JPH0542681Y2 - - Google Patents

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JPH0542681Y2
JPH0542681Y2 JP1897588U JP1897588U JPH0542681Y2 JP H0542681 Y2 JPH0542681 Y2 JP H0542681Y2 JP 1897588 U JP1897588 U JP 1897588U JP 1897588 U JP1897588 U JP 1897588U JP H0542681 Y2 JPH0542681 Y2 JP H0542681Y2
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JP
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battery
cover
bracket
engine hood
heat shielding
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JP1897588U
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    • Y02E60/12

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のバツテリの配設構造に関す
る。
従来の技術 自動車のエンジンルーム内は可成りの高温にな
るため、該エンジンルーム内に搭載するバツテリ
がこの熱影響を受けて性能低下を来さないように
遮熱カバーで保護するようにしている。これは第
2図に示すように、フードレツジパネル等の車体
側に固定したバツテリブラケツト1上に、ボツク
ス状の遮熱カバー2を固設し、この遮熱カバー2
内にバツテリ3を収納固定することによつて、バ
ツテリ3がエンジンルームE,R内の熱影響を受
けるのを回避させようとするものである。この遮
熱カバー2は図外のヘツドランプ装着部に開口し
ていて、走行時のラム圧によりヘツドランプ装着
部の隙間より外気を取入れてバツテリ3を冷却で
きるようにもなつている。また、遮熱カバー2の
上部開口縁にはシールラバー4を装着してあつ
て、エンジンフード5の閉時には、その裏面に配
設したシートプレート6がシールラバー4に密接
して、遮熱カバー2を密閉できるようになつてい
る。この類似構造は、例えば実開昭60−12263号
公報に示されている。
考案が解決しようとする課題 バツテリ3の振動防止対策として、およびバツ
テリ3を車体フロントのマスダンパとして有効利
用する目的で、前述のバツテリブラケツト1を車
体側に対してソフトマウントする要望があるが、
遮熱カバー2とエンジンフード5との間にシール
ラバー4が介在していて、このシールラバー4が
ばね系として作用してしまうためばね定数の調整
が難かしくなる。また、衝突時等におけるバツテ
リ3の首振り揺動を抑える専用のストツパ機構が
別途必要となつて、レイアウト的におよびコスト
的に不利となつてしまう。そこで、本考案はバツ
テリをエンジンルーム内の熱影響から保護できる
と共に、専用のストツパ機構を必要とすることな
く該バツテリの首振り揺動を抑えて防振対策を徹
底することができるバツテリの配設構造を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 バツテリブラケツトを車体側に固定したロアブ
ラケツトと、このロアブラケツトと所要の間隔を
おいてマウトラバーを介して結合したアツパブラ
ケツトとで形成してダンパー機構を構成し、この
アツパブラケツト上にボツクス状の遮熱カバーを
配設して、バツテリを該遮熱カバー内に収納、固
定してある。前記遮熱カバーは、バツテリを囲繞
するロアカバーと、エンジンフード裏面に固設さ
れてエンジンフード閉時にロアカバーの上端部と
径方向に所要の間隙をおいてラツプするアツパカ
バーとで構成してある。
作 用 バツテリの首振り揺動に対しては、ロアカバー
上端部とアツパカバーとのラツプ部分で該アツパ
カバーによつてその動きが規制される。ダンパー
性能に必要なバツテリの上下方向の揺動に対して
は、前記ラツプ部分でロアカバーとアツパカバー
とが相対移動する。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
第1図において、10はバツテリ3を搭載する
バツテリブラケツトを示し、車体側に固設された
ロアブラケツト11と、後述する遮熱カバー15
を配設するアツパカバー12とに分割してあり、
これらロアカバー11とアツパカバー12とは、
上下方向および径方向にそれぞれ所要の間隔をお
いて、それらの周側部分においてマウントラバー
13により結合してダンパー機構14を構成して
いる。そして、前記アツパブラケツト12上にボ
ツクス状の遮熱カバー15を配設して、この遮熱
