカルボン酸などと一緒に用いることも可能であ
る。
℃、好適には20から80℃の範囲である。重合温度
は、使用するコモノマーが示す反応性、および製造すべ
き本発明に従うパーオキサイド架橋性フルオロゴムの所
望特性に依存する。
圧力は少なくとも2バールでなければならないが、10
0バールの値を越えさせる必要はない。この選択する圧
力は望まれる重合速度および個々の成分の所望含有量に
依存する、と言うのは、それらが示す溶解性、従って組
み込み率をこの使用する圧力で調節することができるか
らである。
分子量を調節する目的で、必要ならば、連鎖移動剤、例
えばメタノール、イソプロパノール、イソペンタン、酢
酸エチル、マロン酸ジエチル、四塩化炭素などに加え
て、ヨウ素含有物質、臭素含有物質、およびヨウ素/臭
素含有物質などを用いることも可能である。
造可能であるが、好適には半連続または連続方法でこれ
の製造を行う。
ロゴムをフリーラジカルで架橋させることができる。好
適に用いるフリーラジカル開始剤は、100℃以上の温
度における分解半減期が少なくとも5分であるパーオキ
サイド類、例えばジベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシベンゼン、ビス−(t−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン、2,5−ビス−(t−ブチ
ルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンまたは2,
5−ビス−(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチ
ルヘキシ−3−インなどである。
に従うフルオロゴム100重量部を基準にして好適には
0.5−10重量部、特に好適には1−5重量部の量で
添加する。
特性および機械的特性を達成する目的で、共硬化剤を追
加的に添加することも可能である。二重結合を2つ以上
有する数多くの化合物、例えばトリアリルシアヌレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、トリ(メタ)アリル
イソシアヌレート、テトラメチルテトラビニルテトラシ
ロキサン、トリアリルホスファイトおよびN,N’−m
−フェニレン−ビスマレイミドなどを共硬化剤として用
いてもよく、これらを本発明に従うフルオロゴム100
重量部を基準にして好適には0.1−15重量部、特に
好適には0.5−10重量部の量で存在させる。
金属の酸化物または水酸化物、例えばマグネシウム、カ
ルシウム、鉛、亜鉛およびバリウムなどの酸化物または
水酸化物、または有機酸残基を有する少なくとも1種の
塩基性塩、例えば酢酸ナトリウム、しゅう酸マグネシウ
ムなど、または炭酸塩、または塩基性燐酸鉛、或はこれ
らの組み合わせを本発明に従うフルオロゴム100部を
基準にして15重量部以下の割合で含めてもよい。
剤、加工助剤、顔料などを添加することも可能である。
ロゴムへの上記混合物成分の組み込みを公知混合方法、
例えばロールミルまたは内部ニーダーなどを用いて進行
させる。
から200℃で進行させて寸法安定性を示す成形物を生
じさせた後、これに後加硫を循環空気オーブン中で受け
させることにより、最終特性を樹立する。
えば射出成形、トランスファー成形または圧縮成形など
で加工して架橋した成形品を得ることができる。
産業用ゴム製品、例えばシール、ホースおよびOリング
などの製造で用いることに及ぶ。
本発明の説明を行う。
1リットルの反応槽に蒸留水を447g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8を
1.0gおよびNa2S2O5を0.12g入れた。貯蔵
容器の圧力が40−100バールになるような様式で貯
蔵タンクに76.3gのVDFと59.4gのパーフル
オロメチルビニルエーテルと1.1gの1,1−ジフル
オロブロモエチレンと13.2gのCF2=CF−O−
CF2−CF2−(O−CF2)2−O−CF3から成るモ
ノマー混合物(75.0:22.5:0.5:2.0モ
ル%のモル比)を20−25℃で入れた。上記反応槽内
の圧力が3バールになるような量でこの反応槽に上記モ
ノマー混合物をその貯蔵タンクの底に位置する出口から
移した。この反応混合物を50℃に加熱しそして上述し
たモノマー混合物を更に導入することで圧力を10から
11バールに調整した。反応が始まることで圧力が降下
し、上述したモノマー混合物を更に定期的に導入するこ
とでその圧力を10から11バールに再び調整し、そし
てこれを上記モノマー混合物が全部消費されるまで行
う。17時間の反応時間後、この反応混合物を20℃に
冷却し、そしてNaNO2が3重量%入っている水溶液
を50g添加することで反応を終結させた。更に3から
5分間撹拌した後、この混合物を脱気し、その結果とし
て生じたラテックスを凍らせるか或はこれに塩化カルシ
ウムの2%溶液を添加することでこのラテックスを凝集
させた。次に、この混合物を濾過し、そのポリマーを熱
水で洗浄した後、最後にこれを標準圧力下70℃で乾燥
させた(95%収率)。19F−NMR分光法に従い、こ
のポリマー生成物はモノマー、即ちVDF:パーフルオ
ロメチルビニルエーテル:1,1−ジフルオロブロモエ
チレン:CF2=CF−O−CF2−CF2−(O−C
F2)−O−CF3の単位を78.7:19.2:0.
