JPH1075072A - 電子部品収納ケース - Google Patents

電子部品収納ケース

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Publication number
JPH1075072A
JPH1075072A JP22970496A JP22970496A JPH1075072A JP H1075072 A JPH1075072 A JP H1075072A JP 22970496 A JP22970496 A JP 22970496A JP 22970496 A JP22970496 A JP 22970496A JP H1075072 A JPH1075072 A JP H1075072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
hole
lid
pressing
electronic component
Prior art date
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Pending
Application number
JP22970496A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sato
伸一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22970496A priority Critical patent/JPH1075072A/ja
Publication of JPH1075072A publication Critical patent/JPH1075072A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品やプリント基板などを収容する電子部
品収納ケースが容易に組み立て可能で、かつ、ケースの
嵌合部のがたつきによる振動時の接触音の発生を低減す
る。 【解決手段】ケースを構成する第1部材と第2部材とに
設けられた爪と穴とで嵌合する構造の電子部品収納ケー
スにおいて、第2部材の穴が設けられた外面と押さえと
の間の隙間の寸法を、爪が設けられた第1部材の厚さよ
りも薄くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品やプリン
ト基板などを収容する電子部品収納ケースに係り、特
に、ケースが2つの部材で構成され、一方の部材には爪
を、もう一方の部材には爪が嵌合する穴および爪が穴か
ら抜けるのを防止する押さえを有するケースの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品収納ケースの構造とし
て、例えば実開昭56−91254 号公報に記載のものがあ
る。この例では、ケースの寸法精度によっては爪と穴の
嵌合部に隙間が発生し、振動の多い場所へ設置すると穴
から爪がはずれてしまう可能性がある。さらに、はずれ
ないまでも、隙間のためにケースの上蓋と底蓋との間で
振動による音を発生させる可能性もある。まだ、このよ
うな爪と穴との嵌合部の振動を考慮したものは見あたら
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子部品収納ケ
ースは、ネジなどで確実に固定されていた。しかし、生
産性の向上の要求から、組み立てが容易なケース構造を
要望する声が高まってきた。これに対しては、爪と穴と
による嵌合を採用すれば組み立ては容易であるが、この
電子部品収納ケースを振動の多い場所で使用した場合、
製品の寸法精度によっては嵌合部に隙間があるので、振
動によりケースの上蓋と底蓋との間での音の発生が懸念
される。
【0004】本発明は、上記した問題点を解決し、か
つ、容易に組み立て可能な電子部品収納ケースを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ケースが上蓋と底蓋のような第1部材と
第2部材の2つの部品から構成され、爪と穴とで嵌合す
る構造の電子部品収納ケースにおいて、第1部材に爪
を、第2部材に穴と略L字形状の弾性を有する押さえを
設け、この押さえで穴と嵌合した爪がはずれるのを防止
するとともに、第2部材の穴が設けられた外面と押さえ
との間の隙間の寸法を、爪が設けられた第1部材の厚さ
よりも薄くした構成を採用した。
【0006】また、上記の電子部品収納ケースにおい
て、さらに、第1部材の下端から爪の上端までの長さ
を、第2部材の押さえの底面から穴の上端までの長さよ
り長くした構成を採用した。
【0007】また、上記の電子部品収納ケースにおい
て、さらに、爪を有する第1部材に第2の穴を設け、第
1の部材と第2の部材とを嵌合させた後、この穴を通し
て第2部材を押して爪から第2部材の穴を離し、爪と穴
との嵌合を解除できるようにした構成を採用した。
【0008】上記構成により、寸法精度に係わらず、押
さえの弾性力により穴に爪を強制的に押し付けることが
でき、この作用により振動時に穴と爪のがたつきにより
