JP3757690B2 - 電子制御ユニットボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車内に搭載される電子制御ユニットボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車内には、種々の電子制御を行うための電子制御ユニット(ECU)が搭載されている。通常、このECUはプリント配線板からなり、水や埃等の侵入を防止するために、電子制御ユニットボックス(ECUボックス)内に収容された状態で自動車内に搭載されている。
【0003】
従来、図11に示すようなECUボックス51が知られている。
このECUボックス51は、それぞれ合成樹脂からなるケース52及びカバー53を備えている。同ケース52の開口縁には、2つのボルト締結部(ケース側ボルト締結部)54が設けられている。また、カバー53には、前記ボルト締結部54と対応するボルト締結部(カバー側ボルト締結部)55が設けられている。
【0004】
図12にも併せ示すように、ケース側ボルト締結部54には、金属カラー56及び金属製のクリップナット57が装着されている。また、カバー側ボルト締結部55には、金属カラー58が装着されている。そして、カバー53をケース52の開口部に取り付けると、両ボルト締結部54,55同士が合致する。これら両ボルト締結部54,55同士は、ボルト59によって締結される。すなわち、ケース52に対してカバー53が、ボルト59によって分離不能に取り付けられる。詳しくは、各ボルト締結部54,55に対してカバー53の上面からボルト59が挿通される。このため、ボルト59は、各金属カラー58,56に挿通された状態でクリップナット57のナット部57aに螺着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうしたECUボックス51は、通常、エンジンルーム内に搭載される。エンジンルーム内では80〜100℃の高温雰囲気となるため、合成樹脂からなるECUボックス51は、温度上昇とともに軟化する。よって、ボルト59の締め付け作業または取り外し作業を行うと、各ボルト締結部54,55が変形してしまうおそれがあった。特に、クリップナット57はケース52のボルト締結部54に支持されているため、ボルト59の締結トルクが同ボルト締結部54に集中してしまい、該ボルト締結部54が変形しやすくなる。そして、この変形によりクリップナット57が共回りして、ボルト59の締め付け作業または取り外し作業を確実に行えなくなることがあった。
【0006】
そのため、従来のECUボックス51では、両ボルト締結部54,55同士が合致したとき、両ボルト締結部54,55同士が係合するようになっている。つまり、図12に示すように、カバー側ボルト締結部55には、ケース側ボルト締結部54の外側面54aを包囲する係合部60が設けられ、この係合部60の内面60aがケース側ボルト締結部54の外側面54aに係合するようになっている。このため、ボルト59の締結トルクが、係合部60を介してカバー側ボルト締結部55にも分散される。よって、ケース側ボルト締結部54は変形しにくくなる。
【0007】
しかしながら、係合部60を肉厚に形成すると、カバー53の表面にヒケが生じてしまう。カバー53の表面は意匠面となるため、こうしたヒケが生じると美観が損われる。よって、係合部60を充分に肉厚に形成することができなかった。その結果、ボルト59の締結トルクにより、ケース側ボルト締結部54とともに係合部60も変形するおそれがあった。このため、カバー側ボルト締結部55に係合部60を設けてもなお、ケース52及びカバー53へのボルト59の脱着を確実に行うことができなかった。
【0008】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケース及びカバーに対するボルトの脱着を確実に行うことができる電子制御ユニットボックスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、電子制御ユニットを収容可能なケースと、ボルトによって前記ケースの開口部に取り付けられるカバーとを備え、前記ケース側のボルト締結部及び前記カバー側のボルト締結部に、互いに係合する係合構造を設けた電子制御ユニットボックスにおいて、前記ケース側のボルト締結部に、該ボルト締結部を挟持するクリップ部と前記ボルトが締結されるナット部とを有するクリップナットが装着されるクリップ装着部を設けるとともに、該クリップ装着部の両脇にそれぞれリブを設け、前記カバー側のボルト締結部において前記リブと対応する箇所に、該リブと嵌合する溝部を設けたことを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、ケース及びカバーのボルト締結部には凹凸構造が設けられている。