4:1.7モル%の比率で含有していた。溶媒としてヘ
キサフルオロベンゼンを用いて25℃の温度で測定した
[η]値は0.62dL/gであった。ASTM−D
1646に従ってムーニー粘度を100℃で測定した。
この値は10分後71であった。
片を静的重りの作用下5K/分の割合で予測ガラス転移
温度より10−20K低い温度にまで冷却した。10分
待った後、その重りを取り外し、そして試験片を1K/
分の割合で加熱しながら温度と伸びを記録した。ガラス
転移温度、即ち均等変形が始まる温度は−39℃であっ
た。
物質と一緒に用いてパーオキサイド架橋性混合物を製造
した:カーボンブラックT 900を30部、水酸化カ
ルシウムを4部、トリアリルイソシアヌレートを2部、
そしてPeroximon[1,3−ビス−(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼンと1,4−ビス−
(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンの混合
物]を5部[この示した量(重量部)はポリマーが10
0重量部であることに関する]。この得られた混合物を
少なくとも59バールの圧力下170℃の温度で10分
間圧縮した後、熱い間に鋳型から取り出して25℃に冷
却した。次に、この試験片を25℃で少なくとも6時間
貯蔵した後、この試験片に後硬化を循環空気オーブン中
で受けさせたが、ここではこれを、30分かけて100
℃に加熱してこの温度に60分間、更に30分かけて1
50℃に加熱してこの温度に30分間、更に30分かけ
て200℃に加熱してこの温度に30分間、そして更に
30分かけて250℃に加熱してこの温度に24時間置
くことで行う。残りの試験全部を行う前に、この試験片
を25℃で少なくとも6時間貯蔵した。ASTM D−
412に従って引張り応力/伸びを測定した結果、引張
り強度は11.8MPaで破壊伸びは170%であっ
た。圧縮永久歪みの測定では、円柱形の試験片(直径お
よび高さが各々10mm)を200℃で24時間圧縮し
(20%圧縮)そして25℃で30分間貯蔵した。この
場合の測定圧縮永久歪みは21%であった。
1リットルの反応槽に蒸留水を450g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を2.5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8
を0.4gおよびNa2S2O5を0.08g入れた。次
に、実施例1に記述したように、貯蔵タンクから、7
7.5gのVDFと63.3gのパーフルオロメチルビ
ニルエーテルと0.9gの1,1−ジフルオロブロモエ
チレンと8.3gのCF2=CF−O−(CF2−CF2
−O)3−CF3から成るモノマー混合物(75.0:2
3.6:0.4:1.0モル%のモル比)を移して圧力
を3バールにした。この反応混合物を50℃に加熱しそ
して上述したモノマー混合物を更に導入することで圧力
を10から11バールに調整した。反応が始まることで
圧力が降下し、上述したモノマー混合物を更に定期的に
導入することでその圧力を10から11バールに再び調
整し、そしてこれを上記モノマー混合物が全部消費され
るまで行う。28時間の反応時間後、この反応混合物を
20℃に冷却し、そしてNaNO2が3重量%入ってい
る水溶液を50g添加することで反応を終結させた。更
に3から5分間撹拌した後、この混合物を脱気し、その
結果として生じたラテックスを凍らせるか或はこれに塩
化カルシウムの2%溶液を添加することでこのラテック
スを凝集させた。次に、この混合物を濾過し、そのポリ
マーを熱水で洗浄した後、最後にこれを標準圧力下70
℃で乾燥させた(83%収率)。19F−NMR分光法に
従い、この生成物はモノマー、即ちVDF:パーフルオ
ロメチルビニルエーテル:1,1−ジフルオロブロモエ
チレン:CF2=CF−O−(CF2−CF2−O)3−C
F3を79.2:20.1:0.3:0.4モル%の比
率で含有していた。[η]値は0.52dL/gであ
