JP2002333344A - 指針計器及びその回動内機 - Google Patents
指針計器及びその回動内機Info
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Abstract
いて、その内機本体の弾性樹脂製ケーシングに工夫を凝
らし、当該ケーシングの配線板に対する組み付けを良好
に確保する。 【解決手段】 回動内機40のケーシング40aは両ス
トッパ42、43及び両爪44、45を有する。両スト
ッパ42、43は、ケーシング40aの外周壁41のう
ちケーシングの上壁側両対向部分にて互いに逆向きに外
方へ突出形成されている。両爪44、45はケーシング
40aの外周壁底部から両ストッパ42、43に外方か
ら対向するようにケーシング40aの上壁側へ略L字状
に延出する。両爪44、45は両ストッパ42、43に
係止した状態で配線板20の両係止穴部22、23内に
挿通係止される。
Description
用するに適した指針計器及びその回動内機に関するもの
である。
盛り盤と、この目盛り盤の表面に沿い回動する指針と、
この目盛り盤に沿いその裏面側に配置する配線板と、こ
れら目盛り盤及び配線板に組み付けられる回動内機とを
備えるものがある。
内機本体は、ケーシングに駆動部を内蔵して構成されて
いる。また、回動内機は指針軸を備えており、この指針
軸は、ケーシングの上壁を通り駆動部から回動可能に延
出している。
おり、これら各爪は、ケーシングの外周壁に沿いその底
部からケーシングの上壁側へ長手状に延出するように形
成されている。
組み付けるにあたっては、回動内機を配線板の裏面側に
位置させて、指針軸を配線板及び目盛り盤の各貫通穴部
を通し延出させるようにして、内機本体をその上壁にて
配線板にその裏面から係止させる。このとき、ケーシン
グの各爪を、その先端爪部にて、配線板の対応の各係止
穴部に挿通係止させるようにして、内機本体の上壁を配
線板の裏面に係止させる。
器では、ケーシングは弾性樹脂材料により形成されてお
り、当該ケーシングの各爪は、ケーシングの外周壁に対
し間隔をおいて延出している。従って、ケーシングの各
爪を配線板の各係止穴部に挿通するにあたっては、各爪
をその弾性に抗してケーシングの外周壁に向け曲げなが
ら各係止穴部に挿通する。その後、各爪を解放すれば、
各爪がその先端爪部にて各係止穴部に弾性により係止す
る。
してケーシングの外周壁に向け曲げるとき、各爪をその
弾性限界を超えて曲げると、各爪は、解放されても、原
形状には復帰できず変形したままになってしまう。これ
では、内機本体の配線板に対する組み付け不良が生ずる
という不具合を招く。
処するため、配線板に組み付ける指針計器用回動内機に
おいて、その内機本体の弾性樹脂製ケーシングに工夫を
凝らし、当該ケーシングの配線板に対する組み付けを良
好に確保することを目的とする。
る指針計器を提供することを目的とする。
り、請求項1に記載の発明に係る指針計器は、弾性樹脂
製ケーシング(40a)内に駆動部を内蔵してなる内機
本体(40)及び駆動部からケーシングの上壁を通り回
動可能に延出する指針軸(50)を有する回動内機
(D)と、配線板(20)とを備える。
ストッパ(42、43)及び両爪(44、45)を有し
ており、両ストッパは、ケーシングの外周壁(41)の
うち上壁側にて指針軸を介し互いに対向する部分に互い
に逆向きに突出形成されており、両爪は、ケーシングの
底部から両ストッパを介し互いに対向するように上壁側
に向け互いに外方へ彎曲して延出されて、その各先端部
にて爪部(44a、45a)を有しており、各爪をその
弾性に抗して彎曲させて対応の各ストッパに係止させた
状態で、各爪をその爪部にて配線板の各係止穴部(2
2、23)に挿通し、然る後、両爪を解放することで、
各爪部を対応の各係止穴部に係止させることを特徴とす
る。
けるにあたり、当該各爪を配線板の各係止穴部に挿通す
る際に、各爪をその弾性に抗して彎曲させて対応の各ス
トッパに係止させることで、当該各爪の彎曲度合いを対
応の各ストッパで規制するので、各爪を、弾性限界を超
えて変形させることなく、各係止穴部に係止させること
ができる。
器用回動内機では、指針計器に配線板(20)と共に設
けられて弾性樹脂製ケーシング(40a)内に駆動部を
内蔵してなる内機本体(40)及び駆動部からケーシン
グの上壁を通り回動可能に延出する指針軸(50)を有