このため、ボルトの締結トルクは、ケース及びカバーに設けられた係合構造と、凹凸構造とを介してカバーに分散される。したがって、該締結トルクに対する両ボルト締結部の強度を向上させることができる。よって、両ボルト締結部の変形を確実に防止することができ、ケース及びカバーに対するボルトの脱着を確実に行うことができる。
【0013】
また、凹凸構造は、ケースのボルト締結部に設けられたリブと、カバーのボルト締結部に設けられた溝部とから構成されている。このため、両ボルト締結部同士を確実に嵌合させることができ、ボルトの締結トルクをカバーに確実に分散させることができる。したがって、該締結トルクに対する両ボルト締結部の強度を向上させることができ、両ボルト締結部の変形を確実に防止することができる。よって、ケース及びカバーに対するボルト24の脱着を確実に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車用の電子制御ユニットボックス(ECUボックス)に具体化した一実施形態を図1〜図7に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、ECUボックス11は、ケース12とカバー13とを備えている。ケース12及びカバー13は、ともに合成樹脂を射出成形した樹脂成型品である。ケース12は、上方に開口した略直方体状の箱体であり、内部に電子制御ユニット(ECU)を収容可能になっている。
【0017】
ケース12の側面12aには、2つのボルト締結部(ケース側ボルト締結部)14が形成されている。各ケース側ボルト締結部14は、側面12aの上縁において互いに離間して形成されている。これらケース側ボルト締結部14は所定肉厚の板状をなし、ケース12と一体に形成されている。同ボルト締結部14は、その平面部分が上下方向を向き、かつ側面12aに対して直角に突設されている。
【0018】
これらケース側ボルト締結部14には、図2〜図5にも併せ示すように、先端側からクリップナット15を装着可能なクリップ装着部14aが形成されている。クリップ装着部14aはクリップナット15と対応する形状をなし、その略中央には、上下方向に貫通するボルト挿通孔としての貫通孔14bが透設されている。そして、この貫通孔14bには、金属カラー16の装着が可能となっている。すなわち、この貫通孔14bの径は、金属カラー16の径とほぼ同等に設定されている。金属カラー16には、ボルト24の挿通が可能となっている。
【0019】
また、図1〜図5に示すように、ケース側ボルト締結部14において、クリップ装着部14aの両脇には、それぞれ凹凸構造としてのリブ17が形成されている。各リブ17は、直線状をなす突条であり、ケース側ボルト締結部14の基端から先端に向かって延設されている。各リブ17の先端にはテーパ面17aが形成されている。
【0020】
クリップナット15は金属材料からなり、図1〜図4に示すように、クリップ部18とナット部19とを備えている。クリップ部18は、1枚の金属板を略「コ」字状に折曲して形成されている。クリップ部18において、前記クリップ装着部14aへの装着時に前記貫通孔14bと対応する箇所には、透孔20が透設されている。また、クリップ部18の内面には、クリップ装着部14aと係合可能な突起21が形成されている。そして、ナット部19は、クリップ部18の下面において、透孔20に雌ねじ部が対応するように固着されている。
【0021】
こうしたクリップナット15は、図3に示すように、前記貫通孔14b内に金属カラー16が装着された後にクリップ装着部14aに装着される。このとき、クリップナット15は、同図に矢印P1で示すように、クリップ装着部14aの先端側から装着される。そして、クリップナット15がクリップ装着部14aに装着されたときには、図4に示すように、突起21がクリップ装着部14aの係合部14cと係合する。これにより、クリップナット15はクリップ装着部14aに抜け出し不能に固定される。また、金属カラー16は、クリップナット15によって貫通孔14b内に保持される。
【0022】
