JP2001508105A - 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー - Google Patents

良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー

Info

Publication number
JP2001508105A
JP2001508105A JP53100398A JP53100398A JP2001508105A JP 2001508105 A JP2001508105 A JP 2001508105A JP 53100398 A JP53100398 A JP 53100398A JP 53100398 A JP53100398 A JP 53100398A JP 2001508105 A JP2001508105 A JP 2001508105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
compound
vinylidene fluoride
group
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53100398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4134283B2 (ja
JP2001508105A5 (ja
Inventor
ワーム,アラン,ティ.
グエラ,ミゲル,エイ.
Original Assignee
ダイネオン エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイネオン エルエルシー filed Critical ダイネオン エルエルシー
Publication of JP2001508105A publication Critical patent/JP2001508105A/ja
Publication of JP2001508105A5 publication Critical patent/JP2001508105A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4134283B2 publication Critical patent/JP4134283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/12Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C08L27/16Homopolymers or copolymers or vinylidene fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/24Crosslinking, e.g. vulcanising, of macromolecules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、フルオロカーボンエラストマー組成物を硬化する方法であって、フッ化ビニリデンと式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜4であり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基である)の過フッ素化エーテルとから誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、少なくとも1種の架橋剤と、酸受容体との混合物を提供するステップと、該混合物を成形するステップと、得られた該成形物品を硬化するステップとを含む、方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー技術分野 本発明は、パーフルオロエーテル単位を含有するフルオロカーボンエラストマ −材料の製造に関する。背景技術 フルオロカーボンエラストマーは、フッ素含量が多い合成エラストマーポリマ ーである。例えば、グルータエルト(W.M.Grootaert)ら著、「フ ルオロカーボンエラストマー(Fluorocarbon Elastomer )」、カーク・オスマー化学大辞典(Kirk−Othmer,Encyclo pedia of Chemical Technology)、8巻、990 〜1005ページ(第4版、ジョンウィレイ&サンズ(John Wiley& Sons)、1993年)を参照のこと。フルオロカーボンエラストマー、特に フッ化ビニリデンとC36(ヘキサフルオロプロピレンまたはHFP)などの、 他のエチレン系不飽和ハロゲン化モノマーとのコモノマーは、シール、ガスケッ トおよびライニングなどの高温用途のため、特にその成形物品が、溶媒、潤滑剤 および酸化または還元条件などの浸食的または過酷な環境に暴露される場合に、 優れたポリマーとされている。例えば、VF2と、テトラフルオロエチレン(T FE)と、共重合可能な炭化水素オレフィンとから製造されるフルオロエラスト マーポリマーについて開示している、米国特許第4,912,171号(グルー タエルト(Grootaert)ら)を参照のこと。 多用途のこのようなフルオロカーボンエラストマー製成形物品の主要な欠点は 、低温で満足に機能を発揮することができないことである。一般に、0℃よりご くわずかに低い温度において、VF2とHFPとから製造される成形物品は硬く なり、満足に性能を発揮することができない。 米国特許第5,214,106号(カールソン(Carlson)ら)に考察 されているように、VF2/HFP/TFEコポリマー中のHFPをパーフルオ ロ(アルキルビニルエーテル)と置換することによって、VF2エラストマーの 低温可撓性を改善することができる。しかし、ロゴセティス(A.L.Logo thetis)著、Prog.Polvm.Sci.14、251〜296( 1989年)に示されるように、エーテル結合を切断することなく、米国特許第 4,912,171号(グルータエルト(Grootaert)ら)に開示され るオニウム/ビスフェノール硬化系により得られたポリマーを硬化することがで きない。従って、オニウム/ビスフェノール硬化系またはジアミン硬化系を使用 して容易に硬化することができる低温エラストマー材料の必要性が存在する。発明の開示 本発明は、フルオロカーボンエラストマー組成物を硬化する方法であって、 (a)(i)(A)フッ化ビニリデンと、 (B)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜4で あり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基である)の過フッ素 化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (ii)少なくとも1種の架橋剤と、 (iii)酸受容体と の混合物を提供するステップと、 (b)該混合物を成形するステップと、 (c)得られた該成形物品を硬化するステップと を含む、方法を提供する。 本発明また、 (a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜4であり 、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化アルキル基である)の過フッ素化 エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と を含む、フルオロカーボンエラストマー組成物を提供する。 また、 (a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜4であり 、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化アルキル基である)の過フッ素化 エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と、 (c)酸受容体と を含む組成物から製造される硬化フルオロエラストマーを提供する。 本発明の他の実施態様は、上記の硬化フルオロエラストマーを含むシール、ホ ースおよびダイアフラムなどの物品を含む。上記の硬化フルオロエラストマーを 含む、基材上の被覆も提供する。発明の詳細な説明 本発明は、フルオロカーボンエラストマーを製造することと、それらを硬化す ることとに関する。硬化フルオロカーボンエラストマーは、低温における可撓性 などの性能特性が改善されている。好ましくは、それらは、ガラス転移温度(T g)が約−20℃以下である。さらに好ましくは、ASTM E1356−1( 1995年に再承認)によって測定するとき、それらは約−25℃以下のTgを 有する。 特に、本発明は、フッ化ビニリデンと式(式I)、 CF2=CF(CF2m−O−Rf (式中、m=1〜4であり、Rfは必要に応じて、鎖中にO原子を含むことによ り、追加のエーテル結合を形成する過フッ素化脂肪族基(すなわち、1価飽和直 鎖または分岐鎖脂肪族フルオロカーボン基)である)の過フッ素化エーテルとか ら誘導された共重合単位を含む飽和エラストマーゴムを含むエラストマー組成物 を提供する。O原子を含有するこのような基は、本明細書において、パーフルオ ロアルキレンオキシ基と呼ばれる。好ましくは、Rfは炭素原子数1〜20で、 さらに好ましくは炭素原子数1〜10で、最も好ましくは炭素原子数1〜4であ る。 驚くべきことに、1種以上の架橋剤を含有する種々の硬化系を使用して、本発 明のエラストマーコポリマー(すなわち、エラストマーゴム)を硬化(すなわち 、加硫化)することができる。1つの特に好ましい硬化系は、米国特許第4,9 12,171号(グルータエルト(Goortaertら)に記載されているも のであり、エーテル結合を切断しない架橋剤として、有機オニウム化合物とポリ ヒドロキシ化合物とを含有する。従って、本発明のエラストマー組成物は、さら に、ポリヒドロキシ化合物またはポリアミンなどの他の架橋剤と好ましくは有機 オニウム化合物との組み合わせを含む。エラストマー組成物を硬化するためには 、好ましくは、水酸化カルシウムなどの酸受容体または他の従来の酸受容体が本 発明の組成物に含まれる。エラストマー組成物は成形して、硬化し、O−リング 、シール、ガスケット、ライニング、ホース、ダイアフラム等などの物品を形成 することができ、またはエラストマー組成物を被覆として使用することができる 。 エラストマーゴムは飽和されており(すなわち、本質的に不飽和を含まない) 、フッ化ビニリデン(CH2=CF2)と式Iの共重合過フッ素化エーテルとから 製造される。エラストマーゴム中のこれらもモノマーのモル比は、硬化後のポリ マーに望ましい物理的特性(例えば、化学的耐性、高温安定性、低温可撓性およ び耐燃料油性)を与えられるように選択される。一般に、エラストマーゴム(す なわち、コポリマー)は、約50〜98モル%のフッ化ビニリデン(VF2)と 約2〜50モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから製造することができる。好 ましくは、エラストマーゴムは少なくとも約50モル%のVF2と約50モル% を越えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから製造される。