JPH028821Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028821Y2 JPH028821Y2 JP1984054979U JP5497984U JPH028821Y2 JP H028821 Y2 JPH028821 Y2 JP H028821Y2 JP 1984054979 U JP1984054979 U JP 1984054979U JP 5497984 U JP5497984 U JP 5497984U JP H028821 Y2 JPH028821 Y2 JP H028821Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- side bracket
- vehicle body
- fixed
- base
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 71
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、自動車の変速機支持装置に関する
ものである。
ものである。
一般に自動車において、エンジンに接続された
変速機を車体に支持する場合、エンジン振動によ
つて変速機も振動することから、該変速機の振動
がそのまま車体に伝達されないようにすることが
重要である。
変速機を車体に支持する場合、エンジン振動によ
つて変速機も振動することから、該変速機の振動
がそのまま車体に伝達されないようにすることが
重要である。
そしてこの振動の伝達を低減するようにした変
速機支持装置の1例として、従来、実開昭55−
127142号公報に示されるように、変速機の後端部
を弾性体を介して車体にマウント支持するように
したものがある。しかしながらこのマウント方式
の支持装置では、変速機回りの構造が複雑となつ
て、好ましくない。
速機支持装置の1例として、従来、実開昭55−
127142号公報に示されるように、変速機の後端部
を弾性体を介して車体にマウント支持するように
したものがある。しかしながらこのマウント方式
の支持装置では、変速機回りの構造が複雑となつ
て、好ましくない。
このような不具合を解消する方法としては、弾
性体を介して変速機を車体に吊下げ支持する方法
が考えられる。この場合、単に変速機の板状のブ
ラケツトを固定し、これを弾性体を介して車体側
ブラケツトに固定するようにすると、変速機側ブ
ラケツトがその取付剛性に起因してエンジン振動
に共振し、しかもこの吊下げ方式の構造上、弾性
体をある程度硬くする必要があることから、変速
機側ブラケツトの振動が車体に伝達され、室内騒
音の発生が懸念される。また弾性体を介して変速
機を吊下げ支持する場合、変速機の前後方向の大
変位を抑制する工夫が必要であり、又弾性体剥離
時における変速機の脱落を防止する工夫が必要で
ある。
性体を介して変速機を車体に吊下げ支持する方法
が考えられる。この場合、単に変速機の板状のブ
ラケツトを固定し、これを弾性体を介して車体側
ブラケツトに固定するようにすると、変速機側ブ
ラケツトがその取付剛性に起因してエンジン振動
に共振し、しかもこの吊下げ方式の構造上、弾性
体をある程度硬くする必要があることから、変速
機側ブラケツトの振動が車体に伝達され、室内騒
音の発生が懸念される。また弾性体を介して変速
機を吊下げ支持する場合、変速機の前後方向の大
変位を抑制する工夫が必要であり、又弾性体剥離
時における変速機の脱落を防止する工夫が必要で
ある。
この考案は、かかる点に鑑み、振動騒音の懸念
を解消でき、しかも変速機の前後変位抑制と脱落
防止とを達成した吊下げ式の自動車の変速機支持
装置を提供せんとするものである。
を解消でき、しかも変速機の前後変位抑制と脱落
防止とを達成した吊下げ式の自動車の変速機支持
装置を提供せんとするものである。
そこでこの考案は、車体に車体側ブラケツト
を、変速機に変速機側ブラケツトを固定し、エン
ジンに接続された変速機を吊下げ支持する自動車
の変速機支持装置において、上記変速機側ブラケ
ツトを、車体の上下方向に配設された基部と、基
部の上端を下方に折り返し形成した折り返し部と
からなる略逆U字状に形成し、かつその両開口端
を変速機上側に固定し、もつて変速機側ブラケツ
トの取付剛性のアツプを図る一方、車体側に上記
逆U字状の変速機側ブラケツト内で、かつ上記基
部と並設された壁部を有する車体側ブラケツトを
固定し、さらに該車体側ブラケツトの壁部と上記
変速機側ブラケツトの基部との間に弾性体を固着
して、変速機の前後変位の抑制と弾性体剥離時に
おける変速機の脱落防止とを実現するようにした
ものである。
を、変速機に変速機側ブラケツトを固定し、エン
ジンに接続された変速機を吊下げ支持する自動車
の変速機支持装置において、上記変速機側ブラケ
ツトを、車体の上下方向に配設された基部と、基
部の上端を下方に折り返し形成した折り返し部と
からなる略逆U字状に形成し、かつその両開口端
を変速機上側に固定し、もつて変速機側ブラケツ
トの取付剛性のアツプを図る一方、車体側に上記
逆U字状の変速機側ブラケツト内で、かつ上記基
部と並設された壁部を有する車体側ブラケツトを
固定し、さらに該車体側ブラケツトの壁部と上記
変速機側ブラケツトの基部との間に弾性体を固着
して、変速機の前後変位の抑制と弾性体剥離時に
おける変速機の脱落防止とを実現するようにした
