JPH0639087Y2 - 内燃機関のロツカカバ−とシリンダヘツドとのシ−ル装置 - Google Patents

内燃機関のロツカカバ−とシリンダヘツドとのシ−ル装置

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JPH0639087Y2
JPH0639087Y2 JP16230486U JP16230486U JPH0639087Y2 JP H0639087 Y2 JPH0639087 Y2 JP H0639087Y2 JP 16230486 U JP16230486 U JP 16230486U JP 16230486 U JP16230486 U JP 16230486U JP H0639087 Y2 JPH0639087 Y2 JP H0639087Y2
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JP
Japan
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rocker cover
cylinder head
plug
cover gasket
internal combustion
Prior art date
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JP16230486U
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JPS6369750U (ja
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秀次 小松
浩二 河合
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関のシリンダヘッドとロッカカバーと
のシール装置に関する。
〈従来の技術〉 従来の内燃機関のシリンダヘッドとロッカカバーとのシ
ール装置としては、第6図に示すようなものが知られて
いる(実開昭58-124639号公報及び実開昭59-35772号公
報参照)。
すなわち、内燃機関のシリンダヘッド1の上面である端
面1aとロッカカバー4の下面である端面4aとの間に、そ
れぞれの端面形状に対応した略方形で帯状となしたロッ
カカバーガスケット3が介装されている。ここで、両端
面1a及び4aはシリンダヘッドとロッカカバー4とのシー
ル面を構成する。また、ロッカカバーガスケット3は、
ロッカカバーガスケット3の長手方向に直角な断面が何
れの部位においても略同一の方形断面をなしている。
ここで、内燃機関のシリンダヘッド1の端面1aには、カ
ムシャフトジャーナル部を切削加工した際形成された凹
部1bが開口しており、該凹部1bには、弾性材料からなる
プラグ2が、その端面2bがシリンダヘッド1の端面1aと
略同一平面となるように、そのフランジ部2aにより嵌着
され、該凹部1bを閉塞している。
このようにして、シリンダヘッド1とロッカカバー4と
を図示しないボルトにより締付固定することで、該ロッ
カカバーガスケット3を圧縮変形させてロッカカバー4
内空間及びシリンダヘッド1内空間(いわゆる、ロッカ
ルーム)と外界とを遮蔽して潤滑油漏れを防止してい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の内燃機関のロッカカバ
ーとシリンダヘッドとのシール装置においては、シリン
ダヘッド1端面1aに弾性材料のより成形されたプラグ2
が嵌挿され、プラグ2以外の部分と端面条件が異なって
いるのに、ロッカカバーガスケット3は前記プラグ2に
当接する部位及びその他の部位でも同一断面形状となっ
ているため、その断面形状をプラグ2と当接しない部位
の支持条件により設定すると、ロッカカバーガスケット
3がプラグ2と当接する部位で支持が不安定になって座
屈を生じさせることがあるという問題を生じさせる。
すなわち、ロッカカバー4と締付固定時にロッカカバー
ガスケット3を介して圧縮力がプラグ2に加わり、プラ
グ2の端面2bが変形することに伴い、ロッカカバーガス
ケット3が座屈して曲がってしまう。この結果、ロッカ
カバーガスケット3のプラグ2との当接部が充分に圧縮
変形がなされないため、所定の遮蔽性が得られず潤滑油
の漏洩が発生する。また、機関運転時のシリンダヘッド
1内の圧力上昇や振動により、同様にプラグ2に変形が
生じた場合にも、ロッカカバーガスケット3の座屈が生
じ、締付当初完全であった遮蔽性が悪化することもある
(第7図参照)。
一方、ロッカカバーガスケット3の断面形状を、プラグ
2に当接する部位での弾性支持を考慮して、プラグ部で
座屈を生じないような同一の断面形状に設定しておく
と、ロッカカバーガスケット3のプラグ2と当接しない
部分(ロッカカバーまたはシリンダヘッドとの当接部)
でその巾が過大に広くなってシール面の巾が過大となり
ロッカカバーガスケット3の全体としての遮蔽性を損な
