JPH0529567Y2 - - Google Patents
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- JPH0529567Y2 JPH0529567Y2 JP1987035372U JP3537287U JPH0529567Y2 JP H0529567 Y2 JPH0529567 Y2 JP H0529567Y2 JP 1987035372 U JP1987035372 U JP 1987035372U JP 3537287 U JP3537287 U JP 3537287U JP H0529567 Y2 JPH0529567 Y2 JP H0529567Y2
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- Japan
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- engine
- mounting
- bracket
- mount bracket
- engine mount
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- Expired - Lifetime
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- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 11
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 13
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンを車体上に弾性支持する車
両用エンジンマウンテイングの構造に関し、詳し
くはダイナミツクダンパーが取付けられものの改
良に関する。
両用エンジンマウンテイングの構造に関し、詳し
くはダイナミツクダンパーが取付けられものの改
良に関する。
(従来の技術)
従来、車両においてエンジンを車体に対して弾
性支持するエンジンマウンテイング構造として
は、エンジン側に取付けられる断面略〓状のエン
ジンマウントブラケツトと、該エンジンマウント
ブラケツトと車体との間に介在される振動減衰部
としてのインシユレータとからなるものが一般に
よく用いられ、エンジンの振動が車体側に伝達さ
れるのを可及的に抑制している。
性支持するエンジンマウンテイング構造として
は、エンジン側に取付けられる断面略〓状のエン
ジンマウントブラケツトと、該エンジンマウント
ブラケツトと車体との間に介在される振動減衰部
としてのインシユレータとからなるものが一般に
よく用いられ、エンジンの振動が車体側に伝達さ
れるのを可及的に抑制している。
ところで、上記のエンジンマウンテイング構造
の場合、その固有周波数は通常200〜400Hz帯に設
定されているが、この周波数帯のエンジン振動が
伝達されると、エンジンマウンテイング構造自体
が共振をし、振動が増幅されて車体へ伝達され、
こもり音やエンジン透過音の原因となるという問
題があつた。
の場合、その固有周波数は通常200〜400Hz帯に設
定されているが、この周波数帯のエンジン振動が
伝達されると、エンジンマウンテイング構造自体
が共振をし、振動が増幅されて車体へ伝達され、
こもり音やエンジン透過音の原因となるという問
題があつた。
そこで、このような問題を解決するために、例
えば実開昭58−44222号公報に開示されるように、
上述のエンジンマウンテイング構造のインシユレ
ータに、マス部材を弾性的に支持してなるダイナ
ミツクダンパを取付けて、エンジンマウンテイン
グ構造がエンジン振動と共振する際その共振を低
減するようにしたものが提案されている。
えば実開昭58−44222号公報に開示されるように、
上述のエンジンマウンテイング構造のインシユレ
ータに、マス部材を弾性的に支持してなるダイナ
ミツクダンパを取付けて、エンジンマウンテイン
グ構造がエンジン振動と共振する際その共振を低
減するようにしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記提案のものの場合、ダイナ
ミツクダンパーの取付けは、インシユレータに設
けた突起部の両側面に弾性部材を各々接着した
後、該弾性部材を介してマス部材を弾性的に取付
