JPH0322043Y2 - - Google Patents

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JPH0322043Y2
JPH0322043Y2 JP1988082946U JP8294688U JPH0322043Y2 JP H0322043 Y2 JPH0322043 Y2 JP H0322043Y2 JP 1988082946 U JP1988082946 U JP 1988082946U JP 8294688 U JP8294688 U JP 8294688U JP H0322043 Y2 JPH0322043 Y2 JP H0322043Y2
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JP
Japan
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finisher
molding member
vehicle body
attached
outer peripheral
Prior art date
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JP1988082946U
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JPS63199853U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は透明又は半透明の樹脂を用いて製作さ
れるフイニツシヤの取付構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
車両には、例えば第2図に示すベンチレーシヨ
ングリルPに代表される様に、車体の内外の装飾
性を高めるためにフイニツシヤが取付けられてい
る。このフイニツシヤは種々の態様で車体に取付
けられるが、そのようなフイニツシヤ取付構造の
一従来例としては例えば第3図に示すようなもの
がある(特開昭54−38353号公報参照)。
フイニツシヤ取付構造は、フイニツシヤの外表
部を構成する本体部分1aと、本体部分1aの外
周に設けられ内周に中空部分11を形成している
脚部10と、脚部10から車体2へと向けて延び
長手方向に沿つて所定間隔に複数設けられるボス
9とが透明もしくは半透明の合成樹脂にて一体成
形されている。そしてフイニツシヤ1の車体2へ
の取付けはフイニツシヤ1のボス9に予めボルト
3を埋め込みボルト3の先端部を車体2に開設さ
れた孔5に挿入しナツト6により締付固定してい
る。
なお、図中の4はエンドラバーである。そし
て、このフイニツシヤ1の内面に塗膜7を施すこ
とにより外側から見たときに深みのある色調を呈
せしめるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このフイニツシヤ1を車体2に
取付ける為に使用するボス9の部分は肉厚が急激
に変化することになるので外側から見たとき、こ
のボス9の部分のみが異なつた色調を呈し、これ
により、長手方向に沿つて色調の異なる部分が点
在することになつて美観を損なうという問題があ
つた。そのため、このボス9の部分の色調の異な
りをかくすために、例えば、ボス9に対応する外
表面を包むように不透明な塗装7aを施すが、見
る角度によつては上記の色調の変化が本体部分1
aに生じることがあつて、必ずしも充分ではな
い。また、塗装によつて造形の自由度が制限され
てしまうし、塗装をする分、工数増になつて作業
性が悪くなつてしまう。
そこで、本考案の技術的課題は、フイニツシヤ
の外表面に塗装を施こさずともフイニツシヤを外
側から全体的に同じ状態で観察することを可能に
し、フイニツシヤの造形上の見栄えをよくすると
ともに、フイニツシヤの取付作業性の向上を図る
点にある。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術
的手段は、車体に取付けられ弾性変形が可能な一
対の端末部を有するモールデイング部材と、透明
又は半透明樹脂から成り上記モールデイング部材
に装着されたフイニツシヤとから成り、フイニツ
シヤは当該フイニツシヤの両外周縁部において
夫々端末部に当接し、この一対の端末部によつて
挟持固定されているように構成したものである。
〔作用〕
この手段によれば、フイニツシヤをモールデイ
ング部材に取付けるときは、フイニツシヤの外周
縁部をモールデイング部材の端末部に押込む。こ
の場合、両外周縁部によつて端末部と端末部との
間が広げられ、外周縁部が端末部間に嵌挿され
る。
フイニツシヤの外周縁部がモールデイング部材
に嵌挿された状態においては、端末部は元の状態
に復帰する弾性力によつて、フイニツシヤを両側
から挟持することになり、これにより、フイニツ
シヤがモールデイング部材から抜け出ることが阻
止される。また、この状態においては、フイニツ
シヤの外周縁部は端末部によつて縁取りされる。
更にまた、外周縁部には従来のようなボスなど
がないので、それだけ、フイニツシヤを外部から
観察したときに、全体にわたつて一様な深みのあ
る色が観察される。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を添付の図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。この実施例に係るフイニツシヤ取付構造は、
車体2に取付けられたモールデイング部材15
と、このモールデイング部材15の外側方端末部
に外周縁部が係合して当該モールデイング部材1
5に固着されたフイニツシヤ1とから成る。モー
ルデイング部材15は板状の金属材料を折り曲げ
成形して作られ、略中央部分にネジ挿通用の孔1
6を形成すると共にフイニツシヤ1の着脱に応じ
て弾性変形が可能な端末部17を有している。こ
の端末部17は先端にフイニツシヤ1の外周縁部
に係合すべく係止部18を有する。また車体2に
おいてもネジ挿通用の孔5が開設されており、孔
5と孔16とが対応する様にモールデイング部材
15を配置しワツシヤ12を介してモールデイン
グ部材15と車体パネル2とをボルト14及びナ
ツト6で締付け固定することにより、モールデイ
ング部材15を車体2に取付けることができる。
このネジ締付部以外のモールデイング部材15と
車体2の接触部分には、比較的弾性に富んだ材料
で出来たスペーサ部材20が嵌装され、車体2を
損傷から守つている。フイニツシヤ1は本体部分
1aと脚部10とを有する、断面が浅いコツプ状
