JP2002521534A - 重合方法 - Google Patents

重合方法

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JP2002521534A
JP2002521534A JP2000562411A JP2000562411A JP2002521534A JP 2002521534 A JP2002521534 A JP 2002521534A JP 2000562411 A JP2000562411 A JP 2000562411A JP 2000562411 A JP2000562411 A JP 2000562411A JP 2002521534 A JP2002521534 A JP 2002521534A
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スジャーディン,ヴィレム
スイケルブイク,ヤコバ
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 a)パラジウム、ニッケルまたは白金イオン、b)3より小さいpKaを有する酸から誘導され、元素周期律表のVA族の原子(VA族の原子は、オルト位に極性基で置換された少なくとも1つのアリール基で置換されている)を含有するアニオンを結合させることにより得られる触媒系での重合条件下でモノマー類を接触させることからなるエテンおよび任意に1以上の他のオレフィンモノマーの重合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、エテンと任意に1またはそれ以上の他のオレフィンモノマーの重
合方法に関する。この発明は、特に、エテン、(官能化)環状オレフィンモノマ
ーと任意にさらなるオレフィンモノマーの重合方法に関し、環状オレフィンコポ
リマーまたは環状オレフィンターポリマーが製造される。また、この発明は、こ
の方法で製造できる官能化環状オレフィンコポリマーの新規な群に関する。さら
に、この発明は、この方法で得ることができる新規な群の官能化環状オレフィン
コポリマーの各種の用途に関する。
【0002】 当該分野で、エチレンの環状オレフィンコポリマーまたは環状オレフィンター
ポリマーの重合方法が知られているが、低分子量のオリゴマー製品またはごく少
量のシクロモノマーを有する製品がしばしば得られている。 この明細書で用語“COC”または“COCs”は環状オレフィンコポリマー
と環状オレフィンターポリマーの両方に関し、また用語“COC”または“CO
Cs”は、環状オレフィンモノマーを含む4またはそれ以上の異なるモノマーの
ポリマーに関する。
【0003】 従来技術における他の欠点は、異原子、例えば、ハロゲン、酸素、窒素、燐ま
たは硫黄原子を含む高い数平均分子量の官能化COCsが製造できないことであ
る。従来技術の方法では、官能化モノマーを重合することは困難で、これは、こ
のようなモノマーが触媒と相互作用し、触媒活性の減少と低い数平均分子量のポ
リマーをもたらすからである。
【0004】 炭化水素ポリマー骨格に官能性置換分を有するCOCsの必要なことならびに
これを作ることの困難性の両方が、例えばWO−A−9720871号に記載さ
れ、そこには、側鎖シリル官能基を有する(ポリ)シクロアルケンの付加重合体
の製造が述べられている。しかし、これらの重合体は、環状オレフィンモノマー
の付加ホモ重合によって作られ、そのため非環状モノマーが主にチェンジトラン
スファー剤として作用する。得られるポリマーは、ほとんど環状モノマーのみか
らなり、そのため高いガラス転移温度を示し、ポリマーの加工を困難にする。
【0005】 JP−A−10007736号は、接着性のような表面性質が改良された環状
オレフィンコポリマーを作る方法を開示しており、この方法は、良好な化学反応
性を有するポリマーを得る重合工程と、グラフト改質のような次の工程とを含む
。この方法の欠点は、所望の表面性質を有する製品が2つの工程で得られること
である。他の欠点は、所望の化学的反応性を有する環状オレフィンコポリマーを
得るのに複合環状モノマーを使用しなければならないことである。
【0006】 US−A−4855399号は、パラジウムとリガンドとしてのオルト(ジフ
ェニルホスフィノ)ベンゼンスルホン酸とからなる触媒系を用い、一酸化炭素と
エテンのようなオレフィン系炭化水素の共重合を記載している。それによると、
フェニル基がさらに置換できる。しかし、この特許には、さらに置換された触媒
が適切なオレフィン重合触媒になりうる指示はない。
【0007】 ヨーロッパ特許出願EP−A−589527号には、パラジウムアセテートと
