JPH0454334Y2 - - Google Patents

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JPH0454334Y2
JPH0454334Y2 JP1986015104U JP1510486U JPH0454334Y2 JP H0454334 Y2 JPH0454334 Y2 JP H0454334Y2 JP 1986015104 U JP1986015104 U JP 1986015104U JP 1510486 U JP1510486 U JP 1510486U JP H0454334 Y2 JPH0454334 Y2 JP H0454334Y2
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cable
engine
leaf spring
accelerator
attachment device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、アクセルケーブルにおけるアウタ
ケーブルをエンジンに対して取り付けるアクセル
ケーブル取付装置に関する。
〔従来の技術〕
最近、車両の軽量化の一環としてエンジンの軽
量化も進んでおり、これら軽量化に伴つてエンジ
ン振動が増加しているのが現状である。そして、
このエンジン振動がアクセルケーブルを介してア
クセルペダルに伝わり、問題となつている。
従来、エンジンにアクセルケーブルを取付ける
構造は、第2図に示すように構成されている。
第2図において、アクセルケーブル取付装置2
0については、アクセルケーブルにおけるアウタ
ケーブル26はエンジン28に設けられた取付台
座24にL字型取付ブラケツト22を介してボル
ト・ナツト23によつて固定されている。取付ブ
ラケツト22はアウタケーブル26に挿通され、
ナツト21によつて位置決めされている。図中、
符号25はキヤブレター、27はインナケーブル
である。
ところで、従来、エンジン振動を吸収するため
に、各結合部、取付部等にダンパラバーを使用し
て振動を減衰させている。また、クラツチインナ
ケーブル等のケーブル本体を伝わつてくる振動を
低減するようなものも開示されている。このよう
なものとして、実開昭56−42545号公報に記載さ
れているものがある。これについて第3図を参照
して概説する。
第3図において、固定部材に取り付けられたク
ラツチアウタケーブル内を摺動するクラツチイン
ナケーブル30の端部と操作部材との連結部の構
造が記載されている。クラツチインナケーブル3
0の端部にゴム等の弾性体32を介して筒状ケー
ス33を取り付けると共に、更に、筒状ケース3
3をゴム等の弾性体34を介してクレビス35に
組み付け、クレビス35のピン36を操作部材3
1に係合した機械式クラツチレリーズ系の振動伝
達遮断機構を開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、第2図に示すようなアクセルケ
ーブル取付装置20は、エンジン28に対してア
ウタケーブル26は剛体的に固定されており、ア
ウタケーブル26を固定する箇所から入つて来る
エンジン振動を低減することはできない構造であ
り、問題点を有している。
また、従来、エンジン振動を吸収するために、
各結合部、取付部等にダンパラバーを使用して振
動を減衰させているものでは、ある程度までは振
動を減衰させることができるが、エンジン振動が
増加してきた現在では十分に吸収できず満足でき
るものではなく、問題点を有している。
更に、上記実開昭56−42545号公報に記載され
ているものは、ケーブル本体を伝わつてくる振動
に対する低減に関するものであり、アウタケーブ
ルを固定する箇所から伝わつてくる振動を低減す
るものではない。
この考案の目的は、上記の問題点を解消するこ
とであり、エンジンとアクセルケーブルにおける
アウタケーブルとの連結部でエンジン振動を緩衝
して減衰し、エンジン振動がアクセルペダルに直
接伝達しないように構成したアクセルケーブル取
付装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解消し、上記の目
的を達成するために、次のように構成されてい
る。すなわち、この考案は、アクセルケーブルに
おけるアウタケーブルをばねを介してエンジンに
取り付けるアクセルケーブル取付装置において、
前記ばねを板ばねで構成し、該板ばねの長手方向
を操作力の方向に配置し且つ前記板ばねの両端を
前記エンジンに対して取り付け、前記板ばねを取
付ブラケツトを介して前記アウタケーブルに取り
付けたことを特徴とするアクセルケーブル取付装
置に関する。
〔作用〕
この考案によるアクセルケーブルにおけるアウ
タケーブル取付装置は上記のように構成されてお
り、次のように作用する。すなわち、この考案に
よるアクセルケーブル取付装置は、板ばねの長手
方向を操作力の方向に配置し且つ前記板ばねの両
端をエンジンに対して取り付け、前記板ばねを取
付ブラケツトを介してアウタケーブルに取り付け
る構造に構成することによつて、前記板ばねは長
手方向の力に対しては剛性が高く且つ横方向の力
に対しては剛性が低いので、前記アウタケーブル
の操作力の方向に剛性を有するが、エンジンから
伝わつてくるエンジン振動は前記板ばねによる前
記アウタケーブルの弾性支持によつて緩衝して減
衰されることになる。
それ故に、前記アウタケーブルをエンジンに対
して前記板ばねで弾性支持したにもかかわらず、
前記板ばねは前記アウタケーブルの操作力の方向
の剛性が高いので操作の節度感の低下が生じるこ
とがない。
更に、ケーブル本体からアクセルペダルに伝わ
つてくる振動もアウタケーブルが弾性支持されて
いるので緩衝して低減することができる。また、
前記板ばねのばね定数を種々に設定できるので、
エンジン振動に応じてばね定数は決定できる。
また、このアクセルケーブル取付装置におい