ものである。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
自動車の変速機支持装置を示し、自動車の車体1
の下側には変速機2が配設され、該変速機2の先
端部は図示していないが車体1にマウントされた
エンジンに接続されている。
自動車の変速機支持装置を示し、自動車の車体1
の下側には変速機2が配設され、該変速機2の先
端部は図示していないが車体1にマウントされた
エンジンに接続されている。
そして車体1と変速機2との間には変速機支持
装置3が設けられている。この支持装置3におい
て、変速機2の後端部上側には変速機側ブラケツ
ト4の基部5がボルト6によつて締付固定されて
いる。この変速機側ブラケツト4の基部5は金属
板を平面略U字状に形成したもので、該基部5に
はその上部を下方に折り返して折り返し部7が一
体に形成され、該折り返し部7の先端は変速機2
の上面にボルト8によつて締付固定されている。
装置3が設けられている。この支持装置3におい
て、変速機2の後端部上側には変速機側ブラケツ
ト4の基部5がボルト6によつて締付固定されて
いる。この変速機側ブラケツト4の基部5は金属
板を平面略U字状に形成したもので、該基部5に
はその上部を下方に折り返して折り返し部7が一
体に形成され、該折り返し部7の先端は変速機2
の上面にボルト8によつて締付固定されている。
また車体1には車体側ブラケツト9がボルト1
0によつて締付固定されている。この車体側ブラ
ケツト9は中央壁部11とこれに対して垂直な両
側壁部12とからなる平面略U字形状に形成され
たもので、上記中央壁部11は変速機側ブラケツ
ト4の折り返し部7内に配設されており、これに
より上記変速機側ブラケツト4の折り返し部7は
車体側ブラケツト9に係止されうるフツク部とな
つている。そして上記車体側ブラケツト9の中央
壁部11と変速機側ブラケツト4の基部5との間
には弾性体13が固着され、こうして変速機2の
後端部は車体1に吊下げ支持されている。
0によつて締付固定されている。この車体側ブラ
ケツト9は中央壁部11とこれに対して垂直な両
側壁部12とからなる平面略U字形状に形成され
たもので、上記中央壁部11は変速機側ブラケツ
ト4の折り返し部7内に配設されており、これに
より上記変速機側ブラケツト4の折り返し部7は
車体側ブラケツト9に係止されうるフツク部とな
つている。そして上記車体側ブラケツト9の中央
壁部11と変速機側ブラケツト4の基部5との間
には弾性体13が固着され、こうして変速機2の
後端部は車体1に吊下げ支持されている。
次に作用効果について説明する。
本装置において、エンジン振動等に起因して変
速機2が振動すると、弾性体13が変形してこれ
を吸収し、車体1にはほとんど変速機2の振動は
伝達されない。
速機2が振動すると、弾性体13が変形してこれ
を吸収し、車体1にはほとんど変速機2の振動は
伝達されない。
また本装置では、変速機側ブラケツト4の上部
を折り返して変速機2に固定するようにしたの
で、変速機側ブラケツト4の取付剛性は高く、そ
の結果該ブラケツト4がエンジン振動に共振して
室内騒音が生ずるという懸念は解消される。
を折り返して変速機2に固定するようにしたの
で、変速機側ブラケツト4の取付剛性は高く、そ
の結果該ブラケツト4がエンジン振動に共振して
室内騒音が生ずるという懸念は解消される。
さらに本装置では、変速機側ブラケツト4の折
り返し部7を車体側ブラケツト9に係止されうる
フツク部としたので、変速機2の前後方向の大変
位が抑制されるとともに、弾性体剥離時における
変速機2の脱落防止を実現できる。
り返し部7を車体側ブラケツト9に係止されうる
フツク部としたので、変速機2の前後方向の大変
位が抑制されるとともに、弾性体剥離時における
変速機2の脱落防止を実現できる。
また本件考案者は、本装置における変速機側ブ
ラケツトの共振に起因する室内騒音の解消効果に
ついて実験を行なつた。実験は、単に板状の変速
機側ブラケツトを変速機に固定した装置(以下、
原装置という)、及び本装置において、リヤシー
ト中央にマイクを置き、変速機を3速に設定し、
緩加速を行なつたときの3500,3000,2500,2000
の各回転数における周波数・音圧レベルを調べ
た。第4図a〜dはそれぞれ3500rpm,
3000rpm,2500rpm,2000rpmにおける実験結果
を示し、図中、実線は原装置における周波数・音
圧レベルの関係を、破線は本装置における周波
数・音圧レベルの関係を示す。これによれば、本
装置においては原装置に比し、500Hz付近の室内
騒音の発生が少なく、該騒音発生の懸念が解消さ
れることが分る。
ラケツトの共振に起因する室内騒音の解消効果に
ついて実験を行なつた。実験は、単に板状の変速
機側ブラケツトを変速機に固定した装置(以下、
原装置という)、及び本装置において、リヤシー
ト中央にマイクを置き、変速機を3速に設定し、
緩加速を行なつたときの3500,3000,2500,2000
の各回転数における周波数・音圧レベルを調べ
た。第4図a〜dはそれぞれ3500rpm,
3000rpm,2500rpm,2000rpmにおける実験結果
を示し、図中、実線は原装置における周波数・音
圧レベルの関係を、破線は本装置における周波
数・音圧レベルの関係を示す。これによれば、本
装置においては原装置に比し、500Hz付近の室内
騒音の発生が少なく、該騒音発生の懸念が解消さ
れることが分る。
以上のように本考案に係る自動車の変速機支持
