JP3669538B2 - ストラットサポートキャップ取付構造 - Google Patents

ストラットサポートキャップ取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両ボディ側の開口部にストラットサポートが配設され、該ストラットサポートの上部を覆って取付けられるキャップを取付対象とするストラットサポートキャップ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のストラットサポートキャップ取付構造の概要を示す側面図、図6はその要部を拡大して示した断面図である。この取付構造では、車両ボディ1側の開口部2にストラット3の上端及びこれに取付けられたリバウンドストッパ4が臨んでいて、該開口部2にストラットサポート5が配置され、このストラットサポート5の内周とリバウンドストッパ4の外周との間にマウントブッシュ6が配置されている。そして、キャップ7がこれらを覆っている。
【0003】
キャップ7は、上端板部8と側部9と蛇腹部10とを一体に有し、上端板部8の内面側に凸部11が下向きに突設されており、上端板部8をリバウンドストッパ4の上端フランジ4aに当接させ、車両ボディ1側の開口部2、ストラット3の上端、リバウンドストッパ4及びストラットサポート5の上部等を覆い、蛇腹部10の端部を車両ボディ1の外面に当て、凸部11をリバウンドストッパ4の内周に嵌合圧入させて取付けられている。ストラットサポート5はボルト12及びこれに螺合するナット13によってボディ1に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の取付構造では、リバウンドストッパ4が車両の走行時に、サスペンションの動きによる上下動を伴うので、キャップ7とボディ1との間に隙間が生じ易く、キャップ7が脱落するおそれがあり、密封性が低い。密封性及び防浸水性を高めるためには、ボディ1とストラットサポート5との間に、別部品としてのシール用Oリング14等を配置する必要があり、コストを低減し難いという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述のような従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、キャップの脱落がなく、別部品としてのシール用Oリング等を必要とせず、密封性及び防浸水性に優れていて、コスト低減を容易に図ることができるストラットサポートキャップ取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、車両ボディ側の開口部近傍にストラットサポートが配設され、該ストラットサポートの上部を覆ってキャップを取付けるためのストラットサポートキャップ取付構造であって、前記キャップには、弾性を有するラバー又は合成樹脂で形成された下広がりの円錐筒部と、該円錐筒部の下部に位置し肉厚部分を有する係合部とを形成し、該係合部を、前記ストラットサポートの外周面と前記車両ボディ側の開口部の内周面との間に形成された断面がほぼ一様の上細りの楔形環状隙間に配置し、前記係合部を前記楔形環状隙間の間に挟み込んだ状態で弾性変形させて前記キャップを取付けることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るストラットサポートキャップ取付構造につき、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るストラットサポートキャップ取付構造の要部側面における断面図、図2は図1のキャップの部分を拡大して示した断面図、図3はそのキャップが取付られた状態を示す部分断面図である。この実施の形態に係るキャップ取付構造では、車両ボディ1側の開口部2、ストラット3の上端に取付けられたリバウンドストッパ4及びマウントブッシュ6等がいずれも図6に示す従来とほぼ同じなので、それらの部分に同一の符号を付けて示し、重複説明を省略する。
【0008】
また、このキャップ取付構造は、車両ボディ1側の開口部2近傍にストラットサポート20が配置され、このストラットサポート20の外周面と開口部2の内周面との間に断面が楔形の環状隙間25(図3参照)を形成し、キャップ26には該環状隙間25に配置される係合部27を設け、周方向に沿って形成した環状のシール凸条27aを有する該係合部27をストラットサポート20の外周面と車両ボディ1側の開口部2の内周面との間に挟み込んでキャップ26を取付けるようになっている。
【0009】
ストラットサポート20は、ボディ1の下方に配置される下方板部21と、該下方板部21に対しほぼ直角をなして続き起立している円筒部22と、該円筒部22の上端の内フランジ23とを一体に有する。そして、ストラットサポート20は、円筒部22がボディ1の開口部2に対して同心配置され、円筒部22とボディ1の開口部2の円錐筒部分15との間に断面がほぼ一様で上細りの楔形の環状隙間25を形成して、ボルト12及びこれに螺合するナット13をもってボディ1に固着される。
【0010】
キャップ26は、ラバー若しくは合成樹脂からなり、係合部27と、下広がりの円錐筒部28と、上端板部29とを一体に有している。係合部27は、図2に示すように、外面側の周方向に沿った環状の複数のシール凸条27aが形成され複数のシール凸条27a間に二つの環状溝27bが形成されており、シール凸条27a及び環状溝27bを含めた断面形状が上記環状隙間25の断面形状に適合し、環状隙間25の下端寄りの位置にシール凸条27aを含めた最大肉厚部分を有していて、図3に示すように、取付けられた状態で、圧縮されて若干弾性変形している
