JPH0620937Y2 - ロッカ−カバ−ガスケット - Google Patents
ロッカ−カバ−ガスケットInfo
- Publication number
- JPH0620937Y2 JPH0620937Y2 JP1986162596U JP16259686U JPH0620937Y2 JP H0620937 Y2 JPH0620937 Y2 JP H0620937Y2 JP 1986162596 U JP1986162596 U JP 1986162596U JP 16259686 U JP16259686 U JP 16259686U JP H0620937 Y2 JPH0620937 Y2 JP H0620937Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- rocker cover
- shape
- metal core
- cover gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は自動車等のエンジンに用いられる弾性体からな
ったガスケットに関し、具体的にはシリンダーヘッドと
ロッカーカバー間を密封するロッカーカーバーガスケッ
トに関する。
ったガスケットに関し、具体的にはシリンダーヘッドと
ロッカーカバー間を密封するロッカーカーバーガスケッ
トに関する。
［従来の技術］ 従来、エンジン等のシリンダーヘッドではカム取付部の
機械加工の際外側フランジを一部分通して加工しなけれ
ばならないため、ロッカーカバーの組付け時にはこの外
側フランジの加工穴を封鎖しなければならない。
機械加工の際外側フランジを一部分通して加工しなけれ
ばならないため、ロッカーカバーの組付け時にはこの外
側フランジの加工穴を封鎖しなければならない。
以上図面を参照しつつ詳述する。
この加工穴４を封鎖するためには半円形のパッキングを
使用するが、この形状は所望の厚み・半径を持った弾性
を有するパッキングを単体で用いる構造から、第５図で
示すような実開昭５６−１０５４２号の如くの、ロッカ
ーカバー１の密封をなすロッカーカバーガスケット部２
１へ前記半円形パッキングの凸出シール部３を一体に造
形したロッカーカバーガスケットＡ１とした構造へと代
わりつつある。
使用するが、この形状は所望の厚み・半径を持った弾性
を有するパッキングを単体で用いる構造から、第５図で
示すような実開昭５６−１０５４２号の如くの、ロッカ
ーカバー１の密封をなすロッカーカバーガスケット部２
１へ前記半円形パッキングの凸出シール部３を一体に造
形したロッカーカバーガスケットＡ１とした構造へと代
わりつつある。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、このような構造のロッカーカバーガスケ
ットＡ１は部品点数を減少せしめる利点を有するが、各
々を定まった位置に納めることのできる従来の多部品構
造の密封材を異なって、一体形のためにシリンダーヘッ
ド５の全周フランジと加工穴４とに正確に沿わせ正確に
装着しなければ満足できる密封をなさないなじみ性の劣
るものであり、ともすると該加工穴４から凸出シール部
３がずれてはみ出したり倒れたりし油漏れを起こしてし
まうなど重大な欠点を引き起こす。
ットＡ１は部品点数を減少せしめる利点を有するが、各
々を定まった位置に納めることのできる従来の多部品構
造の密封材を異なって、一体形のためにシリンダーヘッ
ド５の全周フランジと加工穴４とに正確に沿わせ正確に
装着しなければ満足できる密封をなさないなじみ性の劣
るものであり、ともすると該加工穴４から凸出シール部
３がずれてはみ出したり倒れたりし油漏れを起こしてし
まうなど重大な欠点を引き起こす。
本考案はこのような欠点を除去し、装着性及びシール性
を大きく向上させ長期間繰り返しての使用にも耐えるこ
とのできるロッカーカバーガスケットを提供することを
目的としている。
を大きく向上させ長期間繰り返しての使用にも耐えるこ
とのできるロッカーカバーガスケットを提供することを
目的としている。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本考案のロッカーカバーガス
ケットＡにおいては、環状ガスケット部２へ、シリンダ
ーヘット５の加工穴４を塞ぐ凸出シーツ部３が一体に形
成された形状を持ち、前記凸出シール部３が設けられた
ガスケット本体２から該凸出シール部３内へ延びる金属
製芯材６を埋設せしめたことを特徴としている。
ケットＡにおいては、環状ガスケット部２へ、シリンダ
ーヘット５の加工穴４を塞ぐ凸出シーツ部３が一体に形
成された形状を持ち、前記凸出シール部３が設けられた
ガスケット本体２から該凸出シール部３内へ延びる金属
製芯材６を埋設せしめたことを特徴としている。
前記金属製芯材６はその下部が断面で形状をなしてシ
リンダーヘッド５の加工穴４の両肩側面を挟み沿う形状
を有している。
リンダーヘッド５の加工穴４の両肩側面を挟み沿う形状
を有している。
［作用］ 本考案のロッカーカバーガスケットＡは上記の如く、半
円形の凸出シール部３とロッカーカバー１の周縁を巡る
環状ガスケット部２とを一体成型し、該環状ガスケット