り、ムーニー粘度(100℃)は71であり、そしてガ
ラス転移温度は−37℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は14.0MPaで破壊伸びは180%
であった。圧縮永久歪みは18%であった。
る) 真空排気しアルゴンでフラッシュ洗浄しておいた容量が
1リットルの反応槽に蒸留水を447g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を2.5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8
を1.25gおよびNa2S2O5を0.15g入れた。
次に、実施例1に記述したように、貯蔵タンクから、8
0.6gのVDFと68.2gのパーフルオロメチルビ
ニルエーテルと1.2gの1,1−ジフルオロブロモエ
チレンから成るモノマー混合物(75.0:24.5:
0.5モル%のモル比)を移して圧力を3バールにし
た。この反応混合物を52℃に加熱しそして上述したモ
ノマー混合物を更に導入することで圧力を10から11
バールに調整した。反応が始まることで圧力が降下し、
上述したモノマー混合物を更に定期的に導入することで
その圧力を10から11バールに再び調整し、そしてこ
れを上記モノマー混合物が全部消費されるまで行う。1
1時間の反応時間後、この反応混合物を20℃に冷却
し、そしてNaNO2が3重量%入っている水溶液を5
0g添加することで反応を終結させた。更に3から5分
間撹拌した後、この混合物を脱気し、その結果として生
じたラテックスを凍らせるか或はこれに塩化カルシウム
の2%溶液を添加することでこのラテックスを凝集させ
た。次に、この混合物を濾過し、そのポリマーを熱水で
洗浄した後、最後にこれを標準圧力下70℃で乾燥させ
た(92%収率)。19F−NMR分光法に従い、この生
成物はモノマー、即ちVDF:パーフルオロメチルビニ
ルエーテル:1,1−ジフルオロブロモエチレンを7
6.9:22.7:0.4モル%の比率で含有してい
た。[η]値は0.55dL/gであり、ムーニー粘度
(100℃)は75であり、そしてガラス転移温度は−
35℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は14.0MPaで破壊伸びは190%
であった。圧縮永久歪みは28%であった。
1リットルの反応槽に蒸留水を456g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8を
1.25gおよびNa2S2O5を0.12g入れた。次
に、実施例1に記述したように、貯蔵タンクから、7
7.1gのVDFと51.8gのHFPと1.2gの
1,1−ジフルオロブロモエチレンと20.0gのCF
2=CF−O−CF2−CF2−(O−CF2)−O−CF
3から成るモノマー混合物(75.0:21.5:0.
5:3.0モル%のモル比)を移して圧力を3バールに
した。この反応混合物を50℃に加熱しそして上述した
モノマー混合物を更に導入することで圧力を10から1
1バールに調整した。反応が始まることで圧力が降下
し、上述したモノマー混合物を更に定期的に導入するこ
とでその圧力を10から11バールに再び調整し、そし
てこれを上記モノマー混合物が全部消費されるまで行
う。24時間の反応時間後、この反応混合物を20℃に
冷却し、そしてNaNO2が3重量%入っている水溶液
を50g添加することで反応を終結させた。更に3から
5分間撹拌した後、この混合物を脱気し、その結果とし
て生じたラテックスを凍らせるか或はこれに塩化カルシ
ウムの2%溶液を添加することでこのラテックスを凝集
させた。次に、この混合物を濾過し、そのポリマーを熱
水で洗浄した後、最後にこれを標準圧力下70℃で乾燥
させた(93%収率)。19F−NMR分光法に従い、こ
の生成物はモノマー、即ちVDF:HFP:1,1−ジ
フルオロブロモエチレン:CF2=CF−O−CF2−C
F2−(O−CF2)2−O−CF3を78.7:18.