さらに好まし くは、エラストマーゴムは少なくとも約75モル%のVF2と約25モル%を越 えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから製造される。例えば、テトラフ ルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロペンならびにプロピレン、エチレン等 などの非フッ素化モノマーを含む他のモノマーも使用することができる。このよ うなエラストマーゴムコポリマーは周知であり、米国特許第4,273,728 号(クレスパン(Krespan))および同第4,273,729号(クレス パン(Krespan))に記載されている技法などの周知の技法を使用して製 造することができる。また、ロマック(Romack,T.J.)、デシワード (DeSiward,J.M.)およびトリート(Treat,T.M.)著、高分子(Macromolecules)28、8429〜8431(199 5)、「超臨界炭酸ガス中のテトラフルオロエチレン系非水性フルオロポリマー の合成(Synthesis of Tetrafluoroethylene −based,NonaqueousFluoropolymers in S upercritical Carbon Dioxide)」に記載されてい る技法もこのようなコポリマーの製造に有用である。 架橋剤の1つの部類にはポリアミン化合物(ジアミンを含む)が含まれる。こ のような化合物は米国特許第3,029,227号(ロブ(Robb))に記載 されている。これらは、多官能性アクリルアミンの塩を有するカルバミン基(− NHC(O)O−)を含む。このような化合物の好ましい基は式YHN−R−X (式中、Rは炭素原子数6〜15のアクリルアルキレン基であり、Yは水素、ア ルキル基またはアリール基であり、Xはカルバミン基(−NHC(O)OHを含 む−NHC(O)O−)である)を有する。好ましいジアミン架橋剤はデュポン (DuPont)社製で、登録名「DIAK」のヘキサメチレンジアミンカルバ メート架橋剤である。 別の部類の架橋剤にはポリヒドロキシ化合物(ジオールを含む)が含まれる。 これらには、芳香族および脂肪族ポリヒドロキシ化合物ならびにそれらの誘導体 が含まれる。このような薬剤は周知で、例えば米国特許第4,259,463号 (モギ(Moggi)ら)、同第3,876,654号(パティソン(Patt ison))、同第4,912,171号(グルータエルト(Grootaer t)ら)、同第4,233,421号(ウォーム(Worm))および同第5, 384,374号(グエラ(Guerra)ら)に記載されている。種々のポリ ヒドロキシ化合物の混合物も、本明細書に記載するエラストマーゴムを硬化する 際に同様に使用することができる。 好適なポリヒドロキシ化合物には、ジ−、トリ−およびテトラヒドロキシ−ベ ンゼン、ナフタレンおよびアントラセン、ならびに式(HO)n−C65-n− (A)X−C65-n−(OH)n(式中、Aは炭素原子数1〜13の置換または未 置換の2価脂肪族基、脂環式基もしくは芳香族基、またはチオ基、オキシ基、カ ルボニル基、スルフィニル基またはスルホニル基であり、n=1〜2であり、x =0〜1である)のビスフェノールが含まれる。具体的な芳香族ポリヒドロキシ 化合物には、4,4’−チオジフェノール、イソプロピリデン−ビス(4−ヒド ロキシ−ベンゼン)(すなわち、ビスフェノールA)およびヘキサフルオロイソ プロピリデン−ビス(4−ヒドロキシベンゼン)(すなわち、ビスフェノールA F)が含まれる。1,1,6,6−テトラヒドロオクタフルオロヘキサンジオー ルなどのフルオロ脂肪族ジオールを含む脂肪族ポリヒドロキシ化合物および米国 特許第4,358,559号(ホルコーム(Holcomb)ら)に記載されて いる化合物などの他の化合物も含まれる。好ましいポリヒドロキシ化合物は芳香 族ポリヒドロキシ化合物である。上記の架橋剤に加えて、架橋剤と本明細書に参 照として組み入れられる米国特許第5,591,804号または同第4,912 ,171号に記載されるオニウムとの複合物も有用である。 上記の架橋剤に加えて共硬化剤を使用することができる。これらには、例えば 、米国特許第5,086,123号(グルエンサー(Gruenther)ら) に開示されるフルオロ脂肪族スルホンアミドなどの一官能性ヒドロキシ化合物お よびアミドならびに出願人の譲渡人の米国特許出願番号第08/493,496 号に記載される一官能性ヒドロキシ化合物が含まれる。 有機オニウム化合物はポリヒドロキシ架橋剤と共に使用される硬化加速剤であ る。それは、好ましくは、エラストマーゴムと混合され、エラストマーゴムの加 硫加速剤として機能することができるものである。種々の有機オニウム化合物の 混合物は、本明細書に記載するエラストマーゴムを硬化する際に同様に使用する ことができる。好適な有機オニウム化合物は、米国特許第4,912,171号 (グルータエルト(Grootaert)ら)、米国特許第4,233,421 号(ウォーム(Worm))、ならびに出願人の譲渡人の米国特許出願番号第0 8/576,097号および08/520,129号に開示されている。これら には、少なくとも1つのヘテロ原子(例えば、N、S、O、P)を含有する化合 物が含まれる。 有機オニウム化合物の例には、アンモニウム、アルソニウム、ホスホニウム、 スチボニウム、アミノ−ホスホニウム(例えば、塩化ベンジル−トリス(ジメチ ルアミノ)ホスホニウム)、ホスホラン(例えば、トリアリールホスホラン)お よびイミニウム化合物からなる群から選択されるものなどのスルホニウム化合物 ならびに第4級有機オニウム化合物が含まれる。具体的な例には、塩化テトラブ チルアンモニウム、塩化テトラペンチルアンモニウム、塩化テトラメチルホスホ ニウム、塩化テトラブチルホスホニウム、塩化トリブチルベンジルホスホニウム 、酢酸置換塩化トリブチルホスホニウム、塩化ジブチルジフェニルホスホニウム 、塩化トリブチルアリルホスホニウム、塩化トリブチル(2−メトキシ)プロピ ルホスホニウム、塩化テトラフェニルアルソニウム、塩化テトラフェニルスチボ ニウム、塩化8−ベンジル−1,8−ジアゾビシクロ[5.4.0]7−アンデ セニウム、塩化ベンジル−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム、塩化ビス( ベンジルジフェニルホスフィン)イミニウムおよび塩化3−(1,1−ジヒドロ パーフルオロオクチルオキシ)プロピルジイソブチルベンジルホスホニウム(本 明細書において「Rfオニウム」と呼ぶ)が含まれる。 組成物中のさらに好ましい成分は酸受容体である。酸受容体は無機または有機 化合物であってもよい。有機酸受容体には、ステアリン酸ナトリウムおよびシュ ウ酸マグネシウムが含まれる。しかし、酸受容体は、一般に、無機塩基であり、 酸化マグネシウム、酸化鉛、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、亜リン酸2塩 基鉛、酸化亜鉛、炭酸バリウム、水酸化ストロンチウム、炭酸カルシウム等が含 まれる。好ましい酸受容体は酸化マグネシウムおよび水酸化カルシウムである。 酸受容体は単独または組み合わせて使用することができる。 エラストマーゴム中でロール練りすることにより、細分割された固形の形態の 架橋剤(例えば、ジアミンまたはポリヒドロキシ化合物)および必要に応じた有 機オニウム化合物を組成物に組み入れてもよい。このように混合すると、本発明 の組成物を例えば2年以上もの長期間の間室温で保存することができる。好まし くは、硬化前に、酸受容体を有機オニウムポリヒドロキシ含有ゴムストックにロ ール練りすると、その後ストックの保存寿命がより制限される。 酸受容体と混合したとき、組成物を望ましく硬化させる相対量の架橋剤および 必要に応じた有機オニウム化合物が組成物中に存在する。好ましくは、ゴム10 0部あたり約0.3〜10ミリモル(mmhr)の架橋剤、約0.1〜10mm hrの有機オニウム化合物およびゴム100部あたり約0.5〜40部(phr )の酸受容体を使用する。さらに好ましくは、約3.0〜7.0mmhrの架橋 剤、約0.5〜2.0mmhrの有機オニウム化合物を使用し、約2〜25ph rの酸受容体を使用する。本明細書において、「ゴム」は弾性コポリマー(すな わち、エラストマーゴム)をいう。 種々の目的のために、他の添加剤を本発明の組成物に添加してもよい。例えば 、米国特許第4,287,320号(コルブ(Kolb))に記載されているも のなどの、2有機酸化硫黄化合物を使用して、本発明の組成物の硬化速度を増大 することができる。代表的な2有機酸化硫黄には、ジメチルスルホン、テトラメ チレンスルホンおよびビス(4−クロロフェニル)スルホンが含まれる。 成形特性および他の特性を改善するためにフィラーをフルオロエラストマーゴ ムに混合してもよい。フィラーを使用する場合には、100重量部のゴムあたり 約100部以下、好ましくは100重量部のゴムあたり約15〜50部のフィラ ーを加硫組成物に添加することができる。使用することができるフィラーの例は 補強用サーマルグレードカーボンブラックまたはクレーもしくは重晶石などの比 較的低補強特性の黒以外の顔料である。 密閉式混合機(例えば、バンバリー(Banbury)混合機)、練りロール 機等などの通常のゴム混合装置の任意のものを使用して、フルオロカーボンエラ ストマー組成物を、1ステップまたは複数のステップで配合または混合すること ができる。最良の結果を得るためには、混合物の温度は約120℃より上昇させ るべきではない。混合中、効果的に硬化させるためには、成分および添加剤を均 一に分布することが必要である。 次いで、混合物を処理し、押出成形(例えば、ホースまたはホースライニング の形状)または金型成形(例えば、O−リングシールの形態)することによって 形作る。次いで、成形物品を加熱してゴム組成物を硬化し、硬化エラストマー物 品を形成することができる。 配合した混合物のプレス成形(すなわち、プレス硬化)は、一般に、約95〜 230℃、好ましくは約150〜205℃において、約1分〜約15時間、通常 約1〜10分間実施する。本発明の組成物を金型成形する際には、一般に、約7 00〜20,000kPa、好ましくは約3400〜6800kPaの圧力が使 用される。金型にまず剥離剤を被覆し、予備加熱してもよい。 次いで、通常、試料の断面厚さに応じて、約150〜315℃、好ましくは約 200〜260℃のオーブン内で、約2〜50時間、成形後の加硫化物を後硬化 する。断面が厚い場合には、通常、後硬化中の温度を温度範囲の下限から徐々に 望ましい最高温度に上昇させる。使用する最高温度は約260℃で、この値で約 4時間以上維持する。 本発明は、以下の詳細な実施例を参照することによってさらに記載される。こ れらの実施例は、種々の具体的で、例示的な実施態様および技法をさらに例示す るために提供されている。しかし、本発明の範囲を逸脱することなく、多数の変 更および修正を加えることができることが理解されるべきである。 実施例 以下の実施例は、本発明の過フッ素化エラストマーコポリマーガムおよび硬化 組成物を製造することと、評価することとについて記載する。