オルト−ジフェニルホスフィノベンゼンスルホン酸とからなる触媒系の存在下で
のエテンと5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物との共重合を記載し
、得られた生成物は、数平均分子量が2700で、環状オレインモノマーの5モ
ル%のみが組み入れられているオリゴマー生成物である。 従って、許容できる数平均分子量と許容できる含量の環状オレフィン単位を有
する、エテンと環状オレフィンおよび任意に極性基で官能化されたコポリマーの
製造用の触媒系を有することが望まれる。
【0008】 この発明の目的は、エテンと任意に1以上の他のオレフィン系モノマーの重合
方法で、重合生成物が高い数平均分子量を有するものが得られ、重合が高い割合
で行われる。この目的は下記の重合方法で達せられる。 従って、この発明の目的は、 a)パラジウム、ニッケルまたは白金イオン、 b)3より小さいpKaを有する酸から誘導され、元素周期律表のVA族の原子
(VA族の原子は、オルト位に極性基で置換された少なくとも1つのアリール基
で置換されている)を含有するアニオン を結合させることにより得ることができる触媒系での重合条件下でモノマー類を
接触させることからなるエテンおよび任意に1以上の他のオレフィンモノマーの
重合方法である。
【0009】 この明細書で、表現“極性官能価”または“極性基”とは官能性基と分子の残
部との結合が、代表的には炭素原子と窒素、酸素または硫黄原子のような異原子
との結合の結果として、炭素−水素結合の双極性モーメントより大きい双極性モ
ーメントを有することを示すのに用いられる。 この発明による方法を使用することにより、高い数平均分子量の重合生成物が
高い割合で作ることができることを見出した。 表現“数平均分子量”は、特に断らなければ、数平均分子量(Mn)に関する
。ここで、“高い数平均分子量”は、約10,000より上の数平均分子量(M
n)を意味する。
【0010】 この発明の方法のさらなる利点は、当該技術の状態で知られているチグラー・
ナッタまたはメタロセン触媒化重合方法に普通に用いられる助触媒または高価な
非共有アニオンの大量の使用を必要としないことである。 さらに、この発明による重合方法は、エテン、環状オレフィンモノマーおよび
任意に第3のオレフィンモノマーから出発して、高い数平均分子量を有する環状
オレフィンコポリマーまたは環状オレフィンターポリマーを作るのに有利に使用
できることを見出している。
【0011】 この発明の特別な特長は、高い数平均分子量を有する、異原子、例えばハロゲ
ン、酸素、窒素、燐または硫黄原子を含有するCOCsがこの重合方法で製造で
きることである。上記のように、当該技術水準で知られた重合方法では、高い数
平均分子量の官能化COCsを作ることはできなかった。
【0012】 この発明の方法に使用される触媒系は、パラジウム、ニッケルまたは白金イオ
ンからなり、パラジウムイオンを用いるのが好ましい。これらのイオンの適切な
源は、対応する塩か酸であり、適切なパラジウムカチオンは、例えばEP−A−
0589527に記載されている。以下に、より詳しく、好ましい金属パラジウ
ムの触媒について記載する。パラジウムの代わりに、ニッケルおよび/または白
金が使用できることも明白である。
【0013】 b)で定義のような好ましいアニオン群は、一般式(1) Q−R1−An- (1) で示すことができる。ここでQは周期律表のVA族の原子を含む基で、VA族の
原子は1つまたは2つのアリール基でさらに置換され、そのアリール基はオルト
位に極性基で置換されている。An-はアニオン分子、R1はVA族の原子とAn - を結合する橋状基である。 適切なアニオン分子−An-は、例えば−SO3 -、−COO-、−PO3 -と−A
sO3 -で、この中で−SO3 -基が特に好ましい。
【0014】 3以下のpKの要件を満たすため、ある場合には、酸度増進橋状基R1、例え
ば、ハロアルキリデンまたはハロアリール基、特に−CCl2 -基、−CF2基ま
たはフッ素原子で置換の2価フェニル基が存在する。酸度増進基を含有する酸の
例は、式(1)の酸で、R1An-が−CCl2−COO-、−CF2−SO3 -、−
CClF−SO3 -、2−カルボキシラート−3,4,5,6−テトラフルオロフ
ェニルと−CF2−COO-である。
【0015】 b)において上記で定義したアニオンは、周期律表のVA族の原子、適切には
窒素、燐、砒素またはアンチモンで、好ましいアニオンは、燐原子を含む。所望
により、アニオンはVA族の1以上の原子、例えば、燐と窒素原子、または2つ
