JPS6211226Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6211226Y2 JPS6211226Y2 JP1979037016U JP3701679U JPS6211226Y2 JP S6211226 Y2 JPS6211226 Y2 JP S6211226Y2 JP 1979037016 U JP1979037016 U JP 1979037016U JP 3701679 U JP3701679 U JP 3701679U JP S6211226 Y2 JPS6211226 Y2 JP S6211226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- clutch
- bracket
- clutch release
- release fork
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/10—Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
- F16C1/108—Reducing or controlling of vibrations, e.g. by resilient damping of noise
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/10—Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
- F16C1/12—Arrangements for transmitting movement to or from the flexible member
- F16C1/14—Construction of the end-piece of the flexible member; Attachment thereof to the flexible member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/10—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G25/00—Other details or appurtenances of control mechanisms, e.g. supporting intermediate members elastically
- G05G25/02—Inhibiting the generation or transmission of noise
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/43—Clutches, e.g. disengaging bearing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、主として自動車に用いられる機械
式(ケーブル式)のクラツチレリーズ機構に関す
るもので、特にエンジンやクラツチ側で発生した
振動がクラツチケーブルを通じてクラツチペダル
側に伝達されるのを防止するための振動遮断装置
に関するものである。
式(ケーブル式)のクラツチレリーズ機構に関す
るもので、特にエンジンやクラツチ側で発生した
振動がクラツチケーブルを通じてクラツチペダル
側に伝達されるのを防止するための振動遮断装置
に関するものである。
一般に、クラツチケーブルのアウタケーブル
は、その一端がボデイ側のダツシユパネルに取り
つけられ、他端は、クラツチレリーズフオークに
連結されるインナケーブルとの相対的な可動を避
けるためにクラツチハウジングのフランジに支持
されて配置されているのが普通である(例えば実
開昭49−129220号公報参照)。ところが、カウン
タフロータイプエンジンにおいては、吸気管およ
び排気管が共に片側に配設されており、これに伴
うエンジンルームのスペースの問題と、エンジン
の排気管によるアウタケーブルの熱影響を配慮し
なければならない関係から、上記のクラツチハウ
ジングにアウタケーブルの端部を支持する配置が
困難となる。そこで、この場合、アウタケーブル
のクラツチ側の端部を、エンジン側部材に固定し
たブラケツトによつて支持し、排気管による熱影
響個所に対してはインナケーブルのみを配設した
配置が考えられるに至つた。しかしながら、この
結果として、上記のブラケツトからクラツチレリ
ーズフオークまでの距離が長くなり、その長い間
をインナケーブルのみが配設された状態となる。
この個所のインナケーブルがエンジンやクラツチ
