JPH0447463Y2 - - Google Patents

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JPH0447463Y2
JPH0447463Y2 JP1984184939U JP18493984U JPH0447463Y2 JP H0447463 Y2 JPH0447463 Y2 JP H0447463Y2 JP 1984184939 U JP1984184939 U JP 1984184939U JP 18493984 U JP18493984 U JP 18493984U JP H0447463 Y2 JPH0447463 Y2 JP H0447463Y2
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mounting body
elastic material
weight
spring constant
elastic
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JP1984184939U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は強制振動を受ける構造体の振動を効果
的に抑止するダイナミツクダンパに関するもので
ある。
[従来の技術] 車両などでは車体に対して振動発生体であるエ
ンジンを含む駆動装置を支持するために、特開昭
59−29830号公報に開示されるような防振ゴム装
置が利用されている。この防振ゴム装置は車両の
走行条件、例えば発進・加速時と定速走行時に対
応してばね定数が変化するようにし、できるだけ
車室に伝達される振動を抑えようとするものであ
る。
また、実開昭58−196447号に開示されるよう
に、乗り心地に最も影響する特定の振動数を打ち
消すようなダイナミツクダンパも提案されてい
る。これは、第10図に示すように、例えばモノ
コツク型構造の乗用車における補強部材としての
サイドメンバ30に取り付けられる。具体的に
は、第11,12図に示すように、断面逆U字形
をなすサイドメンバ30の底壁30aと側壁30
bに弾性材2を介して所定重量の錘1を支持する
ことにより構成される。サイドメンバ30の底壁
30aに取り付けられるダイナミツクダンパA
は、サイドメンバ30の上下方向の固有振動数と
ほぼ等しく、側壁30bに取り付けられたダイナ
ミツクダンパBはサイドメンバ30の横方向の固
有振動数とほぼ等しくなるように、錘1の質量と
弾性材2のばね定数が選択され、振動発生体を支
持するサイドメンバ30と逆相の振動を発生させ
て、サイドメンバ30の振動を打ち消し、車室へ
伝達される振動を改善しようとするものである。
しかし、上述のダイナミツクダンパは、錘1の
質量と弾性材2のばね定数に正確さが要求される
ばかりでなく、正確に設定し得たとしても、弾性
材2は硬さが低温では固く、高温では柔かくな
り、振動を抑えようとする固有振動数と実際に制
振効果を発揮する振動数とにずれが生じるという
問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、ダイナミツ
クダンパの制振効果を発揮する振動数が温度によ
り変化しない、常に必要とする特定の振動数(固
有振動数)の振動を有効に抑えることができる、
ダイナミツクダンパを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は振
動を受ける取付体に設けた穴にゴム製の弾性材を
挿通支持し、弾性材の一端に錘を結合し、弾性材
の他端と取付体との間に、取付体とほぼ平行な板
状のバイメタルを結合し、バイメタルは周囲温度
の上昇変化に伴い弾性体の取付体と錘との間隔を
縮小させるものである。
[作用] 取付体と弾性材との間に支持したバイメタルか
らなるばね定数調整部材により、弾性材の取付体
からの突出量が規制される。ばね定数調整部材の
突出量は高温では短く、低温では弱くなるので、
弾性材のもつばね定数がほぼ一定に維持される。
したがつて、錘と弾性材のもつばね定数により決
まる特定の振動数の振動が、温度変化に関係なく
効果的に抑えられる。
[考案の実施例] 第1,2図に示すように、例えば車体などの振
動発生体を支持しまたは外部から振動を受ける取
付体6に、バイメタルからなる帯状のばね定数調
整部材4の基端部が、スペーサ3を介して取付体
6に押し付けられ、かつスペーサ3と反対側の面
に押え板16を当て、これらを貫通するボルト5
を取付体6に螺合して固定される。
錘1を支持するゴムなどの弾性材2の端部が取
付体6の角穴10に嵌合され、角穴10の下端部
に結合部材12を介してボルト14が固定支持さ
れる。ボルト14はばね定数調整部材4の穴に挿
通され、座板15を外挿され、ナツト13を螺合
される。こうして、ばね定数調整部材4の先端部
は弾性材2の端部に結合される。
この実施例では、高温ではばね定数調整部材4
の端部が下方へ湾曲し、取付体6と錘1との間隔
lが小さくなり、弾性材2の軟化によるばね定数
の低下が抑えられる。逆に、低温ではばね定数調
整部材4が上方へ湾曲し、角穴10から突出する
弾性材2の長さlが増加し、弾性材2の硬化によ
るばね定数の増大を抑えるように働く。この実施
例は第1図において左右または前後方向の振動に
対して有効である。
第3,4図に示す実施例は、ダイアフラム型バ
イメタルのばね定数調整部材4を用いたものであ
る。すなわち、皿型に成型されたばね定数調整部
材4の周縁部が環状の押え板16とともに、ボル