カバー13は、図1に示すように、ケース12の開口部の面積よりも大きく形成されており、ケース12の上方から、該開口部及び前記各ケース側ボルト締結部14を覆うように取り付けられる。カバー13の上面13aにおいて、前記各ケース側ボルト締結部14と対応する箇所には、それぞれボルト締結部(カバー側ボルト締結部)22が形成されている。各カバー側ボルト締結部22において前記ケース側ボルト締結部14の貫通孔14bと対応する箇所には、同貫通孔14bと同様のボルト挿通孔としての貫通孔22aが設けられている。この貫通孔22aには、金属カラー23の装着が可能となっている。金属カラー23にはボルト24の挿通が可能となっている。
【0023】
図6及び図7に示すように、カバー側ボルト締結部22において、カバー13の裏面13b側には、係合構造としての係合突部25が形成されている。図7に示すように、この係合突部25は、カバー13の取り付け時に、その内周面25aがケース側ボルト締結部14の外周面14aと係合するように形成されている。なお、この係合突部25は、カバー13の上面(表面)にヒケが生じない程度の厚さに設定されている。
【0024】
また、図6及び図7に示すように、カバー側ボルト締結部22の裏面13b側には、凹凸構造としての溝部26が設けられている。この溝部26は、前記各リブ17と対応した位置に設けられている。すなわち、溝部26は、貫通孔22aの両脇に設けられ、略直線状をなしている。さらに、図7に示すように、同溝部26は、リブ17と同形状をなしている。このため、カバー13をケース12に取り付けると、係合突部25がケース側ボルト締結部14に係合するとともに、各リブ17が各溝部26に嵌合する。
【0025】
こうしたカバー13とケース12とは、ボルト24によって螺着固定される。すなわち、カバー13の上方から金属カラー23及び金属カラー16にボルト24を挿通させ、同ボルト24を前記クリップナット15のナット部19に螺着させる。これにより、カバー13がケース12に分離不能に取り付けられる。このとき、係合突部25がケース側ボルト締結部14に係合するとともに、各リブ17が各溝部26に嵌合している。このため、ボルト24の締結トルクは、係合突部25を介してカバー13に分散されるとともに、各リブ17を介してもカバー13に分散される。よって、該ボルト24の締結トルクに対する両ボルト締結部14,22の強度を向上させることができる。換言すれば、係合突部25を肉厚に設定しなくても、該ボルト締結部14,22の強度を向上させることができる。したがって、両ボルト締結部14,22の変形を確実に防止することができ、ケース12及びカバー13に対するボルト24の脱着を確実に行うことができる。
【0026】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ケース側ボルト締結部14にはリブ17が形成され、カバー側ボルト締結部22には同リブ17と嵌合可能な溝部26が設けられている。そして、リブ17及び溝部26によって凹凸構造を構成している。このため、ボルト24の締結トルクは、ケース側ボルト締結部14と係合突部25との係合構造と、この凹凸構造とを介してカバー13に分散される。したがって、ボルト24の締結トルクに対する両ボルト締結部14,22の強度を向上させることができる。
【0027】
その結果、ECUケース11がエンジンルーム内に配置され、そのエンジンルーム内が高温雰囲気となった場合であっても、両ボルト締結部14,22の変形を確実に防止することができる。よって、ケース12及びカバー13に対するボルト24の脱着を確実に行うことができる。
【0028】
しかも、係合突部25を肉厚に設定しなくても、該ボルト締結部14,22の強度を向上させることができる。よって、カバー13の表面(意匠面)にヒケが生じて美観を損ねるといった不都合も防止することができる。
【0029】
(2)凹凸構造は、ケース側ボルト締結部14に設けられたリブ17と、カバー側ボルト締結部22に設けられた溝部26とから構成されている。このため、両ボルト締結部14,22同士を確実に嵌合させることができ、ボルト24の締結トルクをカバー13に確実に分散させることができる。したがって、該締結トルクに対する両ボルト締結部14,22の強度を向上させることができ、両ボルト締結部14,22の変形を確実に防止することができる。よって、ケース12及びカバー13に対するボルト24の脱着を確実に行うことができる。