の、透明又は半透明の樹脂材料から成つている。
このフイニツシヤ1の本体部分1aの外周縁に当
る部分には段状の肩部19が形成され、フイニツ
シヤ1をモールデイング部材15に押し込んで固
定した時、モールデイング部材15の係止部18
と係合するようになつている。またフイニツシヤ
1の脚部10の外側面は、本体部分1a側の基端
部から先端部にかけて外から内に向けてテーパ状
に形成されている。また、本体部分1aの裏面は
脚部10から相対向する脚部10まで広がり、そ
の面には段状に成形されこの面上には適当な色に
発色するよう塗装が施されて塗膜7を形成してい
る。
かかる構成を有するため、いま車体2にモール
デイング部材15を取付け固定した後フイニツシ
ヤ1を装着すべくモールデイング部材15に押し
込むと、フイニツシヤ1の脚部10に形成された
テーパ面によつてモールデイング部材15の両端
末部17は外方へと押し広げられるように弾性変
形し、フイニツシヤ1の脚部10が次第に端末部
17,17間に収納される。そしてフイニツシヤ
1の脚部10が完全にモールデイング部材15の
中へ収納されてしまうと、端末部17は元の状態
に復元しようとする弾性力によつてフイニツシヤ
1を両側から挟持するとともに、係止部18が肩
部19に係止してフイニツシヤ1を保持する。こ
の場合、フイニツシヤ1は従来のように予め埋め
込んだボルトで止めることなく、押込むだけのワ
ンタツチで取付けることができるので、それだ
け、作業性の向上が図られる。
この状態においては、フイニツシヤ1がモール
デイング部材15から抜け出ようとしても、肩部
19が係止部18によつて押さえられるので、抜
け出ることが阻止される。
また、この状態においては、フイニツシヤ1は
モールデイング部材15の端末部17の金属板に
よつて縁取りされることになり、テーパ面や肩部
19などが覆われて外部から見えなくなり、それ
だけ、外観品質が向上する。
更にまた、脚部10は長手方向に均一なものに
なつており、従来のようなボスなどがないので、
フイニツシヤを外部から観察したときに、特に本
体部分1aの肩部19近傍において、長手方向に
沿つて一様な深みのある色を観察することができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の取付構造によれ
ば、フイニツシヤに従来のようなボルト用のボス
を設けなくてもよいので、ボスによる色調の異な
りがなくなり、表面が一様な深みのある色調で観
察することができ、外観上造形の優れたフイニツ
シヤを提供することができる。また、フイニツシ
ヤをモールデイング部材に押込むだけのワンタツ
チの作業で該モールデイング部材に確実に取付け
ることができるので、従来に比較して取付作業が
極めて簡易になり、作業性の向上を図ることがで
きる。しかも、フイニツシヤを取付けると同時
に、フイニツシヤの外周縁部は端末部によつて覆
われるので、特別な処理を施さなくても、該端末
部で縁取りすることが出来るので、外観品質を簡
単に整えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るフイニツシヤの
取付構造を示す側方断面図、第2図はフイニツシ
ヤ部品の代表例であるベンチレーシヨングリルの
取付部位を示す自動車の部分側面図、第3図は従
来のフイニツシヤの取付構造の一例を示す側方断
面図である。 1……フイニツシヤ、2……車体、15……モ
ールデイング部材、17……端末部、18……係
止部、19……肩部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体2に取付けられ弾性変形が可能な一対の
    端末部17を有するモールデイング部材15
    と、透明又は半透明樹脂から成り上記モールデ
    イング部材15に装着されたフイニツシヤ1と
    から成り、フイニツシヤ1は当該フイニツシヤ
    1の両外周縁部において夫々端末部17に当接
    し、この一対の端末部17によつて挟持固定さ
    れていることを特徴とする車両用フイニツシヤ
    の取付構造。 (2) モールデイング部材15の端末部17にはそ
    の先端に係止部18が形成されており、またフ
    イニツシヤ1の外周縁にはテーパが形成される
    と共に先端に上記係止部18が係止する肩部1
    9が設けられており、フイニツシヤ1をモール
    デイング部材15に押し込むことによりフイニ
    ツシヤを取付け得ることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の車両用フイニツシ
    ヤの取付構造。
JP1988082946U 1988-06-24 1988-06-24 Expired JPH0322043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082946U JPH0322043Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24

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JP1988082946U JPH0322043Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63199853U JPS63199853U (ja) 1988-12-22
JPH0322043Y2 true JPH0322043Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=30936071

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737046B2 (ja) * 1974-12-24 1982-08-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6346280Y2 (ja) * 1980-08-13 1988-12-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737046B2 (ja) * 1974-12-24 1982-08-07

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JPS63199853U (ja) 1988-12-22

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