JPH048049Y2 - - Google Patents

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JPH048049Y2
JPH048049Y2 JP12243987U JP12243987U JPH048049Y2 JP H048049 Y2 JPH048049 Y2 JP H048049Y2 JP 12243987 U JP12243987 U JP 12243987U JP 12243987 U JP12243987 U JP 12243987U JP H048049 Y2 JPH048049 Y2 JP H048049Y2
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JP
Japan
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jacket tube
column cover
locking
hole
steering shaft
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JP12243987U
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JPS6426562U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、ステアリングシヤフトの床面から
の突出基部を包囲するジヤケツトチユーブの取付
構造に関する。
《従来技術とその問題点》 ジヤケツトチユーブは、ダツシユパネルを貫通
して車室内の床面上に突出するステアリングシヤ
フトの突出基部を包囲し、エンジンルーム内から
の騒音を遮断し、かつステアリングシヤフトの基
部周囲をシールするために用いられている。
第2図及び第3図に基づき、この種ジヤケツト
チユーブの取付構造の従来例について説明する。
第2図はダツシユパネルに取付けられたジヤケ
ツトチユーブを示す平面図であり、第3図は第2
図A−A線断面図である。
図において、1はコラムカバー2に取付けられ
るジヤケツトチユーブであり、上記コラムカバー
2はダツシユパネル9に開口されたステアリング
シヤフト(図示略)の貫通孔を塞ぐ目的で、ダツ
シユパネル9側に固定されるもので、コラムカバ
ー2外周の適宜箇所にボルト貫通孔を有するとも
に、中央部にステアリングシヤフト貫通孔が斜め
方向に立上がり形成されている。
一方、ジヤケツトチユーブ1は、通常ゴム、合
成樹脂の射出成形体として形成されステアリング
シヤフトの基部周囲をシールするために上記コラ
ムカバー2の表面を覆い、かつこのコラムカバー
2はボルト6、ナツト7によりダツシユパネル9
に固定される構成となつている。
しかし、このような構造によつては、ジヤケツ
トチユーブ1とコラムカバー2との間にクリアラ
ンスが生じやすく、このクリアランスからエンジ
ンルームからの音洩れが生じ、車室内の静粛性を
阻害するという欠点を有している。
この解決のために、従来コラムカバー2側の外
周に係止爪5を切り起こして形成し、ジヤケツト
チユーブ1側には上記係止爪5と係合する係合孔
3を開設し、上記係止爪5を上記係合孔3に係合
するとともに内側に折曲げてジヤケツトチユーブ
1をコラムカバー2に固定していた。
しかしながらこのような構成によれば、単にボ
ルト6、ナツト7により固定されたものに比し
て、コラムカバー2とジヤケツトチユーブ1間に
生ずるクリアランスを可及的に少なくすることが
できるため、音洩れを少なくでき遮音性は若干向
上する。
しかし、このような構成によつても、基本的に
は、ジヤケツトチユーブ1及びコラムカバー2の
固定のためにジヤケツトチユーブ1側には係合孔
3が開設されており、またコラムカバー2側に
は、係止爪5の切り起こしによる切り起こし孔5
aが、開設されることとなり、これらの孔3,5
aを通じて音洩れが生ずることは避けられず、そ
のため遮音性能において必ずしも満足すべきもの
ではなかつた。
また、このような構成によれば、ジヤケツトチ
ユーブ1をコラムカバー2に取付けるに当たつて
は、係止爪5を係合孔3に挿入した後、係止爪5
を折曲げなくてはならないのでその取付作業性が
劣り、迅速性が要求される取付作業において、係
止爪5を一様に取付けることは極めて困難であ
り、かつその取付強度にバラツキを生ずる。
そのため、取付強度の弱い部分においてジヤケ
ツトチユーブ1外周に浮き上がり現象が生じ、そ
の部分から音洩れが生じ、上記した孔部分からの
音洩れと相俟つて必ずしも満足すべき遮音性は得
られなかつた。
《考案の目的》 この考案は、上記の如き問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、コラムカバ
ーに対するジヤケツトチユーブの取付作業性を向
上するとともに、ジヤケツトチユーブ外周の密着
性を高めることができ、遮音性を一層向上するこ
とのできるジヤケツトチユーブの取付構造を提供
することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、この考案にあつて
は、ダツシユパネルに開口されたステアリングシ
ヤフト貫通孔を塞ぐコラムカバーに対し、上記コ
ラムカバーの表面を覆うフランジ部と、このフラ
ンジ部の中央に一体に突設されステアリングシヤ
フト包囲用の立上がり部とよりなるジヤケツトチ
ユーブを取付けるものにおいて、 上記コラムカバーの外周に開設される複数の係
止孔と、 上記コラムカバーの係止孔に対応してジヤケツ
トチユーブのフランジ部裏面に一体に突出形成さ
れる係止部と、 上記係止部の基部近傍に係止部外周面より突出
するストツパー片を備え、 上記ジヤケツトチユーブの係止部をコラムカバ
ーの係止孔に強制的に圧入嵌合したことを特徴と
する。
すなわち、本願考案にあつては上記のように、
ジヤケツトチユーブ裏面の外周に係止部を突出形