からの振動を受けると、その振動モードは複雑多
岐となり、非常に大きな振幅をもつ振動が発生
し、これがクラツチペダル側に伝達されて車室内
の異音となる。
は、その一端がボデイ側のダツシユパネルに取り
つけられ、他端は、クラツチレリーズフオークに
連結されるインナケーブルとの相対的な可動を避
けるためにクラツチハウジングのフランジに支持
されて配置されているのが普通である(例えば実
開昭49−129220号公報参照)。ところが、カウン
タフロータイプエンジンにおいては、吸気管およ
び排気管が共に片側に配設されており、これに伴
うエンジンルームのスペースの問題と、エンジン
の排気管によるアウタケーブルの熱影響を配慮し
なければならない関係から、上記のクラツチハウ
ジングにアウタケーブルの端部を支持する配置が
困難となる。そこで、この場合、アウタケーブル
のクラツチ側の端部を、エンジン側部材に固定し
たブラケツトによつて支持し、排気管による熱影
響個所に対してはインナケーブルのみを配設した
配置が考えられるに至つた。しかしながら、この
結果として、上記のブラケツトからクラツチレリ
ーズフオークまでの距離が長くなり、その長い間
をインナケーブルのみが配設された状態となる。
この個所のインナケーブルがエンジンやクラツチ
からの振動を受けると、その振動モードは複雑多
岐となり、非常に大きな振幅をもつ振動が発生
し、これがクラツチペダル側に伝達されて車室内
の異音となる。
このような従来の問題点にかんがみて、この考
案は前記のブラケツトからクラツチレリーズフオ
ークまでの間に位置するインナケーブルの振動を
抑え、クラツチケーブルを伝達経路とする振動に
よつて生じる車室内の異音を低減させることので
きる振動伝達装置の提供を、その目的とするもの
である。
案は前記のブラケツトからクラツチレリーズフオ
ークまでの間に位置するインナケーブルの振動を
抑え、クラツチケーブルを伝達経路とする振動に
よつて生じる車室内の異音を低減させることので
きる振動伝達装置の提供を、その目的とするもの
である。
次に、この考案の構成を、図面で示す実施例に
従つて詳細に説明する。
従つて詳細に説明する。
まず、機械式クラツチレリーズ機構の概略を表
した第1図において、符号1は自動車のダツシユ
パネル、2はダツシユパネル1に取りつけられた
ペダルブラケツト、3はペダルブラケツト2に対
して踏み込み操作可能に支持されたクラツチペダ
ルを示している。
した第1図において、符号1は自動車のダツシユ
パネル、2はダツシユパネル1に取りつけられた
ペダルブラケツト、3はペダルブラケツト2に対
して踏み込み操作可能に支持されたクラツチペダ
ルを示している。
上記クラツチペダル3の操作力をクラツチレリ
ーズフオーク15に伝達するクラツチケーブル
は、周知の如く、アウタケーブル5と、その中に
摺動自在に挿通させたインナケーブル11とを備
えている。アウタケーブル5の両端には、例えば
金属製のケーブルキヤツプ6,7がそれぞれ固定
されていて、一方のケーブルキヤツプ6はダツシ
ユパネル1に対し、防振ゴム4を介在させて取り
つけられている。また、他方のケーブルキヤツプ
7は、クラツチケーブルの一部を拡大して表した
第2図からも明らかなように、エンジンマウンテ
イング17のエンジン側の固定金具(図示しな
い)に対し、ボルト10で固定されたブラケツト
9の挿通孔9aに挿通させた状態で支持されてい
る。つまり、このキヤツプ7は、これと一体に形
成されているフランジ7aがブラケツト9のスリ
ーブ状の端面9bに当つて位置決めされるのであ
る。なお、ブラケツト9については、上記エンジ
ンマウンテイング17のエンジン側固定金具の一
部を一体的に延長して代用することも考えられ
る。
ーズフオーク15に伝達するクラツチケーブル
は、周知の如く、アウタケーブル5と、その中に
摺動自在に挿通させたインナケーブル11とを備
えている。アウタケーブル5の両端には、例えば
金属製のケーブルキヤツプ6,7がそれぞれ固定
されていて、一方のケーブルキヤツプ6はダツシ
ユパネル1に対し、防振ゴム4を介在させて取り
つけられている。また、他方のケーブルキヤツプ
7は、クラツチケーブルの一部を拡大して表した
第2図からも明らかなように、エンジンマウンテ
イング17のエンジン側の固定金具(図示しな
い)に対し、ボルト10で固定されたブラケツト
9の挿通孔9aに挿通させた状態で支持されてい
る。つまり、このキヤツプ7は、これと一体に形
成されているフランジ7aがブラケツト9のスリ
ーブ状の端面9bに当つて位置決めされるのであ
る。なお、ブラケツト9については、上記エンジ
ンマウンテイング17のエンジン側固定金具の一
部を一体的に延長して代用することも考えられ
