JPH068290Y2 - オイルシールの取付構造 - Google Patents

オイルシールの取付構造

Info

Publication number
JPH068290Y2
JPH068290Y2 JP13703188U JP13703188U JPH068290Y2 JP H068290 Y2 JPH068290 Y2 JP H068290Y2 JP 13703188 U JP13703188 U JP 13703188U JP 13703188 U JP13703188 U JP 13703188U JP H068290 Y2 JPH068290 Y2 JP H068290Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
cylindrical wall
rocker cover
flange portion
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13703188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0256843U (ja
Inventor
宗博 嵯峨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP13703188U priority Critical patent/JPH068290Y2/ja
Publication of JPH0256843U publication Critical patent/JPH0256843U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068290Y2 publication Critical patent/JPH068290Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロッカーカバーとシリンダヘッド間のオイ
ルシールの取付構造に関する。
(従来技術) 従来の車両用エンジンのロッカーカバーとシリンダヘッ
ド間のオイルシールの取付構造としては、例えば実開昭
62−195643号公報に示されるものがある。
これは、第5図に示すように車両用エンジンのロッカー
カバー(シリンダヘッドカバーとも称される)11と、
シリンダヘッド14に取り付けられたプラグチューブ1
2の間をシールするためにロッカーカバー11の円筒状
壁15内周面とプラグチューブ12の外周面との間にオ
イルシール(プラグチューブガスケットとも称される)
13を圧嵌した構造のものである。
第6図は前記オイルシール13の取付部分の拡大図であ
る。
オイルシール13は断面略N字状に形成され、その内周
側の主リップ16はリング状のスプリング19によりプ
ラグチューブ12の外周に圧接している。又、オイルシ
ール13の外周側のシール端部17は、蛇腹部18の外
方へ働く弾性復元力によりロッカーカバー11の円筒状
壁15は内周面に圧接されている。このシール端部17
は一体に形成された補強部材20により剛性が高められ
ており、円筒状壁15との間に高い密着度を確保してい
る。
又、第5図に示すように、ロッカーカバー11の上部に
はブローバイ室9が形成されており、このブローバイ室
9の下面はブローバイガス中のオイルミストの除去のた
めに取り付けられたバッフルプレート10により閉塞さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のオイルシールの取付構造にあ
っては、ロッカーカバー11が材料強度が低い弾性樹脂
製の場合や、撓みが生じる材質の場合には、オイルシー
ル13の圧入後の弾性復元力によって円筒状壁15が損
傷したり、締め代か無くなったりして、オイルシール1
3が脱落する虞れがあった。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すために本考案は、車両用エンジンのロ
ッカーカバー内のブローバイ室の内側を形成する円筒状
壁の内周面と、該円筒状壁の内周面との間に隙間を形成
して該円筒状壁とほぼ平行状にシリンダヘッドに取り付
けられたプラグチューブの外周面との間に、内周側をプ
ラグチューブの外周面に圧接した状態で設けられるオイ
ルシールの取付構造において、前記ロッカーカバーの前
記ブローバイ室の下面を閉塞し得る板状に形成され前記
円筒状壁の下面に取り付けられるバッフルプレートに、
前記円筒状壁よりも前記プラグチューブ側へ延設した延
設部を形成し、前記オイルシールの外周側に前記円筒状
壁側へ突出するフランジ部を形成するとともに、前記円
筒状壁の内周側下面には、前記フランジ部が嵌合可能で
かつ前記フランジ部の幅よりも短い幅を有する段部を形
成し、前記フランジ部を、前記段部と前記バッフルプレ
ートの延設部間で挾持し固定したことを特徴とするもの
である。
(作用) 前記のように、本考案はオイルシールに形成したフラン
ジ部を、ロッカーカバー下面の段部とバッフルプレート
の延設部とにより挾持する構成としたことによって、ロ
ッカーカバーの強度が低かったり撓みを生じやすい材質
であっても、オイルシールの弾性復元力がロッカーカバ
ーに直接加わることがなく、ロッカーカバーの損傷が生
じることがない。又、オイルシールのシール性能を損ね
ることがなく、かつオイルシールがバッフルプレートと
ロッカーカバーの段部との間に挾持されているため、オ
イルシールが脱落することがない。
(実施例) 第1図は本考案の第1実施例に係るオイルシールの取付
