JPS6324286Y2 - - Google Patents

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JPS6324286Y2
JPS6324286Y2 JP1982026625U JP2662582U JPS6324286Y2 JP S6324286 Y2 JPS6324286 Y2 JP S6324286Y2 JP 1982026625 U JP1982026625 U JP 1982026625U JP 2662582 U JP2662582 U JP 2662582U JP S6324286 Y2 JPS6324286 Y2 JP S6324286Y2
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JP
Japan
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circumferential surface
seal lip
inner member
sealing
small diameter
Prior art date
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JP1982026625U
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JPS58130161U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は固定部の密封装置に係る。更に詳しく
は、互いに組合された部材間を一箇所の空間部で
密封する密封装置に関する。本考案に関する密封
装置の先行技術としては第1図に示すもの(実公
昭35−13713号公報)が存在する。
第1図のものは断面U形状をして両側がシール
リツプ51,52に形成されたパツキン53であ
るため、組合された部材間に形成される環状溝1
2に装着すると、軸方向には変形することはでき
るが、径方向には密封接触を保持した変形が不十
分なため、シール面の密封力に欠点を有する。
即ち、パツキン53を内側部材9の段部面8と
小径周面6、及び端部板11の円筒部端面13に
より形成される環状溝12に装着すると、パツキ
ン53のU字両側のシールリツプ51,52の外
周端部が外側部材4の内周面5に接触して密封す
る。しかし、内側部材9の外周面7及び小径周面
6側の間隙にPのような負圧が生起すると、図上
下側シールリツプ52は端面接触であるから、圧
力差によつて流体漏洩の問題を惹起する。そうす
ると、パツキン53のU字形状内側は負圧になる
ので、図上上側シールリツプ51は大気側Aから
侵入する圧力により図上下側に押圧されるので、
上側シールリツプ51は仮想線のように変位す
る。従つてパツキン53としての密封性に欠点を
生じてくる。
更に、外側部材4の内周面5と内側部材9の小
径周面6との間隙寸法にばらつきが生ずると、ば
らつき寸法が大きい場合には、シールリツプ5
1,52と内周面5とは非接触状態のようになる
し、ばらつき寸法が小さい場合には、シールリツ
プ51,52の中央側が対向して近づくように湾
曲に変形してシールリツプ51,52の不完全接
触になる。従つて、パツキンとしての密封能力に
欠点を内在する。
本考案は上述のような問題点に鑑み成されたも
ので、その目的は、組合せ部材間の寸法に多少の
ばらつきがあつても、確実に密封するパツキンを
得ることにある。このため、本考案は以下のよう
に構成されている。
円筒形状を呈し、外周面の端部側に設けられた
段部面を備えて小径周面を形成する内側部材と、
前記内側部材の外周面と合する内周面を備えた外
側部材と、前記内側部材及び外側部材の端部側か
ら前記外側部材の内周面及び前記内側部材の小径
周面に嵌合する円筒部を備えた端部板とを有し、
前記内側部材の段部面及び小径周面並びに前記端
部板の円筒部端面により形成された環状溝内に、
ゴム状弾性材をもつて製せられ、軸方向部及び径
方向部を有して略L字状の断面形状を呈し、前記
軸方向部の端部側を鈍角に折曲げられて第1のシ
ールリツプを形成するとともに、前記径方向部の
端部側も鈍角に折曲げられて第2のシールリツプ
を形成したパツキンを装着され、前記第1のシー
ルリツプの先端側を前記端部板の円筒部端面に密
封接触させるとともに、前記第2のシールリツプ
の先端側を前記外側部材の内周面に密封接触させ
るものである。
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。第2図は本考案の密封装置の断面図
である。この密封装置のパツキン1は断面L形状
の両端側が互いに近寄る方向に鈍角に折曲げられ
た形状で、一方を第1のシールリツプ2とし、他
方を第2のシールリツプ3としたものである。こ
のパツキン1はゴム状弾性材より構成されてい
る。このパツキン1が装着される組合せ部材は、
外周部材4に内周面5が設けられ、この内周面4
に、外周面7から段部面8を経て小径周面6を形
成する内側部材9が、嵌合して組付けられてい
る。更に、外周部材4と内側部材9との端部を塞
ぐと共に、外側部材4の内周面5と内側部材9の
小径周面6との間に嵌合して入り込む円筒部10
を有する端部板11が設けられている。そして内
側部材9の段部面8と小径周面6及び円筒部端面
13により環状溝12が形成されている。
この環状溝12に本考案のパツキン1を装着す
ると、第1のシールリツプ2の先端側は円筒部1
0の端面に、第2のシールリツプ3の先端側は外
側部材4の内周面5にそれぞれ密封接触する。従
つて、外側部材4の内周面5と内側部材9の小径
周面6との相対寸法にばらつきが生じても、鈍角
に曲げられた第2のシールリツプの形状により弾
性的に変位して対応できるから第2のシールリツ
プ3は内周面5に密封接触をつづける。又、第1
のシールリツプ2も円筒部10の端面に密封接触
