JPH0946065A - 筐 体 - Google Patents

筐 体

Info

Publication number
JPH0946065A
JPH0946065A JP19836395A JP19836395A JPH0946065A JP H0946065 A JPH0946065 A JP H0946065A JP 19836395 A JP19836395 A JP 19836395A JP 19836395 A JP19836395 A JP 19836395A JP H0946065 A JPH0946065 A JP H0946065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
cover
chassis
housing
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19836395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Arase
浩之 荒瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP19836395A priority Critical patent/JPH0946065A/ja
Publication of JPH0946065A publication Critical patent/JPH0946065A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体の嵌合部の構造を改良することにより、
筐体を構成する二つの部材間のガタツキを防止する。 【解決手段】 筐体1を、二つの部材2,3により組み
立てるものとする。筐体を組み立てるとき、一方の部材
の複数の脚部22を他方の部材の複数の取付孔32に挿
入した上で、両部材が近づく方向に力を加える。脚部先
端の爪21が取付孔内を移動し、テーパ状の段部33に
係合すると、脚部の弾力性により、爪はテーパ状の段部
に押し付けられる力が加えられる。これにより、爪と段
部には、両部材を近づける方向の力が働き両部材を密着
させる。これにより、二つの部材間にはガタツキが生じ
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筐体に関するもので
ある。本発明の筐体は、例えば、マイクロコンピュータ
を搭載した電子機器の筐体として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の筐体の構造の一例として、マイク
ロコンピュータ等を搭載した電子機器の筐体について説
明する。このような筐体は、一般的にアルミ製のシャー
シと樹脂製のカバーにより構成される。そして、カバー
とシャーシにはそれぞれ嵌合部が設けられ、嵌合部同士
を嵌合することにより、ボルト等の部材を用いずに、カ
バーとシャーシが一体化される。
【0003】図6に、従来の筐体の嵌合部の構造を示
す。カバー2には、その下端より突出する脚部22が設
けられ、更にその先端に爪21が形成される。シャーシ
3には、カバー2の脚部22に対向して、取付孔32が
形成され、その内部に段部34が形成される。カバー2
をシャーシ3に取り付けるには、カバー2の脚部22を
シャーシ3の取付孔32に挿入し、カバー2とシャーシ
3が近づく方向に力を加える。その結果、カバー2の爪
21が取付孔32の段部34に係合することとなるの
で、カバー2がシャーシ3から抜けることがなくなる。
【0004】しかしながら、カバー2とシャーシ3には
製造上の寸法誤差が生じるため、爪21と段部34との
間の隙間J又はカバー2とシャーシ3との間の隙間Kが
発生する。このため、カバー2とシャーシ3との間でガ
タツキが発生する。このガタツキを防止するため、図7
に示す構造が採用されることがある。これは、カバー2
の内側に段部26を形成し、シャーシ3に取り付けられ
たプリント配線板31を、その一端が段部26に引っ掛
かるように配置する。
【0005】そして、カバー2をシャーシ3に嵌合する
とき、カバー2の段部26がプリント配線板31の一端
に衝突し、これを図示のように下方に変形させた状態
で、爪21が段部34に係合するようにする。これによ
り、爪21が段部34に係合した状態で、プリント配線
板31の弾性により、カバー2とシャーシ3が離れる方
向に力が加えられるので、カバー2とシャーシ3との間
にガタツキが生じなくなる。
【0006】しかしながら、図7に示した例のものは、
プリント配線板31をたわませることができない場合は
採用することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の筐体の嵌合構造では、カバーとシャーシのような
筐体を構成する部材間にガタツキが発生し、高品質の製
品が得られなかった。また、筐体内に収納した基板の弾
力性を利用してガタツキを防止するものがあるが、これ
は筐体を構成する部材の嵌合構造だけでガタツキを防止
するものではなく、内部に特殊な条件を満たす部材を収
納するものがある場合にしか適用できなかった。
【0008】本発明は、筐体の嵌合部の構造を改良する
ことにより、筐体を構成する二つの部材間のガタツキを
防止することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、筐体を、少なくとも二つの部材により一
つの筐体を組み立てるものとし、両部材に嵌合部を設
け、嵌合部同士を嵌合させることにより筐体を組み立て
るものとする。そして、一方の部材に設けられた嵌合部
は、側方に突出する爪を先端に形成した複数の脚部によ
り形成する。また、他方の部材の嵌合部は、前記二つの
部材が組み立てられるとき、前記脚部が挿入される複数
の取付孔であって、前記爪が係合するテーパ状の段部を
有する取付孔により形成されるものとする。
【0010】筐体を組み立てるとき、一方の部材の複数
の脚部を他方の部材の複数の取付孔に挿入した上で、両
部材が近づく方向に力を加える。脚部先端の爪が取付孔
内を移動し、テーパ状の段部に係合すると、脚部の弾力
性により、爪はテーパ状の段部に押し付けられる力が加
えられる。これにより、爪と段部には、両部材を近づけ
る方向の力が働き両部材を密着させる。これにより、二
つの部材間にはガタツキが生じなくなる。
【0011】また、本発明においては、筐体を構成する
二つの部材の内、一方の部材の他方の部材と当接する部
分に、小さな突起を複数設けることができる。この突起
