JPH0534377Y2 - - Google Patents

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JPH0534377Y2
JPH0534377Y2 JP1987193962U JP19396287U JPH0534377Y2 JP H0534377 Y2 JPH0534377 Y2 JP H0534377Y2 JP 1987193962 U JP1987193962 U JP 1987193962U JP 19396287 U JP19396287 U JP 19396287U JP H0534377 Y2 JPH0534377 Y2 JP H0534377Y2
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JP
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groove
head cover
packing
corner portion
sides
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのシリンダヘツドに締結さ
れるヘツドカバーに適用するパツキン装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、実公昭52−54698号公報により、第5図
に示す如く、ヘツドカバーaのシリンダヘツドb
に対する接合面cに第1の溝dを形成すると共
に、カムシヤフトを挿通する該ヘツドカバーaの
半円状の凹欠部の内周面eに前記第1の溝dに連
続する第2の溝fを形成し、該両溝d,fにその
溝深さより丈高のパツキンgを嵌合するパツキン
装置は知られ、このものでは、ヘツドカバーaの
前記接合面cと前記内周面eとの成すコーナ部を
面取りした斜面hに形成し、前記コーナ部に対応
するパツキンgのコーナ部分の側面に該斜面hに
当接する巾広部iを形成し、ヘツドカバーaをシ
リンダヘツドbに締結した際に、その締結力の該
斜面hによる水平方向分力によりパツキンgの前
記コーナ部分の内周面の面圧を高められるように
して、パツキンgのコーナ部分のシール性向上が
図れるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ヘツドカバーaの凹欠部に対応する
パツキンgの内周面の径は、シール性を高める上
でカムシヤフトの外周のカムホルダの径より極僅
か小さく形成されるため、シリンダヘツドbにヘ
ツドカバーaを載せる際パツキンgのコーナ部分
がカムホルダの外周面に擦れて捲れ上ることがあ
り、このままヘツドカバーaを締結してもパツキ
ンgのコーナ部分の内周面の面圧が高まらず、オ
イル漏れの原因となる問題がある。
本考案は、かかる問題点を解決した装置を提供
することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成すべく、ヘツドカ
バーのシリンダヘツドに対する接合面に該接合面
の幅方向両側の縁部を残して第1の溝を形成する
と共に、カムシヤフトを挿通する該ヘツドカバー
の半円状の凹欠部の内周面に該内周面の幅方向両
側の縁部を残して前記第1の溝に連続する第2の
溝を形成し、該両溝にその溝深さより丈高で且つ
溝幅と略等幅のパツキンを嵌合するものにおい
て、前記接合面と前記内周面との成すコーナ部に
対応する該パツキンのコーナ部分の両側面に、前
記内周面の前記第2の溝の前記コーナ部近傍の両
側の縁部に各当接する該縁部に略平行な第1のリ
ブを突設すると共に、前記接合面の前記第1の溝
の両側の縁部に各当接する該縁部に略平行な第2
のリブを前記第1のリブに対しカムシヤフトの軸
線方向から見てL字状に屈曲して連続するように
形成したことを特徴とする。
(作用) ヘツドカバーをシリンダヘツドに載せる際に、
第1のリブの背面がヘツドカバーのコーナ部にお
いて第2の溝の両側の縁部に当接し、この当接反
力がパツキンのコーナ部分の捲れ上りや溝幅方向
の捩れに対して抵抗となり、更に、第1のリブに
L字状に屈曲して連続する第2のリブによりパツ
キンのコーナ部分の曲げ剛性や捩り剛性が高めら
れ、パツキンのコーナ部分の捲れ上りや捩れが抑
制されて、パツキンのコーナ部分のシール不良が
防止される。
(実施例) 図面で1はエンジンのシリンダヘツド、2はヘ
ツドカバーを示し、ヘツドカバー2のシリンダヘ
ツド1に対する接合面3に第1の溝4を形成する
と共に、カムシヤフトを挿通する該ヘツドカバー
2の半円状の凹欠部の内周面5に前記第1の溝4
に連続する第2の溝6を形成し、該両溝4,6に
その溝深さより丈高で且つ溝幅と略等幅のパツキ
ン7を嵌合し、シリンダヘツド1とヘツドカバー