し、円筒部10側が内側部材9の軸方向に対して
相対寸法的に変位しても、鈍角に折曲げられた第
1のシールリツプの形状により弾性的に変形して
対応できるから、第1のシールリツプは円筒部1
0の端面に密封接触を続ける。
上述のように構成されたパツキンは以下のよう
な効果を奏する。
内側部材9に形成された内周通路14には負
圧が生ずるようにされているから、間隙を通つ
て小径周面6と円筒部10の内周面との間隙に
もPの負圧が発生するが、パツキン1の第1の
シールリツプ2がこの間隙を覆うようにして先
端側が円筒部10の端面に接触しているから、
Pの負圧が生じても、第1のシールリツプ2の
密封接触面は円筒部10の端面から離れるよう
なことがでく、有効に密封接触を保持すること
ができる。又、第2のシールリツプ3も外側部
材4の内周面5と内側部材9の外周面7との間
隙を覆うようにして先端が外側部材4の内周面
5に密封接触しているから、この間隙Pの負圧
が発生しても、第2のシールリツプ3は確実に
密封することができる。しかも、第1と第2の
シールリツプ2,3の間は開口して大気圧の正
圧が存在するようにされているから、この正圧
により、更に、第1と第2のシールリツプ2,
3を相手部材に対して確実に押圧して、密封接
触させることができる。
第1のシールリツプ2と第2のシールリツプ
3とは断面L形状の先端側を折曲げたようにし
て形成されているから、パツキン1の軸方向及
び径方向に対して弾性変形することが可能であ
る。
つまり、組付により形成された環状溝12に
パツキン1を装着する場合には、環状溝12の
寸法にばらつきが生ずるが、このばらつき寸法
に対しても十分に対応して密封接触する効果が
期待できる。
第1と第2のシールリツプ2,3との間は開
口しているから、この間に大気圧が存在するよ
うになるので、パツキンの断面L形状の厚さを
薄くしても、十分な密封効果を発揮することが
でき、パツキンとしての材料費を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパツキンの断面図、第2図は本
考案のパツキンによる密封装置の断面図である。 1……パツキン、2……第1のシールリツプ、
3……第2のシールリツプ、4……外側部材、5
……内周面、6……小径周面、7……外周面、8
……段部面、9……内側部材、10……円筒部、
11……端部板、12……環状溝、13……円筒
部端面、14……内周通路、51……パツキン、
52……上側シールリツプ、53……下側シール
リツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形状を呈し、外周面7の端部側に設けられ
    た段部面8を備えて小径周面6を形成する内側部
    材9と、前記内側部材9の外周面7と嵌合する内
    周面5を備えた外側部材4と、前記内側部材9及
    び外側部材4の端部側から前記外側部材5の内周
    面5及び前記内側部材9の小径周面6に嵌合する
    円筒部10を備えた端部板11とを有し、前記内
    側部材9の段部面8及び小径周面6並びに前記端
    部板11の円筒部端面13により形成された環状
    溝12内に、ゴム状弾性材をもつて製せられ、軸
    方向部及び径方向部を有して略L字状の断面形状
    を呈し、前記軸方向部の端部側を鈍角に折曲げら
    れて第1のシールリツプ2を形成するとともに、
    前記径方向部の端部側も鈍角に折曲げられて第2
    のシールリツプ3を形成したパツキン1を装着さ
    れ、前記第1のシールリツプ2の先端側を前記端
    部板11の円筒部端面13に密封接触させるとと
    もに、前記第2のシールリツプ3の先端側を前記
    外側部材4の内周面5に密封接触させている密封
    装置。
JP2662582U 1982-02-26 1982-02-26 密封装置 Granted JPS58130161U (ja)

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JP2662582U JPS58130161U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 密封装置

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JP2662582U JPS58130161U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS58130161U JPS58130161U (ja) 1983-09-02
JPS6324286Y2 true JPS6324286Y2 (ja) 1988-07-04

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JP2662582U Granted JPS58130161U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 密封装置

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JP2012047884A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fujifilm Corp 防水ケース及び内視鏡
JP5931429B2 (ja) * 2011-12-20 2016-06-08 三菱航空機株式会社 耐雷ファスナ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124765A (en) * 1980-01-10 1981-09-30 Robergin Fritz Foldable packing

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