けることによつてなされているため、その取付作
業が煩しく手数を要し、取付性が悪いという問題
があつた。
ミツクダンパーの取付けは、インシユレータに設
けた突起部の両側面に弾性部材を各々接着した
後、該弾性部材を介してマス部材を弾性的に取付
けることによつてなされているため、その取付作
業が煩しく手数を要し、取付性が悪いという問題
があつた。
また、ダイナミツクダンパーの取外しは、弾性
部材がインシユレータに接着された構造上非常に
困難なものである。そのため、車体に搭載され得
るエンジンのバリエーシヨンつまり排気量および
形種の違いなどによつて微妙に異なる共振周波数
の帯域に応じたダイナミツクダンパーの交換作業
が簡単にはなし得られず、互換性に欠けていた。
部材がインシユレータに接着された構造上非常に
困難なものである。そのため、車体に搭載され得
るエンジンのバリエーシヨンつまり排気量および
形種の違いなどによつて微妙に異なる共振周波数
の帯域に応じたダイナミツクダンパーの交換作業
が簡単にはなし得られず、互換性に欠けていた。
その場合、取付ブラケツトを用いて、エンジン
マウンテイングブラケツトに対してダイナミツク
ダンパーが着脱可能に取り付けられるようにする
ことが考えられるが、取付ブラケツトの構成およ
び取付位置などによつては、却つて取付作業に手
数を要して取付性を悪化させたり、交換作業を困
難にして互換性を悪化させたりする恐れもあり、
取付ブラケツトを設けるに当たり、エンジンマウ
ンテイングブラケツトなどにも改良を加える必要
がある。
マウンテイングブラケツトに対してダイナミツク
ダンパーが着脱可能に取り付けられるようにする
ことが考えられるが、取付ブラケツトの構成およ
び取付位置などによつては、却つて取付作業に手
数を要して取付性を悪化させたり、交換作業を困
難にして互換性を悪化させたりする恐れもあり、
取付ブラケツトを設けるに当たり、エンジンマウ
ンテイングブラケツトなどにも改良を加える必要
がある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、特に、エンジンマ
ウンテイングに対するダイナミツクダンパーの取
付けの構造において、ダイナミツクダンパーの取
付けを上方から着脱可能とすることにより、ダイ
ナミツクダンパの取付作業を簡単に行い得るよう
にするとともに、車体に搭載され得るエンジンに
よつて異なる共振周波数の帯域に応じたダイナミ
ツクダンパーの交換作業を簡単なものとし、その
互換性を良好にすることにある。併せて、エンジ
ンマウントブラケツトの剛性向上を図るものであ
る。
り、その目的とするところは、特に、エンジンマ
ウンテイングに対するダイナミツクダンパーの取
付けの構造において、ダイナミツクダンパーの取
付けを上方から着脱可能とすることにより、ダイ
ナミツクダンパの取付作業を簡単に行い得るよう
にするとともに、車体に搭載され得るエンジンに
よつて異なる共振周波数の帯域に応じたダイナミ
ツクダンパーの交換作業を簡単なものとし、その
互換性を良好にすることにある。併せて、エンジ
ンマウントブラケツトの剛性向上を図るものであ
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、エンジン側に取付けられるエンジンマウント
ブラケツトと、該エンジンマウントブラケツトと
車体との間に介在されるインシユレータとを有
し、エンジンを車体に弾性的に支持するととも
に、マス部材と弾性部材とからなるダイナミツク
ダンパーを、上記エンジンマウントブラケツトに
着脱可能に取付けられた取付ブラケツトに固定す
るようにした車量用エンジンマウンテイング構造
を前提とする。そして、上記ダイナミツクダンパ
ーを、上記取付ブラケツトに対してマス部材が弾
性部材を介して固定されるように直付けするとと
もに、上記エンジンマウントブラケツトを、上方
に開口する断面略〓状に形成し、そのエンジンマ
ウントブラケツトの上方への開口部の開口縁に、
互いに対向するよう配された一対の取付フランジ
を設ける。さらに、上記各取付フランジに、その
各取付フランジ間を連結するように上記取付ブラ
ケツトを設ける構成としたものである。
は、エンジン側に取付けられるエンジンマウント
ブラケツトと、該エンジンマウントブラケツトと
車体との間に介在されるインシユレータとを有
し、エンジンを車体に弾性的に支持するととも
に、マス部材と弾性部材とからなるダイナミツク
