JPS622335Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS622335Y2 JPS622335Y2 JP11677682U JP11677682U JPS622335Y2 JP S622335 Y2 JPS622335 Y2 JP S622335Y2 JP 11677682 U JP11677682 U JP 11677682U JP 11677682 U JP11677682 U JP 11677682U JP S622335 Y2 JPS622335 Y2 JP S622335Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cable
- dust cover
- cable
- control cable
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 37
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アウタケーシングにインナケーブル
を摺動自由に挿通して引張力を伝達するようにし
たコントロールケーブルの端末装置に関し、特
に、アウタケーシングの端末に固着した筒形固定
具から突出してその端末を駆動部材若しくは従動
部材と連結したインナケーブルの前記突出部分を
シールするダストカバーの先端部に重量の大きい
部分を設けることによつて、インナケーブルの突
出部分の振動を抑制するよにしたコントロールケ
ーブルの端末装置に関するものである。
を摺動自由に挿通して引張力を伝達するようにし
たコントロールケーブルの端末装置に関し、特
に、アウタケーシングの端末に固着した筒形固定
具から突出してその端末を駆動部材若しくは従動
部材と連結したインナケーブルの前記突出部分を
シールするダストカバーの先端部に重量の大きい
部分を設けることによつて、インナケーブルの突
出部分の振動を抑制するよにしたコントロールケ
ーブルの端末装置に関するものである。
アウタケーシングにインナケーブルを摺動自由
に挿通して引張力を伝達するようにしたコントロ
ールケーブル、例えば、自動車のアクセルペダル
とキヤブレタとを連結するアクセルケーブルに適
用されるコントロールケーブルの端末装置は、第
1図に示すように、アウタケーシングaの端末に
筒形固定具bを固定して、この筒形固定具bをフ
レームcの取付孔dに挿通してナツトeで固定
し、筒形固定具bの先端部から突出したインナケ
ーブルfの端末に固定したケーブルエンドgをキ
ヤブレタと連結された作動部材hと連結するとと
もに先端部内面にインナケーブルfに緊密に、か
つ相対的摺動自由に嵌合するシール部iを形成し
たゴム製の筒形のダストカバーj筒形固定具bの
先端部に嵌着することによつて、インナケーブル
fの前記突出部分を覆い、インナケーブルfと筒
形固定具bの間から水や粉塵が侵入するのを阻止
するようにした構造となつており、筒形固定具b
の取付位置がインナケーブルfの端末と連結され
る作動部材hの位置から大きく離間している場合
に、インナケーブルfの筒形固定具bから突出し
て案内部材等によつて径方向の振れが拘束されて
いない部分が極めて長くなるため、エンジンの振
動がキヤブレタ及びこのキヤブレタと連結された
作動部材hを介してインナケーブルfの端末に伝
わると、その振動によつて前記したインナケーブ
ルfの拘束されていない部分が大きく振動し、こ
れがインナケーブルfの他方の端末に連結された
アクセルペダルに伝えられて不快な振動音を発す
ることがあつた。
に挿通して引張力を伝達するようにしたコントロ
ールケーブル、例えば、自動車のアクセルペダル
とキヤブレタとを連結するアクセルケーブルに適
用されるコントロールケーブルの端末装置は、第
1図に示すように、アウタケーシングaの端末に
筒形固定具bを固定して、この筒形固定具bをフ
レームcの取付孔dに挿通してナツトeで固定
し、筒形固定具bの先端部から突出したインナケ
ーブルfの端末に固定したケーブルエンドgをキ
ヤブレタと連結された作動部材hと連結するとと
もに先端部内面にインナケーブルfに緊密に、か
つ相対的摺動自由に嵌合するシール部iを形成し
たゴム製の筒形のダストカバーj筒形固定具bの
先端部に嵌着することによつて、インナケーブル
fの前記突出部分を覆い、インナケーブルfと筒
形固定具bの間から水や粉塵が侵入するのを阻止
するようにした構造となつており、筒形固定具b
の取付位置がインナケーブルfの端末と連結され
る作動部材hの位置から大きく離間している場合
に、インナケーブルfの筒形固定具bから突出し
て案内部材等によつて径方向の振れが拘束されて
いない部分が極めて長くなるため、エンジンの振
動がキヤブレタ及びこのキヤブレタと連結された
作動部材hを介してインナケーブルfの端末に伝
わると、その振動によつて前記したインナケーブ