示した結果は以下 の試験方法を使用して得た。試験方法 ムーニー粘度はASTM1646−94(ML 1+10@121℃)により 測定した。結果はムーニー単位で報告する。 硬化レオロジー試験は、ASTM D5289−93aによりモンサント(M onsant)可動式ダイレオメーター(MDR)型番2000、予備加熱なし 、177℃で、経過時間12分(特に明記しない限り)を使用して未硬化の配合 混合物について実施し、0.5°アーク最小トルク(ML)、最大トルク(MH) 、すなわち、プラトーまたは最大が得られない場合には、一定期間中に得られる 最高トルクおよびトルクの差、ΔT、すなわち(MH−ML)を報告した。また、 tS2(トルクがMLより2単位増加する時間)、t’50(トルクがML+0. 5[MH−ML]に達する時間)およびt’90(トルクがML+0.9[MH−ML ]に達する時間)も報告した。 示した時間および温度、約6.9×103kPaでプレス成形することにより 物理特性を測定するために、プレス硬化試料(特に明記しない限り、150×7 5×2mmのシート)を調製した。 プレス硬化試料を循環式エアオーブン中に配置することにより、後硬化試料を 調製した。オーブンを232℃に維持し、試料を16時間処理した。 ASTM D412−75を使用して、2.0mmシートからASTM ダイ Dで切断した試料について、破壊時の引張り強さ、破壊時の伸長度および伸長度 100%のときの弾性を測定した。 単位はメガパスカル(MPa)で報告する。 A−2型ショアデュロメーターを用いたASTM D2240.85方法を使 用して硬度を測定した。単位は点数で報告する。 ASTM D1329−88(1993年再承認)を使用して低温での収縮( TR−10)を測定した。単位は℃で報告し、冷却媒体としてエタノールを使用 した。 圧縮歪みは、200℃において70時間圧縮した0.139インチ(3.5m m)のO−リングを用いたASTM D395−89方法Bにより測定した。結 果は%として報告する。 Tgは、走査速度を20℃/分とした以外は、ASTM E1356−91( 1995年再承認)により測定した。中点(midpoint)を報告する。材料 本発明の実施例を調製する際に、以下の材料を使用した。 「ビスフェノールAF」は、ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社(Aldrich Chemical Co.)製のヘキサフルオロ イソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキシベンゼン)として購入可能なポリヒド ロキシ化合物である。 「DIAK#1」は、ヘキサメチレンジアミンカルバメート架橋剤(+3N( CH26NHCOO-)の登録名であり、デラウェアー州ウィルミントンのデュ ポン(DuPont)社製である。 「Rfオニウム」は、フッ素化ホスホニウム硬化促進剤で、オーバーヘッド攪 拌器、濃縮器、窒素流入アダプター、温度計およびゴム製隔壁を備えた1000 mLの4頚フラスコに、ニューヨーク州ナイアガラフォールのサイテックインダ ストリーズ社(Cytec Industries, Inc.)製の170グ ラムのジイソブチルホスフィン(DIBP)の固形分70%のトルエン溶液(0 .82mol)を添加することによって、3−(1,1−ジヒドロパーフルオロ オクチルオキシ)プロピルジイソブチルホスフィン(ホスフィンA)を生成する ことによって作成した。反応フラスコの外部からの加熱または冷却を実施するこ とができるように、フラスコ集成物を調整可能な実験室用ジャッキ上に配置した 。追加のトルエンを添加して、DIBP溶液を固形分約50%まで希釈した。反 応フラスコに窒素を15分間通気して、反応フラスコ中に活発な窒素気流を維持 し、DIBPの酸化を最小にした。第2のフラスコにおいて、米国特許第5,2 74,159号(ペレライト(Pellerite)ら)の実施例1に記載され るように生成した、351グラム(0.84mol)の1,1−ジヒドロパーフ ルオロオクチルアリルエーテル(CF3(CF26CH2O−CH2−CH=CH2 )を約100mLのトルエンとアルドリッチケミカルカンパニー社(Aldri ch Chemical Company Inc.)製の1.3グラム(8. 5mmol)のアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)と混合した。DIBP のトルエン溶液を約80℃に加温し、第2のフラスコのアリルエーテル溶液を、 シリンジポンプを介して約2.5mL/1分の速度で暖かいDIBPに添加した 。約20分後、発熱が感じられたら、温度が80〜95℃に維持されるように、 アリルエーテルの添加速度および外部からの加熱を調整した。アリルエーテル溶 液を完全に添加したら、反応混合物を85℃までの温度でさらに2時間加熱して 、DIBPを確実に完全に消費させた。31P NMR分光高度計で測定したとき 、反応が終了していたら(トリアルキルホスフィン産物は外部H3PO4からδ= −40ppm高磁場側)、減圧下でトルエン溶媒を除去した。1H、31P NM R分光高度計は、構造は望ましい生成物3−(1,1−ジヒドロパーフルオロオ クチルオキシ)プロピルジイソブチルホスフィンであることを確認した。次いで 、望ましいフッ素化ホスホニウム硬化促進剤、Rfオニウムを、窒素流入口およ び磁気攪拌子を備えた200mLの無気フラスコに、50グラム (0.085mol)のホスフィンA[3−(1,1−ジヒドロパーフルオロオ クチルオキシ)−プロピルジイソブチルホスフィン]を添加することにより生成 した。次に、20mLの2−プロパノールをフラスコに添加して、ホスフィンA を溶解し、アルドリッチケミカル社(Aldrich Chemical Co .)製の10.8gの塩化ベンジル(0.085mol)をホスフィン溶液に添 加した。得られた混合物を約50℃までの温度で12時間加熱した。反応混合物 の31P NMR分光分析は、ホスフィンはトリアルキルベンジルホスホニウムハ ライドに定量的に転換したことを示した。出発材料のホスフィンの31PNMRの 化学シフトデータはδ=−40ppmのところにあるが、ホスホニウムの化学シ フトはδ=+32ppmの領域に観察される。2−プロパノールは真空下で除去 し、生成物(塩化3−(1,1−ジヒドロパーフルオロオクチルオキシ)プロピ ルジイソブチルベンジルホスホニウム)を真空下、50℃において約12時間さ らに乾燥した。1H、31Pおよび19F NMRスペクトルは望ましい生成物の構 造を確認した。 塩化フッ素化ホスホニウムと(米国特許第4,912,171号(グルータエ ルト(Grootaert)の実施例22に記載されるように生成した)ビスフ ェノールAFのナトリウム塩の当モル量を反応させることによって、この塩化ホ スホニウムを0.42g(1.25mmhr)のビスフェノールAFと錯体形成 させた。この錯化オニウムはRf−オニウムといわれるものである。 「F−ジオールMg+2 」は、米国特許第5,266,650号に記載されるよ うに生成したジヒドロアルコール(ジオール)から出発し、次いで塩に転換する ことによって生成されたフッ素化エーテル塩である(組成物は、特に明記しない 限り重量割合で形成されている)。分子量1250で、構造HO−CH2−CF2 −O−(CF2CF2O)nCF2−CH2−OHのフッ素化エーテルジオールのマ グネシウム塩を、機械的攪拌器、温度計および還流濃縮器を備えた1000mL の3頚フラスコ中で生成した。フラスコに500グラム(0.4mol)のフッ 素化エーテルジオールと、259.2gのナトリウムメトキシドの25重量%ナ トリウムメトキシド(1.2mol)メタノール溶液を添加した。反応混合物を 攪拌し、加熱して2〜3時間わずかに還流させた。第2のフラスコでは、 162.4グラム(0.8mol)のMgCl2・6H2Oの350mLメタノー ル溶液を調製した。3頚フラスコ中で生成したばかりのナトリウムジアルコキシ ド塩をMgCl2とメタノール溶液を入れた第2のフラスコに徐々に注いだ。室 温において、溶液を5〜6時間ゆっくり攪拌した。次いで、溶液を1500mL の冷却水で急冷し、ろ過して固形物を回収した。回収した固形物を600mLの 冷却水で3回洗浄し、次いで60℃のオーブンで一晩乾燥した。498グラムの 収量が得られた。 「Bu3+CH2CO2HCl」は酢酸置換塩化トリブチルホスホニウム(すな わち、酸系オニウム)で、11.3グラム(0.12mol)のクロロ酢酸と2 0.2グラム(0.10mol)のトリブチルホスフィンを100mLのメタノ ールに添加することによって生成した。次いで、メタノール溶液を35〜40℃ までの温度で20時間加熱した。メタノールを除去して、反応生成物をヘキサン およびエーテルで洗浄し、未反応のトリブチルホスフィンおよびクロロ酢酸を除 去した。 「DYNAMARFC−5166」はミネソタ州セントポールのダイネオンエ ルエルシー(Dyneon LLC)社製のゴム硬化剤の登録名である。 「PPVE」はパーフルオロビニルエーテルである。 「PPAE」はパーフルオロプロポキシアリルエーテル(CF2=CFCF2O C37)で、2つの異なる方法で生成した。 「PPAE−1」は、ロシアン ジャーナル オブ オルガニック ケミスト リー(Rossian Journal of Organic Chemis try)、30巻、8号、1331ページet seq.、1994年のエメル ヤノフ(G.A.Emel’yanov)、ポリアンスキー(V.I.Poly anskii)、ベレンビルト(V.V.Berenbilt)著、パーフルオ ロオキサアルキルアリルエーテルの共重合 (Copolymerization of perfluorooxaalk yl allyl ethers)に開示される手順によって生成した。 「PPAE−2」は、65℃において50重量%(1kg、12.6モルNa OH)の水酸化ナトリウムを添加し、130℃において2時間加熱することによ って、1,4−ブタンジオール(1.25kg、13.9モル)をブロモプロパ ン(0.5kg、4.1モル)でアルキル化することにより生成した。反応混合 物を冷却し、メチルエチルケトン(0.5kg)と10重量%の食塩溶液(1. 1kg)を添加した。上層(1.57kg)を追加の10重量%食塩溶液(1. 1kg)でさらに洗浄した。上層(940g)を真空蒸留し、プロポキシブタノ ール(426g、収率86%)を得た。沸点は112〜118℃/14mmであ った。120℃において1時間かけて無水酢酸(460g)をアルコールに添加 し、130℃においてさらに1時間加熱した。酢酸および過剰の無水酢酸を留去 して、プロポキシブチレート(585g、収率95%)を得た。米国特許第5, 488,142号(フォール(Fall))に記載されている管状反応容器を使 用して、パーフルオロメチルモルホリン中でブチレートをフッ素化した。フッ素 化後、過剰のメタノールを添加してメチル−4−パーフルオロ−プロポキシブチ ルアセテート(604g、収率68%)を得た。沸点は120〜130℃であっ た。エステルに炭酸ナトリウム(23g)を添加し、水酸化ナトリウム(61g )のメタノール(380g)溶液で滴定することにより、鹸化および脱炭酸を実 施した。