JP2959164B2 - 排気系マウント装置 - Google Patents

排気系マウント装置

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JP2959164B2
JP2959164B2 JP7129891A JP7129891A JP2959164B2 JP 2959164 B2 JP2959164 B2 JP 2959164B2 JP 7129891 A JP7129891 A JP 7129891A JP 7129891 A JP7129891 A JP 7129891A JP 2959164 B2 JP2959164 B2 JP 2959164B2
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JP
Japan
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mount bracket
bracket
exhaust system
vehicle body
arm
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信義 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気系マウント装置に
関し、特にそのマウントブラケットの振動入力を抑制す
るようにした排気系マウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気消音系においては、エンジ
ンからの排気ガスを外部に誘導し冷却及び浄化して排気
するようになっており、その際に車体側への断熱を図る
とともに、車室内外への騒音を少なくすることが要求さ
れる。そのため、その排気消音系の排気管を支持するマ
ウント装置には、従来から工夫がされている。
【0003】従来のこの種の排気系マウント装置として
は、例えば図9に示すようなものがある。同図におい
て、1は図外のエンジン(内燃機関)の燃焼排気を排気
する排気管であり、2はラバー部材、3はマウントブラ
ケットである。マウントブラケット3は、ボルト4によ
り車体側構造部材5に締結された締結部3a及びこの締
結部3aから下方の排気管1側に垂下した腕部3bを有
しており、このブラケット3の腕部3bと排気管1との
間にラバー部材2が介装されている。このラバー部材2
は、車両走行中、車体側構造部材5と排気管1の間にお
ける振動の伝達を遮断(減衰)するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排気系マウント装置にあっては、マウントブ
ラケット3のボルト4による固定部分から、排気管1の
荷重が加わる腕部3bの下端部3cまでの距離が大きく
なっていたため(特にオーバーハングが大きかったた
め)、マウントブラケット3自身の固有振動による振動
が車室内に伝達され、乗員の不快を招くという問題があ
った。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、マウントブラケットの腕部と車体
側構造部材との間に、該腕部の振動を吸収し抑制する部
材を介装して、マウントブラケットから車室内への振動
入力を低減させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
発明は、車体側構造部材に締結された締結部および該締
結部から垂下するように形成された腕部を有するマウン
トブラケットを備え、該マウントブラケットにより内燃
機関の排気管を車体側構造部材に支持させた排気系マウ
ント装置において、前記マウントブラケットの腕部に弾
性部材を固着させ、前記締結部を車体側構造部材に締結
するとき、マウントブラケットから該弾性部材に所定の
予圧が加わるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、マウントブラケットの締結部が車
体側構造部材に締結されると、マウントブラケットから
その腕部に固着された弾性部材に所定の予圧が加わり、
この弾性部材によって前記腕部が常時所定方向に反発力
を受ける。したがって、マウントブラケットの振動が吸
収され、抑制される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係る排気系マウント装置の一実施例
を示す図である。図1において、11は排気管、12はラバ
ー部材であり、これらは従来例と同様のものである。13
はマウントブラケットであり、このマウントブラケット
13は、ボルト14によって車体側構造部材15のほぼ水平な
壁面15aに締結された締結部13aと、この締結部13aか
ら下方の排気管11側に垂下した腕部13bとを有してい
る。なお、ラバー部材12は、排気管11の係合部位11aと
腕部13bの下端部である係合部位13cとを連結して、排
気管11とマウントブラケット13の間における振動伝達を
抑制する。また、係合部位11a、13cはそれぞれ溶接に
より排気管11又は前記腕部13bに固定されている。
【0009】一方、マウントブラケット13の腕部13bに
粘弾性を有する所定形状のラバー部材21(弾性部材)が
固着されており、マウントブラケット13の締結部13aが
ボルト14によって車体側構造部材15に締結されるとき、
マウントブラケット13からラバー部材21に所定の予圧が
加わるようになっている。具体的には、ラバー部材21
は、その表面部が例えば図2及び図4に示すような波打