発生する接触音の発生を低減することができる。
【0009】また、第1部材の下端が第2部材の押さえ
の底面から圧縮力を受け、第1部材の爪の上端が第2部
材の穴の上端に押し付けられてがたつきがなくなるの
で、振動時の接触音の発生を低減することができる。
【0010】さらに、第1部材の第2の穴を通して第2
部材を押し、爪と穴との嵌合を容易に解除することがで
き、内部の部品交換などの作業性を著しく改善すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施例)以下に、本発明の第一実施例を図により説明
する。
【0012】図1は、本発明の構成を示す斜視図であ
り、電子部品,プリント基板等の構成部品を収納した上
蓋と底蓋との組み合せを示している。
【0013】図1(a)は、上蓋1と底蓋3とを組み合
わせる前の状態であり、上蓋1は下方に開口部を有する
箱状の形状、底蓋3は板を成形して製作された図示のよ
うなコ字状の形状をしている。上蓋1には外側から内側
に向かって機械的に押し込まれて、内側に張り出した爪
2が設けられている。底蓋3には穴5が開口した折り曲
げ4と上蓋1を押さえる機能を有する押さえ6が設けら
れている。
【0014】図1(b)は、上蓋1と底蓋3とを組み合
わせた後の状態である。底蓋3の穴5に上蓋1の内側に
張り出した爪2をはめ込む。上蓋1に設けられた爪2と
底蓋3に設けられた穴5とが嵌合して上蓋1と底蓋3と
が組み合わせられる。また、上蓋1の垂直部は折り曲げ
4と押さえ6との間に挿入され、上蓋1は押さえ6で内
側方向に押し付けられ、穴5からの爪2の抜けが防止さ
れ、上蓋1と底蓋3の間のがたつきがなくなる。
【0015】図2は、底蓋3の一部を上方から見た平面
図である。底蓋3の押さえ6の両側に切り欠き6aを設
け、押さえ6に弾性を持たせる。
【0016】図3は、上蓋1と底蓋3の組み合わせを示
す部分縦断面図であり、爪2が穴5に嵌合する様子を順
次示している。図3(a)は組み合わせ前、図3(b)
は爪2と穴5との嵌合直前、図3(c)は組み合わせ後
である。
【0017】本実施例では略L字状の押さえ6をさらに
く字状に折り曲げて第1曲がり部6bと第2曲がり部6
cとを設け、底蓋3の折り曲げ4と押さえ6との間に隙
間Mを設けている。上蓋1の垂直部の板厚をNとする
と、この板厚Nの寸法と隙間Mの寸法との間には、N>
Mの関係があるように設定されている。
【0018】上蓋1に設けられた爪2は底蓋3の方向と
反対方向に張り出され、張り出し部2aと爪上端2bと
が設けられている。
【0019】上蓋1の爪上端2bから垂直部の下端1a
までの距離Lと、底蓋3の穴5の穴上端5aと押さえ6
の第1曲がり部6a近傍の上面6dとの間の距離Kとの
間には、L>Kの関係があるように設定されている。
【0020】上蓋1を底蓋3の折り曲げ4と押さえ6の
間に挿入すると、第2曲がり部6cが図のQ方向に押し
広げられ、さらに穴5に爪2が入ると、図のR方向に働
く押さえ6の弾性力により上蓋1が底蓋3に押し付けら
れ、爪2の爪上端2bが穴5の穴上端5aとかみあって
抜け止めされる。ここで、距離Lの方が距離Kよりも長
いので、上蓋1の下端1aを押さえ6の上面6dが押し
上げるような力が働き、製造寸法の精度に係わらず爪上
端2bと穴上端5aに爪上端2bが押し付けられて、両
者の間に隙間が生じない。
【0021】以上の構成により、振動による接触音の発
生を低減することができる。
【0022】図4に本発明の第二実施例を示し、図1と
同様の斜視図である。図4(a)は上蓋1と底蓋3とを
組み合わせる前、図4(b)は組み合わせた後を示す。
【0023】本実施例は、爪2と穴5とを複数組設けた
場合の例を示したもので、それぞれ片側2組ずつ、合計
4組ある。上蓋1の寸法が大きい場合、大きい寸法の方
向の変形誤差による振動音の低減に効果がある。
【0024】図5に本発明の第三実施例を示し、図1と
同様の斜視図である。図5(a)は上蓋1と底蓋3とを
組み合わせる前、図5(b)は組み合わせた後を示す。
【0025】本実施例は、爪2と穴5とが設けられた部
分以外の部分の底蓋3に、押さえ7を設けたものであ
り、この部分の寸法が大きい場合、大きい寸法の方向の
変形誤差による振動音の低減に効果がある。
【0026】図6は、第四実施例を示し、上蓋1と底蓋
3とを組み合せた状態の斜視図である。上蓋1の爪2の
上方に爪2と穴5との嵌合を解除するための解放穴8が
設けられている。
【0027】図7は、図6に示した収納ケースの上蓋1
と底蓋3の組み合わせを示す部分縦断面図であり、爪2
が穴5から解放される様子を順次示している。図7
(a)は組み合わさった状態、図7(b)は爪2の解放
直前、図7(c)は解放後の状態である。なお、押さえ
6は図示されていない。
【0028】図7(b)において、解放穴8に細い棒な
どの解放用の補助具9を差し入れ、図のP方向に底蓋3
の折り曲げ4を押す。押し続けると、図3に示したよう
に上蓋1の下端1aが押さえ6の上面6dに押し上げら
れているので、穴5から爪2が外れて、嵌合が解放され
