JP2722909B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2722909B2
JP2722909B2 JP357592A JP357592A JP2722909B2 JP 2722909 B2 JP2722909 B2 JP 2722909B2 JP 357592 A JP357592 A JP 357592A JP 357592 A JP357592 A JP 357592A JP 2722909 B2 JP2722909 B2 JP 2722909B2
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JP
Japan
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base plate
resin case
semiconductor device
boss
metal base
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義夫 ▲高▼木
典章 池上
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に使用される
電力用半導体モジュールなどの半導体装置に関し、特に
外囲ケースにベース板を取付ける構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電力用半導体モジュールとして
は、図3および図4に示すように外囲ケースを使用した
ものがある。
【0003】図3は従来の半導体装置の一部を破断して
示す側面図、図4は従来の半導体装置におけるベース板
固定部分を拡大して示す断面図である。これらの図にお
いて、1は半導体チップ(図示せず)等が搭載された金
属ベース板、2は半導体チップ等をその内部に収納して
封止する外囲ケースとしての樹脂ケースである。
【0004】前記樹脂ケース2は熱可遡性樹脂によって
箱蓋状に形成され、その下側開口部に前記金属ベース板
1がねじ止めされている。なお、金属ベース板1が嵌入
する段部2aが形成されている。
【0005】3は金属ベース板1を樹脂ケース2に固定
するためのタッピングねじで、このタッピングねじ3は
金属ベース板1に穿設された透孔1aに挿通され、樹脂
ケース2の下穴4に螺着している。
【0006】下穴4は、樹脂ケース2の側壁の一部を内
側へ延在させるようにして形成された厚肉部2bに穿設
されている。また、厚肉部2bは樹脂ケース2の複数箇
所に設けられている。
【0007】このように構成された半導体モジュールを
組立てるには、先ず、不図示の半導体チップが搭載され
た金属ベース板1を樹脂ケース2の下側開口部の段部2
aに嵌合させ、タッピングねじ3を金属ベース板1の透
孔1aに下方から挿入する。そして、タッピングねじ3
を樹脂ケース2の下穴4にねじ込み、金属ベース板1を
樹脂ケース2に締結させる。このようにしてベース板1
に樹脂ケース2が取付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、樹脂ケース
2にタッピングねじ3を螺着させるために圧肉部2bを
形成したのでは、樹脂ケース2の側壁に偏肉部が生じる
ことになる関係から、硬化収縮等によって樹脂ケース2
の側壁に反り,撓み,ひけ等が発生しやすい。そのよう
な成形異常が生じると、金属ベース板1を樹脂ケース2
の段部2aに嵌入させるときに樹脂ケース2の側壁部分
が金属ベース板1に当接してしまい、樹脂ケース2の下
穴4と金属ベース1の透孔1aとが合致しにくくなって
しまう。
【0009】すなわち、タッピングねじ締付け作業を行
ない難くなったり、樹脂ケース2の底部が反ったりした
場合には金属ベース板1が樹脂ケース2に密着し難くな
ってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、外囲ケースの上板部に、ベース板固定ねじ用下穴が
形成されたボス部を下側開口部へ向けて突設してなり、
このボス部を、外囲ケースの側壁から離間させて形成し
たものである。
【0011】
【作用】外囲ケースの側壁には偏肉部が形成されなくな
り、ベース板はボス部を基準として外囲ケースに位置決
めされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る半導体装置
の要部を破断して示す側面図、図2は本発明に係る半導
体装置の要部を拡大して示す断面図である。これらの図
において前記図3および図4で説明したものと同一もし
くは同等部材については、同一符号を付し詳細な説明は
省略する。
【0013】これらの図において、11は樹脂ケース2
に金属ベース板1をねじ止めするためのタッピングねじ
締付固定用ボスである。このボス11は、樹脂ケース2
の上板部12に下側開口部へ向けて突設されており、そ
の中心部にはタッピングねじ3がねじ込まれる下穴4が
穿設されている。
【0014】そして、このボス11の形成位置として
は、樹脂ケース2の側壁13とは離間する位置であっ
て、金属ベース板1の透孔1aと対応する位置とされて
いる。なお、樹脂ケース2の側壁13は、偏肉部のない
板状に形成されている。
【0015】また、このボス11の突出端には突起14
が一体に形成されている。この突起14は、突出端に向
かうにしたがって外径が次第に小さくなるように形成さ
れており、金属ベース板1の透孔1aに嵌合できるよう
に構成されている。
【0016】このように構成された樹脂ケース2に金属
ベース板1を取付けるには、先ず、不図示の半導体チッ
プが搭載された金属ベース板1を樹脂ケース2の下側開
口部にあてがい、ボス11の突起14を金属ベース板1
の透孔1a内に臨ませる。このようにすることで金属ベ
ース板1が樹脂ケース2に対して位置決めされる。
【0017】次に、金属ベース板1の透孔1aにタッピ
ングねじ3を下側から挿通させ、ボス11の下穴4にね
じ込む。タッピングねじ3をボス11に締め付けること
によって、金属ベース板1が樹脂ケース3に締結され
る。
【0018】したがって、本発明に係る半導体装置によ
れば、樹脂ケース2の側壁13を反り,撓み,ひけ等の
成形異常が生じ難い板状に形成することができる。ま
た、金属ベース1はボス11を基準として樹脂ケース2
に位置決めされることになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
装置は、外囲ケースの上板部に、ベース板固定ねじ用下
穴が形成されたボス部を下側開口部へ向けて突設してな
り、このボス部を、外囲ケースの側壁から離間させて形
成したため、外囲ケースの側壁には偏肉部が形成されな
くなり、側壁に反り,撓み,ひけ等の成形異常が生じる
の防ぐことができる。このため、外囲ケースにベース板
が確実に密着されるようになる。
【0020】また、ベース板はボス部を基準として外囲
ケースに位置決めされるから、外囲ケースのベース板固
定ねじ用下穴とベース板のねじ挿通穴とが確実に合致す
る。このため、ベース板固定ねじがねじ込めなくなるよ
うなことを確実に防ぐことができる。
【0021】したがって、外囲ケースに成形異常のない
高品質な半導体装置を得ることができると共に、外囲ケ
ースにベース板を取付ける作業を速やかにかつ確実に行
なえ組立性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の要部を破断して示す
側面図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の要部を拡大して示す
断面図である。
【図3】従来の半導体装置の一部を破断して示す側面図
である。
【図4】従来の半導体装置におけるベース板固定部分を
拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 金属ベース板 1a 透孔 2 樹脂ケース 3 タッピングねじ 4 下穴 11 ボス 12 上板部 13 側壁 14 突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱蓋状に形成された樹脂製外囲ケース
    下側開口部にベース板がねじ止めされた半導体装置にお
    いて、前記外囲ケースの上板部に、ベース板固定ねじ用
    下穴が形成されたボス部を下側開口部へ向けて突設して
    なり、このボス部を、外囲ケースの側壁から離間させて
    形成したことを特徴とする半導体装置。
JP357592A 1992-01-13 1992-01-13 半導体装置 Expired - Lifetime JP2722909B2 (ja)

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JPH05190695A JPH05190695A (ja) 1993-07-30
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