る。
さてダツシユパネル1側のケーブルキヤツプ6
先端から引き出されているインナケーブル11の
端部にはフツク12が固定されており、このフツ
ク12はクラツチペダル3と一体的に設けられて
いるクラツチレバー3aに係合され、もつてイン
ナケーブル11とクラツチレバー3aとの連結を
なしている(第1図参照)。また、ブラケツト9
側のケーブルキラツプ7には、これと連続してダ
ストブーツ8が設けられており、このブーツ8の
先端から引き出されているインナケーブル11の
端部には、防振ゴム13を介在させてクレビス1
4が取りつけられている(第2図参照)。そし
て、このクレビス14は、クラツチハウジング1
6の内部から突出させたクラツチレリーズフオー
ク15に係合され、もつてインナケーブル11と
クラツチレリーズフオーク15との連結をなして
いる。
先端から引き出されているインナケーブル11の
端部にはフツク12が固定されており、このフツ
ク12はクラツチペダル3と一体的に設けられて
いるクラツチレバー3aに係合され、もつてイン
ナケーブル11とクラツチレバー3aとの連結を
なしている(第1図参照)。また、ブラケツト9
側のケーブルキラツプ7には、これと連続してダ
ストブーツ8が設けられており、このブーツ8の
先端から引き出されているインナケーブル11の
端部には、防振ゴム13を介在させてクレビス1
4が取りつけられている(第2図参照)。そし
て、このクレビス14は、クラツチハウジング1
6の内部から突出させたクラツチレリーズフオー
ク15に係合され、もつてインナケーブル11と
クラツチレリーズフオーク15との連結をなして
いる。
なお、上記ケーブルキヤツプ7の取りつけにつ
いては、前に説明したようにクラツチハウジング
16の一部を利用するのが普通であるが、エンジ
ンの形式に伴うエンジンルーム内のスペースの問
題と、アウタケーブル5をエンジンの排気管(図
示しない)による熱害から保護しなければならな
い関係から、上記のブラケツト9を利用している
のである。すなわち、ブラケツト9に支持された
ケーブルキヤツプ7からクラツチレリーズフオー
ク15に係合させたクレビス14までの間は、上
記の排気管によるアウタケーブル5への熱害を配
慮してインナケーブル11をアウタケーブル5か
ら露出した状態で配設しているのである。そし
て、上記のブラケツト9が固定されているエンジ
ンマウンテイング17の箇所は、クラツチハウジ
ング16のどの部分よりもクラツチレリーズフオ
ーク15までの距離が長く(第2図参照)、この
長い距離にわたつて上記のインナケーブル11の
みがアウタケーブル5から露出した状態で配置さ
れているのである。
いては、前に説明したようにクラツチハウジング
16の一部を利用するのが普通であるが、エンジ
ンの形式に伴うエンジンルーム内のスペースの問
題と、アウタケーブル5をエンジンの排気管(図
示しない)による熱害から保護しなければならな
い関係から、上記のブラケツト9を利用している
のである。すなわち、ブラケツト9に支持された
ケーブルキヤツプ7からクラツチレリーズフオー
ク15に係合させたクレビス14までの間は、上
記の排気管によるアウタケーブル5への熱害を配
慮してインナケーブル11をアウタケーブル5か
ら露出した状態で配設しているのである。そし
て、上記のブラケツト9が固定されているエンジ
ンマウンテイング17の箇所は、クラツチハウジ
ング16のどの部分よりもクラツチレリーズフオ
ーク15までの距離が長く(第2図参照)、この
長い距離にわたつて上記のインナケーブル11の
みがアウタケーブル5から露出した状態で配置さ
れているのである。
いま、上記のケーブルキヤツプ7からクレビス
14までの間の露出したインナケーブル11A
が、ある運転状態におけるエンジンおよびクラツ
チからの振動を受けた場合の振動モードを測定
し、これをグラフで表すと第4図で示すように大
きい振幅を呈することが判る。なお、第4図の横
軸左側がクラツチレリーズフオーク15側であ
り、右側がブラケツト9側である。さて、この実
施例では、第1図および第2図で示すように上記
の個所のインナケーブル11Aに例えば亜鉛など
の剛性を有する素材によつて連続する筒状に形成
したダンパウエイト18を、インナケーブル11
Aを芯として一体的に固定し、この部分のインナ
ケーブル11Aの曲げ剛性を高めている。しか
も、このダンパウエイト18には、第4図で示す
振動モードに基づき、その振幅の大きい部分に対
応させて質量の大きい大径部18aが形成されて
いる。このダンパウエイト18を取りつけた状態
における上記インナケーブル11Aの振動モード
を測定し、これをグラフで表すと第5図で示すよ