装置によれば、車体に車体側ブラケツトを、変速
機に変速機側ブラケツトを固定し、該両ブラケツ
ト間に弾性体を介在させて変速機を吊下げ支持す
る自動車の変速機支持装置において、上記変速機
側ブラケツトを、車体の上下方向に配設された基
部と、該基部の上端を下方に折り返すことで形成
した折り返し部とからなる略逆U字状に形成し、
かつその両開口端を変速機上側に固定し、車体側
に上記逆U字状の変速機側ブラケツト内で、かつ
上記基部と並設された壁部を有する車体側ブラケ
ツトを固定し、該車体側ブラケツトの壁部と上記
変速機側ブラケツトの基部との間に弾性体を固着
して変速機を吊下げ支持するようにしたので、室
内騒音発生の懸念を解消でき、しかも変速機の前
後変位の抑制と脱落防止とを達成できる効果があ
る。
装置によれば、車体に車体側ブラケツトを、変速
機に変速機側ブラケツトを固定し、該両ブラケツ
ト間に弾性体を介在させて変速機を吊下げ支持す
る自動車の変速機支持装置において、上記変速機
側ブラケツトを、車体の上下方向に配設された基
部と、該基部の上端を下方に折り返すことで形成
した折り返し部とからなる略逆U字状に形成し、
かつその両開口端を変速機上側に固定し、車体側
に上記逆U字状の変速機側ブラケツト内で、かつ
上記基部と並設された壁部を有する車体側ブラケ
ツトを固定し、該車体側ブラケツトの壁部と上記
変速機側ブラケツトの基部との間に弾性体を固着
して変速機を吊下げ支持するようにしたので、室
内騒音発生の懸念を解消でき、しかも変速機の前
後変位の抑制と脱落防止とを達成できる効果があ
る。
第1図は本考案の一実施例による自動車の変速
機支持装置の構成図、第2図は上記装置の要部拡
大図、第3図は上記装置における変速機側ブラケ
ツトの斜視図、第4図a〜dはそれぞれ本考案の
効果を説明するための3500rpm,3000rpm,
2500rpm,2000rpmにおける周波数・音圧レベル
の関係を示す図である。 1……車体、2……変速機、3……変速機支持
装置、4……変速機側ブラケツト、7……折り返
し部、9……車体側ブラケツト、13……弾性
体。
機支持装置の構成図、第2図は上記装置の要部拡
大図、第3図は上記装置における変速機側ブラケ
ツトの斜視図、第4図a〜dはそれぞれ本考案の
効果を説明するための3500rpm,3000rpm,
2500rpm,2000rpmにおける周波数・音圧レベル
の関係を示す図である。 1……車体、2……変速機、3……変速機支持
装置、4……変速機側ブラケツト、7……折り返
し部、9……車体側ブラケツト、13……弾性
体。
Claims (1)
- エンジンに接続された変速機を車体に吊下げ支
持する変速機支持装置であつて、エンジンに接続
された変速機の上側には略車体の上下方向に配設
された基部と、基部の上端を下方に折り返すこと
で形成した折り返し部とからなる略逆U字状の変
速機側ブラケツトの両開口端が固定され、一方の
車体には、上記逆U字状の変速機側ブラケツト内
で、かつ上記基部と並設された壁部を有した車体
側ブラケツトが固定され、該車体側ブラケツトの
壁部と上記速変機側ブラケツトの基部との間には
弾性体が固着されていることを特徴とする自動車
の変速機支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5497984U JPS60165221U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動車の変速機支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5497984U JPS60165221U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動車の変速機支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60165221U JPS60165221U (ja) | 1985-11-01 |
JPH028821Y2 true JPH028821Y2 (ja) | 1990-03-02 |
Family
ID=30577226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5497984U Granted JPS60165221U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 自動車の変速機支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60165221U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603405Y2 (ja) * | 1982-03-30 | 1985-01-30 | マツダ株式会社 | 自動車のパワ−プラント支持装置 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP5497984U patent/JPS60165221U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60165221U (ja) | 1985-11-01 |
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