JPH0442216Y2 - - Google Patents

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JPH0442216Y2
JPH0442216Y2 JP1987122440U JP12244087U JPH0442216Y2 JP H0442216 Y2 JPH0442216 Y2 JP H0442216Y2 JP 1987122440 U JP1987122440 U JP 1987122440U JP 12244087 U JP12244087 U JP 12244087U JP H0442216 Y2 JPH0442216 Y2 JP H0442216Y2
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JP
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flange portion
column cover
jacket tube
seal
flange
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JP1987122440U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、ステアリングシヤフトの床面から
の突出基部を包囲するジヤケツトチユーブに関
し、特に遮音性を向上せしめることを目的とする
ものである。
《従来技術とその問題点》 ジヤケツトチユーブは、ダツシユパネルを貫通
して車室内の床面上に突出するステアリングシヤ
フトの突出基部を包囲し、エンジンルーム内から
の騒音を遮断し、かつステアリングシヤフトの基
部周囲をシールするために用いられている。
しかして、ダツシユパネルに開口されたステア
リングシヤフト(図示略)の貫通孔にはこの貫通
孔を塞ぐ目的でダツシユパネル側にコラムカバー
が固定され、このコラムカバーを被覆してジヤケ
ツトチユーブが取付けられる構成となつている。
また、上記ダツシユパネルにはエンジンルーム
からの騒音を遮音するために、ダツシユパネルの
遮音材であるインシユレータダツシユが貼着され
ている。
このため、従来のジヤケツトチユーブは、第4
図に示すように、ダツシユパネル8側に固定され
たコラムカバー4の表面を被覆するフランジ部2
と、このフランジ部2の中央に立設し、ステアリ
ングシヤフトを包囲する中空状立上がり部3とよ
り形成されている。
また、インシユレータダツシユ5は、ダツシユ
パネル8上面に添着されるフエルトと、このフエ
ルトの上面を被覆する表皮材とが貼着された積層
構造に形成されており、これによりエンジンルー
ムからの騒音の伝播を遮音するよう構成されてい
る。
しかしながら、ダツシユパネル8は上記ジヤケ
ツトチユーブ1およびコラムカバー4が取付けら
れる部位にあつては、上記両部材1,4の取付け
の関係上他の部位と同様にインシユレータダツシ
ユ5を積層しておくことができず、従つて、この
部位におけるインシユレータダツシユ5は切除さ
れ、ダツシユパネル8を底面とする開口部9が形
成された状態となつている。
このため、インシユレータダツシユ5が切除さ
れた開口部9からの音洩れが大きく、この音洩れ
を遮音するために、ジヤケツトチユーブ1のフラ
ンジ部2が上記開口部9を覆うとともに、フラン
ジ部2外周縁には内側に折曲されたシール片2a
を形成し、このシール片2aをインシユレータダ
ツシユ端部5a(開口部9周縁)の上縁に当接し
て上記開口部9をシールする構成となつている。
しかし、このような構成によつては、エンジン
ルームからの騒音はある程度遮音することができ
るが、シール片2aが可撓性を有するため常時密
着してインシユレータダツシユ端部5aの上面に
当接することはなく、走行中の振動等により浮き
が生じその浮きの間から音洩れが生じていた。
またインシユレータダツシユ5は、表面が粗で
あるため凹凸を有し、そのためシール片2aとの
間に〓間が生じこの〓間を通じてエンジンルーム
からの騒音が車室内に侵入してくるという問題点
があつた。
《考案の目的》 この考案は、上記の如き問題点に鑑みてなされ
たものでその目的とするところは、ジヤケツトチ
ユーブ外周縁に形成されたシール片、および、ジ
ヤケツトチユーブ裏面の外周に突出形成されたシ
ール壁体によりエンジンルームからの音の侵入を
阻止し、これにより一層遮音性能の優れたジヤケ
ツトチユーブを提供することを目的とするもので
ある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案は、ダツシ