部２の一部と凸出シール部３に前述の形状の金属製芯材
６を内含するものであるから、ロッカーカバー１とシリ
ンダーヘッド５間に装着せしめるとき、該凸出シール部
３は加工穴４に対して定まった形状で側面からの挟み作
用をもって正確に挿入配置され、これに連なる環状ガス
ケット部２をガスケット挿入溝７の定位置に導いて誤差
の極めて少ない装着を実現せしめる。この際、前記金属
製芯材６は環状ガスケット部２の内部にまで延びた形状
であるから、第１図のようなロッカーカバー１のガスケ
ット挿入溝７内に金属製芯材６の一部分が嵌り込む状態
となり、定位置化と倒れ込み防止に大いに有利な形状と
なっている。
円形の凸出シール部３とロッカーカバー１の周縁を巡る
環状ガスケット部２とを一体成型し、該環状ガスケット
部２の一部と凸出シール部３に前述の形状の金属製芯材
６を内含するものであるから、ロッカーカバー１とシリ
ンダーヘッド５間に装着せしめるとき、該凸出シール部
３は加工穴４に対して定まった形状で側面からの挟み作
用をもって正確に挿入配置され、これに連なる環状ガス
ケット部２をガスケット挿入溝７の定位置に導いて誤差
の極めて少ない装着を実現せしめる。この際、前記金属
製芯材６は環状ガスケット部２の内部にまで延びた形状
であるから、第１図のようなロッカーカバー１のガスケ
ット挿入溝７内に金属製芯材６の一部分が嵌り込む状態
となり、定位置化と倒れ込み防止に大いに有利な形状と
なっている。
勿論、該金属製芯材６はその本来の役割である締付け力
を平均した半円荷重に変えて弾性体の過変形を防ぎ、ト
ルクダウンを防止して高い密封性能を提供するのは言う
までもない。
を平均した半円荷重に変えて弾性体の過変形を防ぎ、ト
ルクダウンを防止して高い密封性能を提供するのは言う
までもない。
［実施例］ 本考案の実施例を挙げるに、第２図に示すようにロッカ
ーカバー１のガスケット挿入溝７に挿入される挿入部と
前記挿入部の下方に位置する圧縮部とを形成した環状ガ
スケット部２へ、シリンダーヘッド５の加工穴４とほぼ
同一形状の半円形の凸出シール部３を一体形成したロッ
カーカバーガスケットＡであり、第３図に示すように前
記環状ガスケット部２の内部から凸出シール部３の内部
に延び第１図及び第４図のようにその下部が断面で形
状をなして該加工穴４の両肩側面を挟みぴったり沿う形
状に造形した金属製芯材６を内含せしめる構造を持つ。
ーカバー１のガスケット挿入溝７に挿入される挿入部と
前記挿入部の下方に位置する圧縮部とを形成した環状ガ
スケット部２へ、シリンダーヘッド５の加工穴４とほぼ
同一形状の半円形の凸出シール部３を一体形成したロッ
カーカバーガスケットＡであり、第３図に示すように前
記環状ガスケット部２の内部から凸出シール部３の内部
に延び第１図及び第４図のようにその下部が断面で形
状をなして該加工穴４の両肩側面を挟みぴったり沿う形
状に造形した金属製芯材６を内含せしめる構造を持つ。
また、前記金属製芯材６の形状においては、第４図に示
したような加工穴４の全面にほぼ沿う半円形状に限ら
ず、例えば下部の形状部が部分的に切り欠かれた形
状、あるいは短めた半円形部等（図示していない）が実
施可能であり、求められる性能に応じて選択すれば良
い。
したような加工穴４の全面にほぼ沿う半円形状に限ら
ず、例えば下部の形状部が部分的に切り欠かれた形
状、あるいは短めた半円形部等（図示していない）が実
施可能であり、求められる性能に応じて選択すれば良
い。
［考案の効果］ 以上の説明のように、本考案はガスケットと盲目シール
とを一体に形成し、これに芯材を挿入してガスケット全
体の装着性、圧縮性、耐久性を大きく向上させさらに密
封力をも高めた理想的なロッカーカバーガスケットであ
る。
とを一体に形成し、これに芯材を挿入してガスケット全
体の装着性、圧縮性、耐久性を大きく向上させさらに密
封力をも高めた理想的なロッカーカバーガスケットであ
る。
第１図は第３図で示された本考案のロッカーカバーガス
ケットのＢ−Ｂ′部が装着された状態を表す断面図であ
る。第２図は第３図で示されたＣ−Ｃ′部が装着された
状態を示す断面図である。第３図は本考案のロッカーカ
バーガスケットの部分平面図である。第４図は本考案で
用いられる金属製芯材の斜視図である。第５図は従来の
ガスケットとヘッドカバーを示す部分斜視図である。 Ａ……ロッカーカバーガスケット １……ロッカーカバー、２……環状ガスケット部、 ３……凸出シール部、４……加工穴、５……シリンダー
ヘッド、６……金属製芯材、７……挿入溝。
ケットのＢ−Ｂ′部が装着された状態を表す断面図であ
る。第２図は第３図で示されたＣ−Ｃ′部が装着された
状態を示す断面図である。第３図は本考案のロッカーカ
バーガスケットの部分平面図である。第４図は本考案で
用いられる金属製芯材の斜視図である。第５図は従来の
ガスケットとヘッドカバーを示す部分斜視図である。 Ａ……ロッカーカバーガスケット １……ロッカーカバー、２……環状ガスケット部、 ３……凸出シール部、４……加工穴、５……シリンダー
ヘッド、６……金属製芯材、７……挿入溝。
Claims (1)
- 【請求項１】ロッカーカバー（１）のガスケット挿入溝
（７）に挿入される挿入部と前記挿入部の下方に位置す