て、前記板ばねを前記アクセルケーブルに対して
中央部に取付けるとエンジン振動の緩衝上好まし
いものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この考案によるアクセ
ルケーブル取付装置の一実施例について詳述す
る。
第1図において、この考案によるアクセルケー
ブル取付装置が符号10で全体的に示されてい
る。アクセルケーブル取付装置10は、アクセル
ケーブル1が板ばね3を介してエンジン(図示省
略)に取付けられたものである。アクセルケーブ
ル1はアウタケーブル6とインナケーブル7とか
ら成る。アウタケーブル6の端部には取付ねじ1
2が設けられている。エンジンには、エンジンブ
ラケツト5が適当な固着手段によつて固定されて
いる。エンジンブラケツト5には、逆U字型の板
ばね取付台座4がボルト9とナツト8によつて固
定されている。
板ばね取付台座4には、山型の板ばね3の両端
がボルト14とナツト13によつて固定されてい
る。L字型の取付ブラケツト2の一端は、アウタ
ケーブル6の取付ねじ12に遊嵌状態に挿通され
ており、取付ブラケツト2の両側面に位置し且つ
取付ねじ12に螺合した一対のナツト11によつ
て固定されている。L字型の取付ブラケツト2の
他端は、板ばね3の中央部にボルト16とナツト
15によつて固定されている。板ばね3の長手方
向は、アクセルケーブル1、したがつてアウタケ
ーブル6の端部付近の長手方向と同一方向に設置
されるように取付られている。
それ故に、板ばね3はアクセルケーブル1にお
けるアウタケーブル6に対して操作力の方向に剛
性を有する状態すなわち剛性が高い状態になる。
また、板ばね3は前記エンジンの方向には弾性を
有する状態すなわち剛性が低い状態になる。
したがつて、アウタケーブル6をエンジンに対
して板ばね3で弾性支持したにもかかわらず、板
ばね3はアウタケーブル1の操作力の方向の剛性
が高いので操作の節度感の低下が生じることがな
い。
この考案によるアクセルケーブル取付装置につ
いて詳述したけれども、この考案は上記した詳細
な構造には限定されるものではなく、例えば、板
ばねに代えてコイルばねを使用することもでき
る。この場合には、アウタケーブルをアクセルケ
ーブルの操作力の方向に対して剛性を有するよう
にするために、例えば、エンジンに固定され且つ
剛性を有するが振動を吸収できるようにある程度
撓むことができる案内ピンを、アウタケーブルに
固定した取付ブラケツトに挿通し、アウタケーブ
ルがエンジン方向に対しては弾性を有するが、ア
ウタケーブルが操作力の方向には剛性が高い状態
に取付けられるように構成する。また、ばねのば
ね定数は、エンジンの種類に応じて種々に設定す
ることができることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案によるアクセルケーブル取付装置は、
以上のように構成されており、アウタケーブルを
板ばねを介してエンジンに取り付け、前記板ばね
を操作力の方向に対して剛性を有するようにすな
わち長手方向に剛性が高い状態に設置しているの
で、従来のダンパラバーでは吸収できないような
エンジン振動、特に、アウタケーブルを固定する
箇所から入つてくるエンジン振動を緩衝して減衰
させて低減することができる。
更に、エンジン振動がアクセルケーブル本体を
伝わつてくるようなアクセルペダルへの振動も緩
衝することで低減することもできる。
それ故に、前記アウタケーブルをエンジンに対
して弾性支持したにもかかわらず操作の節度感の
低下は生じることがない。
更に、この考案によるアクセルケーブル取付装
置は、構造が極めて簡単であり、取付け、取外し
等の取扱いも簡単であるという実用上の効果も有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であるアクセルケー
ブル取付装置の一実施例を示す正面図、第2図は
従来のアクセルケーブル取付装置を示す正面図、
及び第3図は従来の機械式クラツチレリーズ系の
振動伝達遮断機構を示す断面図である。 1……アクセルケーブル、2……取付ブラケツ
ト、3……板ばね、4……板ばね取付台座、5…
…エンジンブラケツト、6……アウタケーブル、
7……インナケーブル、8,11,13,15…
…ナツト、9,14,16……ボルト、10……
アクセルケーブル取付装置、12……取付ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクセルケーブルにおけるアウタケーブルをば
    ねを介してエンジンに取り付けるアクセルケーブ
    ル取付装置において、前記ばねを板ばねで構成
    し、該板ばねの長手方向を操作力の方向に配置し
    且つ前記板ばねの両端を前記エンジンに対して取
    り付け、前記板ばねを取付ブラケツトを介して前
    記アウタケーブルに取り付けたことを特徴とする
    アクセルケーブル取付装置。
JP1986015104U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0454334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986015104U JPH0454334Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JP1986015104U JPH0454334Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JPS62128221U JPS62128221U (ja) 1987-08-14
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JPS62128221U (ja) 1987-08-14

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