【0011】
また、キャップ26は、円錐筒部28の内面側に周方向に沿った環状の位置決め凸条28aを有し、この位置決め凸条28aをストラットサポート20の内フランジ23に当接させて、上端板部29の下方に空間32を形成し、上端板部29がリバウンドストッパ4に接触しないように位置決めされ、係合部27がストラットサポート20の円筒部22の外周面と開口部2の円錐筒部分15の内周面との間に挟み込まれた状態で固定し取付けられている。位置決め凸条28aと内フランジ23との間には環状隙間33が確保されている。
【0012】
図4は本発明の上記実施の形態に係るストラットサポートキャップ取付構造における組立て順序を説明するための部分断面図である。先ず、リバウンドストッパ4の外周にマウントブッシュ6を嵌着しこのマウントブッシュ6の外周にストラットサポート20を嵌着して組み合わせた組立体35を、ストラット3の上端の雄ねじ部3aとこれに螺合するナット17とにより、該ストラット3の上端に締結して取付ける。
【0013】
次に、ストラット3に取付けられているストラットサポート20の円筒部22の外周面にキャップ26を嵌着させ、これらを開口部2に下方から近付けて同心配置し、ストラットサポート20の円筒部22の外周面と開口部2の円錐筒部分15の内周面との間にキャップ26の係合部27を挟み込んだ状態にする。その後、ストラットサポート20の透孔20a及びボディ1の透孔1aにボルト12を通し、このボルト12にナット13を螺合させ締結してキャップ26を固定し取付ける。
【0014】
本発明の上記実施の形態によれば、上端板部29の下方に空間32があり、位置決め凸条28aと上端フランジ4aとの間に環状隙間33が確保されて、キャップ26がリバウンドストッパ4に直接接触しないので、キャップ26が車両の走行時におけるサスペンションの動きによる影響を受けず、開口部2の円錐筒部分15とストラットサポート20の円筒部22との間に断面楔形の環状隙間25を形成し、この環状隙間25に断面楔形の係合部27が配置されていて、これが上細りの円錐筒部分15と円筒部22との間に挟み込まれて弾性変形しているので、キャップ26の取付けが強固で外れ難く、密封性及び防浸水性が高いという利点がある。
【0015】
なお、本発明は、上記実施の形態によって限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、キャップ26の係合部27の外面側のシール凸条27aを単数にしてもよく、環状溝27bを一つ又は三つ以上形成するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、ストラットサポートの外周面と車両ボディ側の開口部の内周面との間に配置される係合部をキャップに設け、該係合部をストラットサポートの外周面と車両ボディ側の開口部の内周面との間に挟み込んでキャップを取付けることにより、Oリング等を必要とせず、組付けが簡単でそのための工数が減り、コスト低減を容易に図ることができ、しかも、密封性及び防浸水性に優れていて、取付け後のキャップが外れ難いという効果を奏する。また、キャップの係合部には周方向に沿って形成した環状のシール凸条を有することにより、一層優れた密封性及び防浸水性が得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るストラットサポートキャップ取付構造の要部側面における断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るキャップの部分を示した断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るキャップが取付けられた状態を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るストラットサポートキャップ取付構造における組立て順序の説明用断面図である。
【図5】従来のストラットサポートキャップ取付構造の概要を示す側面図である。
【図6】図5の要部を拡大して示した断面図である。
【符号の説明】
1 車両ボディ
2 開口部
3 ストラット
4 リバウンドストッパ
15 円錐筒部分
20 ストラットサポート
22 円筒部
23 内フランジ
25 環状隙間
26 キャップ
27 係合部
27a シール凸条
27b 環状溝
28 円錐筒部
28a 位置決め凸条
32 空間
33 環状隙間
35 組立体

Claims (2)

  1. 車両ボディ側の開口部近傍にストラットサポートが配設され、該ストラットサポートの上部を覆ってキャップを取付けるためのストラットサポートキャップ取付構造であって、
    前記キャップには、弾性を有するラバー又は合成樹脂で形成された下広がりの円錐筒部と、該円錐筒部の下部に位置し肉厚部分を有する係合部とを形成し、
    該係合部を、前記ストラットサポートの外周面と前記車両ボディ側の開口部の内周面との間に形成された断面がほぼ一様の上細りの楔形環状隙間に配置し、前記係合部を前記楔形環状隙間の間に挟み込んだ状態で弾性変形させて前記キャップを取付けることを特徴とするストラットサポートキャップ取付構造。
  2. 前記キャップの係合部の肉厚部分が、該係合部の周方向に沿って形成した環状のシール性を有する凸条であることを特徴とする請求項1に記載のストラットサポートキャップ取付構造。
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