ち形状になっており、マウントブラケット13の腕部13b
の背面に加硫接着等により固着されている。また、図3
の斜線範囲に形成されたラバー部材21の複数の突条21a
(個々の突出量は一定でなくともよい)は、車体側構造
部材15に締結固定されたマウントブラケット13と車体側
構造部材15の壁面15bとの隙間より突出量hだけに突出
するように形成されている。
【0010】このような構成を有する本実施例では、マ
ウントブラケット13の締結部13aが車体側構造部材15に
締結されるとき、マウントブラケット13からその腕部13
bに固着されたラバー部材21に圧力が加わり、ラバー部
材21が前記突出量hに対応する分だけ圧縮される。すな
わち、マウントブラケット13の締結固定により、ラバー
部材21には、前記突出量hに対応する所定の予圧が加え
られることになる。
【0011】この状態においては、ラバー部材21によっ
て腕部13bが常時所定方向(図中右側)に反発力を受け
る。したがって、マウントブラケット13自身の振動がラ
バー部材21によって抑制され、マウントブラケット13が
振動したとしてもその振動がラバー部材21により吸収さ
れる。この結果、マウントブラケット13自身の固有振動
による振動が車室内に伝達されるといった従来の問題が
解消される。さらに、本実施例では、ラバー部材21がマ
ウントブラケット13の腕部13bに固着されているから、
マウントブラケット13の部品加工が容易であり、その組
付け作業の工数が増加することもない。
【0012】なお、本実施例においては、ラバー部材21
の表面部の形状を図4に示すような波形としたが、その
形状(凹凸形状)は任意である。例えば、図5に示すラ
バー部材31のように、マウントブラケット13に対して上
述例とは直行する突条31aを有する波形にすることがで
き、或は、図6(a)(b)に示すラバー部材41のよう
に同心的に配置された複数の円形の突出部41aを有する
ものでもよい。
【0013】また、ラバー部材をマウントブラケット13
に固着させる構造としては、上述した加硫接着の他、図
7に示すラバー部材51のように、マウントブラケット13
に少なくとも1つの孔部13dを形成し、この孔部13dに
その孔形より先端径の大きい背面突起部51aをはめ込む
方法があり、或は、図8に示すラバー部材61のように、
マウントブラケット13の腕部13bを取り囲む形状にする
ことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、マウントブラケットの
締結部を車体側構造部材に締結するとき、マウントブラ
ケットの腕部に固着された弾性部材に所定の予圧が加わ
るようにし、この弾性部材によってマウントブラケット
の腕部が常時所定方向に反発力を受けるようにてしいる
ので、マウントブラケット自身の振動をこの弾性部材に
よって吸収し、抑制することができ、マウントブラケッ
トから車室内への振動入力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気系マウント装置の一実施例を
示すその全体構成図である。
【図2】一実施例のマウントブラケットの締結前の状態
を示す側面図である。
【図3】図2のA方向矢視図である。
【図4】一実施例の弾性部材の斜視図である。
【図5】表面部の態様の異なる弾性部材を示す斜視図で
ある。
【図6】表面部に円形突出部を設けた弾性部材を示す図
であり、(a)はその斜視図、(b)はそのB−B断面
図である。
【図7】弾性部材の背面部をマウントブラケットに嵌め
込むようにした変形態様を示す図である。
【図8】弾性部材によってマウントブラケットを取り囲
むようにした変形態様を示す図である。
【図9】従来の排気系マウント装置の一例を示すその全
体構成図である。
【符号の説明】
11 排気管 13 マウントブラケット 15 車体側構造部材 13a 締結部 13b 腕部 21、31、41、51、61 ラバー部材(弾性部材)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/08 F16F 15/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側構造部材に締結された締結部および
    該締結部から垂下するように形成された腕部を有するマ
    ウントブラケットを備え、該マウントブラケットにより
    内燃機関の排気管を車体側構造部材に支持させた排気系
    マウント装置において、前記マウントブラケットの腕部
    に弾性部材を固着させ、前記締結部を車体側構造部材に
    締結するとき、マウントブラケットから該弾性部材に所
    定の予圧が加わるようにしたことを特徴とする排気系マ
    ウント装置。
JP7129891A 1991-04-04 1991-04-04 排気系マウント装置 Expired - Lifetime JP2959164B2 (ja)

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DE19722160B4 (de) * 1996-05-28 2006-07-20 Calsonic Kansei Corp. Tragstruktur für ein Auspuffsystem
JP2002234350A (ja) 2001-02-09 2002-08-20 Nissan Motor Co Ltd 排気系支持構造

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