する回動内機において、ケーシングは、両ストッパ(4
2、43)及び両爪(44、45)を有しており、両ス
トッパは、ケーシングの外周壁(41)のうち上壁側に
て指針軸を介し互いに対向する部分に互いに逆向きに突
出形成されており、両爪は、ケーシングの底部から両ス
トッパを介し互いに対向するように上壁側に向け互いに
外方へ彎曲して延出されて、その各先端部にて爪部(4
4a、45a)を有しており、各爪をその弾性に抗して
彎曲させて対応の各ストッパに係止させた状態で、各爪
をその爪部にて配線板の各係止穴部(22、23)に挿
通し、然る後、両爪を解放することで、各爪部を対応の
各係止穴部に係止させるようになっていることを特徴と
する。
効果を達成するための回動内機を提供できる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
により説明する。図1は本発明に係る乗用車用指針計器
の一実施形態を示しており、この指針計器は、当該乗用
車の車室内のインストルメントパネル(図示しない)に
装着される。当該指針計器は、図1にて示すごとく、目
盛り盤10と、配線板20と、指針30と、回動内機D
とを備えている。
く、内機本体40と、指針軸50とを備えている。内機
本体40は、弾性樹脂からなるケーシング40a内に駆
動部(図示しない)を組み付けて構成されている。本実
施形態では、ケーシング40aを形成する弾性樹脂とし
ては、ケーシング40a内の上記駆動部の発熱や回動内
機Dの振動を考慮して、例えば、PPO樹脂(ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂)が採用されている。
ケーシング40aの上壁、配線板20の貫通穴部21及
び目盛り盤10の貫通穴部11を通り回動可能に延出さ
れるようになっている。
0との関係において詳細に説明する。当該ケーシング4
0aは、図1及び図2にて示すごとく、その外周壁41
に一体に形成した両ストッパ42、43及び両爪44、
45を備えており、両ストッパ42、43は、ケーシン
グ40aにこの外周壁41を介し指針軸50の軸を中心
として対称的に位置するように形成されている。
のうちケーシング40aの上壁側両対向部から互いに外
方へかつ逆向きにかつ対称的に突出するように形成され
ており、ストッパ42は、周壁41の上記上壁側両対向
部の一方から外方へ矩形板状に延出し、一方、ストッパ
43は、周壁41の上記上壁側両対向部の他方から外方
へ矩形板状に延出している。
周壁41にこの外周壁41を介し指針軸50を基準に対
称的な構成にて互いに対向して形成されている。爪44
は、配線板20の係止穴部22に挿通係止されるもの
で、この爪44は、ケーシング40aの底壁外周部から
ストッパ42に対向するように指針軸50の軸方向に沿
い略L字状に延出されている。
部44bとを備えており、本体部44aは、その係止面
aにて、ストッパ42に対しこれから離れて対向するよ
うに、ケーシング40aの底壁外周部のうちストッパ4
2の下側部分から当該ストッパ42側へ傾斜状に延出し
ている。ここで、係止面aのうちストッパ42の先端部
42aに対する対向部は、当該当該先端部42aの下端
との間に所定間隙を付与して位置している。
の先端部からストッパ42とは反対側へ三角形状に突出
するように形成されている。ここで、爪部44bは、そ
の裏面bにて、本体部44aの先端部から外方へ直角に
突出しており、この爪部44bの上面cは、当該爪部4
4bの裏面に対しその突出先端から指針軸50側へ向け
上方へ傾斜している。また、爪部44bのその上面を挟
む両側面は爪部44bの頂部側部分dにて末すぼまり状
に形成されている。
3に挿通係止されるもので、この爪45は、ケーシング
40aの底壁外周部からストッパ43に対向するように
指針軸50の軸方向に沿い略L字状に延出されている。
部45bとを備えており、本体部45aは、その係止面
eにて、ストッパ43に対しこれから離れて対向するよ
うに、ケーシング40aの底壁外周部のうちストッパ4
3の下側部分から当該ストッパ43側へ傾斜状に延出し
ている。ここで、係止面eのうちストッパ43の先端部
43aに対する対向部は、当該先端部43aの下端との
間に所定間隙を付与して位置している。
の先端部からストッパ43とは反対側へ三角形状に突出
するように形成されている。ここで、爪部45bは、そ