減圧下で、ミネソタ州セントポールの3M社(3M Co.)製の「F C−71 FLUORINERT」電子液体を添加した後、メタノールを除去し た。次いで、混合物を250℃までの温度に加熱してパーフルオロプロポキシア リルエーテル(375g、収率75%)を得た。沸点は58〜62℃であった。 「PPBEパーフルオロプロポキシブテニルエーテル(CF2=CFCF2CF 2OC37)」 は、65℃において、臭化テトラブチルアンモニウム(20g) と50重量%の水酸化ナトリウム(0.8kg、10.1モル)を添加すること により、1,5−ペンタンジオール(1kg、9.6モル)をブロモプロパン( 1.24kg、10.1モル)でアルキル化することにより生成した。反応混合 物を冷却し、水を添加し、生成物をヘキサンで抽出して、プロポキシペンタノー ル(1.02kg、収率73%)を得た。アルコールと過剰の無水酢酸とを13 5℃において2時間反応させ、酢酸と過剰の無水酢酸を蒸留することにより、 プロポキシペンチレート(1.14kg、収率92%)を得た。米国特許第5, 488,142号(フォール(Fall))に記載されている管状反応容器を使 用して、ペンチレートを1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエ タン中でフッ素化した。フッ素化後、過剰のメタノールを添加して、メチル−5 −パーフルオロペンチルアセテート(1.38kg、収率81%)を得た。沸点 は140〜154℃であった。水酸化ナトリウム(81g、2.0モル)のメタ ノール(340g)溶液で滴定し、次に真空オーブンで乾燥で乾燥することによ って、2モルのエステル(888g)の鹸化を実施し、ナトリウム塩(0.9k g、1.95モル、収率97%)を得た。「FC−71FLUORINERT」 電子液体がビグレウックス(Vigreux)カラムで留去するまで、この塩を (1.7kg)の「FC−71FLUORINERT」電子液体と共に240℃ までの温度に排ガスしながら加熱した。カセイにより酸フッ化物不純物を中和し 、次に蒸留してパーフルオロプロポキシブテニルエーテル(540g、収率73 %)を得た。沸点は68〜78℃であった。構造は19F NMRで確認し、主要 な不純物はC37OCF2CF2CF2CF2Hであった。 「PMEAE」パーフルオロメトキシエトキシアリルエーテル(CF2=CF CF2OCF2CF2OCF3 は、 臭化テトラブチルアンモニウム(102g)と60重量%水酸化カリウム(5 00g、4.5モル)を添加し、1リッターグライム中で50℃において2時間 加熱することによって、1,4−ブタンジオール(434g、4.82モル)を 2−クロロエチルメチルエーテル(500g、5.3モル)でアルキル化するこ とにより、生成した。固形物を除去後、蒸留することにより、メトキシエトキシ ブタノール(577g、収率81%)を得た。沸点は225℃であった。アルコ ールと過剰の無水酢酸を反応させることにより、メトキシ−エトキシブチレート (700g、収率94%)を得た。米国特許第5,488,142号(フォール (Fall))に記載されている管状反応容器を使用して、ブチレートを1,1 ,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン中でフッ素化した。フッ素 化後、過剰のメタノールを添加して、メチル−4−パーフルオロメトキシエトキ シ ブチルアセテート(906g、収率60%)を得た。沸点は132〜142℃で あった。水酸化ナトリウム(88g、2.2モル)のメタノール(340g)溶 液で滴定し、次に真空オーブンで乾燥で乾燥することによって、鹸化を実施し、 ナトリウム塩(887g、2.1モル、収率96%)を得た。「FC−71FL UORINERT」電子液体がビグレウックス(Vigreux)カラムで留去 するまで、この塩を(1.6kg)の「FC−FLUORINERT」電子液体 と共に240℃までの温度に排ガスしながら加熱した。カセイにより酸フッ化物 不純物を中和し、次に蒸留してパーフルオロメトキシエトキシアリルエーテル( 458g、収率61%)を得た。沸点は52〜62℃であった。構造は19F N MRで確認し、主要な不純物はCF3OCF2CF2OCF2CF2CF2Hであった 。 ゴムAは、攪拌器(750rpm)、温度および圧力測定装置ならびにツーホ ールドシステムの温度調整を備えた容量1.1リッターの反応容器中で生成され た、フッ化ビニリデン(VF2)とパーフルオロプロポキシアリルエーテル(P PAE−1)のコポリマーであった。この反応容器に、10mmolのNa22 8、10mmolのNaHSO3・CH2O・H2O、12.5mmolのNa4 27、16mmolのパーフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノ ナネートナトリウム、0.19mmolのエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 塩、0.19mmolのFeSO4・(NH42SO4・6H2Oを含有する65 0mLの水溶液を連続的に添加した。 反応容器が21.5℃のときに、18.5g(59mmol)のPPAE−1 を反応容器に添加した。次いで、70.0g(1065mmol)のVF2と7 9.0g(250mmol)のPPAE−1との混合物を連続的に反応容器に添 加し、圧力を0.7MPaに維持した。モノマーの添加が終了した後、反応容器 の内容物をさらに2時間30分間攪拌した。その間に、圧力は0.20MPaに 低下した。総重合時間は8時間10分であった。H2SO4水溶液でポリマーを凝 集させ、揮発成分を除去して、未反応モノマーを回収し(22.0gのPPAE −1が分離された)、まず、NaHCO3の1M溶液で、次いで脱イオン水およ びエタノールで界面活性剤残留物を洗浄除去し、真空下、75℃±5℃におい て、重量が一定になるまで乾燥し、131グラムを得た。 ゴムBは、ゴムAと同様に生成した。 ゴムCは、機械的攪拌器を備えた1ガロンのステンレス鋼製反応容器中で重合 させた、フッ化ビニリデン(VF2)とパーフルオロプロポキシアリルエーテル (PPAE−2)とのコポリマーであった。2800グラムの脱イオン水、9グ ラムの二塩基性リン酸カリウム、3グラムの過硫酸アンモニウムおよび0.6グ ラムのC817SO2N(C25)CH2COOKを最初に反応容器に添加した。 機械的攪拌器を400rpmで作動させ、52.4グラムのVF2で0.9MP aまで加圧した。反応容器を71℃に制御し、0.9MPaに維持した。ガス状 のVF2を3.5グラム/分の速度で連続的に加圧した反応容器に添加した。同 時に、液体のPPAE−2を約4.2グラム/分の速度で添加用袋(bladd er system)を介して供給した。合計で、493グラムのVF2と60 0グラムのPPAE−2をこの工程中に添加した。 得られた安定なラテックスを反応容器から取り出し、攪拌中の2%MgCl2 水溶液にラテックスを添加することにより凝集させた。凝集したクラム(cru mb)を脱イオン水で洗浄し、120℃の循環式エアオーブンで乾燥し、950 グラムのゴムを得た。 ゴムDは、PPBEをPPAE−2の代わりに使用した以外は、ゴムCと同様 の方法で生成した。 ゴムEは、機械的攪拌器を備えた1ガロンの高圧ステンレス鋼製反応容器中で 重合させたVF2とPMEAEとのコポリマーであった。2800グラムの脱イ オン水、9グラムの二塩基性リン酸カリウム、3グラムの過硫酸アンモニウム、 0.7グラムのC817SO2N(C25)CH2COOK乳化剤および80グラ ムのPMEAEを最初に反応容器に添加した。機械的攪拌器を400rpmで作 動させ、47グラムのVF2で0.9MPaまで加圧した。反応容器を71℃に 制御し、0.9MPaに維持した。ガス状のVF2を3グラム/分の速度で連続 的に加圧した反応容器に添加した。同時に、液体のPMEAEを4グラム/分の 速度でミルトンロイ(Milton Roy)「CONSTAMERIC」ポン プを使用して添加した。合計で、170グラムのVF2と300グラムのP MEAEをこの工程中に添加した。得られた安定なラテックスを反応容器から取 り出し、攪拌中の2%MgCl2水溶液にラテックスを添加することにより凝集 させた。凝集したクラムを脱イオン水で洗浄し、120℃の循環式エアオーブン で乾燥し、200グラムのゴムを得た。 ゴムFは、PPVEをPPAE−1の代わりに使用した以外は、ゴムAと同様 の方法で生成した。 未加工のゴムおよび種々のモノマーのモル割合の要約を表1に示す。 実施例1〜8 以下の実施例において、組成物はゴムの100部に基づいている。硬化剤およ び他の添加剤はゴム100部あたりの部として掲載している(phr)。ゴムの 量が制限され、より少量のバッチサイズが製造される場合には、使用したゴムの 量を記載するが、比較を容易にするために、100部を使用したときのように、 組成を掲載する。特に明記しない限り、割合は重量%である。実施例1 実施例1では、ツーロールミルおよび従来の技法を使用して、以下の硬化剤お よび添加剤をゴムAに配合することによって、本発明の硬化可能な組成物を作成 した。100グラムのゴムA、2.2グラムのビスフェノールAF、0.8グラ ムの「DYNAMAR」FX−5166、テキサス州ボルガーのジェー エムヒ ューバー社(J.M.Huber Corp.)製の30.0グラムのN−99 0カーボンブラック、3.0グラムのMgO、および6.0グラムのCa(OH )2。得られた硬化性組成物の硬化レオロジーを評価し、結果を表2に掲載する 。177℃、25分間の試料のプレス硬化により、10.2MPaの引張り特性 、4.6MPaの100%弾性、210%の伸長度および77のショアA2硬度 が得られた。232℃、16時間の後硬化後の物理的特性試験の結果も表2に掲載 する。実施例 2 実施例2では、DIAK#1硬化剤をビスフェノールAFおよび 「DYNAMAR」FX−5166の代わりに使用した以外は、実施例1と同 様の方法で、本発明の硬化可能な組成物を作成し、評価した。比較例 C1 比較例C1では、ゴムFをゴムAの代わりに使用した以外は、実施例1と同様 の方法で試料を配合し、評価した。組成および他の試験結果を表2に掲載する。比較例 C2 比較例C2では、Diak#1硬化剤をビスフェノールAFおよび「DYNA MAR」FX−5166の代わりに使用した以外は、比較例C1と同様の方法で 試料を作成した。 *プレス硬化ステップ中に、過剰の噴出ガスが試料を破損したので、比較例C1 およびC2の物理的特性の結果を測定することができなかった。 表2の結果は、本発明の組成物を使用して有用な硬化試料を作成することがで きることを示す。実施例 3 実施例3では、50グラムのゴムBを100グラムのゴムAの代わりに使用し た以外は、本発明の硬化可能な組成物を実施例1と同様に作成し、評価した。添 加剤および硬化剤のレベルならびに試験結果を表3に示し、ゴム100部あたり の部として掲載する。実施例 4 実施例4では、8.7グラムのF−ジオールMg2+塩および0.2グラムのB u3+CH2CO2HCl-オニウムをビスフェノールAFおよび「DYNAMA R」FX−5166の代わりに使用した以外は、本発明の硬化可能な組成物を実 施例3と同様の方法で作成し、評価した。