JPH0332763Y2 - - Google Patents

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JPH0332763Y2
JPH0332763Y2 JP1985167728U JP16772885U JPH0332763Y2 JP H0332763 Y2 JPH0332763 Y2 JP H0332763Y2 JP 1985167728 U JP1985167728 U JP 1985167728U JP 16772885 U JP16772885 U JP 16772885U JP H0332763 Y2 JPH0332763 Y2 JP H0332763Y2
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JP
Japan
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groove
gasket
rib
annular gasket
fitting part
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JP1985167728U
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JPS6276272U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弾性体からできた環状ガスケツトに
関し、特に、内燃機関のシリンダヘツドカバーに
装着される環状ガスケツトに係る。
〔従来の技術〕
実開昭60−35966号に開示されているような環
状ガスケツトを、例えば内燃機関のシリンダヘツ
ドカバーに装着することがある。そこで、装着時
の脱落防止用に、第4図乃至第6図に示すよう
に、環状ガスケツト1には、嵌合部3の側面より
部分的に突出したリブ5が設けられている。こう
して、リブ5が位置する嵌合部3の幅tは溝2の
幅lより少し大きく設定され、シリンダヘツドカ
バー4の接合面に設けられた溝2に対してリブ5
が設けられた箇所で嵌合部3が密着するように圧
入されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、嵌合部3のリブ5が設けられた部分と
リブ5のない部分とで、幅方向の肉厚差が生じる
ので、特にリブ5として盛られる肉が厚過ぎる
と、第7図に示すようにリブ5が設けられていな
い嵌合部3側面と溝2の側面との間に隙間ができ
たり、さらに嵌合部3が溝2に完全に入らないた
めに嵌合部3の頂面と溝2の底面との間にも隙間
ができてしまつて、環状ガスケツト1のシール性
能を低下させる問題がある。
従つて、本考案の技術的課題は、圧入時におけ
るリブの弾性変形を大きくして嵌合部と溝とに生
じる隙間を小さくすることにより、ガスケツトの
シール性能を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題は、本考案によれば、一様深さ
の溝に挿入される嵌合部の面より部分的に突出し
た脱落防止用のリブが設けられた環状ガスケツト
において、ガスケツトの頂面全周に、溝の底面に
密着する突起を設ける一方、リブが形成されてい
る箇所に、ガスケツト頂面から突起を挟んで一対
の切欠きを入れて隙間を形成した環状ガスケツト
によつて達成される。
〔作用〕
この手段によれば、突起が溝に密着した状態
で、溝に圧入される嵌合部に設けられたリブは、
切欠きによる隙間を埋める方向に嵌合部の幅方向
の肉厚を縮めるように弾性変形する。
〔実施例〕
以下、本考案の望ましい実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図乃至第3図に示すように、環状ガスケツ
ト10は、シリンダヘツドカバー11に設けられ
た装着用の凹溝12に嵌まる嵌合部13と、この
嵌合部13から膨らむような形状をしてシール面
圧を及ぼす基部14とからなる。ここで、凹溝1
2の底面12aに対向して嵌合部13の頂面13
aには、環状の突起15が形成されている。ま
た、嵌合部13の両側面13b,13cには、頂
面13aを同一平面にして同じ位置から部分的に
突出する脱落防止用のリブ16,17が設けられ
ている。そして、リブ16,17には、ガスケツ
ト10の装着を容易にする面取り20,21が施
されている。こうして、リブ16,17がないと
ころでは、嵌合部13の幅tは凹溝12の幅lと
略同じであるが、リブ16,17が位置するとこ
ろでは、嵌合部13の幅tは凹溝12の幅lより
少し大きく設定されている。ここで、リブ16,
17が設けられている所において、突起15を挟
んで頂面13aから一定深さの切欠き18,19
が一対設けられていて、所定の隙間が形成される
ようになつている。
以上のようにして、ガスケツト10がシリンダ
ヘツドカバー11に装着されるとき、嵌合部13
は、リブ16,17が設けられた箇所で圧入され
るようになつている。この場合、リブ16,17
は、切欠き18,19を埋める方向に嵌合部13
の幅をtを縮めるように弾性変形して凹溝12に
隙間なく密着する。このため、リブ16,17が
設けられたために嵌合部13に生じていた幅方向
の肉厚差が吸収される。このため、リブ16,1
7の肉盛りが大きいとき、凹溝12と嵌合部13
の両側面13b,13cとの間に生じやすかつた
隙間を小さくすることが可能である。
さらに、面取り20,21により嵌合部13を
凹溝12へ圧入するのが容易になり、突起15が
凹溝12の底面12aへ確実に密着するととも
に、ガスケツト10は、嵌合13から基部14に
かけて、凹溝12との密着面積を増加させて装着
される。
〔考案の効果〕
このようにして、本考案の講じた手段によれ
ば、溝に圧入される嵌合部に設けられたリブを、
切欠きによる隙間を埋める方向に嵌合部の幅方向
の肉厚を縮めるように弾性変形させるので、嵌合
部のリブが設けられた部分とリブのない部分とで
生じていた肉厚差を吸収できる。従つて、本考案
によれば、リブの設けられていない嵌合部と溝と
にできる隙間を小さくできてガスケツトのシール
性能を向上させることが可能である。しかも、溝
に突起を密着させているので、リブの設けられて
いない嵌合部からの洩れも確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例による環状ガスケツ
トの斜視図、第2図は、第1図の−断面図、
第3図は、シリンダヘツドカバーと実施例の環状
ガスケツトとの装着状態を示す断面図、第4図
は、従来の環状ガスケツトの斜視図、第5図は、
第4図の−断面図、第6図は、シリンダヘツ
ドカバーと従来の環状ガスケツトとの装着状態を
示す断面図、第7図は、シリンダヘツドカバーと
従来の環状ガスケツトとの装着状態を示す別の断
面図である。 10……環状ガスケツト、12……凹溝、12
a……底面、13……嵌合部、13a……頂面、
16,17……リブ、18,19……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一様深さの溝に挿入される嵌合部の面より部分
    的に突出した脱落防止用のリブが設けられた環状
    ガスケツトにおいて、該ガスケツトの頂面全周
    に、前記溝の底面に密着する突起を設ける一方、
    前記リブが形成されている箇所に、前記ガスケツ
    ト頂面から該突起を挟んで一対の切欠きを入れて
    隙間を形成したことを特徴とする環状ガスケツ
    ト。
JP1985167728U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0332763Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985167728U JPH0332763Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JP1985167728U JPH0332763Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6276272U JPS6276272U (ja) 1987-05-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614123Y2 (ja) * 1989-03-24 1994-04-13 豊田合成株式会社 ガスケット
JP5192416B2 (ja) * 2009-02-24 2013-05-08 カヤバ工業株式会社 ホルダ
JP5972695B2 (ja) * 2012-07-19 2016-08-17 本田技研工業株式会社 スターリングエンジン

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