の裏面fにて、本体部45aの先端部から外方へ直角に
突出しており、この爪部45bの上面gは、当該爪部4
5bの裏面に対しその突出先端から指針軸50側へ向け
上方へ傾斜している。また、爪部45bのその上面を挟
む両側面は爪部45bの頂部側部分hにて末すぼまり状
に形成されている。
44aのうちケーシング40aの底壁外周部からその径
方向へ延出する部分の延出長さは、ストッパ42の外周
壁41の上記上壁側対向部からの突出長さとほぼ一致し
ている。これにより、爪44をストッパ42に向けてそ
の弾性に抗して彎曲させたとき、当該爪44の弾性限界
内で、本体部44aをその係止面aにてストッパ42の
先端部42aに沿いその上下方向全体に亘り係止させ得
るようになっている。
うちケーシング40aの底壁外周部からその径方向へ延
出する部分の延出長さは、ストッパ43の外周壁41の
上記上壁側対向部からの突出長さよりも幾分長くなって
いる。これにより、爪45をストッパ43に向けてその
弾性に抗して彎曲させたとき、当該爪45の弾性限界内
で、本体部45aをその係止面eにてストッパ44の先
端部43aに沿いその上下方向全体に亘り係止させ得る
ようになっている。
2、23の各中心間隔は、爪44の係止面aのストッパ
42の先端部42aとの係止及び爪45の係止面eのス
トッパ43の先端部43aとの係止のもと、各爪部44
b、45bを各係止穴部22、23内に挿通できるよう
に設定されている。
置決めピン46a、46bが突出形成されており、これ
ら各位置決めピン46a、46bを配線板20の各位置
決め穴部24、25にそれぞれ圧入するように、各位置
決めピン46a、46bの軸心間隔が各位置決め穴部2
4、25の中心間隔に一致するように設定されている。
のターミナルピン47a乃至47dが突出形成されてお
り、これらターミナルピン47a乃至47dは、配線板
20の各ランドホール26乃至29に挿通されてはんだ
付けされるようになっている。なお、各ターミナルピン
47a乃至47dは、その内端部にて、上記駆動部の各
接続端子にそれぞれ接続されている。なお、ケーシング
40aの上壁には、複数の突起部48が板状に突設され
ている。
て、当該指針計器の組み付けは次のようにして行う。図
1にて示すように配線板20を回動内機Dの内機本体4
0の上側に保持する。このような状態にて、配線板20
の貫通穴部21内にその裏面側から指針軸50を挿通す
る。
ング40aの両爪44、45の各先端部を配線板20の
各係止穴部22、23に対向させるようにして、配線板
20の各位置決め穴部22、23内にケーシング40a
の各位置決めピン46a、46bをその先端部にて圧入
するとともに、配線板20の各ランドホール24乃至2
9内にケーシング40aの各ターミナルピン47a乃至
47dをその各先端部にて圧入する。
をその爪部44b、45b側にて外方から把持してその
弾性に抗して両ストッパ42、43に向けて図3にて例
示するごとく彎曲させる。これに伴い、爪44は、その
係止面aにて、図3にて示すごとくストッパ42の先端
部42aに沿いその上下方向に亘り係止するとともに、
爪45は、その係止面eにて、ストッパ43の先端部4
3aに沿いその上下方向に亘り係止する。
決めピン46a、46bの圧入及び上記各ターミナルピ
ン47a乃至47dの圧入をさらに行いながら、配線板
20の各係止穴部22、23内に両爪44、45の各爪
部44b、45bを挿通する。この挿通は、上述のよう
に両爪44、45の各爪部が形成されていることから容
易に行われ得る。このように挿通した上で、両爪44、
45を解放する。これに伴い、爪44は原形状に復帰し
て係止穴部22に外方へ向け係止し、爪45は原形状に
復帰して係止穴部23に外方に向け係止する。この係止
は、両爪44、45の各爪部の裏面が上述のように形成
されていることから、確実に行われる。
dの配線板20の各ランドホール26乃至29への挿通
はんだ付けを行う。
42aとの係止は爪44の弾性限界内でなされ、また、
爪45の係止面eの先端部43aとの係止は爪45の弾
性限界内でなされるようになっているから、両爪44、
45を上述のように彎曲させても原形状に復帰できなく
なることはない。即ち、ケーシング40aに両爪44、
45に対向して両ストッパ42、43を上述のように設
けることで、両爪44、45の彎曲度合いが両ストッパ
42、43により両爪44、45の各弾性限界内に維持