ルfの拘束されていない部分が大きく振動し、こ
れがインナケーブルfの他方の端末に連結された
アクセルペダルに伝えられて不快な振動音を発す
ることがあつた。
そこで、従来は、インナケーブルfの拘束され
ていない部分の中央部付近にダイカストまたはか
しめ付け等によつてウエイトkを固着し、インナ
ケーブルfを重くしてその固有振動数を小さくす
ることによつて、インナケーブルfの振動を抑制
する方法が採られているが、このような方法で
は、第1図に鎖線で示すように、インナケーブル
fが振動したときに、ウエイトkの端部に応力が
集中して切損し易い欠点があり、またウエイトk
が鋳込みによりインナケーブルfと一体に形成さ
れたものであるから、用途に応じてウエイトkの
重量を増減させることが容易にできない欠点があ
つた。
ていない部分の中央部付近にダイカストまたはか
しめ付け等によつてウエイトkを固着し、インナ
ケーブルfを重くしてその固有振動数を小さくす
ることによつて、インナケーブルfの振動を抑制
する方法が採られているが、このような方法で
は、第1図に鎖線で示すように、インナケーブル
fが振動したときに、ウエイトkの端部に応力が
集中して切損し易い欠点があり、またウエイトk
が鋳込みによりインナケーブルfと一体に形成さ
れたものであるから、用途に応じてウエイトkの
重量を増減させることが容易にできない欠点があ
つた。
また、上記したダストカバーjに代えて、一端
を筒形固定具bの端部に嵌着し、他端をインナケ
ーブルfに固着して、インナケーブルfの移動と
ともに伸縮する蛇腹形のダストカバーを用いたも
のがあり、このようなダストカバーはインナケー
ブルfを覆つて拘束する部分が長くなるのである
が、ダストカバー自体が屈曲し易くてその剛性に
より振動を抑制することができないために、同じ
ようにインナケーブルfにウエイトを固着してそ
の振動を抑制する方法が採られており、前記した
と全く同様の欠点を有していた。
を筒形固定具bの端部に嵌着し、他端をインナケ
ーブルfに固着して、インナケーブルfの移動と
ともに伸縮する蛇腹形のダストカバーを用いたも
のがあり、このようなダストカバーはインナケー
ブルfを覆つて拘束する部分が長くなるのである
が、ダストカバー自体が屈曲し易くてその剛性に
より振動を抑制することができないために、同じ
ようにインナケーブルfにウエイトを固着してそ
の振動を抑制する方法が採られており、前記した
と全く同様の欠点を有していた。
本考案は、叙上の点に鑑み成されたものであつ
て、インナケーブルの筒形固定具から突出した部
分の振動を抑制することができ、しかも、インナ
ケーブルの折損の恐れがなく、かつ、インナケー
ブルに加わる重量を適宜変更し得るようにしたコ
ントロールケーブルの端末装置を提供することを
目的とするものである。
て、インナケーブルの筒形固定具から突出した部
分の振動を抑制することができ、しかも、インナ
ケーブルの折損の恐れがなく、かつ、インナケー
ブルに加わる重量を適宜変更し得るようにしたコ
ントロールケーブルの端末装置を提供することを
目的とするものである。
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
明する。
第2図は、本考案の第1の実施例を示し、1は
可撓性を有するアウタケーシング2にインナケー
ブル3を摺動自由に挿通したコントロールケーブ
ルであつて、アウタケーシング2の端末には金属
製の筒形固定具4が嵌着されてかしめ付けにより
固定されており、この筒形固定具4は車体のフレ
ーム5の取付孔6に挿通され、その外周に螺合し
たナツト7をフレーム5の両側から締付けること
によつて固定されている。筒形固定具4の内部を
通つてその先端部から突出したインナケーブル3
の端末には円柱形のケーブルエンド8が固定さ
れ、このケーブルエンド8は扇形の作動部材9と
連結され、インナケーブル3が引張られ、或いは
図示しない復帰用ばねの弾力によつて復動するの
に伴なつて作動部材9が揺動するようになつてい
る。
可撓性を有するアウタケーシング2にインナケー
ブル3を摺動自由に挿通したコントロールケーブ
ルであつて、アウタケーシング2の端末には金属
製の筒形固定具4が嵌着されてかしめ付けにより
固定されており、この筒形固定具4は車体のフレ
ーム5の取付孔6に挿通され、その外周に螺合し
たナツト7をフレーム5の両側から締付けること
によつて固定されている。筒形固定具4の内部を
通つてその先端部から突出したインナケーブル3
の端末には円柱形のケーブルエンド8が固定さ
れ、このケーブルエンド8は扇形の作動部材9と
連結され、インナケーブル3が引張られ、或いは
図示しない復帰用ばねの弾力によつて復動するの
に伴なつて作動部材9が揺動するようになつてい
る。
また、筒形固定具4の先端部には、インナケー
ブル3の筒形固定具4の先端部から突出した部分