【0030】
(3)リブ17及び溝部26は、直線状をなしている。このため、両ボルト締結部14,22の構造が複雑にならず、同ボルト締結部14,22を容易に形成することができる。
【0031】
(4)リブ17は、クリップ装着部14aの両脇に形成されている。このため、クリップナット15をリブ17の対向する側面にガイドさせながら、同クリップナット15をクリップ装着部14aに装着することができる。よって、クリップナット15をクリップ装着部14aに簡単かつ確実に装着することができる。
【0032】
(5)リブ17の先端には、テーパ面17aが設けられている。このため、カバー13をケース12に取り付ける際に、リブ17を溝部26に容易に嵌合させることができる。したがって、ケース12に対するカバー13の取り付け性の低下を防止することができる。
【0033】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、クリップ装着部14aの両脇にそれぞれリブ17を形成し、これらリブ17をケース側ボルト挿通部14の凹凸構造としている。しかし、これらリブ17を、図8に示すように、クリップ装着部14aの周縁全体に沿って形成されたリブ31に変更し、このリブ31を該凹凸構造としてもよい。このようにすれば、ボルト24の締結トルクをカバー13にさらに確実に分散させることができ、両ボルト締結部14,22の変形をさらに確実に防止することができる。なお、この場合には、溝部26を、そのリブ31と対応する形状に変更する必要がある。
【0034】
・ 図9に示すように、リブ17を複数の突起32に変更してもよい。なお、この場合、溝部26の形状変更が必ずしも必要ではないものの、それら突起32と対応する凹部に変更することが望ましい。
【0035】
・ 図10に示すように、クリップナット15として、クリップ部18の上面に突条33を設けたものを用い、カバー側ボルト締結部22に、これら突条33と嵌合可能な凹部を設けてもよい。なお、これら突条33は、クリップ部18の上面側部分の両側縁を上方に折曲したものである。このようにすれば、ボルト24の締結トルクに対する両ボルト締結部14,22の強度をより向上させることができる。
【0036】
また、この場合には、リブ17及び溝部26を省略してもよい。このようにしても、前記突条33と、その突条33と対応する凹部との嵌合により、ボルト24の締結トルクをカバー13に充分に分散させることができる。しかも、ボルト締結部14,22にリブ17または溝部26を設ける必要がないため、ボルト締結部14,22の構造を簡単にすることができる。よって、ケース12及びカバー13を簡単に形成することができる。
【0037】
・ 前記実施形態では、リブ17及び溝部26が、対応するボルト締結部14,22に各々2つずつ形成されている。しかし、これらリブ17及び溝部26の形成個数は、2つに限らず、3つ以上または1つのみであってもよい。なお、リブ17及び溝部26の形成個数を増加したときには、ボルト24の締結トルクをカバー13に、より確実に分散させることができる。また、リブ17及び溝部26の形成個数を減少させたときには、各ボルト締結部14,22の構造を簡単にすることができ、ケース12及びカバー13を簡単に形成することができる。
【0038】
・ 前記実施形態では、ケース側ボルト締結部14にリブ17を形成し、カバー側ボルト締結部22に溝部26を設けている。しかし、ケース側ボルト締結部14に溝部26を設け、カバー側ボルト締結部22にリブ17を設けるようにしてもよい。
【0039】
・ 前記実施形態では、ECUボックス11として、ケース12及びカバー13にそれぞれ2つずつのボルト締結部14,22を備えたものを用いている。しかし、このECUボックス11として、ボルト締結部14,22を1つのみまたは3つ以上備えるケース12及びカバー13を用いてもよい。
【0040】
・ リブ17の先端に設けたテーパ面17aを省略してもよい。
・ カバー側ボルト締結部22の係合突部25を省略してもよい。このようにしても、ボルト24の締結トルクを、リブ17及び溝部26の嵌合部分を介してカバー13に分散させることができる。したがって、カバー側ボルト締結部22の構造を簡単にすることができ、カバー13を簡単に形成することができる。
【0041】
・ 前記実施形態におけるボルト締結部14,22の構造を、ケース12とカバー13とをボルト24によって取り付けるものであれば、ECUボックス11に限らず、どの種類の電気接続箱に用いてもよい。