うに、その振幅が著しく小さく抑えられることが
判る。
14までの間の露出したインナケーブル11A
が、ある運転状態におけるエンジンおよびクラツ
チからの振動を受けた場合の振動モードを測定
し、これをグラフで表すと第4図で示すように大
きい振幅を呈することが判る。なお、第4図の横
軸左側がクラツチレリーズフオーク15側であ
り、右側がブラケツト9側である。さて、この実
施例では、第1図および第2図で示すように上記
の個所のインナケーブル11Aに例えば亜鉛など
の剛性を有する素材によつて連続する筒状に形成
したダンパウエイト18を、インナケーブル11
Aを芯として一体的に固定し、この部分のインナ
ケーブル11Aの曲げ剛性を高めている。しか
も、このダンパウエイト18には、第4図で示す
振動モードに基づき、その振幅の大きい部分に対
応させて質量の大きい大径部18aが形成されて
いる。このダンパウエイト18を取りつけた状態
における上記インナケーブル11Aの振動モード
を測定し、これをグラフで表すと第5図で示すよ
うに、その振幅が著しく小さく抑えられることが
判る。
そこで、上記のダンパウエイト18による振動
減衰機能ならびに車内音に及ぼす影響を調べるた
めに次のような試験を行つた。
減衰機能ならびに車内音に及ぼす影響を調べるた
めに次のような試験を行つた。
まず、クラツチレリーズフオーク15に加速度
計を取りつけ、この加速度計によつてピツクアツ
プされるフオーク15の加速度と、エンジンの回
転数との関係を前記のインナケーブル11Aにダ
ンパウエイト18を取りつけない場合と、取りつ
けた場合とのそれぞれについて記録した。ダンパ
ウエイト18は、第1図および第2図で示す形状
のもので、質量が105.5gのものを使用した。な
お、その他の条件として、トランスミツシヨンは
第3速にシフトし、この状態で加速を行つた。
計を取りつけ、この加速度計によつてピツクアツ
プされるフオーク15の加速度と、エンジンの回
転数との関係を前記のインナケーブル11Aにダ
ンパウエイト18を取りつけない場合と、取りつ
けた場合とのそれぞれについて記録した。ダンパ
ウエイト18は、第1図および第2図で示す形状
のもので、質量が105.5gのものを使用した。な
お、その他の条件として、トランスミツシヨンは
第3速にシフトし、この状態で加速を行つた。
第6図は上記の試験によつて記録したグラフで
ある。このグラフの縦軸はクラツチレリーズフオ
ーク15の加速度Gを示し、横軸はエンジン回転
数rpmを示している。そして、グラフの点線はダ
ンパウエイトを用いない現状の場合の結果を示
し、実線はダンパウエイト18を用いた場合の結
果を示している。このグラフから明らかなよう
に、ダンパウエイト18を用いることで、エンジ
ン回転数1000rpm〜3000rpm付近において、クラ
ツチレリーズフオーク15の振動が著しく減衰さ
れる。
ある。このグラフの縦軸はクラツチレリーズフオ
ーク15の加速度Gを示し、横軸はエンジン回転
数rpmを示している。そして、グラフの点線はダ
ンパウエイトを用いない現状の場合の結果を示
し、実線はダンパウエイト18を用いた場合の結
果を示している。このグラフから明らかなよう
に、ダンパウエイト18を用いることで、エンジ
ン回転数1000rpm〜3000rpm付近において、クラ
ツチレリーズフオーク15の振動が著しく減衰さ
れる。
次に車室内の運転席において、前記と同様の条
件で音圧(振動)を測定し、これを高速フーリエ
変換器にて周波数分析を行い、その結果を記録し
た。第7図は、この結果を表したグラフであつ
て、縦軸は音圧レベルdBを示し、横軸は周波数
Hzを示している。なお、グラフの点線はダンパウ
エイトを用いない現状の場合の結果を示し、実線
はダンパウエイト18を用いた場合の結果を示し
ている。このグラフから、ダンパウエイト18を
用いることにより、周波数の全域にわたつて車室
内における音圧レベルが低下することが判る。
件で音圧(振動)を測定し、これを高速フーリエ
変換器にて周波数分析を行い、その結果を記録し
た。第7図は、この結果を表したグラフであつ
て、縦軸は音圧レベルdBを示し、横軸は周波数
Hzを示している。なお、グラフの点線はダンパウ
エイトを用いない現状の場合の結果を示し、実線
はダンパウエイト18を用いた場合の結果を示し
ている。このグラフから、ダンパウエイト18を
用いることにより、周波数の全域にわたつて車室
内における音圧レベルが低下することが判る。
前記のインナケーブル11Aに対するダンパウ
エイト18の固定手段としては、作業性ならびに
インナケーブル11Aの曲げ剛性を高めるうえに
おいても、インナケーブル11Aにウエイト18