ダンパーを、上記エンジンマウントブラケツトに
着脱可能に取付けられた取付ブラケツトに固定す
るようにした車量用エンジンマウンテイング構造
を前提とする。そして、上記ダイナミツクダンパ
ーを、上記取付ブラケツトに対してマス部材が弾
性部材を介して固定されるように直付けするとと
もに、上記エンジンマウントブラケツトを、上方
に開口する断面略〓状に形成し、そのエンジンマ
ウントブラケツトの上方への開口部の開口縁に、
互いに対向するよう配された一対の取付フランジ
を設ける。さらに、上記各取付フランジに、その
各取付フランジ間を連結するように上記取付ブラ
ケツトを設ける構成としたものである。
(作用)
上記の構成により、本考案では、ダイナミツク
ダンパーをエンジンマウンテイングブラケツトに
取付ける場合、ダイナミツクダンパーが予め直付
け固定された取付ブラケツトをエンジンマウント
ブラケツトの開口部開口縁の一対の取付フランジ
に対してその各取付フランジ間を連結するように
エンジン上方から取付けるだけでよく、その取付
作業を簡単なものとすることができる。
ダンパーをエンジンマウンテイングブラケツトに
取付ける場合、ダイナミツクダンパーが予め直付
け固定された取付ブラケツトをエンジンマウント
ブラケツトの開口部開口縁の一対の取付フランジ
に対してその各取付フランジ間を連結するように
エンジン上方から取付けるだけでよく、その取付
作業を簡単なものとすることができる。
一方、ダイナミツクダンパーを取付す場合、上
記取付ブラケツトをエンジンマウントブラケツト
の開口部開口縁の各取付フランジから取外すだけ
でもつて、ダイナミツクダンパの取外しをエンジ
ン上方から簡単に行うことができ、車体に搭載さ
れ得るエンジンの排気量および形種の違いなどに
よつて微妙に異なる共振周波数の帯域に応じたダ
イナミツクダンパーの交換作業を簡単なものとす
ることができる。
記取付ブラケツトをエンジンマウントブラケツト
の開口部開口縁の各取付フランジから取外すだけ
でもつて、ダイナミツクダンパの取外しをエンジ
ン上方から簡単に行うことができ、車体に搭載さ
れ得るエンジンの排気量および形種の違いなどに
よつて微妙に異なる共振周波数の帯域に応じたダ
イナミツクダンパーの交換作業を簡単なものとす
ることができる。
また、上記取付ブラケツトは、断面略〓状のエ
ンジンマウントブラケツトの開口部開口縁(各取
付フランジ間)を連結するように架設されてエン
ジンマウントブラケツトを閉断面状に形成するの
で、該エンジンマウントブラケツトの剛性を向上
させることができる。
ンジンマウントブラケツトの開口部開口縁(各取
付フランジ間)を連結するように架設されてエン
ジンマウントブラケツトを閉断面状に形成するの
で、該エンジンマウントブラケツトの剛性を向上
させることができる。
しかも、上記の如く断面略〓状のエンジンマウ
ントブラケツトによれば、最初から閉断面構造を
採るエンジンマウントブラケツトに比して、エン
ジンマウントブラケツト自身が簡単に成形できる
ことに加え、少なくとも取付ブラケツトに対応す
るエンジンマウントブラケツトの対応部分が不要
となり、エンジンマウントブラケツトの対応部分
の重量が軽減されかつコストが低減される。
ントブラケツトによれば、最初から閉断面構造を
採るエンジンマウントブラケツトに比して、エン
ジンマウントブラケツト自身が簡単に成形できる
ことに加え、少なくとも取付ブラケツトに対応す
るエンジンマウントブラケツトの対応部分が不要
となり、エンジンマウントブラケツトの対応部分
の重量が軽減されかつコストが低減される。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る 第1図ないし第4図は本考案の一実施例に係る
車両用エンジンマウンテイングを備えた自動車の
エンジン支持部の構造を示す。同図において、1
は車幅方向に延びる車体強度部材としてのサスペ
ンシヨンメンバであつて、該サスペンシヨンメン
バ1の両端は、図示していないが、各々車体前後
方向に延びる左右のメインフレームに連結されて
いる。2は上記サスペンシヨンメンバ1の中央上
方に出力軸(図示せず)を車体前後方向に向けて
配設されたエンジンであつて、該エンジン2は、
サスペンシヨンメンバ1上にサスペンシヨンメン
バ1との間に介設されたエンジンマウンテング3
およびサスペンシヨンメンバブラケツト4を介し
て支持されている。