の燐原子を含有して使用できる。しかし、アニオンは、触媒系でパラジウムと複
合できるVA族の1つの原子を含むことが必須で、一方、VA族の他の原子は同
じパラジウム金属イオンと複合できないことが好ましい。
【0016】 VA族原子、特に燐原子は、橋状基R1を介してAnに結合される。VA族原
子が触媒系でパラジウムと実際に複合できる要件を満たすために、橋状基R1
大きさと構造が重要であることを見出している。これ以下で、VA族原子が燐で
あるアニオンでさらに記述されるであろう。燐の代わりに窒素、砒素、アンチモ
ンも記載できるとは明白である。
【0017】 式(1)によるアニオンの橋状基R1は、橋状で1〜3の原子、好ましくは最
大2つの原子からなることが推奨される。橋状は、ここで、アニオン分子An-
と燐原子を結合する最も短い鎖を意味する。特に、橋状基は、1つまたは2つの
炭素原子を橋状中に含むものが推奨され、適切な橋状基は、例えば、−CH2
、−CH2CH2−、−CF2−、−CHCl−、−CCl2−、−C(CH32
、−CH2−CF2−と−CF2−CF2−基である。
【0018】 橋状原子は、特に1つまたはそれ以上の橋状原子が炭素原子のとき、シクロア
ルキル基、ヘテロサイクル基のような環状構造、または好ましくはフェニル、ナ
フチル、インデニルまたはフルオレニル基のような芳香基の部分を形成できる。
橋状基R1は、スルホナト基が、R1と燐原子(Q)との結合に対し、環状の2つ
の最初の可能な隣接炭素原子の1つに置換されているアリール基が好ましい。こ
れは、燐原子(Q)とスルホナト基(An-)が触媒系の同じパラジウム原子と
容易に複合化できるからである。R1がフェニレン基のとき、スルホナト基はオ
ルト位が好ましく、R1がナフタレン基のとき、スルホナト基は、8位が好まし
く、2位がより好ましい。橋状基R1は、例えばC1−C12アルキル基またはC1
−C12アルコキシ基でさらに置換できる。
【0019】 式(1)によるアニオンの燐原子は、オルト基に極性基で置換されている1つ
または2つのアリール基で置換される。これらのアリール基は、さらにR2とR2 として言及されるが、6〜18の炭素原子からなるのが適する。アリール基の例
としては、フェニル、ナフチル、フェニルスレニルまたはアントラセニルがある
。R2および/またはR3は、フェニルまたはナフチル基が好ましい。
【0020】 燐が1つの極性置換アリール基とのみ置換されると、他の基は、対応する非置
換アリール基であることができ、例えば、窒素、燐、砒素および/またはアンチ
モン原子(但し、これらの原子は、アニオンの燐原子(Q)と同じパラジウム金
属と複合化できない)を含有する有機基でありうる。燐原子(Q)は共にオルト
位に極性基で置換された2つのアリール基で置換されるのが好ましい。ここで、
“オルト位”は、燐原子(Q)に結合される炭素原子に隣接した環上で2つの最
初の可能な位置の1つを意味する。例えば、フェニル基が用いられると、極性基
は、燐原子に対しオルト位に置換され、ナフチル基が用いられると、極性基は、
8位、好ましくは2位に置換できる。
【0021】 基R2および/またはR3に置換された極性基は、ヒドロキシ、シアノ、アミノ
、アルキルアミノ、アルコキシ、チオエーテルまたはカルボニル基、例えばカル
ボキシ基が好ましい。上記の有機基は、1〜10の炭素原子を含むことが適する
。より好ましくは、1〜10の炭素原子を含むのが好ましいアルコキシ基である
。その例は、メトキシ、エトキシ、プロパノキシとイソプロキシである。最も好
ましい極性基は、メトキシ基である。 基R1、R2とR3は、任意に、例えば1〜20の炭素原子を有するアルキル基
または極性基でさらに置換されてもよい。可能なアルキル基の例は、メチル、エ
チル、イソプロピルとドデシルである。適切な極性基の例は、前に記述した極性
基である。
【0022】 この発明の方法による好ましい触媒系は、パラジウムと式An-−R123
[(式中、R1はスルホネートアニオン基で置換されたフェニル基、R2とR5
オルト置換のフェニル基または2あるいは8置換のナフタレン基(その置換分は
極性基、好ましくはメトキシ基である)]のアニオンからなる。 特に適するアニオンの例は、ジ(オルト−メトキシフェニル)ホスフィノベン
ゼンスルホネートとジ(オルト−メトキシフェニル)ホスフィノp−トリルスル
ホネートである。他の例としては、次のものを含む。
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】 アニオンは一般に知られた方法で作ることができる。 この発明による方法の触媒系は、重合すべきモノマー類に供給する前に、パラ