を覆い、先端部が前記インナケーブル3の突出部
分の略中央に到るゴム製の細長い筒形のダストカ
バー11が嵌着されている。このダストカバー1
1は、後端部内面に形成された係止環12を筒形
固定具4の先端部外面に凹成された係止溝13に
嵌合することによつて、容易に離脱しないように
なつているとともに、ダストカバー11の先端部
内面には、その内径を小さくすることによつて、
インナケーブル3に緊密に、かつ、相対的摺動自
由に嵌合するシール部15が形成されており、そ
の中央部には油だまり溝14が形成されている。
また、ダストカバー11の先端部の外面には、一
対の保持環16が間隔を置いて形成されており、
この保持環16の間に金属パイイプ17を嵌着す
ることにより大重量部18が形成されている。
ブル3の筒形固定具4の先端部から突出した部分
を覆い、先端部が前記インナケーブル3の突出部
分の略中央に到るゴム製の細長い筒形のダストカ
バー11が嵌着されている。このダストカバー1
1は、後端部内面に形成された係止環12を筒形
固定具4の先端部外面に凹成された係止溝13に
嵌合することによつて、容易に離脱しないように
なつているとともに、ダストカバー11の先端部
内面には、その内径を小さくすることによつて、
インナケーブル3に緊密に、かつ、相対的摺動自
由に嵌合するシール部15が形成されており、そ
の中央部には油だまり溝14が形成されている。
また、ダストカバー11の先端部の外面には、一
対の保持環16が間隔を置いて形成されており、
この保持環16の間に金属パイイプ17を嵌着す
ることにより大重量部18が形成されている。
そして、本実施例の端末装置において、エンジ
ンの振動が作動部材9を介してインナケーブル3
の端末に伝えられると、それによつてインナケー
ブル3の突出扮分が振動しようとするのである
が、インナケーブル3は細長いダストカバー11
で覆われていて、ダストカバー11の剛性により
半径方向に拘束され、また、大重量部18の重量
が振動部分に加重されて固有振動数が小さくなる
ため、高周波の振動が抑制され、アクセルペダル
から不快な振動音が発生するといつた不具合が回
避されるのである。
ンの振動が作動部材9を介してインナケーブル3
の端末に伝えられると、それによつてインナケー
ブル3の突出扮分が振動しようとするのである
が、インナケーブル3は細長いダストカバー11
で覆われていて、ダストカバー11の剛性により
半径方向に拘束され、また、大重量部18の重量
が振動部分に加重されて固有振動数が小さくなる
ため、高周波の振動が抑制され、アクセルペダル
から不快な振動音が発生するといつた不具合が回
避されるのである。
そして、本実施例のインナケーブル3は従来の
ようにウエイトを固着したものと違つて、重量の
加わる部分に応力が集中することがなく、従つて
インナケーブル3の折損を回避することができ、
また、車輌が異なつてインナケーブル3に加わる
重量を増減させる必要が生じたときも、金属パイ
プ17を材質の異なるもの、或いは肉厚の異なる
ものに変えることによつて、簡単に大重量部18
の重量を増減させることができる。
ようにウエイトを固着したものと違つて、重量の
加わる部分に応力が集中することがなく、従つて
インナケーブル3の折損を回避することができ、
また、車輌が異なつてインナケーブル3に加わる
重量を増減させる必要が生じたときも、金属パイ
プ17を材質の異なるもの、或いは肉厚の異なる
ものに変えることによつて、簡単に大重量部18
の重量を増減させることができる。
また、ダストカバー11に形成したシール部1
5によつて、インナケーブル3と筒形固定具4の
間に水や粉塵が侵入するのを確実に阻止すること
ができる。
5によつて、インナケーブル3と筒形固定具4の
間に水や粉塵が侵入するのを確実に阻止すること
ができる。
第3図,は本考案の第2の実施例を示し、
前記したダストカバー11と同様のゴム製で細長
い筒形のダストカバー21の先端部内面に、緩か
に縮径してインナケーブル3と緊密に、かつ、相
対的摺動自由に嵌合するシール部25を形成し、
その中央部に油だまり溝24を形成するととも
に、先端部外面に、一対の保持環26を間隔を置
いて形成し、さらに、その中央部に180度の間隔
を隔てて二つの係止部23を突成し、前記一対の
保持環26の間に、軸方向の中央部に180度の間
隔を隔てて二つの嵌合孔29を透設した金属パイ
プ27を、その嵌合孔29を係止部23に嵌めた
状態で嵌着することによつて大重量部28を形成
したものであつて、この大重量部28の重量がイ
ンナケーブル3に加わることによつて前述したと
同様にその振動が抑制されるようになつてお、、
特に、金属パイプ27がダストカバー21から容
易に離脱しない利点を有する。
前記したダストカバー11と同様のゴム製で細長
い筒形のダストカバー21の先端部内面に、緩か
に縮径してインナケーブル3と緊密に、かつ、相
