JPH06147330A - バタフライ弁のシール構造 - Google Patents

バタフライ弁のシール構造

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JPH06147330A
JPH06147330A JP29747892A JP29747892A JPH06147330A JP H06147330 A JPH06147330 A JP H06147330A JP 29747892 A JP29747892 A JP 29747892A JP 29747892 A JP29747892 A JP 29747892A JP H06147330 A JPH06147330 A JP H06147330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
valve
valve body
ring
inner peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP29747892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Yokota
洋元 横田
Sei Yabumoto
生 藪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06147330A publication Critical patent/JPH06147330A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁箱11の内周面に周方向に沿って弁箱シー
ト14を設け、弁体13の外周縁部にゴム製の弁体シー
ト15を設け、弁体シート15の内周側に弁体13の径
方向に拡縮するシートリング18を配置し、シートリン
グ18の内周縁部にリング側テーパ面18aを形成し、
シート押さえ16に先端がテーパ状をなしてリング側テ
ーパ面18aに当接するアジャストボルト19を螺設し
た。 【効果】 アジャストボルト19の締付によりシートリ
ング18を介して弁体シート15を径方向に押し出すこ
とができ、アジャストボルト19による弁体シート15
の調整によって長年にわたり確実なシール性を確保する
とともに、弁体13の回動に要するトルクを小さく抑制
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムシートを用いるバ
タフライ弁のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバタフライ弁としては、例えば、
図2に示すようなものがある。図2において、弁箱1の
内部には弁箱内流路2を全開する位置と全閉する位置と
にわたって回動する弁体3を設けており、弁箱1の内周
面には周方向に沿って弁箱シート4を設けている。ま
た、弁体3の外周縁部には弁箱シート4に圧接するゴム
製の弁体シート5を配置している。この弁体シート5は
環状をなして弁体3に設けた係合溝6に内周縁の係止部
5aを嵌入させており、この弁体シート5を弁体3との
間で挟持するシート押さえ7を固定ボルト8で弁体3に
締付けて固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、弁体シート5はゴム製であるために、
経年変化によって摩耗し、シール性が低下する問題があ
った。また、経年変化による摩耗を予め想定して、初期
設定時に弁体シート5を径方向に余分に突出させると、
弁箱シート4に対して弁体シート5が強く圧接するため
に摩擦力が増加し、弁体3の開閉に要するトルクが増大
して大きな駆動力を必要とする問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、経年
変化により摩耗しても、弁箱シートに対して弁体シート
を適切に圧接させて確実なシール性を確保することがで
きるバタフライ弁のシール構造を提供すること目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のバタフライ弁のシール構造は、弁箱内に全
閉位置と全開位置とにわたって回動する弁体を設け、弁
箱の内周面に周方向に沿って弁箱シートを設け、弁体の
外周縁部に弁箱シートに圧接するゴム製の弁体シートを
設け、弁体シートを弁体との間で挟持するシート押さえ
を固定ボルトで弁体に固定し、弁体シートの内周側に位
置して弁体とシート押さえの間に弁体の径方向に拡縮す
るシートリングを配置し、シートリングの内周縁部に内
周側に向けて縮径するリング側テーパ面を形成し、弁体
ないしシート押さえに先端がリング側テーパ面に当接す
るアジャストボルトを螺設し、アジャストボルトの先端
形状をテーパ状に形成した構成としたものである。
【0006】
【作用】上記した構成により、全閉時には弁体シートを
弁箱シートに圧接させてシールする。このとき、弁体シ
ートは弾性変形して径方向に縮径するがその弾性変形に
よる変位は予め締め代として初期設定する。この締め代
の調整は、アジャストボルトを締め付けることにより行
う。アジャストボルトを締め付けると、テーパ状の先端
がシートリングのリング側テーパ面を押圧し、楔作用に
よってシートリングが拡径して弁体シートを径方向に押
し出す。
【0007】そして、初期設定時には、弁体シートの締
め代を確実なシール性が得られる最小の値に調整し、弁
体の回動に要するトルクを小さくする。また、経年変化
によって弁体シートが摩耗してシール性が損なわれた場
合には、アジャストボルトを締め付けて弁体シートをさ
らに径方向に押し、適度な締め代を確保してシール性を
回復する。
【0008】したがって、初期設定において弁体シート
に過剰な締め代を与えずとも、アジャストボルトによる
弁体シートの調整によって長年にわたり確実なシール性