る 第1図ないし第4図は本考案の一実施例に係る
車両用エンジンマウンテイングを備えた自動車の
エンジン支持部の構造を示す。同図において、1
は車幅方向に延びる車体強度部材としてのサスペ
ンシヨンメンバであつて、該サスペンシヨンメン
バ1の両端は、図示していないが、各々車体前後
方向に延びる左右のメインフレームに連結されて
いる。2は上記サスペンシヨンメンバ1の中央上
方に出力軸(図示せず)を車体前後方向に向けて
配設されたエンジンであつて、該エンジン2は、
サスペンシヨンメンバ1上にサスペンシヨンメン
バ1との間に介設されたエンジンマウンテング3
およびサスペンシヨンメンバブラケツト4を介し
て支持されている。
上記エンジンマウンテイング3は、エンジン2
側に取付けられた上方へ開口する断面略〓状のエ
ンジンマウントブラケツト5と、該エンジンマウ
ントブラケツト5の外方(エンジン2と反対側)
に結合されてエンジンマウントブラケツト5と車
体との間に介在されるインシユレータ6とからな
る。上記エンジンマウントブラケツト5は、底部
に位置する水平面部5aと、該水平面部5aの両
側端部より上方に対向して延びる一対の垂直面部
5c,5cとで構成されている。そして、上記エ
ンジン2の側面に形成された台座部2aに、上記
エンジンマウントブラケツト5の水平面部5aが
ボルト7……締めにより取付けられている。ま
た、上記インシユレータ6は、同軸に配置される
外筒部材8と内筒部材9とからなり、共に薄肉の
金属製で円筒状に形成されている。上記外筒部材
8と内筒部材9との間すなわち外筒部材8の内側
内筒面と内筒部材9の外側円筒面との間には厚肉
円筒状の防振ゴム10が介装固着されている。
尚、上記内筒部材9の軸方向長さは外筒部材8お
よび防振ゴム10よりも長く形成され、該内筒部
材9の両端部は同等に外方に延出されている。
側に取付けられた上方へ開口する断面略〓状のエ
ンジンマウントブラケツト5と、該エンジンマウ
ントブラケツト5の外方(エンジン2と反対側)
に結合されてエンジンマウントブラケツト5と車
体との間に介在されるインシユレータ6とからな
る。上記エンジンマウントブラケツト5は、底部
に位置する水平面部5aと、該水平面部5aの両
側端部より上方に対向して延びる一対の垂直面部
5c,5cとで構成されている。そして、上記エ
ンジン2の側面に形成された台座部2aに、上記
エンジンマウントブラケツト5の水平面部5aが
ボルト7……締めにより取付けられている。ま
た、上記インシユレータ6は、同軸に配置される
外筒部材8と内筒部材9とからなり、共に薄肉の
金属製で円筒状に形成されている。上記外筒部材
8と内筒部材9との間すなわち外筒部材8の内側
内筒面と内筒部材9の外側円筒面との間には厚肉
円筒状の防振ゴム10が介装固着されている。
尚、上記内筒部材9の軸方向長さは外筒部材8お
よび防振ゴム10よりも長く形成され、該内筒部
材9の両端部は同等に外方に延出されている。
一方、上記サスペンシヨンメンバブラケツト4
は、サスペンシヨンメンバ1の端部付近上面にボ
ルト11,……締めにより取付けられている。ま
た、上記サスペンシヨンメンバブラケツト4に
は、インシユレータ6の内筒部材8の軸方向長さ
と等しい距離を隔て相対する一対のフランジ4a
が立設されてなり、このフランジ部4aの先端部
分には取付穴が穿設されている。そして、上記イ
ンシユレータ6の内筒部材9はサスペンシヨンメ
ブラケツト4のフランジ部4a間に挾装され、該
内筒部材9内に挿通される取付用通しボルト12
と取付ナツト13とによりサスペンシヨンメンバ
ブラケツト4のフランジ4aの両側に締結されて
いる。この場合、外筒部材8と内筒部材9との間
に介在した防振ゴム10の弾性力によつてエンジ
ン2をサスペンシヨンメンバ1上に弾性的に支持
するようになつている。
は、サスペンシヨンメンバ1の端部付近上面にボ
ルト11,……締めにより取付けられている。ま
た、上記サスペンシヨンメンバブラケツト4に
は、インシユレータ6の内筒部材8の軸方向長さ
と等しい距離を隔て相対する一対のフランジ4a
が立設されてなり、このフランジ部4aの先端部
分には取付穴が穿設されている。そして、上記イ
ンシユレータ6の内筒部材9はサスペンシヨンメ
ブラケツト4のフランジ部4a間に挾装され、該
内筒部材9内に挿通される取付用通しボルト12
と取付ナツト13とによりサスペンシヨンメンバ
ブラケツト4のフランジ4aの両側に締結されて
