JPH03157225A

JPH03157225A - 自動車のマフラ取付装置

Info

Publication number: JPH03157225A
Application number: JP29669789A
Authority: JP
Inventors: Yasunori Takano; 高野　安規
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1989-11-15
Filing date: 1989-11-15
Publication date: 1991-07-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車用エンジンに使用するマフラの取付装
置に関するものである。

（従来の技術）自動車用エンジンにはマフラが取付けられている。この
マフラはエンジンによって振動するため、この振動がし
ばしば車室内のこもり音の原因となっている。従来、こ
のようなこもり音をなくすためにいろいろな対策が講じ
られている１例えば、第７図に示すように、マフラｌの
センターバイブ２の一部をジャバラ３にして振動を吸収
させたり、さらに、センターバイブ２．メイン消Ｍ　ｎ
４、テールバイブ５をマウントゴム６を介して。

車両のフレーム７に吊下げ支持させたり、また、センタ
ーバイブ２にダンパ８を取付で振動を吸収させたりして
いた。なお、図中、９はエキゾーストパイプ（図示せず
）に接続するフランジ、１口はサブ消音器、１１は車両
側の固有振動数をかえるウェイトを示している。

なお、実公昭６３−３２３２５号公報にマフラの取付装
置が開示されているが、この公報のものは、マフラを取
付ブラケットに設けたマウントゴムを介して車体に支持
させたものである。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような構成の従来のマフラ取付装置
おいて、ジャバラではマフラ全体の振動を軽減できない
問題点があった。また、ゴムマウントおよびダンパは、
マフラの温度上昇によって、固有振動数が変化するため
、振動周波数のチューニングが難しく、温度条件によっ
て、振動が車体に伝達し、車室内にこもり音が発生する
という問題点があった。また、チューニングするのに工
数がかかりコストが高くなるという問題点もあった。な
お、実公昭６３−３２３２５号公報のマフラも従来のも
のと同じ構造であるため同様な問題点が発生する。

以上のように、これらの従来例はマフラの振動を車体に
伝えないようにしているものであるが、本発明は、従来
例と異なり、マウントゴムの共振周波数を変える共に、
振動の車体への人力点のゲイン、すなわち振動レベルを
下げて車室内のコモ’ｊ音を減少するようにした自動車
のマフラ取付装置を提供するものである。

（課題を解決するための手段）本発明は上記問題点を解決するための手段として、車両
１２のフレーム７に取付られたマウントゴム６と、マフ
ラｌに取付られたマフラハンガステー１３．１４．　＋
５．１６．１８とを接続して、マフラｌを車両１２のフ
レーム７に吊り下げ支持すると共にマフラハンガステー
１６にウェイト２０を取付だ構成としたものである。

（作用）このような構成とすれば、マフラハンガステ１６の振動
数がかわり、共感周波数をかえることができると共に、
振動の車体への入力点のゲイン。

すなわち振動レベルを下げることができる。したがって
、車室内のこもり音を減少させることができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図にもとづ
いて説明する。なお、第７図と同一の部材には同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略する。図において、
ｌはマフラを示している。

このマフラｌは図の左側をエンジン（図示せず）側にし
て、第４図に示すように、車両１２の下部に、長さ方向
に亘って取付けられているものである。

マフラｌはセンターバイブ２と、メイン消音器４と、テ
ールバイブ５と、サブ消音３１０と、から概略構成され
ている。テールバイブ５は２つに分岐してメイン消音器
４に接続している（第２図参照）。また、センタバイブ
２の周面にはマフラハンガステー１３が、メイン消音器
４の周面には２つのマフラハンガステー１４．１５が、
そして、テールバイブ５の周面には、マフラハンガステ
ー１６が、それぞれ溶接等によって固定されている。こ
れらのマフラハンガステー１３．１４．１５．１６には
マウントゴム６の一端部が接続しており、マウントゴム
６の他端部は車両のフレーム７にボルト１７固定されて
、マフラ１を吊下げ支持している（テールバイブ５につ
いては第３図をも参照）。なお、サブ消音器ｌＯはマフ
ラハンガステー１８に設けたゴム部材１９を介してフレ
ーム７に支持されている。また、これらのマフラハンガ
ステー１３．１４．１５．１６．１８のうちテールバイ
ブ５のマフラハンガステー１６にはマフラｌの振動が車
室内に伝わらないようにするウェイト２０が取付けられ
ている。

以上のように構成したので、マフラｌが振動しても、テ
ールバイブ５のマフラハンガステー１６に取付けたウェ
イト２０によって、共振周波数がかえられると共に、振
動の車体への入力点のゲインすなわち振動レベルが下が
って、マフラ１の振動が車体に入力しに（くなった。例
えば、第５図に示すように、テールバイブ５のマフラハ
ンガステー！６にウェイト２０を取付だ場合の実測値に
よれば車体への人力点のゲインすなわち振動レベルＡを
振動レベルＡ°に下げることができると共に、そのとき
の各マウントゴム６の共振周波数を従来の周波数Ｂに比
べ、周波数Ｂ°と変えることができた。これによって、
第６図に示すように、車室内前席へのこもり音の音圧レ
ベルＣ°を従来のこもり音の音圧レベルＣに比べて減少
させることができた。

なお、本実施例は、テールバイブ５のマフラハンガステ
ー１Ｇにのみウェイト２０を取付だが、他のマフラハン
ガステー１３．１４．１５．１６．１８にウェイト２０
を取付けても、また、マフラハンガステー１３．１４１
５、１６．１８を複数個選んで、これらにウェイト２０
を取付けても、共振周波数をかえることができ、さらに
、振動の車体への入力点のゲインをも下げることができ
ることはもちろんである。さらに、ウェイト２０を取付
ければ、こもり音量外にもマフラｌの振動によっておこ
る高い周波数の音をも減少さすことが可能となる。

（発明の効果）本発明は、以上説明したように、車両のフレームに取付
けたマウントゴムと、マフラと、を連結するマフラハン
ガステーにウェイトを取付けたものであるから、マフラ
が振動しても、このウェイトによって、共振周波数をか
えることができると共に、振動の車体への入力点のゲイ
ンすなわち振動レベルを下げることができる。したがっ
て、車室内のこもり音を減少させることができる。また
、マフラハンガステーにウェイトを取付けるだけで、こ
もり音を減少させることができるので。

コストを低くすることができる効果も有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は第１
図のものの平面図、第３図は第１図の１１１部分の拡大
断面図、第４図はマフラを備えた自動車の斜視図、第５
図は周波数と振動レベルとの関係の一例を示す図、第６
図はエンジンの回転数と音圧レベルとの関係の一例を示
す図、第７図は従来のマフラの取付装置を示す側面図で
ある。ｌ・・・マフラ６・・・マウントゴム７・・・フレーム１２・・・車両１３、１４．１５．１６．１８・・・マフラハンガステ
ー２０・・・ウェイト

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車両のフレームに取付られたマウントゴムと、マ
フラに取付られたマフラハンガステーとを接続して、前
記マフラを前記車両のフレームに吊り下げ支持すると共
に前記マフラハンガステーにウェイトを取付たことを特
徴とする自動車のマフラ取付装置。