は、もう一方の部材に衝突した状態で、更に二つの部材
を近づける力が加えられると潰れる等して変形をする。
この突起の変形により次のような作用が得られる。筐体
を構成する二つの部材が当接したときに、製造上の寸法
誤差等により、両部材間に一部分で密着しない箇所が生
じることがある。しかしながら、部材同士が当接した部
分において突起が変形することにより部材同士は更に接
近することができるので、密着していなかった箇所も密
着することとなり、部材間の結合は更に完全なものとな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を実施する際の形態につい
て、図を用いて説明する。図2は、筐体の全体構造を示
す斜視図である。筐体1は、第1の部材であるカバー2
と、第2の部材であるシャーシ3とから構成される。カ
バー2は、樹脂製で、筐体状に形成され、その開口側を
シャーシ3に当接させてシャーシ3をカバーする。ま
た、カバー2の嵌合部として、先端に爪21を設けた脚
部22が複数個設けられる。また、脚部22の根本部分
でカバー2に切り込み24が形成され、脚部22に弾力
性を与える。
【0013】さらに、カバー2のシャーシ3と当接する
部分には、複数の突起23が形成される。この突起23
は、力が加えられたとき、潰れ易い形状にされている。
シャーシ3は、アルミ製で、その中心部に、マイクロコ
ンピュータ等の部品を搭載したプリント配線板31が取
り付けられている。シャーシ3の嵌合部として、シャー
シ3を貫通する複数の取付孔32が形成される。この取
付孔32の内部には、テーパ状の段部が設けられてい
る。
【0014】カバー2の嵌合部とシャーシ3の嵌合部の
関係を、図1を用いて説明する。爪21は、カバー2の
外側に向けて突出するように形成される。取付孔32に
は、爪21と向かい合う位置にテーパ状の段部33が形
成されている。ここで、カバー2の外形寸法をAとし、
両サイドに形成された2つの爪21の先端から先端まで
の距離をBとする。また、両サイドに形成された2つの
取付孔32の、爪21が当接する面間の距離を、段部3
3よりカバー2側にある部分でCとする。そして、これ
ら各寸法の関係を、A>C>Bとする。
【0015】さらに、カバー2の接合面と爪21の先端
までの距離をEとし、取付孔32の、表面から段部33
の上端までの距離をFとし、表面から段部33の下端ま
での距離をGとする。そして、各距離の関係をF<E<
Gとする。カバー2とシャーシ3が組み立てられると
き、まず、図3(a)に示すように、爪21の下端を取
付孔32に当接させる。なお、爪21の下面はテーパ状
に形成されている。この状態で、更にカバー2をシャー
シ3に近づける方向に力を加えると、図3(b)示すよ
うに、脚部22が内側に変形し、その弾力性により爪2
1が取付孔32の側壁に接しながら下方へ移動してい
く。
【0016】爪21がテーパ状の段部33まで移動する
と、爪21は、脚部22の弾力性によりテーパに沿っ
て、外側の位置に戻っていく。更にカバー2が移動する
と、図3(c)に示すように、カバー2の下端に形成し
た突起23がシャーシ3の表面に衝突する。この状態で
更に力が加えられると、カバー2の突起23は、図4
(a)に示すようにシャーシ3に衝突した状態から、図
4(b)に示すように潰されて変形する。このように、
突起23が変形することにより、仮に製造上の寸法誤差
により、カバー2とシャーシ3の接合部の一部に密着し
ていない部分があったとしても、複数の突起23の内一
部が変形することにより、カバー2は全体に渡ってシャ
ーシ3に接することとなり、カバー2とシャーシ3との
接合が確実に行われることとなる。
【0017】このようなカバー2とシャーシ3が密接に
接合した状態で、爪21は、脚部22の弾力が加えられ
ながらテーパ状の段部33と接触するので、爪21とテ
ーパ状の段部33との間には、カバー2とシャーシ3と
を近付ける方向の応力がかかる。したがって、カバー2
とシャーシ3は両者の接合部全体で接合した状態で、更
に両者を引きつける力が働くので、筐体の組立後にガタ
ツキが発生することがない。
【0018】(変形例)本発明は、以下に例示するよう
に、種々の変形が可能なものである。例えば、上記実施
形態では、爪は筐体の外側に向かって形成されている
が、内側に向けて形成することも可能である。この場
合、取付孔の段部も爪が係合する内側に設けられる。
【0019】また、突起を省略すること、脚部の根本の
切り込みを省略することも可能である。そして、突起は
二つの部材のどちら側に設けることもできる。さらに、
突起は、潰れる構造でなく、弾力により変形するように
することもできる。この例を図5に示す。カバー2の突
起23の根本に丸孔25を明けることにより、突起23
は変形し易くなり、また、復元もし易くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、筐体の嵌合部の構造を
改良することにより、筐体を構成する二つの部材間のガ
タツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筐体の嵌合部の一例を断面で示す図。
【図2】本発明の筐体の実施形態を示す斜視図。
【図3】図1の嵌合部の動作を説明するための図。
【図4】図1の突起が変形する状態を示す図。
【図5】図1の突起の変形例を示す図。
【図6】従来の筐体の嵌合部の第1の例を示す図。
【図7】従来の筐体の嵌合部の第2の例を示す図。
【符号の説明】
1…筐体 2…カバー 21…爪 22…脚部 23…突起 24…切り込み 25…丸孔 3…シャーシ 31…プリント配線板 32…取付孔 33…段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの部材により構成され、両部材に設
    けた嵌合部同士を嵌合することにより一つの筐体を組み
    立てる筐体において、一方の部材に設けられた嵌合部
    は、側方に突出する爪を先端に形成した複数の脚部によ
    り形成され、他方の部材の嵌合部は、前記二つの部材が
    組み立てられるとき、前記脚部が挿入される複数の取付
    孔であって、前記爪が係合するテーパ状の段部を有する
    取付孔により形成されることを特徴とするシャーシ筐
    体。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材と第2の部材が組み立て