いる。この場合、外筒部材8と内筒部材9との間
に介在した防振ゴム10の弾性力によつてエンジ
ン2をサスペンシヨンメンバ1上に弾性的に支持
するようになつている。
そして、本考案の特徴として、上記エンジンマ
ウントブラケツト5の上方へ開口部の開口縁たる
各垂直面部5bの上端部には、互いに対向するよ
うに各々外方へ屈曲する水平な一対のフランジ部
5c,5c(取付フランジ)が形成されていて、
該各フランジ部5c間に、ダイナミツクダンパー
14が断面ハツト状の取付ブラケツト15を介し
て架設され、上記取付ブラケツト15の両端部は
ボルト16およびナツト17により着脱可能に取
付けられている。上記ダイナミツクダンパー14
は、取付ブラケツト15に対してその下方へ屈曲
する中央部に、マス部材18が弾性部材19を介
して直付け固定される構成となる。
ウントブラケツト5の上方へ開口部の開口縁たる
各垂直面部5bの上端部には、互いに対向するよ
うに各々外方へ屈曲する水平な一対のフランジ部
5c,5c(取付フランジ)が形成されていて、
該各フランジ部5c間に、ダイナミツクダンパー
14が断面ハツト状の取付ブラケツト15を介し
て架設され、上記取付ブラケツト15の両端部は
ボルト16およびナツト17により着脱可能に取
付けられている。上記ダイナミツクダンパー14
は、取付ブラケツト15に対してその下方へ屈曲
する中央部に、マス部材18が弾性部材19を介
して直付け固定される構成となる。
したがつて、上記実施例では、ダイナミツクダ
ンパー14をエンジンマウンテイング3に取付け
る場合、ダイナミツクダンパー14が予め中央部
に直付け固定された取付ブラケツト15の両端部
を、上方に開口する断面略〓状のエンジンマウン
トブラケツト5の各垂直面部5b上端部のフラン
ジ部5c,5cにボルト16およびナツト17で
締結するだけでよく、その取付作業はエンジン上
方から簡単になされる。よつてダイナミツクダン
パー14のエンジンマウンテイング3への取付性
を良好なものにすることができる。
ンパー14をエンジンマウンテイング3に取付け
る場合、ダイナミツクダンパー14が予め中央部
に直付け固定された取付ブラケツト15の両端部
を、上方に開口する断面略〓状のエンジンマウン
トブラケツト5の各垂直面部5b上端部のフラン
ジ部5c,5cにボルト16およびナツト17で
締結するだけでよく、その取付作業はエンジン上
方から簡単になされる。よつてダイナミツクダン
パー14のエンジンマウンテイング3への取付性
を良好なものにすることができる。
一方、ダイナミツクダンパー14を取外す場
合、取付ブラケツト15の両端部とエンジンマウ
ントブラケツト5の両フランジ部5cとを締結す
るボルト16およびナツト17を緩めるだけでも
つて、ダイナミツクダンパー14の取外しをエン
ジン上方から簡単に行うことができる。そのた
め、車体に搭載され得るエンジンの排気量および
車種の違いなどによつて微妙に異なる共振周波数
の帯域に応じたダイナミツクダンパー14の交換
作業が容易になし得られ、よつてエンジンマウン
テイング3に対するダイナミツクダンパー14の
互換性を良好なものにすることができる。
合、取付ブラケツト15の両端部とエンジンマウ
ントブラケツト5の両フランジ部5cとを締結す
るボルト16およびナツト17を緩めるだけでも
つて、ダイナミツクダンパー14の取外しをエン
ジン上方から簡単に行うことができる。そのた
め、車体に搭載され得るエンジンの排気量および
車種の違いなどによつて微妙に異なる共振周波数
の帯域に応じたダイナミツクダンパー14の交換
作業が容易になし得られ、よつてエンジンマウン
テイング3に対するダイナミツクダンパー14の
互換性を良好なものにすることができる。
また、上記エンジンマウントブラケツト5の各
垂直面部5b上端部のフランジ部5c,5c間に
架設された取付ブラケツト15により、エンジン
マウントブラケツト5の剛性向上を図ることがで
きる。
垂直面部5b上端部のフランジ部5c,5c間に
架設された取付ブラケツト15により、エンジン
マウントブラケツト5の剛性向上を図ることがで
きる。
しかも、上記の如く断面略〓状のエンジンマウ
ントブラケツト5によれば、最初から閉断面構造
を採るマウントブラケツトブラケツトに比して、
エンジンマウントブラケツト5自身を簡単に製作
することができる上、少なくとも取付けブラケツ
トに対応するエンジンマウントブラケツトの対応
