JP2571839Y2 - 溝蓋の蝶番構造 - Google Patents

溝蓋の蝶番構造

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JP2571839Y2
JP2571839Y2 JP1992093373U JP9337392U JP2571839Y2 JP 2571839 Y2 JP2571839 Y2 JP 2571839Y2 JP 1992093373 U JP1992093373 U JP 1992093373U JP 9337392 U JP9337392 U JP 9337392U JP 2571839 Y2 JP2571839 Y2 JP 2571839Y2
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rubber layer
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巖 佐々木
成弘 岸本
公彦 菅原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は道路側溝に用いる鉄蓋
に係り、特に車両の通過が頻繁な道路側溝に用いる鉄蓋
における蝶番金物の消音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路の側溝に蓋を取り付ける作業は、先
ず外枠を側溝壁に固定した後、この外枠に蓋体を蝶番結
合させることにより行われている。そのような側溝蓋の
構造の一例を説明すると、図3に示すように、側溝蓋は
蓋受け面2を有する枠部3と、枠部3の下端から両側で
張出した取り付け部4、4を有する長方形の外枠1と、
その内部に嵌入する長方形の蓋体10とを有している。
この蓋体10は格子状をなし、その一方の縁の両端に
は、コ字形の蝶番取り付け溝12が凹設されている。こ
の取り付け溝12は図4および図5のように、両側壁1
3、14と奥壁15とで三方が囲まれている。
【0003】そして、この取り付け溝12の下方に相当
する枠体には、天井21および壁22、23、24、2
5によって囲まれた蝶番金物の格納室26が設けられて
おり、上記取り付け溝12内には、T字形の蝶番金物1
6が頭部16aが側壁13、14の上縁に近い部分を貫
通している軸17によって軸支されて上記格納室26の
中に垂下している。このT字形の蝶番金物16の胴部1
6bの下端は幅が膨大16cしている。
【0004】また、上記した格納室26の天井21から
奥壁25にわたっては、蝶番金物16の胴部16bの厚
さよりは広く、膨大部16cの幅よりは狭い幅の切り割
り27が形成されていて、蝶番金物16の下端膨大部1
6cは通過できないが、残余の部分は通過できるように
なっている。そして、所定の操作にて蝶番金物16の膨
大部16cは上記格納室26の奥壁の下方を通過させ、
その残余の部分は上記切り割り27を通過させることに
よって、蝶番金物16が上記格納室26の内部へ垂下し
た状態に蝶番結合を行うことができ、図4および図5の
ように完全に閉蓋した状態とすることができる。
【0005】なお、この蝶番結合に当たっては、図6に
示すように、側溝5の形成時にその側壁内にアンカーボ
ルト6、6・・・を埋め込んでおき、これらアンカーボ
ルトを取り付け部4、4のボルト孔7、7・・・に挿通
させてナット8、8・・・により固定し、枠部3の頂面
の高さまで舗装を行い、その後外枠1に蓋体10を蝶番
結合する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして側溝に取り付けた溝蓋にあっては、その組み
立て構造において、蓋体の受け枠部と蝶番金物との間に
多少の間隙があるため、車両がこの溝蓋上を通過すると
きに、その重みと振動により、蝶番金物が揺動して該蝶
番金物が垂下している格納壁に蝶番金物の胴部や下端の
膨大部が当たって、音を発することがあり、この音が騒
音と見做されるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は上記に鑑みて
検討の結果、車両等が側溝蓋上を走行した場合に、その
重みや振動が側溝蓋に伝わり、蓋内の蝶番金物の胴部や
下端の膨大部が、垂下している格納壁に当たったとして
も、その時の発音を消音又は減音することのできる蝶番
金物の消音構造を見出したものである。
【0008】即ち、この考案は長方形の外枠と、この外
枠の内部に嵌入する長方形の蓋体とからなる溝蓋におい
て、上記蓋体の一方の縁の両端にこの縁に向かって凹設
したコ字状取り付け溝の両側壁に跨がる軸によって頭部
を軸支し、胴部下端に上記軸に平行な方向に幅が広がっ
た膨大部を形成したT字形蝶番金物の受け枠との接触部
分にリング状にゴム層を形成した溝蓋の蝶番構造であっ
て、T字形蝶番金物の受け枠と接触するT字形頭部直下
の胴部周囲に所要幅の溝部を形成して、この溝部にリン
グ状にゴム層を嵌着すること、およびT字形蝶番金物の
胴部下端の膨大部の両端に鍔部を設けて、この鍔部間に
所要幅のゴム層をリング状に嵌着することを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】この考案は側溝の側壁内にアンカーボルトで固
定した外枠の蓋受け面に蓋体を取り付ける際に使用する
T字形蝶番金物を、この蝶番金物の受け枠との接触部分
であるT字形頭部直下の胴部周囲に所要幅の溝部を設
け、また胴部下端の膨大部の両端に所要幅の鍔部を設
け、これら溝部と鍔部にリング状にゴム層を嵌め込んだ