カバー15内にバツテリ3を収納固定してある。
遮熱カバー15は図外のヘツドランプ装着部に開
口して外気を取入れられるようになつている点は
前記従来と同様であるが、該遮熱カバー15は、
バツテリ3を囲繞するロアカバー16と、エンジ
ンフード5の裏面にフランジ17aを結合して取
付けられ、該エンジンフード5の閉時にロアカバ
ー15の上端部外側で径方向に所要の間隙をおい
てラツプするアツパカバー17とで構成してい
る。そして、これらロアカバー16上端部とアツ
パカバー17とのラツプ部分で、何れか一方に、
例えばアツパカバー17に緩衝部材18を装着し
て、前記間隙を閉塞している。緩衝部材18とし
ては独立発泡させたシールラバーを用いている。
以上の実施例構造によれば、エンジンルーム
E,R内の熱気は遮熱カバー15によつて遮ぎら
れ、バツテリ3はエンジンルームE,R内の熱影
響から保護される。この遮熱カバー15はロアカ
バー16とアツパカバー17とに分割されていて
も、それらのラツプ部分は緩衝部材18でシール
され、特に本実施例のように独立気泡のシールラ
バーであれば、緩衝部材18を通して熱気が遮熱
カバー15内に流入するのを確実に防止すること
ができる。一方、走行時にバツテリブラケツト1
0がロアブラケツト11とアツパブラケツト12
およびマウントラバー13とでダンパー機構14
を構成しているため、バツテリ3の防振効果が得
られると共に、該バツテリ3を車体フロントのマ
スダンパとして有効利用することができる。ここ
で、バツテリ3の上下方向の揺動に対しては、前
記緩衝部材18に対してロアカバー16の上端部
が上下方向に摺動するだけであつて、緩衝部材1
8がばね系として働くことはなく、従つて、ダン
パー機構14の特性はマウントラバー13の設定
ばね定数で決まり、設計通りのダンパー効果を得
ることができる。一方、このようなダンパー機構
14の構成により、軽衝突時、急加速時、急制動
時等には、ロアカバー16がバツテリ3、アツパ
ブラケツト12と一体に首振り揺動する傾向とな
るが、ロアカバー16の上端部とアツパカバー1
7との間で緩衝部材18を圧縮変形させ、該アツ
パカバー17によりロアカバー16上端部の径方
向の動きが規制され、ここにストツパ効果を得る
ことができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、バツテリブラケ
ツトがダンパー機構を構成し、かつ、バツテリを
収納固定した遮熱カバーのロアカバー上端部と、
エンジンフード側のアツパカバーとが径方向に所
要の間隔をおいてラツプしているため、バツテリ
の遮蔽、防振対策の両立を図ることができると共
に、遮熱カバーのロアカバー上端部は、アツパカ
バーにより径方向の揺動が規制されるため、専用
のストツパ機構を用いることなくバツテリの首振
り揺動を防止することができるという実用上多大
な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す略示的断面
図、第2図は従来の構造を示す略示的断面図であ
る。 3……バツテリ、5……エンジンフード、10
……バツテリブラケツト、11……ロアブラケツ
ト、12……アツパブラケツト、13……マウン
トラバー、14……ダンパー機構、15……遮熱
カバー、16……ロアカバー、17……アツパカ
バー、18……緩衝部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バツテリブラケツトを車体側に固定したロアブ
    ラケツトと、このロアブラケツトと所要の間隔を
    おいてマウントラバーを介して結合したアツパブ
    ラケツトとで形成してダンパー機構を構成すると
    共に、前記アツパブラケツト上にボツクス状の遮
    熱カバーを配設して、バツテリを該遮熱カバー内
    に収納、固定する構造であつて、かつ、前記遮熱
    カバーを、バツテリを囲繞するロアカバーと、エ
    ンジンフード裏面に固設されてエンジンフード閉
    時にロアカバーの上端部と径方向に所要の間隙を
    おいてラツプするアツパカバーとで構成したこと
    を特徴とするバツテリの配設構造。
JP1897588U 1988-02-16 1988-02-16 Expired - Lifetime JPH0542681Y2 (ja)

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JPH01123959U JPH01123959U (ja) 1989-08-23
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JP3019626B2 (ja) * 1992-09-24 2000-03-13 日産自動車株式会社 バッテリのトレイ構造

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