を確保することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、弁箱11の内部には弁箱内流路
12を全開する位置と全閉する位置とにわたって回動す
る弁体13を設けており、弁箱11の内周面には周方向
に沿って弁箱シート14を設けている。また、弁体13
の外周縁部には弁箱シート14に圧接するゴム製の弁体
シート15を配置しており、弁体シート15の断面は外
周側ほど幅が狭くなる形状をなしている。
【0010】そして、弁体シート15を弁体13との間
で挟持するシート押さえ16を固定ボルト17で弁体1
3に固定しており、弁体13とシート押さえ16の間に
形成する間隙には弁体シート15の内周側に位置して弁
体13の径方向に拡縮する一つ割りないし複数に分割し
たシートリング18を配置している。このシートリング
18の内周縁部には内周側に向けて縮径するリング側テ
ーパ面18aを形成しており、シート押さえ16には先
端がシートリング18のリング側テーパ面18aに当接
する複数のアジャストボルト19を螺設している。この
アジャストボルト19の先端形状はリング側テーパ面1
8aに対向するテーパ状をなしている。
【0011】以下、上記構成における作用を説明する。
全閉状態におけるシール性は、弁体シート15が弁箱シ
ート14に圧接することにより得られる。このとき、弁
体シート15は弾性変形して径方向に縮径するが、その
弾性変形による変位は予め締め代として初期設定する。
【0012】この締め代の調整は、アジャストボルト1
9を締め付けることにより行う。アジャストボルト19
を締め付けると、アジャストボルト19のテーパ状の先
端がシートリング18のリング側テーパ面18aを押圧
し、両者のテーパ面相互の楔作用によってシートリング
18が拡径し、シートリング18の拡がりに伴って弁体
シート15が径方向に押し出される。
【0013】そして、初期設定時には、弁体シート15
の締め代は、確実なシール性が得られる程度に最小の値
に調整し、弁体13の回動に要するトルクを小さくす
る。また、経年変化によって弁体シート15が摩耗して
シール性が損なわれ、漏水が生じる場合には、アジャス
トボルト19を締め付けてシートリング18を拡径し、
弁体シート15をさらに径方向に押し、適度な締め代を
確保してシール性を回復する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アジ
ャストボルトの締付によりシートリングを介して弁体シ
ートを径方向に押し出すことができ、従来のように、初
期設定において弁体シートに過剰な締め代を与えずと
も、アジャストボルトによる弁体シートの調整によって
長年にわたり確実なシール性を確保するとともに、弁体
の回動に要するトルクを小さく抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバタフライ弁のシー
ル構造を示す断面図である。
【図2】従来のバタフライ弁のシール構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 弁箱 13 弁体 14 弁箱シート 15 弁体シート 16 シート押さえ 17 固定ボルト 18 シートリング 18a リング側テーパ面 19 アジャストボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に全閉位置と全開位置とにわたっ
    て回動する弁体を設け、弁箱の内周面に周方向に沿って
    弁箱シートを設け、弁体の外周縁部に弁箱シートに圧接
    するゴム製の弁体シートを設け、弁体シートを弁体との
    間で挟持するシート押さえを固定ボルトで弁体に固定
    し、弁体シートの内周側に位置して弁体とシート押さえ
    の間に弁体の径方向に拡縮するシートリングを配置し、
    シートリングの内周縁部に内周側に向けて縮径するリン
    グ側テーパ面を形成し、弁体ないしシート押さえに先端
    がリング側テーパ面に当接するアジャストボルトを螺設
    し、アジャストボルトの先端形状をテーパ状に形成した
    ことを特徴とするバタフライ弁のシール構造。
JP29747892A 1992-11-09 1992-11-09 バタフライ弁のシール構造 Pending JPH06147330A (ja)

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JPH06147330A true JPH06147330A (ja) 1994-05-27

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ID=17847021

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181801A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toshiba Corp バタフライ型蒸気弁
KR102267545B1 (ko) * 2021-01-06 2021-06-22 주식회사 피엔케이이엔지 컨트롤 밸브용 시트 및 이를 포함하는 컨트롤 밸브
KR102376623B1 (ko) * 2021-12-07 2022-03-21 주식회사 신정기공 제수밸브의 시트장치
KR102376624B1 (ko) * 2021-12-07 2022-03-21 주식회사 신정기공 밸브의 시트장치
CN116734011A (zh) * 2023-08-11 2023-09-12 科达阀门科技有限公司 一种软密封闸阀

Cited By (6)

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