対的摺動自由に嵌合するシール部25を形成し、
その中央部に油だまり溝24を形成するととも
に、先端部外面に、一対の保持環26を間隔を置
いて形成し、さらに、その中央部に180度の間隔
を隔てて二つの係止部23を突成し、前記一対の
保持環26の間に、軸方向の中央部に180度の間
隔を隔てて二つの嵌合孔29を透設した金属パイ
プ27を、その嵌合孔29を係止部23に嵌めた
状態で嵌着することによつて大重量部28を形成
したものであつて、この大重量部28の重量がイ
ンナケーブル3に加わることによつて前述したと
同様にその振動が抑制されるようになつてお、、
特に、金属パイプ27がダストカバー21から容
易に離脱しない利点を有する。
第4図は本考案の第3の実施例を示し、ダスト
カバー31の先端部外面に形成した一対の保持環
36の間にコイルばね37を装着することによつ
て大重量部38を形成したものであり、この大重
量部38の重量が加わることにより前述したと同
様にインナケーブル3の振動が抑制されるように
なつている。そして、ダストカバー31の先端部
に線径の異なるコイルばねを装着することによつ
て、大重量部38の重量を自由に増減させること
ができる。
カバー31の先端部外面に形成した一対の保持環
36の間にコイルばね37を装着することによつ
て大重量部38を形成したものであり、この大重
量部38の重量が加わることにより前述したと同
様にインナケーブル3の振動が抑制されるように
なつている。そして、ダストカバー31の先端部
に線径の異なるコイルばねを装着することによつ
て、大重量部38の重量を自由に増減させること
ができる。
第5図乃至第7図は、第4図乃至第6の実施例
を示し、第5図,に示す第4の実施例は、ダ
ストカバー41の先端部の外径を大きくしてたる
形の大重量部48を形成したものであり、また、
第6図,に示す第5の実施例は、ダストカバ
ー51の先端部に同様に中央に平行面58aを、
その両側に斜面58bを有する六角形断面の大重
量部58を形成したものであり、さらに、第7図
,に示す第6の実施例は、ダストカバー61
の先端部に同様に外面を円弧面68bとした突出
部68aを90度間隔で四個突成した略十字形断面
の大重量部68を形成したものであり、夫々の大
重量部48,58,68の重量がインナケーブル
3に作用して、前述したと同様にインナケーブル
3の振動を抑制することができる。
を示し、第5図,に示す第4の実施例は、ダ
ストカバー41の先端部の外径を大きくしてたる
形の大重量部48を形成したものであり、また、
第6図,に示す第5の実施例は、ダストカバ
ー51の先端部に同様に中央に平行面58aを、
その両側に斜面58bを有する六角形断面の大重
量部58を形成したものであり、さらに、第7図
,に示す第6の実施例は、ダストカバー61
の先端部に同様に外面を円弧面68bとした突出
部68aを90度間隔で四個突成した略十字形断面
の大重量部68を形成したものであり、夫々の大
重量部48,58,68の重量がインナケーブル
3に作用して、前述したと同様にインナケーブル
3の振動を抑制することができる。
上記各実施例によつて具体的に説明したよう
に、本考案のコントロールケーブルの端末装置
は、アウタケーシングにインナケーブルを摺動自
由に挿通して引張力を伝達するようにしたコント
ロールケーブルの前記アウタケーシングの端末に
筒形固定具を固着し、該筒形固定具から突出した
前記インナケーブルの端末を駆動部材若しくは従
動部材に連結するとともに、前記インナケーブル
の突出部分を覆う筒形のダストカバーを前記筒形
固定具に嵌着したコントロールケーブルの端末装
置において、前記ダストカバーの前記筒形固定具
の端部から離間した位置に、前記インナケーブル
に緊密に、かつ、相対的摺動自由に嵌合するシー
ル部を形成するとともに、該ダストカバーの前記
シール部の付近に大重量部を設けたことを要旨と
するものであつて、インナケーブルの筒形固定具
の端部から突出した部分が、筒形固定具の端部か
ら離間した位置にシール部を形成したダストカバ
ーによつて覆われていて、シール部によりその先
の方で押えられるようになつているとともに、シ
ール部の付近に大重量部が設けられているから、
シール部がインナケーブルと筒形固定具の間に水
や粉塵が入り込むのを阻止して、錆やかじりの発
生を未然に防止するのに加え、エンジン等の振動
が伝えられた場合にも、ダストカバーの剛性によ
り半径方向に拘束されて振幅が小さくなり、さら
に、大重量部の重量が振動部分に加重されて固有
振動数が小さくなるため、その振動が抑制される
とともに、従来のように、ウエイトを固着したも
のとは違つて、大重量部の重量がダストカバーを
介してインナケーブルに作用するから、重量の加
わる部分に応力が集中せず、インナケーブルの折
損を防止するとができ、また、大重量部の重量を
増減させることができるから、用途の変更などに