7:0.3:2.3モル%の比率で含有していた。
[η]値は0.48dL/gであり、ムーニー粘度(1
00℃)は73であり、そしてガラス転移温度は−35
℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は13.0MPaで破壊伸びは160%
であった。圧縮永久歪みは15%であった。
1リットルの反応槽に蒸留水を445g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を2.5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8
を1.25g入れた。次に、実施例1に記述したよう
に、貯蔵タンクから、84.2gのVDFと64.5g
のHFPと1.3gの1,1−ジフルオロブロモエチレ
ンから成るモノマー混合物(75.0:24.5:0.
5モル%のモル比)を移して圧力を3バールにした。こ
の反応混合物を60℃に加熱しそして上述したモノマー
混合物を更に導入することで圧力を10から11バール
に調整した。反応が始まることで圧力が降下し、上述し
たモノマー混合物を更に定期的に導入することでその圧
力を10から11バールに再び調整し、そしてこれを上
記モノマー混合物が全部消費されるまで行う。15時間
の反応時間後、この反応混合物を20℃に冷却し、そし
てNaNO2が3重量%入っている水溶液を50g添加
することで反応を終結させた。更に3から5分間撹拌し
た後、この混合物を脱気し、その結果として生じたラテ
ックスを凍らせるか或はこれに塩化カルシウムの2%溶
液を添加することでこのラテックスを凝集させた。次
に、この混合物を濾過し、そのポリマーを熱水で洗浄し
た後、最後にこれを標準圧力下70℃で乾燥させた(9
6%収率)。19F−NMR分光法に従い、この生成物は
モノマー、即ちVDF:HFP:1,1−ジフルオロブ
ロモエチレンを79.1:20.6:0.3モル%の比
率で含有していた。[η]値は0.38dL/gであ
り、ムーニー粘度(100℃)は91であり、そしてガ
ラス転移温度は−22℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は16.1MPaで破壊伸びは215%
であった。圧縮永久歪みは35%であった。
1リットルの反応槽に蒸留水を450g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8を
1.0gおよびNa2S2O5を0.12g入れた。次
に、実施例1に記述したように、貯蔵タンクから、6
4.3gのVDFと49.9gのHFPと1.1gの
1,1−ジフルオロブロモエチレンと15.5gのTF
Eと19.2gのCF2=CF−O−CF2−CF2−
(O−CF2)2−O−CF3から成るモノマー混合物
(65.0:21.5:0.5:10.0:3.0モル
%のモル比)を移して圧力を3バールにした。この反応
混合物を50℃に加熱しそして上述したモノマー混合物
を更に導入することで圧力を10から11バールに調整
した。反応が始まることで圧力が降下し、上述したモノ
マー混合物を更に定期的に導入することでその圧力を1
0から11バールに再び調整し、そしてこれを上記モノ
マー混合物が全部消費されるまで行う。33時間の反応
時間後、この反応混合物を20℃に冷却し、そしてNa
NO2が3重量%入っている水溶液を50g添加するこ
とで反応を終結させた。更に3から5分間撹拌した後、
この混合物を脱気し、その結果として生じたラテックス
を凍らせるか或はこれに塩化カルシウムの2%溶液を添
加することでこのラテックスを凝集させた。次に、この
混合物を濾過し、そのポリマーを熱水で洗浄した後、最
後にこれを標準圧力下70℃で乾燥させた(94%収
率)。19F−NMR分光法に従い、この生成物はモノマ
ー、即ちVDF:HFP:1,1−ジフルオロブロモエ
チレン:TFE:CF2=CF−O−CF2−CF2−
(O−CF2)2−O−CF3を70.0:17.5:
0.3:10.0:2.3モル%の比率で含有してい
た。[η]値は0.48dL/gであり、ムーニー粘度
(100℃)は120であり、そしてガラス転移温度は
−35℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は15.0MPaで破壊伸びは195%
であった。圧縮永久歪みは12%であった。
1リットルの反応槽に蒸留水を450g、乳化剤として
C3F7OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COON
H4を2.5g、そして開始剤として(NH4)2S2O8
を1.25g入れた。次に、実施例1に記述したよう
に、貯蔵タンクから、70.1gのVDFと61.9g
のHFPと1.2gの1,1−ジフルオロブロモエチレ