部分が不要となり、エンジンマウントブラケツト
5の対応部分の重量の軽減化およびコストの低減
化を図ることができる。
ントブラケツト5によれば、最初から閉断面構造
を採るマウントブラケツトブラケツトに比して、
エンジンマウントブラケツト5自身を簡単に製作
することができる上、少なくとも取付けブラケツ
トに対応するエンジンマウントブラケツトの対応
部分が不要となり、エンジンマウントブラケツト
5の対応部分の重量の軽減化およびコストの低減
化を図ることができる。
さらに、上記の如きダイナミツクダンパー14
によれば、エンジンの老朽化に伴つて増加するエ
ンジン振動により共振周波数の帯域が移行した際
にも対処することができ、アフターサービス面の
向上が図り得られたエンジンマウンテングとして
実施する上で非常に有利なものとなる。
によれば、エンジンの老朽化に伴つて増加するエ
ンジン振動により共振周波数の帯域が移行した際
にも対処することができ、アフターサービス面の
向上が図り得られたエンジンマウンテングとして
実施する上で非常に有利なものとなる。
(考案の効果)
以上の如く、本考案における車両用エンジンマ
ウンテイング構造によれば、断面略〓状のエンジ
ンマウントブラケツトの開口部開口縁の一対の取
付フランジに、ダイナミツクダンパーを直付ね固
定した取付ブラケツトを着脱可能に取付けたこと
により、ダイナミツクダンパーのエンジンマウン
テングへの取付け作業をエンジン上方から簡単に
行うことができ、その取付性を良好なものにする
ことができるとともに、車体に搭載され得るエン
ジンによつて異なる共振周波数の帯域に応じたダ
イナミツクダンパーの取付けおよび取外しによる
交換作業をエンジン上方から簡単に行うことがで
き、その互換性を良好なものにすることができ
る。
ウンテイング構造によれば、断面略〓状のエンジ
ンマウントブラケツトの開口部開口縁の一対の取
付フランジに、ダイナミツクダンパーを直付ね固
定した取付ブラケツトを着脱可能に取付けたこと
により、ダイナミツクダンパーのエンジンマウン
テングへの取付け作業をエンジン上方から簡単に
行うことができ、その取付性を良好なものにする
ことができるとともに、車体に搭載され得るエン
ジンによつて異なる共振周波数の帯域に応じたダ
イナミツクダンパーの取付けおよび取外しによる
交換作業をエンジン上方から簡単に行うことがで
き、その互換性を良好なものにすることができ
る。
また、上記エンジンマウントブラケツト開口縁
の一対の取付フランジに該各取付フランジ間を連
結するように架設された取付ブラケツトにより、
該エンジンマウントブラケツトの剛性向上を図る
ことができる。
の一対の取付フランジに該各取付フランジ間を連
結するように架設された取付ブラケツトにより、
該エンジンマウントブラケツトの剛性向上を図る
ことができる。
しかも、上記の如く断面略〓状のエンジンマウ
ントブラケツトによれば、最初から閉断面構造を
採るエンジンマウントブラケツトに比して、エン
ジンマウントブラケツト自身の制作を簡単にでき
ると共に、少なくとも取付ブラケツトに対応する
エンジンマウントブラケツトの対応部分の重量の
軽減化およびコストの低減化を共に図ることがで
きる。
ントブラケツトによれば、最初から閉断面構造を
採るエンジンマウントブラケツトに比して、エン
ジンマウントブラケツト自身の制作を簡単にでき
ると共に、少なくとも取付ブラケツトに対応する
エンジンマウントブラケツトの対応部分の重量の
軽減化およびコストの低減化を共に図ることがで
きる。
しかも、上記の如き、ダイナミツクダンパーに
よれば、エンジンの老朽化に伴つて増加するエン
ジン振動により共振周波数の領域が移行した際に
も対処することができ、アフターサービス面の向
上もが図り得られたエンジンマウンテイングとし
て実施する上で非常に有利なものとなる。
よれば、エンジンの老朽化に伴つて増加するエン
ジン振動により共振周波数の領域が移行した際に
も対処することができ、アフターサービス面の向
上もが図り得られたエンジンマウンテイングとし
て実施する上で非常に有利なものとなる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
エンジンマウンテイングの取付け状態を示す側面
図、第2図は第1図の−線における断面図、
第3図は第1図に係る平面図、第4図はエンジン
マウンテイングの斜視図である。 1……サスペンシヨンメンバ、2……エンジ