うと共に、ロッカカバーガスケット3の使用材料に無駄
が生じコストの増大を招くという問題が生ずる。
本考案はこのような従来の技術の問題点に着目してなさ
れたもので、ロッカカバーガスケットの全体の遮蔽性を
低下させることなく、弾性プラグに当接するロッカカバ
ーガスケットの座屈を防止してプラグ部の遮蔽性の向上
を図った内燃機関のロッカカバーとシリンダヘッドとの
シール装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、シリンダヘッド上面とロッカカバー下面との
シール面全周に介装された帯状のロッカカバーガスケッ
トを有し、シリンダヘッドの前記シール面の一部に形成
した凹部に弾性プラグを嵌挿した内燃機関のロッカカバ
ーとシリンダヘッドとのシール装置において、前記ロッ
カカバーガスケットの前記弾性プラグと当接する部分を
シリンダヘッド上面と当接する部分よりも巾広に形成
し、シール面の押圧力を全周均一にした。
〈作用〉 上記のような構成を採用したので、シリンダヘッド上面
と当接する部分(弾性プラグと当接しない部分)におい
ては、ロッカカバーガスケットが、従来と同様な遮蔽性
の良い断面形状となっており、該ロッカカバーガスケッ
トが圧縮変形して、従来と同様の遮蔽性を保持される。
一方、シリンダヘッドの前記シール面の一部に形成した
凹部に嵌挿された弾性プラグと当接する部分において
は、ロッカカバーガスケットの巾広部が弾性プラグと安
定して当接するため、ロッカカバーの締付力がロッカカ
バーガスケットに作用し弾性プラグが変形しても、ロッ
カカバーガスケットに座屈が発生することはなく、さら
に機関運転時において、弾性プラグが変形しても、巾広
部により安定して支持されるので、ロッカカバーガスケ
ットが座屈することがない。
また、ロッカカバーガスケットは弾性プラグと当接する
部分がシリンダヘッド上面と当接する部分よりも巾広に
形成されており、もってロッカカバーガスケットが変形
する際に、弾性プラグを斜めに変形させることが無く、
ロッカカバーガスケットは前記シリンダヘッド上面と弾
性プラグとに均等に接触することとなり、シール面の押
圧力が全周均一となる。従って、弾性プラグが介装され
る部位においても、均一なシール効果が得られる。
この結果、弾性プラグ部の遮蔽性の悪化が回避され、潤
滑油が漏洩することがない。
このように、ロッカカバーガスケットの全体の遮蔽性を
低下させることなく、弾性プラグ部の遮蔽性の向上が図
れる。
〈実施例〉 第1図及び第2図は本考案に係る第1実施例を示す。な
お、従来例と同様な要素には第6図と同一の符号を付し
て説明を省略する。
本実施例に使用される、シリンダヘッド1の端面1aとロ
ッカカバー4の端面4aとの間のシール面全周に介装され
た帯状のロッカカバーガスケット10には、一部分に他の
部分の巾寸法(L1)よりも増大した巾寸法(L2)を有す
る巾広部11が一体成形されている。
第2図に示すように、ロッカカバーガスケット10の一部
が、ロッカカバー4の端面4aに形成された凹溝4bに嵌挿
される。シリンダヘッド1の端面1aに嵌挿された弾性材
料よりなるプラグ2にロッカカバーガスケット10の巾広
部11が当接するように、ロッカカバー4をシリンダヘッ
ド1の端面1aに載置する。ここで、前記巾広部11の巾寸
法(L2)はプラグ2の奥行寸法(L3)と略同一になって
いる。即ち、前記ロッカカバーガスケット10のプラグ2
と当接する巾広部11をシリンダヘッド1の端面1aと当接
する部分よりも巾広に形成する構成となっている。
第3図を参照して、作用について説明する。
第3図(A)は、シリンダヘッド1の端面1aにその端面
4aにロッカカバーガスケット10を挿入したロッカカバー
4を載置した状態を示す。ロッカカバーガスケット10の
巾広部11はプラグ2及びロッカカバー4の端面4aとに面
接触している。
第3図(B)は図示しないボルトによりロッカカバー4
をシリンダヘッド1にボルト止めした状態を示す。ボル
トの締付力は前記両方の面接触部に均等に作用し、プラ
グ2を弾性変形させると共に、ロッカカバーガスケット
10の巾広部11をプラグ2とロッカカバー4の端面4aとの
間に挟持し圧縮して塑性変形させて、内外の気密性を保
持する。
このように、ロッカカバーガスケット10のプラグ2に当
接する部位10aに、巾広部11を形成しているので、該接
触部10aは従来よりも座屈しにくい形状となり、安定し
てロッカカバー4とプラグ2との間に支持・固定され
る。さらに、巾広部11によりプラグ2の面圧が低下する
ため、プラグ2自体の弾性変形量も小さくなり、また斜
めに変形することも無くなり、もって座屈が抑制され
る。即ち、ロッカカバーガスケット10は前記シリンダヘ
ッドの端面1aとプラグ2とに均等に接触することとな
り、シール面の押圧力が全周均一となり、プラグ2が介
装される部位においても、均一なシール効果が得られ
る。このため、プラグ部における遮蔽性がロッカカバー
4の取付時や機関運転時において、悪化することを効果
的に防止できる。