ジウムカチオン源またはそのプレカーサと塩または酸としてb)で定義したアニ
オンを、所望により適当な溶媒の存在下で結合させることにより、別に作ること
が適する。触媒成分を反応器に導入し、同時にモノマーおよび反応媒体に存在す
る他の化合物を添加して、触媒をその場で作ることもできる。
【0026】 適切な金属源の例は、パラジウム(II)アセテート、パラジウム(II)デカノ
エート、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)メチル−パラジウム(II)、(
1,5−シクロオクタジエン)ジメチルパラジウム(II)、トリス(ジベンジリ
デンアセトン)パラジウム(0)またはニッケル(II)アセテート、ビス(1,
5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)とトリス(テトラメチル−ジビニルジ
シロキサン)−ビスパラジウムである。パラジウム、ニッケルまたは白金金属イ
オンとアニオンのモル比は、1:1〜1:100の間が適し、1:1〜1:5の
間がより好ましい。
【0027】 発明による方法は、エテンの重合に使用できる。エテンは、任意に官能化され
た1以上の他のオレフィン性モノマーと重合させる。オレフィン性モノマーの例
は、プロペン、ブテン、スチレン、4−メトキシスチレンと3−ブテン−1−オ
ールである。
【0028】 発明の方法の好ましい具体例によれば、エテンは環状オレフィンモノマーと重
合される。発明の最も好ましい具体例で、エテンは官能化環状オレフィンモノマ
ーと任意に第3のオレフィンモノマーと重合される。第3のオレフィンモノマー
は、例えばプロペンまたはブテンで、好ましくは非官能化環状オレフィンであり
、その非官能化環状オレフィンは、官能化環状オレフィンの官能基を有さないも
のに対応する。非官能化環状オレフィンの例はノルボルネンである。 既に従来技術の記述で述べたように、従来技術の方法では、官能化モノマーを
重合させることが難しく、これはモノマーが触媒と相互作用し、触媒活性の減少
と低い数平均分子量のポリマーとなるからである。
【0029】 この出願人は、エテンと官能化環状モノマーと任意に第3のオレフィンモノマ
ーが、触媒活性の減少がなく、高い数平均分子量の環状オレフィンコポリマー生
成物に重合できることをここに見出した。発明の方法で、高い数平均分子量の官
能化ポリマー生成物で、異原子、例えばハロゲン、酸素、窒素、燐または硫黄原
子からなるものを得ることができる。 この発明による方法で使用が好ましい官能化環状オレフィンは、次の式(6)
と(7)で記載できる。
【0030】
【化5】
【0031】 式中、R4、R5、R6とR7は、互いに同一または異なって、水素、炭化水素ま
たは異原子含有基、式(6)で、R4、R5、R6とR7の少なくとも1つは、異原
子含有基である。 適切な炭化水素基は、C1−C20アルキル基またはC6−C12アリール基である
。 異原子含有基は、異原子として、ハロゲン、酸素、窒素、燐又は硫黄原子を含
むことができる。適切な異原子含有基の例としては、極性基、例えばエステル、
エーテル、カルボン酸、酸、アルコール、ケト、カルボニル、シアノ、アミノま
たはアミド基またはハロゲン原子である。
【0032】 (官能化)環状オレフィンは、CPD(シクロペンタジエン)をジエンとして
使用するジールス−アルダー反応([4+2]シクロ付加)で作ることができる
。官能化環状オレフィンは、同様に、CPDとヘテロジエノフィールとのシクロ
付加で作られる。ヘテロジエノフィールの例は、例えば、ジエチルアゾジカルボ
キシレート、アルデヒド、マレイン酸無水物、ジヒドロフラン、ビニルピリジン
、アルキルアクリレートまたは上記の置換オレフィンである(T L Gilchrist,
“Heterocyclic Chemistry”4.3.3章(1985)参照)。次の式(8a〜8h)
は適切な官能化シクロオレフィン(n=1〜20、Rは1〜20の炭素原子を有
するアルキル基)の例である。
【0033】
【化6】
【0034】
【化7】
【0035】 この発明の方法は、所望により、適当な溶媒の存在下で行うことができ、適当
な溶媒の例は、炭化水素、芳香族化合物、アルコール、エーテル、エステルとケ
トンである。モノマーが方法の反応条件下で液相であると、モノマーの1つの過
剰を溶媒としても使用できる。 無極性溶媒の使用が好ましく、比較的高い数平均分子量のCOCsを形成する
。特に適する溶媒はエチレングリコールのジメチルエーテル、ジエチルエーテル
、トルエン、シクロヘキサンとスルホランである。
【0036】 この発明による方法で使用される触媒の量は、重合させる環状オレフィン化合