を予め鋳込みによつて固定することが考えられ
る。この場合、ウエイト18を固定した状態での
インナケーブル11Aを、第2図で示されている
ブラケツト9の挿通孔9aに対して挿入しなけれ
ばならない。従つて、この場合のダンパウエイト
18の大径部18aの外径は、上記挿通孔9aの
内径よりも小さく設定する必要がある。なお、イ
ンナケーブル11Aに対するダンパウエイト18
のその他の固定手段としては、ウエイト18にス
リツトを形成しておき、このスリツトを利用して
インナケーブル11Aにかしめつけたり、あるい
はボルトを併用して締めつける等の手段が考えら
れる。また、上記ダンパウエイト18の大径部1
8aは、前述したようにインナケーブル11Aの
振動モード(第4図参照)に対応させてウエイト
18の質量分布を変化させるためのものである。
従つて、この質量分布をその他の手段、例えばウ
エイト18の材質を部分的に変えるなどの手段を
採用し得る場合、あるいは要求される振動減衰効
果の程度によつては第3図で示すようにストレー
トの筒状に形成したダンパウエイト18を用いる
ことも可能である。
エイト18の固定手段としては、作業性ならびに
インナケーブル11Aの曲げ剛性を高めるうえに
おいても、インナケーブル11Aにウエイト18
を予め鋳込みによつて固定することが考えられ
る。この場合、ウエイト18を固定した状態での
インナケーブル11Aを、第2図で示されている
ブラケツト9の挿通孔9aに対して挿入しなけれ
ばならない。従つて、この場合のダンパウエイト
18の大径部18aの外径は、上記挿通孔9aの
内径よりも小さく設定する必要がある。なお、イ
ンナケーブル11Aに対するダンパウエイト18
のその他の固定手段としては、ウエイト18にス
リツトを形成しておき、このスリツトを利用して
インナケーブル11Aにかしめつけたり、あるい
はボルトを併用して締めつける等の手段が考えら
れる。また、上記ダンパウエイト18の大径部1
8aは、前述したようにインナケーブル11Aの
振動モード(第4図参照)に対応させてウエイト
18の質量分布を変化させるためのものである。
従つて、この質量分布をその他の手段、例えばウ
エイト18の材質を部分的に変えるなどの手段を
採用し得る場合、あるいは要求される振動減衰効
果の程度によつては第3図で示すようにストレー
トの筒状に形成したダンパウエイト18を用いる
ことも可能である。
以上のように本考案は、給気管および排気管が
共にいずれか片側に配設されたタイプのエンジン
を採用した車両において、エンジンルーム内のス
ペースや熱影響等の制約によつてアウタケーブル
の一端をエンジン側の部材に固定されたブラケツ
トによつて支持しなければならず、アウタケーブ
ルの該ブラケツトへの取付位置がクラツチハウジ
ングとエンジンとの結合部よりもエンジン側位置
となつていて、このブラケツトからクラツチレリ
ーズフオークまでの距離が長くなり、かつ、この
間はインナケーブルのみで配設される機械式クラ
ツチレリーズ機構において、この露出した部分の
インナケーブルに対し、その両端部分を除く大部
分を覆うように剛性のある素材によつて連続する
一本の筒状に形成されたダンパウエイトを一体的
に固定したことにより、ケーブルの質量を増加さ
せて振動減衰機能を得ることができるのは勿論の
こと、長い距離にわたつて露出しているインナケ
ーブルの曲げ剛性を高めることができ、もつてこ
の箇所のインナケーブルに発生していた複雑な振
動を効果的に抑制することができ、この振動を原
因とする車室内の異音を低減させることができ
る。
共にいずれか片側に配設されたタイプのエンジン
を採用した車両において、エンジンルーム内のス
ペースや熱影響等の制約によつてアウタケーブル
の一端をエンジン側の部材に固定されたブラケツ
トによつて支持しなければならず、アウタケーブ
ルの該ブラケツトへの取付位置がクラツチハウジ
ングとエンジンとの結合部よりもエンジン側位置
となつていて、このブラケツトからクラツチレリ
ーズフオークまでの距離が長くなり、かつ、この
間はインナケーブルのみで配設される機械式クラ
ツチレリーズ機構において、この露出した部分の
インナケーブルに対し、その両端部分を除く大部
分を覆うように剛性のある素材によつて連続する
一本の筒状に形成されたダンパウエイトを一体的
に固定したことにより、ケーブルの質量を増加さ
せて振動減衰機能を得ることができるのは勿論の
こと、長い距離にわたつて露出しているインナケ
ーブルの曲げ剛性を高めることができ、もつてこ
の箇所のインナケーブルに発生していた複雑な振
動を効果的に抑制することができ、この振動を原
因とする車室内の異音を低減させることができ
る。
図面は、この考案の実施例を示し、第1図は機