ユパネルに開口されたステアリングシヤフト貫通
孔を塞ぐコラムカバーの表面を被覆するフランジ
部と、このフランジ部の中央に立設し、ステアリ
ングシヤフトを包囲する中空状立上がり部と、フ
ランジ部外周縁を内側に折曲形成し、インシユレ
ータダツシユ端部の上面に当接するシール片とか
らなるジヤケツトチユーブにおいて、 前記フランジ部下面に設けた係止部をコラムカ
バーの係止孔内に係着することにより、フランジ
部がコラムカバーに密着固定されているととも
に、上記シール片の内側に下端部がダツシユパネ
ルに当接するシール壁体を一体に突出形成したこ
とを特徴とする。
すなわち、前記構成によれば、ジヤケツトチユ
ーブの係止部をコラムカバーの係止孔内に係止す
れば、フランジ部外周縁のシール片がインシユレ
ータダツシユの端部上面に弾接するとともに、シ
ール壁体の先端部がダツシユパネル面に当接す
る。
したがつて、エンジンルームから車室内に侵入
する騒音は、シール壁体、シール片により二重に
遮断されるため、極めて優れた遮音性能が得られ
る。
更に、ジヤケツトチユーブのフランジ部は係止
部をコラムカバーの係止孔内に係着することによ
り、コラムカバーに密着固定されているため、シ
ール片やシール壁体にインシユレータダツシユや
ダツシユパネルからの反発力が加わつてもシール
片、シール壁体の良好なシール機能を長期にわた
り保証するという効果を有する。
《実施例の説明》 以下、本考案に係わるジヤケツトチユーブの実
施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図はコラムカバーを介してダツシユパネル
に取付けられるジヤケツトチユーブの平面図、第
2図は第1図A−A線断面図である。
なお従来と同一部分には同一符号を付しその詳
細説明を省略する。
図面において、10はステアリングシヤフト
(図示略)の基部周囲をシールするジヤケツトチ
ユーブであり、このジヤケツトチユーブ10は、
軟質塩化ビニールの射出成形体からなり、ダツシ
ユパネル8に開口されたステアリングシヤフト
(図示略)貫通孔を塞ぐコラムカバー15の表面
を覆うフランジ部11と、このフランジ部11の
中央に立設され、ステアリングシヤフトの外周を
包囲する中空状立上がり部12とよりなり、上記
フランジ部11の外周縁にはフランジ部11外周
縁を内側に折曲してシール片13が形成されてい
るとともに、このシール片13の内側にはシール
壁体14が全周に亘つて突出形成されており、上
記シール片13はインシユレータダツシユ端部5
aの上面に、また、シール壁体14の下端部14
aはダツシユパネル8にそれぞれ当接している。
上記インシユレータダツシユ5は、ダツシユパ
ネル8上面に添着されるフエルトと、このフエル
ト上面を被覆する表皮材とが貼着された積層構造
に形成されており、これによりエンジンルームか
らの音の侵入を阻止するようにしている。
11bはフランジ部11の外周に複数形成され
たボルト取付孔であり、ダツシユパネル8側から
コラムカバー15を貫通して突出するボルト6
が、この取付孔11b内に挿嵌され、ナツト7に
より締付けられてコラムカバー15をダツシユパ
ネル8に固定する。
11aは上記フランジ部11外周裏面にあつ
て、上記シール壁体14の内側に一体に突出形成
されてなる係止部であり、上記コラムカバー15
に形成された係止孔15aに対応して突出形成さ
れている。
また、この係止部11aはその基部よりコラム
カバー15の厚み分lだけ下方位置において、半
径方向に突出形成されたストツパー片11cを有
している。
ただし、上記ストツパー片11cは係止部11
aの全周に亘り突出形成しても良い。
次に、第3図に示すものは、この考案の第2の
実施例を示すものである。
この第2の実施例にあつては、上記第1実施例
のシール壁体14の下端部14aをやや長めに形
成するとともに、先細状に形成して、より一層可
撓性を付与したものであり、これにより、下端部
14aは可撓性を有し折曲自在に構成され、従つ
てダツシユパネル8の凹凸面に対して密に接触せ
しめて一層シール性を向上せしめることができ
る。
しかして、本願考案に係るジヤケツトチユーブ
10をコラムカバー15に取付けるには、ジヤケ
ツトチユーブ10のフランジ部11裏面に突出形
成された係止部11aを、コラムカバー15の係
止孔15aに強制的に圧入嵌合すれば、係止部1
1aの外周に設けられているストツパー片11c
がテーパ状下面をガイドに係止孔15a内を挿通
してコラムカバー15裏面側に突出し、ストツパ
ー片11c上面がコラムカバー15裏面の係止孔
15a周縁に係止し、これによりジヤケツトチユ
ーブ10がコラムカバー15に固定される。