物のモル当たり10-8〜10-2グラム原子金属(パラジウム)の範囲が適する。 この発明の方法は、緩和な反応条件で行うことができる。反応温度は20〜1
80℃が適し、40〜130℃が好ましい。通常、過雰囲気反応圧、例えば1〜
100バールの範囲で付与されるが、この範囲外の圧は除外されない。2〜60
バールの範囲の圧を付与するのが好ましい。
【0037】 この発明の他の目的は、ポリマーの骨格中に環状構造と少なくとも2つの炭素
原子の非環状構造からなり、10,000より大きな数平均分子量を有し、少な
くとも0.1モル%の環状モノマーを有する官能基の含量を有する新規なCOC
で、そのCOCはエテンと、官能基を有する環状モノマーと、任意に第3のオレ
フィンモノマーとの重合で得られる。COCは連続のモノマー性環状構造を含ま
ないことが見出されている。COCは0.1〜50モル%の官能化環状モノマー
、50〜99.9モル%のエテンと0〜49.9モル%の第3のモノマーからな
るのが好ましい。可能な第3のモノマーは、上記されている。
【0038】 この発明の1つの具体例によれば、この発明による適切な群のCOCsはエテ
ンと官能基を有する環状モノマー(後者は低含量、0.1モル%〜10モル%の
範囲が適する)とのコポリマーである。この群のコポリマーは、ポリマー骨格に
導入された官能基により改良された表面特性を有するポリエチレン様のポリマー
を与える。 COCは、大きな部分に次式(9)による配列を含むのが好ましい。
【0039】
【化8】
【0040】 式中nは1〜10,000、モノマーオレフィン化合物の少なくとも0.1モ
ル%が、水素を極性基R4、R5、R6および/またはR7で置換している環状構造
である。nとmの値は、少なくとも、上記10,000の数平均分子量(Mn)
となるに十分な高さである。R4、R5、R6および/またはR7は式(6)で上に
記載したと同じでありうる。より好ましくは、COCは、式(9’)の配列から
なる。
【0041】
【化9】
【0042】 式中、m、n、R4、R5、R6とR7は上記した意味を有する。 式(9’)の配列に沿って少なくとも0.1モル%のモノマー単位は、基R4
、R5、R6とR7の少なくとも1つが極性基である環状構造を有するモノマーで
ある。
【0043】 新規な官能化COCsは、上記の重合方法で得るのが好ましい。環状オレフィ
ンモノマーの環状構造は、この発明の方法中に影響されない(実質的に影響され
ない)。従って、環状構造の含量は、得られるCOC中で環状モノマーの含量と
実質的に同じであろう。 COCsの有用性は、生成物の官能化と数平均分子量の程度によることが理解
されよう。COCsがポリ(メチルメタクリレート)またはポリカーボネートと
競合する応用に原則的に使用できる。
【0044】 この発明の方法で得られる官能性COCsは、巾広い応用に使用できる。改良
された表面接着と表面反応特性のため、この発明による官能化COCsは、コン
パクトディスク応用、例えば極性と非極性ポリマー表面間のタイレイヤー(tie-
layer)として、相溶化剤または表面コーティングとして特に適する。 このCOCsは、また、電子およびマイクロ電子応用に、例えば、IC製造の
平坦化絶縁層、パッシベーション層、保護コーティングとポッティング化合物と
して、接着剤として、印刷ワイヤボート組立用ポリマーとしても使用できる。
【0045】 このCOCsは透明であることができ、光学的応用に有用である。透明性は、
COC中に存在する官能基の含量と性質によるであろう。光ファイバー、レンズ
、他の光学的デバイスでコーティングとして使用できる。 COCsは、ワイヤコーティング、ワイヤーラップフィルム、保護と耐腐食コ
ーティングとして使用できる。COCsはまた、ファイバーの分野に知られた方
法、例えば、ウエット紡糸、ドライ紡糸、ゲル紡糸および押出によってファイバ
ーに形成することができる。 この発明を、次の非限定的な実施例でさらに例証する。次の略号を用いる。 Pd(OAc)2 パラジウムアセテート DPBS 2−ジフェニルホスフィノベンゼンスルホン酸 DOMPBS 2−(ジ−2−メトキシフェニルホスフィノ)ベンゼンスルホン 酸
【0046】 実施例1 2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンスルホン酸の合成 ベンゼンスルホン酸リチウムを水−トルエン混合物中LiOHとベンゼンスル
ホン酸から作った。水をトルエンとの共沸蒸留で除去した。ベンゼンスルホン酸
リチウム8.37g(0.051モル)をTHF(テトラヒドロフラン)120