械式クラツチレリーズ機構の概略を示した側面
図、第2図はクラツチレリーズ機構の一部を拡大
して表した一部破断の平面図、第3図は異なる実
施例のダンパウエイトを示した断面図、第4図は
ダンパウエイトを用いない現状のインナケーブル
の振動モードを表したグラフ、第5図はダンパウ
エイトを用いた場合のインナケーブルの振動モー
ドを表したグラフ、第6図はクラツチレリーズフ
オークの振動加速度とエンジン回転数との関連を
表したグラフ、第7図は車室内の音圧と周波数と
の関連を表したグラフである。 5……アウタケーブル、6,7……ケーブルキ
ヤツプ、9……ブラケツト、11……インナケー
ブル、11A……ブラケツトとレリーズフオーク
との間のインナケーブル、15……クラツチレリ
ーズフオーク、18……ダンパウエイト。
械式クラツチレリーズ機構の概略を示した側面
図、第2図はクラツチレリーズ機構の一部を拡大
して表した一部破断の平面図、第3図は異なる実
施例のダンパウエイトを示した断面図、第4図は
ダンパウエイトを用いない現状のインナケーブル
の振動モードを表したグラフ、第5図はダンパウ
エイトを用いた場合のインナケーブルの振動モー
ドを表したグラフ、第6図はクラツチレリーズフ
オークの振動加速度とエンジン回転数との関連を
表したグラフ、第7図は車室内の音圧と周波数と
の関連を表したグラフである。 5……アウタケーブル、6,7……ケーブルキ
ヤツプ、9……ブラケツト、11……インナケー
ブル、11A……ブラケツトとレリーズフオーク
との間のインナケーブル、15……クラツチレリ
ーズフオーク、18……ダンパウエイト。
Claims (1)
- アウタケーブルはその一端をボデイ側のダツシ
ユパネルに、かつ他端をクラツチハウジングと一
体的な関係にあるエンジン側の部材に固定したブ
ラケツトにそれぞれ取りつけて配置され、アウタ
ケーブルの該ブラケツトへの取付位置はクラツチ
ハウジングとエンジンとの結合部分よりもエンジ
ン側位置となつており、クラツチハウジングの内
部から突出するクラツチレリーズフオークと前記
ブラケツトとの間の距離が長く設定されていると
ともに、アウタケーブルの中に摺動自在に挿通さ
せたインナケーブルの一端はクラツチペダルの一
部に、かつ他端は前記クラツチレリーズフオーク
にそれぞれ係合させており、クラツチレリーズフ
オークと前記ブラケツトとの間がインナケーブル
のみで配設される機械式レリーズ機構において、
前記ブラケツト側のアウタケーブルの端部からレ
リーズフオークに対する連結部までの長い距離に
わたつて露出したインナケーブルに対し、その両
端部分を除く大部分を覆うように剛性を有する素
材によつて連続する一本の筒状に形成されたダン
パウエイトを一体的に固定した機械式クラツチレ
リーズ機構の振動遮断装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979037016U JPS6211226Y2 (ja) | 1979-03-22 | 1979-03-22 | |
US06/057,074 US4281753A (en) | 1979-03-22 | 1979-07-12 | Vibration damping device for a mechanical clutch release system for a motor vehicle |
DE2928898A DE2928898C2 (de) | 1979-03-22 | 1979-07-17 | Mechanisches Kupplungsausrücksystem |
CA000333430A CA1141271A (en) | 1979-03-22 | 1979-08-09 | Vibration damping device for a mechanical clutch release system for a motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979037016U JPS6211226Y2 (ja) | 1979-03-22 | 1979-03-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55136630U JPS55136630U (ja) | 1980-09-29 |
JPS6211226Y2 true JPS6211226Y2 (ja) | 1987-03-17 |
Family
ID=12485864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979037016U Expired JPS6211226Y2 (ja) | 1979-03-22 | 1979-03-22 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4281753A (ja) |
JP (1) | JPS6211226Y2 (ja) |
CA (1) | CA1141271A (ja) |
DE (1) | DE2928898C2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3404155C1 (de) * | 1984-02-07 | 1985-03-21 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Kupplungsbetätigungsvorrichtung |
FR2569804B1 (fr) * | 1984-09-05 | 1986-12-05 | Bendix France | Dispositif amortisseur de vibrations pour commande mecanique |
JPS6181826A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-25 | Honda Motor Co Ltd | クラツチコントロ−ル系の防振装置 |
FR2591663B1 (fr) * | 1985-12-13 | 1988-03-18 | Renault | Dephaseur pour commande de volet de depart a froid |
DE3636748C1 (de) * | 1986-10-29 | 1987-05-27 | Daimler Benz Ag | Betaetigungsgestaenge fuer eine Kupplung |
US4953672A (en) * | 1988-04-28 | 1990-09-04 | Nippon Cable System, Inc. | Control cable system with device for reducing vibration |
DE4110476C2 (de) * | 1991-03-30 | 1994-11-10 | Opel Adam Ag | Vorrichtung zur Betätigung einer Kupplung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
US5579663A (en) * | 1995-05-19 | 1996-12-03 | Chrysler Corporation | Clutch cable noise and vibration isolator |
WO1999010660A1 (fr) * | 1997-02-07 | 1999-03-04 | Burgaud Jean Marie | Masse anti-vibrations a contenant et contenu |
FR2745352B1 (fr) * | 1996-02-28 | 1998-04-03 | Burgaud Jean Marie | Masse anti-vibrations a contenant et contenu |
US6095306A (en) * | 1999-06-30 | 2000-08-01 | Automotive Products (Usa), Inc. | Pushrod impact isolator |
FR2959286A1 (fr) * | 2010-04-26 | 2011-10-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Agencement d'arret de gaine d'une commande a cable, notamment d'une commande de debrayage a cable, dans un vehicule automobile |
FR2982921A1 (fr) * | 2011-11-23 | 2013-05-24 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de limitation de la course de la butee d'embrayage dans une commande d'embrayage a cable de vehicule. |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3800929A (en) * | 1972-08-07 | 1974-04-02 | Ford Motor Co | Automatic clearance adjuster for clutch bearing |