プレス硬化は177℃において30分 間実施し、後硬化は177℃において2.5時間、次いで232℃において16 時間実施した。試料の−31.5℃のTgを測定した。(ゴム100部に対する )組成および試験結果を表3に掲載する。 実施例5〜8 実施例5〜8では、ゴム、硬化剤および添加剤の量が表3に示すようである以 外は、本発明の硬化可能な組成物を実施例1と同様の方法で作成した。これらの 実施例の評価は実施例1と同様の方法で実施し、結果も表3に示す。 表3の結果は、本発明の組成物を使用して有用な硬化試料を作成することがで きることを示す。 全ての特許の完全な開示、特許文書および本明細書に引用した文献は参照とし て組み入れられる。前述の詳細な説明および実施例は内容を解明するだけのため に示されている。不必要な限定が加えられないことが理解されるべきである。本 発明は、請求の範囲によって規定される本発明の範囲内に入る、当業者に明らか な変更を加えるために示し、示され記載された正確な詳細に限定されない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月10日(1998.11.10) 【補正内容】 て、重量が一定になるまで乾燥し、131グラムを得た。 ゴムBは、ゴムAと同様に生成した。 ゴムCは、機械的攪拌器を備えた3.8l(1ガロン)のステンレス鋼製反応 容器中で重合させた、フッ化ビニリデン(VF2)とパーフルオロプロポキシア リルエーテル(PPAE−2)とのコポリマーであった。2800グラムの脱イ オン水、9グラムの二塩基性リン酸カリウム、3グラムの過硫酸アンモニウムお よび0.6グラムのC817SO2N(C25)CH2COOKを最初に反応容器 に添加した。機械的攪拌器を400rpmで作動させ、52.4グラムのVF2 で0.9MPaまで加圧した。反応容器を71℃に制御し、0.9MPaに維持 した。ガス状のVF2を3.5グラム/分の速度で連続的に加圧した反応容器に 添加した。同時に、液体のPPAE−2を約4.2グラム/分の速度で添加用袋 (bladder system)を介して供給した。合計で、493グラムの VF2と600グラムのPPAE−2をこの工程中に添加した。 得られた安定なラテックスを反応容器から取り出し、攪拌中の2%MgCl2 水溶液にラテックスを添加することにより凝集させた。凝集したクラム(cru mb)を脱イオン水で洗浄し、120℃の循環式エアオーブンで乾燥し、950 グラムのゴムを得た。 ゴムDは、PPBEをPPAE−2の代わりに使用した以外は、ゴムCと同様 の方法で生成した。 ゴムEは、機械的攪拌器を備えた3.8l(1ガロン)の高圧ステンレス鋼製 反応容器中で重合させたVF2とPMEAEとのコポリマーであった。2800 グラムの脱イオン水、9グラムの二塩基性リン酸カリウム、3グラムの過硫酸ア ンモニウム、0.7グラムのC817SO2N(C25)CH2COOK乳化剤お よび80グラムのPMEAEを最初に反応容器に添加した。機械的攪拌器を40 0rpmで作動させ、47グラムのVF2で0.9MPaまで加圧した。反応容 器を71℃に制御し、0.9MPaに維持した。ガス状のVF2を3グラム/分 の速度で連続的に加圧した反応容器に添加した。同時に、液体のPMEAEを4 グラム/分の速度でミルトンロイ(Milton Roy)「CONSTAME RIC」ポンプを使用して添加した。合計で、170グラムのVF2と300 0グラムのP 請求の範囲 1. フルオロカーボンエラストマー組成物を硬化する方法であって、 (a)(i)(A)フッ化ビニリデンと、 (B)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(I) (式中、m=1〜4であり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族 基である)の過フッ素化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (ii)少なくとも1種の架橋剤と、 (iii)酸受容体と の混合物を提供するステップと、 (b)該混合物を成形するステップと、 (c)得られた該成形物品を硬化するステップと を含む、方法。 2. 該混合物が、さらに、有機オニウム化合物を含む請求項1に記載の方法。 3. 該混合物が、さらに、二有機酸化硫黄化合物を含む請求項1に記載の方法 。 4. 該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項1に記載の方法。 5. 該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項4に記載の方法。 6. 該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項5に 記載の方法。 7. 該芳香族ポリヒドロキシ化合物が式(HO)n−C65-n−(A)X−C65-n(OH)n(式中、Aは炭素原子数1〜13の置換または未置換二価脂肪族 基、脂環式基もしくは芳香族基、またはチオ基、オキシ基、カルボニル基、スル フィニル基もしくはスルホニル基であり、n=1〜2であり、x=0〜1である )からなる請求項6に記載の方法。 8. 該芳香族ポリヒドロキシ化合物がイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキ シ−ベンゼン)またはヘキサフルオロイソプロピリデンービス(4−ヒドロキシ ベンゼン)である請求項6に記載の方法。 9. 該エラストマーゴムが、50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、2〜5 0モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項1に記載の方法。 10.該エラストマーゴムが、少なくとも50モル%のフッ化ビニリデンと、5 0モル%を越えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項 1に記載の方法。 11.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデン以外で請求項1の過フッ素化ア ルキルエーテルとは異なる追加のフッ素化または非フッ素化モノマーと、フッ化 ビニリデン及び該過フッ素化アルキルエーテルとから誘導される請求項1に記載 の方法。 12.請求項1に記載の方法によって製造される硬化フルオロエラストマー。 13.請求項10に記載の方法によって製造される硬化フルオロエラストマー。 14.(a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(I) (式中、m=1〜4であり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族 基である)の過フッ素化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と を含む、フルオロカーボンエラストマー組成物。 15.有機オニウム化合物をさらに含む請求項14に記載のフルオロカーボンエ ラストマー組成物。 16.酸受容体をさらに含む請求項14に記載の組成物。 17.二有機酸化硫黄化合物をさらに含む請求項14に記載の組成物。 18.該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項14に記載の組成物。 19.該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項14に記載の組成物。 20.該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項19 に記載の組成物。 21.該芳香族ポリヒドロキシ化合物がイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキ シ−ベンゼン)またはヘキサフルオロイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキシ ベンゼン)である請求項20に記載の組成物。 22.該エラストマーゴムが、50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、2〜5 0モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項14に記載の組成 物。 23.該エラストマーゴムが、少なくとも50モル%のフッ化ビニリデンと、5 0モル%を越えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項 14に記載の組成物。 24.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデン以外で請求項1の過フッ素化ア ルキルエーテルとは異なるフッ素化または非フッ素化モノマーと、フッ化ビニリ デン及び該過フッ素化アルキルエーテルとから誘導される請求項14に記載の組 成物。 25.(a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(I) (m=1〜4であり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基であ る)の過フッ素化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と、 (c)酸受容体と を含む組成物から製造される硬化フルオロエラストマー。 26.該組成物が、さらに、有機オニウム化合物を含む請求項25に記載の硬化 フルオロエラストマー。 27.該組成物が、さらに、二有機酸化硫黄化合物を含む請求項25に記載の硬化 フルオロエラストマー。 28.該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項25に記載の硬化フルオロエラストマー。 29.該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項28に記載の硬化フルオロ エラストマー。 30.該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項29 に記載の硬化フルオロエラストマー。 31.該エラストマーゴムが、50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、2〜5 0モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項25に記載の硬化 フルオロエラストマー。 32.Tgが−20℃より低い請求項25に記載の硬化フルオロエラストマー。 33.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデン以外で請求項1の過フッ素化ア ルキルエーテルとは異なるフッ素化または非フッ素化モノマーと、フッ化ビニリ デン及び該過フッ素化アルキルエーテルとから誘導される請求項25に記載の硬 化フルオロエラストマー。 34.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、シールである物品 。 