【0042】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1に記載の電子制御ユニットボックスにおいて、前記凹凸構造は、ケースのボルト締結部に設けられた突起と、前記カバーのボルト締結部に設けられた凹部とからなること。
【0043】
(2) 請求項1または技術的思想(1)に記載の電子制御ユニットボックスにおいて、前記リブの上端にはテーパ面が設けられていること。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、ケースに対するカバーの取り付け性の低下を防止することができる。
【0044】
(3) 請求項1、技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載の電子制御ユニットボックスにおいて、前記ケース側のボルト締結部には、同ボルト締結部に挟着可能なクリップナットが装着されていること。
【0045】
(4) 電子制御ユニットを収容するケースの開口部に対し、ボルトを用いてカバーを取り付けた構造の電子制御ユニットボックスにおいて、前記ケースのボルト締結部及び前記カバーのボルト締結部に、互いに嵌合可能な凹凸構造を設けたこと。
【0046】
(5) ケースと、前記ケースの開口部に取り付けられるカバーとを備え、前記ケースのボルト締結部及び前記カバーのボルト締結部には、互いに係合する係合構造が設けられている電気接続箱において、前記両ボルト締結部に、互いに嵌合可能な凹凸構造を設けたことを特徴とする電気接続箱。
【0047】
(6) ボルトを螺着可能なナット部と、被取付部材に挟着可能なクリップ部とを備えるクリップナットであって、前記クリップ部の両側縁には、同クリップ部の一部を折曲することにより形成された突条が設けられていることを特徴とするクリップナット。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、ケース及びカバーに対するボルトの脱着を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態の電子制御ユニットボックスの分解斜視図。
【図2】同実施形態の電子制御ユニットボックスの一部を拡大して示す斜視図。
【図3】同実施形態の電子制御ユニットボックスの一部を拡大して示す平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3の矢印P1方向から視た矢視図。
【図6】同実施形態の電子制御ユニットボックスを構成するカバーにおいて一部を拡大して示す裏面図。
【図7】図3及び図6のB−B線断面図。
【図8】他の実施形態の電子制御ユニットボックスの一部を拡大して示す平面図。
【図9】他の実施形態の電子制御ユニットボックスの一部を拡大して示す平面図。
【図10】本発明の電子制御ユニットボックスに用いられるクリップナットの他の実施形態を示す斜視図。
【図11】従来の電子制御ユニットボックスの分解斜視図
【図12】従来の電子制御ユニットボックスの一部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
11…電子制御ユニットボックス(ECUボックス)、12…ケース、13…カバー、14…ケース12のボルト締結部(ケース側ボルト締結部)、15…クリップナット、16…金属カラー、17,31…凹凸構造としてのリブ、22…カバー13のボルト締結部(カバー側ボルト締結部)、23…係合突部、25…係合構造としての係合突部、26…凹凸構造としての溝部、32…突起、33…突条。
Claims (1)
- 電子制御ユニットを収容可能なケースと、ボルトによって前記ケースの開口部に取り付けられるカバーとを備え、前記ケース側のボルト締結部及び前記カバー側のボルト締結部に、互いに係合する係合構造を設けた電子制御ユニットボックスにおいて、
前記ケース側のボルト締結部に、該ボルト締結部を挟持するクリップ部と前記ボルトが締結されるナット部とを有するクリップナットが装着されるクリップ装着部を設けるとともに、該クリップ装着部の両脇にそれぞれリブを設け、
前記カバー側のボルト締結部において前記リブと対応する箇所に、該リブと嵌合する溝部を設けたことを特徴とする電子制御ユニットボックス。
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