mlに(窒素気流下)懸濁し、0℃に冷却した。N−ブチルリチウム32ml(
1.6モル/l)を0℃で1時間かけて添加した。混合物を室温にし、次いで1
8時間撹拌した。混合物を−30℃に冷却し、THF30ml中、ジ(2−メト
キシフェニル)−メトキシホスフィン14.5g(0.05モル)の溶液を徐々
に添加した。混合物を室温とし、18時間撹拌した。水20mlを添加し、TH
Fを減圧下除去して、黄色油を得る。ジクロロメタンと塩酸(10%)を加え、
層を分離した。有機層を10%塩酸で洗浄し、MgSO4で乾燥した。生成物を
水/アセトン混液(1:1)に溶解した。この混合物を5mlのトルエンで抽出
し、次いで生成物を減圧下濃縮、4℃に冷却して結晶化した。純粋な生成物は水
を含有した。従って、再度ジクロロメタンに溶解し、MgSO4で乾燥し、濾過
した。次いで、溶媒を減圧除去した。収率=7.01g(33%)。
【0047】 実施例2 2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィノ]−p−トルエンスルホン酸の
合成 p−トルエンスルホン酸0.03モル、n−ブチルリチウム19ml(1.6
モル/l)とジ(2−メトキシフェニル)−メトキシホスフィン8.7gから実
施例1の記載のようにして上記化合物を作った。収率=3.8g(30%)。
【0048】 実施例3〜7 実施例1で記載のように製造した2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィ
ノ]ベンゼンスルホン酸、Pd(OAc)2、ホスフィンリガンドと表1に示し
た環状コモノマーを連続的に、窒素気流下、表1に示した溶媒(窒素ガスでバブ
ルして予め脱気)を含有する250mlの磁気撹拌ハステロイCオートクレーブ
に導入した。オートクレーブを閉じ、エテンで所望圧に加圧し、次いで室温に加
熱した。表1に量、方法条件、使用した化合物と結果を示す。 得られた生成物は、分子量(Mw)をゲル透過クロマトグラフィー(GPC)
で分析し、エテンを環状モノマーの含量を1Hと3C−NMRで分析した。
【0049】 比較実験A 実施例3を繰り返した。但し、アニオンとして2−ジフェニルホスフィノベン
ゼンスルホン酸を用いた。表1に量、方法条件、使用した化合物で結果を示す。
【0050】
【表1】
【0051】 実施例8〜11 100mlのトルエン中、ノルボルネン20g(および実施例10〜11でタ
ーモノマーとしてノルボルネン誘導体、表2参照)の溶液を窒素下に、2−[ジ
(2−メトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンスルホン酸20mg(0.05
ミリモル)とPd(OAc)25mg(0.025ミリモル)を含有し、窒素下
に維持した250mlのオートクレーブに添加した。混合物をエチレンで5バー
ルに加圧し、90℃に加熱した。反応温度に達した後、エテンを連続的に加えて
圧を所定圧で一定に1時間保持した。オートクレーブを脱圧し、室温に冷却した
。トルエン溶液をトルエンで300mlに希釈し、ノズルを通してメタノールに
注入してポリマーを沈殿させた。得たポリマーを濾別し、200ミリバール、7
5℃で乾燥した。表2に量、方法条件、使用化合物の結果を示す。
【0052】 実施例12 実施例11を繰り返した。但し、溶媒として100mlのTHFを使用し、1
7gのノルボルネンとターモノマーとして6.5gのナド酸無水物を使用した。
表2に量、方法条件、使用化合物の結果を示す。
【0053】 実施例13 実施例2で作ったアニオンの2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィノ]
−p−トルエンスルホン酸を使用して、実施例8を繰り返した。得た結果は実施
例8で得たものとよく似ていた。
【0054】
【表2】
【0055】 実施例14〜16 第1工程で、2−[ジ(2−メトキシフェニル)−ホスフィノ]ベンゼンスル
ホン酸を水に懸濁し、テトラブチルアンモニウムハイドロオキシドの水溶液でp
H7に中和した。この溶液にトルエンを加え、水を共沸蒸留で除去した。次いで
トルエンを減圧で除去し、2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィノ]ベン
ゼンスルホン酸テトラブチルアンモニウム塩Bu4N(DOMPBS)を得る。 第2工程で、Pd2(テトラメチル−ジビニルジシロキサン)を文献(J. Krau
se, K.J. Haack, G. Cestaric, R. Goddard, K.-R. Poerschke, Chem. Commun.