35.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、ホースである物品 。 36.請求項2記載の硬化フルオロエラストマーを含む、ダイアフラムである物 品。 37.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、基材上の被覆。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/41 C08K 5/41 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. フルオロカーボンエラストマー組成物を硬化する方法であって、 (a)(i)(A)フッ化ビニリデンと、 (B)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜 4であり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基である)の過フ ッ素化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (ii)少なくとも1種の架橋剤と、 (iii)酸受容体と の混合物を提供するステップと、 (b)該混合物を成形するステップと、 (c)得られた該成形物品を硬化するステップと を含む、方法。 2. 該混合物が、さらに、有機オニウム化合物を含む請求項1に記載の方法。 3. 該混合物が、さらに、二有機酸化硫黄化合物を含む請求項1に記載の方法 。 4. 該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項1に記載の方法。 5. 該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項4に記載の方法。 6. 該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項5に 記載の方法。 7. 該芳香族ポリヒドロキシ化合物が式(HO)n−C65-n−(A)X−C6 5-n(OH)n(式中、Aは炭素原子数1〜13の置換または未置換二価脂肪族 基、脂環式基もしくは芳香族基、またはチオ基、オキシ基、カルボニル基、スル フィニル基もしくはスルホニル基であり、n=1〜2であり、x=0〜1である )からなる請求項6に記載の方法。 8. 該芳香族ポリヒドロキシ化合物がイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキ シ−ベンゼン)またはヘキサフルオロイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキシ ベンゼン)である請求項6に記載の方法。 9. 該エラストマーゴムが、約50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、約2 〜50モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項1に記載の方 法。 10.該エラストマーゴムが、少なくとも約50モル%のフッ化ビニリデンと、 約50モル%を越えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請 求項1に記載の方法。 11.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデンと、フッ化ビニリデン以外のフ ッ素化または非フッ素化モノマーとから誘導される請求項1に記載の方法。 12.請求項1に記載の方法によって製造される硬化フルオロエラストマー。 13.請求項10に記載の方法によって製造される硬化フルオロエラストマー。 14.(a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(式中、m=1〜4で あり、Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基である)の過フッ素 化エーテルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と を含む、フルオロカーボンエラストマー組成物。 15.有機オニウム化合物をさらに含む請求項14に記載のフルオロカーボンエ ラストマー組成物。 16.酸受容体をさらに含む請求項14に記載の組成物。 17.二有機酸化硫黄化合物をさらに含む請求項14に記載の組成物。 18.該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項14に記載の組成物。 19.該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項14に記載の組成物。 20.該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項19 に記載の組成物。 21.該芳香族ポリヒドロキシ化合物がイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキ シ−ベンゼン)またはヘキサフルオロイソプロピリデン−ビス(4−ヒドロキシ ベンゼン)である請求項20に記載の組成物。 22.該エラストマーゴムが、約50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、約2 〜50モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項14に記載の 組成物。 23.該エラストマーゴムが、少なくとも約50モル%のフッ化ビニリデンと 、約50モル%を越えないモル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される 請求項14に記載の組成物。 24.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデンと、フッ化ビニリデン以外のフ ッ素化または非フッ素化モノマーとから誘導される請求項14に記載の組成物。 25.(a)(i)フッ化ビニリデンと、 (ii)式CF2=CF(CF2m−O−Rf(m=1〜4であり、 Rfは必要に応じてO原子を含む過フッ素化脂肪族基である)の過フッ素化エー テルと から誘導された繰り返し共重合単位を含む飽和エラストマーゴムと、 (b)少なくとも1種の架橋剤と、 (c)酸受容体と を含む組成物から製造される硬化フルオロエラストマー。 26.該組成物が、さらに、有機オニウム化合物を含む請求項25に記載の硬化 フルオロエラストマー。 27.該組成物が、さらに、二有機酸化硫黄化合物を含む請求項25に記載の硬 化フルオロエラストマー。 28.該架橋剤が、ポリヒドロキシ化合物およびポリアミン化合物からなる群か ら選択される請求項25に記載の硬化フルオロエラストマー。 29.該架橋剤がポリヒドロキシ化合物である請求項28に記載の硬化フルオロ エラストマー。 30.該ポリヒドロキシ化合物が芳香族ポリヒドロキシ化合物である請求項29 に記載の硬化フルオロエラストマー。 31.該エラストマーゴムが、約50〜98モル%のフッ化ビニリデンと、約2 〜50モル%の式Iの過フッ素化エーテルとから誘導される請求項25に記載の 硬化フルオロエラストマー。 32.Tgが約−20℃より低い請求項25に記載の硬化フルオロエラストマー 。 33.該エラストマーゴムが、フッ化ビニリデンと、フッ化ビニリデン以外のフ ッ素化または非フッ素化モノマーから誘導される請求項25に記載の硬化フルオ ロエラストマー。 34.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、シールである物品 。 35.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、ホースである物品 。 36.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、ダイアフラムであ る物品。 37.請求項25に記載の硬化フルオロエラストマーを含む、基材上の被覆。
JP53100398A 1997-01-06 1998-01-06 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー Expired - Fee Related JP4134283B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/779,297 1997-01-06
US08/779,297 US5891965A (en) 1997-01-06 1997-01-06 Low temperature perfluoroether-containing fluoroelastomers
PCT/US1998/000098 WO1998030631A1 (en) 1997-01-06 1998-01-06 Perfluoroether-containing fluoroelastomers with good low temperature characteristics

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001508105A true JP2001508105A (ja) 2001-06-19
JP2001508105A5 JP2001508105A5 (ja) 2005-07-14
JP4134283B2 JP4134283B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=25115949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53100398A Expired - Fee Related JP4134283B2 (ja) 1997-01-06 1998-01-06 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5891965A (ja)
EP (1) EP0950078B1 (ja)
JP (1) JP4134283B2 (ja)
KR (1) KR100516575B1 (ja)
CN (2) CN100371383C (ja)
AU (1) AU6016298A (ja)
CA (1) CA2274775C (ja)
DE (1) DE69801981T2 (ja)
WO (1) WO1998030631A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523576A (ja) * 1998-08-31 2002-07-30 ダイネオン エルエルシー 低温フルオロカーボンエラストマ
JP2003525308A (ja) * 1998-08-21 2003-08-26 デュポン ダウ エラストマーズ エルエルシー 良好な加工性および低温特性を有するフルオロエラストマー組成物
JP2021524539A (ja) * 2018-07-20 2021-09-13 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ペルフルオロアリルエーテルを含有するフッ化ビニリデンフルオロポリマー