伴なつてインナケーブルに加わる重量を増減させ
る必要が生じた場合にも、容易に対応し得る効果
を奏する。
に、本考案のコントロールケーブルの端末装置
は、アウタケーシングにインナケーブルを摺動自
由に挿通して引張力を伝達するようにしたコント
ロールケーブルの前記アウタケーシングの端末に
筒形固定具を固着し、該筒形固定具から突出した
前記インナケーブルの端末を駆動部材若しくは従
動部材に連結するとともに、前記インナケーブル
の突出部分を覆う筒形のダストカバーを前記筒形
固定具に嵌着したコントロールケーブルの端末装
置において、前記ダストカバーの前記筒形固定具
の端部から離間した位置に、前記インナケーブル
に緊密に、かつ、相対的摺動自由に嵌合するシー
ル部を形成するとともに、該ダストカバーの前記
シール部の付近に大重量部を設けたことを要旨と
するものであつて、インナケーブルの筒形固定具
の端部から突出した部分が、筒形固定具の端部か
ら離間した位置にシール部を形成したダストカバ
ーによつて覆われていて、シール部によりその先
の方で押えられるようになつているとともに、シ
ール部の付近に大重量部が設けられているから、
シール部がインナケーブルと筒形固定具の間に水
や粉塵が入り込むのを阻止して、錆やかじりの発
生を未然に防止するのに加え、エンジン等の振動
が伝えられた場合にも、ダストカバーの剛性によ
り半径方向に拘束されて振幅が小さくなり、さら
に、大重量部の重量が振動部分に加重されて固有
振動数が小さくなるため、その振動が抑制される
とともに、従来のように、ウエイトを固着したも
のとは違つて、大重量部の重量がダストカバーを
介してインナケーブルに作用するから、重量の加
わる部分に応力が集中せず、インナケーブルの折
損を防止するとができ、また、大重量部の重量を
増減させることができるから、用途の変更などに
伴なつてインナケーブルに加わる重量を増減させ
る必要が生じた場合にも、容易に対応し得る効果
を奏する。
第1図は従来のコントロールケーブルの端末装
置を示す断面図である。第2図は本考案の第1の
実施例を示す断面図である。第3図の,は、
本考案弐第2の実施例を示し、金属パイプを嵌着
したダストカバーの断面図及び正面図である。第
4図は本考案の第3の実施例を示し、コイルスプ
リングを装着したダストカバーの断面図である。
第5図乃至第7図は、本考案の賃4乃至第6の実
施例を示すダストカバーの側面図及び断面図であ
る。 1……コントロールケーブル、2……アウタケ
ーシング、3……インナケーブル、4……筒形固
定具、9……作動部材、11,21,31,4
1,51,61……ダストカバー、15,25…
…シール部、18,28,38,48,58,3
8……大重量部、17,27……金属パイプ、3
7……コイルばね。
置を示す断面図である。第2図は本考案の第1の
実施例を示す断面図である。第3図の,は、
本考案弐第2の実施例を示し、金属パイプを嵌着
したダストカバーの断面図及び正面図である。第
4図は本考案の第3の実施例を示し、コイルスプ
リングを装着したダストカバーの断面図である。
第5図乃至第7図は、本考案の賃4乃至第6の実
施例を示すダストカバーの側面図及び断面図であ
る。 1……コントロールケーブル、2……アウタケ
ーシング、3……インナケーブル、4……筒形固
定具、9……作動部材、11,21,31,4
1,51,61……ダストカバー、15,25…
…シール部、18,28,38,48,58,3
8……大重量部、17,27……金属パイプ、3
7……コイルばね。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 アウタケーシングにインナケーブルを摺動自
由に挿通して引張力を伝達するようにしたコン
トロールケーブルの前記アウタケーシングの端
末に筒形固定具を固着し、該筒形固定具から突
出した前記インナケーブルの端末を駆動部材若
しくは従動部材に連結するとともに、前記イン
ナケーブルの突出部分を覆う筒形のダストカバ
ーを前記筒形固定具に嵌着したコントロールケ
ーブルの端末装置において、前記ダストカバー
の前記筒形固定具の端部から離間した位置に、
前記インナケーブルに緊密に、かつ、相対的摺
動自由に嵌合するシール部を形成するととも
に、該ダストカバーの前記シール部の付近に大
重量部を設けたことを特徴とするコントロール
ケーブルの端末装置。 2 前記ダストカバーの外面に金属パイプを嵌着
して前記大重量部を構成したことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のコントロ
ールケーブルの端末装置。 3 前記ダストカバーの外面にコイルばねを装着
して前記大重量部を構成したことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のコントロ
ールケーブルの端末装置。 4 前記ダストカバーの外径を大きくして前記大