構造としたことによって、このT字形蝶番金物を用いて
取り付けた側溝蓋上を車両が走行した時に、たとえ蝶番
金物が揺動して受け枠と接触したとしても、それらの接
触部分に嵌め込まれたゴム層と接触するので、接触音は
弾力のあるゴム層に吸収されて消音され、騒音の発生を
防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の蝶番構造の実施例を図1お
よび図2に基づいて詳細に説明する。なお、この考案に
なる構造の蝶番金物の使用態様は、上記した図3〜6に
よる記載と同様であるのでその説明は省略する。
【0011】図1および図2において、31が頭部31
a、胴部31b、胴部下端の膨大部31cよりなるT字
形の蝶番金物である。この考案の蝶番構造は、外枠との
蝶番結合にて側溝上に取り付けた蓋体の蝶番金物が、揺
動したときに受け枠の蝶番格納壁に当たる部分、即ち上
記蝶番金物31の頭部31aの直下の胴部31bの周囲
に溝部32を形成し、この溝部32にリング状にゴム層
34を嵌着し、また、胴部31bの下端の膨大部31c
の両端には鍔部33が形成され、この鍔部33、33と
の間にゴム層35をリング状に設けたものである。な
お、3は枠部、15は取り付け溝の奥壁、26は蝶番金
物の格納室である。
【0012】このような構造とした蝶番金物31は、図
3乃至図5と同じように蓋体10の一方の縁の両端に凹
設したコ字状の蝶番取り付け溝12内に、該取り付け溝
12の両側壁13、14に貫通している軸17によっ
て、その頭部31aを軸支させて用いればよい。なお、
この時軸17の位置は、蝶番金物の頭部31aの上縁が
取り付け溝12の上端より低くなるような若干の間隙S
を有するように調節することが好ましい。これによって
溝蓋に車両のタイヤが乗った時に、直接蝶番金物に当た
らないようにすることができて、幾らかでも揺動を減じ
ることができる。
【0013】上記のような構造の蝶番金物31を用いる
と、(1)蝶番金物31の胴部に形成した溝部32と、
胴部下端の膨大部の両端に設けた鍔部33の双方にゴム
層34、35を形成したので、振動等により蝶番金物が
揺動して受け枠等に当たっても、その時の音はゴム層の
弾性により吸収されて発音しない。(2)リング状に嵌
め込まれるゴム層は、溝部32および鍔部33によって
その位置が固定されるため、溝蓋として使用中に外れる
恐れはない。(3)受け枠部と蓋体との組み立てにおい
て、間隙が必要であるが、この考案の蝶番構造の蝶番金
物にあっては、その間隙にゴム層を設けたが、ゴム層の
弾力性よって組み立て時に必要な間隙は確保することが
できる。などの特徴を発揮することができる。
【0014】なお、上記の溝部や鍔部へのゴム層の形成
においては、該個所にゴムライニングする方法も考えら
れるが、固着のための加硫接着に金型を必要とし、コス
ト高となるので好ましくない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の構造に
なる蝶番金物を用いた溝蓋によれば、この溝蓋を取り付
けた側溝上を車両等が走行した時に、その重量や振動に
より蝶番金物が揺動して受け枠に接触したとしても、接
触部分に取り付けたゴム層がその接触音を吸収して発音
を防止できることが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の蝶番構造を示す蝶番金物と蓋体との
組み立て状態を示す拡大部分断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の側溝蓋の平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図3のD−D線断面図である。
【符号の説明】
10 蓋体 12 蝶番金物取り付け溝 17 軸 31 T字形蝶番金物 31a T字形蝶番金物の頭部 31b T字形蝶番金物の胴部 31c T字形蝶番金物の胴部下端の膨大部 32 溝部 33 鍔部 34 リング状ゴム層 35 リング状ゴム層

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の外枠と、この外枠の内部に嵌入
    する長方形の蓋体とからなる溝蓋において、上記蓋体の
    一方の縁の両端にこの縁に向かって凹設したコ字状取り
    付け溝の両側壁に跨がる軸によって頭部を軸支し、胴部
    下端に上記軸に平行な方向に幅が広がった膨大部を形成
    したT字形蝶番金物の受け枠との接触部分にリング状に
    ゴム層を形成したことを特徴とする溝蓋の蝶番構造。
  2. 【請求項2】 T字形蝶番金物の受け枠と接触するT字
    形頭部直下の胴部周囲に所要幅の溝部を形成し、この溝
    部にリング状にゴム層を嵌着したことを特徴とする請求
    項1記載の溝蓋の蝶番構造。
  3. 【請求項3】 T字形蝶番金物の胴部下端に形成した膨
    大部の両端に鍔部を設け、この鍔部に所要幅のゴム層を
    リング状に嵌着したことを特徴とする請求項1または2
    記載の溝蓋の蝶番構造。
JP1992093373U 1992-12-28 1992-12-28 溝蓋の蝶番構造 Expired - Lifetime JP2571839Y2 (ja)

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JPH0656190U JPH0656190U (ja) 1994-08-05
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