WO2022114109A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 セントラル硝子株式会社 フルオロエラストマー組成物、フッ素ゴム成形体、フッ素ゴム成形体製造用架橋剤、フッ素ゴム成形体製造用架橋促進剤、混合塩およびオニウム塩

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6482979B1 (en) 1999-12-22 2002-11-19 Dyneon Llc Perfluorinated acid fluorides and preparation thereof
US6255535B1 (en) * 1999-12-22 2001-07-03 Dyneon Llc Fluorine containing allylethers and higher homologs
US6890995B2 (en) * 2001-01-31 2005-05-10 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer compositions
US6794457B2 (en) * 2001-04-30 2004-09-21 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer curing system containing a nitrogen cure site monomer
WO2005066218A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-21 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer coagulation method and composition
ITMI20041571A1 (it) * 2004-07-30 2004-10-30 Solvay Solexis Spa Perfluoroelastomeri
US7402630B2 (en) * 2004-12-16 2008-07-22 3M Innovative Properties Company Curing compositions for fluoropolymers
GB0427913D0 (en) * 2004-12-21 2005-01-19 3M Innovative Properties Co Fluoropolymer for making a fluoroelastomer
US7294677B2 (en) * 2005-08-25 2007-11-13 3M Innovative Properties Company Catalyst for making fluoroelastomer compositions and methods of using the same
US20070135577A1 (en) * 2005-12-09 2007-06-14 Shefelbine Terri A Intermediate elastomer compositions
US8217126B2 (en) 2007-11-09 2012-07-10 E I Du Pont De Nemours And Company Fluoroolefin monomers and copolymers thereof
GB2459672A (en) * 2008-04-30 2009-11-04 3M Innovative Properties Co Linear short-chained perfluorinated alkoxy allyl ethers and their preparation
US20090306303A1 (en) * 2008-06-09 2009-12-10 Dupont Peformance Elastomers L.L.C. Curable base-resistant fluoroelastomers
JP5547807B2 (ja) 2009-06-25 2014-07-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー フルオロポリマー用の硬化組成物
CN103619811B (zh) 2011-06-27 2016-08-17 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 新颖的氟化的不饱和化合物及自其可获得的聚合物
KR101976232B1 (ko) 2011-11-09 2019-05-07 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 플루오로중합체용 경화 조성물
EP3374429A1 (en) 2015-11-13 2018-09-19 3M Innovative Properties Company Compositions including a bimodal blend of amorphous fluoropolymers and their uses
CN108699198B (zh) 2016-01-21 2021-06-08 3M创新有限公司 含氟聚合物的增材处理
TW201815845A (zh) 2016-05-17 2018-05-01 3M新設資產公司 包括二氟亞乙烯與四氟乙烯的共聚物之組成物及其使用方法
WO2018118956A1 (en) 2016-12-20 2018-06-28 3M Innovative Properties Company Composition including fluoropolymer and inorganic filler and method of making a three-dimensional article
EP3625201B1 (en) 2017-05-19 2021-09-29 3M Innovative Properties Company Methods of making a polyfluorinated allyl ether and compounds relating to the methods
JP2021506930A (ja) 2017-12-21 2021-02-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 多官能性ポリフルオロ化化合物の製造方法
EP3837309A1 (en) * 2018-08-13 2021-06-23 3M Innovative Properties Company Curable fluoroelastomer composition
RU2018141773A (ru) 2018-11-27 2020-05-27 3М Инновейтив Пропертиз Компани Композиции полимерных процессинговых добавок и изделия, полученные с использованием указанных композиций
TW202033573A (zh) 2018-12-17 2020-09-16 美商3M新設資產公司 包括可固化氟聚合物及固化劑之組成物及製造及使用其之方法
US20220227696A1 (en) 2019-06-04 2022-07-21 3M Innovative Properties Company Multifunctional Fluorinated Compound, Fluorinated Polymers Made from the Compound, and Related Methods
WO2020261088A1 (en) 2019-06-28 2020-12-30 3M Innovative Properties Company Hydroxy-functionalized triazine compounds. curable fluoropolymer compositions comprising such compounds and cured articles therefrom
CN114302913A (zh) 2019-09-05 2022-04-08 3M创新有限公司 包含含氟聚合物和支链倍半硅氧烷聚合物的组合物和制品
CN114846066A (zh) 2019-12-30 2022-08-02 3M创新有限公司 包括含氟聚合物、过氧化苯甲酰和交联剂的组合物及相关制品和方法
WO2021214664A1 (en) 2020-04-21 2021-10-28 3M Innovative Properties Company Particles including polytetrafluoroethylene and process for making a three-dimensional article
WO2022180547A1 (en) 2021-02-26 2022-09-01 3M Innovative Properties Company Process for making a fluoropolymer and fluoropolymer made therefrom
WO2022189938A1 (en) 2021-03-10 2022-09-15 3M Innovative Properties Company Branched silsesquioxane polymer and compositions and articles including the same
WO2023224824A1 (en) 2022-05-17 2023-11-23 Dupont Specialty Products Usa, Llc Method of making halo (alkyl vinyl) ether monomers and fluorinated polymers made with the halo (alkyl vinyl) ether monomer

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3029227A (en) * 1956-08-20 1962-04-10 Minnesota Mining & Mfg Cross-linking and cross-linking agents
US2975163A (en) * 1956-10-29 1961-03-14 Minnesota Mining & Mfg Fluorine containing organic compounds and preparation thereof
US3250807A (en) * 1963-08-23 1966-05-10 Du Pont Dicarboxylic acids of fluorocarbon ethers and fluorides, esters, amides and salts thereof
NL148300B (nl) * 1964-01-02 1976-01-15 Edison Soc Werkwijze ter bereiding van polyoxyperfluormethylenen.