    られたとき両部材が接する部分において、いずれか一方
    の部材に変形し易い複数の突起を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の筐体。
JP19836395A 1995-08-03 1995-08-03 筐 体 Withdrawn JPH0946065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19836395A JPH0946065A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 筐 体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19836395A JPH0946065A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 筐 体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946065A true JPH0946065A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16389866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19836395A Withdrawn JPH0946065A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 筐 体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946065A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001044654A (ja) * 1999-07-26 2001-02-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2005166774A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Furukawa Electric Co Ltd:The カバー付きハウジングへの板状部品収容構造
JP2006228964A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Fujitsu Ten Ltd 固定構造
JP2009239045A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd ケースの結合構造、及び携帯機器
JP2010010202A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Alps Electric Co Ltd 回転操作型電気部品
JP2014214781A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 ホシデン株式会社 係合部とハウジングとの係合構造および電子機器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001044654A (ja) * 1999-07-26 2001-02-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2005166774A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Furukawa Electric Co Ltd:The カバー付きハウジングへの板状部品収容構造
JP2006228964A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Fujitsu Ten Ltd 固定構造
JP2009239045A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd ケースの結合構造、及び携帯機器
JP2010010202A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Alps Electric Co Ltd 回転操作型電気部品
JP2014214781A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 ホシデン株式会社 係合部とハウジングとの係合構造および電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6227865B1 (en) Screw-fixed rotary connector structure for vehicles
JP3710776B2 (ja) 車両の電子式制御装置用ハウジング
JP4839587B2 (ja) 超音波センサの取付け構造
JP4334662B2 (ja) Icカード用フレームキットおよびicカード
JPH08316664A (ja) 小型電子機器のスイッチ部基板の保持構造
JPH0946065A (ja) 筐 体
JP3077136B2 (ja) 組み付け部品のロック構造
JPH11261254A (ja) プリント基板の取付構造
JPH1083849A (ja) 配電ボックス
JPH06165342A (ja) 部材の取付構造
JPH08232925A (ja) ブッシュ
JPH0730461U (ja) 電気コネクタ及びその固定部材
JP2665724B2 (ja) パネル取付コネクタ
JPH0550789U (ja) 板材の取付構造
JP2868411B2 (ja) 基板用コネクタの端子配列板
JP6636363B2 (ja) 取付部材の取付構造および電子制御装置の取付構造
JPH07312483A (ja) 電子回路部品収容ケース
JP2696305B2 (ja) コネクタ取付装置
JP2589640Y2 (ja) 樹脂製品のクリップ組付構造
JPH1117366A (ja) 計器の基板固定用ホルダ
JP2598651Y2 (ja) 自動車用スイッチの取付構造
CN107683064B (zh) 卡扣结构及卡扣组件
JPH1075072A (ja) 電子部品収納ケース
JPH0547376Y2 (ja)
JPH11191913A (ja) ケースとカバーの固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105