一方、ロッカカバー4とシリンダヘッド1とに当接する
部分(ロッカカバーガスケット10のプラグ2と当接しな
い部分)では、シリンダヘッド1の端面1aとロッカカバ
ー4の端面4aと間でロッカカバーガスケット10が圧縮変
形され充分な遮蔽性が確保される。
第4図及び第5図に本考案に係る第2実施例を示す。
これは、第1実施例では、ロッカカバーガスケット10形
成の巾広部11をロッカカバーガスケットの高さ寸法より
小さく形成したが、第2実施例では、巾広部20をロッカ
カバーガスケット10の高さ寸法と同一に形成したもので
ある。これに伴い、プラグ2を設けた部位に対応するロ
ッカカバー4の端面4aに、ロッカカバーガスケット10の
巾広部20が収納可能な凹部4cを形成したものである。
これは、第1実施例と比べて、ロッカカバーガスケット
10を、プラグ2と当接する部位で、さらに安定して支持
できるため、より効果的に遮断性の悪化を抑制すること
ができる。
なお、実施例では、ロッカカバーガスケット10に形成し
た巾広部11は、ロッカカバー4をボルト止めする前に、
プラグ2及びロッカカバー4のそれぞれに面接触するよ
うにしているが、ボルト止め後に当接するように若干の
クリアランスを有するものであってもよく、座屈を防止
し得るものであれば、ボルト止め後にロッカカバー4の
端面4a及びプラグ2と面接触することなく隙間が形成さ
れるものであってもよい。
実施例では、巾広部11の巾寸法(L2)とプラグ2の奥行
寸法(L3)とを略同一にしたが、幅広部11の巾寸法は座
屈を起こさない限度で、プラグ2の奥行寸法よりも小さ
くすることができる。
実施例では、ロッカカバーガスケット10の断面を略方形
に形成したが、楕円形等の任意の形状を選択し得ること
はいうまでもない。
〈考案の効果〉 以上説明してきたように、本考案によれば、シリンダヘ
ッド上面とロッカカバー下面とのシール面全周に介装さ
れた帯状のロッカカバーガスケットを有し、シリンダヘ
ッドの前記シール面の一部に形成した凹部に弾性プラグ
を嵌挿した内燃機関のロッカカバーとシリンダヘッドと
のシール装置において、前記ロッカカバーガスケットの
前記弾性プラブと当接する部分をシリンダヘッド上面と
当接する部分よりも巾広に形成し、シール面の押圧力を
全周均一にしたので、ロッカカバーガスケットのプラグ
と当接しない部分での高い遮蔽性を保持しつつ、プラグ
部の遮蔽性の悪化をできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第1実施例の要部斜視図、第2図
は同上の断面図、第3図は作用説明図、第4図は同上の
第2実施例の第1図対応図、第5図は同上の第2図対応
図、第6図は従来のロッカカバーのシール装置の斜視
図、第7図は同上の問題点説明図である。 1……シリンダヘッド、1a……端面、1b……凹部、2…
…プラグ、4……ロッカカバー、4a……端面、10……ロ
ッカカバーガスケット、11……巾広部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッド上面とロッカカバー下面と
    のシール面全周に介装された帯状のロッカカバーガスケ
    ットを有し、シリンダヘッドの前記シール面の一部に形
    成した凹部に弾性プラグを嵌挿した内燃機関のロッカカ
    バーとシリンダヘッドとのシール装置において、前記ロ
    ッカカバーガスケットの前記弾性プラグと当接する部分
    をシリンダヘッド上面と当接する部分よりも巾広に形成
    し、シール面の押圧力を全周均一にしたことを特徴とす
    る内燃機関のロッカカバーとシリンダヘッドとのシール
    装置。
JP16230486U 1986-10-24 1986-10-24 内燃機関のロツカカバ−とシリンダヘツドとのシ−ル装置 Expired - Lifetime JPH0639087Y2 (ja)

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JP16230486U JPH0639087Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24 内燃機関のロツカカバ−とシリンダヘツドとのシ−ル装置

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JPS6369750U JPS6369750U (ja) 1988-05-11
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JP16230486U Expired - Lifetime JPH0639087Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24 内燃機関のロツカカバ−とシリンダヘツドとのシ−ル装置

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