2との接合部をシールし得るようにした。
そして、ヘツドカバー2の前記接合面3と前記
内周面5との成すコーナ部の両溝4,6に溝壁
に、前記内周面5側に向つて上方に傾斜する段差
面8を形成し、前記コーナ部に対応するパツキン
7のコーナ部分の側面に、該段差面8に当接する
巾広部9を形成し、かくて、ヘツドカバー2をシ
リンダヘツド1に締結する際に、その締結力の該
段差面8の傾斜による水平方向分力により、パツ
キン7の前記コーナ部分の内周面の面圧を高めら
れるようにした。
そして、ヘツドカバー2の前記したコーナ部に
対応するパツキン7のコーナ部分の両側面に、該
ヘツドカバー2の前記した内周面5の第2の溝6
の前記コーナ部近傍の両側の縁部6aに各当接す
る該縁部6aに略平行な第1のリブ10を突設し
て、該リブ10の背面の該溝6の縁部6aへの当
接反力で、ヘツドカバー2をシリンダヘツド1に
載せる際のパツキン7の前記コーナ部分の捲れ上
りを抑制し得るようにし、更に、前記溝6の両側
の縁部6aに各々前記リブ10を当接させること
により、パツキン7のコーナ部分の溝幅方向にお
ける捩れも抑制し得るようにした。
更に、パツキン7の前記したコーナ部分の両側
面に、前記接合面3の第1溝4の両側の縁部4a
に各当接する該縁部4aに略平行な第2のリブ1
1を前記した第1のリブ10に対しカムシヤフト
の軸線方向から見てL字状に屈曲して連続するよ
うに形成した。これによれば、パツキン7のコー
ナ部分の曲げ剛性及び捩り剛性が高まり、パツキ
ン7のコーナ部分の捲れ上り及び捩りを抑制する
上で効果的であり、而もパツキン7のコーナ部分
のシリンダヘツド1に対する接合面積が増大し、
シール性が一層向上する。
尚、前記第2のリブ11は、パツキン7の両溝
4,6への嵌合状態において該リブ11の背面が
ヘツドカバー2の第1の溝4の縁部4aに当接し
ているとヘツドカバー2を締結したときにパツキ
ン7が充分に弾性変形せず、前記段差面8による
締結力の水平方向分力が得られなくなるため、第
4図に示す如くパツキン7の両溝4,6への嵌合
状態において該リブ11の背面と該溝4の縁部4
aとの間に僅かな隙間が存するようにした。
又、実施例ではパツキン7の前記したコーナ部
分の側面に巾広部9を設けるものにリブ10,1
1を突設するようにしたが、巾広部9の無いもの
に両リブ10,11を突設しても良く、この場合
は、第2のリブ11の背面とヘツドカバー2の第
1の溝4も縁部4aとの間に前記したような隙間
は特に設ける必要がない。
(考案の効果) このように本考案によるときは、パツキンのコ
ーナ部分の捲れ上りや捩りを抑制でき、パツキン
のコーナ部分のシール不良によるオイル漏れを阻
止でき、又パツキンのコーナ部分の側面にリブを
突設するだけで足り、構造簡単にして廉価に得ら
れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例を示す要部の正面
図、第2図及び第3図は各々第1図の−線及
び−線拡大截断面図、第4図はヘツドカバー
を締結する前の状態のパツキンの截断面図、第5
図は従来例を示す要部の正面図である。 1……シリンダヘツド、2……ヘツドカバー、
3……接合面、4……第1の溝、4a……第1の
溝の縁部、5……凹欠部の内周面、6……第2の
溝、6a……第2の溝の縁部、7……パツキン、
10……第1のリブ、11……第2のリブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドカバーのシリンダヘツドに対する接合面
    に該接合面の幅方向両側の縁部を残して第1の溝
    を形成すると共に、カムシヤフトを挿通する該ヘ
    ツドカバーの半円状の凹欠部の内周面に該内周面
    の幅方向両側の縁部を残して前記第1の溝に連続
    する第2の溝を形成し、該両溝にその溝深さより
    丈高で且つ溝幅と略等幅のパツキンを嵌合するも
    のにおいて、前記接合面と前記内周面との成すコ
    ーナ部に対応する該パツキンのコーナ部分の両側
    面に、前記内周面の前記第2の溝の前記コーナ部
    近傍の両側の縁部に各当接する該縁部に略平行な
    第1のリブを突設すると共に、前記接合面の前記
    第1の溝の両側の縁部に各当接する該縁部に略平
    行な第2のリブを前記第1のリブに対しカムシヤ
    フトの軸線方向から見てL字状に屈曲して連続す
    るように形成したことを特徴とするヘツドカバー
    のパツキン装置。
JP1987193962U 1987-12-23 1987-12-23 Expired - Lifetime JPH0534377Y2 (ja)

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