NL6709067A (ja) * 1964-04-09 1968-01-08
US3442942A (en) * 1964-04-09 1969-05-06 Montedison Spa Fluorinated oxygen containing acyl fluorides
GB1193122A (en) * 1966-03-24 1970-05-28 Allied Chem Novel Fluoroperhaloisopropyl Methyl Ethers
US3715378A (en) * 1967-02-09 1973-02-06 Montedison Spa Fluorinated peroxy polyether copolymers and method for preparing them from tetrafluoroethylene
US3504411A (en) * 1967-10-11 1970-04-07 Westinghouse Electric Corp Process for producing an electrode tip
US3876654A (en) * 1970-12-23 1975-04-08 Du Pont Fluoroelastomer composition
US3849594A (en) * 1973-05-25 1974-11-19 Westinghouse Electric Corp Multi-picture tv system with audio and doding channels
US4287320A (en) * 1974-08-01 1981-09-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Composition of fluoroelastomer and diorganosulfuroxide
DK553478A (da) * 1977-12-14 1979-06-15 Montedison Spa Vulkaniserbare blandinger paa basis af vinylidenfluoridelastomere samt fremgangsmaade til vulkanisering af saadanne blandinger
US4206138A (en) * 1978-08-08 1980-06-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Perfluoroallyl fluorosulfate and its sultone and polymers
US4233421A (en) * 1979-02-26 1980-11-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluoroelastomer composition containing sulfonium curing agents
US4275225A (en) * 1979-03-14 1981-06-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyfluoroallyloxy compounds, their preparation and copolymers therefrom
US4292449A (en) * 1979-03-14 1981-09-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyfluoroallyloxy compounds, their preparation and copolymers therefrom
US4273728A (en) * 1979-03-14 1981-06-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyfluoroallyloxy compounds, their preparation and copolymers therefrom
US4273729A (en) * 1979-03-14 1981-06-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyfluoroallyloxy compounds, their preparation and copolymers therefrom
US4358559A (en) * 1981-11-19 1982-11-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Tacky fluoroelastomer compositions
US4446270A (en) * 1982-11-22 1984-05-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Vulcanizing fluorocarbon elastomers with one or a mixture of aromatic compounds having hydroxyl and oxyallyl groups
US5086123A (en) * 1984-02-27 1992-02-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluoroelastomer compositions containing fluoroaliphatic sulfonamides as curing agents
ES8605551A1 (es) * 1984-02-27 1986-03-16 Minnesota Mining & Mfg Un metodo para preparar un articulo conformado a partir de conposiciones fluoroelastomeras que contienen sulfonamidas fluoroalifaticas en calidad de agentes de curado.
US4910276A (en) * 1987-08-14 1990-03-20 Asahi Glass Company, Ltd. Cyclic polymerization
US4912171A (en) * 1988-04-01 1990-03-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluoroelastomer curing process with phosphonium compound
CA2043971A1 (en) * 1990-07-13 1992-01-14 Jeffrey D. Weigelt Curing fluorocarbon elastomers
US5266650A (en) * 1990-10-11 1993-11-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curing fluorocarbon elastomers
US5384374A (en) * 1991-01-11 1995-01-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curing fluorocarbon elastomers
US5214106A (en) * 1991-05-22 1993-05-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cured fluoroelastomer compositions
US5274159A (en) * 1993-02-18 1993-12-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Destructable fluorinated alkoxysilane surfactants and repellent coatings derived therefrom
US5488142A (en) * 1993-10-04 1996-01-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorination in tubular reactor system
US5591804A (en) * 1995-12-21 1997-01-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorinated onium salts, curable compositions containing same, and method of curing using same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525308A (ja) * 1998-08-21 2003-08-26 デュポン ダウ エラストマーズ エルエルシー 良好な加工性および低温特性を有するフルオロエラストマー組成物
JP2002523576A (ja) * 1998-08-31 2002-07-30 ダイネオン エルエルシー 低温フルオロカーボンエラストマ
JP2021524539A (ja) * 2018-07-20 2021-09-13 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ペルフルオロアリルエーテルを含有するフッ化ビニリデンフルオロポリマー
WO2022114109A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 セントラル硝子株式会社 フルオロエラストマー組成物、フッ素ゴム成形体、フッ素ゴム成形体製造用架橋剤、フッ素ゴム成形体製造用架橋促進剤、混合塩およびオニウム塩

Also Published As

Publication number Publication date
CN1495228A (zh) 2004-05-12
AU6016298A (en) 1998-08-03
DE69801981T2 (de) 2002-05-29
DE69801981D1 (de) 2001-11-15
CN100371383C (zh) 2008-02-27
KR100516575B1 (ko) 2005-09-22
JP4134283B2 (ja) 2008-08-20
CN1215117C (zh) 2005-08-17
EP0950078B1 (en) 2001-10-10
EP0950078A1 (en) 1999-10-20
WO1998030631A1 (en) 1998-07-16
CA2274775C (en) 2007-08-14
CA2274775A1 (en) 1998-07-16
KR20000069872A (ko) 2000-11-25
CN1243529A (zh) 2000-02-02
US5891965A (en) 1999-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001508105A (ja) 良好な低温特性を有するパーフルオロエーテル含有フルオロエラストマー
JP4570780B2 (ja) 低温フルオロカーボンエラストマ
JP5860049B2 (ja) 改質剤及びヨウ素又は臭素末端基を含有する過酸化物硬化性フルオロエラストマー
US7138470B2 (en) Fluoroelastomers with improved low temperature property and method for making the same
JP3270469B2 (ja) 硬化性フルオロカーボンエラストマー
JP2000510501A (ja) フルオロエラストマ組成物
CA2856827A1 (en) Crosslinkable vinylidene fluoride and trifluoroethylene polymers
JP4321922B2 (ja) フルオロエラストマー
JP4430541B2 (ja) 耐透過性が改良されたフルオロエラストマーおよびその製造方法
WO2005078007A1 (en) Perfluoroelastomer composition for use in vulcanization and method for making a molded perfluoroelastomer product
JP2000510499A (ja) 有機オニウム化合物を含有するフルオロエラストマー組成物
EP1389227A1 (en) Curable base-resistant fluoroelastomers
CN113939557B (zh) 包含含邻苯二甲腈和亲核官能团的化合物的可固化含氟聚合物组合物及由其制得的固化制品
JP3178312B2 (ja) フルオロエラストマーおよびその架橋性組成物
KR102669338B1 (ko) 경화성 플루오르화 중합체 조성물
EP0525687A1 (en) Ionically vulcanizable fluoroelastomeric copolymers
JP4286775B2 (ja) 硬化性耐塩基性フルオロエラストマー
JP2000226418A (ja) 含フッ素エラストマーおよびその製造方法
CN114258417A (zh) 包含含邻苯二甲腈和烯键的化合物的可固化含氟聚合物组合物及由其制得的固化制品
JP2000281856A (ja) 架橋性弾性共重合体組成物
CN112638988A (zh) 包含氟化内增塑剂的过氧化物可固化的高度氟化聚合物以及由其制得的制品
JP3887844B2 (ja) 含フッ素共重合体エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees