JPS5846266Y2 - 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置 - Google Patents

機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置

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Publication number
JPS5846266Y2
JPS5846266Y2 JP2718279U JP2718279U JPS5846266Y2 JP S5846266 Y2 JPS5846266 Y2 JP S5846266Y2 JP 2718279 U JP2718279 U JP 2718279U JP 2718279 U JP2718279 U JP 2718279U JP S5846266 Y2 JPS5846266 Y2 JP S5846266Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
cable
curvature
clutch release
release system
Prior art date
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Expired
Application number
JP2718279U
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English (en)
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JPS55126026U (ja
Inventor
清 谷山
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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  • Flexible Shafts (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として自動車に用いられる機械式(ケー
ブル式)のクラッチレリーズ系に関するもので、特にエ
ンジン、クラッチ訃よびトランスミッション側で発生し
た振動や騒音がクラッチケーブルを通じてクラッチペダ
ル側(車体側)に伝達されるのを防止するための振動遮
断装置に関するものである。
一般に機械式のクラッチレリーズ機構を採用した自動車
では、クラッチ、エンジンあるいはトランスミッション
側で発生した振動が、クラッチレリーズ系のケーブルを
経てダッシュパネルやペダルブラケット等に伝達され、
これが車室内における異音発生の一因となっている。
従来よシ、上記のクラッチケーブルを伝達経路とする振
動の遮断手段としては、防振ゴムやダンパウェイトを用
いることが一部の車種で実施されている。
しかしながら、これらの手段では充分な振動遮断効果を
期待し得ないのが現状であう、特に発生源がエンジンま
たはクラッチ内のレリーズベアリングではないかと言わ
れている、ある種の異音については、はとんどその遮断
効果が得られなかった。
このような従来の問題点にかんがみて、この考案は、ク
ラッチケーブルを伝達経路とする振動・騒音を有効に低
減させ得る振動遮断装置の提供を、その目的とするもの
である。
次に、この考案の構成を、図面で示す実施例に従って詳
細に説明する。
まず、機械式クラッチレリーズ機構の概略を表した第1
図において、符号1はダッシュパネル、2はペダルブラ
ケット、3はクラッチペダルを小している。
そして、クラッチケーブルを構成するアウタケーブル6
は、その一端がダッシュパネル1の一部に取りつけられ
、かつ他端がクラッチハウジング5の一部に取うつけら
れることで取り筐わしされている。
つ1す、アウタケーブル60両端には金属製のケーブル
キャップ7.9がそれぞれ固定されていて、一方のケー
ブルキャップTはダッシュパネル1に対し、防振ゴム1
5を通じて取りつけられ、かつ他方のケーブルキャップ
9はクラッチハウジング5の一部にあけた孔に挿通させ
た状態で取り付けられている。
なか、ダッシュパネル1側のケーブルキャップIは調整
ナツト8を有し、このナツト8の操作によってダッシュ
パネル1からクラッチハウジング5までの間のアウタケ
ーブル6の長さを調整し得るようになっている。
この調整は、ケーブルキャップIに形成した複数の溝と
、それに係合させる調整リング(Eリング)との組み合
わせによって行う場合もある。
また、クラッチケーブルは前記アウタケーブル6の中に
摺動自在に挿通されたインナケーブル1゜を有している
このインナケーブル10の一端は、クラッチペダル3の
クラッチレバ−4に対し、フック11によって連結され
ており、他端はクラッチレリーズフォーク13に対し、
クレビス12によって連結されている。
さて、前記アウタケーブル6の中間部分は、第2図から
も明らかなように例えば金属製のチューブ等よりなる剛
性を有するガイド部材16によって強制的に湾曲させら
れている。
このガイド部材16は、1501rrIn以下の曲率半
径で湾曲させており、この曲率はアウタケーブル6の取
91わしによって生ずる他の湾曲部分A、Hの曲率より
も大きく設定されている(第1図参照)。
このガイド部材16の曲率によってアウタケーブル6を
強制的に湾曲させることにより、この湾曲部分における
アウタケーブル6とインナケーブル10との間の摩擦抵
抗が増大させられることとなる。
な卦、上記のガイド部材16は、エンジンルーム内のボ
ディの一部あるいはシリンダブロックの一部に固定して
もよい。
また、ガイド部材16は第3図で示すように、第1図ふ
−よび第2図とは逆方向に湾曲させることも可能である
上記の構成において、クラッチペダル3が踏み込まれる
と、インチケーブル10が引っ張られてレリーズフォー
ク13が動かされる。
このレリーズフォーク13の動きに連動して、クラッチ
ハウジング5内でクラッチの断続を制御するクラッチレ
リーズベアリング(図示されていない)が動かされ、そ
の結果、クラッチが切られる。
主として、このようにクラッチが切られた状態でのクラ
ッチレリーズベアリングの振動またはエンジンからの振
動が、インナケーブル10を通じてダッシュパネル1側
に伝わり、これが前に述べたある種の異音となるのでは
ないかとされている。
そして、今回の試験によシ、前述したガイド部材16の
曲率に基づくアウタケーブル6とインチケーブル10と
の間の摩擦抵抗が、上記異音の原因となる振動の減衰に
効果的であることが判明した。
そこで、今回の試験について説明する。
まず、試験方法としては、クラッチペダル3に、その前
後方向の加速度を測定し得るように加速度計を取りつけ
る。
そして、エンジンを始動させ、かつクラッチペダル3を
踏み込んだ状態(クラッチを切った状態)において、各
種条件ごとの上記加速度をピックアップし、これの周波
数分析を行った。
この分析結果をレコーダで記録したものを第4図で示す
第4図のグラフにおいて、縦軸はクラッチペダルの前後
方向の加速度Gを示し、横軸は周波数Hz を示して
いる。
なか、試験条件として、アウタケーブル6の中間部分の
曲率半径Rを、150m、100trrmz 80mm
、 60ranのそれぞれに設定し、これらの条件の場
合と、対策を施さない現状の場合とについて測定した。
このグラフから明らかなように、600H2前後の周波
数域に釦いて、無対策の現状のものより、対策を施した
もののペダル加速度が小さくなっている。
また、アウタケーブル60曲率半径Rを小さく設定した
もの程、ペダル加速度が小さくなっている。
一般にケーブル式クラッチレリーズ系に釦いて、振動音
として問題とされるのは600Hz前後の周波数域であ
ることが判っている。
事実、上記の試験とは別に行った官能試験の結果によれ
ば、アウタケーブル60曲率半径Rを100mmに設定
した場合、前記の異音はほとんど聞きとれなくなり、曲
率半径Rを60ttrmに設定すると異音は全く聞きと
れないことが判明した。
つまり、以上のことからアウタケーブル60曲率半径を
少なくとも150簡以下(好ましくは100m+++以
下)にすれば、上記異音の遮断に優れた効果を発揮する
ことが判る。
な釦、上記の官能試験によシ、アウタケーブル6を強制
的に湾曲させても、クラッチペダルの踏力には、さほど
影響しないという結果が得られている。
また、第1図で示すようにインナケーブル10に取りつ
けたダンパウェイト14は、上記とは別の種類の異音(
レリーズベアリングの回転音)の遮断に効果的であるの
で、前記の対策と、ウェイト14とを併用することが望
ましい。
以上のように、この考案は、アウタケーブルをガイド部
材によって強制的に湾曲させ、この湾曲部でのアウタケ
ーブルとインチケーブルとの摺動抵抗を増大させること
により、振動減衰効果を発揮させているので、クラッチ
側からクラッチペダル側に伝わる振動・騒音(特に振動
発生源がエンジンまたはレリーズベアリングではないか
といわれている、ある種の異音)を有効に低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示し、第1図は機横穴クラ
ッチレリーズ機構の概略を表した側面図、第2図は第1
図の要部を拡大して表した断面図、第3図は第2図と同
様の部分において異なる実施例を表した断面図、第4図
は今回の試験に基づくクラッチペダルの前後加速度の周
波数分析結果な表したグラフである。 1・・・・・・ダッシュパネル、5・・・・・・クラッ
チハウジング、6・・・・・・アウタケーブル、10・
・・・・・インナケーブル、16・・・・・・ガイド部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端なボディ側のダッシュパネルに、かつ他端をクラッ
    チ・・ウジングの一部にそれぞれ固定することで取りま
    わしされたクラッチアウタケーブルの中間部分を、その
    取りまわし状態によって生ずるいかなる個所の曲率より
    も大きい曲率となるように、剛性を有するガイド部材に
    よって強制的に湾曲させたことを特徴とする機械式クラ
    ッチレリーズ系の振動遮断装置。
JP2718279U 1979-03-01 1979-03-01 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置 Expired JPS5846266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2718279U JPS5846266Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置

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JP2718279U JPS5846266Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55126026U JPS55126026U (ja) 1980-09-06
JPS5846266Y2 true JPS5846266Y2 (ja) 1983-10-21

Family

ID=28870816

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2718279U Expired JPS5846266Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01 機械式クラッチレリ−ズ系の振動遮断装置

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