JPS5135862A (ja) * | 1974-09-23 | 1976-03-26 | Aisin Seiki | Jidoshayodeisukubureeki |
JPS528899A (en) * | 1975-07-10 | 1977-01-24 | Toshiba Electric Appliance Co Ltd | Automatic vending system |
DE2658019A1 (de) * | 1976-12-22 | 1978-07-06 | Daimler Benz Ag | Gestaenge zur verbindung des schalthebels mit dem schaltgetriebe eines kraftfahrzeuges |
-
1979
- 1979-03-22 JP JP1979037016U patent/JPS6211226Y2/ja not_active Expired
- 1979-07-12 US US06/057,074 patent/US4281753A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-07-17 DE DE2928898A patent/DE2928898C2/de not_active Expired
- 1979-08-09 CA CA000333430A patent/CA1141271A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4281753A (en) | 1981-08-04 |
DE2928898C2 (de) | 1984-12-13 |
CA1141271A (en) | 1983-02-15 |
DE2928898A1 (de) | 1980-10-02 |
JPS55136630U (ja) | 1980-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6211226Y2 (ja) | ||
JPH0315564B2 (ja) | ||
JP2000516880A (ja) | 一体型のブーツを備えた防音層 | |
JP2000274485A (ja) | 自動車のパワープラントマウント | |
JP2019182241A (ja) | 駆動源の支持構造 | |
US4722428A (en) | Vibration isolator for clutch control system | |
JP3084997B2 (ja) | 自動車用エンジンのマウント装置 | |
JP3767396B2 (ja) | エンジンマウントおよびそれを用いた自動車用パワーユニット支持機構 | |
JP3654368B2 (ja) | 車室内のこもり音低減構造 | |
JPS6023214Y2 (ja) | トランスミツシヨンコントロ−ルレバ−の振動防止装置 | |
JPS5846266Y2 (ja) | 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置 | |
JPS6218499Y2 (ja) | ||
JPS6020824Y2 (ja) | コントロ−ルケ−ブルの振動防止構造 | |
JPS6031940Y2 (ja) | ケ−ブル式クラッチレリ−ズ機構の振動遮断装置 | |
JPH074356Y2 (ja) | 車両用エンジンの防振装置 | |
JPS5916584Y2 (ja) | 機械式クラッチレリ−ズ系の振動伝達遮断機構 | |
JP2594228Y2 (ja) | ケーブル保護チューブの取付構造 | |
US2915304A (en) | Indicating instrument with noise-absorbing properties, particularly a speedometer for vehicles | |
JP4863104B2 (ja) | 自動車用ペダル | |
JPS625390Y2 (ja) | ||
KR100499773B1 (ko) | 엔진 지지구조 | |
JPS6221781Y2 (ja) | ||
JP3327033B2 (ja) | 内燃機関用吸気装置の支持装置 | |
JPS6027694Y2 (ja) | 車両用ケ−ブル式クラツチレリ−ズ機構の防振構造 | |
KR20010066532A (ko) | 자동차용 엔진 마운팅 구조 |