る圧縮部とからなった環状ガスケット部（２）へ、シリ
ンダーヘッド（５）の加工穴（４）とほぼ同一形状をな
す半円形の凸出シール部（３）を前記加工穴（４）と位
置対応せしめて一体的に設けた弾性体からなるロッカー
カバーガスケット（Ａ）において；前記環状ガスケット
部（２）から凸出シール部（３）にわたってその下部が
断面で形状をなして該加工穴（４）の両肩側面を挟み
沿う形状の金属製芯材（６）を埋設せしめたことを特徴
とするロッカーカバーガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162596U JPH0620937Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | ロッカ−カバ−ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162596U JPH0620937Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | ロッカ−カバ−ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6368570U JPS6368570U (ja) | 1988-05-09 |
| JPH0620937Y2 true JPH0620937Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31090009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986162596U Expired - Lifetime JPH0620937Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | ロッカ−カバ−ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620937Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264566A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-12 | Uchiyama Manufacturing Corp | ガスケット |
| WO2018179291A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | コネクタシール構造 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7828302B2 (en) * | 2007-08-15 | 2010-11-09 | Federal-Mogul Corporation | Lateral sealing gasket and method |
| JP5250469B2 (ja) * | 2009-04-17 | 2013-07-31 | Ｎｏｋ株式会社 | 密封構造及びガスケット |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6128135Y2 (ja) * | 1979-01-31 | 1986-08-21 | ||
| JPS639815Y2 (ja) * | 1979-07-05 | 1988-03-23 | ||
| JPS57203165U (ja) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | ||
| JPS609481U (ja) * | 1982-09-17 | 1985-01-23 | 三菱電機株式会社 | 自動ミシンの布押え装置 |
| JPS60129370U (ja) * | 1984-02-10 | 1985-08-30 | 川崎重工業株式会社 | シ−ル構造 |
| JPS60167859U (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-07 | 川崎重工業株式会社 | シ−ル構造 |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP1986162596U patent/JPH0620937Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264566A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-12 | Uchiyama Manufacturing Corp | ガスケット |
| WO2018179291A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 本田技研工業株式会社 | コネクタシール構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6368570U (ja) | 1988-05-09 |
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