するように規制される。従って、各爪44、45の原形
状に復帰不能な変形を招くことなく、内機本体40の配
線板20に対する組み付けがなされ得る。
指針軸50を挿通した後、指針30の回動基部を指針軸
50の先端部に支持する。なお、上述のような内機本体
40の配線板20への組み付け完了により、ケーシング
40aの上壁は各突起48を介し配線板20の裏面に当
接する。
針計器に限ることなく、自動車その他の車両や船舶等に
採用される指針計器に本発明を適用してもよい。
る。
す部分破断側面図である。
体、40a…ケーシング、41…外周壁、42、43…
ストッパ、44、45…爪、44b、45b…爪部、5
0…指針軸、D…回動内機。
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性樹脂製ケーシング(40a)内に駆
動部を内蔵してなる内機本体(40)及び前記駆動部か
ら前記ケーシングの上壁を通り回動可能に延出する指針
軸(50)を有する回動内機(D)と、配線板(20)
とを備える指針計器において、 前記ケーシングは、両ストッパ(42、43)及び両爪
(44、45)を有しており、 前記両ストッパは、前記ケーシングの外周壁(41)の
うち前記上壁側にて前記指針軸を介し互いに対向する部
分に互いに逆向きに突出形成されており、 前記両爪は、前記ケーシングの底部から前記両ストッパ
を介し互いに対向するように前記上壁側に向け互いに外
方へ彎曲して延出されて、その各先端部にて爪部(44
a、45a)を有しており、 前記各爪をその弾性に抗して彎曲させて対応の前記各ス
トッパに係止させた状態で、前記各爪をその爪部にて前
記配線板の各係止穴部(22、23)に挿通し、然る
後、前記両爪を解放することで、前記各爪部を対応の前
記各係止穴部に係止させることを特徴とする指針計器。 - 【請求項2】 指針計器に配線板(20)と共に設けら
れて弾性樹脂製ケーシング(40a)内に駆動部を内蔵
してなる内機本体(40)及び前記駆動部から前記ケー
シングの上壁を通り回動可能に延出する指針軸(50)
を有する回動内機において、 前記ケーシングは、両ストッパ(42、43)及び両爪
(44、45)を有しており、 前記両ストッパは、前記ケーシングの外周壁(41)の
うち前記上壁側にて前記指針軸を介し互いに対向する部
分に互いに逆向きに突出形成されており、 前記両爪は、前記ケーシングの底部から前記両ストッパ
を介し互いに対向するように前記上壁側に向け互いに外
方へ彎曲して延出されて、その各先端部にて爪部(44
a、45a)を有しており、 前記各爪をその弾性に抗して彎曲させて対応の前記各ス
トッパに係止させた状態で、前記各爪をその爪部にて前
記配線板の各係止穴部(22、23)に挿通し、然る
後、前記両爪を解放することで、前記各爪部を対応の前
記各係止穴部に係止させるようになっていることを特徴
とする指針計器用回動内機。
Priority Applications (1)
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JP2001137827A JP3644406B2 (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 指針計器及びその回動内機 |
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Publications (2)
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ID=18984865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001137827A Expired - Lifetime JP3644406B2 (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 指針計器及びその回動内機 |
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-
2001
- 2001-05-08 JP JP2001137827A patent/JP3644406B2/ja not_active Expired - Lifetime
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