成し、コラムカバーに設けた係止孔に上記係止部
を強制的に圧入嵌合する構成となつている。
そのため、ジヤケツトチユーブ側には孔が開口
されないために、エンジンルームからの音洩れを
可及的に防止することができる。
また、ジヤケツトチユーブはコラムカバーに対
して強制的に圧入嵌合することによりワンタツチ
で取付けられ、さらに係止部の基部近傍にはスト
ツパー片が突出形成されているので、抜止め防止
とともにコラムカバーの係止孔を完全に塞ぐこと
ができるため、ジヤケツトチユーブの取付作業性
が向上するとともに、ジヤケツトチユーブ外周の
浮き上がり現象を防止して密着性を高めることが
できるので、より一層遮音性能を向上することが
できる。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るジヤケツトチユーブの取付
構造の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は、ジヤケツトチユーブとコラムカバー
との外周部分の取付状態を示す断面図である。た
だし、従来と同一部分は同一符号を付しその詳細
説明は省略をする。
図面において、10はジヤケツトチユーブであ
り、このジヤケツトチユーブ10はダツシユパネ
ル9に開口されたステアリングシヤフト(図示
略)の貫通孔を塞ぐコラムカバー15に取付けら
れる。
また、コラムカバー15には、その外周に複数
のボルト貫通孔が設けられ、中央部にはステアリ
ングシヤフト貫通孔が斜め方向に立ち上がり突設
されている。
一方、ジヤケツトチユーブ10は軟質塩化ビニ
ールによる射出成形体からなり、ステアリングシ
ヤフトの基部周囲をシールするためコラムカバー
15の表面を覆うフランジ部11と、このフラン
ジ部11の中央に立設されステアリングシヤフト
の外周を包囲する中空状の立上がり部12とから
なり、フランジ部11の外周には複数のボルト取
付孔11aが形成されているとともに、上記取付
孔11aの外周縁裏面には上記コラムカバー15
の係止孔15aに対応して係止部13が突出形成
されている。
また、上記係止部13には、係止部13基部よ
りコラムカバー15の厚み分lだけ下方位置で半
周方向にストツパー片14が一体に突出形成さ
れ、このストツパー片14の上面は抜止め防止用
に平面状に形成されるとともに、下面は係止部1
3の挿入を容易ならしめるようにテーパ状に形成
されている。
しかして、本願考案におけるジヤケツトチユー
ブ10をコラムカバー15に取付けるには、ジヤ
ケツトチユーブ10のフランジ部11裏面に突出
形成された係止部13を、コラムカバー15の係
止孔15aに強制的に圧入嵌合する。
すなわち、上記係止部13の突出端をつかんで
引張ることにより、係止部13に設けられている
ストツパー片14がテーパ状下面をガイドに係止
孔15a内を挿通してコラムカバー15裏面側に
突出し、ストツパー片14の上面がコラムカバー
15裏面係止孔15a周縁に係止され、これによ
りジヤケツトチユーブ10はコラムカバー15に
密着して取付けられる。
なお、本願にあつてはストツパー片14は係止
部13の半周方向に突出形成したが、係止部13
全周にわたつて形成してもよいことは勿論であ
る。
以上のように、本願考案によればジヤケツトチ
ユーブ裏面に突出した係止部をコラムカバーの係
止孔に強制的に圧入嵌合する構成となつているた
めに、ジヤケツトチユーブ側には孔が開口されて
おらず、エンジンルームからの音洩れを可及的に
防止することができるとともに、ジヤケツトチユ
ーブの取付けをワンタツチで行なうことができる
ので、遮音性及び取付作業性を向上することがで
きる。
また、係止部の基部近傍にはストツパー片が突
出形成されているので係止部の抜止め防止ととも
にコラムカバーの係止孔を完全に塞ぐこととな
り、ジヤケツトチユーブ外周の浮き上がり現象を
防止し、かつ音洩れを防止するので、一層遮音性
が向上する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はジヤケツトチユーブをコラムカバーに
取付けた状態を示す断面図、第2図は従来のジヤ
ケツトチユーブをダツシユパネルに取付けた状態
を示す平面図、第3図は第1図A−A線断面図で
ある。 10……ジヤケツトチユーブ、11……フラン
ジ部、12……立上がり部、13……係止部、1
4……ストツパー片、15a……係止孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダツシユパネルに開口されたステアリングシヤ
    フト貫通孔を塞ぐコラムカバーに対し、上記コラ
    ムカバーの表面を覆うフランジ部と、このフラン
    ジ部の中央に一体に突設されたステアリングシヤ
    フト包囲用の立上がり部とよりなるジヤケツトチ
    ユーブを取付けるものにおいて、 上記コラムカバーの外周に開設される複数の係
    止孔と、 上記コラムカバーの係止孔に対応してジヤケツ
    トチユーブのフランジ部裏面に一体に突出形成さ
    れる係止部と、 上記係止部の基部近傍に係止部外周面より突出
    するストツパー片を備え、 上記ジヤケツトチユーブの係止部をコラムカバ
    ーの係止孔に強制的に圧入嵌合したことを特徴と
    するジヤケツトチユーブの取付構造。
JP12243987U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH048049Y2 (ja)

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JP12243987U JPH048049Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JPS6426562U JPS6426562U (ja) 1989-02-15
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