構造を示す断面図てあり、第2図は同オイルシール部分
の拡大断面図である。尚、同図において第5図及び第6
図に示した従来例と同一構成部分には同一符号を付して
説明は省略する。
本実施例におけるバッフルプレート10Aはロッカーカ
バー11のブローバイ室9下面を閉塞するものであると
ともに、その内周縁はロッカーカバーの円筒状壁15よ
りも内側に延設され(この部分を延設部10aとす
る)、その先端はやや下方に屈曲している。
オイルシール13Aは中央に蛇腹部18を有する断面略
N字状に形成され、内周側の主リップ16はリング状の
スプリング19によりプラグチューブ12の外周に圧接
している。又、オイルシール13Aの外周側のシール端
部21の下縁には、外方に水平に張出したフランジ部2
2が形成されている。
他方、前記円筒状壁15の内周下面には前記フランジ部
22が嵌合可能で、かつフランジ部22の幅よりも若干
短い幅を有する段部11aが形成されている。
そして、前記フランジ部22を、前記段部11aとバッ
フルプレートの延設部10aとにより挾持することによ
り、オイルシール13Aのロッカーカバー側のシール端
部21が、ロッカーカバーの円筒状壁15の下面に固定
されている。前述のように、段部11aの幅がフランジ
部22の幅より短いことによって、シール端部21の外
周面は円筒状壁15に非接触の状態になる。又、フラン
ジ部22は蛇腹部18の弾性復元力により段部11aか
ら脱落しない程度の押圧力を受けるのみであり、円筒状
壁15を押圧する力は小さい。即ち、フランジ部22は
段部11aと延設部10aによる挾持力により固定され
ているのであって、従来例のように、蛇腹部18の弾性
復元力による圧接力によりロッカーカバー11に固定さ
れているものではない。
シール端部21及びフランジ部22は、その断面形状に
沿ってL字状の断面を有する補強部材23が一体に挿入
することにより、合成を高めている。
このように本実施例は、前記フランジ部22を、前記段
部11aと前記バッフルプレートの延設部10aとによ
り挾持することにより、オイルシール13Aのロッカー
カバー側のシール端部21を、ロッカーカバーの円筒状
壁15の下面に固定する構成であるため、ロッカーカバ
ー11にオイルシール13Aの弾性応力が加わることが
なくなり、ロッカーカバー11の損傷を防止できる。
又、プラグチューブ12側は主リップ16によりシール
され、ロッカーカバー11側は延設部10aとオイルシ
ール13Aのフランジ部22によりシールされているた
め、オイルシールのシール性能を損ねることがなく、か
つフランジ部22が段部11aと延設部10aによって
挾持されているため、オイルシールが脱落することがな
い。
さらに、フランジ部22が段部11aと延設部10aに
よって挾持されていることによって、バッフルプレート
10Aを取り外すのみで容易にオイルシール13Aを脱
着することができ便利である。
次に、第3図は本考案の第2実施例に係るオイルシール
の取付構造を示す断面図であり、第4図は同オイルシー
ル部分の拡大断面図である。尚、同図において第5図及
び第6図に示した従来例と同一構成部分には同一符号を
付して説明は省略する。
本実施例においては、オイルシール13Bが前記第1実
施例のもののような蛇腹部18を有しておらず、略L字
状の断面形状を有している。従って、オイルシール13
Bの主リップ16はリング状のスプリング19の付勢力
によりプラグチューブ12の外周面に圧接してプラグチ
ューブ12側をシールしている。又、オイルシール13
Bのシール端部24(主リップ16下部の屈曲部27か
ら後述のフランジ部25との間を指す)の外周には、連
続して水平方向に延設されたフランジ部25が形成され
ている。このフランジ部25は前記第1実施例と同様
に、円筒状壁15の内周下面に形成されたフランジ部2
5の幅よりも若干短い幅を有する段部11aと、前記バ
ッフルプレートの延設部10aとにより挾持することに
より、ロッカーカバーの円筒状壁15の下面に固定され
ている。
フランジ部25は断面形状に対応した平板円環状の補強
部材26を一体に挿入することにより剛性を高めてあ
る。
このような構成により、本実施例は前記第1実施例の効
果に加えて、オイルシール13Bが蛇腹部18を有して
いないため、構造が簡単化され、部品加工も容易になる
という利点を有する。
尚、本考案はロッカーカバーが合成樹脂製のもの以外の
場合にも適用できることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案はオイルシールに形
成したフランジ部を、ロッカーカバー下面の段部とバッ
フルプレートの延設部とにより挾持する構成としたこと
によって、ロッカーカバーの強度が低かったり、撓みを
生じやすい材質であっても、オイルシールの弾性復元力
がロッカーカバーに直接加わることがなく、ロッカーカ
バーの損傷が生じることがない。又、オイルシールのシ
ール性能を損ねることがなく、かつオイルシールがバッ
フルプレートとロッカーカバーの段部との間に挾持され
ているため、オイルシールが脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るオイルシールの取付
構造を示す断面図、第2図は同オイルシール部分の拡大
断面図、第3図は本考案の第2実施例に係るオイルシー
ルの取付構造を示す断面図、第4図は同オイルシール部
分の拡大断面図、第5図は従来のオイルシールの取付構
造を示す断面図、第6図は同オイルシール部分の拡大断