ン、3……エンジンマウンテイング、5……エン
ジンマウントブラケツト、5c……フランジ部、
6……インシユレータ、14……ダイナミツクダ
ンパー、15……取付ブラケツト、18……マス
部材、19……弾性部材。
エンジンマウンテイングの取付け状態を示す側面
図、第2図は第1図の−線における断面図、
第3図は第1図に係る平面図、第4図はエンジン
マウンテイングの斜視図である。 1……サスペンシヨンメンバ、2……エンジ
ン、3……エンジンマウンテイング、5……エン
ジンマウントブラケツト、5c……フランジ部、
6……インシユレータ、14……ダイナミツクダ
ンパー、15……取付ブラケツト、18……マス
部材、19……弾性部材。
Claims (1)
- エンジン側に取付けられるエンジンマウントブ
ラケツトと、該エンジンマウントブラケツトと車
体との間に介在されるインシユレータとを有し、
エンジンを車体に弾性的に支持するとともに、マ
ス部材と弾性部材とからなるダイナミツクダンパ
ーを、上記エンジンマウントブラケツトに着脱可
能に取付けられた取付ブラケツトに固定するよう
にした車両用エンジンマウンテイング構造であつ
て、上記ダイナミツクダンパーは、上記取付ブラ
ケツトに対してマス部材が弾性部材を介して固定
されるよう直付けされているとともに、上記エン
ジンマウントブラケツトは、上方に開口する断面
略〓状に形成され、そのエンジンマウントブラケ
ツトの上方への開口部の開口縁には、互いに対向
するよう配された一対の取付フランジが設けられ
ており、該各取付フランジには、その各取付フラ
ンジ間を連結するように上記取付ブラケツトが設
けられていることを特徴とする車両用エンジンマ
ウンテイング構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987035372U JPH0529567Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987035372U JPH0529567Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142440U JPS63142440U (ja) | 1988-09-20 |
JPH0529567Y2 true JPH0529567Y2 (ja) | 1993-07-28 |
Family
ID=30844802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987035372U Expired - Lifetime JPH0529567Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529567Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5149773B2 (ja) * | 2008-11-14 | 2013-02-20 | 倉敷化工株式会社 | ダイナミックダンパ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6157030B2 (ja) * | 1982-11-16 | 1986-12-04 | Fukutoku Sangyo Kk |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6157030U (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-17 | ||
JPH0447463Y2 (ja) * | 1984-12-07 | 1992-11-10 |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP1987035372U patent/JPH0529567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6157030B2 (ja) * | 1982-11-16 | 1986-12-04 | Fukutoku Sangyo Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142440U (ja) | 1988-09-20 |
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