ト5とナツト5aにより取付体6に重ね合せ固定
される。ばね定数調整部材4の中央部に、断面円
形の弾性材2の端部に焼付けにより結合したボル
ト14を挿通し、座板15を外挿し、ナツト13
を螺合する。弾性材2は取付体6の穴10に摺動
可能に嵌合される。
この実施例では、ばね定数調整部材4は高温で
ばね定数調整部材4の中央部が一層くぼむように
変形し、取付体6と錘1との間隔すなわち弾性材
2の長さlが短くなる。逆に、低温ではばね定数
調整部材4の中央部が押し上げられ、取付体6と
錘1との間の弾性材2の長さlが長くなる。
なお、以上の実施例において、錘1の代りに、
車両に取り付けられる機能部品、例えばバツテ
リ、ラジエータ、バンパ、ポンプ、モータなどと
適正なばね定数をもつ弾性材とを組合せて車体に
支持することにより、車体の振動を抑えるダイナ
ミツクダンパを構成することができる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、振動を受ける取付体に
設けた穴にゴム製の弾性材を挿通支持し、弾性材
の一端に錘を結合し、弾性材の他端と取付体との
間に、取付体とほぼ平行な板状のバイメタルを結
合し、バイメタルは周囲温度の上昇変化に伴い弾
性体の取付体と錘との間隔を縮小させるようにし
たから、次のような効果が得られる。
本考案によれば、バイメタルの温度変化に伴う
変形量は、弾性体に連続的な軸方向の変位を及ぼ
し、この結果、錘を結合する弾性体の取付体から
の突出長さが変化し、温度変化に対応して弾性部
材のばね定数が、連続的かつ円滑に変化するの
で、温度変化に対するダイナミツクダンパの制振
効果、特に振動を受ける車体などの固有振動数に
対応した制振効果が常時発揮される。
弾性体にバイメタルを接触させるものに比べ
て、取付調整が容易である。
本考案によるダイナミツクダンパは、構成が簡
単であり、軽量かつ形状が小さく、安価に提供で
きるので、本考案を車室の壁部の所要の部位に配
置すれば、乗り心地に最も影響する特定の振動数
の振動を効果的に抑え、静粛な快適な車室空間が
得られ、車両の乗り心地が向上される。
温度変化に対してダイナミツクダンパとしての
機能が変化しないので、人為的な調整やコンピユ
ータなどの高価な制御装置を備えなくても、季節
の変化に対して常に安定した制振効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るダイナミツ
クダンパの側面図、第2図は同平面図、第3図は
本考案の第2実施例に係るダイナミツクダンパの
正面断面図、第4図は同底面図、第5図は従来の
ダイナミツクダンパの使用の態様を示す車体の側
面図、第6図は同ダイナミツクダンパの取付状態
を示す正面断面図、第7図は他の使用状態を示す
正面断面図である。 1……錘、2……弾性材、3……取付板、4…
…ばね定数調整部材、6……取付板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動を受ける取付体に設けた穴にゴム製の弾性
    材を挿通支持し、弾性材の一端に錘を結合し、弾
    性材の他端と取付体との間に、取付体とほぼ平行
    な板状のバイメタルを結合し、バイメタルは周囲
    温度の上昇変化に伴い弾性体の取付体と錘との間
    隔を縮小させることを特徴とする、ダイナミツク
    ダンパ。
JP1984184939U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH0447463Y2 (ja)

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JP1984184939U JPH0447463Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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JP1984184939U JPH0447463Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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JPS6199749U JPS6199749U (ja) 1986-06-26
JPH0447463Y2 true JPH0447463Y2 (ja) 1992-11-10

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JPH0529567Y2 (ja) * 1987-03-11 1993-07-28

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109633A (ja) * 1983-11-16 1985-06-15 Mazda Motor Corp エンジンの振動減衰装置

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JPS60109633A (ja) * 1983-11-16 1985-06-15 Mazda Motor Corp エンジンの振動減衰装置

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JPS6199749U (ja) 1986-06-26

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