JP2589931Y2 - ショックアブソーバのカバー - Google Patents

ショックアブソーバのカバー

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JP2589931Y2
JP2589931Y2 JP1993032797U JP3279793U JP2589931Y2 JP 2589931 Y2 JP2589931 Y2 JP 2589931Y2 JP 1993032797 U JP1993032797 U JP 1993032797U JP 3279793 U JP3279793 U JP 3279793U JP 2589931 Y2 JP2589931 Y2 JP 2589931Y2
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JP
Japan
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shock absorber
shaped member
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cover
hole
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秀明 若林
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車軸とボデーと
の間に装備されるショックアブソーバのカバー、とくに
その遮音機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、一般にボデーの
スプリングハウスに形成された孔部分をショックアブソ
ーバの頂部が上方へ貫通し、その頂部にゴム製のキャッ
プを覆い被せた構造となっているが、タイヤノイズ等の
騒音がスプリングハウスとショックアブソーバ頂部との
隙間を通って車室内に入りやすいため、車室内の静粛性
が損なわれる不具合があり、また、実開昭60ー665
04号公報に記載されているように、車両のサスペンシ
ョン装置におけるピストンロッド頂部と車体側部材との
間にゴム製のカバーを取り付け、そのカバー内面に形成
されたリップ部がピストンロッド頂部の外筒に当接する
ものもあるが、この場合には、カバーの抜け止めがない
ため、車両の振動等によりカバーが外れやすくて、車室
内への騒音侵入を完全、確実に防止することは必ずしも
期待できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、車両におけ
るショックアブソーバの頂部とボデーとの間をコンパク
トな構成により確実に遮音できる機構を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を果たすため、
本考案にかかるショックアブソーバのカバーは、ボデー
の孔部を上方へ貫通するショックアブソーバの頂部に取
り付けられた略円板状部材、及び上記孔部の内周縁と上
記円板状部材の外周縁とに両端がそれぞれ装着されて上
記ボデーと上記円板状部材との環状間隙を密封するゴム
製カバー体をそなえている。
【0005】
【作用】従って、ボデーの下方における騒音は、ボデー
孔部と円板状部材との間を密封するカバー体によりボデ
ー上方の車室内へ伝わることが確実に遮断され、そのた
め、車室内の静粛性を容易に保持することができると共
に、カバー体はボデー孔部と円板状部材との環状間隙を
密封するだけであるので、その構成はきわめてコンパク
トであり、また、カバー体が上下方向及び横方向にたわ
んだ形状をそなえていれば、ボデーとショックアブソー
バ頂部との間に相対的な位置ずれがあっても、それをカ
バー体のたわみ部によって吸収することができ、さら
に、ボデー孔部の内周縁が略上方へのフランジを形成
し、かつ、円板状部材の外周縁が略横方向に配置されて
いれば、いずれの方向の振動が加えられてもカバー体は
各周縁から外れにくく、ボデー孔部と円板状部材との環
状間隙を常に完全に密封することが容易となる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す本考案の実施例について具
体的に説明する。図1において、車両ボデー1のスプリ
ングハウス2頂面に上方へのフランジを形成するバーリ
ング部3が設けられ、取り付けボルト4によりスプリン
グハウス2頂面に固定されたショックアブソーバ5の頂
部6がバーリング部3を上方へ貫通し、バーリング部3
より上方のショックアブソーバ頂部6に略円板状部材7
が取り付けられている。
【0007】また、円板状部材7の外周縁とバーリング
部3の周縁には、ゴム製カバー体8の両端にそれぞれ形
成されたリップ部9が各周縁を弾力的に挟み付けること
によりカバー体8が装着され、カバー体8の中間部には
蛇腹状に上下方向及び横方向にたわんだ部分10が形成
されていて、円板状部材7の外周縁とバーリング部3の
周縁との環状間隙11がカバー体8により密封されてい
る。
【0008】すなわち、円板状部材7とバーリング部3
との環状間隙11がカバー体8により密封されているた
め、タイヤノイズ等の騒音がバーリング部3内方の孔部
から環状間隙11を通って上方の車室内へ伝わることは
カバー体8により確実に遮断され、従って、車室内の静
粛性がタイヤノイズ等の騒音によって損なわれることを
容易に抑制できる。
【0009】また、カバー体8にたわみ部10が形成さ
れているため、ボデー1とショックアブソーバ頂部6と
の間に取り付け誤差、あるいは、振動による各部の変位
等による相対的な位置ずれがあっても、弾力的なたわみ
部10によってその位置ずれを容易に吸収することがで
きるので、ボデー1とショックアブソーバ5との連結部
分に悪影響を及ぼすことを防止できて、装置としての取
扱いが大層楽となる。
【0010】さらに、カバー体8の両端がそれぞれ装着
されている円板状部材7の外周縁とバーリング部3の周
縁とがほぼ直交した配置となっているため、いずれの方
向の振動が加えられてもカバー体8が円板状部材外周縁
及びバーリング部周縁から離脱することはないので、こ
の面からも円板状部材7とバーリング部3との環状間隙
11が常に確実に密封されて、カバー体8による遮音が
容易となる。
【0011】しかも、カバー体8は円板状部材7の外周
縁とバーリング部3の周縁との環状間隙11を密封する
だけの大きさでよいので、その構造は非常にコンパクト
であって、各種の車両に対しても低コストで簡単に適用
できる実用的な利点がある。
【0012】
【考案の効果】本考案にかかるショックアブソーバのカ
バーにより、ボデーの下方における騒音が上方の車室内
へ伝わることは確実に遮断されるので、車室内の静粛性
を容易に保持することができると共に、カバー体はボデ
ー孔部と円板状部材との環状間隙を密封するだけである
ので、その構成はきわめてコンパクトで安価とすること
ができ、また、ボデーとショックアブソーバ頂部との間
の相対的な位置ずれはカバー体により容易に吸収され、
さらに、カバー体の両端がそれぞれ装着されるボデー孔
部の内周縁と円板状部材の外周縁とがほぼ直交配置とさ
れることにより、いずれの方向の振動が加えられてもカ
バー体は各周縁から外れにくく、前記遮音機能を常に確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における要部縦断面図。
【図2】図1のII部拡大図。
【符号の説明】
1 ボデー 3 バーリング部 5 ショックアブソーバ 7 円板状部材 8 カバー体 10 たわみ部 11 環状間隙

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーの孔部を上方へ貫通するショック
    アブソーバの頂部に取り付けられた略円板状部材、及び
    上記孔部の内周縁と上記円板状部材の外周縁とに両端が
    それぞれ装着されて上記ボデーと上記円板状部材との環
    状間隙を密封するゴム製カバー体をそなえたショックア
    ブソーバのカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ゴム製カバー体
    の中間部が上下方向及び横方向にたわんだ形状をそなえ
    ているショックアブソーバのカバー。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    孔部の内周縁と上記円板状部材の外周縁とがほぼ直交配
    置されているショックアブソーバのカバー。
JP1993032797U 1993-05-26 1993-05-26 ショックアブソーバのカバー Expired - Fee Related JP2589931Y2 (ja)

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