ンと16.8gのTFEから成るモノマー混合物(6
5.0:24.5:0.5:10.0モル%のモル比)
を移して圧力を3バールにした。この反応混合物を60
℃に加熱しそして上述したモノマー混合物を更に導入す
ることで圧力を10から11バールに調整した。反応が
始まることで圧力が降下し、上述したモノマー混合物を
更に定期的に導入することでその圧力を10から11バ
ールに再び調整し、そしてこれを上記モノマー混合物が
全部消費されるまで行う。14時間の反応時間後、この
反応混合物を20℃に冷却し、そしてNaNO2が3重
量%入っている水溶液を50g添加することで反応を終
結させた。更に3から5分間撹拌した後、この混合物を
脱気し、その結果として生じたラテックスを凍らせるか
或はこれに塩化カルシウムの2%溶液を添加することで
このラテックスを凝集させた。次に、この混合物を濾過
し、そのポリマーを熱水で洗浄した後、最後にこれを標
準圧力下70℃で乾燥させた(94%収率)。19F−N
MR分光法に従い、この生成物はモノマー、即ちVD
F:HFP:1,1−ジフルオロブロモエチレン:TF
Eを67.3:21.5:0.3:10.9モル%の比
率で含有していた。[η]値は0.33dL/gであ
り、ムーニー粘度(100℃)は68であり、そしてガ
ラス転移温度は−17℃であった。
から混合物を製造して加硫を受けさせた。この試験片が
示す引張り強度は13.5MPaで破壊伸びは140%
であった。圧縮永久歪みは15%であった。
軟性を決定する)に対して成分d)が効果を有すること
を示している。成分d)を用いない場合のガラス転移温
度は成分d)を用いた場合よりもかなり高い(実施例1
および3に比較した比較実施例1および2を参照)。
例1との比較において、高価なフッ素置換メチルビニル
エーテルをパーフルオロオキサアルキルビニルエーテル
で部分的もしくは完全に置き換えることができ、それに
要する量は全混合物を基準にしてかなりより少ない量で
あることを示している。
を制限するものでないことそして本発明の精神および範
囲内に入る他の態様自身が本分野の技術者に思い浮かぶ
であろうことは理解されるであろう。
ある。
ルオロエチレン、少なくとも1種のフッ素置換プロペン
および/またはメチルビニルエーテルおよび少なくとも
1種のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニルエー
テル)の重合単位を含んでいて架橋活性部位を有するパ
ーオキサイド架橋性フルオロゴムであって、このゴム
が、おおよそ a)フッ化ビニリデンを65−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換プロペンおよび/また
はフッ素置換メチルビニルエーテルを12−23モル
%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=(CF2−CF2−O)p−CqF2q+1 (ここで、p=1−4でq=1または2である)であ
る]で表される少なくとも1種のパーフルオロ−(ポリ
オキサアルキルビニルエーテル)を0.3−6モル%、
および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含むパ
ーオキサイド架橋性フルオロゴム。
を16−23モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=(CF2)m(O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CF3 (ここで、p=1−4である)である]で表される少な
くとも1種のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニ
ルエーテル)を0.3−5モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含む第
1項記載のパーオキサイド架橋性フルオロゴム。
モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CF3 (ここで、p=1−4である)である]で表される少な
くとも1種のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニ
ルエーテル)を1−6モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含む第
1項記載のパーオキサイド架橋性フルオロゴム。
−CF2)n−O−CF3でm=2でn=1−4である式
(I)で表されるパーフルオロ−(ポリオキサアルキル
ビニルエーテル)である第1項記載のパーオキサイド架
橋性フルオロゴム。
−CF3でm=1−4である式(I)で表されるパーフ
ルオロ−(ポリオキサアルキルビニルエーテル)である