る。本実施例では、上蓋1に解放穴8を設けるだけで爪
と穴との嵌合を容易に解放できるので、上蓋1と底蓋3
との組み合わせ後に部品交換などのメンテナンスが容易
に行えるという効果がある。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品収納ケースの
上蓋と底蓋とを容易に組み立て出来て、さらに、振動に
よる音の発生を低減できる。その結果、電子部品収納ケ
ースを、エンジンなどの振動の多い場所に設置すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示し、上蓋と底蓋の組み
合わせを示す斜視図。
【図2】底蓋の一部を上方から見た平面図。
【図3】上蓋と底蓋の組み合わせを示す部分縦断面図。
【図4】本発明の第二実施例を示し、図1と同様の斜視
図。
【図5】本発明の第三実施例を示し、図1と同様の斜視
図。
【図6】本発明の第四実施例を示し、上蓋と底蓋の組み
合わせを示す斜視図。
【図7】上蓋と底蓋の組み合わせを示す部分縦断面図。
【符号の説明】
1…上蓋、2…爪、3…底蓋、4…折り曲げ、5…穴、
6,7…押さえ、8…解放穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納する電子部品収納ケースに
    おいて、 爪を有する第1部材と、 前記爪が嵌合する穴および該穴に前記爪を押し付ける押
    さえ部を有する第2部材とからなり、 前記爪が前記穴に前記押さえ部によって押し付けられる
    ことを特徴とする電子部品収納ケース。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、 前記爪を有する第1部材の厚さが、前記穴と押さえ部と
    の間の隙間寸法よりも大きいことを特徴とする電子部品
    収納ケース。
  3. 【請求項3】請求項1の記載において、 前記爪の端面と前記穴の端面とが接触して嵌合し、 前記第1部材の端部が前記押さえ部の根元面に接触する
    とともに、 前記第1部材の端部から前記爪の端面までの長さが、前
    記押さえ部の根元面から前記穴の端面までの長さよりも
    長いことを特徴とする電子部品収納ケース。
JP22970496A 1996-08-30 1996-08-30 電子部品収納ケース Pending JPH1075072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22970496A JPH1075072A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 電子部品収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

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JP22970496A JPH1075072A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 電子部品収納ケース

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Publication Number Publication Date
JPH1075072A true JPH1075072A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16896398

Family Applications (1)

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JP22970496A Pending JPH1075072A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 電子部品収納ケース

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JP (1) JPH1075072A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085256A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電子装置
CN100444711C (zh) * 2004-05-31 2008-12-17 欧姆龙株式会社 收纳箱和其装配方法
JP2012134391A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Denso Corp 筐体

Cited By (3)

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JP2008085256A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電子装置
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