1998, 226)により作った。
【0056】 次いで、機械撹拌器と触媒注入ユニットを備えた2リットルのオートクレーブ
に、100mg(0.25ミリモル)の2−[ジ(2−メトキシフェニル)ホス
フィノ]ベンゼンスルホン酸と、1100mlのトルエン中のノルボルネン、ノ
ルボルネン誘導体と0.25ミリモルの酢酸の溶液を充填した。混合物を5バー
ルのエチレンで飽和した。温度を90℃まで上げ、最終の重合圧を12バールに
調節した。別に、96mg(0.125ミリモル)のPd2(テトラメチル−ジ
ビニルジシロキサン)3を窒素下で8mlの冷(−30℃)トルエンに溶解した
。次いで、174mg(0.25ミリモル)Bu4N(DOMPBS)を窒素下
で10mlのトルエンに溶解し、−30℃でPd2(テトラメチル−ジビニルジ
シロキサン)3の溶液に添加した。この18mlの触媒溶液を15分以内に室温
にさせ、次いで2リットルのオートクレーブに注入した。圧は、消費したエチレ
ンを供給して1時間、12バールに保った。その後、反応器を脱圧し、室温に冷
却させた。溶液をトルエンで希釈し、セライトを介して濾過した。ポリマーは、
エタノール沈殿で単離され、200mバール、75℃で乾燥した。表3に量、方
法条件、使用化合物の結果を示す。
【0057】
【表3】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月19日(2000.7.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R4、R5、R6とR7は、互いに同一または異なって、水素、炭化水素
または異原子含有基、式(6)で、R4、R5、R6とR7の少なくとも1つは、異
原子含有基である。) を有する請求項14による方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 HOEKSTEEN,66 2132 MS H OOFDDORP THE NETHER LANDS (72)発明者 スジャーディン,ヴィレム オランダ、エヌエル−1443 エイチピー プルムレンド、アン フランクラーン 503 (72)発明者 スイケルブイク,ヤコバ オランダ、エヌエル−1073 エスイー ア ムステルダム、トルストラート 94−3 (72)発明者 ヴァンニンゲル,クラウス オランダ、エヌエル−1012 ダブリュジェ イ アムステルダム、I−II、ズィンゲ ル 315 Fターム(参考) 4J015 EA02 EA03 EA04 EA05 EA06 4J100 AA02P AA03Q AA04Q AB02Q AB07Q AD01Q AR11R AR32R AR36R BA02R BA03R BA04R BA05Q BA11R BA12R BA15R BA16R BA22R BA29R BA35R BA40R BB00R CA01 CA04 CA05 DA01 JA00 JA01 JA03 JA33 JA35 JA36 JA44

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)パラジウム、ニッケルまたは白金イオン、 b)3より小さいpKaを有する酸から誘導され、元素周期律表のVA族の原子
    (VA族の原子は、オルト位に極性基で置換された少なくとも1つのアリール基
    で置換されている)を含有するアニオン を結合させることにより得られる触媒系での重合条件下でモノマー類を接触させ
    ることからなるエテンおよび任意に1以上の他のオレフィンモノマーの重合方法
  2. 【請求項2】 a)に定義されたイオンが、パラジウムイオンである請求項
    1による方法。
  3. 【請求項3】 b)に定義されたアニオンが、一般式(1) Q−R1−An- (1) (Qは、周期律表のVA族の原子を含む基で、VA族の原子は1つまたは2つの
    アリール基でさらに置換され、そのアリール基はオルト位に極性基で置換されて
    おり、An-はアニオン分子、R1はVA族の原子とAn-を結合する橋状基であ
    る。) を有する請求項1又は2による方法。