面図である。 9……ブローバイ室 10A……バブルプレート 10a……延設部 11……ロッカーカバー 11a……段部 12……プラグチューブ 13A,13B……オイルシール 21,24……シール端部 22,25……フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 13/00 C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用エンジンのロッカーカバー11内の
    ブローバイ室9の内側を形成する円筒状壁15の内周面
    と、該円筒状壁15の内周面との間に隙間を形成して該
    円筒状壁15とほぼ平行状にシリンダヘツドに取り付け
    られたプラグチューブ12の外周面との間に、内側をプ
    ラグチューブ12の外周面に圧接した状態で設けられる
    オイルシール13Aの取付構造において、 前記ロッカーカバー11の前記ブローバイ室9の下面を
    閉塞し得る板状に形成され前記円筒状壁15の下面に取
    り付けられるバッフルプレート10Aに、前記円筒状壁
    15よりも前記プラグチューブ12側へ延設した延長部
    10aを形成し、 前記オイルシール13Aの外周側に前記円筒状壁15側
    へ突出するフランジ部22を形成するとともに、 前記円筒状壁15の内周側下面には、前記フランジ部2
    2が嵌合可能でかつ前記フランジ部22の輻よりも短い
    幅を有する段部11aを形成し、前記フランジ部22
    を、前記段部11aと前記バッフルプレート11Aの延
    設部10a間で挾持し固定したことを特徴とするオイル
    シール取付構造。
JP13703188U 1988-10-20 1988-10-20 オイルシールの取付構造 Expired - Lifetime JPH068290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13703188U JPH068290Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 オイルシールの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13703188U JPH068290Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 オイルシールの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0256843U JPH0256843U (ja) 1990-04-24
JPH068290Y2 true JPH068290Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31398093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13703188U Expired - Lifetime JPH068290Y2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 オイルシールの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068290Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5558946B2 (ja) * 2010-07-15 2014-07-23 株式会社Roki シール部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0256843U (ja) 1990-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4014423B2 (ja) シリンダヘッドカバーにおける点火栓チューブ挿入部のシール装置
JP2524095Y2 (ja) 自動車エンジンの高圧接続部のキヤップ
EP1243820A3 (en) Metal gasket
JPH068290Y2 (ja) オイルシールの取付構造
JP2001263159A (ja) 内燃機関のシリンダヘッドカバー用オイルシール
JPS6029659Y2 (ja) カバ−類の取付装置
JPH063178Y2 (ja) エアクリーナのシール構造
JP2514182Y2 (ja) シリンダヘッドカバ―用ガスケット
JPS6324286Y2 (ja)
JPH0533723Y2 (ja)
JPH0579122U (ja) 内燃機関用エアクリーナのシールパッキン
JP4248309B2 (ja) 内燃機関のロッカーカバーの取付構造
JPH0534377Y2 (ja)
JP2559153Y2 (ja) ヘッドカバーガスケット
JP2972119B2 (ja) 上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット
JPH045715Y2 (ja)
JP3785673B2 (ja) 燃料タンクのキャップ構造
JPH051638Y2 (ja)
JPH06690Y2 (ja) ロッカカバーガスケット
JPS628457Y2 (ja)
JPH0526382Y2 (ja)
JP2595332Y2 (ja) エアクリーナ
JPH021447Y2 (ja)
JP2585992Y2 (ja) ダイヤフラム式スイッチ
JP3291557B2 (ja) ベローズ