重量部を構成したことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載のコントロールケーブ
ルの端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677682U JPS5922321U (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | コントロ−ルケ−ブルの端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11677682U JPS5922321U (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | コントロ−ルケ−ブルの端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5922321U JPS5922321U (ja) | 1984-02-10 |
JPS622335Y2 true JPS622335Y2 (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=30269068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11677682U Granted JPS5922321U (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | コントロ−ルケ−ブルの端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922321U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020180672A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | コントロールケーブルのシール構造 |
JP2021036161A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | コントロールケーブル |
-
1982
- 1982-07-31 JP JP11677682U patent/JPS5922321U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5922321U (ja) | 1984-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060163785A1 (en) | Hydraulically damped body mount with bolt-through construction | |
US8511201B2 (en) | Noise reduction apparatus for shift cable | |
JPH04302726A (ja) | 滑りブッシュ構造 | |
US4800773A (en) | Accelerator cable connecting device | |
KR100440004B1 (ko) | 자동변속 차량용 트랜스미션 기어 시프트케이블 | |
JP6740087B2 (ja) | 防振装置 | |
JPS622335Y2 (ja) | ||
US6988579B2 (en) | Power unit mount structure for vehicles | |
JPS6224817Y2 (ja) | ||
JP4109515B2 (ja) | コントロールケーブルの端末支持装置 | |
JPS6162614A (ja) | 車両用計器の駆動ケ−ブル | |
JPH01135940A (ja) | 防振装置 | |
JPS582896Y2 (ja) | プツシユプルケ−ブルの振動吸収装置 | |
JP2841446B2 (ja) | コントロールケーブルの支持構造 | |
JPH028096Y2 (ja) | ||
JP2020045931A (ja) | 筒型防振装置 | |
JPH0117690Y2 (ja) | ||
KR102270353B1 (ko) | 자동차 변속케이블의 고주파 이음 저감장치 | |
CN219096802U (zh) | 一种转向器缓冲结构 | |
JPH0142647Y2 (ja) | ||
JPS6031940Y2 (ja) | ケ−ブル式クラッチレリ−ズ機構の振動遮断装置 | |
JPS63246524A (ja) | 防振ブツシユ | |
JP2550921Y2 (ja) | コントロールケーブルの防振支持装置 | |
JPH077615Y2 (ja) | 防振型ジョイントの外筒 | |
KR100457019B1 (ko) | 엔진 지지구조 |