  4. 【請求項4】 アニオン分子An-が、−SO3 -基である請求項3による方
    法。
  5. 【請求項5】 VA族原子が燐である請求項1〜4のいずれかによる方法。
  6. 【請求項6】 橋状基R1は、スルホナト基(An-)が、R1と燐原子(Q
    )との結合に対し、環上の2つの最初の可能な隣接炭素原子の1つに置換されて
    いるアリール基である請求項3〜5のいずれかによる方法。
  7. 【請求項7】 VA族原子が、オルト位に極性基で置換された2つのアリー
    ル基で置換される請求項1〜6のいずれかによる方法。
  8. 【請求項8】 極性基が、エステル、エーテル、カルボン酸、酸、アルコー
    ル、ケト、カルボニル、シアノ、アミノまたはアミド基またはハロゲン原子であ
    り、アリール基がフェニルまたはナフチルである請求項1〜7のいずれかによる
    方法。
  9. 【請求項9】 極性基が、1〜10の炭素原子を含むアルコキシ基である請
    求項8による方法。
  10. 【請求項10】 極性基が、メトキシ基である請求項9による方法。
  11. 【請求項11】 アニオンが、ジ(オルト−メトキシフェニル)ホスフィノ
    ベンゼンスルホネート又はジ(オルト−メトキシフェニル)ホスフィノp−トリ
    ルスナレホネートである請求項1〜10のいずれかによる方法。
  12. 【請求項12】 パラジウム、ニッケルまたは白金金属イオン(a)とアニ
    オン(b)のモル比が、1:1〜1:100の範囲である請求項1による方法。
  13. 【請求項13】 モル比が、1:1〜1:5の範囲である請求項12による
    方法。
  14. 【請求項14】 エテンが、官能化環状オレフィンモノマーと任意に第3の
    オレフィンモノマーと重合される請求項1による方法。
  15. 【請求項15】 官能化環状オレフィンモノマーが、式(6)又は(7) 【化1】 (式中、R4、R5、R6とR7は、互いに同一または異なって、水素、炭化水素
    または異原子含有基、式(6)で、R4、R5、R6とR7の少なくとも1つは、異
    原子含有基である。) を有する請求項14による方法。
  16. 【請求項16】 ポリマーの骨格中に環状構造と少なくとも2つの炭素原子
    の非環状構造からなり、10,000より大きな数平均分子量を有し、少なくと
    も0.1モル%の環状モノマーを有する官能基の含量を有する環状オレフィンコ
    ポリマーであって、該コポリマーが、エテンと、官能基を有する環状モノマーと
    、任意に第3のオレフィンモノマーとの重合で得られる環状オレフィンコポリマ
    ー。
  17. 【請求項17】 0.1〜50モル%の官能化環状モノマー、50〜99.
    9モル%のエテン及び0〜49.9モル%の第3のモノマーからなる請求項16
    による環状オレフィンコポリマー。
  18. 【請求項18】 大きな部分に次式(9) 【化2】 (式中nは1〜10,000、mとnの値は、少なくとも、上記10,000
    の数平均分子量(Mn)となるに十分な高さであり、R4、R5、R6とR7は、互
    いに同一または異なって、水素、炭化水素または異原子含有基であり、モノマー
    オレフィン化合物の少なくとも0.1モル%が、水素を極性基R4、R5、R6
    よび/またはR7で置換している環状構造である。) による配列を含む請求項17による環状オレフィンコポリマー。
  19. 【請求項19】 請求項1〜15のいずれか1つによる方法によって得られ
    る請求項16〜18のいずれか1つによる環状オレフィンコポリマー。
  20. 【請求項20】 外層として、異なるポリマー間の相溶化剤としてまたは表
    面コーティングとしての、請求項16〜19のいずれか1つによる環状オレフィ
    ンコポリマーの用途。
  21. 【請求項21】 光学的デバイスとしての、請求項16〜19のいずれか1
    つによる環状オレフィンコポリマーの用途。
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