このとき、フランジ部11外周縁のシール片1
3が、インシユレータダツシユ端部5a(開口部
9周縁)の上面に当接するとともに、フランジ部
11裏面の外周に突出形成されたシール壁体14
がインシユレータダツシユ端部5aの壁面に対向
しつつダツシユパネル8に当接する。
従つて、インシユレータダツシユ5の切除部分
は上面をジヤケツトチユーブ10のフランジ部1
1により覆われ、開口部9周縁はシール片13が
インシユレータダツシユ端部5aの上面に当接し
てシールし、かつ、フランジ部11裏面の外周よ
り垂下し下端部がダツシユパネル8に当接するシ
ール壁体14により、インシユレータダツシユ端
部5a側と開口部9側とは完全に遮断される。
従つて、ジヤケツトチユーブの取付部分にあつ
て、エンジンルームから侵入してきた矢印方向か
らの音洩れは、シール壁体およびシール片により
二重に遮断されるため遮音性の高いジヤケツトチ
ユーブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコラムカバーを介してダツシユパネル
に取付けられるジヤケツトチユーブの平面図、第
2図は第1図A−A線断面図、第3図は本願考案
の第2の実施例を示すもので第2図と同一箇所を
示す断面図、第4図は従来のジヤケツトチユーブ
外周部分の取付状態を示す断面図である。 10……ジヤケツトチユーブ、11……フラン
ジ部、13……シール片、14……シール壁体、
15……コラムカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダツシユパネルに開口されたステアリングシヤ
    フト貫通孔を塞ぐコラムカバーの表面を被覆する
    フランジ部と、このフランジ部の中央に立設し、
    ステアリングシヤフトを包囲する中空状立上がり
    部と、フランジ部外周縁を内側に折曲形成し、イ
    ンシユレータダツシユ端部の上面に当接するシー
    ル片とからなるジヤケツトチユーブにおいて、 前記フランジ部下面に設けた係止部をコラムカ
    バーの係止孔内に係着することにより、フランジ
    部がコラムカバーに密着固定されているととも
    に、上記シール片の内側に下端部がダツシユパネ
    ルに当接するシール壁体を一体に突出形成したこ
    とを特徴とするジヤケツトチユーブ。
JP1987122440U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0442216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987122440U JPH0442216Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JP1987122440U JPH0442216Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JPS6426576U JPS6426576U (ja) 1989-02-15
JPH0442216Y2 true JPH0442216Y2 (ja) 1992-10-05

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JP1987122440U Expired JPH0442216Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824601U (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 東芝テック株式会社 調理器のタイマ表示機構
JPS58177772A (ja) * 1982-04-12 1983-10-18 Nissan Motor Co Ltd ジヤケツトチユ−ブブラケツトのカバ−取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824601U (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 東芝テック株式会社 調理器のタイマ表示機構
JPS58177772A (ja) * 1982-04-12 1983-10-18 Nissan Motor Co Ltd ジヤケツトチユ−ブブラケツトのカバ−取付構造

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JPS6426576U (ja) 1989-02-15

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