第1項記載のパーオキサイド架橋性フルオロゴム。
ンタフルオロプロペンおよびパーフルオロメチルビニル
エーテルから成る群から選択される少なくとも1種の化
合物である第1項記載のパーオキサイド架橋性フルオロ
ゴム。
ヨウ素残基の少なくとも1つを含む第1項記載のパーオ
キサイド架橋性フルオロゴム。
フルオロゴムを製造する方法であって、望まれるならば
最終製品において、成分a)、c)、d)およびe)お
よび任意にb)を溶液、懸濁液またはエマルジョン中で
加圧下約0から120℃でフリーラジカル共重合させる
ことを含む方法。
フルオロゴムを製造する方法であって、望まれるならば
最終製品において、フリーラジカル開始剤系を用いて、
成分a)、c)、d)およびe)および任意にb)を完
全フッ素置換乳化剤存在下の水分散液中で≧2バールの
加圧下約20から80℃の温度でフリーラジカル共重合
させることを含む方法。
ゴムが第1項記載のフルオロゴムである改良を含む方
法。
ム製品。
Claims (7)
- 【請求項1】 フッ化ビニリデン、任意のテトラフルオ
ロエチレン、少なくとも1種のフッ素置換プロペンおよ
び/またはメチルビニルエーテルおよび少なくとも1種
のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニルエーテ
ル)の重合単位を含んでいて架橋活性部位を有するパー
オキサイド架橋性フルオロゴムであって、このゴムが、
おおよそ a)フッ化ビニリデンを65−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換プロペンおよび/また
はフッ素置換メチルビニルエーテルを12−23モル
%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=(CF2−CF2−O)p−CqF2q+1 (ここで、p=1−4でq=1または2である)であ
る]で表される少なくとも1種のパーフルオロ−(ポリ
オキサアルキルビニルエーテル)を0.3−6モル%、
および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含むパ
ーオキサイド架橋性フルオロゴム。 - 【請求項2】 おおよそ a)フッ化ビニリデンを70−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換メチルビニルエーテル
を16−23モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=(CF2)m(O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CF3 (ここで、p=1−4である)である]で表される少な
くとも1種のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニ
ルエーテル)を0.3−5モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含む請
求項1記載のパーオキサイド架橋性フルオロゴム。 - 【請求項3】 おおよそ a)フッ化ビニリデンを65−82モル%、 b)テトラフルオロエチレンを0−12モル%、 c)少なくとも1種のフッ素置換プロペンを12−20
モル%、 d)式(I) CF2=CF−O−RF (I) [式中、 RF=−(CF2)m(−O−CF2)n−O−CF3 (ここで、m=3でn=0であるか或はm=2でn=1
−4である)であるか或は RF=−(CF2−CF2−O)p−CF3 (ここで、p=1−4である)である]で表される少な
くとも1種のパーフルオロ−(ポリオキサアルキルビニ
ルエーテル)を1−6モル%、および e)架橋活性反応部位を0.1−1.0モル%、含む請
求項1記載のパーオキサイド架橋性フルオロゴム。 - 【請求項4】 請求項1記載のパーオキサイド架橋性フ
ルオロゴムを製造する方法であって、望まれるならば最
終製品において、成分a)、c)、d)およびe)およ
び任意にb)を溶液、懸濁液またはエマルジョン中で加
圧下約0から120℃でフリーラジカル共重合させるこ
とを含む方法。 - 【請求項5】 請求項1記載のパーオキサイド架橋性フ
ルオロゴムを製造する方法であって、望まれるならば最
終製品において、フリーラジカル開始剤系を用いて、成
分a)、c)、d)およびe)および任意にb)を完全
フッ素置換乳化剤存在下の水分散液中で≧2バールの加
圧下約20から80℃の温度でフリーラジカル共重合さ
せることを含む方法。 - 【請求項6】 ゴム製品の製造方法であって、該ゴムが
請求項1記載のフルオロゴムである改良を含む方法。 - 【請求項7】 請求項6の方法で作られた成形ゴム製
品。
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